JPH0685160U - 産業車両用駐車ブレーキ装置 - Google Patents

産業車両用駐車ブレーキ装置

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JPH0685160U
JPH0685160U JP2737693U JP2737693U JPH0685160U JP H0685160 U JPH0685160 U JP H0685160U JP 2737693 U JP2737693 U JP 2737693U JP 2737693 U JP2737693 U JP 2737693U JP H0685160 U JPH0685160 U JP H0685160U
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哲二 沢津橋
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東洋運搬機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造を簡素化し、コスト低減を可能とした産
業車両用駐車ブレーキ装置を提供する。 【構成】 ブレーキ操作バルブとトランスミッションコ
ントロールバルブと一体構造とした複合バルブ21と、こ
の複合バルブ21のブレーキ操作バルブのスプール23と駐
車ブレーキ操作ボタン2間を接続するプッシュ・プルケ
ーブル24と、複合バルブ21に圧力油を供給するチャージ
ングポンプ4と、複合バルブ21から供給さける圧力油に
より作動する駐車ブレーキユニット22を設ける。 【効果】 ブレーキ操作バルブとトランスミッションコ
ントロールバルブを一体化した複合バルブ21を設け、こ
の複合バルブ21の操作をプッシュ・プルケーブル24を介
して駐車ブレーキ操作ボタン2により行うようにしたこ
とにより、従来のような配管部品を削減でき、構造の簡
素化と低コストを実現できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ホイールローダなど産業車両に使用される駐車ブレーキ装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の上記産業車両用駐車ブレーキ装置を図4の構成図に基づいて説明する。 図4において、1は駐車ブレーキの操作ボタン2の操作によりスプールが移動 し位置が切り換わる3ポート2位置のハンドバルブであり、操作ボタン2を押し 込んだ状態では、BポートとTポートが連通され、操作ボタン2を引いた状態で は、BポートとAポートが連通される。このハンドバルブ1のTポートは、油路 、ラインフィルタ3を介してチャージングポンプ4に接続され、Aポートは油路 を介してトルクコンバータ5に接続され、またBポートは油路を介してスプリン グチャンバー6とトランスミッションコントロールバルブ7に接続されている。 スプリングチャンバー6はプルケーブル8を介してトランスミッション9の駆動 シャフト(図示せず)をロックするディスクブレーキ10を操作する。
【0003】 上記トランスミッションコントロールバルブ7の油圧回路図を図5に示す。 トランスミッションコントロールバルブ7には、図4にも示すように、プッシ ュ・プルケーブル(図示せず)により操作される、前後進クラッチ操作用の手動 スプール11および変速ポジション操作用の手動スプール12が設けられており、ク ラッチ操作用の手動スプール11の作動により位置が切り換わる4ポート3位置の クラッチ作動用ディレクションバルブ13と、変速ポジション操作用の手動スプー ル12の作動により位置が切り換わる5ポート3位置の変速ポジション操作用レン ジバルブ14が設けられ、さらにハンドバルブ1から供給される圧力油によりイン チングスプールが作動され、位置が切り換わる3ポート2位置のインチングバル ブ15が設けられ、さらにチャージングポンプ4からの圧力油の供給を受けて常に 一定の油圧となるようにコントロールするレギュレータバルブ16、モジュレート バルブ17、フローセンシングバルブ18などが設けられている。上記レギュレータ バルブ16からトルクコンバータ5に圧力油が供給される。また、手動スプール12 の操作によりレンジバルブ14の位置が切り換えられ、変速ポジションが切り換え られる。
【0004】 上記構成による駐車ブレーキとクラッチの作用を説明する。 ハンドバルブ1の操作ボタン2を押し込んだ状態(非作動状態)では、Bポー トとTポートが連通されていることから、チャージングポンプ4からの圧力油は スプリングチャンバー6へ供給されそのピストンを作動し、プルケーブル8を介 してディスクブレーキ10を開放し、同時に圧力油はトランスミッションコントロ ールバルブ7へ供給され、インチングスプールに作用してインチングバルブ15の 位置が切り換えられ、圧力油がディレクションバルブ13に供給され、手動スプー ル11の前進(F)、あるいは後進(R)操作により選択される前進クラッチ、あ るいは後進クラッチに圧力油が供給され、クラッチが接続される。
【0005】 上記状態において、ハンドバルブ1の操作ボタン2を引き操作(ブレーキ作動 操作)すると、チャージングポンプ4から供給される圧力油はハンドバルブ1内 でブロックされ、またハンドバルブ1のBポートとAポートが連通され、よって スプリングチャンバー6のピストンを作動させていた圧力油はハンドバルブ2内 を通ってトルクコンバータ5内にドレーンされ、スプリングチャンバー6のピス トンはスプリング力によって戻され、プルケーブル8を介してディスクブレーキ 10が作動する。したがって、駐車ブレーキがかかる。また同時にトランスミッシ ョンコントロールバルブ7のインチングスプールに作用していた圧力油も同様に ドレーンされるため、インチングスプールは元に戻され、よってインチングバル ブ15により圧力油がブロックされ、ディレクションバルブ13を介してクラッチに 供給されていた圧力油がドレーンされて、クラッチが外される。この状態では、 トランスミッション9のチェンジレバーを操作してもクラッチは作動せず、動力 伝達は行われない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の上記産業車両用駐車ブレーキ装置の構成では、ハンドバルブ1 とチャージングポンプ4とスプリングチャンバー6とディスクブレーキ10が、そ れぞれ分離して配置されているため、接続のために接続ホースや配管金具など多 くの配管部品が必要となり、また構造が複雑でコストが高くなるという問題があ った。
【0007】 本考案は上記問題を解決するものであり、構造を簡素化し、コスト低減を可能 とした産業車両用駐車ブレーキ装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため本考案の産業車両用駐車ブレーキ装置は、ブレーキ操 作バルブとトランスミッションコントロールバルブを一体構造とした複合バルブ と、駐車ブレーキ操作ボタンと、この駐車ブレーキ操作ボタンと前記複合バルブ のブレーキ操作バルブスプール間を接続するプッシュ・プルケーブルと、前記複 合バルブに圧力油を供給するチャージングポンプと、前記複合バルブから供給さ れる圧力油により作動する駐車ブレーキユニットを設けたことを特徴とするもの である。
【0009】
【作用】
上記考案の構成により、複合バルブのブレーキ操作バルブスプールの操作をプ ッシュ・プルケーブルを介して駐車ブレーキ操作ボタンにより行うと、チャージ ングポンプから供給された圧力油は複合バルブを介して駐車ブレーキユニットへ 供給され、駐車ブレーキユニットが作動する。よって駐車ブレーキがかかる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、従来例の図4と図 5の構成と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0011】 図1は本考案の一実施例における産業車両用駐車ブレーキ装置の構成図である 。 本考案の産業車両用駐車ブレーキ装置は、従来のハンドバルブ1とトランスミ ッションコントロールバルブ7に代えてこれらバルブの機能を一体化した複合バ ルブ21を設け、従来のディスクブレーキ10に代えて、複合バルブ21より油路を介 して供給される圧力油により作動する駐車ブレーキユニット22を設け、複合バル ブ21の駐車ブレーキ用バルブスプール23と駐車ブレーキ操作ボタン2間をプッシ ュ・プルケーブル24により接続している。
【0012】 図2に複合バルブ21の油圧回路を示す。 図2に示すように、新たに駐車ブレーキ用バルブスプール23の作動により位置 が切り換わる4ポート2位置の駐車ブレーキ用バルブ25を組合せている。この駐 車ブレーキ用バルブ25は、スプール23の押込み側で、チャージングポンプ4から の圧力油を駐車ブレーキユニット22へ供給するとともに、トランスミッションコ ントロールバルブ7のインチングスプールに作用していた圧力油をドレーンし、 引き側で、チャージングポンプ4からの圧力油をトランスミッションコントロー ルバルブ7のインチングスプールへ供給するとともに、駐車ブレーキユニット22 へ供給されていた圧力油をドレーンする。
【0013】 図3に駐車ブレーキユニット22の機構を示す。 図3に示すように、トランスミッション9の減速軸31の終端のハブ32に設けら れたフリクションプレート33に、ブレーキピストン34に設けられたセパレートプ レート35を押し付けることにより駐車ブレーキをかける構成となっており、ブレ ーキピストン34に複合バルブ21の駐車ブレーキ用バルブ25から圧力油が供給され ているときは、ブレーキピストン34はスプリング36に抗してセパレートプレート 35をフリクションプレート33から引き離してブレーキを開放し、圧力油がドレー ンされるとブレーキピストン34はスプリング36により元に戻され、セパレートプ レート35がフリクションプレート33に押し付けられ、ブレーキがかかる。
【0014】 上記構成による作用を説明する。 操作ボタン2を押し込んだ状態(ブレーキ非作動状態)では、複合バルブ21の 駐車ブレーキ用バルブスプール23は押し込まれた状態にあり、駐車ブレーキ用バ ルブ25を介してチャージングポンプ4からの圧力油は駐車ブレーキユニット22へ 供給され、そのブレーキピストン34を作動させてスプリング36に抗してブレーキ を開放し、同時に複合バルブ21のインチングスプールに作用していた圧力油がド レーンされ、圧力油がディレクションバルブ13を介して、手動スプール11の前進 (F)、あるいは後進(R)操作により選択された前進クラッチ、あるいは後進 クラッチに供給され、クラッチが接続される。
【0015】 上記状態において、操作ボタン2を引き操作(ブレーキ作動操作)すると、プ ッシュ・プルケーブル13を介して複合バルブ21の駐車ブレーキ用バルブスプール 23が引き出され、よって圧力油は複合バルブ21へ供給され、インチングスプール が作動してインチングバルブ15の位置が切り換えられ、よってインチングバルブ 15により圧力油がブロックされ、ディレクションバルブ13を介してクラッチに供 給されている圧力油がドレーンされて、クラッチが外れる。また駐車ブレーキユ ニット22へ供給されていた圧力油がドレーンされ、ブレーキピストン34はスプリ ング36により元に戻り、セパレートプレート35はフリクションプレート33に押し 付けられ、ブレーキがかかる。この状態では、トランスミッション9のチェンジ レバーを操作してもクラッチは作動せず、動力伝達は行われない。
【0016】 このように、駐車ブレーキ操作ボタン2の引き操作(作動操作)により駐車ブ レーキをかけることができ、またクラッチを外すことができる。この引き操作時 にクラッチを外すことにより、運転開始時に駐車ブレーキ操作ボタン2の押し操 作(外し操作)を忘れるとクラッチが作動しないことから、駐車ブレーキの戻し 忘れを防止することができる。また、ハンドバルブ1とトランスミッションコン トロールバルブ7に代えてこれらバルブの機能を一体化した複合バルブ21を設け 、この複合バルブ21の操作をプッシュ・プルケーブル24を介して駐車ブレーキ操 作ボタン2により行うようにしたことにより、従来のような配管部品を大幅に削 減でき、構造の簡素化と低コストを実現することができる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、複合バルブのブレーキ操作バルブスプー ルの操作をプッシュ・プルケーブルを介して駐車ブレーキ操作ボタンにより行う ことにより、チャージングポンプから供給された圧力油は複合バルブを介して駐 車ブレーキユニットへ供給され、駐車ブレーキユニットが作動し、よって駐車ブ レーキをかけることができる。さらに、ブレーキ操作バルブとトランスミッショ ンコントロールバルブと一体構造とした複合バルブの操作をプッシュ・プルケー ブルを介して行うことにより、従来のような配管部品を削減でき、構造の簡素化 と低コストを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における産業車両用駐車ブレ
ーキ装置の構成図である。
【図2】同産業車両用駐車ブレーキ装置の複合バルブの
油圧回路図である。
【図3】同産業車両用駐車ブレーキ装置の駐車ブレーキ
ユニットの断面図である。
【図4】従来の産業車両用駐車ブレーキ装置の構成図で
ある。
【図5】従来の産業車両用駐車ブレーキ装置のトランス
ミッションコントロールバルブの油圧回路図である。
【符号の説明】
2 駐車ブレーキ操作ボタン 4 チャージングポンプ 9 トランスミッション 13 ディレクションバルブ 15 インチングバルブ 21 複合バルブ 22 駐車ブレーキユニット 23 (駐車ブレーキ用バルブ)スプール 24 プッシュ・プルケーブル 25 駐車ブレーキ用バルブ 31 減速軸 33 フリクションプレート 34 ブレーキピストン 35 セパレートプレート 36 スプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ操作バルブとトランスミッショ
    ンコントロールバルブを一体構造とした複合バルブと、
    駐車ブレーキ操作ボタンと、この駐車ブレーキ操作ボタ
    ンと前記複合バルブのブレーキ操作バルブスプール間を
    接続するプッシュ・プルケーブルと、前記複合バルブに
    圧力油を供給するチャージングポンプと、前記複合バル
    ブから供給される圧力油により作動する駐車ブレーキユ
    ニットを設けたことを特徴とする産業車両用駐車ブレー
    キ装置。
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