JP2826306B2 - 空調装置 - Google Patents
空調装置Info
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- JP2826306B2 JP2826306B2 JP9100560A JP10056097A JP2826306B2 JP 2826306 B2 JP2826306 B2 JP 2826306B2 JP 9100560 A JP9100560 A JP 9100560A JP 10056097 A JP10056097 A JP 10056097A JP 2826306 B2 JP2826306 B2 JP 2826306B2
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- room
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- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、出窓の窓
下部分などの略腰高さ程度の低い位置に設けられたキャ
ビネットに低価格の壁掛けエアコンを収容しても、室内
全体を冷房することが可能となる空調装置に関する。
下部分などの略腰高さ程度の低い位置に設けられたキャ
ビネットに低価格の壁掛けエアコンを収容しても、室内
全体を冷房することが可能となる空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図9に示すように、出窓の窓下位
置など、室内の壁面の低位置に設けられたキャビネット
a内にエアコンbを収容することにより、見映えを高め
た空調装置が提案されている。この種の空調装置には、
一般に室内機として、据え置き型、或いは床置型(以
下、単に「床置型」と言う)と呼ばれるタイプのエアコ
ンが採用されている。そして、このような床置型エアコ
ンは、空気吹き出し方向を、図9に示すように上方及び
下方の何れにも調節しうる吹出し口dを具える。
置など、室内の壁面の低位置に設けられたキャビネット
a内にエアコンbを収容することにより、見映えを高め
た空調装置が提案されている。この種の空調装置には、
一般に室内機として、据え置き型、或いは床置型(以
下、単に「床置型」と言う)と呼ばれるタイプのエアコ
ンが採用されている。そして、このような床置型エアコ
ンは、空気吹き出し方向を、図9に示すように上方及び
下方の何れにも調節しうる吹出し口dを具える。
【0003】又、このような空調装置は、床置型エアコ
ンbの吹出し口dを、暖房時には下方に向け、また、冷
房時には上方に向けて、室内rが均一に空調されるよう
になっている。
ンbの吹出し口dを、暖房時には下方に向け、また、冷
房時には上方に向けて、室内rが均一に空調されるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記床
置型エアコンbは、一般市場での販売量が壁掛け型のエ
アコン(以下、単に壁掛けエアコンと言う)に比べると
著しく少ないため、製品価格が割高となり、ひいては空
調装置全体としての高価格化を招くという問題がある。
置型エアコンbは、一般市場での販売量が壁掛け型のエ
アコン(以下、単に壁掛けエアコンと言う)に比べると
著しく少ないため、製品価格が割高となり、ひいては空
調装置全体としての高価格化を招くという問題がある。
【0005】ところが、壁掛けエアコンは、床置型エア
コンに比べてコスト的に有利ではあるが、そもそもこの
壁掛けエアコンは、室内壁の高所に設置することが前提
とされているため、通常、空気の吹出しを上に向けるこ
とができない。
コンに比べてコスト的に有利ではあるが、そもそもこの
壁掛けエアコンは、室内壁の高所に設置することが前提
とされているため、通常、空気の吹出しを上に向けるこ
とができない。
【0006】従って、図10に示すように、壁掛けエア
コンfを、窓下などの低位置に設置すると、空気の吹出
しを上に向けることができないために、冷房時において
は、冷気が室内rの下部に滞留する結果、不快な室内環
境となり、かつ均一な冷房効果を得ることができないと
いう問題がある。
コンfを、窓下などの低位置に設置すると、空気の吹出
しを上に向けることができないために、冷房時において
は、冷気が室内rの下部に滞留する結果、不快な室内環
境となり、かつ均一な冷房効果を得ることができないと
いう問題がある。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑み案出さ
れたもので、低価格の壁掛けエアコンを窓下などの低位
置に設置しても、効率よく室内全体の冷房を可能としう
る空調装置の提供を目的としている。
れたもので、低価格の壁掛けエアコンを窓下などの低位
置に設置しても、効率よく室内全体の冷房を可能としう
る空調装置の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1
記載の発明は、室内の壁面に沿って設置された略腰高さ
程度のキャビネットの上部に壁掛けエアコンを収容する
とともに、下部に、前記壁掛けエアコンの下斜め方向の
吹出し風を上斜め方向乃至水平方向に向ける向き変え送
風を吐出し口から吐出するファン装置を設けるととも
に、このファン装置は、室内で開口し室内空気を吸込む
室内吸込み口を具えることを特徴としている。
記載の発明は、室内の壁面に沿って設置された略腰高さ
程度のキャビネットの上部に壁掛けエアコンを収容する
とともに、下部に、前記壁掛けエアコンの下斜め方向の
吹出し風を上斜め方向乃至水平方向に向ける向き変え送
風を吐出し口から吐出するファン装置を設けるととも
に、このファン装置は、室内で開口し室内空気を吸込む
室内吸込み口を具えることを特徴としている。
【0009】又、請求項2記載の発明は、前記ファン装
置が、前記室内吸込み口と、床下空気を吸込む床下吸込
み口とを具え、切換えにより択一的に又は双方が開口す
ることを特徴としている。
置が、前記室内吸込み口と、床下空気を吸込む床下吸込
み口とを具え、切換えにより択一的に又は双方が開口す
ることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づき説明する。図1は、本発明の空調装置1の実
施形態を示す正面図、図2は、その断面図、図3は、そ
の部分斜視図である。
面に基づき説明する。図1は、本発明の空調装置1の実
施形態を示す正面図、図2は、その断面図、図3は、そ
の部分斜視図である。
【0011】図1乃至3において、本発明の空調装置1
は、室内Rの壁面Wに沿って設置された略腰高さ程度の
キャビネット2の上部に、室内空調機である壁掛けエア
コン3を収容するとともに、下部に、この壁掛けエアコ
ン3の下斜め方向の吹出し風を上斜め方向乃至水平方向
に向ける向き変え送風を吐出し口5から吐出するファン
装置4を設け、かつ該ファン装置4は、室内Rで開口し
室内空気を吸込む室内吸込み口6を具える。なお室内R
の壁面Wを形成する壁体は、例えば布基礎Fの上方で例
えば適宜の土台金具25により支持される外壁パネルP
Wによって形成されるが、間仕切り壁等であっても良
い。
は、室内Rの壁面Wに沿って設置された略腰高さ程度の
キャビネット2の上部に、室内空調機である壁掛けエア
コン3を収容するとともに、下部に、この壁掛けエアコ
ン3の下斜め方向の吹出し風を上斜め方向乃至水平方向
に向ける向き変え送風を吐出し口5から吐出するファン
装置4を設け、かつ該ファン装置4は、室内Rで開口し
室内空気を吸込む室内吸込み口6を具える。なお室内R
の壁面Wを形成する壁体は、例えば布基礎Fの上方で例
えば適宜の土台金具25により支持される外壁パネルP
Wによって形成されるが、間仕切り壁等であっても良
い。
【0012】又、前記土台金具25は、1階の室内Rの
床面Dを形成する床板26を敷設しうる面材27を鋼製
の枠組上面に添着した床パネルPFの一側面をも支持し
ている。
床面Dを形成する床板26を敷設しうる面材27を鋼製
の枠組上面に添着した床パネルPFの一側面をも支持し
ている。
【0013】前記キャビネット2は、前記壁面Wに沿っ
て配され、成人の略腰高さ寸法程度、即ち、前記床面D
から0.5〜1.5m程度の高さ、より好ましくは、
0.6〜1.2mの高さを有する。
て配され、成人の略腰高さ寸法程度、即ち、前記床面D
から0.5〜1.5m程度の高さ、より好ましくは、
0.6〜1.2mの高さを有する。
【0014】又、前記キャビネット2は、例えば、前記
壁面Wから略直角に突出するように配される左右一対の
垂直な側板30、30と、この側板30、30間に該側
板30と平行に配される中間板31(以下この中間板3
1も側板31と呼ぶ)と、側板30、30、31の上端
を継ぐ平面略矩形の上板29とからなる基体32を具え
るとともに、一方の側板30と側板31と上板29とが
囲む空間は、棚板33等が水平に配設され、物品等を収
納する収納空間34を形成する。
壁面Wから略直角に突出するように配される左右一対の
垂直な側板30、30と、この側板30、30間に該側
板30と平行に配される中間板31(以下この中間板3
1も側板31と呼ぶ)と、側板30、30、31の上端
を継ぐ平面略矩形の上板29とからなる基体32を具え
るとともに、一方の側板30と側板31と上板29とが
囲む空間は、棚板33等が水平に配設され、物品等を収
納する収納空間34を形成する。
【0015】なおキャビネット2は、側板30、30、
31の壁面側に、適宜背板(図示せず)などを配しても
良い。
31の壁面側に、適宜背板(図示せず)などを配しても
良い。
【0016】又、他方の側板30と側板31との間かつ
上部に、一般に床置型エアコンよりも価格の低い壁掛け
エアコン3が壁面Wに取付けられて収容される。従っ
て、壁掛けエアコン3は、窓下等のきわめて低位置に設
けられる。なお、キャビネット2に、前記側板30、3
1の壁面W側を閉じる背板(図示せず)などを設けると
ともに、予めこの背板に壁掛けエアコンを設置してエア
コンとキャビネットとをユニット化することもできる。
上部に、一般に床置型エアコンよりも価格の低い壁掛け
エアコン3が壁面Wに取付けられて収容される。従っ
て、壁掛けエアコン3は、窓下等のきわめて低位置に設
けられる。なお、キャビネット2に、前記側板30、3
1の壁面W側を閉じる背板(図示せず)などを設けると
ともに、予めこの背板に壁掛けエアコンを設置してエア
コンとキャビネットとをユニット化することもできる。
【0017】又、前記壁掛けエアコン3は、本例では、
エアコン上部前面に空気導入部35が、またエアコン前
面下部には空調された空気を下斜め方向の吹出し風とし
て吹出しうる吹出し口36がそれぞれ形成されている。
エアコン上部前面に空気導入部35が、またエアコン前
面下部には空調された空気を下斜め方向の吹出し風とし
て吹出しうる吹出し口36がそれぞれ形成されている。
【0018】前記吹出し口36には、調節自在な可変フ
ラップ37が設けられることにより、空調された空気を
ほぼ垂直下側から、例えば上向きに最大60度程度まで
の角度範囲で調節自在に吹き出しうる。
ラップ37が設けられることにより、空調された空気を
ほぼ垂直下側から、例えば上向きに最大60度程度まで
の角度範囲で調節自在に吹き出しうる。
【0019】なお、前記壁掛けエアコン3の空気導入部
35の室内側かつ前記側板30、31の上部には、化粧
グリル39が架け渡される。
35の室内側かつ前記側板30、31の上部には、化粧
グリル39が架け渡される。
【0020】又、前記ファン装置4は、前記側板30、
31間の床面D上に載置される本体部40の上面にダク
ト41を立上げるとともに、該ダクト41の上部かつ室
内Rに向く面に、上下方向に調整可能に風を吐出する吐
出し口5を形成した吐出ダクト42が設けられる。
31間の床面D上に載置される本体部40の上面にダク
ト41を立上げるとともに、該ダクト41の上部かつ室
内Rに向く面に、上下方向に調整可能に風を吐出する吐
出し口5を形成した吐出ダクト42が設けられる。
【0021】更に、ファン装置4の前記本体部40は、
室内Rで開口し室内空気を吸込む室内吸込み口6、およ
び前記面材27に穿設した吸入孔43と前記床板26に
配設された床切換えダンパー45とをへて床下空気を吸
込む床下吸込み口7を具える。なお、前記室内吸込み口
6は、側板30、31間かつ下部に架け渡された垂直な
化粧板47に取付けられる吸込みグリル49と、その壁
面側に配設される室内切換えダンパー50とを介してい
わゆるサーキュレーション効果で室内空気を吸込む。
又、前記床切換えダンパー45と室内切換えダンパー5
0とは、これらの切換えにより、前記室内吸込み口6と
床下吸込み口7とを択一的に又は双方を開口させる。
室内Rで開口し室内空気を吸込む室内吸込み口6、およ
び前記面材27に穿設した吸入孔43と前記床板26に
配設された床切換えダンパー45とをへて床下空気を吸
込む床下吸込み口7を具える。なお、前記室内吸込み口
6は、側板30、31間かつ下部に架け渡された垂直な
化粧板47に取付けられる吸込みグリル49と、その壁
面側に配設される室内切換えダンパー50とを介してい
わゆるサーキュレーション効果で室内空気を吸込む。
又、前記床切換えダンパー45と室内切換えダンパー5
0とは、これらの切換えにより、前記室内吸込み口6と
床下吸込み口7とを択一的に又は双方を開口させる。
【0022】又、前記吸入孔43又は床切換えダンパー
45には、防虫ネット、花粉、窒素酸化物フィルタ等を
装着しうる。
45には、防虫ネット、花粉、窒素酸化物フィルタ等を
装着しうる。
【0023】なお、前記吐出し口5からの風は、前記化
粧板47の上端から壁面Wに向かって斜め上にのびる化
粧板52に取付けられかつ左右に吐出し方向の調節が可
能な吐出グリル53を介して室内Rに吐出され、前記壁
掛けエアコン3の下斜め方向の吹出し風を上斜め方向乃
至水平方向に向ける向き変え送風をなす。
粧板47の上端から壁面Wに向かって斜め上にのびる化
粧板52に取付けられかつ左右に吐出し方向の調節が可
能な吐出グリル53を介して室内Rに吐出され、前記壁
掛けエアコン3の下斜め方向の吹出し風を上斜め方向乃
至水平方向に向ける向き変え送風をなす。
【0024】又、前記化粧板52の上端からは、上部に
前記壁掛けエアコン3を挿入する切欠部59を設けた化
粧板54が立上がるとともに、前記化粧グリル39の壁
面Wに向く面と該化粧板54の室内Rに向く面との間に
ネット55が架け渡されている。なお、該化粧板54の
壁面W側の空所57は、配管スペースとして利用され
る。
前記壁掛けエアコン3を挿入する切欠部59を設けた化
粧板54が立上がるとともに、前記化粧グリル39の壁
面Wに向く面と該化粧板54の室内Rに向く面との間に
ネット55が架け渡されている。なお、該化粧板54の
壁面W側の空所57は、配管スペースとして利用され
る。
【0025】従って、前記壁掛けエアコン3、ファン装
置4、及び配管(図示せず)は、前記化粧板47、5
2、54と前記化粧グリル39、吸込みグリル49、吐
出グリル53とによって略目隠しされ、室内Rの外観を
向上しうる。
置4、及び配管(図示せず)は、前記化粧板47、5
2、54と前記化粧グリル39、吸込みグリル49、吐
出グリル53とによって略目隠しされ、室内Rの外観を
向上しうる。
【0026】以上のように構成された空調装置1は、低
価格の壁掛けエアコン3を窓下などの低位置に設置しな
がらも、冷房時には、前記ファン装置4の吐出し口5か
らの向き変え送風A1により、図4に示す如く、該壁掛
けエアコン3からの下斜め方向の吹出し風A2(冷気)
を室内R上方に向いて上斜め方向に吹出す吹出し風A3
にすることができ、室内Rの高低位置での温度差をなく
して均一な冷房をなしうる。
価格の壁掛けエアコン3を窓下などの低位置に設置しな
がらも、冷房時には、前記ファン装置4の吐出し口5か
らの向き変え送風A1により、図4に示す如く、該壁掛
けエアコン3からの下斜め方向の吹出し風A2(冷気)
を室内R上方に向いて上斜め方向に吹出す吹出し風A3
にすることができ、室内Rの高低位置での温度差をなく
して均一な冷房をなしうる。
【0027】また、暖房時においては、図5に示す如
く、前記ファン装置4を作動させないことにより、上昇
する暖かい空気を足下直下に向けて吹出すことができ、
壁掛けエアコン3を高所に設置するよりも、効率が良く
かつ快適な暖房効果を得ることができる。なお、ファン
装置4を作動させかつ向き変え送風の方向、送風量等を
変更することにより、壁掛けエアコン3からの下斜め方
向の吹出し風を、水平方向を含む上斜め方向と水平方向
との間の任意の方向に向けることも可能である。
く、前記ファン装置4を作動させないことにより、上昇
する暖かい空気を足下直下に向けて吹出すことができ、
壁掛けエアコン3を高所に設置するよりも、効率が良く
かつ快適な暖房効果を得ることができる。なお、ファン
装置4を作動させかつ向き変え送風の方向、送風量等を
変更することにより、壁掛けエアコン3からの下斜め方
向の吹出し風を、水平方向を含む上斜め方向と水平方向
との間の任意の方向に向けることも可能である。
【0028】更に、壁掛けエアコン3は、キャビネット
2に収容され、かつ前記化粧板47、52、54等にて
目隠しされるため、見映えが良好となり、しかも低所に
設置されたことにより、壁掛けエアコン3のメンテナン
ス時の作業性、安全性が従来の高所取付に比して格段に
向上しうる。
2に収容され、かつ前記化粧板47、52、54等にて
目隠しされるため、見映えが良好となり、しかも低所に
設置されたことにより、壁掛けエアコン3のメンテナン
ス時の作業性、安全性が従来の高所取付に比して格段に
向上しうる。
【0029】又、前記ファン装置4は、冷暖房の必要の
ない時でも単独で使用することができ、例えば図6に示
すように、切換えにより前記室内吸込み口6のみを択一
的に開口することにより、室内Rの空気を対流させて快
適な温度調整をなしうるとともに、図7に示すように、
切換えにより前記床下吸込み口7のみを択一的に開口す
ることにより、床下からの新鮮な空気を室内Rに取入れ
ることができ、特に初夏、晩秋の時期は、壁掛けエアコ
ン3を稼働させず、床下空気で自然かつ健康な涼しさ
を、省エネで体感することが出来る。
ない時でも単独で使用することができ、例えば図6に示
すように、切換えにより前記室内吸込み口6のみを択一
的に開口することにより、室内Rの空気を対流させて快
適な温度調整をなしうるとともに、図7に示すように、
切換えにより前記床下吸込み口7のみを択一的に開口す
ることにより、床下からの新鮮な空気を室内Rに取入れ
ることができ、特に初夏、晩秋の時期は、壁掛けエアコ
ン3を稼働させず、床下空気で自然かつ健康な涼しさ
を、省エネで体感することが出来る。
【0030】又、前記室内吸込み口6と床下吸込み口7
との双方を開口させることにより、図8に示すように、
室内吸込み口6からの室内空気B1と床下吸込み口7か
らの床下空気B2とを混合させた混合空気B3を室内R
に吐出させることができ、床下空気を取入れた時の室内
Rの温度変化を最低限に抑えることが出来る。
との双方を開口させることにより、図8に示すように、
室内吸込み口6からの室内空気B1と床下吸込み口7か
らの床下空気B2とを混合させた混合空気B3を室内R
に吐出させることができ、床下空気を取入れた時の室内
Rの温度変化を最低限に抑えることが出来る。
【0031】なお、ファン装置4を単独で使用するとき
には、全て床下空気を取入れるようにし、かつ壁掛けエ
アコン3との併用時は、室内空気の吸込みのみ又は室内
空気と床下空気との混合を選択できるように設定しても
よい。この場合、図6に示した室内空気の対流のみの使
用は省かれる。
には、全て床下空気を取入れるようにし、かつ壁掛けエ
アコン3との併用時は、室内空気の吸込みのみ又は室内
空気と床下空気との混合を選択できるように設定しても
よい。この場合、図6に示した室内空気の対流のみの使
用は省かれる。
【0032】又、ファン装置4を単独で使用するとき
に、図7、図8に示すように、前記吐出ダクト42を自
動調整して人体に風が当たるように略水平に床下空気を
吹出すように設定するのが快適性を高めうる観点から好
ましい。
に、図7、図8に示すように、前記吐出ダクト42を自
動調整して人体に風が当たるように略水平に床下空気を
吹出すように設定するのが快適性を高めうる観点から好
ましい。
【0033】
【発明の効果】叙上の如く本発明の空調装置は、低価格
の壁掛けエアコンを窓下などの低位置に設置しながら
も、冷房時において、ファン装置を用いて壁掛けエアコ
ンの下斜め方向の吹出し風を上斜め方向とすることがで
き、空調装置の低価格化を可能としつつ室内全体を均一
に冷房しうる。
の壁掛けエアコンを窓下などの低位置に設置しながら
も、冷房時において、ファン装置を用いて壁掛けエアコ
ンの下斜め方向の吹出し風を上斜め方向とすることがで
き、空調装置の低価格化を可能としつつ室内全体を均一
に冷房しうる。
【0034】また、暖房時においては、暖気を水平方向
又は下斜め方向に向けて吹き出すことにより、上昇する
暖かい空気を足下に吹き出すこともでき、壁掛けエアコ
ンを高所に設置した場合よりも快適かつ効率よい暖房を
なしうる。
又は下斜め方向に向けて吹き出すことにより、上昇する
暖かい空気を足下に吹き出すこともでき、壁掛けエアコ
ンを高所に設置した場合よりも快適かつ効率よい暖房を
なしうる。
【0035】しかも、壁掛けエアコンは、キャビネット
に収容されるため、該壁掛けエアコンが低位置に配設さ
れているにも係わらず、外観を害することがなく、しか
も壁掛けエアコンを低所に設置したことにより、メンテ
ナンス時の作業性、安全性を向上しうる。
に収容されるため、該壁掛けエアコンが低位置に配設さ
れているにも係わらず、外観を害することがなく、しか
も壁掛けエアコンを低所に設置したことにより、メンテ
ナンス時の作業性、安全性を向上しうる。
【0036】なお、ファン装置は、冷暖房の必要のない
時期でも単独で使用することができる。
時期でも単独で使用することができる。
【0037】又、請求項2記載の発明において、前記フ
ァン装置が、室内吸込み口と床下吸込み口とを具え、切
換えにより択一的に又は双方が開口するようにしたとき
には、室内空気を対流させるばかりでなく、床下からの
新鮮な空気を室内に取入れることができ、また、室内吸
込み口からの空気と床下吸込み口からの床下空気とを混
合させることが可能となり、床下空気利用時の室内の温
度変化を最低限に抑えることが出来る。
ァン装置が、室内吸込み口と床下吸込み口とを具え、切
換えにより択一的に又は双方が開口するようにしたとき
には、室内空気を対流させるばかりでなく、床下からの
新鮮な空気を室内に取入れることができ、また、室内吸
込み口からの空気と床下吸込み口からの床下空気とを混
合させることが可能となり、床下空気利用時の室内の温
度変化を最低限に抑えることが出来る。
【0038】更に、ファン装置は、単独でも使用するこ
とができ、特に初夏、晩秋の時期は、壁掛けエアコンを
稼働させず、床下空気で自然かつ健康な涼しさを、省エ
ネで体感することが出来る。
とができ、特に初夏、晩秋の時期は、壁掛けエアコンを
稼働させず、床下空気で自然かつ健康な涼しさを、省エ
ネで体感することが出来る。
【図1】本発明の実施形態を示す正面図である。
【図2】その断面図である。
【図3】その部分斜視図である。
【図4】室内の空気循環を示す概念図である。
【図5】室内の空気循環を示す概念図である。
【図6】室内の空気循環を示す概念図である。
【図7】室内の空気循環を示す概念図である。
【図8】室内の空気循環を示す概念図である。
【図9】従来の技術を説明する室内の空気循環を示す概
念図である。
念図である。
【図10】従来の技術を説明する室内の空気循環を示す
概念図である。
概念図である。
2 キャビネット 3 壁掛けエアコン 4 ファン装置 5 吐出し口 6 室内吸込み口 7 床下吸込み口 R 室内 W 壁面
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 1/00 301
Claims (2)
- 【請求項1】室内の壁面に沿って設置された略腰高さ程
度のキャビネットの上部に壁掛けエアコンを収容すると
ともに、下部に、前記壁掛けエアコンの下斜め方向の吹
出し風を上斜め方向乃至水平方向に向ける向き変え送風
を吐出し口から吐出するファン装置を設けるとともに、 このファン装置は、室内で開口し室内空気を吸込む室内
吸込み口を具えることを特徴とする空調装置。 - 【請求項2】前記ファン装置は、前記室内吸込み口と、
床下空気を吸込む床下吸込み口とを具え、切換えにより
択一的に又は双方が開口することを特徴とする請求項1
記載の空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9100560A JP2826306B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | 空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9100560A JP2826306B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | 空調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JPH10292924A (ja) | 1998-11-04 |
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