JPH068682U - 出窓空調装置 - Google Patents

出窓空調装置

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JPH068682U
JPH068682U JP112267U JP11226791U JPH068682U JP H068682 U JPH068682 U JP H068682U JP 112267 U JP112267 U JP 112267U JP 11226791 U JP11226791 U JP 11226791U JP H068682 U JPH068682 U JP H068682U
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JP
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indoor unit
plate
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bay window
wall
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JP112267U
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勝美 横山
哲徳 星野
千可 川西
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ナショナル住宅産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】空調装置の室内ユニットを出窓と一体感を持た
せて設置することにより、見映えを高めうる。 【構成】家屋の壁体Wに設けた開口部Aに、外方に突出
する出窓Bを形成する出窓枠2を取付けるとともに、前
記開口部Aの下方かつ前記壁体Wの室内側に空調装置C
の床置形の室内ユニット3を配し、かつ前記出窓枠2の
底部をなす下板4と上面が同高さの天板5を前記壁体W
の室内側かつ前記室内ユニット3の上方に張出すととも
に、前記天板5下面と室床面Dとの間をのび前記室内ユ
ニット3の側面を隠す側板部6を配する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空調装置の室内ユニットを出窓と一体感を持たせて配することによ り、その見映えを高めうる出窓空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来、居室への採光、通風等の他、外壁にアクセントを付与し、家屋の見映え を高めるため、居室の外壁には出窓がときに採用されている。
【0003】 一方、居室の快適性を高めるために、空調装置が多用されているが、床置形の 室内ユニットを有する空調装置は、この室内ユニットの設置により居室の一部が 専有されることがしばしばあり、ややもすると家具などの配置に制約を与える他 、室内ユニットが露出するため見る者に違和感を与えるなど、見映えに劣るもの であった。
【0004】 本考案は、空調装置の室内ユニットを出窓用の開口部の下方かつ壁体の室内側 に配し、しかも出窓枠の底部をなす下板と上面が同高さの天板を前記室内ユニッ トの上方に張出すことを基本として、室内ユニットを出窓と一体感を持たせて配 置でき、高級感、および居室の見映えを高めうる出窓空調装置の提供を目的とし ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本考案の出窓空調装置は、家屋の壁体に設けた開口 部に、外方に突出する出窓を形成する出窓枠を取付けるとともに、前記開口部の 下方かつ前記壁体の室内側に内上縁に吹出し口を有する空調装置の床置形の室内 ユニットを配し、かつ前記出窓枠の底部をなす下板と上面が同高さの天板を前記 壁体の室内側かつ前記室内ユニットの上方に張出すとともに、前記天板下面と室 床面との間をのび前記室内ユニットの側面を隠す側板部を配している。
【0006】 なお前記天板は、その内縁に、前記吹出し口からの風が通る切欠部を設けるこ とが望ましい。
【0007】
【作用】
空調装置の床置形の室内ユニットを開口部の下方かつ壁体の室内側に配すると ともに、該室内ユニットの上方は、前記開口部に取付く出窓枠の底部をなす下板 と上面が同高さの天板により覆われ、かつ室内ユニットの側面は、側板部により 目隠しされる。
【0008】 従って、前記天板、および側板部により室内ユニットを出窓と一体感を持たせ て配置することができ、その見映えを高めうるとともに、室内ユニットの上面、 側面が目隠しされるため、該室内ユニットの設置による違和感を排除でき、出窓 と一体に組込まれた出窓空調装置を家具などの配置を便宜としつつ高級感を持た せて形成しうる。
【0009】 さらに出窓枠の前記下板と天板とが同高さで連なるため、該下板、および天板 上面を室内インテリアなどの物品の載置台などとして広く使うことができ、使い 勝手を向上しうる。
【0010】 又天板の内縁に、室内ユニットの吹出し口からの風が通る切欠部を設けた場合 には、居室の温度変化などに応じて吹出し方向を水平と斜め上との間で変化させ ることができ、快適性の向上に寄与する。
【0011】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図面に基づき説明する。 図1〜3において本考案の出窓空調装置1は、家屋の壁体Wに設けた開口部A に、外方に突出する出窓Bを形成する出窓枠2を取付け、かつ前記開口部Aの下 方かつ前記壁体Wの室内側に空調装置Cの床置形の室内ユニット3を配し、しか も前記出窓枠2の底部をなす下板4と上面が同高さの天板5を前記壁体Wの室内 側かつ前記室内ユニット3の上方に張出すとともに、前記天板5下面と室床面D との間をのび前記室内ユニット3の側面を隠す側板部6を配している。
【0012】 前記壁体Wは、図3に示すように、家屋の外壁通りに沿って打設される布基礎 Fの上面に土台20を介して建込まれるとともに、その上部には矩形の開口部A が設けられる。なお前記土台20は、1階の室床面Dを形成する床板21の一側 縁を支持する。
【0013】 又前記開口部Aには、出窓Bを形成する出窓枠2が取付けられる。出窓枠2は 、開口部Aの両側の周面に固着される縦枠材22、22と、該縦枠材22、22 の上端および下端から外方かつ水平に突出する上枠材23、23、下枠材24、 24と、該上枠材23、下枠材24の上端、および下端を継ぎかつ前記壁体Wと 平行な上がまち25、下がまち26とからなる出窓枠本体2Aを具えるとともに 、該出窓枠本体2Aの上端には、内端部が前記開口部Aの上の周面に固着する屋 根板29が配されている。
【0014】 さらに本例では、前記出窓枠本体2Aの下端に、内端部が開口部Aの下の周面 に支持され、かつ外端部が前記下枠材24、24、および下がまち26に設けら れかつ内方に小長さで突出する突片30に支持される略台形状の水平な下地板3 1が配される。
【0015】 なお出窓枠本体2Aの前記縦枠材22、22、上下の枠材23、24、および 上がまち25、下がまち26には窓ガラス27の周縁が嵌着され、これにより前 記壁体Wから外方に突出する出窓Bが形成される。
【0016】 前記室内ユニット3は、本例では図2に示すように直方体状をなし、その内面 には吸込み口33が、又内上縁には吹出し口9が夫々設けられるとともに、該吹 出し口9にスイッチSの操作で回動し吹出し方向を水平と斜め上との間で変化さ せうる風向板34を取付けている。
【0017】 室内ユニット3は、本例では前記開口部Aの下方かつ前記壁体Wの室内側に設 置される室内ユニット収容箱15内に据置かれる。室内ユニット収容箱15は、 前記室内ユニット3の両側に配される垂直かつ矩形の側板16、16と、その内 端間を室内ユニット3の内方を通って結びかつルーバ17Aを具えるとともに前 記吹出し口9を露出させる高さに上端が位置する垂直な内板17と、前記側板1 6、16の後端間を継ぐ垂直かつ矩形の背板18と、該背板18、側板16、1 6の下端に配設される水平な底板19とからなる上開放の箱状体であって、開口 部Aの下方かつ前記室床面D上に載置される基板36上に前記ルーバ17Aを室 内側に向けて取付けられる。又取付けにより室内ユニット収容箱15の前記側板 16、16、背板18上端は、前記下地材31上面と整一するとともに、前記室 内ユニット3は、その吸込み口33をルーバ17Aに近接させて室内ユニット収 容箱15内に配置される。
【0018】 なお前記基板36は、室内ユニット収容箱15が設置される矩形の基部36A の両側に周縁が円弧状をなす突部36B、36Bを一体に設けた板材であって、 その横方向の長さは、前記開口部Aの横長さに略等しく設定される。
【0019】 又前記天板5は、本例では前記下地材31上に載置され出窓枠2の底部をなす 略台形状の下板4と一体に形成されることにより該下板4と上面が整一する板材 であって、前記室内ユニット収容箱15の側板16、16、背板18上に載置さ れる矩形の基部39の両側に周縁が円弧状をなす突部40、40を一体に設けて いる。従って、下板4、天板5をそれぞれ前記下地材31、および側板16、1 6、背板18上に載置、固定することにより、天板5は前記壁体Wの室内側かつ 室内ユニット3の上方に張出す。
【0020】 このように天板5を前記下板4と一体に室内側に張出したため、出窓Bの底部 が拡がり、物品の載置台などとして広く使うことができる。
【0021】 さらに天板5の前記基部39内縁には、室内ユニット3の前記吹出し口9から の風が通る矩形の切欠部10を設けている。該切欠部10の横長さは、吹出し口 9と室内ユニット3の上面内端に設けられたスイッチSとを露出させるごとく設 定され、又切欠部10の内外方向の巾は、前記吹出し口9からの斜め上の風が通 りうる最小の寸法に設定される。
【0022】 又室内ユニット3の側面、本例では前記室内ユニット収容箱15の両側面は側 板部6、6により目隠しされる。側板部6は、本例では図1、図2に示すように 、前記基板36の突部36B上に載置される扇形状の底板42と、該底板42の 内外にのびる側縁から垂直に立上がり前記側板16に当接する矩形の横板43と 、底板42の外縁から垂直に立上がりかつ前記開口部Aの下方の壁体W室内面に 当接する矩形の背板44と、該背板44、横板43の上端から前記底板42と向 き合う側に突出する扇形状の上板45とからなる枠体46を具えるとともに、該 枠体46は、前記底板42を突部36B上に載置し、かつ上板45を前記天板5 の突部40下面に当接させて室内ユニット収容箱15の両側に配されることによ り、天板5下面と室床面Dとの間を前記基板36を介してのび、しかも前記室内 ユニット3の側面を隠す。
【0023】 なお側板部6の前記枠体46には、前記底板42と上板45との間に扇形状の 棚板47が水平に固着される。従って側板部6は、物品を収納しうる収納家具と して利用でき、使い勝手を向上しうる。
【0024】 又前記室内ユニット3下面から突出する冷媒管49は、図3に示すように、前 記布基礎Fを通って地上に据置かれた空調装置Cの室外ユニット50に導通する とともに、該室外ユニット50は、ブロックから形成されるカバー壁51によっ て目隠しされる。
【0025】 なお前記室外ユニット50を、図4に示すように、出窓Bの下方かつ前記壁体 Wの屋外面に適宜の取付金具を用いて取付けることもできる。これによって、出 窓B下方のデッドスペースを有効に活用しうるとともに、冷媒管52の配管を簡 略化でき、施工の省力化を図りうる。
【0026】 又図5に示すように、前記天板5と下板4とを例えば合板などの同じ材質から 形成される別部材とし、前記下地材31にかわって出窓枠2の底部に配された略 台形状の下板4の上面と整一させつつ両側縁を円弧状とした天板5を前記室内ユ ニット収容箱15上に載置、固定してもよい。
【0027】 図6に本考案の他の実施例を示す。 本例において前記室内ユニット3は、前記開口部Aの下方かつ前記室床面D上 に載置された基板54上に据置かれるとともに、その一方の側面側には、前記天 板5の側縁から垂下する矩形板状の側板部6Aが配設されるとともに、他方の側 面側には開閉自在な扉55を有する収納機能を備えた側板部6Bが配設され、こ れにより室内ユニット3の両側面を該側板部6A、6Bにより目隠しする。
【0028】
【考案の効果】
叙上の如く本考案の出窓空調装置は、出窓と一体感を持たせつつ空調装置の室 内ユニットを配しているため、該室内ユニットを単独に設置した場合の違和感を 排除でき、見映えを高めうるとともに、室内インテリアとしての高級感を持たせ ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】その断面図である。
【図4】空調装置の室外ユニットの配置場所を変更した
例を示す断面図である。
【図5】本考案の他の実施例を示す分解斜視図である。
【図6】本考案のさらに他の実施例を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
2 出窓枠 3 室内ユニット 4 下板 5 天板 6、6A、6B 側板部 9 吹出し口 10 切欠部 A 開口部 B 出窓 C 空調装置 D 室床面 W 壁体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】家屋の壁体に設けた開口部に、外方に突出
    する出窓を形成する出窓枠を取付けるとともに、前記開
    口部の下方かつ前記壁体の室内側に内上縁に吹出し口を
    有する空調装置の床置形の室内ユニットを配し、かつ前
    記出窓枠の底部をなす下板と上面が同高さの天板を前記
    壁体の室内側かつ前記室内ユニットの上方に張出すとと
    もに、前記天板下面と室床面との間をのび前記室内ユニ
    ットの側面を隠す側板部を配してなる出窓空調装置。
  2. 【請求項2】前記天板は、その内縁に、前記吹出し口か
    らの風が通る切欠部を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の出窓空調装置。
JP1991112267U 1991-12-24 1991-12-24 出窓空調装置 Expired - Lifetime JPH0745751Y2 (ja)

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JPH0745751Y2 JPH0745751Y2 (ja) 1995-10-18

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