JPH0684391A - Ic駆動装置 - Google Patents
Ic駆動装置Info
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- JPH0684391A JPH0684391A JP4257384A JP25738492A JPH0684391A JP H0684391 A JPH0684391 A JP H0684391A JP 4257384 A JP4257384 A JP 4257384A JP 25738492 A JP25738492 A JP 25738492A JP H0684391 A JPH0684391 A JP H0684391A
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- JP
- Japan
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- temperature
- ram
- operation guarantee
- printer
- ambient temperature
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- Record Information Processing For Printing (AREA)
- For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 メモリ等のICの周囲における雰囲気温度
がICの動作保証温度外にある場合においても、ヒータ
等の加熱装置を必要とすることなくICに誤動作が生じ
ることを防止して確実にICを駆動可能なIC駆動装置
を提供する。 【構成】 RAM等の周囲における雰囲気温度を検出
する温度検出回路を設けるとともに、かかる温度検出回
路を介して雰囲気温度を検出し(S:2)、その検出さ
れた雰囲気温度がEEPROMに記憶されているRAM
等の動作保証温度よりも低い場合には(S3:NO)一
定時間RAM等に通電を行なうようにしてRAM等の内
部温度を動作保証温度の範囲内に上昇させる(S:
4)。これにより、雰囲気温度が動作保証温度外にある
場合においてもヒータ等の加熱装置を必要とすることな
くRAM等のメモリの誤動作が防止される。
がICの動作保証温度外にある場合においても、ヒータ
等の加熱装置を必要とすることなくICに誤動作が生じ
ることを防止して確実にICを駆動可能なIC駆動装置
を提供する。 【構成】 RAM等の周囲における雰囲気温度を検出
する温度検出回路を設けるとともに、かかる温度検出回
路を介して雰囲気温度を検出し(S:2)、その検出さ
れた雰囲気温度がEEPROMに記憶されているRAM
等の動作保証温度よりも低い場合には(S3:NO)一
定時間RAM等に通電を行なうようにしてRAM等の内
部温度を動作保証温度の範囲内に上昇させる(S:
4)。これにより、雰囲気温度が動作保証温度外にある
場合においてもヒータ等の加熱装置を必要とすることな
くRAM等のメモリの誤動作が防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタ等におけるメモ
リ等に使用されるIC(集積回路)の駆動装置に関し、
特に、雰囲気温度がICの動作保証温度外にある場合に
おいてもICに誤動作が生じることなく確実にICを駆
動可能なIC駆動装置に関するものである。
リ等に使用されるIC(集積回路)の駆動装置に関し、
特に、雰囲気温度がICの動作保証温度外にある場合に
おいてもICに誤動作が生じることなく確実にICを駆
動可能なIC駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ICについては動作保証温度
(保証温度内ではICが正常に動作することを保証する
温度)が製造メーカーにより定められており、通常、か
かる動作保証温度は0℃から40℃程度の温度範囲を有
している。従って、ICの周囲における雰囲気温度が動
作保証温度の範囲内にあればほぼ確実にICの正常動作
が保証されるものの、雰囲気温度が動作保証温度外にあ
る場合、特に、動作保証温度よりも低温である場合、I
Cの正常な動作は保証されないこととなる。
(保証温度内ではICが正常に動作することを保証する
温度)が製造メーカーにより定められており、通常、か
かる動作保証温度は0℃から40℃程度の温度範囲を有
している。従って、ICの周囲における雰囲気温度が動
作保証温度の範囲内にあればほぼ確実にICの正常動作
が保証されるものの、雰囲気温度が動作保証温度外にあ
る場合、特に、動作保証温度よりも低温である場合、I
Cの正常な動作は保証されないこととなる。
【0003】例えば、ICで構成されたメモリを搭載し
たプリンタを寒冷地において使用する場合、プリンタの
動作開始時に雰囲気温度が氷点下の温度になることがし
ばしばあることから、かかる雰囲気温度状態でメモリを
作動させてもメモリ内に記憶されたデータは正常かどう
か保証の限りでないこととなる。
たプリンタを寒冷地において使用する場合、プリンタの
動作開始時に雰囲気温度が氷点下の温度になることがし
ばしばあることから、かかる雰囲気温度状態でメモリを
作動させてもメモリ内に記憶されたデータは正常かどう
か保証の限りでないこととなる。
【0004】このような事情を勘案して寒冷地でプリン
タの使用をする場合においてもメモリの正常動作を確保
すべく、従来においては、プリンタ内にメモリの雰囲気
温度を短時間で動作保証温度に上昇させるヒータを設け
たものが提案されている。かかるプリンタでは、ヒータ
の加熱によりメモリの雰囲気温度を比較的短時間で上昇
することができるので、寒冷地においても使用すること
が可能となるものである。
タの使用をする場合においてもメモリの正常動作を確保
すべく、従来においては、プリンタ内にメモリの雰囲気
温度を短時間で動作保証温度に上昇させるヒータを設け
たものが提案されている。かかるプリンタでは、ヒータ
の加熱によりメモリの雰囲気温度を比較的短時間で上昇
することができるので、寒冷地においても使用すること
が可能となるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たプリンタではメモリの雰囲気温度を上昇させるための
ヒータを設ける必要があり、プリンタ内にヒータを設置
するためのスペースを確保しなければならない。これよ
り、ヒータの設置スペースに対応してプリンタ全体が大
型化してしまう問題がある。
たプリンタではメモリの雰囲気温度を上昇させるための
ヒータを設ける必要があり、プリンタ内にヒータを設置
するためのスペースを確保しなければならない。これよ
り、ヒータの設置スペースに対応してプリンタ全体が大
型化してしまう問題がある。
【0006】また、雰囲気温度を上昇させるためだけに
別部品としてのヒータを必要とし、その分だけコストア
ップを招来してしまう。更に、ヒータから発せられる熱
によって他の電子部品に対して悪影響を及ぼす虞も多分
に存するものである。
別部品としてのヒータを必要とし、その分だけコストア
ップを招来してしまう。更に、ヒータから発せられる熱
によって他の電子部品に対して悪影響を及ぼす虞も多分
に存するものである。
【0007】本発明は前記従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであり、メモリ等のICの周囲にお
ける雰囲気温度がICの動作保証温度外にある場合にお
いても、ヒータ等の加熱装置を必要とすることなくIC
に誤動作が生じることを防止して確実にICを駆動可能
なIC駆動装置を提供することを目的とする。
ためになされたものであり、メモリ等のICの周囲にお
ける雰囲気温度がICの動作保証温度外にある場合にお
いても、ヒータ等の加熱装置を必要とすることなくIC
に誤動作が生じることを防止して確実にICを駆動可能
なIC駆動装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、回路基板上に配設されるとともに所定の動作
保証温度を有するICと、前記ICの周囲における雰囲
気温度を検出する温度検出手段と、前記ICの記憶制御
を行なう記憶制御手段と、前記ICの動作保証温度と前
記温度検出手段により検出された雰囲気温度とを比較す
る比較手段とを備え、前記比較手段により雰囲気温度が
ICの動作保証温度よりも低いと判断された場合、前記
記憶制御手段は一定時間前記ICを動作させた後記憶制
御を行なう構成とされる。また、前記ICはメモリから
なる構成とされる。
本発明は、回路基板上に配設されるとともに所定の動作
保証温度を有するICと、前記ICの周囲における雰囲
気温度を検出する温度検出手段と、前記ICの記憶制御
を行なう記憶制御手段と、前記ICの動作保証温度と前
記温度検出手段により検出された雰囲気温度とを比較す
る比較手段とを備え、前記比較手段により雰囲気温度が
ICの動作保証温度よりも低いと判断された場合、前記
記憶制御手段は一定時間前記ICを動作させた後記憶制
御を行なう構成とされる。また、前記ICはメモリから
なる構成とされる。
【0009】
【作用】前記構成を有する本発明では、温度検出手段に
より回路基板上に配設されたメモリよりなるICの周囲
における雰囲気温度が検出される。これに続いて、IC
の動作保証温度と前記のように検出された雰囲気温度と
が比較手段を介して比較され、その比較の結果、雰囲気
温度がICの動作保証温度よりも低いと判断された場合
には、記憶制御手段によりICが一定時間動作された
後、記憶制御が行なわれる。
より回路基板上に配設されたメモリよりなるICの周囲
における雰囲気温度が検出される。これに続いて、IC
の動作保証温度と前記のように検出された雰囲気温度と
が比較手段を介して比較され、その比較の結果、雰囲気
温度がICの動作保証温度よりも低いと判断された場合
には、記憶制御手段によりICが一定時間動作された
後、記憶制御が行なわれる。
【0010】
【実施例】以下、本発明をプリンタに具体化した一実施
例に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は
プリンタの斜視図を示し、プリンタ本体1の前後方向の
中央位置において、後述のキャリッジモータ21を介し
て本体1の長手方向に往復動可能に配設されたキャリッ
ジ(図示せず)上に印字ヘッド4が搭載されている。か
かる印字ヘッド4の先端部は、下方向に向かう状態でキ
ャリッジ上に固定されており、また、キャリッジ上に着
脱可能に配置されてなるリボンカセット5から引き出さ
れた印字リボン5Aに対向されている。
例に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は
プリンタの斜視図を示し、プリンタ本体1の前後方向の
中央位置において、後述のキャリッジモータ21を介し
て本体1の長手方向に往復動可能に配設されたキャリッ
ジ(図示せず)上に印字ヘッド4が搭載されている。か
かる印字ヘッド4の先端部は、下方向に向かう状態でキ
ャリッジ上に固定されており、また、キャリッジ上に着
脱可能に配置されてなるリボンカセット5から引き出さ
れた印字リボン5Aに対向されている。
【0011】また、プリンタ本体1に形成された用紙挿
入口9からは印字用紙7が、プリンタ本体1内に配設さ
れた公知の給紙ローラ(図示せず)により図1中矢印方
向に挿入されて印字リボン5Aを間に介して印字ヘッド
4に対向しており、これより印字用紙7上には印字ヘッ
ド4により印字リボン5Aを介して文字等の印字が行な
われるものである。
入口9からは印字用紙7が、プリンタ本体1内に配設さ
れた公知の給紙ローラ(図示せず)により図1中矢印方
向に挿入されて印字リボン5Aを間に介して印字ヘッド
4に対向しており、これより印字用紙7上には印字ヘッ
ド4により印字リボン5Aを介して文字等の印字が行な
われるものである。
【0012】更に、プリンタ本体1の前部における右方
位置には、複数個のパネルスイッチ2が設けられてお
り、これらの各パネルスイッチ2はプリンタの各種機
能、例えば、印字開始、用紙フィード等の実行を後述す
る制御装置に指示するためのものである。また、各パネ
ルスイッチ2に近接してLED等からなるパネル表示器
3が配置されており、これらの各パネル表示器3はいず
れのパネルスイッチ2が押下されてスイッチ2に対応す
る機能が実行されているかを表示するものである。
位置には、複数個のパネルスイッチ2が設けられてお
り、これらの各パネルスイッチ2はプリンタの各種機
能、例えば、印字開始、用紙フィード等の実行を後述す
る制御装置に指示するためのものである。また、各パネ
ルスイッチ2に近接してLED等からなるパネル表示器
3が配置されており、これらの各パネル表示器3はいず
れのパネルスイッチ2が押下されてスイッチ2に対応す
る機能が実行されているかを表示するものである。
【0013】プリンタ本体1の左側面からはコード6A
を介して電源コンセント6が設けられており、かかる電
源コンセント6はAC電源に接続されてプリンタの制御
装置(後述する)にAC電圧を供給するものである。ま
た、プリンタ本体1の左側面には電源スイッチ8が配設
され、この電源スイッチ8は前記電源コンセント6から
コード6Aを介して供給されるAC電圧のオン、オフを
行なうものである。
を介して電源コンセント6が設けられており、かかる電
源コンセント6はAC電源に接続されてプリンタの制御
装置(後述する)にAC電圧を供給するものである。ま
た、プリンタ本体1の左側面には電源スイッチ8が配設
され、この電源スイッチ8は前記電源コンセント6から
コード6Aを介して供給されるAC電圧のオン、オフを
行なうものである。
【0014】次に、図2に基づいてプリンタの制御装置
について説明する。図2はプリンタの制御ブロック図を
示すものであり、制御装置は基本的に回路基板P上に配
設されたCPU10を核として構成される。かかるCP
U10にはメモリ装置としてのRAM11、ROM12
及びEEPROM13が接続されており、RAM11は
後述するように外部装置(例えば、ホストコンピュー
タ)から受信された印字データ、演算された各種のデー
タを一時的に記憶するものであり、また、ROM12は
RAM11、EEPROM13の記憶制御を行なう記憶
制御プログラム(後述する)、その他プリンタの制御上
必要な各種のプログラムを記憶させておくものである。
更に、EEPROM13は電気的に読み出し書き込み可
能なROMであり、例えば、各プリンタの機種毎に特有
の制御プログラム等を記憶するものである。本実施例の
プリンタでは、前記RAM11、EEPROM13の動
作保証温度が記憶されている。
について説明する。図2はプリンタの制御ブロック図を
示すものであり、制御装置は基本的に回路基板P上に配
設されたCPU10を核として構成される。かかるCP
U10にはメモリ装置としてのRAM11、ROM12
及びEEPROM13が接続されており、RAM11は
後述するように外部装置(例えば、ホストコンピュー
タ)から受信された印字データ、演算された各種のデー
タを一時的に記憶するものであり、また、ROM12は
RAM11、EEPROM13の記憶制御を行なう記憶
制御プログラム(後述する)、その他プリンタの制御上
必要な各種のプログラムを記憶させておくものである。
更に、EEPROM13は電気的に読み出し書き込み可
能なROMであり、例えば、各プリンタの機種毎に特有
の制御プログラム等を記憶するものである。本実施例の
プリンタでは、前記RAM11、EEPROM13の動
作保証温度が記憶されている。
【0015】ここで、各RAM11、EEPROM13
の動作保証温度につき図3を参照して説明する。図3は
RAM11、EEPROM13の温度特性を示すグラフ
である。図3において縦軸は温度Tを示し、T2は動作
保証温度の下限値温度(通常、0℃程度である)、T1
は下限値温度以下の任意の温度(ここでは、約−10
℃)である。また、横軸は通電時間tを示す。温度特性
曲線Aから明かなように、通電時間t1(約1分)だけ
通電を行なうとRAM11、EEPROM13の内部温
度は△T(約10℃)だけ上昇する特性を有する。
の動作保証温度につき図3を参照して説明する。図3は
RAM11、EEPROM13の温度特性を示すグラフ
である。図3において縦軸は温度Tを示し、T2は動作
保証温度の下限値温度(通常、0℃程度である)、T1
は下限値温度以下の任意の温度(ここでは、約−10
℃)である。また、横軸は通電時間tを示す。温度特性
曲線Aから明かなように、通電時間t1(約1分)だけ
通電を行なうとRAM11、EEPROM13の内部温
度は△T(約10℃)だけ上昇する特性を有する。
【0016】図2に戻って制御ブロック図の説明を続け
ると、CPU10には外部装置から印字データを受信す
る外部ターミナル14がインターフェイス回路15を介
して接続されており、これより外部ターミナル14によ
り受信された印字データはインターフェイス回路15か
らCPU10に入力され、CPU10はかかる印字デー
タを前記RAM11に記憶させる。
ると、CPU10には外部装置から印字データを受信す
る外部ターミナル14がインターフェイス回路15を介
して接続されており、これより外部ターミナル14によ
り受信された印字データはインターフェイス回路15か
らCPU10に入力され、CPU10はかかる印字デー
タを前記RAM11に記憶させる。
【0017】また、前記パネルスイッチ2及びパネル表
示器3が、それぞれパネルスイッチレシーバ16、パネ
ル表示器ドライバ17を介してCPU10に接続されて
おり、CPU10はパネルスイッチ2、パネルスイッチ
レシーバ16から入力されたスイッチ信号に基づいてパ
ネル表示器ドライバ17を駆動し、パネル表示器3の表
示制御を行なうものである。
示器3が、それぞれパネルスイッチレシーバ16、パネ
ル表示器ドライバ17を介してCPU10に接続されて
おり、CPU10はパネルスイッチ2、パネルスイッチ
レシーバ16から入力されたスイッチ信号に基づいてパ
ネル表示器ドライバ17を駆動し、パネル表示器3の表
示制御を行なうものである。
【0018】更に、CPU10には温度検出回路18が
接続されている。かかる温度検出回路18はプリンタ本
体1内でRAM11等の周囲における雰囲気温度を検出
し、検出した温度に対応する電圧値をCPU10に出力
するものであり、CPU10はこの電圧値に基づいて雰
囲気温度を認識する。
接続されている。かかる温度検出回路18はプリンタ本
体1内でRAM11等の周囲における雰囲気温度を検出
し、検出した温度に対応する電圧値をCPU10に出力
するものであり、CPU10はこの電圧値に基づいて雰
囲気温度を認識する。
【0019】また、CPU10には拡張I/Oターミナ
ル19が接続され、かかるI/Oターミナル19にはそ
れぞれキャリッジモータドライバ20を介してキャリッ
ジモータ21、ラインフィードドライバ22を介してラ
インフィードモータ23、印字ヘッドドライバ24を介
して前記印字ヘッド4が接続されている。ここに、キャ
リッジモータ21は前記したように印字ヘッド4を搭載
したキャリッジを印字用紙7上の印字ラインに沿って往
復動させるモータであり、また、ラインフィードモータ
23は印字ヘッド4による1ラインの印字終了毎に印字
用紙7を1ライン分フィードするためのモータである。
更に、印字ヘッド4はCPU10、拡張I/Oターミナ
ル19を介して駆動される印字ヘッドドライバ24によ
り印字制御が行なわれる。これらの各キャリッジモータ
21、ラインフィードモータ23及び印字ヘッド4は、
各ドライバ20、22、24が拡張I/Oターミナル1
9を介してCPU10により駆動されたときに、電源コ
ンセント6、電源スイッチ8に接続され充電された直流
電源(Ni−Cd電池からなり、12Vの電圧を有す
る)からの電圧を受けて駆動されるものである。
ル19が接続され、かかるI/Oターミナル19にはそ
れぞれキャリッジモータドライバ20を介してキャリッ
ジモータ21、ラインフィードドライバ22を介してラ
インフィードモータ23、印字ヘッドドライバ24を介
して前記印字ヘッド4が接続されている。ここに、キャ
リッジモータ21は前記したように印字ヘッド4を搭載
したキャリッジを印字用紙7上の印字ラインに沿って往
復動させるモータであり、また、ラインフィードモータ
23は印字ヘッド4による1ラインの印字終了毎に印字
用紙7を1ライン分フィードするためのモータである。
更に、印字ヘッド4はCPU10、拡張I/Oターミナ
ル19を介して駆動される印字ヘッドドライバ24によ
り印字制御が行なわれる。これらの各キャリッジモータ
21、ラインフィードモータ23及び印字ヘッド4は、
各ドライバ20、22、24が拡張I/Oターミナル1
9を介してCPU10により駆動されたときに、電源コ
ンセント6、電源スイッチ8に接続され充電された直流
電源(Ni−Cd電池からなり、12Vの電圧を有す
る)からの電圧を受けて駆動されるものである。
【0020】前記のように構成されるプリンタにおける
RAM11、EEPROM13の記憶制御について図4
に基づいて説明する。図4は記憶制御プログラムのフロ
ーチャートであり、ステップ(以下、Sと略記する)1
において、電源スイッチ8がオンされると制御が開始さ
れる。続くS2においては、CPU10による制御下
に、温度検出回路18によりプリンタ本体1内の雰囲気
温度がその雰囲気温度に対応する電圧値をもって検出さ
れる。
RAM11、EEPROM13の記憶制御について図4
に基づいて説明する。図4は記憶制御プログラムのフロ
ーチャートであり、ステップ(以下、Sと略記する)1
において、電源スイッチ8がオンされると制御が開始さ
れる。続くS2においては、CPU10による制御下
に、温度検出回路18によりプリンタ本体1内の雰囲気
温度がその雰囲気温度に対応する電圧値をもって検出さ
れる。
【0021】また、S3では、前記のように検出された
雰囲気温度と動作保証温度の下限値T2(図3参照)と
を比較し、雰囲気温度が下限値T2よりも高いかどう
か、即ち、動作保証温度の範囲内にあるかどうか判断さ
れる。雰囲気温度が動作保証温度の範囲内にない場合
(S3:NO)、前記RAM11等が正常に動作するか
どうかについては保証されず、後述のメモリチェック時
にデータエラーが発生する虞がある。そこで、かかる場
合には、S4においてRAM11、EEPROM13に
対して所定時間の間データの読み出し、書き込み動作が
実行されることにより通電が行なわれて後S5に移行す
る。
雰囲気温度と動作保証温度の下限値T2(図3参照)と
を比較し、雰囲気温度が下限値T2よりも高いかどう
か、即ち、動作保証温度の範囲内にあるかどうか判断さ
れる。雰囲気温度が動作保証温度の範囲内にない場合
(S3:NO)、前記RAM11等が正常に動作するか
どうかについては保証されず、後述のメモリチェック時
にデータエラーが発生する虞がある。そこで、かかる場
合には、S4においてRAM11、EEPROM13に
対して所定時間の間データの読み出し、書き込み動作が
実行されることにより通電が行なわれて後S5に移行す
る。
【0022】ここで、温度検出回路18により検出され
た雰囲気温度がT1であったと仮定すると、図3に示す
温度特性曲線Aから明かなように、t1時間の間RAM
11、EEPROM13に通電を行なって△T分温度を
上昇させることによりRAM11、EEPROM13の
内部温度をT2にすれば動作保証温度の範囲内に入るこ
ととなり、RAM11、EEPROM13におけるデー
タの書き込み、読み出しを正常に行なうことができる。
た雰囲気温度がT1であったと仮定すると、図3に示す
温度特性曲線Aから明かなように、t1時間の間RAM
11、EEPROM13に通電を行なって△T分温度を
上昇させることによりRAM11、EEPROM13の
内部温度をT2にすれば動作保証温度の範囲内に入るこ
ととなり、RAM11、EEPROM13におけるデー
タの書き込み、読み出しを正常に行なうことができる。
【0023】一方、温度検出回路18により検出された
プリンタ本体1内の雰囲気温度が動作保証温度の範囲内
にある場合(S3:YES)には、S5においてRAM
11及びEEPROM13のメモリチェックが行なわれ
る。かかるメモリチェックは各RAM11、EEPRO
M13における書き込みデータと読み出しデータとの照
合を行なうことによりなされる。かかるS5の実行によ
り記憶制御プログラムは終了するが、この後、プリンタ
における以降の制御が可能となり、前記外部ターミナル
14、インターフェイス回路15からCPU10を介し
て受信された印字データがRAM11に読み込まれると
ともに、パネルスイッチ2からのスイッチ信号に基づい
て印字動作等の各種の制御が行なわれるものである。
プリンタ本体1内の雰囲気温度が動作保証温度の範囲内
にある場合(S3:YES)には、S5においてRAM
11及びEEPROM13のメモリチェックが行なわれ
る。かかるメモリチェックは各RAM11、EEPRO
M13における書き込みデータと読み出しデータとの照
合を行なうことによりなされる。かかるS5の実行によ
り記憶制御プログラムは終了するが、この後、プリンタ
における以降の制御が可能となり、前記外部ターミナル
14、インターフェイス回路15からCPU10を介し
て受信された印字データがRAM11に読み込まれると
ともに、パネルスイッチ2からのスイッチ信号に基づい
て印字動作等の各種の制御が行なわれるものである。
【0024】以上詳細に説明した通り本実施例に係るプ
リンタでは、RAM11等の周囲における雰囲気温度を
検出する温度検出回路18を設けるとともに、かかる温
度検出回路18を介して雰囲気温度を検出し、その検出
された雰囲気温度がEEPROM13に記憶されている
RAM11等の動作保証温度よりも低い場合には一定時
間の間RAM11等に通電を行なうようにしてRAM1
1等の内部温度を動作保証温度の範囲内に上昇させるよ
うにしたので、雰囲気温度が動作保証温度外にある場合
においてもヒータ等の加熱装置を必要とすることなくR
AM11等のメモリの誤動作を防止することができる。
リンタでは、RAM11等の周囲における雰囲気温度を
検出する温度検出回路18を設けるとともに、かかる温
度検出回路18を介して雰囲気温度を検出し、その検出
された雰囲気温度がEEPROM13に記憶されている
RAM11等の動作保証温度よりも低い場合には一定時
間の間RAM11等に通電を行なうようにしてRAM1
1等の内部温度を動作保証温度の範囲内に上昇させるよ
うにしたので、雰囲気温度が動作保証温度外にある場合
においてもヒータ等の加熱装置を必要とすることなくR
AM11等のメモリの誤動作を防止することができる。
【0025】これにより、プリンタ本体1内においてヒ
ータ等を設置するためのスペースは確保する必要がな
く、プリンタの小型化を図ることができる。また、別部
品としてのヒータ等が不要となることから、その分コス
トの低減を図ることができるとともにヒータ等の加熱装
置から発せられる熱により他の電子部品の劣化等の悪影
響を防止することができる。
ータ等を設置するためのスペースは確保する必要がな
く、プリンタの小型化を図ることができる。また、別部
品としてのヒータ等が不要となることから、その分コス
トの低減を図ることができるとともにヒータ等の加熱装
置から発せられる熱により他の電子部品の劣化等の悪影
響を防止することができる。
【0026】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。例えば、前記
実施例では特にRAM11等のメモリにおける動作保証
温度に着目し、その確実な記憶制御を行なうようにした
が、他の電子部品についてもその動作保証温度を考慮し
て同様の制御を行ない得ることは明かである。
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。例えば、前記
実施例では特にRAM11等のメモリにおける動作保証
温度に着目し、その確実な記憶制御を行なうようにした
が、他の電子部品についてもその動作保証温度を考慮し
て同様の制御を行ない得ることは明かである。
【0027】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、メモリ等の
ICの周囲における雰囲気温度がICの動作保証温度外
にある場合においても、ヒータ等の加熱装置を必要とす
ることなくICに誤動作が生じることを防止して確実に
ICを駆動可能なIC駆動装置を提供することができ、
その奏する効果は大である。
ICの周囲における雰囲気温度がICの動作保証温度外
にある場合においても、ヒータ等の加熱装置を必要とす
ることなくICに誤動作が生じることを防止して確実に
ICを駆動可能なIC駆動装置を提供することができ、
その奏する効果は大である。
【図1】プリンタの斜視図である。
【図2】プリンタの制御ブロック図である。
【図3】RAM等の温度特性を示すグラフである。
【図4】RAM等の記憶制御プログラムのフローチャー
トである。
トである。
1 プリンタ本体 10 CPU 11 RAM 12 ROM 13 EEPROM 18 温度検出回路 P 回路基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 1/20
Claims (2)
- 【請求項1】 回路基板上に配設されるとともに所定
の動作保証温度を有するICと、 前記ICの周囲における雰囲気温度を検出する温度検出
手段と、 前記ICの記憶制御を行なう記憶制御手段と、 前記ICの動作保証温度と前記温度検出手段により検出
された雰囲気温度とを比較する比較手段とを備え、 前記比較手段により雰囲気温度がICの動作保証温度よ
りも低いと判断された場合、前記記憶制御手段は一定時
間前記ICを動作させた後記憶制御を行なうことを特徴
とするIC駆動装置。 - 【請求項2】 前記ICはメモリであることを特徴と
する請求項1記載のIC駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4257384A JPH0684391A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | Ic駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4257384A JPH0684391A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | Ic駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684391A true JPH0684391A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=17305643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4257384A Pending JPH0684391A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | Ic駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0684391A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000194979A (ja) * | 1998-12-28 | 2000-07-14 | Kinkei System:Kk | 通信制御ユニットおよびそれを用いた携帯型観測装置 |
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WO2017098801A1 (ja) * | 2015-12-11 | 2017-06-15 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
US10445010B2 (en) | 2016-09-05 | 2019-10-15 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Nonvolatile memory device and method of throttling temperature of nonvolatile memory device |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP4257384A patent/JPH0684391A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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