JPH0685613B2 - ブスバー配線板と電気接続箱 - Google Patents
ブスバー配線板と電気接続箱Info
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- JPH0685613B2 JPH0685613B2 JP28879789A JP28879789A JPH0685613B2 JP H0685613 B2 JPH0685613 B2 JP H0685613B2 JP 28879789 A JP28879789 A JP 28879789A JP 28879789 A JP28879789 A JP 28879789A JP H0685613 B2 JPH0685613 B2 JP H0685613B2
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- case
- wiring board
- insulating
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ワイヤーハーネスの相互接続などに用いられ
るブスバー配線板およびこれを用いた電気接続箱に関
し、とくにブスバー配線板の積層構造に改良を施したも
のである。
るブスバー配線板およびこれを用いた電気接続箱に関
し、とくにブスバー配線板の積層構造に改良を施したも
のである。
電気接続箱は一般に第10図に示す如く略直方体の外郭を
もつ。
もつ。
図中、１は絶縁ケースを示し、上部ケース２と下部ケー
ス３とから成る。上部ケース２には、それぞれ複数のヒ
ューズ挿着部４、リレー挿着部５およびコネクタ挿着部
６が設けられている。
ス３とから成る。上部ケース２には、それぞれ複数のヒ
ューズ挿着部４、リレー挿着部５およびコネクタ挿着部
６が設けられている。
絶縁ケース１の内部には、後述するように、薄板金から
所望のパターン形状に打抜き形成された複数のブスバー
（分岐導電路）と絶縁基板とから成る配線板が積層して
収容される。各ブスバーには外部接続用の端子が複数本
連成されており、これらの端子群を前記挿着部４〜６に
配列収容させ、リレーＲ、ヒューズＦ、図示しないワイ
ヤーハーネスの端末のコネクタなどと接続できるように
なっている。
所望のパターン形状に打抜き形成された複数のブスバー
（分岐導電路）と絶縁基板とから成る配線板が積層して
収容される。各ブスバーには外部接続用の端子が複数本
連成されており、これらの端子群を前記挿着部４〜６に
配列収容させ、リレーＲ、ヒューズＦ、図示しないワイ
ヤーハーネスの端末のコネクタなどと接続できるように
なっている。
このような電気接続箱は、多数のブスバーを内蔵してい
るから、ワイヤーハーネス（組電線）中に存在する分岐
接続部を代替吸収し、ワイヤーハーネスの配設形態の簡
素化に役立つ。そして、自動車のエンジン室、インスト
ルメントパネル、リヤ・フロントなどの所望の部位に配
置される。
るから、ワイヤーハーネス（組電線）中に存在する分岐
接続部を代替吸収し、ワイヤーハーネスの配設形態の簡
素化に役立つ。そして、自動車のエンジン室、インスト
ルメントパネル、リヤ・フロントなどの所望の部位に配
置される。
しかし、電気接続箱をインストルメントパネルに配置す
る場合には、その収容空間が狭いために前記接続箱の外
郭も制約されることが多く、さらに前記ヒューズ挿着部
４はメンテナンス性の面から、インパネの窓口から室内
に向けて配置できる構造をもつものが要請される。
る場合には、その収容空間が狭いために前記接続箱の外
郭も制約されることが多く、さらに前記ヒューズ挿着部
４はメンテナンス性の面から、インパネの窓口から室内
に向けて配置できる構造をもつものが要請される。
かかる要請から、特開昭60−66216号公報には、第11,12
図のように、ヒューズ挿着部４をリレー挿着部５やコネ
クタ挿着部６などに対して傾けて設けた構造の電気接続
箱Ｂが開示されている。
図のように、ヒューズ挿着部４をリレー挿着部５やコネ
クタ挿着部６などに対して傾けて設けた構造の電気接続
箱Ｂが開示されている。
すなわち、上部ケース２はヒューズ挿着部４を集中形成
した第１上部ケース2aとコネクタ挿着部６などを形成し
た第２上部ケース2bとに分割して形成される。また、下
部ケース３は、互いに角度を以て組み合わされる２つの
連設する面、すなわち水平な面3aと傾斜した面3bとから
構成されている。そして、絶縁ケース内の第1,2,3層の
ブスバー71,72,73も２つの面3a,3bに対応して折り曲げ
形成され、両面にまたがって連続して配設され、各ブス
バーに連成された端子8,8′群もそれぞれ面3a,3bに対し
て垂直に立ち上がり、ヒューズ挿着部４、リレー挿着部
５等内にのびている。
した第１上部ケース2aとコネクタ挿着部６などを形成し
た第２上部ケース2bとに分割して形成される。また、下
部ケース３は、互いに角度を以て組み合わされる２つの
連設する面、すなわち水平な面3aと傾斜した面3bとから
構成されている。そして、絶縁ケース内の第1,2,3層の
ブスバー71,72,73も２つの面3a,3bに対応して折り曲げ
形成され、両面にまたがって連続して配設され、各ブス
バーに連成された端子8,8′群もそれぞれ面3a,3bに対し
て垂直に立ち上がり、ヒューズ挿着部４、リレー挿着部
５等内にのびている。
図中、91,92はそれぞれ第１、第２層の絶縁基板を示
し、各基板には端子挿通のための孔10が設けられてい
る。11は雌−雄型の中継端子、Ｃはワイヤーハーネス12
の端末のコネクタを示す。
し、各基板には端子挿通のための孔10が設けられてい
る。11は雌−雄型の中継端子、Ｃはワイヤーハーネス12
の端末のコネクタを示す。
第11,12図に示される電気接続箱Ｂでは、ヒューズ挿着
部４がリレー挿着部５などに対して傾けて設けられてい
るため、すなわち各層のブスバー71,72,73の端子8,8′
群が、下部ケース３の面3a,3bに対して垂直に立ち上が
り、その向きが異なる構造であるため、各層のブスバー
を支持する絶縁基板91,92は、一枚物を同じ方向から重
ね合わせることは不可能であり、水平な面3aに対応する
基板9a1,9a2と傾斜した面3bに対応する基板9b1,9b2の２
つの分割形成しなければならない。
部４がリレー挿着部５などに対して傾けて設けられてい
るため、すなわち各層のブスバー71,72,73の端子8,8′
群が、下部ケース３の面3a,3bに対して垂直に立ち上が
り、その向きが異なる構造であるため、各層のブスバー
を支持する絶縁基板91,92は、一枚物を同じ方向から重
ね合わせることは不可能であり、水平な面3aに対応する
基板9a1,9a2と傾斜した面3bに対応する基板9b1,9b2の２
つの分割形成しなければならない。
従って、配線板の積層数の増加につれて部品点数も増大
し、組み付け工数も増え、コストアップを招くなどの点
が問題となっていた。
し、組み付け工数も増え、コストアップを招くなどの点
が問題となっていた。
本発明は、上記の問題点に着目してなされたもので、ヒ
ューズ挿着部とリレー挿着部などが角度を以て組み付け
られた電気接続箱において、ブスバーを支持する絶縁基
板を２つの面に対応して分割形成する必要がなく、部品
点数および組み付け工数を減らし、コスト低減を図るこ
とができるブスバー配線板と電気接続箱を提供すること
を課題とする。
ューズ挿着部とリレー挿着部などが角度を以て組み付け
られた電気接続箱において、ブスバーを支持する絶縁基
板を２つの面に対応して分割形成する必要がなく、部品
点数および組み付け工数を減らし、コスト低減を図るこ
とができるブスバー配線板と電気接続箱を提供すること
を課題とする。
前記の課題を達成するため、本発明のブスバー配線板
は、請求項１または２に記載のように、所望のパターン
形状を有する複数のブスバーと絶縁基板とを交互に重ね
てなるブスバー配線板において、前記絶縁基板が一つの
面に対して他の面が角度を以て一体に折曲形成されてい
るか、または一つの面の他の面がヒンジにより折り曲げ
自在に形成されていることを特徴とする。
は、請求項１または２に記載のように、所望のパターン
形状を有する複数のブスバーと絶縁基板とを交互に重ね
てなるブスバー配線板において、前記絶縁基板が一つの
面に対して他の面が角度を以て一体に折曲形成されてい
るか、または一つの面の他の面がヒンジにより折り曲げ
自在に形成されていることを特徴とする。
本発明の電気接続箱は、請求項４に記載のように、絶縁
ケースが上部ケースと下部ケースとから構成され、絶縁
ケース内に所望のパターン形状を有する複数のブスバー
と絶縁基板とを交互に重ねてなるブスバー配線板を収容
し、上部ケースには複数のヒューズ挿着部、リレー挿着
部、コネクタ挿着部などの各種の挿着部を設け、これら
の挿着部に前記複数のブスバーにそれぞれ連成した外部
の接続用の端子を収容配列させて成り、かつ前記上部ケ
ースがヒューズ挿着部などを集中形成した第１上部ケー
スとコネクタ挿着部などを形成した第２上部ケースとで
構成され、前記下部ケースが水平な面と傾斜した面の２
つの連設した面により構成され、これらの２つの面に対
して前記第１および第２上部ケースがそれぞれ組み合わ
される電気接続箱において、前記重ね合わせて収容され
る各層の絶縁基板が前記下部ケースの２つの面に対応し
て折り曲げ連成されるとともに、該折り曲げ絶縁基板の
傾斜した面には前記ブスバーに連成された端子を水平な
面に対して垂直な方向からみたときの見かけの巾に相当
する巾をもつ端子挿通用の孔が設けられていることを特
徴とする。
ケースが上部ケースと下部ケースとから構成され、絶縁
ケース内に所望のパターン形状を有する複数のブスバー
と絶縁基板とを交互に重ねてなるブスバー配線板を収容
し、上部ケースには複数のヒューズ挿着部、リレー挿着
部、コネクタ挿着部などの各種の挿着部を設け、これら
の挿着部に前記複数のブスバーにそれぞれ連成した外部
の接続用の端子を収容配列させて成り、かつ前記上部ケ
ースがヒューズ挿着部などを集中形成した第１上部ケー
スとコネクタ挿着部などを形成した第２上部ケースとで
構成され、前記下部ケースが水平な面と傾斜した面の２
つの連設した面により構成され、これらの２つの面に対
して前記第１および第２上部ケースがそれぞれ組み合わ
される電気接続箱において、前記重ね合わせて収容され
る各層の絶縁基板が前記下部ケースの２つの面に対応し
て折り曲げ連成されるとともに、該折り曲げ絶縁基板の
傾斜した面には前記ブスバーに連成された端子を水平な
面に対して垂直な方向からみたときの見かけの巾に相当
する巾をもつ端子挿通用の孔が設けられていることを特
徴とする。
折り曲げ絶縁基板は、必ずしも折り曲げ状態で成形され
ていなくとも、請求項５のように、ヒンジにより折り曲
げ自在にしてもよい。
ていなくとも、請求項５のように、ヒンジにより折り曲
げ自在にしてもよい。
また、別の解決手段として、請求項７に記載のように、
前記下部ケースの２つの面が折り曲げ自在に連成される
と共に２つの面の間に所定の角度に保持するロック手段
が設けられ、かつ前記重ね合わせて収容される各層の絶
縁基板が前記２つの面に対応して折り曲げ自在に連成さ
れ、前記下部ケースの２つの面にまたがるように前記複
数のブスバーと絶縁基板とを交互に重ね合わせた状態で
下部ケース、ブスバーおよび絶縁基板とを一体に折り曲
げ、前記ロック手段によりロック固定するようにしても
よい。
前記下部ケースの２つの面が折り曲げ自在に連成される
と共に２つの面の間に所定の角度に保持するロック手段
が設けられ、かつ前記重ね合わせて収容される各層の絶
縁基板が前記２つの面に対応して折り曲げ自在に連成さ
れ、前記下部ケースの２つの面にまたがるように前記複
数のブスバーと絶縁基板とを交互に重ね合わせた状態で
下部ケース、ブスバーおよび絶縁基板とを一体に折り曲
げ、前記ロック手段によりロック固定するようにしても
よい。
本発明のブスバー配線板および電気接続箱によれば、折
り曲げ絶縁基板の傾斜した面には、傾いた外部接続用の
端子に対して水平な面に対して垂直方向からみた見かけ
巾と同じ巾の端子挿通用の孔が設けられている。
り曲げ絶縁基板の傾斜した面には、傾いた外部接続用の
端子に対して水平な面に対して垂直方向からみた見かけ
巾と同じ巾の端子挿通用の孔が設けられている。
従って、絶縁基板を従来例を示す第11,12図のように水
平な面と傾斜した面の２つの面に分割形成する必要がな
く、通常の面一（平面）の絶縁基板と同様にブスバーと
交互に重ね合わせることができる。
平な面と傾斜した面の２つの面に分割形成する必要がな
く、通常の面一（平面）の絶縁基板と同様にブスバーと
交互に重ね合わせることができる。
これにより部品点数および組付工数を削減し、コストを
低減できる。
低減できる。
請求項７に記載の発明の場合にも、ブスバーと絶縁基板
を重ね合わせて、これらを所定の角度に折り曲げて絶縁
ケース内に収容すればよく、上記と同様の効果が得られ
る。この場合、下部ケースは予め折曲形成したものおよ
び折り曲げてロック固定するタイプの何れも使用するこ
とができる。
を重ね合わせて、これらを所定の角度に折り曲げて絶縁
ケース内に収容すればよく、上記と同様の効果が得られ
る。この場合、下部ケースは予め折曲形成したものおよ
び折り曲げてロック固定するタイプの何れも使用するこ
とができる。
以下、上記構成を実施例を示す図面を参照して具体的に
説明する。
説明する。
第１図に本発明による電気接続箱Ａの平面図、第２図に
同上の側面図、第３図に同上の要部断面図、第４図に第
３図の一部分解説明図、第５図にブスバーに連成される
外部接続用の端子の上面図を示した。なお、従来例と同
等の構成部材には同一の参照符号を用い、説明を簡略す
る。
同上の側面図、第３図に同上の要部断面図、第４図に第
３図の一部分解説明図、第５図にブスバーに連成される
外部接続用の端子の上面図を示した。なお、従来例と同
等の構成部材には同一の参照符号を用い、説明を簡略す
る。
第１図ないし第３図において、電気接続箱Ａの絶縁ケー
ス１は上部ケース２と下部ケース３とから成り、上部ケ
ース２は複数のヒューズＦ群を挿着したヒューズ挿着部
４をもつ第１上部ケース2aとリレー挿着部５、コネクタ
挿着部６をもつ第２上部ケース2bとに分割形成され、ま
た下部ケース３は水平な面3aと傾斜した面3bの２つの面
をもつ部分とから構成されている。
ス１は上部ケース２と下部ケース３とから成り、上部ケ
ース２は複数のヒューズＦ群を挿着したヒューズ挿着部
４をもつ第１上部ケース2aとリレー挿着部５、コネクタ
挿着部６をもつ第２上部ケース2bとに分割形成され、ま
た下部ケース３は水平な面3aと傾斜した面3bの２つの面
をもつ部分とから構成されている。
また、下部ケース３の上記２つの面3a,3bに対して端子
8,8′を連成したブスバー71,72,73,74と絶縁基板131,13
2,133が交互に重ね合わせて積層されている。
8,8′を連成したブスバー71,72,73,74と絶縁基板131,13
2,133が交互に重ね合わせて積層されている。
以上の基本構造は、第11,12図の従来例と同じである。
しかし、本発明にあっては、第１、第２、第３層の各層
の絶縁基板131,132,133は何れも折り曲げた構造をも
ち、下部ケース３の水平な面3aと傾斜した面3bとに対応
する水平な面13a1,13a2,13a3がそれぞれ傾斜した面13
b1,13b2,13b3と一体に折曲成型されている。
の絶縁基板131,132,133は何れも折り曲げた構造をも
ち、下部ケース３の水平な面3aと傾斜した面3bとに対応
する水平な面13a1,13a2,13a3がそれぞれ傾斜した面13
b1,13b2,13b3と一体に折曲成型されている。
符号131で代表される折り曲げ絶縁基板は、その水平な
面13a1には第５図に示される端子８の横巾ｗと厚みｔと
に対応する端子挿通用の穴10が設けられる。
面13a1には第５図に示される端子８の横巾ｗと厚みｔと
に対応する端子挿通用の穴10が設けられる。
一方、傾斜した面13b1には、第４図に示すように、面13
b1に垂直な端子８′を矢線Ｐのように水平な面13a1と垂
直方向から見たときの見かけ巾ｗ′に相当する長さ
（巾）の孔14が設けられる。なお、見かけ巾ｗ′は、面
13a1と13b1との曲げ角をθ、端子８′の先端から傾斜し
た面13b1までの長さをｈとすればｗ′＝hsinθ＋wcosθ
で表される。
b1に垂直な端子８′を矢線Ｐのように水平な面13a1と垂
直方向から見たときの見かけ巾ｗ′に相当する長さ
（巾）の孔14が設けられる。なお、見かけ巾ｗ′は、面
13a1と13b1との曲げ角をθ、端子８′の先端から傾斜し
た面13b1までの長さをｈとすればｗ′＝hsinθ＋wcosθ
で表される。
また、第４図から明らかなように、見かけ巾ｗ′は、端
子８′の絶縁基板（131）の傾斜した面（13b1）からの
突出高さｈによって異なるから、第１、第２、第３層…
…の順に下層の折り曲げ絶縁基板程大となる。
子８′の絶縁基板（131）の傾斜した面（13b1）からの
突出高さｈによって異なるから、第１、第２、第３層…
…の順に下層の折り曲げ絶縁基板程大となる。
折り曲げ絶縁基板131の上記孔14の面13b1に対して低い
方の内縁14aは水平な面13a1と垂直に、また高い方の内
縁14bは傾斜した面13b1と垂直に、それぞれ設ける。こ
れにより各層の折り曲げ絶縁基板131を積層したとき
に、孔14の内縁14bが端子８′の一方の端縁8a′に密着
し、ガタが防止される。
方の内縁14aは水平な面13a1と垂直に、また高い方の内
縁14bは傾斜した面13b1と垂直に、それぞれ設ける。こ
れにより各層の折り曲げ絶縁基板131を積層したとき
に、孔14の内縁14bが端子８′の一方の端縁8a′に密着
し、ガタが防止される。
各孔14の孔縁にはリブ15を周設するのが好ましい。隣接
する端子８′同士の水滴付着などによるリークを防止す
るためである。
する端子８′同士の水滴付着などによるリークを防止す
るためである。
このように、各折り曲げ絶縁基板131（132,133…）の２
つの面13a1と13b1とには、端子８の巾ｗと端子８′の見
かけ巾ｗ′とをもつ孔10と14とがそれぞれ設けられてい
るから、矢線Ｐのように下部ケース３の水平な面3aに対
して垂直方向から順次重ね合わせることができる。
つの面13a1と13b1とには、端子８の巾ｗと端子８′の見
かけ巾ｗ′とをもつ孔10と14とがそれぞれ設けられてい
るから、矢線Ｐのように下部ケース３の水平な面3aに対
して垂直方向から順次重ね合わせることができる。
以上は各折り曲げた絶縁基板131をはじめから折曲状態
で成型した例であるが、面13a1と13b1との境界部分をヒ
ンジ（図示せず）により折り曲げ自在に成型してもよ
い。
で成型した例であるが、面13a1と13b1との境界部分をヒ
ンジ（図示せず）により折り曲げ自在に成型してもよ
い。
ブスバーの積層に際して、第６図ａのように、上層のブ
スバー71の端子81′を下層のブスバー72の端子82′の外
側（面13b1の低部側）に配列する場合には、互いに干渉
するときがある。第６図ｂのように、端子81′を端子
82′の内側に配列する場合には干渉がない。
スバー71の端子81′を下層のブスバー72の端子82′の外
側（面13b1の低部側）に配列する場合には、互いに干渉
するときがある。第６図ｂのように、端子81′を端子
82′の内側に配列する場合には干渉がない。
このような端子81′と82′の相互干渉条件は第７図にお
いて、Ｍ＞Ｌのときである。
いて、Ｍ＞Ｌのときである。
即ち、Ｍ＝Ｈ・tanθであるから、 Ｈ・tanθ＞Ｌ （１） Ｌ＝L0−ｗであるから、 Ｈ・tanθ＞L0−ｗ （２） となる。
ここで、 θ：面13a1と13b1との交差角 L0:ヒューズＦの端子間の中心距離 w:端子81′（82′）の巾 H:上層の端子81′の高さ L:2つの端子81′と82′間の距離 である。
（２）式において、実測値から、L0＝9.4mm、Ｈ＝8.3m
m、ｗ＝5.2mmを代入すると、θ＞26.8゜となる。
m、ｗ＝5.2mmを代入すると、θ＞26.8゜となる。
このように、交差角θを選ぶことにより第６図ａのよう
な端子の相互干渉をなくすことができる。
な端子の相互干渉をなくすことができる。
第８図a,bは本発明の別の実施例を示す。
図において、下部カバー３′は、その水平な面3a′と傾
斜すべき面3b′の２つの部分がヒンジ16により折り曲げ
自在に形成され、２つの部分にはロック片17aと係止部1
7bとからなるロック手段17が設けられ、２つの面3a′と
3b′とを所定の角度で固定できるようになっている。
斜すべき面3b′の２つの部分がヒンジ16により折り曲げ
自在に形成され、２つの部分にはロック片17aと係止部1
7bとからなるロック手段17が設けられ、２つの面3a′と
3b′とを所定の角度で固定できるようになっている。
同様に、符号131′で代表して示す絶縁基板も上記２つ
の面3a′と3b′に対応する部分13a1′と13b1′とがヒン
ジ18により折り曲げ自在に連結され、各部分13a1′と13
b1′とには第４図の場合と同様に端子8,8′に対する孔1
0,14が設けられている。なお、ブスバー71,72′は折り
曲げずに平面状に形成しておくが、前記ヒンジ16,18と
対応する部分にたたき7aを設けて折り曲げやすくしてお
くのが好ましい。
の面3a′と3b′に対応する部分13a1′と13b1′とがヒン
ジ18により折り曲げ自在に連結され、各部分13a1′と13
b1′とには第４図の場合と同様に端子8,8′に対する孔1
0,14が設けられている。なお、ブスバー71,72′は折り
曲げずに平面状に形成しておくが、前記ヒンジ16,18と
対応する部分にたたき7aを設けて折り曲げやすくしてお
くのが好ましい。
本実施例の場合には、第８図ｂのように、下部ケース
３′上にブスバー72′、絶縁基板131′、ブスバー71′
の如く積層し、全体を図示しないプレス治具によりヒン
ジ16,18の部分で折り曲げることにより第９図のような
状態とし、ロック手段17により下部ケース３′の２つの
部分3a′と3b′をロック固定する。
３′上にブスバー72′、絶縁基板131′、ブスバー71′
の如く積層し、全体を図示しないプレス治具によりヒン
ジ16,18の部分で折り曲げることにより第９図のような
状態とし、ロック手段17により下部ケース３′の２つの
部分3a′と3b′をロック固定する。
これにより、第3,4図と同様の積層構造が得られる。な
お、下部ケース３′に代えて予め折曲形成した前記下部
ケースを用いることもできる。
お、下部ケース３′に代えて予め折曲形成した前記下部
ケースを用いることもできる。
以上説明したように、本発明によれば、たとえばヒュー
ズ挿着部とコネクタ挿着部などとが角度を以て組み付け
られた構造の電気接続箱の場合であっても、ブスバーを
支持する絶縁基板を２つの面に対して分割形成する必要
がなく、部品点数、組付工数の削減と共に在庫管理の手
間も省け、コスト低減を図ることができる。
ズ挿着部とコネクタ挿着部などとが角度を以て組み付け
られた構造の電気接続箱の場合であっても、ブスバーを
支持する絶縁基板を２つの面に対して分割形成する必要
がなく、部品点数、組付工数の削減と共に在庫管理の手
間も省け、コスト低減を図ることができる。
第１図は本発明の一実施例を示す電気接続箱Ａの平面
図、 第２図は同上の側面図、 第３図は同上の要部断面図、 第４図は第３図の一部分解説明図、 第５図はブスバーに連成される外部接続用の端子の上面
図、 第６図a,bはブスバー積層時における端子の相互干渉を
示す説明図で、ａは干渉状態、ｂは不干渉状態を示す。 第７図は第６図ａの相互干渉の条件を示す説明図、 第８図a,bはそれぞれ本発明の他の実施例を示すブスバ
ーと絶縁基板などの積層前（ａ）と積層後（ｂ）の側面
図、 第９図は第８図ｂの折り曲げ積層状態を示す側面図、 第10図は従来の電気接続箱の斜視図、 第11図は同じく従来の他の接続箱の分解斜視図、 第12図は第11図の組立状態の断面図である。 Ａ……電気接続箱、１……絶縁ケース、２……上部ケー
ス、3,3′……下部ケース、3a,3a′……水平な面、3b,3
b′……傾斜した面、４……ヒューズ挿着部、５……リ
レー挿着部、６……コネクタ挿着部、71,72〜,71′,
72′……ブスバー、8,8′……（外部接続用の）端子、1
0,14……（端子挿通用の）孔、131,132,133……（折り
曲げ）絶縁基板、13a1,13a2〜……水平な面、13b1,13b2
〜……傾斜した面、15……リブ、16,18……ヒンジ、17
……ロック手段。
図、 第２図は同上の側面図、 第３図は同上の要部断面図、 第４図は第３図の一部分解説明図、 第５図はブスバーに連成される外部接続用の端子の上面
図、 第６図a,bはブスバー積層時における端子の相互干渉を
示す説明図で、ａは干渉状態、ｂは不干渉状態を示す。 第７図は第６図ａの相互干渉の条件を示す説明図、 第８図a,bはそれぞれ本発明の他の実施例を示すブスバ
ーと絶縁基板などの積層前（ａ）と積層後（ｂ）の側面
図、 第９図は第８図ｂの折り曲げ積層状態を示す側面図、 第10図は従来の電気接続箱の斜視図、 第11図は同じく従来の他の接続箱の分解斜視図、 第12図は第11図の組立状態の断面図である。 Ａ……電気接続箱、１……絶縁ケース、２……上部ケー
ス、3,3′……下部ケース、3a,3a′……水平な面、3b,3
b′……傾斜した面、４……ヒューズ挿着部、５……リ
レー挿着部、６……コネクタ挿着部、71,72〜,71′,
72′……ブスバー、8,8′……（外部接続用の）端子、1
0,14……（端子挿通用の）孔、131,132,133……（折り
曲げ）絶縁基板、13a1,13a2〜……水平な面、13b1,13b2
〜……傾斜した面、15……リブ、16,18……ヒンジ、17
……ロック手段。
Claims (7)
- 【請求項１】所望のパターン形状を有する複数のブスバ
ーと絶縁基板とを交互に重ねてなるブスバー配線板にお
いて、前記絶縁基板が一つの面に対して他の面が角度を
以て一体に折曲形成されていることを特徴とするブスバ
ー配線板。 - 【請求項２】所望のパターン形状を有する複数のブスバ
ーと絶縁基板とを交互に重ねてなるブスバー配線板にお
いて、前記絶縁基板が一つの面に対して他の面が角度を
以て保持できるようにヒンジにより折り曲げ自在に形成
されていることを特徴とするブスバー配線板。 - 【請求項３】絶縁基板の一つの面と他の面にはそれぞれ
ブスバーに起立連成した外部接続用の端子の挿通用の孔
が設けられ、かつ一つの面に対して傾斜した他の面に設
けられる孔は前記端子を水平な面に対して垂直方向から
みたときの見かけの巾に対応する巾に形成されている請
求項１または２のブスバー配線板。 - 【請求項４】絶縁ケースが上部ケースと下部ケースとか
ら構成され、絶縁ケース内に所望のパターン形状を有す
る複数のブスバーと絶縁基板とを交互に重ねてなるブス
バー配線板を収容し、上部ケースには複数のヒューズ挿
着部、リレー挿着部、コネクタ挿着部などの各種の挿着
部を設け、これらの挿着部に前記複数のブスバーにそれ
ぞれ連成した外部接続用の端子を収容配列させて成り、
かつ前記上部ケースがヒューズ挿着部などを集中形成し
た第１上部ケースとコネクタ挿着部などを形成した第２
上部ケースとで構成され、前記下部ケースが水平な面と
傾斜した面の２つの連設した面により構成され、これら
の２つの面に対して前記第１および第２上部ケースがそ
れぞれ組み合わされる電気接続箱において、 前記重ね合わせて収容される各層の絶縁基板が前記下部
ケースの２つの面に対応して折り曲げ連成されるととも
に、該折り曲げ絶縁基板の傾斜した面には前記ブスバー
に連成された端子を水平な面に対して垂直な方向からみ
たときの見かけの巾に相当する巾をもつ端子挿通用の孔
が設けられていることを特徴とする電気接続箱。 - 【請求項５】折り曲げ絶縁基板の水平な面と傾斜した面
との境界部分がヒンジにより折り曲げ自在に連成されて
いる請求項４の電気接続箱。 - 【請求項６】折り曲げ絶縁基板の傾斜した面に設けられ
る孔の低い方の内縁が水平な面に対して垂直に、高い方
の内縁が傾斜した面に対して垂直に形成されている請求
項４または５の電気接続箱。 - 【請求項７】絶縁ケースが上部ケースと下部ケースとか
ら構成され、絶縁ケース内に所望のパターン形状を有す
る複数のブスバーと絶縁基板とを交互に重ねてなるブス
バー配線板を収容し、上部ケースには複数のヒューズ挿
着部、リレー挿着部、コネクタ挿着部などの各種の挿着
部を設け、これらの挿着部に前記複数のブスバーにそれ
ぞれ連成した外部接続用の端子を収容配列させて成り、
かつ前記上部ケースがヒューズ挿着部などを集中形成し
た第１上部ケースとコネクタ挿着部などを形成した第２
上部ケースとで構成され、前記下部ケースが水平な面と
傾斜した面の２つの連設した面により構成され、これら
の２つの面に対して前記第１および第２上部ケースがそ
れぞれ組み合わされる電気接続箱において、 前記下部ケースの２つの面が折り曲げ自在に連成される
と共に２つの面の間に所定の角度に保持するロック手段
が設けられ、かつ前記重ね合わせて収容される各層の絶
縁基板が前記２つの面に対応して折り曲げ自在に連成さ
れ、 前記下部ケースの２つの面にまたがるように前記複数の
ブスバーと絶縁基板とを交互に重ね合わせた状態で下部
ケース、ブスバーおよび絶縁基板とを一体に折り曲げ、
前記ロック手段によりロック固定したことを特徴とする
電気接続箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28879789A JPH0685613B2 (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | ブスバー配線板と電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28879789A JPH0685613B2 (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | ブスバー配線板と電気接続箱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03155316A JPH03155316A (ja) | 1991-07-03 |
| JPH0685613B2 true JPH0685613B2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=17734857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28879789A Expired - Fee Related JPH0685613B2 (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | ブスバー配線板と電気接続箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0685613B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0511722U (ja) * | 1991-07-25 | 1993-02-12 | 矢崎総業株式会社 | ブスバー端子絶縁用隔離体 |
-
1989
- 1989-11-08 JP JP28879789A patent/JPH0685613B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03155316A (ja) | 1991-07-03 |
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