JP3327479B2 - 電気油圧式パーキングブレーキ制御システム - Google Patents
電気油圧式パーキングブレーキ制御システムInfo
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- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T13/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
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- Braking Systems And Boosters (AREA)
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Description
【産業上の利用分野】本発明は、車輛のパーキングブレ
ーキの作動を制御するための制御システムに関し、更に
詳細には、ばね賦勢された圧力解放式パーキングブレー
キの作動を制御するための電気油圧式制御システムに関
する。
ーキの作動を制御するための制御システムに関し、更に
詳細には、ばね賦勢された圧力解放式パーキングブレー
キの作動を制御するための電気油圧式制御システムに関
する。
【従来の技術】ばね賦勢された圧力解放式パーキングブ
レーキを通常のブレーキの他に車輛に設けることは周知
である。このようなパーキングブレーキは、エンジンを
止めなくても車輛が動かないようにするため、駆動列構
成要素と係合させることができ、こうしたパーキングブ
レーキは、エンジンの停止時に自動的に外れる。しかし
ながら、エンジン故障等の機械的故障が起こった場合、
修理を行うことができる場所まで車輛を押したり牽引し
たりできるように、パーキングブレーキを解放するため
の手段が設けられていなければならない。例えば、１９
７６年１２月２１日にジョンソン等に賦与された米国特
許第３，９９９，０７５号には、複合空気−油圧回路を
有するブレーキ制御システムが開示されている。このパ
ーキングブレーキは、通常は、エンジン駆動ポンプから
の加圧流体で解放されている。油圧が所定のレベルより
も下がった場合には、アキュムレータからの空気圧によ
り通常のブレーキ作動が行われる。機械的な故障が起こ
った場合には、パーキングブレーキ弁がアキュムレータ
からの空気圧をマスターシリンダに伝え、このマスター
シリンダが加圧された油圧流体を供給してブレーキを解
放する。しかしながら、このシステムは複雑な油圧−空
気圧回路を必要とする。完全に機械的なパーキングブレ
ーキのばねオーバーライド機構が、１９８１年１月２０
日にエイチ．イー．ベックに賦与された米国特許第４，
２４５，７２４号に開示されている。この機構は、ブレ
ーキのピストンに取付けられた部材のねじ孔と係合する
ため、ブレーキの外ハウジングの開口部を通して挿入で
きる一本の又は複数のボルトを有する。ボルトを回すと
ピストンがばねの押圧力に抗してその係合位置から遠ざ
けられ、制動された部材を解放する。しかしながら、こ
のシステムはパーキングブレーキを外すのにこれに近づ
く必要がある。これは、パーキングブレーキが、大抵
は、容易に近づくことのできない領域に配置されている
ため、不便である。更に、ボルトの設置及び取り外しに
特別の工具が必要とされ、このような工具は、故障が起
こった場所では手に入れることができない。生産物条植
えトラクターは、トラクターの制御盤に設けられたシフ
トレバーに連結されたパーキング爪を有するパーキング
ブレーキを持っている。シフトレバーをパーキング位置
にすると、パーキング爪の歯がパーキング位置にある変
速機の減速歯車と係合し、これによって、駆動列を係止
し、車輛が動かないようにする。しかしながら、このよ
うなパーキングブレーキシステムは、シフトレバーとパ
ーキング爪との間に機械的リンク装置を必要とする。電
子制御式変速機の登場に伴って、機械的リンク装置を必
要としないパーキングブレーキ機能を提供することが望
ましい。例えば、電子式シフト制御装置が車輛の枢動式
シートの肘掛けに取付けられている場合には、このよう
な枢動するプラットホームに機械的リンク装置を連結す
ることは非現実的である。
レーキを通常のブレーキの他に車輛に設けることは周知
である。このようなパーキングブレーキは、エンジンを
止めなくても車輛が動かないようにするため、駆動列構
成要素と係合させることができ、こうしたパーキングブ
レーキは、エンジンの停止時に自動的に外れる。しかし
ながら、エンジン故障等の機械的故障が起こった場合、
修理を行うことができる場所まで車輛を押したり牽引し
たりできるように、パーキングブレーキを解放するため
の手段が設けられていなければならない。例えば、１９
７６年１２月２１日にジョンソン等に賦与された米国特
許第３，９９９，０７５号には、複合空気−油圧回路を
有するブレーキ制御システムが開示されている。このパ
ーキングブレーキは、通常は、エンジン駆動ポンプから
の加圧流体で解放されている。油圧が所定のレベルより
も下がった場合には、アキュムレータからの空気圧によ
り通常のブレーキ作動が行われる。機械的な故障が起こ
った場合には、パーキングブレーキ弁がアキュムレータ
からの空気圧をマスターシリンダに伝え、このマスター
シリンダが加圧された油圧流体を供給してブレーキを解
放する。しかしながら、このシステムは複雑な油圧−空
気圧回路を必要とする。完全に機械的なパーキングブレ
ーキのばねオーバーライド機構が、１９８１年１月２０
日にエイチ．イー．ベックに賦与された米国特許第４，
２４５，７２４号に開示されている。この機構は、ブレ
ーキのピストンに取付けられた部材のねじ孔と係合する
ため、ブレーキの外ハウジングの開口部を通して挿入で
きる一本の又は複数のボルトを有する。ボルトを回すと
ピストンがばねの押圧力に抗してその係合位置から遠ざ
けられ、制動された部材を解放する。しかしながら、こ
のシステムはパーキングブレーキを外すのにこれに近づ
く必要がある。これは、パーキングブレーキが、大抵
は、容易に近づくことのできない領域に配置されている
ため、不便である。更に、ボルトの設置及び取り外しに
特別の工具が必要とされ、このような工具は、故障が起
こった場所では手に入れることができない。生産物条植
えトラクターは、トラクターの制御盤に設けられたシフ
トレバーに連結されたパーキング爪を有するパーキング
ブレーキを持っている。シフトレバーをパーキング位置
にすると、パーキング爪の歯がパーキング位置にある変
速機の減速歯車と係合し、これによって、駆動列を係止
し、車輛が動かないようにする。しかしながら、このよ
うなパーキングブレーキシステムは、シフトレバーとパ
ーキング爪との間に機械的リンク装置を必要とする。電
子制御式変速機の登場に伴って、機械的リンク装置を必
要としないパーキングブレーキ機能を提供することが望
ましい。例えば、電子式シフト制御装置が車輛の枢動式
シートの肘掛けに取付けられている場合には、このよう
な枢動するプラットホームに機械的リンク装置を連結す
ることは非現実的である。
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電子
制御式変速機で使用するのに適したパーキングブレーキ
システムを提供することである。本発明の他の目的は、
機械的故障が起こった場合に車輛を押したり牽引したり
できるように、パーキングブレーキを解放するための手
段が設けられているパーキングブレーキシステムを提供
することである。本発明の更に他の目的は、シフトレバ
ーに連結された機械的リンク装置を必要としないパーキ
ングブレーキシステムを提供することである。本発明の
別の目的は、大きな力を手動で及ぼさなくても作動でき
るパーキングブレーキシステムを提供することである。
本発明の更に別の目的は、エンジンを切ったとき及び車
輛が休止状態にあるときに自動的にかかるパーキングブ
レーキシステムを提供することである。本発明の他の目
的は、高速走行中に動力装置の故障又は運転手の過ちに
よりパーキングブレーキが不時に係合することがないよ
うにする手段を提供することである。
制御式変速機で使用するのに適したパーキングブレーキ
システムを提供することである。本発明の他の目的は、
機械的故障が起こった場合に車輛を押したり牽引したり
できるように、パーキングブレーキを解放するための手
段が設けられているパーキングブレーキシステムを提供
することである。本発明の更に他の目的は、シフトレバ
ーに連結された機械的リンク装置を必要としないパーキ
ングブレーキシステムを提供することである。本発明の
別の目的は、大きな力を手動で及ぼさなくても作動でき
るパーキングブレーキシステムを提供することである。
本発明の更に別の目的は、エンジンを切ったとき及び車
輛が休止状態にあるときに自動的にかかるパーキングブ
レーキシステムを提供することである。本発明の他の目
的は、高速走行中に動力装置の故障又は運転手の過ちに
よりパーキングブレーキが不時に係合することがないよ
うにする手段を提供することである。
【課題を解決するための手段】これらの目的及び他の目
的は、ばね賦勢された圧力解放式パーキングブレーキを
電気油圧式制御システムで制御する本発明により達成さ
れる。ソレノイド作動式パーキングブレーキ制御弁、油
圧で制御される輸送サンプ弁、及び手動作動式牽引弁が
協働して、パーキングブレーキの解放室、エンジン駆動
ポンプ、サンプ、及び手動作動式ポンプの間の連通を制
御する。パーキングブレーキ制御弁のソレノイドは、好
ましくは、運転席のシフトレバーの作動に応答して制御
される。通常は、ソレノイドが賦勢され、弁が協働して
エンジン駆動ポンプからの圧力を解放室に伝え、パーキ
ングブレーキを解放する。シフトレバーをパーキング位
置に置くと、ソレノイドが消勢され、パーキングブレー
キ制御弁が解放室をサンプと連通する。更に、車輛が停
止しているとき、ソレノイドは消勢されており、エンジ
ン駆動ポンプからの圧力が失われ、パーキングブレーキ
はそのばねによってかけられる。この状態では、手動作
動式牽引弁が作動されて解放室とサンプとの間の連通が
遮断され、その結果、解放室を手動作動式ポンプで加圧
できる。好ましくは、手動作動式ポンプは車輛のクラッ
チペダルに作動的に連結されている。第１及び第２の逆
止弁により、サンプから運転手が作動するポンプまで及
び手動作動式ポンプから解放室までの一方向流体流れを
許容する。
的は、ばね賦勢された圧力解放式パーキングブレーキを
電気油圧式制御システムで制御する本発明により達成さ
れる。ソレノイド作動式パーキングブレーキ制御弁、油
圧で制御される輸送サンプ弁、及び手動作動式牽引弁が
協働して、パーキングブレーキの解放室、エンジン駆動
ポンプ、サンプ、及び手動作動式ポンプの間の連通を制
御する。パーキングブレーキ制御弁のソレノイドは、好
ましくは、運転席のシフトレバーの作動に応答して制御
される。通常は、ソレノイドが賦勢され、弁が協働して
エンジン駆動ポンプからの圧力を解放室に伝え、パーキ
ングブレーキを解放する。シフトレバーをパーキング位
置に置くと、ソレノイドが消勢され、パーキングブレー
キ制御弁が解放室をサンプと連通する。更に、車輛が停
止しているとき、ソレノイドは消勢されており、エンジ
ン駆動ポンプからの圧力が失われ、パーキングブレーキ
はそのばねによってかけられる。この状態では、手動作
動式牽引弁が作動されて解放室とサンプとの間の連通が
遮断され、その結果、解放室を手動作動式ポンプで加圧
できる。好ましくは、手動作動式ポンプは車輛のクラッ
チペダルに作動的に連結されている。第１及び第２の逆
止弁により、サンプから運転手が作動するポンプまで及
び手動作動式ポンプから解放室までの一方向流体流れを
許容する。
【実施例】添付図面を参照すると、ばね賦勢された圧力
解放式パーキングブレーキ１０は解放室１２を有する。
解放室１２は、ばね１５によって車輛の変速機（図示せ
ず）の出力シャフト１６と係合できるアクチュエータ１
４を制御する。電気油圧式パーキングブレーキ制御シス
テム２０は、解放室１２の加圧を制御することによって
パーキングブレーキ１０の作動を制御する。パーキング
ブレーキ制御システム２０はエンジン駆動ポンプ２２を
有し、このポンプは、サンプ即ちサンプ２４から管路２
６へ、車輛の操舵−制動回路３２へ、潤滑回路３４へ、
圧力調整弁２７へ、及び管路２８へ加圧流体を供給す
る。掃気ポンプ３６は、サンプ管路３８の種々の油圧装
置及びサンプ２４ａから収集された流体をサンプ２４へ
移送する。かくして、システム圧力は、エンジン駆動ポ
ンプ２２から管路２８及び操舵−制動回路３２及び潤滑
回路３４への枝管を持つ圧力調整弁２７に伝えられる。
パーキングブレーキ制御弁４０は、逆止弁４３を介して
管路２８に連結された入口４２、輸送サンプ弁４６を介
してサンプ管路３８に連結された（車輛停止時）ポート
４４、及びポート４８を備えたハウジングを有する。更
に、パーキングブレーキ制御弁４０は、入口４２がポー
ト４８と連通し且つポート４４が閉鎖された第１位置と
入口４２が閉鎖され、ポート４４がポート４８と連通し
た第２位置との間で移動自在のパーキングブレーキ弁部
材５０を有する。賦勢されたソレノイド５４がパーキン
グブレーキ弁部材５０をその第１位置に保持する。ばね
５２は、ソレノイド５４が消勢されているときにパーキ
ングブレーキ弁部材５０をその第２位置に移動するよう
に押圧するソレノイド５４は、シフトレバー５６が「パ
ーキング」位置にない場合にソレノイド５４を賦勢する
ように変速機のシフトレバー５６に作動的に連結されて
いる。例えば、本発明をマイクロプロセッサ制御式電子
制御ユニット（ＥＣＵ）により制御される変速機（図示
せず）と関連して使用しようとする場合には、シフトレ
バー５６がパーキング位置にないことをスイッチ５８即
ちトランスジューサが検出し、適当な信号をＥＣＵに与
え、このＥＣＵが従来の弁駆動回路（図示せず）を介し
てパーキングブレーキ弁のソレノイド５４を賦勢する。
牽引弁６０は、第１入口６２、パーキングブレーキ制御
弁４０のポート４８に連結された第２入口６４、解放室
１２に連結された第１出口６６、及びサンプ圧力に連結
された第２出口７０を備えた牽引弁ハウジングを有す
る。更に、牽引弁６０は、第１入口６２が第２出口７０
と連通し且つ第２入口６４が第１出口６６と連通した第
１位置と第１入口６２及び第１出口６６が閉鎖され且つ
第２入口６４が第２出口７０に連結された第２位置との
間で移動自在の牽引弁部材７４を有する。部材７６は、
牽引弁部材７４をその第１位置又は第２位置のいずれか
に移動するように手動で作動させることができる。パイ
ロット管路７８は管路２８からの加圧流体を伝え、牽引
弁部材７４をその第１位置へ押圧するように作用する。
運転手が駆動するポンプ８０は可変容積室８２を有し、
この室は管路８４を介して牽引弁６０の第１入口６２と
連通し、逆止弁８５を介して解放室１２と連通し、管路
８６及び逆止弁８８を介してサンプ２４ａと連通してい
る。更に、運転手が駆動するポンプ８０は、足で作動す
る車輛のクラッチペダルのような手動アクチュエータ９
２に作動的に連結されたピストン９０を有する。更に、
パーキングブレーキ制御システム２０は輸送サンプ弁４
６を有し、この輸送サンプ弁４６は、パーキングブレー
キ制御弁４０のポート４４に連結されたポート９４及び
サンプ管路３８に連結された出口９６を備えたハウジン
グを有する。更に、輸送サンプ弁４６は、入口９４が出
口９６と連通した第１位置と入口９４及び出口９６が閉
鎖された第２位置との間で移動自在の弁部材９８を有す
る。弁部材９８はその第１位置に向かってばね１００で
常に押圧されている。従来のグラウンド駆動ポンプ／逆
止弁組立体（ＧＲＯＵＮＤ−ＤＲＩＶＥＮＰＵＭＰ／Ｃ
ＨＡＣＫ ＶＡＬＶＥ ＡＳＳＥＭＢＬＹ） １０２
は、流体をサンプ２４ａから逆止弁８８Ａ又は８８Ｂを
介して受け取り、流体をパイロット管路１０４に供給す
る。パイロット管路１０４は、弁部材９８をその第２位
置に押圧するように弁部材９８に作用する。運転手が駆
動するポンプ８０及びグラウンド駆動ポンプ１０２は、
圧油をサンプ２４内で掃気ポンプ３６よりも下の高さか
ら汲み上げる。これによって、掃気ポンプがサンプ２４
ａを汲み尽くすことがないようにし、グラウンド駆動ポ
ンプ１０２及び運転手が駆動するポンプ８０の作動が阻
害されることのないようにする。緊急ポンプ弁１１０
は、管路１１４を介してグラウンド駆動ポンプ１０２か
ら流体を受入れる入口１１２、及び逆止弁１１７を介し
てグラウンド駆動ポンプ１０２に連結され且つ管路１１
８及びオリフィス１１９を介してサンプ管路３８に連結
されたポート１１６、及びパイロット管路１２２を介し
て操舵−制動回路３２に連結されたポート１２０を備え
たハウジングを有する。更に、緊急ポンプ弁１１０は、
入口１１２がポート１２０と連通し、ポート１１６が閉
鎖した第１位置、入口１１２がポート１１６及び１２０
と連通した第２位置、及び入口１１２がポート１１６と
連通し、ポート１２０が閉鎖した第３位置との間で移動
自在の弁部材１２６を有する。この弁部材１２６は、ば
ね１２８でその第１位置に向かって押圧されている。パ
イロット管路１２２は、圧力を操舵−制動回路３２から
弁部材１２６に伝え、この圧力が弁部材１２６をその第
２位置及び第３位置に向かって押圧する。緊急操舵モー
ド（緊急ポンプ弁１１０の第１位置）では、グラウンド
駆動ポンプ１０２からの圧油流は操舵−制動回路３２へ
行き、変速機潤滑回路を通してサンプ２４ａに戻り、こ
れによって回路中に閉ループを構成し、その結果サンプ
２４ａがグラウンド駆動ポンプ１０２で汲み尽されるこ
とがない。作動モード図１に示す状態のパーキングブレ
ーキ制御システム２０では、ソレノイド５４が賦勢され
ており、逆止弁４３及びパーキングブレーキ制御弁４０
及び牽引弁６０が加圧流体をエンジン駆動ポンプ２２か
ら解放室１２へ伝え、解放室１２及びパーキングブレー
キ１０は解放されている。しかしながら、車輛（図示せ
ず）が停止し且つ移動していない場合には、ソレノイド
５４が消勢され、パーキングブレーキ制御弁４０がその
第２位置へ移動し、圧力が解放室１２から解放され、パ
ーキングブレーキ１０が掛けられる。これは、運転手が
シフトレバー５６をそのパーキング位置にするのを忘れ
たり失念した場合でも行われる。シフトレバー５６をそ
のパーキング位置に移動させ、車輛が停止し又は所定の
速度以下である場合には、スイッチ５８がソレノイド５
４を消勢し、ばね５２がパーキングブレーキ制御弁４０
をその第２位置に移動し、これによって、牽引弁６０、
パーキングブレーキ制御弁４０、及び輸送サンプ弁４６
を介して解放室１２をサンプ管路３８に連結し、ばね１
５がパーキングブレーキ１０を係合させる。かくして、
パーキングブレーキ１０を係合させるのに必要な労力
は、シフトレバー５６をそのパーキング位置に移動する
のに必要な小さな労力だけである。逆止弁４３により、
エンジン駆動ポンプ２２に損傷が起こった場合でも解放
室１２は弁６０、パーキングブレーキ制御弁４０及び管
路２８を介してサンプされない。輸送サンプ弁４６は、
車輛が動いているときにパーキングブレーキが係合しな
いようにする。グラウンド駆動ポンプ１０２は、車輛が
動いているときにはいつでも管路１１４に圧油が流れる
ようにする。流量は、車輛の移動速度に左右される。圧
油が緊急ポンプ弁１１０のポート１１２及び１１６を通
って流れる通常の作動では、圧油は逆止弁１１７を通っ
てグラウンド駆動ポンプへ再循環され、オリフィス１１
９を通ってサンプ管路３８へ再循環される。オリフィス
１１９及び逆止弁１１７は、管路１１４及びパイロット
管路１０４内に圧力を生じる。この圧力は弁部材９８を
ポート９４及び９６が閉鎖される第２位置に押圧し、こ
れによって圧油が解放室１２から牽引弁６０及びパーキ
ングブレーキ制御弁４０を通ってサンプ管路３８に流れ
ないようにする。オリフィス１１９及びグラウンド駆動
ポンプ１０２の大きさがパーキングブレーキの最大係合
速度を決定する。エンジン駆動ポンプ２２が作動してい
ないときにパーキングブレーキ１０を解放するのが望ま
しい場合（車輛が牽引されている場合等）には、牽引弁
６０をその第２位置に手動で移動することによってこれ
を行うことができる。これは、サンプ２４を解放室１２
から切り離し、解放室１２を運転手が駆動するポンプ８
０と連通させる。手動アクチュエータすわなちペダル９
２を作動させるとピストン９０が移動し、流体をサンプ
２４ａから逆止弁８８、管路８６及び８４、及び逆止弁
８５を介して解放室１２に移送する。この状態で牽引弁
６０をその第１位置に手動で移動するだけでパーキング
ブレーキ１０を再びかけることができる。これは、解放
室１２を、運転手が駆動するポンプ８０から切り離し、
牽引弁６０、パーキングブレーキ制御弁４０、及び輸送
サンプ弁４６を介してサンプと連通する。運転手が牽引
弁６０をその第１位置に手動で移動することによってパ
ーキングブレーキ１０を再びかけるのをやり損なった場
合には、パーキングブレーキ１０は、管路２６、管路２
８、パイロット管路７８、及び牽引弁６０をその第１位
置に移動する圧力調整弁２７を介するエンジン駆動ポン
プ２２からの油圧でエンジンが始動された場合に自動的
にかけられ、これによって解放室内の圧油を牽引弁６
０、パーキングブレーキ制御弁４０、及び輸送サンプ弁
４６を介してサンプ管路３８にサンプする。本発明を特
定の実施例と関連して説明したが、以上の説明から、当
業者には多くの変更及び変形が明らかになるということ
は理解されよう。従って、本発明は添付の特許請求の範
囲の精神及び範疇の全てのこのような変形及び変更を包
含せんとするものである。
解放式パーキングブレーキ１０は解放室１２を有する。
解放室１２は、ばね１５によって車輛の変速機（図示せ
ず）の出力シャフト１６と係合できるアクチュエータ１
４を制御する。電気油圧式パーキングブレーキ制御シス
テム２０は、解放室１２の加圧を制御することによって
パーキングブレーキ１０の作動を制御する。パーキング
ブレーキ制御システム２０はエンジン駆動ポンプ２２を
有し、このポンプは、サンプ即ちサンプ２４から管路２
６へ、車輛の操舵−制動回路３２へ、潤滑回路３４へ、
圧力調整弁２７へ、及び管路２８へ加圧流体を供給す
る。掃気ポンプ３６は、サンプ管路３８の種々の油圧装
置及びサンプ２４ａから収集された流体をサンプ２４へ
移送する。かくして、システム圧力は、エンジン駆動ポ
ンプ２２から管路２８及び操舵−制動回路３２及び潤滑
回路３４への枝管を持つ圧力調整弁２７に伝えられる。
パーキングブレーキ制御弁４０は、逆止弁４３を介して
管路２８に連結された入口４２、輸送サンプ弁４６を介
してサンプ管路３８に連結された（車輛停止時）ポート
４４、及びポート４８を備えたハウジングを有する。更
に、パーキングブレーキ制御弁４０は、入口４２がポー
ト４８と連通し且つポート４４が閉鎖された第１位置と
入口４２が閉鎖され、ポート４４がポート４８と連通し
た第２位置との間で移動自在のパーキングブレーキ弁部
材５０を有する。賦勢されたソレノイド５４がパーキン
グブレーキ弁部材５０をその第１位置に保持する。ばね
５２は、ソレノイド５４が消勢されているときにパーキ
ングブレーキ弁部材５０をその第２位置に移動するよう
に押圧するソレノイド５４は、シフトレバー５６が「パ
ーキング」位置にない場合にソレノイド５４を賦勢する
ように変速機のシフトレバー５６に作動的に連結されて
いる。例えば、本発明をマイクロプロセッサ制御式電子
制御ユニット（ＥＣＵ）により制御される変速機（図示
せず）と関連して使用しようとする場合には、シフトレ
バー５６がパーキング位置にないことをスイッチ５８即
ちトランスジューサが検出し、適当な信号をＥＣＵに与
え、このＥＣＵが従来の弁駆動回路（図示せず）を介し
てパーキングブレーキ弁のソレノイド５４を賦勢する。
牽引弁６０は、第１入口６２、パーキングブレーキ制御
弁４０のポート４８に連結された第２入口６４、解放室
１２に連結された第１出口６６、及びサンプ圧力に連結
された第２出口７０を備えた牽引弁ハウジングを有す
る。更に、牽引弁６０は、第１入口６２が第２出口７０
と連通し且つ第２入口６４が第１出口６６と連通した第
１位置と第１入口６２及び第１出口６６が閉鎖され且つ
第２入口６４が第２出口７０に連結された第２位置との
間で移動自在の牽引弁部材７４を有する。部材７６は、
牽引弁部材７４をその第１位置又は第２位置のいずれか
に移動するように手動で作動させることができる。パイ
ロット管路７８は管路２８からの加圧流体を伝え、牽引
弁部材７４をその第１位置へ押圧するように作用する。
運転手が駆動するポンプ８０は可変容積室８２を有し、
この室は管路８４を介して牽引弁６０の第１入口６２と
連通し、逆止弁８５を介して解放室１２と連通し、管路
８６及び逆止弁８８を介してサンプ２４ａと連通してい
る。更に、運転手が駆動するポンプ８０は、足で作動す
る車輛のクラッチペダルのような手動アクチュエータ９
２に作動的に連結されたピストン９０を有する。更に、
パーキングブレーキ制御システム２０は輸送サンプ弁４
６を有し、この輸送サンプ弁４６は、パーキングブレー
キ制御弁４０のポート４４に連結されたポート９４及び
サンプ管路３８に連結された出口９６を備えたハウジン
グを有する。更に、輸送サンプ弁４６は、入口９４が出
口９６と連通した第１位置と入口９４及び出口９６が閉
鎖された第２位置との間で移動自在の弁部材９８を有す
る。弁部材９８はその第１位置に向かってばね１００で
常に押圧されている。従来のグラウンド駆動ポンプ／逆
止弁組立体（ＧＲＯＵＮＤ−ＤＲＩＶＥＮＰＵＭＰ／Ｃ
ＨＡＣＫ ＶＡＬＶＥ ＡＳＳＥＭＢＬＹ） １０２
は、流体をサンプ２４ａから逆止弁８８Ａ又は８８Ｂを
介して受け取り、流体をパイロット管路１０４に供給す
る。パイロット管路１０４は、弁部材９８をその第２位
置に押圧するように弁部材９８に作用する。運転手が駆
動するポンプ８０及びグラウンド駆動ポンプ１０２は、
圧油をサンプ２４内で掃気ポンプ３６よりも下の高さか
ら汲み上げる。これによって、掃気ポンプがサンプ２４
ａを汲み尽くすことがないようにし、グラウンド駆動ポ
ンプ１０２及び運転手が駆動するポンプ８０の作動が阻
害されることのないようにする。緊急ポンプ弁１１０
は、管路１１４を介してグラウンド駆動ポンプ１０２か
ら流体を受入れる入口１１２、及び逆止弁１１７を介し
てグラウンド駆動ポンプ１０２に連結され且つ管路１１
８及びオリフィス１１９を介してサンプ管路３８に連結
されたポート１１６、及びパイロット管路１２２を介し
て操舵−制動回路３２に連結されたポート１２０を備え
たハウジングを有する。更に、緊急ポンプ弁１１０は、
入口１１２がポート１２０と連通し、ポート１１６が閉
鎖した第１位置、入口１１２がポート１１６及び１２０
と連通した第２位置、及び入口１１２がポート１１６と
連通し、ポート１２０が閉鎖した第３位置との間で移動
自在の弁部材１２６を有する。この弁部材１２６は、ば
ね１２８でその第１位置に向かって押圧されている。パ
イロット管路１２２は、圧力を操舵−制動回路３２から
弁部材１２６に伝え、この圧力が弁部材１２６をその第
２位置及び第３位置に向かって押圧する。緊急操舵モー
ド（緊急ポンプ弁１１０の第１位置）では、グラウンド
駆動ポンプ１０２からの圧油流は操舵−制動回路３２へ
行き、変速機潤滑回路を通してサンプ２４ａに戻り、こ
れによって回路中に閉ループを構成し、その結果サンプ
２４ａがグラウンド駆動ポンプ１０２で汲み尽されるこ
とがない。作動モード図１に示す状態のパーキングブレ
ーキ制御システム２０では、ソレノイド５４が賦勢され
ており、逆止弁４３及びパーキングブレーキ制御弁４０
及び牽引弁６０が加圧流体をエンジン駆動ポンプ２２か
ら解放室１２へ伝え、解放室１２及びパーキングブレー
キ１０は解放されている。しかしながら、車輛（図示せ
ず）が停止し且つ移動していない場合には、ソレノイド
５４が消勢され、パーキングブレーキ制御弁４０がその
第２位置へ移動し、圧力が解放室１２から解放され、パ
ーキングブレーキ１０が掛けられる。これは、運転手が
シフトレバー５６をそのパーキング位置にするのを忘れ
たり失念した場合でも行われる。シフトレバー５６をそ
のパーキング位置に移動させ、車輛が停止し又は所定の
速度以下である場合には、スイッチ５８がソレノイド５
４を消勢し、ばね５２がパーキングブレーキ制御弁４０
をその第２位置に移動し、これによって、牽引弁６０、
パーキングブレーキ制御弁４０、及び輸送サンプ弁４６
を介して解放室１２をサンプ管路３８に連結し、ばね１
５がパーキングブレーキ１０を係合させる。かくして、
パーキングブレーキ１０を係合させるのに必要な労力
は、シフトレバー５６をそのパーキング位置に移動する
のに必要な小さな労力だけである。逆止弁４３により、
エンジン駆動ポンプ２２に損傷が起こった場合でも解放
室１２は弁６０、パーキングブレーキ制御弁４０及び管
路２８を介してサンプされない。輸送サンプ弁４６は、
車輛が動いているときにパーキングブレーキが係合しな
いようにする。グラウンド駆動ポンプ１０２は、車輛が
動いているときにはいつでも管路１１４に圧油が流れる
ようにする。流量は、車輛の移動速度に左右される。圧
油が緊急ポンプ弁１１０のポート１１２及び１１６を通
って流れる通常の作動では、圧油は逆止弁１１７を通っ
てグラウンド駆動ポンプへ再循環され、オリフィス１１
９を通ってサンプ管路３８へ再循環される。オリフィス
１１９及び逆止弁１１７は、管路１１４及びパイロット
管路１０４内に圧力を生じる。この圧力は弁部材９８を
ポート９４及び９６が閉鎖される第２位置に押圧し、こ
れによって圧油が解放室１２から牽引弁６０及びパーキ
ングブレーキ制御弁４０を通ってサンプ管路３８に流れ
ないようにする。オリフィス１１９及びグラウンド駆動
ポンプ１０２の大きさがパーキングブレーキの最大係合
速度を決定する。エンジン駆動ポンプ２２が作動してい
ないときにパーキングブレーキ１０を解放するのが望ま
しい場合（車輛が牽引されている場合等）には、牽引弁
６０をその第２位置に手動で移動することによってこれ
を行うことができる。これは、サンプ２４を解放室１２
から切り離し、解放室１２を運転手が駆動するポンプ８
０と連通させる。手動アクチュエータすわなちペダル９
２を作動させるとピストン９０が移動し、流体をサンプ
２４ａから逆止弁８８、管路８６及び８４、及び逆止弁
８５を介して解放室１２に移送する。この状態で牽引弁
６０をその第１位置に手動で移動するだけでパーキング
ブレーキ１０を再びかけることができる。これは、解放
室１２を、運転手が駆動するポンプ８０から切り離し、
牽引弁６０、パーキングブレーキ制御弁４０、及び輸送
サンプ弁４６を介してサンプと連通する。運転手が牽引
弁６０をその第１位置に手動で移動することによってパ
ーキングブレーキ１０を再びかけるのをやり損なった場
合には、パーキングブレーキ１０は、管路２６、管路２
８、パイロット管路７８、及び牽引弁６０をその第１位
置に移動する圧力調整弁２７を介するエンジン駆動ポン
プ２２からの油圧でエンジンが始動された場合に自動的
にかけられ、これによって解放室内の圧油を牽引弁６
０、パーキングブレーキ制御弁４０、及び輸送サンプ弁
４６を介してサンプ管路３８にサンプする。本発明を特
定の実施例と関連して説明したが、以上の説明から、当
業者には多くの変更及び変形が明らかになるということ
は理解されよう。従って、本発明は添付の特許請求の範
囲の精神及び範疇の全てのこのような変形及び変更を包
含せんとするものである。
【図１】ばね賦勢された圧力解放式パーキングブレーキ
の作動を制御するための電気油圧式制御システムの概略
図である。
の作動を制御するための電気油圧式制御システムの概略
図である。
１０ パーキングブレーキ １２ 解放室 １４ アクチュエータ １６ 出力シャフト ２０ パーキングブレーキ制御システム ２２ エンジン駆動ポンプ ２４、２４ａ サンプ ２７ 圧力調整弁 ３２ 操舵−制動回路 ３４ 潤滑回路 ３６ 掃気ポンプ ３８ サンプ管路 ４０ パーキングブレーキ制御弁 ４３ 逆止弁 ５０ パーキングブレーキ弁部材 ５４ ソレノイド ５６ シフトレバー ５８ スイッチ ６０ 牽引弁 ７４ 牽引弁部材 ７８ パイロット管路 ８０ 運転手が駆動するポンプ ８２ 可変容積室 ８５ 逆止弁 ８８ 逆止弁 ９０ ピストン ９２ 手動アクチュエータ ９８ 弁部材 １００ ばね １０２ グラウンド駆動ポンプ １０４ パイロット管路 １１０ 緊急ポンプ弁 １０７ 逆止弁 １１９ オリフィス １２２ パイロット管路 １２６ 弁部材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60T 13/22
Claims (12)
- 【請求項１】 解放室、パーキングブレーキの作動を制
御するための制御システムを有する、ばね賦勢された圧
力解放式パーキングブレーキを持つブレーキシステムに
おいて、制御システムが、 加圧流体を供給するためのエンジン駆動ポンプと、 サンプと、 運転手が駆動するポンプであって、その手動作動に応じ
て加圧流体を供給するためのポンプと、 エンジン駆動ポンプの通常の作動中にパーキングブレー
キを解放したりかけたりできるように、及びエンジン駆
動ポンプが作動していない場合に、運転手が駆動するポ
ンプの作動によりパーキングブレーキを解放したり、か
けたりすることができるように、エンジン駆動ポンプ、
サンプ、運転手が駆動するポンプ、及び解放室の間の連
通を制御するための弁手段と、を有し、 前記運転手が駆動するポンプが、車輛のクラッチペダル
に作動的に連結されたピストン部材を有し、 前記弁手段が、 エンジン駆動ポンプの通常の作動中にエンジン駆動ポン
プから解放室へ流体を伝え、運転手が発生させた信号に
応じて解放室をサンプと連通させるパーキングブレーキ
制御弁と、 エンジン駆動ポンプが作動していないときに、運転手が
駆動するポンプが供給する加圧流体を解放室に流した
り、解放室とサンプとを連通させたりする牽引弁とを有
する、 ブレーキシステム。 - 【請求項２】 車輛が動いているときにパーキングブレ
ーキが係合しないようにする輸送サンプ弁を更に有す
る、請求項１に記載のブレーキシステム。 - 【請求項３】 車輛が動いているときに流体圧力を出口
に供給するグラウンド駆動ポンプと、 解放室とサンプとの間の連通を阻止し、車輛が動いてい
るときにパーキングブレーキが係合しないようにするた
め、グラウンド駆動ポンプが発生した流体圧力に応答す
る輸送サンプ弁とを更に有する、請求項１に記載のブレ
ーキシステム。 - 【請求項４】 運転手が駆動するポンプから解放室への
一方向流体流れを許容する第１逆止弁と、 サンプから運転手が駆動するポンプへの一方向流体流れ
を許容する第２逆止弁とを更に有する、請求項１に記載
のブレーキシステム。 - 【請求項５】 弁手段が、 運転手が駆動するポンプに連結された第１ポート、第２
ポート、パーキングブレーキの解放室に連結された第３
ポート、及びサンプに連結された第４ポートを有する牽
引弁ハウジングと、第１ポートが第４ポートと連通し且
つ第２ポートが第３ポートと連通した第１位置と第１ポ
ート及び第３ポートが閉鎖され且つ第２ポートが第４ポ
ートと連通した第２位置との間で移動自在の牽引弁部材
と、牽引弁部材をその第１位置及び第２位置に移動する
ための手動作動可能な部材とを有する牽引弁と、 エンジン駆動ポンプに連結された第１ポート、サンプに
連結された第２ポート、及び牽引弁の第２ポートに連結
された第３ポートを有するパーキングブレーキ弁ハウジ
ングと、第１ポートが第３ポートと連通し且つ第２ポー
トが閉鎖された第１位置と第１ポートが閉鎖され且つ第
２ポートが第３ポートと連通した第２位置との間で移動
自在のパーキングブレーキ弁部材と、パーキングブレー
キ弁部材をその第１位置に保持するように賦勢できるソ
レノイドと、パーキングブレーキ弁部材をその第２位置
に押圧するように力が加えられている弾性手段とを有す
るパーキングブレーキ制御弁とを有する、請求項１に記
載のブレーキシステム。 - 【請求項６】 運転手が駆動するポンプから解放室への
一方向流体流れを許容する第１逆止弁と、 サンプから運転手が駆動するポンプへの一方向流体流れ
を許容する第２逆止弁とを更に有する、請求項５に記載
のブレーキシステム。 - 【請求項７】 解放室と、加圧流体を供給するためのエ
ンジン駆動ポンプと、サンプと、解放室、ポンプ、及び
サンプの間の連通を制御するための弁手段と、エンジン
駆動ポンプが不作動のときにパーキングブレーキを解放
するための手動作動自在の手段とを有する、ばね賦勢さ
れた圧力解放式パーキングブレーキを 持つブレーキシス
テムにおいて、 運転手が駆動するポンプであって、その手動作動に応じ
て加圧流体を供給するためのポンプと、 エンジン駆動ポンプの通常の作動中にエンジン駆動ポン
プから解放室へ流体を伝え、運転手が発生させた信号に
応じて解放室をサンプと連通させるパーキングブレーキ
制御弁と、 エンジン駆動ポンプが作動していないときに、運転手が
駆動するポンプが供給する加圧流体を解放室に流した
り、解放室とサンプとを連通させたりする牽引弁とを有
し、 前記運転手が駆動するポンプが、車輛のクラッチペダル
に作動的に連結されたピストン部材を有することを特徴
とする、ブレーキシステム。 - 【請求項８】 車輛が動いているときにパーキングブレ
ーキが係合しないようにする輸送サンプ弁を更に有す
る、請求項７に記載のブレーキシステム。 - 【請求項９】 車輛が動いているときに流体圧力を出口
に供給するグラウンド駆動ポンプと、 解放室とサンプとの間の連通を阻止し、車輛が動いてい
るときにパーキングブレーキが係合しないようにするた
め、グラウンド駆動ポンプが発生した流体圧力に応答す
る輸送サンプ弁とを更に有する、請求項７に記載のブレ
ーキシステム。 - 【請求項１０】 運転手が駆動するポンプから解放室へ
の一方向流体流れを許容する第１逆止弁と、 サンプから運転手が駆動するポンプへの一方向流体流れ
を許容する第２逆止弁とを更に有する、請求項７に記載
のブレーキシステム。 - 【請求項１１】 牽引弁が、 運転手が駆動するポンプに連結された第１ポート、第２
ポート、パーキングブレーキの解放室に連結された第３
ポート、及びサンプに連結された第４ポートを有する牽
引弁ハウジングと、 第１ポートが第４ポートと連通し且つ第２ポートが第３
ポートと連通した第１位置と第１ポート及び第３ポート
が閉鎖され且つ第２ポートが第４ポートと連通した第２
位置との間で移動自在の牽引弁部材と、 牽引弁部材をその第１位置及び第２位置に移動するため
の手動作動可能な部材とを有し、 前記パーキングブレーキ制御弁が、 エンジン駆動ポンプに連結された第１ポート、サンプに
連結された第２ポート、及び牽引弁の第２ポートに連結
された第３ポートを有するパーキングブレーキ弁ハウジ
ングと、 第１ポートが第３ポートと連通し且つ第２ポートが閉鎖
された第１位置と第１ポートが閉鎖され且つ第２ポート
が第３ポートと連通した第２位置との間で移動自在のパ
ーキングブレーキ弁部材と、 パーキングブレーキ弁部材をその第１位置に保持するよ
うに賦勢できるソレノイドと、 パーキングブレーキ弁部材をその第２位置に押圧するよ
うに力が加えられている弾性手段とを有する、請求項８
に記載のブレーキシステム。 - 【請求項１２】 運転手が駆動するポンプから解放室へ
の一方向流体流れを許容する第１逆止弁と、 サンプから運転手が駆動するポンプへの一方向流体流れ
を許容する第２逆止弁とを更に有する、請求項１１に記
載のブレーキシステム。
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