JPH0684098U

JPH0684098U - リブ付管の封止構造

Info

Publication number: JPH0684098U
Application number: JP2505293U
Authority: JP
Inventors: 祐二狭間; 禎一後藤
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1993-05-14
Filing date: 1993-05-14
Publication date: 1994-12-02

Abstract

(57)【要約】【構成】リブ付管１６の端部に嵌め合わされた蓋２８
の外面とリブ１８とが係合部材３０によって挟まれ、か
つ蓋２８の外面と係合部材３０とがボルト４２によって
固定される。このため、蓋２８が容易に外れることはな
い。【効果】蓋は容易に外れないので、リブ付管からの水
漏れを防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、リブ付管の封止構造に関し、特にたとえば、下水用リブ付管の端部を封止する、リブ付管の封止構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来では、リブ付管の端部を封止するために、単に蓋を端部に嵌め合わすのみであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来では、蓋の固定が不十分なため、リブ付管の内圧等によって容易に蓋が外れ、水漏れを生じる恐れがあった。それゆえに、この考案の主たる目的は、水漏れしない下水用リブ付管の封止構造を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は、下水用リブ付管の端部を封止するリブ付管の封止構造であって、端部に嵌まり合う蓋、その一部が蓋の外面に対抗しその端部がリブ付管のリブに係合する係合部材、および係合部材と蓋の外面とを固定する固定部材を備える、リブ付管の封止構造である。

【０００５】

【作用】

リブ付管の端部に蓋を嵌め合わせ、リブ付管のリブに係合部材の一端を係合する。その状態で、係合部材を蓋の外面にボルト等の固定部材を用いて固定する。このため、蓋が容易に外れることはない。

【０００６】

【考案の効果】

この考案によれば、蓋が容易に外れることはないので、水漏れを防止できる。この考案の上述の目的，その他の目的，特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。

【０００７】

【実施例】

図１を参照して、この実施例のリブ付管の封止構造１０は、マンホール継手１２を介してマンホール１４と接続されたリブ付管１６に適用される。リブ付管１６の外周面には、長さ方向に一定間隔毎で複数の周方向リブ１８が形成されており、マンホール継手１２の内面とリブ付管１６の外面とは、ゴム輪２０によって封止されており、リブ付管１６の端部は、マンホール１４の内部に突出されている。リブ付管１６の端部側面には、分岐サドル２２を介して、短管２４が接続され、短管２４には、９０度曲管２６が接続されている。

【０００８】そして、リブ付管１６内を流れる下水を９０度曲管２６を通してマンホール１４内に排出するために、リブ付管１６の端部には、蓋２８が嵌め合わされ、係合部材３０によって蓋２８の脱落が防止される。図２からわかるように、蓋２８の内面には、リブ付管１６の内径とほぼ同じ大きさの外径を有する嵌合凸部３２が形成されており、嵌合凸部３２の外周面には、ゴム輪３４が装着されている。したがって、リブ付管１６と蓋２８との間から水漏れが生じることはない。

【０００９】図３および図４からわかるように、係合部材３０は、たとえばステンレス，プラスチック，塩ビで被覆された鉄等の耐蝕性を有する材料からなり、略Ｌ字状に形成される。そして、短辺３６ａの端部から９０度内側に屈曲して、リブ付管１６のリブ１８と係合する係合部３８が形成される。長辺３６ｂにはねじ孔４０が形成され、このねじ孔４０にボルト４２が螺合される。係合部材３０の係合部３８をリブ付管１６のリブ１８に係合し、長辺３６ｂを蓋２８の外面に配置し、ボルト４２をねじ込んでいくと、ボルト４２によって蓋２８が押圧され、係合部材３０と蓋２８とが固定される。したがって、この係合部材３０を複数（たとえば２つまたは３つ）用いて蓋２８を固定すれば、蓋２８が容易に外れることはない。

【００１０】なお、この実施例においては、図３および図４に示す略Ｌ字状の係合部材３０を用いて説明したが、図５および図６に示すように２つの係合部材３０の長辺３６ｂを互いに接続した係合部材４４を用いてもよく、また、図７に示すように、蓋２８と係合部材３０（または４４）との間に湾曲した板ばね４６を挿入することによって、蓋２８と係合部材３０（または４４）とを固定するようにしてもよい。さらに、ボルト４２としては、ちょうボルト（図示せず）を使用してもよい。

【００１１】また、この実施例ではリブ付管１６内の水を９０度曲管２６を通して排出する場合について説明したが、リブ付管の配管工事中にリブ付管の端部から地下水が浸入するのを防ぐためにも用いることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例を示す外観図である。

【図２】蓋を示す断面図である。

【図３】係合部材を示す正面図である。

【図４】係合部材を示す平面図である。

【図５】係合部材の変形例を示す正面図である。

【図６】係合部材の変形例を示す平面図である。

【図７】この考案の他の実施例を示す図解図である。

【符号の説明】

１０ …リブ付管の封止構造１６ …リブ付管１８ …リブ２８ …蓋３０，４４ …係合部材４２ …ボルト４６ …板ばね

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】下水用リブ付管の端部を封止するリブ付管
の封止構造であって、前記端部に嵌まり合う蓋、その一部が前記蓋の外面に対抗しその端部が前記リブ付
管のリブに係合する係合部材、および前記係合部材と前
記蓋の外面とを固定する固定部材を備える、リブ付管の
封止構造。