JPH0685610B2 - 着色ペア電線の色識別検査取出装置 - Google Patents
着色ペア電線の色識別検査取出装置Info
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- JPH0685610B2 JPH0685610B2 JP33836491A JP33836491A JPH0685610B2 JP H0685610 B2 JPH0685610 B2 JP H0685610B2 JP 33836491 A JP33836491 A JP 33836491A JP 33836491 A JP33836491 A JP 33836491A JP H0685610 B2 JPH0685610 B2 JP H0685610B2
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- pair
- colored
- cartridge
- electric wires
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- Processing Of Terminals (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、パソコン、ワ
ープロ等のOA機器におけるコンピュータ本体とキーボ
ードとを接続するインターフェースケーブルのコネクタ
ーを製造する際に前処理工程としてカートリッジに挿着
された撚り戻した着色ペア電線(有色ペアケーブル若し
くはたんにペア電線ともいう)を色識別検査器で色の識
別検査して一本づつ把持してコネクターへ挿着する着色
ペア電線の色識別検査取出装置に関する。
ープロ等のOA機器におけるコンピュータ本体とキーボ
ードとを接続するインターフェースケーブルのコネクタ
ーを製造する際に前処理工程としてカートリッジに挿着
された撚り戻した着色ペア電線(有色ペアケーブル若し
くはたんにペア電線ともいう)を色識別検査器で色の識
別検査して一本づつ把持してコネクターへ挿着する着色
ペア電線の色識別検査取出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インターフェースケーブルは図
5及び図6に示されるように構成されている。
5及び図6に示されるように構成されている。
【0003】即ち、図5及び図6に示されるようにコン
ピュータ本体aとキーボードbとはインターフェースケ
ーブルcのコネクターd1 、d2 で接続されており、こ
のインターフェースケーブルcの各端部の被覆を外した
ストリップ部には、着色を異にした複数(最大64本に
して32組の電線)の着色ペア電線(ペアケーブルとも
いう)w1 、w2 が撚り合されており、この着色ペア電
線w1 、w2 はコネクターd1 、d2 に接続する場合に
は、予め、上記着色ペア電線w1 、w2 の撚りを戻した
後、この撚りを戻した上記着色ペア電線w1 、w2 を上
記コネクターd1 、d2 の各接触子ピンと合致するよう
に導通検査しながら正確に所定の位置に並べて接続しな
ければならない。
ピュータ本体aとキーボードbとはインターフェースケ
ーブルcのコネクターd1 、d2 で接続されており、こ
のインターフェースケーブルcの各端部の被覆を外した
ストリップ部には、着色を異にした複数(最大64本に
して32組の電線)の着色ペア電線(ペアケーブルとも
いう)w1 、w2 が撚り合されており、この着色ペア電
線w1 、w2 はコネクターd1 、d2 に接続する場合に
は、予め、上記着色ペア電線w1 、w2 の撚りを戻した
後、この撚りを戻した上記着色ペア電線w1 、w2 を上
記コネクターd1 、d2 の各接触子ピンと合致するよう
に導通検査しながら正確に所定の位置に並べて接続しな
ければならない。
【0004】そこで、従来は、手作業ににより上記着色
各ペア電線w1 、w2 の撚りを戻した後、この撚りを戻
した上記着色各ペア電線w1 、w2 を上記コネクターd
1 、d2 の各接触子ピンと合致するように電流を流して
導通検査をしながら正確に所定の位置に並べて接続して
いる。
各ペア電線w1 、w2 の撚りを戻した後、この撚りを戻
した上記着色各ペア電線w1 、w2 を上記コネクターd
1 、d2 の各接触子ピンと合致するように電流を流して
導通検査をしながら正確に所定の位置に並べて接続して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たインターフェースケーブルのコネクター接続手段は、
手作業により上記各着色ペア電線w1 、w2 の撚りを戻
した後、この撚りを戻した上記着色ペア電線w1 、w2
を上記コネクターd1 、d2 の各接触子ピンと合致する
ように電流を流して導通検査をしながら正確に所定の位
置に並べて接続している関係上、取扱い操作が面倒であ
るばかりでなく、時間と労力を費やし作業効率が悪く省
力化して大量生産することが困難である。
たインターフェースケーブルのコネクター接続手段は、
手作業により上記各着色ペア電線w1 、w2 の撚りを戻
した後、この撚りを戻した上記着色ペア電線w1 、w2
を上記コネクターd1 、d2 の各接触子ピンと合致する
ように電流を流して導通検査をしながら正確に所定の位
置に並べて接続している関係上、取扱い操作が面倒であ
るばかりでなく、時間と労力を費やし作業効率が悪く省
力化して大量生産することが困難である。
【0006】特に、撚りを戻した上記着色ペア電線w1
、w2 を上記コネクターd1 、d2 の各接触子ピンと
合致するように電流を流して導通検査をしながら正確に
所定の位置に並べて接続するコネクターとペア電線との
接続手段は、予め、インターフェースケーブルの撚りを
戻した上記着色ペア電線w1 、w2 の一端部を電気的に
接続して置き、上記着色ペア電線w1 、w2 の他端部を
被覆を剥ぎ取り芯線部に導電性の接触子(導通ピン)を
接続し、しかる後、上記着色ペア電線w1 、w2 の他端
部に電流を流して導通検査をしながら正確に所定の位置
に並べて接続しているため、上記着色ペア電線w1 、w
2 の一端部の芯線部に各接触子ピンを被覆を刺し通して
導通するようになり、上記着色ペア電線w1 、w2 の被
覆を損傷すると共に必要以上に被覆を剥ぎ取り芯線部を
生成して無駄にするおそれがある。
、w2 を上記コネクターd1 、d2 の各接触子ピンと
合致するように電流を流して導通検査をしながら正確に
所定の位置に並べて接続するコネクターとペア電線との
接続手段は、予め、インターフェースケーブルの撚りを
戻した上記着色ペア電線w1 、w2 の一端部を電気的に
接続して置き、上記着色ペア電線w1 、w2 の他端部を
被覆を剥ぎ取り芯線部に導電性の接触子(導通ピン)を
接続し、しかる後、上記着色ペア電線w1 、w2 の他端
部に電流を流して導通検査をしながら正確に所定の位置
に並べて接続しているため、上記着色ペア電線w1 、w
2 の一端部の芯線部に各接触子ピンを被覆を刺し通して
導通するようになり、上記着色ペア電線w1 、w2 の被
覆を損傷すると共に必要以上に被覆を剥ぎ取り芯線部を
生成して無駄にするおそれがある。
【0007】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであって、電流を流して導通検査による電気的な手
段の代りに、撚り戻した着色ペア電線(有色ペアケーブ
ルともいう)を、例えば、色別カメラ(CCDカメラ)
のような色識別検査器で一挙に色識別検査して一本づつ
把持してコネクターの所定の位置へ並べて挿着する着色
ペア電線の色識別検査取出装置を提供することを目的と
する。
ものであって、電流を流して導通検査による電気的な手
段の代りに、撚り戻した着色ペア電線(有色ペアケーブ
ルともいう)を、例えば、色別カメラ(CCDカメラ)
のような色識別検査器で一挙に色識別検査して一本づつ
把持してコネクターの所定の位置へ並べて挿着する着色
ペア電線の色識別検査取出装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、機枠の下部に
撚り戻した着色ペア電線を備えたカートリッジを着脱自
在に挿着し、このカートリッジの中央上部に位置決め溝
部を形成し、このカートリッジの上面両側に一対の取出
装置を当接して往復動して各電線を取出すように設け、
上記位置決め溝部の直上の上記機枠に着色ペア電線の色
を識別する色識別検出器を垂設し、上記カートリッジの
上位の上記機枠に移動体を上下動及び左右動するように
設け、この移動体に支持体を設け、この支持体の下部に
押え部材を電線を上記位置決め溝部へ押込むように垂設
し、この押え部材の傍らの上記支持体に一対の把持爪を
備えた把持装置を着色ペア電線を把持するように設けた
ものである。
撚り戻した着色ペア電線を備えたカートリッジを着脱自
在に挿着し、このカートリッジの中央上部に位置決め溝
部を形成し、このカートリッジの上面両側に一対の取出
装置を当接して往復動して各電線を取出すように設け、
上記位置決め溝部の直上の上記機枠に着色ペア電線の色
を識別する色識別検出器を垂設し、上記カートリッジの
上位の上記機枠に移動体を上下動及び左右動するように
設け、この移動体に支持体を設け、この支持体の下部に
押え部材を電線を上記位置決め溝部へ押込むように垂設
し、この押え部材の傍らの上記支持体に一対の把持爪を
備えた把持装置を着色ペア電線を把持するように設けた
ものである。
【0009】
【作用】本発明は、予め、撚り戻した着色ペア電線を備
えたカートリッジを着脱自在に挿着し挿入して置き、し
かる後、上記両取出装置をペア電線を一組づつ取出せる
ように往動することにより、この両取出装置の各係合溝
に上記ペア電線を一本づつ把持し、この把持された各電
線を色識別カメラ(CCDカメラ)のような色識別検査
器で識別検査し、しかる後、一方の取出装置をさらに前
進させて上記一方のペア電線を位置決め溝部まで移送
し、次に、上記移動体を降下することにより、この移動
体と一体の支持体に垂設された押え部材で電線を上記位
置決め溝部へ押込むと同時に一対の把持爪で電線を把持
し、予め、色識別検査器で色を識別検査して画像処理さ
れた検出信号に基づき、移動体と共に上記電線を扛上し
ながら水平移動してコネクターへ降下し、画像処理され
た検出信号に基づき正確に所定の位置に並べて接続する
ものである。
えたカートリッジを着脱自在に挿着し挿入して置き、し
かる後、上記両取出装置をペア電線を一組づつ取出せる
ように往動することにより、この両取出装置の各係合溝
に上記ペア電線を一本づつ把持し、この把持された各電
線を色識別カメラ(CCDカメラ)のような色識別検査
器で識別検査し、しかる後、一方の取出装置をさらに前
進させて上記一方のペア電線を位置決め溝部まで移送
し、次に、上記移動体を降下することにより、この移動
体と一体の支持体に垂設された押え部材で電線を上記位
置決め溝部へ押込むと同時に一対の把持爪で電線を把持
し、予め、色識別検査器で色を識別検査して画像処理さ
れた検出信号に基づき、移動体と共に上記電線を扛上し
ながら水平移動してコネクターへ降下し、画像処理され
た検出信号に基づき正確に所定の位置に並べて接続する
ものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示のー実施例について説明
する。
する。
【0011】図1乃至図4において、符号1は、機枠
(フレーム)であって、この機枠1と一体の下部の機台
1aには、カートリッジ2が着脱自在に挿着されてお
り、このカートリッジ2の中央上部2aには、位置決め
溝部3が形成されている。又、上記カートリッジ2に
は、一対の条孔4a、4bがインターフェースケーブル
cによる撚り戻した複数の着色ペア電線w1 、w2 を挿
入されており、この両条孔4a、4bの着色ペア電線w
1 、w2 は対をなしている。さらに、上記機台1aの両
側の機枠1には、一対の扛上シリンダー装置5、6が立
設されており、この両扛上シリンダー装置5、6の各出
力軸には、各押上部材5a、6aが上記複数の着色ペア
電線w1 、w2 を一ピッチづつ扛上するように付設され
ている。さらに又、上記カートリッジ2の上面両側に位
置する上記機枠1には、一対の取出装置(取出用シャッ
ター装置ともいう)7、8が互いに向合って水平に設置
されており、この両取出装置7、8の各出力軸には、各
シャッター部材7a、8aが上記カートリッジ2の上面
へ当接して往復動して各着色ペア電線w1 、w2 を取出
すように設けられており、上記カートリッジ2の上面へ
当接する各シャッター部材7a、8aの当接面(下面)
には、各係合溝7b、8bが一本の各着色ペア電線w1
、w2 のみを係合するように形成されている。
(フレーム)であって、この機枠1と一体の下部の機台
1aには、カートリッジ2が着脱自在に挿着されてお
り、このカートリッジ2の中央上部2aには、位置決め
溝部3が形成されている。又、上記カートリッジ2に
は、一対の条孔4a、4bがインターフェースケーブル
cによる撚り戻した複数の着色ペア電線w1 、w2 を挿
入されており、この両条孔4a、4bの着色ペア電線w
1 、w2 は対をなしている。さらに、上記機台1aの両
側の機枠1には、一対の扛上シリンダー装置5、6が立
設されており、この両扛上シリンダー装置5、6の各出
力軸には、各押上部材5a、6aが上記複数の着色ペア
電線w1 、w2 を一ピッチづつ扛上するように付設され
ている。さらに又、上記カートリッジ2の上面両側に位
置する上記機枠1には、一対の取出装置(取出用シャッ
ター装置ともいう)7、8が互いに向合って水平に設置
されており、この両取出装置7、8の各出力軸には、各
シャッター部材7a、8aが上記カートリッジ2の上面
へ当接して往復動して各着色ペア電線w1 、w2 を取出
すように設けられており、上記カートリッジ2の上面へ
当接する各シャッター部材7a、8aの当接面(下面)
には、各係合溝7b、8bが一本の各着色ペア電線w1
、w2 のみを係合するように形成されている。
【0012】一方、上記位置決め溝部3の直上の上記機
枠1には、各着色ペア電線w1 、w2 の色を識別する、
例えば、色別カメラ(CCDカメラ)のような色識別別
検出器9が垂設されており、この色識別検出器9の撮像
部9aは上記位置決め溝部3の傍らの上記カートリッジ
2の上面の被写体像(着色ペア電線w1 、w2 )を色識
別撮影するように設けられている。又、この色識別検出
器9には、例えば、画像解析回路のような制御回路10
が接続されており、この制御回路10には、コネクター
11を載置した移動台12が画像解析の信号に基づいて
所定の位置に移動して停止するように設けられており、
上記移動台12は上記各係合溝7b、8bの各着色ペア
電線w1 、w2 を正確に所定の位置に並べて挿着して接
続するようにしている。
枠1には、各着色ペア電線w1 、w2 の色を識別する、
例えば、色別カメラ(CCDカメラ)のような色識別別
検出器9が垂設されており、この色識別検出器9の撮像
部9aは上記位置決め溝部3の傍らの上記カートリッジ
2の上面の被写体像(着色ペア電線w1 、w2 )を色識
別撮影するように設けられている。又、この色識別検出
器9には、例えば、画像解析回路のような制御回路10
が接続されており、この制御回路10には、コネクター
11を載置した移動台12が画像解析の信号に基づいて
所定の位置に移動して停止するように設けられており、
上記移動台12は上記各係合溝7b、8bの各着色ペア
電線w1 、w2 を正確に所定の位置に並べて挿着して接
続するようにしている。
【0013】他方、上記カートリッジ2の上位の上記機
枠1には、一対の水平軸(X軸)13が平行して設けら
れており、この両水平軸13には、移動体14が、例え
ば、シリンダー装置(図示されず)のようなアクチュエ
ータで左右方向へ往復動するように設けられており、上
記移動体14の上部には、例えば、シリンダー装置のよ
うなアクチュエータ15が垂設されている。又、このア
クチュエータ15の出力軸には、移動体14に敷設され
た補助板16が垂直ガイドレールに沿って垂直方向へ昇
降自在に連結されており、この補助板16には、支持体
17が設けられている。さらに、この支持体17の下部
17aには、押え部材18が上記位置決め溝部3内の電
線w1 を妄りに浮上して移動しないように垂設されてお
り、この押え部材18の傍らの上記支持体17には、一
対の把持爪19a、19bを備えた把持装置20が電線
w1 を把持するように設けられている。即ち、上記支持
体17の下部17aには、一対のピニオン21、22が
互いに噛合って各支軸21a、22aで軸装されてお
り、この各支軸21a、22aには、上記両把持爪19
a、19bの各基部が軸着されている。又、上記支軸2
1aには、クランプシリンダー装置23の出力軸23a
が連結杆24を介して連結されており、このクランプシ
リンダー装置23は上記支持体17の支持腕25に倒立
して設けられている。
枠1には、一対の水平軸(X軸)13が平行して設けら
れており、この両水平軸13には、移動体14が、例え
ば、シリンダー装置(図示されず)のようなアクチュエ
ータで左右方向へ往復動するように設けられており、上
記移動体14の上部には、例えば、シリンダー装置のよ
うなアクチュエータ15が垂設されている。又、このア
クチュエータ15の出力軸には、移動体14に敷設され
た補助板16が垂直ガイドレールに沿って垂直方向へ昇
降自在に連結されており、この補助板16には、支持体
17が設けられている。さらに、この支持体17の下部
17aには、押え部材18が上記位置決め溝部3内の電
線w1 を妄りに浮上して移動しないように垂設されてお
り、この押え部材18の傍らの上記支持体17には、一
対の把持爪19a、19bを備えた把持装置20が電線
w1 を把持するように設けられている。即ち、上記支持
体17の下部17aには、一対のピニオン21、22が
互いに噛合って各支軸21a、22aで軸装されてお
り、この各支軸21a、22aには、上記両把持爪19
a、19bの各基部が軸着されている。又、上記支軸2
1aには、クランプシリンダー装置23の出力軸23a
が連結杆24を介して連結されており、このクランプシ
リンダー装置23は上記支持体17の支持腕25に倒立
して設けられている。
【0014】以下、本発明の作用について説明する。
【0015】従って、予め、機枠1と一体の下部の機台
1aに着色ペア電線w1 、w2 を備えたカートリッジ2
を着脱自在に挿入すると共に各ペア電線w1 、w2 を一
組づつ取出せるように挿入して置く。
1aに着色ペア電線w1 、w2 を備えたカートリッジ2
を着脱自在に挿入すると共に各ペア電線w1 、w2 を一
組づつ取出せるように挿入して置く。
【0016】次に、図2(A)(B)、図3(A)
(B)に示されるように、制御回路の運転プログラムか
らの指令に基づき、両取出装置7、8を作動して往動す
ることにより、この両取出装置7、8の各シャッター部
材7a、8aが上記カートリッジ2の上面を往動して各
電線w1 、w2 を両係合溝7b、8bに上記ペア電線w
1 、w2 を係合して取出すと同時に両シャッター部材7
a、8aの各前端部同志が当接して停止する。つまり、
上記各ペア電線w1 、w2 が上記カートリッジ2の他の
各電線wから離間することにより、この取出された各電
線w1 、w2 は色別カメラ(CCDカメラ)のような色
識別検査器9で色の識別混同を生じないようにして色識
別検査すると共に、この色識別検査による信号を上記制
御回路10へ入力して画像解析の信号に基づき上記各電
線w1 、w2 のコネクター11の所定の位置を決定し、
これをコネクター11を載置した移動台12へ送信し、
この移動台12を画像解析の信号に基づいて所定の位置
へ移動して上記各係合溝7b、8bの各電線w1 、w2
を正確に所定の位置に挿着するように待機する(図1及
び図2(A)参照)。
(B)に示されるように、制御回路の運転プログラムか
らの指令に基づき、両取出装置7、8を作動して往動す
ることにより、この両取出装置7、8の各シャッター部
材7a、8aが上記カートリッジ2の上面を往動して各
電線w1 、w2 を両係合溝7b、8bに上記ペア電線w
1 、w2 を係合して取出すと同時に両シャッター部材7
a、8aの各前端部同志が当接して停止する。つまり、
上記各ペア電線w1 、w2 が上記カートリッジ2の他の
各電線wから離間することにより、この取出された各電
線w1 、w2 は色別カメラ(CCDカメラ)のような色
識別検査器9で色の識別混同を生じないようにして色識
別検査すると共に、この色識別検査による信号を上記制
御回路10へ入力して画像解析の信号に基づき上記各電
線w1 、w2 のコネクター11の所定の位置を決定し、
これをコネクター11を載置した移動台12へ送信し、
この移動台12を画像解析の信号に基づいて所定の位置
へ移動して上記各係合溝7b、8bの各電線w1 、w2
を正確に所定の位置に挿着するように待機する(図1及
び図2(A)参照)。
【0017】他方、図2(B)に示されるように、一方
の取出装置7をさらに前進させて上記一方のペア電線w
1 を位置決め溝部3まで移送して停止すると同時に、他
方の取出装置8を後退させて他方のペア電線w2 は待機
させる。すると、上記移動体14の支持体17がアクチ
ュエータ15によって降下することにより、この支持体
17に垂設された押え部材18の下部が電線w1 を上記
位置決め溝部3へ押込むことにより妄りに浮上して移動
しないように一時的に固定し、同時に、図3(A)に示
されるように、上記クランプシリンダー装置23が駆動
してその出力軸23aが連結杆24を介して上記両ピニ
オン21、22を互いに内方へ回動するから、この両ピ
ニオン21、22の両支軸21a、21bと一体の上記
両把持爪19a、19bが電線w1 を把持した後、図3
(B)に示されるように、上記支持体17がアクチュエ
ータ15によって上昇すると共に上記水平軸13の移動
体14が図示されないアクチュエータで右方向へ往動し
て上記コネクター11の所定の位置で停止し、しかる
後、再度、支持体17がアクチュエータ15によって降
下することにより、予め、色識別検査器9で識別検査し
て画像処理された検出信号に基づくコネクター11の所
定の位置に上記両把持爪19a、19bで把持された電
線w1 を移送してコネクター11の所定の位置に挿着
し、この電線 w1 を両把持爪19a、19bから解放
することにより一方の電線w1 を人手に頼らずに正確に
コネクター11の所定の位置に挿着することができる。
の取出装置7をさらに前進させて上記一方のペア電線w
1 を位置決め溝部3まで移送して停止すると同時に、他
方の取出装置8を後退させて他方のペア電線w2 は待機
させる。すると、上記移動体14の支持体17がアクチ
ュエータ15によって降下することにより、この支持体
17に垂設された押え部材18の下部が電線w1 を上記
位置決め溝部3へ押込むことにより妄りに浮上して移動
しないように一時的に固定し、同時に、図3(A)に示
されるように、上記クランプシリンダー装置23が駆動
してその出力軸23aが連結杆24を介して上記両ピニ
オン21、22を互いに内方へ回動するから、この両ピ
ニオン21、22の両支軸21a、21bと一体の上記
両把持爪19a、19bが電線w1 を把持した後、図3
(B)に示されるように、上記支持体17がアクチュエ
ータ15によって上昇すると共に上記水平軸13の移動
体14が図示されないアクチュエータで右方向へ往動し
て上記コネクター11の所定の位置で停止し、しかる
後、再度、支持体17がアクチュエータ15によって降
下することにより、予め、色識別検査器9で識別検査し
て画像処理された検出信号に基づくコネクター11の所
定の位置に上記両把持爪19a、19bで把持された電
線w1 を移送してコネクター11の所定の位置に挿着
し、この電線 w1 を両把持爪19a、19bから解放
することにより一方の電線w1 を人手に頼らずに正確に
コネクター11の所定の位置に挿着することができる。
【0018】このようにして、他方の取出装置8の係合
している他の電線w2 も反復継続して人手に頼らずに正
確にコネクター11の所定の位置に挿着することができ
る。
している他の電線w2 も反復継続して人手に頼らずに正
確にコネクター11の所定の位置に挿着することができ
る。
【0019】なお、上述した具体例における一対の扛上
シリンダー装置5、6は、図1の鎖線で示されるよう
に、一個の扛上シリンダー装置にして一対の着色ペア電
線wを同時に扛上するように設計変更することは自由で
ある。
シリンダー装置5、6は、図1の鎖線で示されるよう
に、一個の扛上シリンダー装置にして一対の着色ペア電
線wを同時に扛上するように設計変更することは自由で
ある。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、機枠
の下部に撚り戻した着色ペア電線を備えたカートリッジ
を着脱自在に挿着し、このカートリッジの中央上部に位
置決め溝部を形成し、このカートリッジの上面両側に一
対の取出装置を当接して往復動して各電線を取出すよう
に設け、上記位置決め溝部の直上の上記機枠に着色ペア
電線の色を識別する色別検出器を垂設し、上記カートリ
ッジの上位の上記機枠に移動体を上下動及び左右動する
ように設け、この移動体に支持体を設け、この支持体の
下部に押え部材を電線を上記位置決め溝部へ押込むよう
に垂設し、この押え部材の傍らの上記支持体に一対の把
持爪を備えた把持装置を電線を把持するように枢着して
あるので、人手に頼らずに正確にコネクターの所定の位
置に挿着することができると共に量産することができる
ばかりでなく、着色ペア電線を損傷することなく品質の
向上を図ることができる等の優れた効果を有する。
の下部に撚り戻した着色ペア電線を備えたカートリッジ
を着脱自在に挿着し、このカートリッジの中央上部に位
置決め溝部を形成し、このカートリッジの上面両側に一
対の取出装置を当接して往復動して各電線を取出すよう
に設け、上記位置決め溝部の直上の上記機枠に着色ペア
電線の色を識別する色別検出器を垂設し、上記カートリ
ッジの上位の上記機枠に移動体を上下動及び左右動する
ように設け、この移動体に支持体を設け、この支持体の
下部に押え部材を電線を上記位置決め溝部へ押込むよう
に垂設し、この押え部材の傍らの上記支持体に一対の把
持爪を備えた把持装置を電線を把持するように枢着して
あるので、人手に頼らずに正確にコネクターの所定の位
置に挿着することができると共に量産することができる
ばかりでなく、着色ペア電線を損傷することなく品質の
向上を図ることができる等の優れた効果を有する。
【図1】本発明の着色ペア電線の色識別検査取出装置の
正面図。
正面図。
【図2】本発明の作用を説明するための各図。
【図3】本発明の作用を説明するための各図。
【図4】撚りを戻したペア電線を仕分して挿着したカー
トリッジの斜視図。
トリッジの斜視図。
【図5】インターフェースケーブルのコネクターの関係
を説明するための図。
を説明するための図。
【図6】インターフェースケーブルにおけるペア電線を
説明するための各図。
説明するための各図。
1 機枠 2 カートリッジ 3 位置決め溝部 7、8 取出装置 9 色識別検出器 14 移動体 17 支持体 18 押え部材 19a、19b 把持爪 20 把持装置
Claims (1)
- 【請求項1】機枠の下部に着脱自在に挿着された撚り戻
した着色ペア電線を備えたカートリッジと、このカート
リッジの中央上部に形成された位置決め溝部と、このカ
ートリッジの上面両側に当接して往復動して各電線を取
出すように設けられた一対の取出装置と、上記位置決め
溝部の直上の上記機枠に垂設された着色ペア電線の色を
識別する色識別検出器と、上記カートリッジの上位の上
記機枠に上下動及び左右動するように設けられた移動体
と、この移動体に設けられた支持体と、この支持体の下
部に電線を上記位置決め溝部へ押込むように垂設された
押え部材と、この押え部材の傍らの上記支持体に電線を
把持するように設けられた一対の把持爪を備えた把持装
置とを具備したことを特徴とする着色ペア電線の色識別
検査取出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33836491A JPH0685610B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 着色ペア電線の色識別検査取出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33836491A JPH0685610B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 着色ペア電線の色識別検査取出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05176430A JPH05176430A (ja) | 1993-07-13 |
JPH0685610B2 true JPH0685610B2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=18317457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33836491A Expired - Lifetime JPH0685610B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 着色ペア電線の色識別検査取出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0685610B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6206663B2 (ja) * | 2013-10-04 | 2017-10-04 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス生産システム及びワイヤハーネス生産方法 |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP33836491A patent/JPH0685610B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05176430A (ja) | 1993-07-13 |
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