JPH0684092B2 - 熱転写型プリンタ - Google Patents

熱転写型プリンタ

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JPH0684092B2
JPH0684092B2 JP32436887A JP32436887A JPH0684092B2 JP H0684092 B2 JPH0684092 B2 JP H0684092B2 JP 32436887 A JP32436887 A JP 32436887A JP 32436887 A JP32436887 A JP 32436887A JP H0684092 B2 JPH0684092 B2 JP H0684092B2
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roller
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paper
printing
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修 田島
義高 鈴木
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Victor Company of Japan Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は熱転写型プリンタに係り、特にプラテンローラ
の外周長さに制限されることなく、プラテンローラの外
周よりも長い印刷を行なえるよう構成した熱転写型プリ
ンタに関する。
従来の技術 従来の熱転写型プリンタとしては例えば第22図に示すも
のがある。第22図中、プラテンローラ1の外周に供給さ
れた印刷用紙2は、クランパ3によってクランプされ、
反時計方向に回動するプラテンローラ1に巻回される。
そして、サーマルヘッド5はプラテンローラ1の回動と
ともに矢印A方向に巻き取られるインクフィルム4を印
刷用紙2に押圧する。さらに、プラテンローラ1の回動
位置に応じてサーマルヘッド5に駆動信号が供給され、
発熱体6の熱によってインクフィルム4の溶融性インク
あるいは昇華性インクが印刷用紙2に転写される。
発明が解決しようとする問題点 しかるに、上記従来の熱転写型プリンタでは、カラー画
像を印刷する際、イエロー,シアン,マゼンダの各色別
に区画されたカラーフレームを有するインクフィルムを
使用することになるが、印刷用紙2をクランパ3によっ
てクランプしてプラテンローラ1と一体化するとともに
プラテンローラ1の回転位相に応じて画像の各ラインを
印刷するため、各カラーフレームによる色ずれ(レジス
トレーション)が極めて生じにくい。ところが、このプ
リンタでは、印刷用紙の長さがプラテンローラの外周
長さに制限される、大画面を印刷できるようにするた
めプラテンローラの外径を大きくすると、サーマルヘッ
ドの発熱体の押圧力が低下して画質が劣化してしまう、
プラテンローラの大型化とともにサーマルヘッドの加
圧力を増大する必要があり、そのためプリンタの大型
化,剛性増大を招き、重量も増大し製造コストも上昇す
る、さらに、サーマルヘッドの加圧力を増大させるの
にプラテンローラの駆動源も大型化することになり、プ
ラテンローラの制御が難しくなる等の問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点を解決した熱転写型プリン
タを提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段及び作用 本発明は上記熱転写型プリンタにおいて、プラテンロー
ラの外周に転送された印刷用紙の一端をクランプするク
ランプ機構と、クランプ機構とプラテンローラとを結合
するクラッチ機構と、プラテンローラの外周に圧接,離
間可能に設けられ、クラッチ機構の結合解除により停止
するクランプ機構に印刷用紙を供給する給紙モード時、
及び印刷後印刷用紙を排出する排紙モード時印刷用紙を
プラテンローラに圧接するガイドローラとを具備してな
り、プラテンローラの外周長さに制限されることなく所
望の長さの印刷を行なえるようにしたものである。
実施例 第1図乃至第7図に本発明になる熱転写型プリンタの一
実施例を示す。
第一図中、プラテンローラ11の上方にはサーマルヘッド
12を保持する保持体13が設けられており、保持体13は軸
14により回動自在に支持されている。保持体13は後述す
るようにアクチュエータ(図示せず)の駆動により時計
方向に回動し、これによりサーマルヘッド12はプラテン
ローラ11を押圧する位置へ降下する。
プラテンローラ11とサーマルヘッド12との間にはインク
フィルム15(イエロー,シアン,マゼンダ,ブラックの
4色のカラーフレームを順次形成されている)が装架さ
れている。インクフィルム15は供給リール16に巻回さ
れ、ガイドボール17a〜17c及び保持体13に設けられたロ
ーラ13aに案内されて巻取リール18に巻き取られる。
19はテンションポールで、インクフィルム15を押圧して
張力を附与し、インクフィルム15の弛みを防止する。
20はピンチローラで、レバー21の先端に回転自在に支承
されている。22はガイドローラで、ガイドアーム23に回
転自在に支承されている。又、レバー21,ガイドアーム2
3は共に軸24により回動可能に支承されている。
25は印刷用紙で、トレー26(給紙用の斜面26aを有す
る)上に載置され、L字状の押え爪27により保持されて
いる。28は給紙ローラで、プラテンローラ11に印刷用紙
25を供給するとき回転駆動されるとともに降下し、トレ
ー26上に載置された印刷用紙25を図中左方に移送する。
29,30,31はガイドプレートで、ガイドプレート29と30と
の間に給紙通路32を形成し、ガイドプレート30と31との
間に排紙通路33を形成する。
34,35は排紙ローラで、夫々反時計方向,時計方向に回
動し、後述するように排紙通路33を通過する印刷済みの
印刷用紙25を移送する。
56は反射型の光センサで、57は反射板であり、カラーフ
ィルム15を介して対向するように配設されている。この
光センサ56はインクフィルム15の上面側縁に設けられた
不透明部及び透明部(図示せず)の数を検知する。イン
クフィルム15にはイエロー,シアン,マゼンダ,ブラッ
クの4色のカラーフレームが順次設けられているため、
光センサ56は各カラーフレームごとに異なる不透明部及
び透明部の数を検知して各色を識別するための信号を生
成する。
次にプラテンローラ1周辺の詳細な構成について、第2
図乃至第7図を参照して説明する。
第2図に示す如く、プラテンローラ11はその外周にゴム
製の弾性体を装着され、両端部には軸11aを有する。こ
の両端の軸11aはプリンタの側壁36に保持されたベアリ
ング37に軸承されている。又、一方の軸11aにはプラテ
ンローラ11の回転位相を検出するエンコーダ38が設けら
れている。
このエンコーダ38はプラテンローラ11が1回転する間に
回転位置の基準となる1個の基準パルス(PG(Z)パル
ス)を出力し、かつプラテンローラ11の回転位置を示す
1500個の連続パルス(FGパルス)を出力する。
又、他の軸11aはプラテンローラモータ等の駆動機構
(図示せず)に接続されている。
第2図中、60はカム板で、モータ(図示せず)の駆動に
より矢印X方向に変位し、ピンチローラ20,ガイドロー
ラ22を支承するレバー21,ガイドアーム23を後述するよ
うに回動変位させる。このカム板60の変位位置は光セン
サよりなる3個のカムセンサ(図示せず)により検出さ
れ、その検出信号はモータへ供給されてモータの回転角
が制御される。
プラテンローラ11の両端にはクランプ機構39を有するリ
ング40が設けられており、リング40は軸11aに遊嵌して
いる。尚、プラテンローラ11の両端のクランプ機構39は
夫々同一構成なので、第2図乃至第4図に示す一方の側
につき説明する。
軸11aにはクラッチリング41が嵌合固定されており、ク
ラッチリング41の外周には凹部41aが形成されている。
上記リング40はクラッチリング41の外側に設けられてい
る。両端のリング40にはプラテンローラ11の長手方向に
延在する断面L字状の保持部材42がネジ43によりネジ止
めされている。保持部材42は後述するように印刷用紙25
をクランプする平板状のクランプ部42aと、クランプ部4
2aの先端で印刷用紙25の挿入を容易にする折曲部42bを
有する。
又、リング40の内側面にはクラッチレバー44,クランプ
レバー45を支承する軸40a,40bが突出しており、リング4
0の外周には凹部40cが設けてある。さらに、リング40に
は四角形状の貫通孔40d,軸11aが嵌入する中央孔40eが穿
設されている。
クラッチレバー44は一端に前記クラッチリング41の凹部
41aに係合する突部44aを有し、クラッチリング41ととも
にクラッチ機構41′を構成する。又、クラッチレバー44
は他端にリング40の凹部40cに嵌入するピン44bを有す
る。又、クラッチレバー44の中央にはリング40の軸40a
が嵌入する孔44cが穿設されており、クラッチレバー40
は軸40aにより回動自在に支持されトーションバネ46
(第3図に示す)の弾撥力により時計方向に回動附勢さ
れている。
クランプレバー45は保持部材42のクランプ部42aに当接
するクランプ部45aと、リング40の貫通孔40dに嵌入する
ピン45bと、リング40の軸40bが嵌入する孔45cとを有す
る。又、クランプレバー45は軸40bに回動自在に支持さ
れ、かつトーションバネ47(第3図に示す)の弾撥力に
より反時計方向に回動附勢されている。
第3図及び第5図に示す如く、ガイドアーム23は印刷用
紙25を案内する平板部23aと、平板部23aの両側に配され
た側板部23bとよりなり、両側の側板部23b間でガイドロ
ーラ22を支承している。又、ガイドアーム23には後述す
る第1の紙センサ58及び第2の紙センサ59(夫々発光素
子58a,59a、受光素子58b,59bよりなる)が設けられてい
る。なお、平板部23aの前縁は下方に折曲され印刷用紙2
5の移送を容易にしている。又、側板部23bには軸24に嵌
合する孔23cが穿設され、その端部は所定角度傾斜した
延出部23dとなっている。軸24にはアーム48(第3図に
示す)が固着されており、アーム48とガイドアーム23の
平板部23aとの間にはコイルバネ49が配設されている。
従って、第7図に示すように、給紙モード時軸24が時計
方向に回動すると、ガイドアーム23にはアーム48の回動
によるバネ49の弾撥力が作用し、ガイドアーム23は第3
図中2点鎖線で示す下降位置より時計方向に回動し、延
出部23dがリング40の貫通孔40dより突出するクランプレ
バー45のピン45bに当接する。そのため、クランプレバ
ー45は時計方向に回動してクランプ部45aが保持部材42
のクランプ部42aより離間する。
第6図に示すように、印刷用紙25の横幅寸法Lは、プラ
テンローラ11の全長L1よりも長く、リング40の内壁の位
置(寸法L2)よりも短い。そのため、プラテンローラ11
に移送された印刷用紙25の先端側の両端は互いに離間し
て開いている保持部材42のクランプ部42aとクランプレ
バー45のクランプ部45aとの間に挿入され、後述するよ
うにガイドアーム23の反時計方向の回動とともにクラン
プされる。
ピンチローラ20を回動自在に支承するレバー21は、下端
に軸24が嵌入する孔21aと、上端にピンチローラ20の軸2
0aが嵌入する孔21bとを有する。51はクラッチレバー44
とクラッチリング41との結合を解除する解除部材で、レ
バー21より突出する軸21cに支承され、先端にローラ51a
を有する。52はコイルバネで、一端がレバー21の掛止部
21dに掛止され、他端が解除部材51の突出部51bに掛止さ
れている。従って、解除部材51はバネ52の引張力により
反時計方向に回動附勢され、レバー21が反時計方向に回
動するときローラ51aがリング40の外周に当接する。
又、レバー21と軸24に支承されたアーム53の腕部53aと
の間にはコイルバネ54が介装されている。アーム53は第
3図中2点鎖線で示す位置にあり、後述するようにレバ
ー55が時計方向に駆動されるとレバー55のローラ55aに
押圧されて実線で示す位置に回動する。アーム53の回動
はコイルバネ54の弾撥力を介してレバー21に伝達され、
これによりレバー21は反時計方向に回動し、ピンチロー
ラ20をプラテンローラ11に圧接する。
次に、上記構成になる熱転写型プリンタの動作につき各
モードごとに説明する。
リセットモード 第1図は上記プリンタの待機状態であり、サーマルヘッ
ド12,ピンチローラ20,ガイドローラ22はプラテンローラ
11より離間している。これは、弾性を有するゴム材等よ
りなるプラテンローラ11,ピンチローラ20,ガイドローラ
22を変形させないためである。
この待機状態において、印刷実行の操作を行なうと、第
8図のタイムチャートで示すようにまずリセットモード
となり、第8図中(h)で示す如く、プラテンモータ
(図示せず)が起動しプラテンローラ11を時計方向に回
転駆動する。プラテンローラ11が1周以上回動すること
によりクラッチレバー44の突部44aがトーションバネ46
の押圧力によりクラッチリング41の凹部41aに嵌入し、
プラテンローラ11とクランプ機構39(クランプレバー4
5,保持部材42よりなる)を有するリング40が結合され、
リング40はプラテンローラ11と一体に回動する。プラテ
ンローラ11の回動により、エンコーダ38より基準パルス
(第8図(i)に示す)が2個出力され、連続パルスが
375パルス(第8図(j)に示す、但し375パルスは回転
角90°に相当する)をカウントされたときプラテンモー
タは停止する。
給紙モード 次に、レバー55の軸55bが時計方向に回転駆動されアー
ム53を反時計方向に回動させる。これにより、ピンチロ
ーラ20を支承するレバー21がバネ54に押圧されながら同
方向に回動し、第9図に示すようにピンチローラ20がプ
ラテンローラ11に圧接される。尚、上記レバー21の回動
とともにレバー21に支持された解除部材51も同方向に回
動し、ローラ51aがリング40の外周に摺接する。
同時に、軸24が反時計方向に回転駆動され、ガイドアー
ム23を同方向に回動させる。そのため、ガイドアーム23
に支承されたガイドローラ22がプラテンローラ11に圧接
されるとともに、延出部23dがクランプレバー45のピン4
5bに当接し、クランパ部45aを保持部材42より離間させ
る。
さらに、第8図(d)に示すようにリールモータ兼給排
紙モータ(図示せず)の起動により給紙ローラ28が時計
方向に回転駆動されるとともに降下してトレー26上の印
刷用紙25上に圧接され、印刷用紙25は給紙ローラ28の摩
擦力により第9図中、矢印B方向に移送される。尚、印
刷用紙25の先端は押え爪27により押さえられているの
で、給紙ローラ28を圧接された印刷用紙25は第9図中
「イ」のように撓むことになる。
そのため、押え爪27は印刷用紙25を押えきれず、印刷用
紙25の先端は押え爪27より弾けてトレー26の斜面26aに
移送される。このようにして、1枚の印刷用紙25が給紙
通路32へ送られ、ガイドプレート29,30にガイドされな
がらガイドアーム23の平板部23a上に至ると、発光素子5
8aと発光素子58bとよりなる第1の紙センサ58はその光
路を印刷用紙25により遮断される。このとき、第1の紙
センサ58は第8図(k)で示すよう紙検知信号「k1」を
出力する。
第1の紙センサ58が印刷用紙25を検知すると、プラテン
モータが再び起動し、印刷用紙25はプラテンローラ11と
ガイドローラ22とによって保持部材42とクランプレバー
45との間に挿入され、保持部材42に当接して停止する。
プラテンモータは連続パルスが50パルス(第8図中
「j2」、回転角12°に相当)カウントされると停止す
る。
尚、上記プラテンローラ11の回動時は、クラッチレバー
44がクラッチリング41に係合しておらず、クランプ機構
39は停止している。
この後、第1図に示すようにレバー21を時計方向に回動
させ、ガイドアーム23を反時計方向に回動させてピンチ
ローラ20及びガイドローラ22をプラテンローラ11から離
間させる。これにより、クランプレバー45はトーション
バネ47の弾撥力によって反時計方向に回動し、クランプ
部45aを保持部材42に押圧し、保持部材42のクランプ部4
2aに載置された印刷用紙25の先端両側をクランプする。
尚、印刷用紙25はその先端両側のみをクランプされる
が、プラテンローラ11の全長よりも長い保持部材42に当
接載置されているので、クランプ後印刷用紙25が撓むよ
うなことはない。
次いで、リールモータ兼給排紙モータの起動(第8図
中、「d2」)により、給紙ローラ28は上昇し印刷用紙25
より離間する。
その後、プラテンローラ11は時計方向に回動され(第8
図中、「h3」)、クラッチ機構41′のクラッチレバー44
の突部44aがクラッチリング41の凹部41aに係合する。
尚、クラッチレバー44をクラッチリング41に係合させる
際は、基準パルス出力後連続パルスの375パルス(回転
角90°相当)がカウントされるまでプラテンローラ11を
回動させる。これは、前述したようにプラテンローラ11
の回動により印刷用紙25を保持部材42に移送することに
より、クラッチリング41の凹部41aがクランプレバー45
の突部45aの位置より先行しているからである。
次に、第10図に示す如く、連続パルスの50パルス(回転
角12°相当)がカウントされるまでプラテンローラ11を
回動させる。そして、再びピンチローラ20及びガイドロ
ーラ22をプラテンローラ11に圧接する。この状態では、
上記のようにプラテンローラ11が12°回動しているた
め、クランプレバー45は印刷用紙25をクランプした位置
からずれており、ピン45bがガイドアーム23の延出部23d
に当接せずクランプが解除されるおそれはない。
さらに、プラテンローラ11はピンチローラ20,ガイドロ
ーラ22を圧接されたまま時計方向に回動すると(第8図
中、「h4」)、クランプ機構39も一体的に回動し印刷用
紙25をプラテンローラ11の外周に巻付けるが、第10図に
示す如く、解除部材51のローラ51aがリング40の凹部40c
に嵌入し、クラッチレバー44のピン44bを押圧する。こ
れにより、クラッチレバー44はバネ46の押圧力に抗して
反時計方向に回動し、クラッチリング41との係合を解除
される。その結果、リング40,クランプレバー45,保持部
材42は停止するが、プラテンローラ11は、そのまま回動
し続ける。
第11図に示す如く、印刷用紙25の先端は上記のようにク
ランプされて停止しているものの、印刷用紙25はプラテ
ンローラ11の回動によりプラテンローラ11とガイドロー
ラ22との間を通過して図中左方へ移送される。そのた
め、印刷用紙25は大きく膨らんだ状態となってプラテン
ローラ11側へ給紙されつづける。
さらに、第12図に示すようにプラテンローラ11が回転す
ることにより、印刷用紙25の末端も給紙通路32,第1の
紙センサ58の発光素子58aと発光素子58bとの間を通過す
る。第1の紙センサ58の印刷用紙25の通過によりその検
知信号「k2」(第8図(k)に示す)を出力したのち、
基準ピルス(i6)出力後375カウントしてプラテンモー
タを停止させる。
頭出しモード この後、リールモータ(図示せず)の回転駆動(第8図
中、「d3」)によりインクフィルム15の巻取リール18が
時計方向に回転駆動される。インクフィルム15にはイエ
ロー,シアン,マゼンダ,ブラックの4色のカラーフレ
ームが順次連続的に形成されており、各カラーフレーム
の位置は前述した光センサ56によって検知される。
例えば、第8図(a)に示す如く、光センサ56によって
4個のパルスが得られるとその色は「イエロー」である
ことが検出されるとともに、その検出信号によって巻取
リール18は停止し、カラーフレームの頭出しが行なわれ
る。尚、本実施例では光センサ56はカラーフレームの色
が「シアン」の場合には3個のパルスを出力し、「マゼ
ンダ」の場合2個のパルスを出力し、「ブラック」の場
合には1個のパルスを出力する。
又、カム板60の変位によりピンチローラ20及びガイドロ
ーラ22はプラテンローラ11より離間する。
再びプラテンローラ11を時計方向に回動(第8図中、
「h5」)するに際し、クランプ機構39は基準位置(第13
図に示す)より180°位置にあり、プラテンローラ11は
基準位置より90°(FG375パルス)の位置にある。その
ため、プラテンローラ11を時計方向に90°回動させる
と、クラッチレバー46とクラッチリング41とが結合し、
後は印刷用紙25をクランプしたクランプ機構39はプラテ
ンローラ11とともに回動する。
ここで、第13図に示す如く、基準パルスi1が出力される
と、プラテンローラ11は停止する。しかるに、プラテン
ローラ11は基準位置を行き過ぎてしまうので、プラテン
ローラ11を反時計方向に逆回転(第8図中、「h6」)さ
せる。そして、逆方向の基準パルスi2の出力を得たのち
5カンウトしてプラテンモータを停止させる。
印刷モード 次に、第14図に示すように、サーマルヘッド12の保持体
13が時計方向に回動し、サーマルヘッド12の発熱体12a
はインクフィルム15を介してプラテンローラ11に巻回さ
れた印刷用紙25を押圧する(第8図(g)参照)。尚、
インクフィルム15はガイドポール17aと17bとの間で発熱
体12a及びローラ13aに押圧され、弛むことなく印刷用紙
25に当接する。
又、レバー21が反時計方向に回動してピンチローラ20は
プラテンローラ11上の印刷用紙25を押圧する。これで、
プリンタは印刷可能な状態となる。
ここで、プラテンローラ11を時計方向に回動させること
により、直ちに基準パルスi3(第8図に示す)が出力さ
れ、この基準パルスi3を印刷の起点として連続パルスの
カウント数に応じて所定の印刷が実行される。プラテン
ローラ11の上記回動とともに巻取リール18は時計方向に
回動しインクフィルム15を巻き取る(第8図中
(b))。又、サーマルヘッド12にはプラテンローラ11
の回転とともに印刷駆動信号が供給される。
尚、本実施例では連続パルス3800パルス分のラインの印
刷を行うようになっている。即ち、プラテンローラ11の
1周当り1500パルスが得られるので、プラテンローラ2
周半程度の長さの印刷が行なえる。
印刷モードでは、ガイドローラ22はプラテンローラ11よ
り離間しており、プラテンローラ11にはピンチローラ20
が圧接している。これは、プラテンローラ11の下方で膨
らんだ印刷用紙25がガイドローラ22に当接して印刷時の
紙送りが邪魔されないようにするとともに、プラテンロ
ーラ11の外周長さよりも長い印刷用紙25への印刷を可能
にするためである。
第15図に示す如く、プラテンローラ11の回動により印刷
が開始されると、クランプ機構39は印刷用紙25をクラン
プしたまま解除部材51のローラ51aがクラッチレバー44
を解除方向に回動させるまでプラテンローラ11とともに
回動する。そして、インクフィルム15は印刷用紙25の移
送とともに矢印A方向に走行し、インクフィルム15のイ
ンクはサーマルヘッド12の発熱体12aを通過する際に、
加熱されて溶けて印刷用紙25に転写される。
第16図に示す如く、印刷開始よりプラテンローラ11が約
180°回動すると、前述の如くクラッチレバー44による
クラッチ機構41′の係合が解除され、クランプ機構39は
停止する。その後、サーマルヘッド12の発熱体12aを通
過して印刷された印刷用紙25は、プラテンローラ11とピ
ンチローラ20とにより挟持駆動されてプラテンローラ11
の下方に移送される。
従って、印刷用紙25の先端が停止した後もプラテンロー
ラ11の回動とともに印刷用紙25が移送されて印刷が続行
される。第17図に示す如く、プラテンローラ11の回動開
始より連続パルスが3800パルスカウントされると、サー
マルヘッド12への印刷駆動信号の供給を停止して印刷が
完了するとともに、サーマルヘッド12の保持体13が反時
計方向に回動し、サーマルヘッド12はプラテンローラ11
より離間する。このとき、印刷用紙25の末端部分はプラ
テンローラ11とピンチローラ20とによって挟持されてい
る。
上記の如く第1の印刷モードが終了し、次のカラーフレ
ーム(シアン及びマゼンダ)の第2,第3の印刷モードを
実行する際は、第17図に示す状態でプラテンローラ11を
さらに時計方向に回転させる。これにより、印刷用紙25
はクランプされたまま、第12図に示す印刷開始前の状態
に復帰する。インクフィルム15はイエローのカラーフレ
ームが上記印刷により使用済みとなるため、第2の色
(シアン)のカラーフレームが光センサ56に検出される
位置まで巻き取られ、第2のカラーフレームの頭出しが
行なわれる。
その後、上記印刷モード(第12図乃至第17図に示す)の
動作が繰り返されることにより、第2,第3の印刷モード
が実行される。その間、印刷用紙25はその先端をクラン
プレバー45,保持部材42によりクランプされたままであ
り、しかもエンコーダ38で得られた基準パルスを起点と
して印刷開始されるので、イエローを印刷した後、シア
ン,マゼンダの各色を印刷しても印刷用紙25をプラテン
ローラ11に固定したのと同様色ずれすることがなく精細
なカラー印刷が行なわれる。
また、印刷用紙25はピンチローラ20の圧接力とサーマル
ヘッド12の圧接力とによるプラテンローラ11への摩擦力
が保持されているので、印刷時にプラテンローラ11上を
滑ってしまうことはない。そのため、印刷用紙25をクラ
ンプするクランプレバー45のクランプ力は印刷用紙25を
ずらそうとする力に対応する必要がなく、クランプ機構
39のクランプ力は印刷用紙25を印刷開始位置まで運ぶだ
けの軽い力で良い。
排紙モード 上記のようにして、4色のインクを印刷した後あるいは
ブラックのみのインクを印刷した後は、第17図に示す状
態において、第18図に示す如く、ガイドアーム23を時計
方向に回動し、ガイドローラ22をプラテンローラ11に圧
接する。そのため、印刷用紙25はその先端をクランプ機
構39によりクランプされたまま、末端をピンチローラ2
0,ガイドローラ22,とプラテンローラ11とによって挟持
される。尚、ガイドローラ22をプラテンローラ11に圧接
するためにガイドアーム23が時計方向に回動してもクラ
ンプ機構39は基準位置より180°回動した上側の位置に
あるので、クランプレバー45はガイドアーム23の延出部
23dに当接せずクランプ解除しない。
第19図に示す如く、プラテンローラ11が時計方向に回動
(第8図中、「h7」)すると、印刷用紙25の末端部分25
aはピンチローラ20を通過した後、弾けて発光素子58aと
受光素子58bとの間を遮断する。これにより、第1の紙
センサ58は印刷用紙25の末端部分25aの検出信号を出力
する(第8図中、「k3」)。
この第1の紙センサ58の検出信号が出力されるととも
に、プラテンローラ11を反時計方向に逆回転させる(第
8図中、「h8」)。このように、プラテンローラ11が逆
回転すると、第20図に示す如く、印刷用紙25の末端部分
25aはガイドプレート30と31との間に形成された排紙通
路33に至る。さらに、印刷用紙25の末端部分25aが図
中、右方へ移送されると排紙ローラ34,35の間に挿入さ
れる。
尚、排紙ローラ35は第1の紙センサ58より信号が出力さ
れるとともに時計方向に駆動されており(第8図中、
「d8」)、第21図に示す如く、印刷用紙25は回転する排
紙ローラ34,35に挟持されてトレー26の下方へ引き出さ
れる。
排紙ローラ34,35により印刷用紙25が引き出されるのに
つれて、プラテンローラ11における印刷用紙25の弛みが
少なくなり、やがて印刷用紙25の先端をクランプするク
ランプ機構39が印刷用紙25に引張られて反時計方向に回
動する。そのため、クランプレバー45のピン45bがガイ
ドアーム23の延出部23dに当接してクランプが解除され
る。
又、印刷用紙25の先端が第2の紙センサ59を構成する発
光素子59a,受光素子59bとの間を通過すると、第2の紙
センサ59よりその検知信号(第8図中、「l2」)が検出
される。この第2の紙センサ59の信号出力後、例えば2.
5秒間排紙ローラ35が回転し続け、これにより排紙ロー
ラ25は排紙される。
さらに、第21図の状態からピンチローラ20,ガイドロー
ラ22がプラテンローラ11から離間するとともに、プラテ
ンローラ11が時計方向に回動し、2個の基準パルス検出
後、連続パルスが375パルスカウントされると第1図に
示す待機状態に復帰し、一連の動作が完了する。
尚、第1,第2の紙センサ58,59は夫々ガイドアーム23上
に設けられているため、ガイドローラ22をプラテンロー
ラ11に圧接しているときのみ、印刷用紙25の通過を検出
するようになっている。しかるに、本実施例では前述の
如くガイドローラ22の押圧により印刷用紙25を移送する
ときに第1,第2の紙センサ58,59が信号を出力するよう
になっているので何んら支障はない。
又、上記実施例では、第1の紙センサと第2の紙センサ
を別個に設けて給紙と排紙とを検知しているが、どちら
か一方のセンサのみで兼用させて給紙,排紙を検出する
ようにしても良い。
又、上記実施例では保持体13,ガイドアーム23,レバー50
等を回動させる駆動源についての説明は省略してある
が、夫々各部材ごとに個別のモータあるいはソレノイド
等のアクチュエータを設けて駆動するようにしても良い
し、あるいは1個カムをモータ等で駆動し、カムを介し
て各部材を駆動するようにしても良い。
発明の効果 上述の如く、本発明になる熱転写型プリンタは、プラテ
ンローラに圧接,離間可能に設けられたガイドローラを
給紙モード及び排紙モード時,プラテンローラに圧接さ
せてなるため、プラテンローラの回動とともに印刷用紙
を挟持駆動することができ、しかも給紙モードにおいて
はクラッチ機構の結合解除によりクランプ機構が停止し
ている間もガイドローラがプラテンローラに圧接されて
いるので、クランプ機構を停止させたまま印刷用紙をプ
ラテンローラ側に移送できる。このため、プラテンロー
ラの外周長さよりも長い印刷用紙をプラテンローラに供
給することが可能となり、これによりプラテンローラの
外周長さに制限されることなく所望の長さの印刷を行な
うことができる。さらに、印刷用紙の長さに拘りなくプ
ラテンローラの小径化を図ることができ、よってプラテ
ンローラを軽量化して回転位相の制御を容易にすること
ができ、又サーマルヘッドの押圧力を確保して高画質な
印刷を行なえる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる熱転写型プリンタの一実施例の概
略構成図、第2図はプラテンローラの一方の端部の横断
面図、第3図,第4図,第5図は夫々本発明の要部を示
す縦断面図,斜視図,分解斜視図,第6図はクランプさ
れる印刷用紙の先端部の位置を示す平面図、第7図はク
ランプ解除を示す断面図、第8図はプリンタの動作を示
すタイムチャート、第9図乃至第12図は夫々給紙モード
の動作を説明するため正面図、第13図乃至第17図は夫々
印刷モードの動作を説明するための正面図、第18図乃至
第21図は排紙モードの動作を説明するための正面図、第
22図は従来のプリンタを説明するための概略構成図であ
る。 11……プラテンローラ、12……サーマルヘッド、15……
インクフィルム、18……巻取リール、20……ピンチロー
ラ、22……ガイドローラ、23……ガイドアーム、25……
印刷用紙、26……トレー、28……給紙ローラ、29〜31…
…ガイドプレート、34,35……排紙ローラ、38……エン
コーダ、39……クランプ機構、40……リング、41……ク
ラッチリング、42……保持部材、44……クラッチレバ
ー、45……クランプレバー、51……解除部材、56……光
センサ、58……第1の紙センサ、59……第2の紙セン
サ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクフィルムと印刷用紙とを重畳してプ
    ラテンローラの外周に巻き付け、該インクフィルムの裏
    面にサーマルヘッドを当接し、該プラテンローラの回動
    とともに該インクフィルム及び印刷用紙を移送して印刷
    する熱転写型プリンタにおいて、前記プラテンローラの
    外周に移送された印刷用紙の一端をクランプするクラン
    プ機構と、該クランプ機構と前記プラテンローラとを結
    合するクラッチ機構と、該プラテンローラの外周に圧
    接,離間可能に設けられ、該クラッチ機構の結合解除に
    より停止する該クランプ機構に前記印刷用紙を供給する
    給紙モード時、及び印刷後印刷用紙を排出する排紙モー
    ド時印刷用紙を前記プラテンローラに圧接するガイドロ
    ーラとを具備してなることを特徴とする熱転写型プリン
    タ。
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