JPH068669U - 回動扉の異常開閉防止装置 - Google Patents

回動扉の異常開閉防止装置

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JPH068669U
JPH068669U JP2210892U JP2210892U JPH068669U JP H068669 U JPH068669 U JP H068669U JP 2210892 U JP2210892 U JP 2210892U JP 2210892 U JP2210892 U JP 2210892U JP H068669 U JPH068669 U JP H068669U
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door
locking tongue
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守 花井
治雄 和田
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三笠サービス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、回動扉の正しい開閉は許すが、異
常な開閉は防止する装置を提供する。 【構成】 回動扉1の側辺に、係止舌片22を備える係
止金具21を取付け、箱体2に取付けた嵌合金具23
に、係止舌片22が嵌合する嵌合孔24を設ける。係止
舌片22と嵌合孔24との係合により扉1の上下方向と
箱体2から離反する方向の動きを止め、また、係止舌片
22と嵌合孔24の側辺28との間に間隙29を設け、
ヒンジ軸3を支点に回動する係止舌片22と嵌合孔24
との干渉を無くす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動販売機等の回動扉における異常な開閉を防止するための装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機の表面に取付けられる回動扉は、図1に示すように扉1の一側辺1 aの上下端部を、それぞれヒンジ軸3、4を介して箱体2に連結し、扉1の他側 辺1bを、ロック錠5により箱体2に施錠する構造になっている。
【0003】 上記回動扉1の取付けは、箱体2の下端に取付けたヒンジ軸4に扉1の下端の ヒンジ孔6を嵌合させ、次に、箱体2の上端にヒンジ軸3を備えるブラケット7 を取付け、そのヒンジ軸3を、扉1の上端のヒンジ孔8に嵌合させる方法がとら れている。このような方法のため、扉1の上面と上側のブラケット7との間には 必然的にすき間9ができ、ヒンジ軸3の表面が露出した状態になる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の自動販売機の回動扉においては、以前より、ヒンジ軸の露出した部分を 切断し、扉1をヒンジ側の側辺1aから無理矢理開放させ、自動販売機の内容物 を盗難する等の事故が発生している。
【0005】 このような扉の異常開閉で最も多いのは、表面が露出した上側のヒンジ軸3を 電動鋸などの切断工具で切断し、扉1の側辺1aを箱体2から水平に引き離した 後、扉1を持ち上げて下側のヒンジ軸4とヒンジ孔6との嵌合を外す方法である 。また、上側のヒンジ軸3を切断した後、扉1を持ち上げて下側のヒンジ軸4を 露出させ、その露出部分を切断する方法もある。
【0006】 従来、上記のような異常開閉に対して自動販売機の周囲をチェーンやロープ等 で巻き付けて固縛する方法が考えられている。しかし、上記の方法では、自動販 売機の外観を大きく損ねたり、内容物を収納のための扉1の正しい開閉にチェー ンなどが障害となり、扉の開閉作業に手間がかかる欠点がある。
【0007】 この考案は、上記の問題点を解決するためになされたもので、回動扉の正しい 開閉は自由に行なえるが、異常な開閉に対しては確実に防止しうる防止装置を提 供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この考案の第1の手段は、回動扉と箱体を連結す るヒンジ軸を介して箱体に連結した回動扉において、上記ヒンジ軸の外周に、そ のヒンジ軸に対して自由に回転する表面が硬質のリングを嵌合させた構造とした のである。
【0009】 また、第2の手段は、扉の一側辺又は箱体の一方に、係止舌片を備える係合金 具を、他方に、上記係止舌片の嵌合孔を備える嵌合金具をそれぞれ取付け、上記 嵌合孔の水平方向の形状を、上記扉の側辺が箱体から離反する方向に移動したと き係止舌片の動きを止め、上記扉の側辺がヒンジ軸を支点として箱体に接近する 方向に回動したとき係止舌片の動きを干渉しないように形成し、かつ、上記嵌合 孔と係止舌片との上下方向の嵌合すき間を、切断工具の幅よりも小さく形成した 構造を採用したのである。
【0010】
【作用】
上記の第1の手段においては、ヒンジ軸を覆うリングに電動鋸などの切断工具 を接触させると、リングが自由に回転し、工具を空回りさせる。
【0011】 一方、第2の手段では、上側のヒンジ軸を切断し、扉を箱体から水平に引き離 したり、上方に引き上げようとすると、係止舌片が嵌合孔に係合し、扉の動きが 止められる。
【0012】
【実施例】
図2は第1の実施例を示している。この図2において、7は、自動販売機の箱 体2の上面に固定されたブラケットであり、そのブラケット7の下面にヒンジ軸 3が取付けられている。
【0013】 上記ヒンジ軸3の外周には、円筒状のスリーブ11が回転自在に嵌合され、ヒ ンジ軸3の下端に取付けたスナップピン12によりスリーブ11が抜け止めされ ている。このスリーブ11は、ヒンジ軸3の全体を覆う長さで形成され、そのス リーブ11の外側に、回動扉1の上部壁に設けたヒンジ孔8が嵌合している。こ の場合、回動扉1が閉じられた状態で、スリーブ11の内周面とヒンジ軸3の間 及びスリーブ11の外周面とヒンジ孔8の間にはわずかなすき間が形成され、ス リーブ11は自由に回転するようになっている。
【0014】 上記スリーブ11は、ステンレス鋼等の鋼材で形成され、その表面が熱処理に よって高い硬度に焼入れされている。
【0015】 上記構造で成る実施例においては、回動扉1を開閉させると、若干傾く扉1と スリーブ11とが接触して共回りし、スリーブ11はヒンジ軸3に対して軸受部 材として機能する。
【0016】 一方、回動扉1を閉じた状態で、ブラケット7と扉1の間のすき間9から電動 鋸を挿入し、その電動鋸によりヒンジ軸3を切断しようとすると、スリーブ11 が鋸刃との接触によって回転する。この場合、スリーブ11の表面が硬質である ため、鋸刃がスリーブ11の表面を滑って喰い込まず、これにスリーブ11の回 転が加わることにより鋸刃が空回りし、ヒンジ軸3の切断が防止される。
【0017】 図3は、第2の実施例を示す。この例では、ヒンジ軸3の上端部にねじ軸13 を設け、そのねじ軸13をナット14で締め込んでヒンジ軸3とブラケット7を 固定している。他の構造は第1実施例と同じである。
【0018】 図4は第3の実施例を示し、この例では、ブラケット7と扉1の間のすき間9 に、ヒンジ軸3に対して回転自在に嵌合するリング15を取付け、ヒンジ軸3の 下端部とヒンジ孔8との間に、プラスチック製の軸受用スリーブ16を挿入して いる。
【0019】 なお、上記の第1乃至第3実施例では、扉の上側のヒンジ軸3について説明し たが、下側のヒンジ軸についても上記と同様に実施することができる。
【0020】 一方、図5乃至図7は第4の実施例を示している。この例では、図に示すよう に、回動扉1のヒンジ側の側辺に、ボルト25を介して係止金具21が固定され 、その係止金具21に、側方に向かって突出する係止舌片22が取付けられてい る。
【0021】 また、箱体2の側面には、嵌合金具23がボルト25により固定され、その嵌 合金具23の先端部に、上記係止舌片22が嵌合する嵌合孔24が形成されてい る。
【0022】 上記係止舌片22は、上下方向に延びる板材で形成され、一方、嵌合孔24は 長方形の開口形状となっており、その両者は、図5及び図7に示すように上下方 向に小さなすき間26を介して嵌合している。この嵌合すき間26は、電動鋸等 の鋸刃の厚みよりも小さく設定される。
【0023】 また、回動扉1が閉鎖した状態で、係止舌片22は、図5に示すように嵌合孔 24の先端側の側辺27とわずかなすき間を介して対向するが、嵌合孔24の後 端側の側辺28と係止舌片22との間には比較的大きな間隙29ができるように なっている。この場合、嵌合孔24の後端側の側辺28は、図8に示すように係 止金具21がヒンジ軸3、4を支点として箱体2に向かう方向に回動したとき( すなわち、回動扉1を正しく開放させたとき)、係止舌片22の回動軌跡よりも 外側に位置し、係止舌片22の動きを干渉しないように設定されている。
【0024】 上記係止金具21と嵌合金具23を固定するボルト25は、図6に示すように ねじ軸30の後端に角軸部31が形成されており、その角軸部31を係止金具2 1や嵌合金具23に形成した長孔32に嵌合させ、ねじ軸30にナット33を締 付けて固着される。このボルト25では、角軸部31と長孔32との嵌合により ボルトが回り止めされるため、ボルト25を外側から操作しても締付け状態が緩 まない。
【0025】 なお、図5における34は、スペーサであり、このスペーサ34の厚みは、扉 1と箱体2間の出入り量に応じて係止舌片22と嵌合孔24が正しく嵌合するよ うに設定する。
【0026】 上記の構造で成る第4の実施例においては、自動販売機の上側のヒンジ軸3を 切断し、次に扉1の側辺1aを箱体2から水平に引き離そうとすると、係止舌片 22と嵌合孔24の側辺27とが当接し、扉1の動きが止められる。このため、 扉1を外側に引き出して下側のヒンジ軸4と扉1との嵌合を外そうとする動きが 阻止され、盗難事故が防止される。
【0027】 また、上側のヒンジ軸3を切断し、次に下側のヒンジ軸4を切断するために扉 1を持ち上げようとすると、係止舌片22と嵌合孔24の上辺との係合によって 扉1の動きが止められ、電動鋸のヒンジ軸4への挿入が防止される。
【0028】 一方、箱体2に商品等を収納するために回動扉1を正しく回動させると、図8 のように係止舌片22が嵌合孔24と干渉せず、扉1はヒンジ軸3、4を支点に 自由に回動するため、箱体2を開放させることができる。
【0029】 なお、上記の実施例では、係止舌片22を板状に形成し、嵌合孔24を長方形 の開口形状に形成したが、係止舌片の箱体から離れる方向の動きを止め、反対方 向の動きを干渉しないものであれば、両者を任意の形状で形成することができる 。
【0030】 また、係止嵌合を箱体に取付け、嵌合金具を回転扉に取付けるようにしてもよ い。
【0031】
【効果】
以上のように、この考案の防止装置においては、ヒンジ軸の切断や、回動扉の ヒンジ側の側辺の開閉を阻止するため、回動扉の異常開閉を防止することができ 、箱体内部の盗難事故を確実に防ぐことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動販売機の回動扉を示す斜視図
【図2】第1の実施例を示す断面図
【図3】第2の実施例を示す断面図
【図4】第3の実施例を示す断面図
【図5】第4の実施例を示す断面図
【図6】同上の分解斜視図
【図7】同上の正面図
【図8】同上の作用状態を示す断面図
【符号の説明】
1 回動扉 2 箱体 3、4 ヒンジ軸 11 スリーブ 15 リング 21 係止金具 22 係止舌片 23 嵌合金具 24 嵌合孔 26 嵌合すき間 27、28 側辺 29 間隙

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉の一側辺の上下端をそれぞれヒンジ軸
    を介して箱体に連結した回動扉において、上記ヒンジ軸
    の外周に、そのヒンジ軸に対して自由に回転する表面が
    硬質のリングを嵌合させたことを特徴とする回動扉の異
    常開閉防止装置。
  2. 【請求項2】 扉の一側辺の上下端をそれぞれヒンジ軸
    を介して箱体に連結した回動扉において、上記扉の側辺
    又は箱体の一方に、係止舌片を備える係合金具を、他方
    に、上記係止舌片の嵌合孔を備える嵌合金具をそれぞれ
    取付け、上記嵌合孔の水平方向の形状を、上記扉の側辺
    が箱体から離反する方向に移動したとき係止舌片の動き
    を止め、上記扉の側辺がヒンジ軸を支点として箱体に接
    近する方向に回動したとき係止舌片の動きを干渉しない
    ように形成し、かつ、上記嵌合孔と係止舌片との上下方
    向の嵌合すき間を、切断工具の幅よりも小さく形成した
    ことを特徴とする回動扉の異常開閉防止装置。
JP1992022108U 1992-04-09 1992-04-09 回動扉の異常開閉防止装置 Expired - Lifetime JP2502219Y2 (ja)

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JPS4522708Y1 (ja) * 1966-06-30 1970-09-08

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