JPH0686119A - 電子スチルカメラ - Google Patents

電子スチルカメラ

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Publication number
JPH0686119A
JPH0686119A JP4262874A JP26287492A JPH0686119A JP H0686119 A JPH0686119 A JP H0686119A JP 4262874 A JP4262874 A JP 4262874A JP 26287492 A JP26287492 A JP 26287492A JP H0686119 A JPH0686119 A JP H0686119A
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JP
Japan
Prior art keywords
optical filter
light
image pickup
still camera
electronic still
Prior art date
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Pending
Application number
JP4262874A
Other languages
English (en)
Inventor
Sunao Kurahashi
直 倉橋
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4262874A priority Critical patent/JPH0686119A/ja
Publication of JPH0686119A publication Critical patent/JPH0686119A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有効且つ適正なTTL調光方式を実現し得る
電子スチルカメラを提供する。 【構成】 搭載した撮像素子3の撮像面3aにおける結
像光を受光センサ5によって検知してストロボ12の発
光量を制御するようにしたTTL調光方式を採用する
が、撮像素子3の前面に配置される光学フィルタ4を、
受光センサ5の検知範囲と干渉しない位置に配置するよ
うにしたものである。光学フィルタ4が受光センサ5の
検知範囲と干渉しない位置に配置されることにより、撮
像素子3の撮像面3aで反射した撮影光は、光学フィル
タ4を介さずに直接受光センサ5に入射する。これによ
りこの受光センサ5に入射する光量が増大し、有効にT
TL調光方式を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子スチルカメラにお
ける調光方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子スチルカメラでは、撮像素子
の反射光を受光センサによって受光することにより調光
を行う、所謂TTL(Through The Lens)調光方式は、
次のような理由から採用されていなかった。即ち、図4
は従来の電子スチルカメラの撮影レンズ及び撮像素子ま
わりの構成例を示しているが、図において401はその
適所に絞り405を装着している撮影レンズ、402は
カメラ本体である。また、403は上記カメラ本体40
2に搭載された撮像素子、404は光学的ローパスフィ
ルタ及びIR(Infrared Radiation)カットフィルタを
含む光学フィルタである。
【0003】かかる構成の電子スチルカメラにおいて、
光学フィルタ404が撮像素子403の光軸手前側に配
置されており、TTL調光を行うための受光センサ40
6及び集光レンズ407を図示のような位置に配置する
と、撮像素子403の撮像面で反射した撮影光は、光学
フィルタ404を通過してから、集光レンズ407を介
して受光センサ406に入射する。この場合、受光セン
サ406に入射する光量が十分に得られないという問題
がある。また、光学フィルタ404自体の表面で反射し
た撮影光も受光センサ406に入射してしまい、このよ
うな状態では正確で適正な調光撮影を行うことは困難で
ある。従って、従来よりこの種の電子スチルカメラで
は、撮影光学系とは別に設けた光学系に調光用の受光セ
ンサを配置するようにした、所謂外部調光方式が主流と
なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外部調
光方式を採用する従来の電子スチルカメラでは、上記の
ように調光用の光学系を撮影光学系とは別に設けてお
り、即ち撮影光学系を通った撮影光を受光して調光を行
うようにはなっていない。このため、例えば特殊撮影を
行うために撮影レンズに適宜のフィルタを装着した場
合、該フィルタによる光量落ちを補正する必要がある。
また、特に撮影レンズ交換式の電子スチルカメラの場
合、撮影レンズによってはその撮像エリアに対する受光
センサの受光エリアの比が変化してしまい、安定した調
光を行うことができない恐れがある。
【0005】本発明はかかる実情に鑑み、有効且つ適正
なTTL調光方式を実現し得る電子スチルカメラを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電子スチルカメ
ラは、搭載した撮像素子の撮像面における結像光を受光
センサによって検知してストロボの発光量を制御するよ
うにしたTTL調光方式を採用するが、上記撮像素子の
前面に配置される光学フィルタを、上記受光センサの検
知範囲と干渉しない位置に配置するようにしたものであ
る。
【0007】また、特に本発明の電子スチルカメラは、
上記光学フィルタを、撮影レンズの光軸に沿った第1の
位置と第2の位置に移動させる移動手段を備え、上記光
学フィルタは上記第2の位置にあるときに上記受光セン
サの検知範囲と干渉せず、少なくともストロボ撮影を行
うときには上記光学フィルタを上記移動手段により上記
第2の位置に移動させるようになっている。
【0008】
【作用】本発明によれば、受光センサが、撮像素子と光
学フィルタとの間に配置される、即ち上記光学フィルタ
は受光センサの検知範囲と干渉しない位置に配置される
ことにより、上記撮像素子の撮像面で反射した撮影光
は、上記光学フィルタを介さずに直接受光センサに入射
する。これによりこの受光センサに入射する光量が増大
し、有効にTTL調光方式を実現することができる。
【0009】また、本発明の電子スチルカメラでは、撮
影レンズの光軸に沿って光学フィルタを移動させる移動
手段が設けられているが、少なくとも調光撮影を行う時
には、光学フィルタは撮影レンズ側、即ち第2の位置に
移動される。そして光学フィルタがこの第2の位置にあ
る場合、撮像素子の撮像面で反射した撮影光は、上記光
学フィルタを介さずに直接受光センサに入射する。
【0010】
【実施例】以下、図1に基づき本発明の電子スチルカメ
ラの第一実施例を説明する。図において、1は撮影レン
ズ、2は電子スチルカメラのカメラ本体、3はカメラ本
体2に搭載された撮像素子、4は光学的ローパスフィル
タ及びIRカットフィルタを含む光学フィルタ、5は撮
像素子3の撮像面3aにおける反射光を受光する受光セ
ンサ、6は受光センサ5に対して上記撮像素子3の反射
光を集光させる集光レンズ、7は撮影レンズ1の撮影光
量を制御するための絞りである。
【0011】さらに、8は上記受光センサ5で発生した
電荷を蓄積する積分回路、9は被写体の光量を測定して
露光量を決定するための測光センサ、10は上記カメラ
本体2の撮影モードの選択等を行うための操作部、11
は撮影レンズ1及びカメラ本体2を制御するシステムコ
ントロールである。また、12は調光撮影を行うための
ストロボ、13は撮像素子3の露光時間を制御するフォ
ーカルプレンシャッタ、14はレリーズボタンである。
【0012】本発明の第一実施例による電子スチルカメ
ラでは、光学フィルタ4は、図1から明らかなように、
上記受光センサ5の受光エリアA、即ちその検知範囲と
干渉しないように配置されている。従って、上記撮像素
子3の結像面3aで反射した撮影光は図示のように集光
レンズ6によって直接集光され、受光センサ5に入射す
る。このように光学フィルタ4を介さずに受光センサ5
に入射させるようにしたので、該受光センサ5に対する
光量が増大し、これにより適正な調光撮影を行うことが
できる。
【0013】つぎに、図2及び図3は本発明による電子
スチルカメラの第二実施例を示している。図2は第二実
施例に係る電子スチルカメラの初期状態を示している
が、図において、15はファインダ光学系、16はこの
ファインダ光学系15に撮影光束を導くための反射ミラ
ー、17は反射ミラー16を保持すると共に、軸23の
まわりに回動自在に支持されているミラー枠であり、こ
のミラー枠17はそのアーム部17aを介して後述する
移動枠18と連結されている。
【0014】さらに、18は前記光学フィルタ4を保持
している(この図示状態を第1の位置とする)と共に、
前記撮影レンズ1の光軸方向に沿って移動可能となるよ
うに、前記カメラ本体2に取り付けられている移動枠で
あり、連結ダボ18a,18bを有している。連結ダボ
18aは、上記ミラー枠17のアーム部17aに形成さ
れた長穴17bと摺動可能に嵌合し、また連結ダボ18
bは、後述する駆動アーム19に形成された長穴19a
と摺動可能に嵌合している。上記駆動アーム19は軸2
4のまわりに回動自在に支持されていて、その回動作動
により上記移動枠18を撮影レンズ1の光軸方向に沿っ
て進退移動させるようになっている。また、20はこの
駆動アーム19を図2において反時計方向に回動するよ
うに付勢するばね、21及び22はミラー枠17の端部
に当接して該ミラー枠17を規制するストッパである。
【0015】第二実施例による電子スチルカメラでは、
カメラ本体2に設けられている図示しないレリーズボタ
ンを押すことにより、駆動アーム19はその駆動手段に
よって上記ばね20の弾力に抗して時計方向に回動され
る。これにより、移動枠18は撮影レンズ1側に移動す
ると共に(なお、光学フィルタ4はこの第2の位置に移
動する)、ミラー枠17は軸23のまわりに反時計方向
に回動する。そして、反射ミラー16がストッパ22と
当接することにより、駆動アーム19の回動は停止して
その状態に保持される。なお、この状態で所定の撮影が
行なわれる。
【0016】図3は、上記のように駆動アーム19の回
動が停止した状態を示しているが、図から明らかなよう
に反射ミラー16及びミラー枠17は、撮影レンズ1の
光軸から退避している。また、光学フィルタ4は受光セ
ンサ5の受光エリアAと干渉しておらず、これにより、
フォーカルプレンシャッタ13を開放した時、撮像素子
3の結像面3aで反射した撮影光は光学フィルタ4を通
過することなく、集光レンズ6によって直接集光され、
受光センサ5に入射する。
【0017】撮影終了後、上記駆動アーム19の回動保
持状態を解除することにより、該駆動アーム19はばね
20の弾力によって軸24のまわりに反時計方向に回動
され、これにより電子スチルカメラは図2に示される初
期状態に再び復帰する。このように、反射ミラー16の
ためのクイックリターンミラー機構が構成されている
が、非撮影時には反射ミラー16を介して撮影レンズ1
の光束をファインダ光学系15へ導き、また撮影時には
撮影レンズ1の光束と干渉しないように、上記反射ミラ
ー16を退避させる。そして又、かかるクイックリター
ンミラー機構は、光学フィルタ4の移動と反射ミラー1
6の回動とを連動させ、即ちクイックリターンミラー機
構が光学フィルタ4のための移動手段を兼用しているの
で、機構が簡単である等の利点がある。
【0018】上記実施例において、光学フィルタ4及び
反射ミラー16をそれぞれ駆動する駆動手段を別個に設
けてもよく、更にその場合に通常撮影時には反射ミラー
16のみを駆動し、ストロボ撮影時には光学フィルタ4
及び反射ミラー16の双方を駆動するように構成するこ
とができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮像素子の撮像面で反射した撮影光を、光学フィルタを
通さずにTTL調光用の受光センサに導くことができる
ので、受光センサに入射する発光光量が増大し、有効に
TTL調光方式を実現することができる。また、光学フ
ィルタ表面の反射光が受光センサに入射するのを防止す
ることができるので、適正なTTL調光方式を保証する
等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子スチルカメラの第一実施例による
要部構成図である。
【図2】本発明の電子スチルカメラの第二実施例におけ
る初期状態を示す平面図である。
【図3】本発明の電子スチルカメラの第二実施例におけ
る調光撮影時の状態を示す平面図である。
【図4】従来の電子スチルカメラの構成例を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 カメラ本体 3 撮像素子 4 光学フィルタ 5 受光センサ 6 集光レンズ 7 絞り 8 積分回路 9 測光センサ 10 操作部 11 システムコントロール 12 ストロボ 13 フォーカルプレンシャッタ 14 レリーズボタン 15 ファインダ光学系 16 反射ミラー 17 ミラー枠 17a アーム部 18 移動枠 19 駆動アーム 20 ばね 21 ストッパ 22 ストッパ 23 軸 24 軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭載した撮像素子の撮像面における結像
    光を受光センサによって検知してストロボの発光量を制
    御するようにしたTTL調光方式を採用する電子スチル
    カメラにおいて、上記撮像素子の前面に配置される光学
    フィルタを、上記受光センサの検知範囲と干渉しない位
    置に配置するようにしたことを特徴とする電子スチルカ
    メラ。
  2. 【請求項2】 上記光学フィルタを、撮影レンズの光軸
    に沿った第1の位置と第2の位置に移動させる移動手段
    を備え、上記光学フィルタは上記第2の位置にあるとき
    に上記受光センサの検知範囲と干渉せず、少なくともス
    トロボ撮影を行うときには上記光学フィルタを上記移動
    手段により上記第2の位置に移動させるようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の電子スチルカメラ。
  3. 【請求項3】 非撮影時には反射ミラーを上記撮影レン
    ズの光束中に位置させ、その撮影レンズの光束をファイ
    ンダへ導き、また撮影時には上記反射ミラーをその撮影
    レンズの光束と干渉しない位置へ退避させるようにした
    クイックリターンミラー機構を備え、このクイックリタ
    ーンミラー機構は、上記光学フィルタのための上記移動
    手段を兼用していることを特徴とする請求項2に記載の
    電子スチルカメラ。
  4. 【請求項4】 上記光学フィルタ及び上記反射ミラーを
    連動させる連動手段と上記光学フィルタ又は上記反射ミ
    ラーのいずれか一方を駆動する駆動手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項3に記載の電子スチルカメラ。
JP4262874A 1992-09-04 1992-09-04 電子スチルカメラ Pending JPH0686119A (ja)

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