JPH068652A - カラー画像形成用熱転写シート - Google Patents

カラー画像形成用熱転写シート

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JPH068652A
JPH068652A JP5117605A JP11760593A JPH068652A JP H068652 A JPH068652 A JP H068652A JP 5117605 A JP5117605 A JP 5117605A JP 11760593 A JP11760593 A JP 11760593A JP H068652 A JPH068652 A JP H068652A
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thermal transfer
dye
color
transfer sheet
yellow
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正樹 沓掛
Junpei Sugafuji
純平 菅藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来商業的に広く使用されている各種カラー
印刷と同様の広範囲な色再現性を有するカラー画像形成
用熱転写シートの提供。 【構成】 基材シート及び該基材シートの一方の面に形
成された染料担持層からなるカラー画像形成用熱転写シ
ートにおいて、該染料担持層に含有される染料がC.
I.ディスパーズイエロー141であることを特徴とす
るカラー画像形成用熱転写シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー画像形成用熱転写
シートに関し、更に詳しくは従来商業的に広く使用され
ている各種カラー印刷と同様の広範囲な色再現性を有す
るカラー画像形成用熱転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフセット印刷、グラビア印刷等
によって多量のカラー印刷が行われており、この様なカ
ラー印刷に際しては、原稿をそのまま、或は他の原稿、
文字、記号等を組み合わせて色分解し、シアン、マゼン
タ、イエローの三原色の版を作成し、更に必要に応じて
ブラックの版を加え、夫々の印刷インキによって原稿の
色相や模様等を再現する。
【0003】この様な印刷方式におけるシアン、マゼン
タ及びイエローの三原色インキの色材としては殆どの場
合に顔料が使用されており、これらの顔料は、三原色は
もとより、それらの中間色も全て広範囲に再現し得る様
に、過去の多くの経験から最も好ましい三原色の顔料が
選択されている。上記の如き従来の印刷方式は、常に三
原色或はブラックを加えて四色の版の作成が不可欠であ
る為、多くの設備費用及びスペースを要するという問題
があり、例えば、軽工場や事務所等で簡便にカラー印刷
を行うことが出来ないという問題がある。
【0004】この様な問題を解決する1方法として、昇
華性(或は熱移行性)染料から三原色の熱転写シートを
作成し、この熱転写シートを利用して熱エネルギーによ
り染料を転写してカラー画像を形成する熱転写方式が提
案されている。この様な方式は、大きな印刷機やその他
種々の付帯設備を必要とせず、容易にカラー画像の形成
が可能であり、今後の発展が期待される。
【0005】
【発明が解決しようとしている問題点】上記の熱転写方
式は、被転写材と熱転写シートとを重ね合わせ、いずれ
かの側からサーマルヘッド等により熱エネルギーを与え
て、熱転写シート上の染料を被転写材に転移させる方式
であり、この転移によって形成される色ドットのサイズ
は、従来のオフセット印刷におけるドット(網点)に比
較すると非常にサイズが大きいものである。又、印刷イ
ンキの場合には、網点の色濃度は主として網点の大きさ
によって自由に変更することが出来るのに対して、熱転
写方式の場合にはドットサイズの変更は困難であり、濃
度の差は付与する熱エネルギーによって変えざるを得な
い。
【0006】従って、付与する熱エネルギーの大小が転
写されるドットの濃度に比例するのが理想的であるが、
従来の熱転写シートの場合には、特に熱エネルギーが少
ない場合に染料の移行、即ち、発色濃度が劣り、又、三
原色とも同一レベルに移行性を調整することは殆ど不可
能であった為、比較的淡色の部分の色再現性が不十分で
あり、且つ十分な階調の中間色を形成することが出来な
いという問題があった。
【0007】本発明者は、上記の如き従来技術の問題点
を解決し、上述の要望に応えるべく鋭意研究の結果、従
来公知の昇華性(熱移行性染料)染料のなかから、特定
のイエロー染料を選択して単色用及びフルカラー用の熱
転写シートを作成することによって、付与される熱エネ
ルギーが少ない場合でも良好な発色濃度を与え且つ非常
に優れた広範囲の色再現を実現することが出来ることを
見い出した。
【0007】
【問題点を解決する為の手段】即ち、本発明は、基材シ
ート及び該基材シートの一方の面に形成された染料担持
層からなるカラー画像形成用熱転写シートにおいて、該
染料担持層に含有される染料がC.I.ディスパーズイ
エロー141であることを特徴とするカラー画像形成用
熱転写シートである。
【0008】
【作用】基材シートの染料担持層の染料として、C.
I.ディスパーズイエロー141を採用することによっ
て、付与される熱エネルギーが少ない場合でも良好な発
色濃度を与え且つ非常に優れた広範囲の色再現を実現す
ることが出来るカラー画像形成用熱転写シートを提供す
ることが出来る。
【0009】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳細に説明する。本発明の主たる特徴は、従
来無数に知られているイエロー染料から、低エネルギー
でも良好な発色濃度を与え、且つ従来の印刷インキ、特
にオフセット印刷インキの三原色のうちのイエロー印刷
インキの色調に最も近い色再現性を示す特定の染料を選
択して熱転写シートを構成した点にある。
【0010】従来のオフセット印刷インキのマゼンタ、
シアン及びイエローの三原色の色は、殆どが顔料から構
成されており、一方、熱転写シートに使用する色材は全
て昇華性(或は熱移行性)染料であることから、両者は
互いにその発色機構が異なる為、染料自体の色調を基準
とすると、所望の熱移行性染料の選択は殆ど不可能であ
った。
【0011】本発明者は、この様な理由から、染料自体
の色調に拘束されることなく、発色濃度及び色再現性の
視点から鋭意研究の結果、イエロー色について特定の染
料を採用することにより、低エネルギーでも良好な発色
濃度を与える色再現性に優れた熱転写シートが得られる
ことを知見した。
【0012】即ち、本発明においてイエローの熱転写シ
ートに使用する染料として、C.I.ディスパーズイエ
ロー141を採用することによって、オフセット印刷イ
ンキのイエロー色に相当する高濃度の広範囲な色調を再
現することが出来る。又、本発明の上記イエロー熱転写
シートをフルカラー画像の形成に使用する場合に、該イ
エロー熱転写シートと組み合わせて使用するシアンの熱
転写シートの場合には、シアン染料として、C.I.ソ
ルベントブルー36及びC.I.ソルベントブルー63
とを、好ましくはその混合比を前者1重量部当たり後者
0.2〜0.5重量部の範囲の混合物とすることによっ
て、オフセット印刷インキのシアンインキに相当する色
調を再現することが出来る。
【0013】上記シアン染料であるC.I.ソルベント
ブルー36は、WaxolineBlue AP−FW
(ICI製)として、C.I.ソルベントブルー63は
Kayaset Blue 714(日本化薬製)等と
して、又、イエロー染料としてのC.I.ディスパーズ
イエロー141は、PTY−52(三菱化成製)等とし
て市場から容易に入手され、本発明において好ましく使
用される。又、本発明の上記イエロー熱転写シートをフ
ルカラー画像の形成に使用する場合に、該イエロー熱転
写シートと組み合わせて使用するマゼンタの熱転写シー
トの場合には、マゼンタ染料として、C.I.ソルベン
トレッド19を単独で使用するか、或はC.I.ディス
パーズレッド60とC.I.ソルベントレッド19との
混合物を用いることにより、オフセット印刷インキのマ
ゼンタインキに相当する色調を再現することが出来る。
【0014】尚、C.I.ディスパーズレッド60と
C.I.ソルベントレッド19との混合物を用いる場合
には、好ましくはその混合比をC.I.ディスパーズレ
ッド60の1重量部当たりC.I.ソルベントレッド1
9を0.5〜1.5重量部の範囲とすることによって、
所期の目的が十分に発揮される。上記C.I.ソルベン
トレッド19は、Sudan Red 7B(BASF
製)等、又、C.I.ディスパーズレッド60は、MS
Red G(三井東圧化学製)等として市場から容易
に入手することが出来、本発明において好ましく用いら
れる。
【0015】本発明の熱転写シートは、イエロー色の単
色用は勿論、該イエロー熱転写シートに、マゼンタ及び
シアンの熱転写シートを組み合わせて使用してフルカラ
ー画像を形成する際に、付与される熱エネルギーに比例
した濃淡の発色が可能で色再現性に優れ、更に、フルカ
ラー画像形成の場合に中間色の最も優れた広範囲な色再
現が可能となる。
【0016】上記の如き本発明の熱転写シートを、前記
の如きマゼンタ及びシアンの熱転写シートと組み合わせ
て時使用することにより、従来のオフセット印刷によっ
て得られるフルカラー印刷と同様に高濃度且つ広範囲な
色再現性、特に、比較的淡色の中間色の広範囲な色再現
性のよいフルカラー画像を形成することが出来る。従っ
て、高価でスペースをとる従来の印刷方式を使用するこ
となく、例えば、大型の印刷方式を採用し得ない小工
場、オフィス或は家庭等においても非常に高品質のフル
カラー画像を形成することが可能となる。
【0017】本発明の熱転写シートは以上の如き特定の
イエロー染料を使用することを特徴とし、それ以外の構
成は従来公知の熱転写シートの構成と同様でよい。本発
明の熱転写シートに用いられる基材シートとしては、従
来公知のある程度の耐熱性と強度を有するものであれば
いずれのものでもよい。例えば、0.5〜50μm、好
ましくは3〜10μm程度の厚さの紙、各種加工紙、ポ
リエステルフイルム、ポリスチレンフイルム、ポリプロ
ピレンフイルム、ポリスルホンフイルム、ポリカーボネ
ートフイルム、ポリビニルアルコールフイルム、セロフ
ァン等が挙げられるが、特に好ましいものとしてはポリ
エステルフイルムが挙げられる。上記の如き基材シート
の表面に設ける染料担持層は、C.I.ディスパーズイ
エロー141を任意のバインダー樹脂で担持させた層で
ある。
【0018】染料を担持する為のバインダー樹脂として
は、従来公知のものがいずれも使用出来、好ましいもの
を例示すれば、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、エチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロー
ス、酢酪酸セルロース等のセルロース系樹脂、ポリビニ
ルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビ
ニル系樹脂、ポリエステル樹脂が、耐熱性、染料の移行
性等の点から好ましいものである。
【0019】本発明の熱転写シートの染料担持層は、基
本的には上記の材料から形成されるが、その他必要に応
じて従来公知と同様な各種の添加剤をも包含し得る。こ
の様な染料担持層は、好ましくは適当な溶剤中に前記の
染料、バインダー樹脂その他の任意成分を加えて各成分
を溶解又は分散させて担持層形成用の塗液又はインキを
調製し、これを上記の基材シート上に塗布及び乾燥させ
て形成する。この様にして形成する染料担持層は、0.
2〜5.0μm、好ましくは0.4〜2.0μm程度の
厚さであり、又、担持層中の前記の染料は担持層の重量
の5〜70重量%、好ましくは10〜60重量%の量で
存在するのが好適である。
【0020】上記の如き本発明の熱転写シートは、その
ままで熱転写用として十分に有用であるが、更にその染
料担持層表面に粘着防止層、即ち離型層を設けてもよ
く、この様な層を設けることにより、熱転写時における
熱転写シートと被転写材の粘着を防止し、更に高い熱転
写温度を使用し、一層優れた濃度の画像を形成すること
が出来る。
【0021】この離型層としては、単に粘着防止性の無
機粉末を付着させたのみでも相当の効果を示し、更に、
例えば、シリコーンポリマー、アクリルポリマー、フッ
素化ポリマーの如き離型性に優れた樹脂から0.01〜
5μm、好ましくは0.05〜2μmの離型層を設ける
ことによって形成することが出来る。尚、上記の如き無
機粉体或いは離型性ポリマーは染料担持層中に包含させ
ても十分な効果を奏するものである。更に、この様な熱
転写シートの裏面に、サーマルヘッドの熱による悪影響
を防止する為に耐熱層を設けてもよい。
【0022】以上の如き熱転写シートを用いて、画像を
形成する為に使用する被転写材は、その記録面が前記の
染料に対して染料受容性を有するものであればいかなる
ものでもよく、又、染料受容性を有しない紙、金属、ガ
ラス、合成樹脂等である場合には、その少なくとも一方
の表面に染料受容層を形成すればよい。
【0023】染料受容層を形成しなくてもよい被転写材
としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン等のハロゲン化ポリマー、ポリ酢酸ビニル、ポリ
アクリルエステル等のビニルポリマー、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエ
ステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹
脂、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニル
モノマーとの共重合体系樹脂、アイオノマー、セルロー
スジアセテート、セルローストリアセテート等のセルロ
ース系樹脂、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリイ
ミド等からなる繊維、織布、フイルム、シート、成形物
等が挙げられる。
【0024】特に好ましいものはポリエステルからなる
シート又はフイルム或いはポリエステル層を設けた加工
紙である。又、紙、金属、ガラスその他の非染着性の被
転写材であっても、その記録面に上記の如き染着性の樹
脂の溶液又は分散液を塗布及び乾燥させるか、或いはそ
れらの樹脂フイルムをラミネートすることにより、被転
写材とすることが出来る。
【0025】更に、上記の染着性のある被転写材であっ
ても、その表面に更に染着性のよい樹脂から、上記の紙
の場合の如くして染料受容層を形成してもよい。この様
にして形成する染料受容層は、単独の材料からでも、
又、複数の材料から形成してもよく、更に所期の目的を
妨げない範囲で各種の添加剤を包含してもよい。
【0026】上記の様な染料受容層は任意の厚さでよい
が、一般的には5〜50μmの厚さである。又、この様
な染料受容層は連続被覆であるのが好ましいが、樹脂エ
マルジョンや樹脂分散液を使用して、不連続の被覆とし
て形成してもよい。又、被転写材は基本的には上記の如
くで、そのままでも十分に使用することが出来るが、上
記被転写材又はその染料受容層中に、粘着防止用の無機
粉末を包含させることが出来、この様にすれば熱転写時
の温度をより高めても熱転写シートと被転写材との粘着
を防止して、更に優れた熱転写を行うことが出来る。特
に好ましいのは、微粉末のシリカである。
【0027】又、上記のシリカの如き無機粉末に代え
て、又は併用して、離型性の良好な前述の如き樹脂を添
加してもよい。特に好ましい離型性ポリマーは、シリコ
ーン化合物の硬化物、例えば、エポキシ変性シリコーン
オイルとアミノ変性シリコーンオイルからなる硬化物が
挙げられる。この様な離型剤は、染料受容層の重量の約
0.5〜30重量%を占める割合がよい。又、使用する
被転写材の染料受容層の表面に、上記の如き無機粉体を
付着させて粘着防止効果を高めてもよいし、又、前述の
如き離型性に優れた離型剤からなる層を設けてもよい。
この様な離型層は約0.01〜5μmの厚さで十分な効
果を発揮して、熱転写シートの染料受容層との粘着を防
止しつつ、一層染料受容性を向上させることが出来る。
【0028】上記の如き本発明の熱転写シート及び上記
の如き被記録材を使用して熱転写を行う際に使用する熱
エネルギーの付与手段は、従来公知の付与手段がいずれ
も使用することが出来、例えば、サーマルプリンター
(例えば、東芝製、サーマルプリンターTN−540
0)等の記録装置によって、記録時間をコントロールす
ることにより、5〜100mJ/mm程度の熱エネル
ギーを付与することによって所期の目的を十分に達成す
ることが出来る。
【0029】
【実施例】次に実施例、参考例及び比較例を挙げて本発
明を更に具体的に説明する。尚、文中、部又は%とある
のは特に断りの無い限り重量基準である。 実施例1 下記組成の染料担持層形成用インキ組成物を調製し、背
面に耐熱処理を施した9μm厚のポリエチレンテレフタ
レートフイルムに、乾燥塗布量が1.0g/mになる
様に塗布及び乾燥して本発明の熱転写シートを得た。
【0030】イエロー色 PTY−52 5.50部 ポリビニルブチラール樹脂 4.80部 メチルエチルケトン 55.00部 トルエン 34.70部 マイクロファインMF8F 2.06部
【0031】次に、基材シートとして合成紙(王子油化
製、ユポFPG#150)を用い、この一方の面に下記
の組成の塗工液を乾燥時10.0g/mになる割合で
塗布し、100℃で30分間乾燥して被転写材を得た。 ポリエステル樹脂(Vylon200、東洋紡製) 11.5部 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(VYHH、UCC製) 5.0部 アミノ変性シリコーン(KF−393、信越化学工業製) 1.2部 エポキシ変性シリーコーン(X−22−343、信越化学工業製) 1.2部 メチルエチルケトン/トルエン/シクロヘキサノン(重量比4:4:2) 102.0部
【0032】参考例1 下記組成の染料担持層形成用インキ組成物を調製し、背
面に耐熱処理を施した9μm厚のポリエチレンテレフタ
レートフイルムに、乾燥塗布量が1.0g/mになる
様に塗布及び乾燥してマゼンタ及びシアンの熱転写シー
トを得た。マゼンタ色 MS Red G 2.40部 Sudan Red 7B 3.10部 ポリビニルブチラール樹脂 4.80部 メチルエチルケトン 44.85部 トルエン 44.85部 マイクロファインMF8F 2.06部
【0033】シアン色 Waxoline Blue AP−FW(ICI製) 6.05部 Kayaset Blue 714 1.65部 ポリビニルブチラール樹脂 5.12部 メチルエチルケトン 29.44部 トルエン 43.84部 メチルイソブチルケトン 10.00部 マイクロファインMF8F 2.06部 前記の本発明のイエロー熱転写シート及び参考例のマゼ
ンタ及びシアンの熱転写シートと前記の被転写材とを、
夫々染料担持層と染料受容面とを対向させて重ね合せ、
熱転写シートの裏面からヘッド印加電圧10V、印字時
間4.0msec.の条件でサーマルヘッドで記録を行
い、三色の画像を得た。これらの三色の画像の濃度は、
図1〜図3に示す如く、後記比較例による夫々同色の画
像に比較して非常に高いものであった。
【0034】比較例1 実施例1におけるイエロー染料に代えてForon B
rilliant Yellow S−6GLを使用
し、且つシアン染料に代えてKayaset Blue
714を使用し、且つマゼンタ染料に代えてMS R
ed GとMacrolex Red Violet
Rとの混合物を使用し、他は参考例1と同様にして三色
のカラー画像を形成した。これらのカラー画像は、参考
例1による画像に比較して、図1〜図3に示す如く発色
濃度が劣った。
【0035】
【効果】以上説明した様に、本発明の熱転写シートを使
用することにより、付与される熱エネルギーに比例した
濃淡のシアン色の発色が可能で色再現性に優れたイエロ
ー画像を形成することが出来る。又、本発明の熱転写シ
ートをマゼンタ及びシアンの熱転写シートと組み合わせ
て使用することにより、フルカラー画像を形成した場合
に、中間色において優れた広範囲な色再現が可能とな
る。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1で得たシアン画像(A)と比較例で得
たシアン画像(B)の夫々の、付与された熱エネルギー
と該エネルギーによる発色濃度を示し、縦軸は、濃度
を、横軸は付与された熱エネルギー量を示す。
【図2】参考例1で得たマゼンタ画像(A)と比較例で
得たマゼンタ画像(B)の夫々の、付与された熱エネル
ギーと該エネルギーによる発色濃度を示し、縦軸は、濃
度を、横軸は付与された熱エネルギー量を示す。
【図3】参考例1で得たイエロー画像(A)と比較例で
得たイエロー画像(B)の夫々の、付与された熱エネル
ギーと該エネルギーによる発色濃度を示し、縦軸は、濃
度を、横軸は付与された熱エネルギー量を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シート及び該基材シートの一方の面
    に形成された染料担持層からなるカラー画像形成用熱転
    写シートにおいて、該染料担持層に含有される染料が
    C.I.ディスパーズイエロー141であることを特徴
    とするカラー画像形成用熱転写シート。
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