JPH068413A - 印刷装置 - Google Patents
印刷装置Info
- Publication number
- JPH068413A JPH068413A JP16653892A JP16653892A JPH068413A JP H068413 A JPH068413 A JP H068413A JP 16653892 A JP16653892 A JP 16653892A JP 16653892 A JP16653892 A JP 16653892A JP H068413 A JPH068413 A JP H068413A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- angle
- printing
- correction frame
- plate
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インクジェットプリンターのヘッドの下方に
セットされる被印刷板が水平面で傾いていても、被印刷
板の正確な位置に正常に印刷をおこなうことができるよ
うにする。 【構成】 搬送装置１で搬送される被印刷板２の上方に
略水平に配置される角度補正枠３。角度補正枠３に取着
されるインクジェットプリンターのヘッド４。角度補正
枠３の下方内に搬送装置１で搬送された被印刷板２の水
平面での傾き角度を検出する角度検出手段５。角度検出
手段５で検出した角度に応じて角度補正枠３を所定角度
で水平に回動させる回動駆動手段６。これらを具備して
印刷装置を形成する。角度検出手段５で検出した被印刷
板２の傾き角度に応じて回動駆動手段６で角度補正枠３
を所定角度で水平に回動させ、インクジェットプリンタ
ーのヘッド４と被印刷板２との相対的な角度の傾きを補
正し、正しい角度に直した状態で被印刷板２をセットす
ることができる。
セットされる被印刷板が水平面で傾いていても、被印刷
板の正確な位置に正常に印刷をおこなうことができるよ
うにする。 【構成】 搬送装置１で搬送される被印刷板２の上方に
略水平に配置される角度補正枠３。角度補正枠３に取着
されるインクジェットプリンターのヘッド４。角度補正
枠３の下方内に搬送装置１で搬送された被印刷板２の水
平面での傾き角度を検出する角度検出手段５。角度検出
手段５で検出した角度に応じて角度補正枠３を所定角度
で水平に回動させる回動駆動手段６。これらを具備して
印刷装置を形成する。角度検出手段５で検出した被印刷
板２の傾き角度に応じて回動駆動手段６で角度補正枠３
を所定角度で水平に回動させ、インクジェットプリンタ
ーのヘッド４と被印刷板２との相対的な角度の傾きを補
正し、正しい角度に直した状態で被印刷板２をセットす
ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線板などの
被印刷板の表面に製品番号等をマーキング印刷するため
の印刷装置に関するものである。
被印刷板の表面に製品番号等をマーキング印刷するため
の印刷装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】プリント配線板やベアボード、実装ボー
ド、セラミック基板、銅張り積層板、電子部品、電子モ
ジュール等の表面に製品番号やロット番号、会社シンボ
ルマーク、ケアーマーク等を印刷したり、あるいはこれ
らの表面にレジストを印刷したりするにあたって、従来
はスクリーン印刷によっておこなうのが一般的である。
しかしスクリーン印刷の場合にはスクリーンの製版が必
要であり、少量多品種生産の場合にもこのような製版を
おこなうと作業効率が悪くなったりコスト高になったり
する等の問題がある。
ド、セラミック基板、銅張り積層板、電子部品、電子モ
ジュール等の表面に製品番号やロット番号、会社シンボ
ルマーク、ケアーマーク等を印刷したり、あるいはこれ
らの表面にレジストを印刷したりするにあたって、従来
はスクリーン印刷によっておこなうのが一般的である。
しかしスクリーン印刷の場合にはスクリーンの製版が必
要であり、少量多品種生産の場合にもこのような製版を
おこなうと作業効率が悪くなったりコスト高になったり
する等の問題がある。
【０００３】そこで本出願人によって、インクジェット
プリンターを用いてプリント配線板等の被印刷板の表面
に印字することによって印刷をおこなうことが提案され
ている。インクジェットプリンターによれば、版を用い
る必要なくコンピューターへの入力データに応じた任意
の文字等で印刷をおこなうことができるものであり、し
かもインクジェットプリンターはワイヤードットプリン
ターなどのように被印刷板の表面に衝撃を与えることが
なく、また表面に多少の凹凸があっても支障なく印刷す
ることができるために、表面に回路を形成したプリント
配線板に印刷する装置として最適である。
プリンターを用いてプリント配線板等の被印刷板の表面
に印字することによって印刷をおこなうことが提案され
ている。インクジェットプリンターによれば、版を用い
る必要なくコンピューターへの入力データに応じた任意
の文字等で印刷をおこなうことができるものであり、し
かもインクジェットプリンターはワイヤードットプリン
ターなどのように被印刷板の表面に衝撃を与えることが
なく、また表面に多少の凹凸があっても支障なく印刷す
ることができるために、表面に回路を形成したプリント
配線板に印刷する装置として最適である。
【０００４】そして上記のようにインクジェットプリン
ターで被印刷板の表面に印刷をおこなうにあたっては、
コンベアベルトなど搬送装置に被印刷板を水平に載置し
て、搬送装置で被印刷板をインクジェットプリンターの
ヘッドの下方へ順々に送って連続した作業としておこな
うようにするのが、作業効率や作業の自動化の上で望ま
しい。
ターで被印刷板の表面に印刷をおこなうにあたっては、
コンベアベルトなど搬送装置に被印刷板を水平に載置し
て、搬送装置で被印刷板をインクジェットプリンターの
ヘッドの下方へ順々に送って連続した作業としておこな
うようにするのが、作業効率や作業の自動化の上で望ま
しい。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】搬送装置によって被印
刷板２を搬送してインクジェットプリンターのヘッドの
下方にセットするにあたって、図９（ａ）のように、被
印刷板２の送り方向（矢印で示す）に被印刷板２のセッ
ト角度が一致するように正しい角度で被印刷板２がセッ
トされておれば、被印刷板２の正確な位置に正常に印刷
をおこなうことができる。しかし図９（ｂ）のように、
被印刷板２の送り方向に対して被印刷板２のセット角度
がθの角度で傾いている場合には、被印刷板２の正確な
位置に正常に印刷をおこなうことができず、場合によっ
ては被印刷板２からはみ出してしまうこともある。
刷板２を搬送してインクジェットプリンターのヘッドの
下方にセットするにあたって、図９（ａ）のように、被
印刷板２の送り方向（矢印で示す）に被印刷板２のセッ
ト角度が一致するように正しい角度で被印刷板２がセッ
トされておれば、被印刷板２の正確な位置に正常に印刷
をおこなうことができる。しかし図９（ｂ）のように、
被印刷板２の送り方向に対して被印刷板２のセット角度
がθの角度で傾いている場合には、被印刷板２の正確な
位置に正常に印刷をおこなうことができず、場合によっ
ては被印刷板２からはみ出してしまうこともある。
【０００６】そこで、Ｘ−Ｙ送り装置１０にインクジェ
ットプリンターのヘッド４を取り付けて、被印刷板２の
セット角度θのずれを補正しつつ印刷することができる
ようにした試みがなされている。すなわち図１０（ａ）
に示すようにＸ−Ｙ送り装置１０はＸ軸送りバー１１に
沿ってＹ軸送りバー１２を移動駆動自在に取り付けると
共にＹ軸送りバー１２に沿ってヘッド送り具１３を移動
駆動自在に取り付け、ヘッド送り具１３にインクジェッ
トプリンターのヘッド４を取着することによって形成さ
れるものであり、Ｘ軸送りバー１１に沿ってＹ軸送りバ
ー１２を移動させると共にＹ軸送りバー１２に沿ってヘ
ッド送り具１３を移動させることによって、図１０
（ａ）に矢印で示すように被印刷板２のセットの傾き角
度θに合わせた角度でインクジェットプリンターのヘッ
ド４を送り、被印刷板２の正確な位置に印刷をおこなう
ことができるようにしたものである。
ットプリンターのヘッド４を取り付けて、被印刷板２の
セット角度θのずれを補正しつつ印刷することができる
ようにした試みがなされている。すなわち図１０（ａ）
に示すようにＸ−Ｙ送り装置１０はＸ軸送りバー１１に
沿ってＹ軸送りバー１２を移動駆動自在に取り付けると
共にＹ軸送りバー１２に沿ってヘッド送り具１３を移動
駆動自在に取り付け、ヘッド送り具１３にインクジェッ
トプリンターのヘッド４を取着することによって形成さ
れるものであり、Ｘ軸送りバー１１に沿ってＹ軸送りバ
ー１２を移動させると共にＹ軸送りバー１２に沿ってヘ
ッド送り具１３を移動させることによって、図１０
（ａ）に矢印で示すように被印刷板２のセットの傾き角
度θに合わせた角度でインクジェットプリンターのヘッ
ド４を送り、被印刷板２の正確な位置に印刷をおこなう
ことができるようにしたものである。
【０００７】しかしこのようにインクジェットプリンタ
ーのヘッド４を送って印刷をおこなうようにした場合に
も、印刷の向きを調整することはできないために、図１
０（ｂ）に示すように印刷した文字等の角度がθの角度
で傾くことになり、正常な印刷をおこなうことはできな
いものであった。本発明は上記の点に鑑みてなされたも
のであり、インクジェットプリンターのヘッドの下方に
セットされる被印刷板が水平面で傾いていても、被印刷
板の正確な位置に正常に印刷をおこなうことができる印
刷装置を提供することを目的とするものである。
ーのヘッド４を送って印刷をおこなうようにした場合に
も、印刷の向きを調整することはできないために、図１
０（ｂ）に示すように印刷した文字等の角度がθの角度
で傾くことになり、正常な印刷をおこなうことはできな
いものであった。本発明は上記の点に鑑みてなされたも
のであり、インクジェットプリンターのヘッドの下方に
セットされる被印刷板が水平面で傾いていても、被印刷
板の正確な位置に正常に印刷をおこなうことができる印
刷装置を提供することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明に係る印刷方法
は、搬送装置１で搬送される被印刷板２の上方に略水平
に配置される角度補正枠３と、角度補正枠３に取着され
るインクジェットプリンターのヘッド４と、角度補正枠
３の下方内に搬送装置１で搬送された被印刷板２の水平
面での傾き角度を検出する角度検出手段５と、角度検出
手段５で検出した角度に応じて角度補正枠３を所定角度
で水平に回動させる回動駆動手段６とを具備して成るこ
とを特徴とするものである。
は、搬送装置１で搬送される被印刷板２の上方に略水平
に配置される角度補正枠３と、角度補正枠３に取着され
るインクジェットプリンターのヘッド４と、角度補正枠
３の下方内に搬送装置１で搬送された被印刷板２の水平
面での傾き角度を検出する角度検出手段５と、角度検出
手段５で検出した角度に応じて角度補正枠３を所定角度
で水平に回動させる回動駆動手段６とを具備して成るこ
とを特徴とするものである。
【０００９】
【作用】角度検出手段５で検出した被印刷板２の傾き角
度に応じて回動駆動手段６で角度補正枠３を所定角度で
水平に回動させることによって、インクジェットプリン
ターのヘッド４と被印刷板２との相対的な角度の傾きを
補正して、正しい角度に直した状態で被印刷板２をヘッ
ド４に対してセットして印刷をおこなうことができる。
度に応じて回動駆動手段６で角度補正枠３を所定角度で
水平に回動させることによって、インクジェットプリン
ターのヘッド４と被印刷板２との相対的な角度の傾きを
補正して、正しい角度に直した状態で被印刷板２をヘッ
ド４に対してセットして印刷をおこなうことができる。
【００１０】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。搬送
装置１は水平に配置されるコンベアベルト等で形成され
るものであって、図２に示すように搬送装置１の上にプ
リント配線板等の複数枚の被印刷板２を載置して搬送す
るようにしてあり、間欠的に駆動させることができるよ
うにしてある。この搬送装置１の上側に搬送装置１上を
送られる被印刷板２が通過できる間隙（２〜３ｃｍ程
度）を介して角度補正枠３が水平に配設してある。
装置１は水平に配置されるコンベアベルト等で形成され
るものであって、図２に示すように搬送装置１の上にプ
リント配線板等の複数枚の被印刷板２を載置して搬送す
るようにしてあり、間欠的に駆動させることができるよ
うにしてある。この搬送装置１の上側に搬送装置１上を
送られる被印刷板２が通過できる間隙（２〜３ｃｍ程
度）を介して角度補正枠３が水平に配設してある。
【００１１】角度補正枠３は略四角枠板状に形成される
ものであり、その四つの角部は図３のように同一円の一
部をなす円弧として形成してあり、各円弧にラック状の
歯１５が刻設してある。また図１に示すように搬送装置
１の両側の４箇所に基台１６が配設してあり、一つの基
台１６に固定されたモータ１７の駆動軸１７ａには駆動
歯車１８が水平に回転駆動自在に取着してあると共に、
他の三つの基台１６の上端には遊び歯車１９が水平回転
自在に取着してある。このモータ１７はパルスモータや
サーボモータなどで所定の設定される角度だけ駆動歯車
１８を回動することができるように形成してある。そし
て角度補正枠３の四つの角部の歯１５のうち、一つの歯
１５に駆動歯車１８を、他の三つの歯１５に各遊び歯車
１９を図３のように噛合させることによって、角度補正
枠３を水平に支持した状態で搬送装置１の上に配設する
ようにしてある。これらモータ１７や駆動歯車１８等で
角度補正枠３を水平に回動させる回動駆動手段６が構成
されるものである。
ものであり、その四つの角部は図３のように同一円の一
部をなす円弧として形成してあり、各円弧にラック状の
歯１５が刻設してある。また図１に示すように搬送装置
１の両側の４箇所に基台１６が配設してあり、一つの基
台１６に固定されたモータ１７の駆動軸１７ａには駆動
歯車１８が水平に回転駆動自在に取着してあると共に、
他の三つの基台１６の上端には遊び歯車１９が水平回転
自在に取着してある。このモータ１７はパルスモータや
サーボモータなどで所定の設定される角度だけ駆動歯車
１８を回動することができるように形成してある。そし
て角度補正枠３の四つの角部の歯１５のうち、一つの歯
１５に駆動歯車１８を、他の三つの歯１５に各遊び歯車
１９を図３のように噛合させることによって、角度補正
枠３を水平に支持した状態で搬送装置１の上に配設する
ようにしてある。これらモータ１７や駆動歯車１８等で
角度補正枠３を水平に回動させる回動駆動手段６が構成
されるものである。
【００１２】この角度補正枠３の上面にはＸ−Ｙ送り装
置１０が取り付けてある。Ｘ−Ｙ送り装置１０は直交す
るＸ軸送りバー１１とＹ軸送りバー１２によって形成さ
れるものであって、パルス発生器を具備するＸ軸送りバ
ー１１に沿ってパルス発生器を具備するＹ軸送りバー１
２を移動駆動自在に取り付け、さらにＹ軸送りバー１２
に沿って移動駆動自在にヘッド送り具１３を取り付ける
ようにしてあり、Ｘ軸送りバー１１を搬送装置１による
送り方向と平行になるように角度補正枠３の側端縁に沿
って固定することによって取り付けてある。ヘッド送り
具１３にはインクジェットプリンターのヘッド４が取着
してある。
置１０が取り付けてある。Ｘ−Ｙ送り装置１０は直交す
るＸ軸送りバー１１とＹ軸送りバー１２によって形成さ
れるものであって、パルス発生器を具備するＸ軸送りバ
ー１１に沿ってパルス発生器を具備するＹ軸送りバー１
２を移動駆動自在に取り付け、さらにＹ軸送りバー１２
に沿って移動駆動自在にヘッド送り具１３を取り付ける
ようにしてあり、Ｘ軸送りバー１１を搬送装置１による
送り方向と平行になるように角度補正枠３の側端縁に沿
って固定することによって取り付けてある。ヘッド送り
具１３にはインクジェットプリンターのヘッド４が取着
してある。
【００１３】インクジェットプリンターとしては、帯電
偏向型インクジェットプリンターなど任意のものを用い
ることができる。図４に帯電偏向型のインクジェットプ
リンターの原理を示す。図４において２０はピエゾ素子
２１を設けたノズル、２２は帯電電極、２３は偏向電
極、２４はガターであって、これらはヘッド４内に収容
してあり、インク溜め２６からノズル２０に供給される
インク２７をピエゾ素子２１の作用でインク粒子２８と
してノズル２０から噴出させるようにしてある。そして
印刷すべき文字等をドットマトリックスに画素分割する
と共にそれぞれの画素が持つ位置情報に比例した電圧で
各インク粒子２８を帯電電極２２によって帯電させるよ
うにしてあり、各インク粒子２８は偏向電極２３間を通
過する際に帯電量に応じて偏向を受けて被印刷板２の表
面に到達し、所定の文字等で印刷をおこなうことができ
るものである。印刷に用いられないインク粒子２８は帯
電電極２２で帯電されず、直進してガター２４に捕らえ
られてインク溜め２６に回収されるようになっている。
偏向型インクジェットプリンターなど任意のものを用い
ることができる。図４に帯電偏向型のインクジェットプ
リンターの原理を示す。図４において２０はピエゾ素子
２１を設けたノズル、２２は帯電電極、２３は偏向電
極、２４はガターであって、これらはヘッド４内に収容
してあり、インク溜め２６からノズル２０に供給される
インク２７をピエゾ素子２１の作用でインク粒子２８と
してノズル２０から噴出させるようにしてある。そして
印刷すべき文字等をドットマトリックスに画素分割する
と共にそれぞれの画素が持つ位置情報に比例した電圧で
各インク粒子２８を帯電電極２２によって帯電させるよ
うにしてあり、各インク粒子２８は偏向電極２３間を通
過する際に帯電量に応じて偏向を受けて被印刷板２の表
面に到達し、所定の文字等で印刷をおこなうことができ
るものである。印刷に用いられないインク粒子２８は帯
電電極２２で帯電されず、直進してガター２４に捕らえ
られてインク溜め２６に回収されるようになっている。
【００１４】また、本発明において用いられる角度検出
手段５は、角度補正枠３の上方に下向きに配置されるＣ
ＣＤカメラ等の撮像カメラ３１と、撮像カメラ３１で撮
影された映像を表示するＣＲＴモニター３２と、撮像カ
メラ３１で撮影された映像を画像処理するＣＰＵ３３と
を具備して形成されるものであり、ＣＰＵ３３は回動駆
動手段６のモータ１７を制御するように接続してある。
手段５は、角度補正枠３の上方に下向きに配置されるＣ
ＣＤカメラ等の撮像カメラ３１と、撮像カメラ３１で撮
影された映像を表示するＣＲＴモニター３２と、撮像カ
メラ３１で撮影された映像を画像処理するＣＰＵ３３と
を具備して形成されるものであり、ＣＰＵ３３は回動駆
動手段６のモータ１７を制御するように接続してある。
【００１５】しかして、図２のように搬送装置１で被印
刷板２を順に送るにあたって、搬送装置１の上に水平に
載置した被印刷板２にはその送り方向に対して水平方向
でθの角度で傾いているものがある。そして被印刷板２
が図５（ａ）のように角度補正枠３の下方に達すると搬
送装置１を停止させ、撮像カメラ３１で角度補正枠３の
開口内に位置する被印刷板２を撮影し、撮影された映像
をＣＰＵ３３で画像処理する。例えば図６のように被印
刷板２の隣合う二つの角Ａ，Ｂを画像認識して解析する
ことによって、被印刷板２の送り方向（矢印で示す）に
対する傾きの角度θは、ｔａｎθ＝Δｈ／Ｌの式で演算
することによって検出することができる。角度θの検出
はこのような方法によらずリニアセンサー等を用いる方
法など任意である。また、画像認識の箇所として上記の
ように被印刷板２の角Ａ，Ｂを用いる他に、プリント配
線板など基準マークや基準ピンが設けられた被印刷板２
の場合には、これらの基準マークや基準ピンは正確な位
置で設けられているために、基準マークや基準ピンを画
像認識するようにするのが好ましい。
刷板２を順に送るにあたって、搬送装置１の上に水平に
載置した被印刷板２にはその送り方向に対して水平方向
でθの角度で傾いているものがある。そして被印刷板２
が図５（ａ）のように角度補正枠３の下方に達すると搬
送装置１を停止させ、撮像カメラ３１で角度補正枠３の
開口内に位置する被印刷板２を撮影し、撮影された映像
をＣＰＵ３３で画像処理する。例えば図６のように被印
刷板２の隣合う二つの角Ａ，Ｂを画像認識して解析する
ことによって、被印刷板２の送り方向（矢印で示す）に
対する傾きの角度θは、ｔａｎθ＝Δｈ／Ｌの式で演算
することによって検出することができる。角度θの検出
はこのような方法によらずリニアセンサー等を用いる方
法など任意である。また、画像認識の箇所として上記の
ように被印刷板２の角Ａ，Ｂを用いる他に、プリント配
線板など基準マークや基準ピンが設けられた被印刷板２
の場合には、これらの基準マークや基準ピンは正確な位
置で設けられているために、基準マークや基準ピンを画
像認識するようにするのが好ましい。
【００１６】このように角度検出手段５で被印刷板２の
角度θが検出されると、ＣＰＵ３３によって回動駆動手
段６のモータ７が制御駆動され、駆動歯車１８を角度θ
に応じた所定の角度で回動駆動し、駆動歯車１８と歯１
５が噛合している角度補正枠３を図５のようにθの角度
で水平に回動させることができる。角度補正枠３がこの
ようにθの角度で水平に回動されると、角度補正枠３と
ともにインクジェットプリンターのヘッド３もθの角度
で回動されることになるために、被印刷板２に対してイ
ンクジェットプリンターのヘッド４と被印刷板２との相
対的な傾斜角度を補正して、ヘッド４に対して正しい位
置関係に直した状態に被印刷板２をセットすることがで
きることになる。また、インクジェットプリンターのヘ
ッド４に対して被印刷板２がＸ軸方向やＹ軸方向にずれ
ている場合には、Ｘ−Ｙ送り装置１０を作動させてＸ軸
送りバー１１に沿ってＹ軸送りバー１２を移動させるこ
とによって、ヘッド４をＸ軸方向に移動させてこの方向
のずれの補正をおこなうことができると共に、Ｙ軸送り
バー１２に沿ってヘッド送り具１３を移動させることに
よって、ヘッド４をＸ軸方向に移動させてこの方向のず
れの補正をおこなうことができるものである。
角度θが検出されると、ＣＰＵ３３によって回動駆動手
段６のモータ７が制御駆動され、駆動歯車１８を角度θ
に応じた所定の角度で回動駆動し、駆動歯車１８と歯１
５が噛合している角度補正枠３を図５のようにθの角度
で水平に回動させることができる。角度補正枠３がこの
ようにθの角度で水平に回動されると、角度補正枠３と
ともにインクジェットプリンターのヘッド３もθの角度
で回動されることになるために、被印刷板２に対してイ
ンクジェットプリンターのヘッド４と被印刷板２との相
対的な傾斜角度を補正して、ヘッド４に対して正しい位
置関係に直した状態に被印刷板２をセットすることがで
きることになる。また、インクジェットプリンターのヘ
ッド４に対して被印刷板２がＸ軸方向やＹ軸方向にずれ
ている場合には、Ｘ−Ｙ送り装置１０を作動させてＸ軸
送りバー１１に沿ってＹ軸送りバー１２を移動させるこ
とによって、ヘッド４をＸ軸方向に移動させてこの方向
のずれの補正をおこなうことができると共に、Ｙ軸送り
バー１２に沿ってヘッド送り具１３を移動させることに
よって、ヘッド４をＸ軸方向に移動させてこの方向のず
れの補正をおこなうことができるものである。
【００１７】そして上記のようにして被印刷板２の水平
方向でのθの角度の傾きを補正し、さらにＸ軸方向やＹ
軸方向のずれを補正した後に、インクジェットプリンタ
ーのヘッド４によって被印刷板２の表面に印刷をおこな
うものであり、図７に示すように被印刷板２に角度θの
傾きがあっても正確な位置で正常に被印刷板２に印刷を
おこなうことができるものである。
方向でのθの角度の傾きを補正し、さらにＸ軸方向やＹ
軸方向のずれを補正した後に、インクジェットプリンタ
ーのヘッド４によって被印刷板２の表面に印刷をおこな
うものであり、図７に示すように被印刷板２に角度θの
傾きがあっても正確な位置で正常に被印刷板２に印刷を
おこなうことができるものである。
【００１８】尚、インクジェットプリンターのヘッド４
を送りながら（あるいは被印刷板２を送りながら）文字
等を印刷する場合、送り速度が低速の場合には図８
（ａ）のように正常に印刷をすることができるが、送り
速度が高速の場合には図８（ｂ）のように送り方向（矢
印で示す）に傾くように印刷がおこなれることになる。
この場合には、既述した手段で図８（ｃ）のように被印
刷板２を印刷の傾きと逆方向に傾斜させておくことによ
って、印刷の傾きを矯正して正常な角度で印刷をおこな
うことができる。また本発明は、プリント配線板等の印
刷の他に、食品や食器、医薬品、包装材などの印刷にも
適用できるものであり、文字等の印刷の他にペースト塗
布、レジスト塗布、半田塗布等にも適用することができ
るものである。
を送りながら（あるいは被印刷板２を送りながら）文字
等を印刷する場合、送り速度が低速の場合には図８
（ａ）のように正常に印刷をすることができるが、送り
速度が高速の場合には図８（ｂ）のように送り方向（矢
印で示す）に傾くように印刷がおこなれることになる。
この場合には、既述した手段で図８（ｃ）のように被印
刷板２を印刷の傾きと逆方向に傾斜させておくことによ
って、印刷の傾きを矯正して正常な角度で印刷をおこな
うことができる。また本発明は、プリント配線板等の印
刷の他に、食品や食器、医薬品、包装材などの印刷にも
適用できるものであり、文字等の印刷の他にペースト塗
布、レジスト塗布、半田塗布等にも適用することができ
るものである。
【００１９】
【発明の効果】上記のように本発明は、搬送装置で搬送
される被印刷板の上方に略水平に配置される角度補正枠
と、角度補正枠に取着されるインクジェットプリンター
のヘッドと、角度補正枠の下方内に搬送装置で搬送され
た被印刷板の水平面での傾き角度を検出する角度検出手
段と、角度検出手段で検出した角度に応じて角度補正枠
を所定角度で水平に回動させる回動駆動手段とを具備し
たので、角度検出手段で検出した被印刷板の傾き角度に
応じて回動駆動手段で角度補正枠を所定角度で水平に回
動させることによって、インクジェットプリンターのヘ
ッドと被印刷板との相対的な角度の傾き補正して、正し
い角度に直した状態にインクジェットプリンターのヘッ
ドに対して被印刷板をセットすることができるものであ
り、インクジェットプリンターのヘッドの下方にセット
される被印刷板が水平面で傾いていても、被印刷板の正
確な位置に正常に印刷をおこなうことができるものであ
る。
される被印刷板の上方に略水平に配置される角度補正枠
と、角度補正枠に取着されるインクジェットプリンター
のヘッドと、角度補正枠の下方内に搬送装置で搬送され
た被印刷板の水平面での傾き角度を検出する角度検出手
段と、角度検出手段で検出した角度に応じて角度補正枠
を所定角度で水平に回動させる回動駆動手段とを具備し
たので、角度検出手段で検出した被印刷板の傾き角度に
応じて回動駆動手段で角度補正枠を所定角度で水平に回
動させることによって、インクジェットプリンターのヘ
ッドと被印刷板との相対的な角度の傾き補正して、正し
い角度に直した状態にインクジェットプリンターのヘッ
ドに対して被印刷板をセットすることができるものであ
り、インクジェットプリンターのヘッドの下方にセット
される被印刷板が水平面で傾いていても、被印刷板の正
確な位置に正常に印刷をおこなうことができるものであ
る。
【図１】本発明の一実施例の斜視図である。
【図２】同上の搬送装置の斜視図である。
【図３】同上の角度補正枠の部分の概略平面図である。
【図４】インクジェットプリンターの原理を示す概略図
である。
である。
【図５】本発明の使用状態を示すものであり、（ａ），
（ｂ）はそれぞれ概略平面図である。
（ｂ）はそれぞれ概略平面図である。
【図６】角度θの検出の方法を示す概略図である。
【図７】本発明の装置によって角度θで傾いた被印刷板
に印刷した状態を示す平面図である。
に印刷した状態を示す平面図である。
【図８】本発明の応用例を示すものであり、（ａ）乃至
（ｃ）はそれぞれ概略図である。
（ｃ）はそれぞれ概略図である。
【図９】従来例を示すものであり、（ａ），（ｂ）はそ
れぞれ概略平面図である。
れぞれ概略平面図である。
【図１０】他の従来例を示すものであり、（ａ），
（ｂ）はそれぞれ概略平面図である。
（ｂ）はそれぞれ概略平面図である。
１ 搬送装置 ２ 被印刷板 ３ 角度補正枠 ４ ヘッド ５ 角度検出手段 ６ 回動駆動手段
Claims (1)
- 【請求項１】 搬送装置で搬送される被印刷板の上方に
略水平に配置される角度補正枠と、角度補正枠に取着さ
れるインクジェットプリンターのヘッドと、角度補正枠
の下方内に搬送装置で搬送された被印刷板の水平面での
傾き角度を検出する角度検出手段と、角度検出手段で検
出した角度に応じて角度補正枠を所定角度で水平に回動
させる回動駆動手段とを具備して成ることを特徴とする
印刷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16653892A JPH068413A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16653892A JPH068413A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 印刷装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH068413A true JPH068413A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=15833144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16653892A Withdrawn JPH068413A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 印刷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068413A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6315916B1 (en) | 2000-05-08 | 2001-11-13 | Pisces-Print Image Sciences, Inc. | Chemical imaging of a lithographic printing plate |
| US6558458B1 (en) | 1999-09-17 | 2003-05-06 | American Ink Jet Corporation | Systems and methods for lithography |
| US6691618B2 (en) | 2000-05-08 | 2004-02-17 | Pisces-Print Imaging Sciences, Inc. | Chemical imaging of a lithographic printing plate |
| JP2011020325A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Kyoto Seisakusho Co Ltd | 印刷方法および印刷装置 |
| EP3231623A1 (de) * | 2016-04-12 | 2017-10-18 | EBS Ink-Jet Systeme GmbH | Einstellbarer tintendrucker für die beschriftung von waren |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP16653892A patent/JPH068413A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6558458B1 (en) | 1999-09-17 | 2003-05-06 | American Ink Jet Corporation | Systems and methods for lithography |
| US6315916B1 (en) | 2000-05-08 | 2001-11-13 | Pisces-Print Image Sciences, Inc. | Chemical imaging of a lithographic printing plate |
| US6523471B2 (en) | 2000-05-08 | 2003-02-25 | Pisces-Print Imaging Sciences, Inc. | Chemical imaging of a lithographic printing plate |
| US6691618B2 (en) | 2000-05-08 | 2004-02-17 | Pisces-Print Imaging Sciences, Inc. | Chemical imaging of a lithographic printing plate |
| US6796235B2 (en) | 2000-05-08 | 2004-09-28 | Maxryan Enterprises, Inc. | Chemical imaging of a lithographic printing plate |
| JP2011020325A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Kyoto Seisakusho Co Ltd | 印刷方法および印刷装置 |
| EP3231623A1 (de) * | 2016-04-12 | 2017-10-18 | EBS Ink-Jet Systeme GmbH | Einstellbarer tintendrucker für die beschriftung von waren |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20060092219A1 (en) | Methods and apparatus for aligning inkjet print head supports | |
| US20050005996A1 (en) | Liquid droplet ejection apparatus, method of ejecting liquid droplet, method of manufacturing electrooptic device, electrooptic device, electronic device, and substrate | |
| JP2011020325A (ja) | 印刷方法および印刷装置 | |
| JP6219838B2 (ja) | 部品実装機 | |
| JP2004141758A (ja) | 液滴吐出装置のドット位置補正方法、アライメントマスク、液滴吐出方法、電気光学装置およびその製造方法、並びに電子機器 | |
| JPH068413A (ja) | 印刷装置 | |
| CN214563885U (zh) | 喷墨打印装置和喷墨打印设备 | |
| JP5739754B2 (ja) | 電子回路部品の立上がり防止方法および電子回路製造システム | |
| JP2003174292A (ja) | 部品実装方法及び部品実装装置 | |
| JP4421991B2 (ja) | 移載装置、表面実装機、誤差テーブルの作成方法、プログラムおよび記憶媒体 | |
| JP4050396B2 (ja) | 電子部品装着装置および電子部品装着装置の装着ヘッド取付方法 | |
| JP2009283504A (ja) | スクリーン印刷機、電子部品装着装置及び電子部品の実装ライン | |
| JP3160074B2 (ja) | ディスペンス装置付き部品搭載装置 | |
| JP4421987B2 (ja) | 部品実装方法および部品実装装置 | |
| JP4381568B2 (ja) | 部品実装システムにおける基板認識方法及び同装置 | |
| JP4077228B2 (ja) | 電子部品装着装置 | |
| JP5212399B2 (ja) | 部品実装装置および部品実装装置における基板搬送方法 | |
| JP3614297B2 (ja) | 電子部品装着装置 | |
| JP2010087306A (ja) | スクリーン印刷機、電子部品の実装ライン及びスクリーン印刷機のバッドマーク検出方法 | |
| JP4865175B2 (ja) | 部品組立装置 | |
| JP2012206385A (ja) | インクジェット記録装置 | |
| JP2003051698A (ja) | 電子部品実装方法及び電子部品実装装置 | |
| WO2023084970A1 (ja) | 印刷装置、印刷装置の制御方法及びプログラム、印刷システム | |
| JP4011810B2 (ja) | 表面実装部品装着機 | |
| JP2693549B2 (ja) | インクジエツト記録装置の印字品質制御方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |