JPH0989365A - 台輪空調装置 - Google Patents

台輪空調装置

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JPH0989365A
JPH0989365A JP7251271A JP25127195A JPH0989365A JP H0989365 A JPH0989365 A JP H0989365A JP 7251271 A JP7251271 A JP 7251271A JP 25127195 A JP25127195 A JP 25127195A JP H0989365 A JPH0989365 A JP H0989365A
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floor
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furniture
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JP7251271A
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Makoto Nakayama
誠 中山
Taiji Morimoto
泰治 森本
Katsumi Yokoyama
勝美 横山
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National House Industrial Co Ltd
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National House Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】家具台輪内部のデッドスペースを利用して床下
空気を室内に取入れることが出来る。 【解決手段】家具台輪Pの台板P1背部の台輪空間G
に、この台輪空間G内かつ床Dに設けた床通気口O1か
ら吸気した床下空気を台板P1に設けた台板通気口O2
から吐出するファンFAを配している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具台輪の台板背
部のデッドスペースを利用して床下空気を室内に取入れ
でき、かつ室内の外観低下を防ぎうる台輪空調装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】冷暖房効率の向上、室内の換気等を意図
して床下空気を室内に取入れる空調装置が普及しつつあ
る。
【0003】このような空調装置は、従来、その通気口
を、床面から隆起させた吐出具に設けている。又空調装
置のファンは、床下に突出した取入れ具内に配されるこ
とが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、床面から隆起
する吐出具を有する空調装置を室内の床に設けるもの
は、その上に家具が置けないなど、設置場所の設定に大
きく制約を受け、しかも室内の外観を害しがちとなる
他、吐出具でつまずきやすく、安全性に劣るという解決
すべき課題がある。
【0005】本発明は、家具台輪の台板背部の台輪空間
にファンを配することを基本として、該台板背部のデッ
ドスペースを利用して床下空気を室内に取入れることが
でき、設置場所の制約を緩和し、かつ室内の外観阻害を
防ぎうるとともに、つまずき等をなくし、安全性を向上
しうる台輪空調装置の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の台輪装置は、家具台輪の台板背部の台輪空間
に、この台輪空間内かつ床に設けた床通気口から吸気し
た床下空気を台板に設けた台板通気口から吐出するファ
ンを配している。
【0007】なお前記ファンはシロッコファンであるこ
とが、床下に突出させずに小高さの台輪空間内だけに設
置しうる点で望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
図面に基づき説明する。図において本発明の台輪空調装
置1は、家具台輪Pの台板P1背部の台輪空間Gに、こ
の台輪空間G内かつ床Dに設けた床通気口O1から吸気
した床下空気を台板P1に設けた台板通気口O2から吐
出するファンFAを配している。
【0009】又本実施形態では、床Dに配される前記家
具台輪P上に家具Fが載置されるとともに、この家具F
は出窓空調具F1をなす。この出窓空調具1は、家屋の
壁体Wに設けた開口部Aに、外方に突出する出窓Bを形
成する出窓枠2を取付け、かつ前記開口部Aの下方かつ
前記壁体Wの室内側に空調装置Cの床置形の室内ユニッ
ト3を配し、しかも前記出窓枠2の底部をなす下板4と
上面が同高さの天板5を前記壁体Wの室内側かつ前記室
内ユニット3の上方に張出すとともに、前記天板5下面
と床Dとの間をのび前記室内ユニット3の側面を隠す収
容家具6を配している。
【0010】前記壁体Wは、図2に示すように、家屋の
外壁通りに沿って打設される布基礎Eの上面に土台金具
20を介して建込まれるとともに、その上部には矩形の
前記開口部Aが設けられる。なお前記土台金具20の内
方には、1階の床Dを形成する床板21を枠組上面に添
着した床パネルの一側縁が適宜の金物を用いて支持され
る。
【0011】又前記開口部Aには、出窓Bを形成する出
窓枠2が取付けられる。出窓枠2は、開口部Aの両側の
周面に固着される縦枠材22、22と、該縦枠材22、
22の上端および下端から外方かつ水平に突出する上枠
材23、23、下枠材24、24と、該上枠材23、下
枠材24の上端、および下端を継ぎかつ前記壁体Wと平
行な上がまち25、下がまち26とからなる出窓枠本体
2Aを具えるとともに、該出窓枠本体2Aの上端には、
内端部が前記開口部Aの上の周面に固着する屋根板29
が配されている。
【0012】さらに本例では、前記出窓枠本体2Aの下
端に、内端部が開口部Aの下の周面に支持され、かつ外
端部が前記下枠材24、24、および下がまち26に設
けられかつ内方に小長さで突出する突片30に支持され
る略台形状の水平な下地板31が配される。
【0013】なお出窓枠本体2Aの前記縦枠材22、2
2、上下の枠材23、24、および上がまち25、下が
まち26には窓ガラス27の周縁が嵌着され、これによ
り前記壁体Wから外方に突出する出窓Bが形成される。
【0014】前記室内ユニット3は、本例では図3に示
すように直方体状をなし、その内面には吸込み口33
が、又内上縁には吹出し口9が夫々設けられるととも
に、該吹出し口9にスイッチSの操作で回動し吹出し方
向を水平と斜め上との間で変化させうる風向板34を取
付けている。
【0015】室内ユニット3は、本例では前記開口部A
の下方かつ前記壁体Wの室内側の床Dに載置されかつ小
高さの前記台輪空間Gを形成する前記家具台輪P上に据
置かれる。
【0016】家具台輪Pは、前記床Dに設けた床通気口
O1の上に防虫ネット付の金物11Aを介して配される
2つのシロッコファンFA1、FA2からなる前記ファ
ンFAの両側で立上がる垂直な側板11B、11Bと、
この側板11B、11Bの背縁を継ぐ垂直な背板11C
と、この背板11C、側板11B、11B上に配される
水平な上板11Dとを具えるとともに、前記側板11
B、11Bの内端間に、前記台板通気口O2を設けた台
板P1を架け渡している。
【0017】なお前記台板通気口O2は、図4、図5に
示すように、2つの前記シロッコファンFA1、FA2
の空気吐出口12、12に夫々シール材13、13を介
して嵌入する角筒状の2つの導管14、14を形成した
吹出しグリルO21を前記台板P1の矩形の開口部に嵌
着することにより形成されるとともに、前記導管14内
には吐出方向を変えるフィン13A、13Aが設けら
れ、かつ吹出しグリルO21の開口部に化粧用の多数の
棒状体13B…を垂直に配している。
【0018】このようにファンFAを前記家具台輪Pが
形成する台輪空間Gに配したため、家具F、本実施形態
では出窓空調具F1下方のデッドスペースを活用して、
床下空気を室内に取入れうるとともに、室内の外観を害
することもない。
【0019】さらに家具台輪P上に据置かれる前記室内
ユニット3の周囲は、室内ユニット収容具15を用いて
目隠しされる。室内ユニット収容具15は、前記室内ユ
ニット3の両側でかつ前記側板11B、11Bの直上に
配される垂直かつ矩形の側板16、16と、その内端間
を室内ユニット3の内方を通って結びかつルーバ17A
を具えるとともに前記吹出し口9を露出させる高さに上
端が位置する垂直な内板17と、前記側板16、16の
後端間を継ぐ垂直かつ矩形の背板18とを具えるととも
に、開口部Aの下方かつ前記床D上に載置される前記家
具台輪P上に前記ルーバ17Aを室内側に向けて取付け
られる。又取付けにより室内ユニット収容具15の前記
側板16、16、背板18上端は、前記下地板31上面
と整一するとともに、前記室内ユニット3は、その吸込
み口33をルーバ17Aに近接させて室内ユニット収容
具15内に配置される。
【0020】又前記天板5は、前記下地板31上に載置
され出窓枠2の底部をなす略台形状の下板4と一体に形
成されることにより該下板4と上面が整一する板材であ
って、前記室内ユニット収容具15の側板16、16、
背板18上に載置される矩形の基部39の両側に周縁が
円弧状をなす突部40、40を一体に設けている。従っ
て、下板4、天板5をそれぞれ前記下地板31、および
側板16、16、背板18上に載置、固定することによ
り、天板5は前記壁体Wの室内側かつ室内ユニット3の
上方に張出す。
【0021】このように天板5を前記下板4と一体に室
内側に張出したため、出窓Bの底部が拡がり、物品の載
置台などとして広く使うことができる。
【0022】さらに天板5の前記基部39内縁には、室
内ユニット3の前記吹出し口9からの風が通る矩形の切
欠部10を設けている。該切欠部10の横長さは、吹出
し口9と室内ユニット3の上面内端に設けられたスイッ
チSとを露出させるごとく設定され、又切欠部10の内
外方向の巾は、前記吹出し口9からの斜め上の風が通り
うる最小の寸法に設定される。
【0023】又室内ユニット3の側面、本例では前記家
具台輪Pと室内ユニット収容具15との両側面は収容家
具6、6により目隠しされる。収容家具6は、本例では
図1、図3に示すように、前記家具台輪Pの側方に配さ
れる台輪部材37上に載置される扇形状の底板42と、
該底板42の内外にのびる側縁から垂直に立上がり前記
側板11B、16に当接する矩形の横板43と、底板4
2の外縁から垂直に立上がりかつ前記開口部Aの下方の
壁体W室内面に当接する矩形の背板44と、該背板4
4、横板43の上端から前記底板42と向き合う側に突
出する扇形状の上板45とからなる枠体46を具えると
ともに、該枠体46は、前記底板42を台輪部材37上
に載置し、かつ上板45を前記天板5の突部40下面に
当接させて室内ユニット収容具15の両側に配されるこ
とにより、天板5下面と床Dとの間を前記台輪部材37
を介してのび、しかも前記室内ユニット3の側面を隠
す。
【0024】なお収容家具6の前記枠体46には、前記
底板42と上板45との間に扇形状の棚板47が水平に
固着される。従って収容家具6は、物品を収納しうる収
納家具として利用でき、使い勝手を向上しうる。
【0025】又前記室内ユニット3下面から突出する冷
媒管49は、図2に示すように、前記布基礎Eを通って
地上に据置かれた空調装置Cの室外ユニット50に導通
するとともに、該室外ユニット50は、ブロックから形
成されるカバー壁51によって目隠しされる。
【0026】なお本発明の台輪空調装置は、キッチン流
し台、洗面台、収納家具等の家具台輪へのビルトインタ
イプとしても採用できる。又本発明において、前記家具
台輪は、家具に一体に設けられたものも含む。
【0027】
【発明の効果】叙上の如く本発明の台輪空調装置は、家
具台輪の台板背部の台輪空間に、床に設けた床通気口か
ら吸気した床下空気を台板に設けた台板通気口から吐出
するファンを配している。従って、家具下方の台輪をな
すデッドスペースを活用して床下空気を室内に取入れで
き、ファン設置部の設定場所の制約を緩和しうるととも
に、その設置部を前記台輪空間に設定しているため、該
設置部がデッドスペースになることもない。
【0028】さらに前記ファンは、前記台輪空間に配さ
れるため、外部に突出することがなく、室内外観の阻害
を防ぎうるとともに、つまずき等の危険もなく、安全性
を向上しうる。
【0029】又請求項2の発明において、前記ファンを
シロッコファンとしたときには、その高さを小さくでき
るため、床下に突出させずに前記台輪空間内において設
置することが可能となり、外観の阻害、つまづきの危険
などを招くことなく床下の空間のシンプル化を図りう
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す正面図である。
【図2】その断面図である。
【図3】その分解斜視図である。
【図4】台板通気口を形成するための部材を例示する斜
視図である。
【図5】台板通気口を示す部分断面図である。
【符号の説明】
D 床 F 家具 FA ファン FA1、FA2 シロッコファン G 台輪空間 O1 床通気口 O2 台板通気口 P 家具台輪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家具台輪の台板背部の台輪空間に、この台
    輪空間内かつ床に設けた床通気口から吸気した床下空気
    を台板に設けた台板通気口から吐出するファンを配して
    なる台輪空調装置。
  2. 【請求項2】前記ファンは、シロッコファンであること
    を特徴とする請求項1記載の台輪空調装置。
JP7251271A 1995-09-28 1995-09-28 台輪空調装置 Expired - Lifetime JP2774784B2 (ja)

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