JPH0685862A - 16qam変復調方式 - Google Patents

16qam変復調方式

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JPH0685862A
JPH0685862A JP4234380A JP23438092A JPH0685862A JP H0685862 A JPH0685862 A JP H0685862A JP 4234380 A JP4234380 A JP 4234380A JP 23438092 A JP23438092 A JP 23438092A JP H0685862 A JPH0685862 A JP H0685862A
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JP
Japan
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axis data
signal
phase
16qam
quadrature
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Application number
JP4234380A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Oishi
泰之 大石
Satoshi Nakamura
中村  聡
Michiharu Nakamura
道春 中村
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0685862A publication Critical patent/JPH0685862A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動無線通信等において回転対象配置に従っ
て象限を決定するビットのみに差動符号化を施した全て
の信号点に対する16QAM変調を行う変調器とこの1
6QAM変調信号から再生データを出力する16QAM
復調器とを備えた16QAM変復調方式に関し、誤り率
を劣化させずに全ての信号点を有効に利用すること。 【構成】 回転対象配置に従って象限を決定するビット
のみに差動符号化を施した全ての信号点が基準キャリア
位相に対して22.5°の整数倍になるように配置した
16QAMで変調した時、この変調信号の信号位相点を
求めて22.5°の正数倍の最適位相点からの偏差値に
よりローカル発振器の位相を制御するキャリア再生回路
を設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は16QAM変復調方式に
関し、特に移動無線通信等に用いられる16QAM変調
器とこの変調器と組み合わされる16QAM復調器とで
構成される16QAM変復調方式に関するものである。
【0002】現在、携帯電話・業務用無線等の加入者は
急速に増加しており、より多くの加入者を収容できるシ
ステムの開発が急がれているが、無線通信に利用できる
周波数は有限であるため、単位周波数当たりの情報伝送
量が大きい高効率復調器の開発は、このシステム容量の
増大に不可欠の技術である。その一つとして16QAM
復調器があり、移動通信への適用が期待されている。
【0003】
【従来の技術】図1には従来から用いられている直交配
置の16QAM変調時の16個の信号位相点の配置が示
されており、I軸及びQ軸に対して等間隔の4値の格子
点(白丸)が信号位相点となっている。各信号位相点の
I軸(基準キャリア位相)からの角度は第1〜第4象限
の各々において45°の整数倍と45°±26.6°で
ある。
【0004】このような16QAM変調された信号を復
調する復調器におけるキャリア再生回路としては、従来
より選択制御型コスタス・キャリア再生回路が良く知ら
れており(例えば産業図書社発行、室谷・山本著「ディ
ジタル無線通信」参照)、このキャリア再生回路では、
受信信号点のうち45°の整数倍に位置する信号のみを
用いてキャリア位相誤差信号を生成している。
【0005】また、キャリア再生時の位相不確定を許容
するため、通常、差動符号化が施されるが、この差動符
号化により図17のグラフに示すように、差動符号化を
行わない場合(×印点)に比べて伝送路における符号誤
りの伝搬が起こる。
【0006】従って、この影響による誤り率特性の劣化
を少なくするため、信号点位相平面において、図18に
示すような回転対象配置に従って象限を決定するビット
のみに差動符号化を施す方式が採用されており、このよ
うな差動符号化された信号点が図示の白丸でプロットさ
れるような誤り特性となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような差動符号化
では、象限データを決めているビットの方が象限内の位
置を決めているビットより、誤った場合に誤り率に与え
る影響が大きく、このために回転対称配置による差動符
号化は象限を決定するビットのみに施されている。にも
関わらず従来の信号位相点は図1の白丸の如く等間隔に
配置してあるため、象限間の距離が短くなってしまい、
この象限を決定するビットのみに対して施される差動符
号化した場合の誤り率を最小にする配置とはなっていな
い。
【0008】また、上記の選択制御型コスタス・キャリ
ア再生回路等においては、45°の整数倍の位置以外の
45°×n±26.6°の位置にある信号点をキャリア
再生演算に用いると、再生キャリアの位相雑音を却って
増加させてしまう。このためキャリア再生に寄与するの
は±45°,±135°上の8つの信号点のみとなり、
受信信号に含まれる情報を有効に使えないという問題が
あった。
【0009】従って本発明は、回転対象配置に従って象
限を決定するビットのみに差動符号化を施した全ての信
号点に対する16QAM変調を行う変調器とこの16Q
AM変調信号から再生データを出力する16QAM復調
器とを備えた16QAM変復調方式において、誤り率を
劣化させずに全ての信号点を有効に利用することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するため、本発明に係る16QAM変復調方式では、
図1の黒丸で示すように、回転対象配置(図18参照)
に従って象限を決定するビットのみに差動符号化を施し
た全ての信号点が基準キャリア位相に対して22.5°
の整数倍になるように配置して16QAM変調された信
号を同様の考え方で復調しようとするものである。
【0011】このため、本発明に係る16QAM変復調
方式における変調器においては、図2の原理構成図に示
すように、全ての信号点が基準キャリア位相に対して2
2.5°の整数倍になるように正及び負の最大振幅値と
該最大振幅値に対してtan22.5を乗じたものとの
4値でそれぞれが構成されたI軸データ及びQ軸データ
を生成する16QAM信号点マッピング回路1と、該信
号点マッピング回路1からのI軸データ及びQ軸データ
を直交変調する直交変調器2とを備えている。
【0012】そして、この16QAM変調器に接続され
る16QAM復調器は、図3の原理構成図(その1)に
示すように、16QAM変調器からの変調信号を直交復
調器3で直交復調することによりベースバンドの該I軸
データ及びQ軸データを出力し、該I軸データ及びQ軸
データを復号器4で復号化し並列/直列変換器5で再生
データを出力する16QAM復調器において、中間周波
帯の該変調信号の信号点位相を該ベースバンドのI軸デ
ータとQ軸データとのアークタンジェント値(tan)
から求め、該信号点位相の22.5°の整数倍の最適位
相点からの偏差値が零となるように直交復調器3のロー
カル発振器6の位相を制御するキャリア再生回路7を設
けたことを特徴とするものである。
【0013】従って、本発明によれば、図1に示したよ
うに全ての信号点位相を基準キャリア位相に対して2
2.5°の整数倍の最適位相点からの偏差に対して制御
を行えばよいので、全ての信号点を制御に有効に利用す
ることができると共に22.5°という固定した位相角
のみを扱えばよいのでキャリア再生回路の構成が簡単な
ものとなる。
【0014】また、差動符号化は象限間で誤りが生ずる
方が象限内で生ずるより誤り率に与える影響が大きいの
で、上記のように回転対象配置(図18参照)に従って
象限を決定するビットのみに差動符号化が施されてお
り、この差動符号化を施した全ての信号点について16
QAM変調を行っているので、図1の黒丸で示すよう
に、各象限内の信号間距離は若干犠牲になるものの、各
象限間の信号間距離が大きくなるため、C/Nが悪い領
域での差動符号化後の誤り率特性が改善されることとな
る(図17参照)。
【0015】上記のキャリア再生回路7としては、該ベ
ースバンドのI軸データとQ軸データを再び直交変調し
て中間周波帯信号を生成し、これを2値化して該信号点
位相の22.5°の整数倍の最適位相点からの偏差値を
求め、該直交復調器のローカル発振器6の位相を制御す
るものでもよい。
【0016】また、上記のキャリア再生回路7の代わり
に、図3に点線で示すように、中間周波帯の該変調信号
を2値化し、該変調信号の信号点位相の22.5°の整
数倍の最適位相点からの偏差値を求めて該直交復調器の
ローカル発振器6の位相を制御するキャリア再生回路8
を用いることもできる。
【0017】また、本発明に係る16QAM変復調方式
における16QAM復調器は、図4の原理構成図(その
2)に示すように、直交復調器3と復号器4との間に位
相回転器9を設け、中間周波帯の該変調信号の信号点位
相を該位相回転器9の出力側又は入力側のベースバンド
のI軸データとQ軸データとのアークタンジェント値か
ら求め、該信号点位相の22.5°の整数倍の最適位相
点からの偏差値が零となるように該位相回転器9を位相
制御する同期検波器10を設けたものでもよい。
【0018】このように同期検波器による所謂準同期検
波式キャリア再生を行う場合には、ローカル発振器60
は電圧制御発振器(以下、単にVCOと略称することが
ある)ではなく単なる固定発振器で済むこととなる。
【0019】また、上記の同期検波器10は、図4に点
線で示すように、中間周波帯の該変調信号の信号点位相
を直交復調器3からのベースバンドのI軸データとQ軸
データとのアークタンジェント値から求め、該信号点位
相の22.5°の整数倍の最適位相点からの偏差値が零
となるように位相回転器9を位相制御してもよい。
【0020】或いは、同期検波器10の代わりに、図4
に別途点線で示すように、中間周波帯の該変調信号を2
値化し、該変調信号の信号点位相の22.5°の整数倍
の最適位相点からの偏差値を求めて該直交復調器のロー
カル発振器6の位相を制御する同期検波器11を用いて
もよい。
【0021】上記のいずれの16QAM復調器において
も、図3及び図4に点線で示すように、該変調信号と該
変調信号を1シンボル以上遅延させた信号との位相差を
検出すると共に無変調状態に変換し、この位相差信号が
所定の閾値を横切るタイミングを検出し、得られたタイ
ミング信号により再生クロックを生成するクロック再生
回路12を設けることができる。
【0022】このようなクロック再生回路12を用いれ
ば、キャリア再生回路の動作とは無関係にクロック再生
を行うことができる。即ち、図3及び図4に示したキャ
リア再生回路はクロック再生回路と相補的に動作が行わ
れて収束して行くが、上記のクロック再生回路12の場
合には変調信号自体を用いて再生クロックを生成するの
で、キャリア再生回路とは独立した動作が可能となる。
【0023】尚、このクロック再生回路12としては、
該変調信号を2値化した信号と該2値化した信号を1シ
ンボル以上遅延させた信号とを混合して該位相差検出を
行うものでもよい。
【0024】一方、上記のいずれの16QAM復調器に
おいても、該変調信号の信号位相点のシンボル間の位相
遷移量を測定し、この位相遷移量が該信号点位相の2
2.5°の整数倍のからずれている量を積算することに
よって、送受間のキャリア周波数の偏差を求め該直交復
調器3のローカル発振器6を周波数制御する自動周波数
制御回路を更に設けてもよく、この場合にも、キャリア
再生動作及びクロック再生動作と関わり無くAFC動作
を独立して実現することが可能となる。
【0025】このような自動周波数制御回路としては更
に、該変調信号を直交復調してベースバンドのI軸及び
Q軸データに2値化し、該I軸及びQ軸データのアーク
タンジェント値を演算することにより該位相遷移量を測
定してもよい。
【0026】尚、上記に述べた偏差値は、偏差値の平均
値であってもよい。
【0027】
【実施例】図5は、図2に示した本発明に係る16QA
M変復調方式における変調器の実施例を示したもので、
図中、16QAM信号点マッピング回路1は、入力符号
から4つの差動論理信号S11’〜S22’を生成する
差動論理回路11と、この差動論理回路11の出力信号
S11’,S21’をそれぞれa端子及びb端子から入
力して出力端子cにマッピングされたI軸データを発生
する信号点マッピング回路12と、差動論理回路の出力
信号S12’,S22’をそれぞれ端子a及びbより入
力してマッピングされたQ軸データを出力端子cより出
力する信号点マッピング回路13と、信号点マッピング
回路12,13からのI軸,Q軸データに対してロール
オフ特性を与えるフィルタ14,15とで構成されてい
る。
【0028】また、この16QAM信号点マッピング回
路1に接続された直交変調器2にはローカル発振器2A
が接続されている。
【0029】この様な変調器において、信号マッピング
回路12,14の動作例が次の表1に示されている。
【0030】
【表1】
【0031】この表1から分かる様に、従来の信号点マ
ッピング回路12,13の場合にはそれぞれ入力端子
a,bへの4つの入力の組合せに対して図1の白丸で示
す様に出力端子cには「−3」,「−1」,「3」,
「1」がそれぞれ出力される様に設定されている。
【0032】これに対し本発明では、上記の表1の右側
に示す様に、信号点マッピング回路12,13は入力端
子a,bへの4つの組合せに対して出力端子cから、
「−3」,「−3×tan22.5°」,「3」,「3
×tan22.5°」が出力される様になっており、図
1の黒丸点が信号点としてマッピングされる様に設定さ
れている。従って、16QAM信号点マッピング回路か
らは、基準キャリア位相に対して22.5°の整数倍に
なるように正及び負の最大振幅値と該最大振幅値に対し
てtan22.5を乗じたものとの4値でそれぞれが構
成されたI軸データ及びQ軸データが生成されることに
なる。
【0033】この様なマッピングされた信号点はI軸デ
ータ及びQ軸データとしてそれぞれフィルタ14及び1
5でロールオフ特性が与えられて帯域制限が施され、直
交変調器2においてローカル発振器2Aによって直交変
調が掛けられ16QAM変調波として送信されることと
なる。
【0034】図6は図5に示すような16QAM変調器
と組み合わされる16QAM復調器の実施例(その1)
を示したもので、この実施例では受信信号とは、図示し
ない前段において高周波信号を中間周波帯(以下、IF
と略称することがある)信号に変換した後の16QAM
変調信号を指称するものとする。
【0035】また、この実施例は図3に示した復調器に
対応するものであり、直交復調器3は、受信信号とVC
O6からのローカル発振信号とを混合するミキサ31
と、受信信号とVCO6のローカル発振信号を遅延器3
3で90°遅らせた信号とを混合するミキサ32と、こ
れらミキサ31,32からのベースバンドの出力信号の
内、低周波成分のみを取り出すローパスフィルタ34,
35と、こられのフィルタ34,35の出力信号をディ
ジタル信号であるI軸データ及びQ軸データに変換する
A/D変換器36,37とで構成されている。
【0036】また、キャリア再生回路7は直交復調器3
から出力されるベースバンドのI軸データ及びQ軸デー
タからそのアークタンジェント値tan-1Q/Iを演算
する演算部71と、この演算部71で出力される位相角
θ=tan-1Q/Iとメモリ73に記憶されている所定
の位相角22.5°との減算を行う減算器72と、この
減算器72の出力信号を平均化する平均化回路74と、
この平均化回路74の出力信号(ディジタル信号)をア
ナログ信号に変換してVCO6の制御信号として与える
D/A変換器75とで構成されている。
【0037】この様な16QAM復調器の動作において
は、キャリア再生回路7の演算部71において直交復調
器3から出力されるI軸データとQ軸データとの比のア
ークタンジェント値tan-1Q/Iから両者の位相θを
求め、22.5°×n(nは整数)の信号点からの偏差
を減算器72で算出する。そして、この減算器72から
の偏差を平均化回路74で平均化し、この平均化回路7
4の出力信号が“0”となるようにD/A変換器75を
介してVCO6の位相をフィードバック制御する。
【0038】従って、このキャリア再生回路7によれば
16個の信号点を全て有効に用いてキャリア再生が可能
となるため、引き込み特性、再生キャリアC/Nに優れ
た特性が得られることとなる。
【0039】尚、このキャリヤ再生回路によりVCO6
の位相を制御する時には周波数も同時に制御されること
となるので、図6に示した復号器(差動復号器)4及び
並列/直列変換器5へのクロック信号は通常のクロック
再生回路(図示せず)によりクロックを与えればよい。
【0040】図7は本発明に係る16QAM変復調方式
における16QAM復調器の実施例(その2)を示した
もので、この実施例ではキャリア再生回路7の内部構成
のみが図6の実施例と異なっている。
【0041】即ち、この実施例におけるキャリア再生回
路7は、直交復調器3から出力されるベースバンドのI
軸データ及びQ軸データを、クロック発生器717から
分周器718を経て得られる中間周波数帯のローカル信
号fIFにより直交変調を施す直交変調器711と、この
直交変調器711の出力信号(中間周波数)の振幅を制
限すると共にディジタル信号に2値化するリミッターア
ンプ712と、このリミッターアンプ712の出力信号
からクロック発生器717からのクロックにより位相角
を測定する位相測定回路713と、この位相測定回路7
13で測定された位相角とメモリ715に記憶された2
2.5°との偏差を求める減算器714と、この減算器
714からの偏差を平均化してVCO6の位相制御を行
う平均化回路716とで構成されている。尚、クロック
発生器717のクロック周波数はfIF×2k に設定され
ており、分周器718はその2k 分の1に分周するもの
である。
【0042】図8は図7に示した位相測定回路713の
実施例を示したもので、図8(a) に示す実施例では、リ
ミッタアンプ712の出力データの立ち上がりを検出す
る立ち上がり検出部201と、クロック発生器202か
らのクロックをカウントするカウンタ203と、カウン
タ203の出力値を立ち上がり検出部202からのディ
ジタル信号の立ち上がりでラッチし位相角を示す信号に
変換するラッチ回路204と、この位相角信号を所定の
位相測定タイミングに従ってラッチし位相角を出力する
ラッチ回路205とで構成されている。尚、この位相測
定回路713には図示されていないが、後述する図13
に示すような無変調化を行うための縮退演算回路が含ま
れている。
【0043】また、図8(b) に示す位相測定回路の実施
例は、上記の直交復調器3とアークタンジェント 値演
算部100との組合せで構成されており、直交復調器3
内のA/D変換器37において同図(a) に示した測定タ
イミングに対応する測定タイミングが与えられている。
【0044】従って、図7に示す復調器におけるキャリ
ア再生回路7の動作においては、直交復調器3から出力
されたベースバンドのI軸データ及びQ軸データを直交
変調器711でディジタル処理が可能な中間周波数の変
調波信号に直交変調する。そして、この直交変調波をリ
ミッタアンプ712でディジタル信号に変換した後、こ
のディジタル信号の立ち上がりを立ち上がり検出部20
1で検出する。
【0045】また、上記の中間周波数の整数倍fIF×n
のマスタークロック202をカウンタ203でカウント
し、このカウント値を直交変調波のディジタル信号の立
ち上がり位相、即ち直交復調器3の復調搬送波位相角を
ラッチ回路204でラッチし、更に位相測定タイミング
信号によりラッチ回路205で測定位相角としてラッチ
出力する(位相量子化)。
【0046】この様にして測定した位相角φはメモリ7
15に記憶された22.5°と減算器714において比
較され、その偏差が求められて平均化回路716に与え
られると、この平均化回路716において減算器714
からの偏差を平均化することによりVCO6の位相制御
を行うようになっている。
【0047】図9は本発明に係る16QAM変復調方式
における16QAM復調器の実施例(その3)を示した
もので、この実施例では図3に点線で示したキャリア再
生回路8を備えたものを示しており、受信信号の振幅を
制限すると共にディジタル信号に変換するリミッタアン
プ81と、このリミッタアンプ81の出力信号をクロッ
ク発生器83からのクロックに基づいて位相角を測定し
縮退演算を行う位相測定回路82と、この位相測定回路
82からの測定位相角とメモリ85に記憶された22.
5°との偏差を求める減算器84と、この減算器84の
偏差を平均化してVCO6に与える平均化回路86とで
構成されている。
【0048】この実施例に示されたリミッタアンプ8
1、位相測定回路82、減算器84、メモリ85、及び
平均化回路86は、上記の図7の実施例におけるリミッ
タアンプ712、位相測定回路713、減算器714、
メモリ715、及び平均化回路716にそれぞれ対応す
るものであり、受信信号をリミッタアンプ81でディジ
タル信号に変換した後、位相測定回路82で受信信号の
シンボル間の位相角を測定し、この位相角と22.5°
との偏差を減算回路84で求めて平均化回路86で平均
化したのちVCO6の位相制御を行うものである。
【0049】図10は図4に示した本発明における16
QAM復調器の実施例(その4)を示したもので、この
実施例では同期検波器10を、直交復調器3と復号器4
との間に設けた位相回転器9から出力されたI,Q軸デ
ータ(ここでは位相回転が行われるためI’軸データ,
Q’軸データとする)を入力して両者の位相角θをta
-1Q/Iより求めるための演算部101と、この演算
部101で求められた位相角とメモリ103に格納され
た22.5°のデータとを比較してその偏差を出力する
減算器202と、この減算器202の偏差を平均化して
位相回転器9の位相をフィードバック制御する平均化回
路104とで構成している。
【0050】尚、演算部101の入力信号は位相回転器
9から出力れさるI’軸データ及びQ’軸データの代わ
りに位相回転器9の入力信号、即ち直交復調器3から出
力されるI軸データ及びQ軸データを用いてもよい。
【0051】この様な復調器における同期検波器10は
上記のキャリア再生回路と同様にして復調位相の偏移を
位相回転器9の出力信号の比のアークタンジェント値t
an -1Q/Iを演算部101で求め、これと所定の2
2.5°との偏差を減算器102で求めることにより復
調位相の偏差を検出することが出来、この検出値を平均
化回路104で平均化して位相回転器9を位相制御すれ
ばいわゆる準同期検波を行うことが出来る。これにより
上記の様にVCO6を用いてローカル位相を変化させる
必要がなくなるため、アナログ部品が不要となり、復調
器のディジタル化が容易となる。
【0052】図11は図4に示した本発明に係る16Q
AM復調器の実施例(その5)を示しており、この実施
例は図10に示した16QAM復調器の同期検波器10
と内部構成のみが異なっており、この同期検波器の内部
構成は図7に示した内部構成と同じものを用いることが
出来る。
【0053】即ち、直交復調器3の出力信号を直交変調
器711で直交し中間周波数の信号としてリミッタアン
プ712に与えると、このリミッタアンプ712で振幅
制限を行ってディジタル信号に変換し、このディジタル
信号の位相角を位相測定回路713で求めることによ
り、この位相角とメモリ715に記憶された22.5°
との偏差を減算器714で求めることが出来、平均化回
路716を介して位相回転器9を位相制御することとな
る。
【0054】図12は図4に示した本発明における16
QAM復調器の実施例(その6)を示したもので、この
実施例も図10及び図11に示した同期検波器を用いて
準同期検波を行うものである。但し、この実施例では図
4に点線で示した同期検波器11として、図9に示した
キャリア再生回路8と同様の内部構成を有するものとす
ることが出来る。
【0055】即ち、受信信号をリミッタアンプ181で
ディジタル信号に変換した後、このディジタル信号のシ
ンボル間位相角を位相測定回路82で測定し、この位相
角の22.5°との偏差を減算回路84で求め平均化回
路86を介して回転位相器9の位相制御を行うものであ
り、この実施例においてもVCOを用いる必要がなくロ
ーカル発振器60は固定発振器でよい。
【0056】図13は図3及び図4に点線で示したクロ
ック再生回路12の実施例を示したもので、この実施例
では受信信号を入力して受信信号と受信信号を位置シン
ポル以上遅延させた信号との位相差を求める位相差検出
回路121と、この位相差検出回路121から出力され
る位相差信号を図1に示す第1象限に縮退させる縮退演
算回路122と、縮退演算回路122の出力信号の信号
点での位相差確定点(22.5°×n)の中間点(2
2.5°±22.5°/2)の閾値Thとを比較するコ
ンパレータ123とこのコンパレータ123の出力によ
り再生クロックを出力するディジタルPLL回路(DP
LL)124とで構成されている。
【0057】この図13における位相差検出回路の実施
例(その1)が図14に示されており、受信信号をディ
ジタル信号に変換するリミッタアンプ1211と、この
リミッタアンプ1211の出力信号をクロック発生器1
213からのクロックにより所望のシンボル数だけ遅延
させるシフトレジスタ1212と、このシフトレジスタ
1212の出力とリミッタアンプ1211の出力とを混
合するミキサ1214と、このミキサ1214の出力信
号の低周波成分を取り出すローパスフィルタ1215
と、このローパスフィルタ1215から出力されるアナ
ログ信号を位相差φi −φi-1 で示される位相差信号を
出力するA/D変換器1216とで構成されている。
【0058】図15は位相差検出回路の実施例(その
2)を示したもので、受信信号を直交復調器3で直交復
調した後、そのI軸データ及びQ軸データから位相角を
演算回路1221で求め、この演算回路1221の位相
角φi と所望のシンボル数だけ遅延器1222で遅延さ
せた位相角φi-1 とを減算して位相差φi-φi-1 を出力
する減算器1223とで構成することも出来る。
【0059】この様な位相差検出回路を用いた図13に
示すクロック再生回路の動作においては、受信信号と受
信信号を1シンボル以上遅延させた信号との位相差を位
相差検出回路121で求め、この位相差を第1象限に縮
退演算回路122で縮退(無変調化)した後、コンパレ
ータ123において信号点での位相差確定点の中間の閾
値Thを横切るタイミングを検出し、この検出したタイ
ミング信号を用いてクロック再生器124から再生クロ
ックを生成するものである。
【0060】従ってこのクロック再生回路によれば、キ
ャリア再生回路または同期検波器の再生キャリア位相が
確立されていなくても有効なクロック情報を得ることが
出来、キャリア再生回路の状態に関わらずクロック再生
が可能となる。従って初期引き込み特性に優れたクロッ
ク再生回路が実現できることとなる。
【0061】図16は上述したキャリア再生回路、同期
検波器、及びクロック再生回路に加えて、直交復調器の
ローカル発振器へ周波数制御信号を与える自動周波数制
御(AFC回路)の実施例を示したもので、この実施例
では受信信号を測定タイミングにより隣合うシンボル間
の位相角を位相測定回路301で測定し、この測定結果
を縮退演算回路302で第1象限に縮退させた後、メモ
リ304に記憶された22.5°との偏差を減算器30
3で求めた後、この偏差をタイマ306に接続された積
算器305で平均化してラッチ回路307を介しAFC
信号としてローカル発振器へ与えるものである。
【0062】即ち、位相測定回路301及び縮退演算回
路302を介して減算器303で22.5°に対する偏
差を求めこれを積算器305で積算することにより送信
間キャリアの周波数差が求められることになる。
【0063】従って、この周波数差をゼロにする様に直
交復調器3のローカル発振器(VCO)6の周波数を調
整してAFCループを構成しており、このAFCループ
では受信側で再生キャリア位相が確立されている必要が
ないため(位相差を用いているのでキャリア位相の誤差
は除去される)、初期引き込み特性に優れている。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る16Q
AM変復調方式によれば、回転対象配置に従って象限を
決定するビットのみに差動符号化を施した全ての信号点
が基準キャリア位相に対して22.5°の整数倍になる
ように配置した16QAMで変調した時、この変調信号
の信号位相点を求めて22.5°の正数倍の最適位相点
からの偏差値によりローカル発振器の位相を制御するキ
ャリア再生回路を設けたので、16個の信号点を全て有
効に用いたキャリア再生が可能となり引き込み特性及び
再生キャリアC/N特性に優れたキャリア再生回路が実
現出来る。
【0065】また、直交復調器と復号器との間に位相回
転器を設け、この位相回転器の入力または出力を用いて
信号点位相の22.5°の整数倍の最適位相点からの偏
差に応じて位相回転器を制御するように構成すれば、V
CO等のアナログ部品を不要とし復調器のディジタル化
が容易となる。
【0066】更には、受信信号とこの受信信号を1シン
ボル以上遅らせた信号との位相差を求めてこの信号が所
定の閾値を横切るタイミングによりクロック再生を行う
様に構成すれば、キャリア再生回路や同期検波器の動作
とは独立してクロック再生を行うことが出来る。
【0067】更には、受信信号のシンボル間の位相遷移
量を測定し、該位相遷移量が22.5°の整数倍からず
れている量を積算することにより送受信間のキャリア周
波数の偏差を求めてローカル発振器を周波数制御するよ
うに構成すれば、受信側で再生キャリア位相が確立され
ていなくても周波数制御が出来るため初期引き込み性に
優れたものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明及び従来例の原理を説明するための信号
点位相のマップ図である。
【図2】本発明に係る16QAM変復調方式における変
調器の構成を原理的に示したブロック図である。
【図3】本発明に係る16QAM変復調方式における1
6QAM復調器の原理構成(その1)を示したブロック
図である。
【図4】本発明に係る16QAM変復調方式における1
6QAM復調器の原理構成(その2)を示したブロック
図である。
【図5】本発明に用いる変調器の実施例を示したブロッ
ク図である。
【図6】本発明に用いる16QAM復調器の実施例(そ
の1)を示したブロック図である。
【図7】本発明に用いる16QAM復調器の実施例(そ
の2)を示したブロック図である。
【図8】本発明に用いる位相測定回路の実施例を示した
ブロック図である。
【図9】本発明に用いる16QAM復調器の実施例(そ
の3)を示したブロック図である。
【図10】本発明に用いる16QAM復調器の実施例
(その4)を示したブロック図である。
【図11】本発明に用いる16QAM復調器の実施例
(その5)を示したブロック図である。
【図12】本発明に用いる16QAM復調器の実施例
(その6)を示したブロック図である。
【図13】本発明に用いるクロック再生回路の実施例を
示したブロック図である。
【図14】本発明に用いる位相差検出回路の実施例(そ
の1)を示したブッロク図である。
【図15】本発明に用いる位相差検出回路の実施例(そ
の2)を示したブロック図である。
【図16】本発明に用いる自動周波数制御(AFC)回
路例を示したブロック図である。
【図17】本発明と従来例における誤り率の比較を示し
たグラフ図である。
【図18】本発明及び従来例における差動符号化での回
転対称型信号配置を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 16QAM信号点マッピング回路 2 直交変調器 3 直交復調器 4 復号器 5 並列/直列変換器 6 電圧制御型発振器(VCO) 7,8 キャリア再生回路 9 位相回転器 10,11 同期検波器 12 クロック再生回路 図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転対象配置に従って象限を決定するビ
    ットのみに差動符号化を施した全ての信号点が基準キャ
    リア位相に対して22.5°の整数倍になるように正及
    び負の最大振幅値と該最大振幅値に対してtan22.
    5を乗じたものとの4値でそれぞれが構成されたI軸デ
    ータ及びQ軸データを生成する16QAM信号点マッピ
    ング回路(1) と、該信号点マッピング回路(1) からのI
    軸データ及びQ軸データを直交変調する直交変調器(2)
    とを備えた16QAM変調器と、 該16QAM変調器からの変調信号を直交復調器(3) で
    直交復調することによりベースバンドの該I軸データ及
    びQ軸データを出力し、該I軸データ及びQ軸データを
    復号器(4) で復号化し並列/直列変換器(5) で再生デー
    タを出力する16QAM復調器であって、中間周波帯の
    該変調信号の信号点位相を該ベースバンドのI軸データ
    とQ軸データとのアークタンジェント値から求め、該信
    号点位相の22.5°の整数倍の最適位相点からの偏差
    値が零となるように該直交復調器(3) のローカル発振器
    (6) の位相を制御するキャリア再生回路(7) を設けたも
    のと、 を備えたことを特徴とする16QAM変復調方式。
  2. 【請求項2】 回転対象配置に従って象限を決定するビ
    ットのみに差動符号化を施した全ての信号点が基準キャ
    リア位相に対して22.5°の整数倍になるように正及
    び負の最大振幅値と該最大振幅値に対してtan22.
    5を乗じたものとの4値でそれぞれが構成されたI軸デ
    ータ及びQ軸データを生成する16QAM信号点マッピ
    ング回路(1) と、該信号点マッピング回路(1) からのI
    軸データ及びQ軸データを直交変調する直交変調器(2)
    とを備えた16QAM変調器と、 該16QAM変調器からの変調信号を直交復調器(3) で
    直交復調することにより該I軸データ及びQ軸データを
    出力し、該I軸データ及びQ軸データを復号器(4) で復
    号化し並列/直列変換器(5) で再生データを出力する1
    6QAM復調器であって、該ベースバンドのI軸データ
    とQ軸データを再び直交変調して中間周波帯信号を生成
    し、これを2値化して該信号点位相の22.5°の整数
    倍の最適位相点からの偏差値を求め、該直交復調器のロ
    ーカル発振器(6) の位相を制御するキャリア再生回路
    (7) を設けたものと、 を備えたことを特徴とする16QAM変復調方式。
  3. 【請求項3】 回転対象配置に従って象限を決定するビ
    ットのみに差動符号化を施した全ての信号点が基準キャ
    リア位相に対して22.5°の整数倍になるように正及
    び負の最大振幅値と該最大振幅値に対してtan22.
    5を乗じたものとの4値でそれぞれが構成されたI軸デ
    ータ及びQ軸データを生成する16QAM信号点マッピ
    ング回路(1) と、該信号点マッピング回路(1) からのI
    軸データ及びQ軸データを直交変調する直交変調器(2)
    とを備えた16QAM変調器と、 該16QAM変調器からの変調信号を直交復調器(3) で
    直交復調することにより該I軸データ及びQ軸データを
    出力し、該I軸データ及びQ軸データを復号器(4) で復
    号化し並列/直列変換器(5) で再生データを出力する1
    6QAM復調器であって、中間周波帯の該変調信号を2
    値化し、該変調信号の信号点位相の22.5°の整数倍
    の最適位相点からの偏差値を求めて該直交復調器のロー
    カル発振器(6) の位相を制御するキャリア再生回路(8)
    を設けたことを特徴とする16QAM変復調方式。
  4. 【請求項4】 回転対象配置に従って象限を決定するビ
    ットのみに差動符号化を施した全ての信号点が基準キャ
    リア位相に対して22.5°の整数倍になるように正及
    び負の最大振幅値と該最大振幅値に対してtan22.
    5を乗じたものとの4値でそれぞれが構成されたI軸デ
    ータ及びQ軸データを生成する16QAM信号点マッピ
    ング回路(1) と、該信号点マッピング回路(1) からのI
    軸データ及びQ軸データを直交変調する直交変調器(2)
    とを備えた16QAM変調器と、 該16QAM変調器からの変調信号を直交復調器(3) で
    直交復調することにより該I軸データ及びQ軸データを
    出力し、該I軸データ及びQ軸データを復号器(4) で復
    号化し並列/直列変換器(5) で再生データを出力する1
    6QAM復調器であって、該直交復調器(3) と該復号器
    (4) との間に位相回転器(9) を設け、中間周波帯の該変
    調信号の信号点位相を該位相回転器(9) の出力側又は入
    力側のベースバンドのI軸データとQ軸データとのアー
    クタンジェント値から求め、該信号点位相の22.5°
    の整数倍の最適位相点からの偏差値が零となるように該
    位相回転器(9) を位相制御する同期検波器(10)を設けた
    ものと、 を備えたことを特徴とする16QAM変復調方式。
  5. 【請求項5】 回転対象配置に従って象限を決定するビ
    ットのみに差動符号化を施した全ての信号点が基準キャ
    リア位相に対して22.5°の整数倍になるように正及
    び負の最大振幅値と該最大振幅値に対してtan22.
    5を乗じたものとの4値でそれぞれが構成されたI軸デ
    ータ及びQ軸データを生成する16QAM信号点マッピ
    ング回路(1) と、該信号点マッピング回路(1) からのI
    軸データ及びQ軸データを直交変調する直交変調器(2)
    とを備えた16QAM変調器と、 該16QAM変調器からの変調信号を直交復調器(3) で
    直交復調することにより該I軸データ及びQ軸データを
    出力し、該I軸データ及びQ軸データを復号器(4) で復
    号化し並列/直列変換器(5) で再生データを出力する1
    6QAM復調器であって、該直交復調器(3) と該復号器
    (4) との間に位相回転器(9) を設け、中間周波帯の該変
    調信号の信号点位相を該直交復調器(3) からのベースバ
    ンドのI軸データとQ軸データとのアークタンジェント
    値から求め、該信号点位相の22.5°の整数倍の最適
    位相点からの偏差値が零となるように該位相回転器(9)
    を位相制御する同期検波器(10)を設けたものと、 を備えたことを特徴とする16QAM変復調方式。
  6. 【請求項6】 回転対象配置に従って象限を決定するビ
    ットのみに差動符号化を施した全ての信号点が基準キャ
    リア位相に対して22.5°の整数倍になるように正及
    び負の最大振幅値と該最大振幅値に対してtan22.
    5を乗じたものとの4値でそれぞれが構成されたI軸デ
    ータ及びQ軸データを生成する16QAM信号点マッピ
    ング回路(1) と、該信号点マッピング回路(1) からのI
    軸データ及びQ軸データを直交変調する直交変調器(2)
    とを備えた16QAM変調器と、 該16QAM変調器からの変調信号を直交復調器(3) で
    直交復調することにより該I軸データ及びQ軸データを
    出力し、該I軸データ及びQ軸データを復号器(4) で復
    号化し並列/直列変換器(5) で再生データを出力する1
    6QAM復調器であって、該直交復調器(3) と該復号器
    (4) との間に位相回転器(9) を設け、中間周波帯の該変
    調信号を2値化し、該変調信号の信号点位相の22.5
    °の整数倍の最適位相点からの偏差値を求めて該直交復
    調器のローカル発振器(6) の位相を制御する同期検波器
    (11)を設けたものと、 を備えたことを特徴とする16QAM変復調方式。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至6のいずれかに記載の16
    QAM復調器において、 該変調信号と該変調信号を1シンボル以上遅延させた信
    号との位相差を検出すると共に無変調状態に変換し、こ
    の位相差信号が所定の閾値を横切るタイミングを検出
    し、得られたタイミング信号により再生クロックを生成
    するクロック再生回路(12)を設けたことを特徴とする1
    6QAM変復調方式。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のクロック再生回路(12)
    が、該変調信号を2値化した信号と該2値化した信号を
    1シンボル以上遅延させた信号とを混合して該位相差検
    出を行うことを特徴とした16QAM変復調方式。
  9. 【請求項9】 請求項2乃至8のいずれかに記載の16
    QAM復調器において、 該変調信号の信号位相点のシンボル間の位相遷移量を測
    定し、該位相遷移量が該信号点位相の22.5°の整数
    倍のからずれている量を積算することによって、送受間
    のキャリア周波数の偏差を求めて該直交復調器(3) のロ
    ーカル発振器(6) を周波数制御する自動周波数制御回路
    を更に設けたことを特徴とする16QAM変復調方式。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の自動周波数制御回路
    が、該変調信号を直交復調してベースバンドのI軸及び
    Q軸データに2値化し、該I軸及びQ軸データのアーク
    タンジェント値を演算することにより該位相遷移量を測
    定することを特徴とした16QAM変復調方式。
  11. 【請求項11】請求項2乃至10のいずれかに記載の1
    6QAM復調器であって、 該偏差値として、偏差値の平均値を用いることを特徴と
    した16QAM変復調方式。
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