JP2591216B2 - 熱転写型プリンタ - Google Patents

熱転写型プリンタ

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JP2591216B2 JP2020981A JP2098190A JP2591216B2 JP 2591216 B2 JP2591216 B2 JP 2591216B2 JP 2020981 A JP2020981 A JP 2020981A JP 2098190 A JP2098190 A JP 2098190A JP 2591216 B2 JP2591216 B2 JP 2591216B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印刷用紙の先端部を挟持するクランパをプ
ラテンローラの外周面に有する熱転写型プリンタに係わ
り、印刷用紙の先端部が確実にクランパに挟持され、安
定なカラー印刷が出来る熱転写型プリンタに関するもの
である。
〔従来の技術〕
近年、カラー印刷分野において、高解像度、多階調で
かつ取り扱い容易なプリンタとして、熱転写型プリンタ
が多く採用されている。この熱転写型プリンタに使用さ
れるインク紙は、イエロー,マゼンタ,シアンおよびブ
ラック等の複数色のカラーインクからなり、サーマルヘ
ッドの熱で溶かしたり昇華させたりして、印刷用紙に複
数色のカラーインクで転写して、カラー印刷を行うこと
は周知のことである。
この熱転写型プリンタの一般的な構成は、印刷用紙を
巻回して回転駆動するプラテンローラと、プラテンロー
ラにインク紙および印刷用紙を介して圧接するサーマル
ヘッドとを備え、印刷用紙を搬送してカラー印刷を行う
ような構成になっている。
この熱転写型プリンタのうちで、プラテンローラの外
周長が印刷用紙の長さよりも短く、かつ印刷用紙の先端
部を挟持するクランパがプラテンローラの外周に沿って
平行に設けてある熱転写型プリンタがある。この熱転写
型プリンタは、例えば本出願人が、先に特願昭62−3243
68号,特願昭62−324369号で提案した如くの構造になっ
ており、プラテンローラの外径は細く、かつ印刷用紙の
長さがプラテンローラの外径に依存しないため、いくら
でも記録用紙の長さを長くしてカラー印刷することが可
能な構造となっており、大画面カラー印刷には好適であ
る。
ここでは先に提案した熱転写型プリンタを簡略に第28
図を用いて説明する。尚、詳細な構成および印刷動作に
ついてはここでは説明を省略する。
第28図において、表面がゴム等の弾性体から形成され
ているプラテンローラ101が設けてある。このプラテン
ローラ101は、外周長が印刷用紙109の長さよりも短く形
成されている。尚、同図は説明をわかり易くするためプ
ラテンローラ101を一部破断し、かつ下記するリング10
2,クラッチリング103,クランプレバー105およびクラッ
チレバー106の位置関係を同一紙面上に記載してある。
またプラテンローラ101の軸101a(片側のみ図示)の
両端には、プラテンローラ101とほぼ同径で一部が突部1
02aを形成した一対のリング102(片側のみ図示)が軸10
1aに対して遊嵌されている。またこのリング102の内側
でクラッチリング103が軸101aに固着されている。また
リング102の突部102aには、プラテンローラ101の外周面
に平行で長手方向に延在した“L字”形状の紙保持部材
104が固着されており、かつリング102には、クランプレ
バー105およびクラッチレバー106が固着されている。
そしてクランパ107は紙保持部材104とクランプレバー
105から主としてなり、印刷用紙109の先端部109aを挟持
する構造になっている。
またクラッチ機構108はクラッチリング103とクラッチ
レバー106から主としてなる。このクラッチ機構108は、
クラッチレバー106がクラッチリング103に形成された切
欠き103aと係合する時は、クランパ17がプラテンローラ
101と一体となって回転するクラッチオン状態、クラッ
チレバー106がクラッチリング103に形成された切欠き10
3aから離間する時は、プラテンローラ101と相互に自由
回転するクラッチオフ状態の何れかの状態をとる構造と
なっている。
またプラテンローラ101の右上方には、サーマルヘッ
ド113がプラテンローラ101に接離自在に設けてある。ま
たプラテンローラ101とサーマルヘッド113の間には、イ
ンク紙供給リール111,インク紙巻取リール112に巻回さ
れているインク紙110および印刷用紙109が挿入され、サ
ーマルヘッド113をプラテンローラ101に圧接し、記録信
号をサーマルヘッド113に印加して印刷する構造となっ
ている。
またプラテンローラ101の左下方にはガイドローラ114
がガイドローラアーム115に軸着されており、かつプラ
テンローラ101の右下方にはピンチローラ116が、ピンチ
ローラアーム117に軸着されている。これらのローラ11
6,117は、それぞれ単独でプラテンローラ101に接離自在
に設けてあり、プラテンローラ101と協動して印刷用紙1
09を搬送する構造となっている。
そして印刷時には、図示しない給紙部から印刷用紙10
9がプラテンローラ101とガイドラーラ114に搬送され、
クランパ107で印刷用紙109の先端部109aを挟持する。
その後、ガイドローラ114をプラテンローラ101より離
間し、かつサーマルヘッド113とピンチローラ116とをプ
ラテンローラ101に圧接して印刷する。この際クランパ1
07は、プラテンローラ101と一体となって回転して印刷
する(クラッチオン)か、クランパ107をプラテンロー
ラ101の上方に固定してプラテンローラ101だけを回転し
て印刷する(クラッチオフ)方法で、高画質なカラー印
刷を得ている。
〔発明が解決しようとする課題〕 ところで、上記従来の熱転写型プリンタでは、第28図
に示すものの場合、給紙時に印刷用紙109の先端部109a
をクランパ107に挟持させる動作は、まずガイドローラ
アーム115をアーム支点115bを中心に時計方向に回動さ
せ、ガイドローラ114がプラテンローラ101に圧接する
と、ガイドローラアーム115の先端部115aはクランプレ
バー105の先端部105aに固着されたピン105bに当接す
る。この時クランプレバー105はレバー支点105cを中心
に時計方向に回動する。そして紙保持部材104とクラン
プレバー105は先端部105aとの間で隙間118が形成され
る。また図示しない給紙部から印刷用紙109がガイドロ
ーラ114に搬送され、印刷用紙109の先端部109aはこの隙
間118に挿入される。
そしてガイドローラアーム115を反時計方向に回動さ
せると、ガイドローラアーム115の先端部115aはクラン
プレバー105の先端部105aのピン105bから離間し、スプ
リング119によってクランプレバー105は反時計方向に回
動して、印刷用紙109の先端部109aを紙保持部材104に押
し付け、挟持する。
ここで印刷用紙109の先端部109aが紙保持部材104とク
ランプレバー105とに完全に挟持される前、即ちガイド
ローラアーム115を反時計方向に回動し始めた時には、
隙間118がまだ形成されている。この時、印刷用紙109の
先端部109aは、印刷用紙109の自重によって下方にすべ
り落ちたり、あるいは給紙部にある印刷用紙109の後端
部109bを矢印方向に故意に手で引っ張ると、印刷用紙10
9の先端部109aはクランパ107からはずれてしまい、クラ
ンパ107で印刷用紙109の先端部109aを挟持できない。従
ってカラー印刷も不可能となり、熱転写型プリンタの信
頼性が著しく低下する。
尚、給紙時クランパ107に印刷用紙109を搬送するガイ
ドローラ114に相当するローラは、後述する本発明の熱
転写型プリンタの実施例においては、従来と異なって印
刷時に印刷用紙を搬送するピンチローラが上記機能も果
たしている。
またクランパ107は前述した如く、プラテンローラ101
と一体となって回転するクラッチオン状態か、プラテン
ローラ101と相互に自由回転するクラッチオフ状態かの
何れかの状態をとる。クラッチオフ状態で印刷している
時には、クランパ107はプラテンローラ1の上方で、ピ
ンチローラアーム117に設けられた図示しないクラッチ
解除手段により固定されているが、印刷が終了してピン
チローラ116がプラテンローラ101から離間してしまう
と、規制部材がなくなり軸101aの両端で自由に遊嵌出来
てしまう。特にクランパ107を保持しているリング12
は、突部102aが形成され、かつこの突部102aに紙保持部
材104が固着されているため、偏重心となり、プラテン
ローラ101の下方にクランパ107が落下してしまう。従っ
て、印刷時の動作シークエンスが狂ってしまう等の問題
点が発生し、上記と同様に熱転写型プリンタの信頼性が
著しく低下する。
本発明は上記問題点を解決した熱転写型プリンタを提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、印刷
用紙とインク紙とを重ね合わせて巻回させ、このインク
紙の上からサーマルヘッドを圧接しながら前記印刷用紙
及び前記インク紙を移送する回転自在なプラテンローラ
と、 前記プラテンローラに移送された前記印刷用紙の先端
部をクランプするクランパを支持し、且つ、前記プラテ
ンローラの軸に該プラテンローラとは独立して軸支させ
たクランパ保持部材と、 前記プラテンローラと前記クランパ保持部材とを一体
に回転させるオン状態と、 前記プラテンローラと前記クランパ保持部材とを相対
的に自由回転させるオフ状態とを取り、且つ、前記プラ
テンローラの軸に設けたクラッチ機構と、 前記プラテンローラと前記クランパ保持部材とをオフ
状態にし、且つ、該クランパ保持部材を前記プラテンロ
ーラーに対して所定の位置に停止させる手段とを備えた
熱転写型プリンタにおいて、 前記プラテンローラに接離するピンチローラを圧接方
向に遊嵌状態で支持すると共に、前記ピンチローラの前
記プラテンローラへの圧接動作を解除可能とし、且つ、
前記クランパに接離可能とする回動自在なアームと、前
記ピンチローラを前記プラテンローラに圧接するよう付
勢する手段とを具備してなり、 給紙モード時、前記プラテンローラと前記クランパ保
持部材とをオフ状態にして該クランパ保持部材を前記所
定の位置に停止させ、前記アームの一の動作により、該
アームを前記クランパに当接させて該クランパを印刷用
紙挿入状態にし、且つ、前記ピンチローラの前記プラテ
ンローラへの圧接を許容して、前記プラテンローラの回
転に伴って前記ピンチローラで前記印刷用紙を前記クラ
ンパに移送し、 前記アームの二の動作により、該アームを前記クラン
パから離間させて該クランパで前記印刷用紙のクランプ
を許容するも、前記ピンチローラの前記プラテンローラ
への圧接状態を維持させたことを特徴とする熱転写型プ
リンタである。
また、上記発明の熱転写型プリンタは、前記クランパ
保持部材を制動する摩擦部材を具備したことを特徴とす
るものである。
〔実施例〕
以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説明する。
〈装置の構成〉 第1図には本発明の装置の概略動作を示すが、その説
明の前に、先ず、第2図及び第3図を用いて装置の全体
構成の概略を説明する。
第2図は、本発明の熱転写型プリタの要部を透視した
斜視図を示したものである。
図の装置は、ヘッド押圧部1と、プラテンローラ駆動
部2と、カム駆動部3と、インク紙駆動部4,4′と、印
刷用紙給紙部5,印刷用紙排紙部5′とから構成される。
ヘッド押圧部1は、図のヘッド圧着モータ1aを駆動し
て、サーマルヘッド12をプラテンローラ11に向かって進
退させるよう動作する装置である。プラテンローラ11
は、装置の左右の側壁6に軸支されて、プラテンモータ
2aによって回転駆動される。印刷用紙24は、トレー25か
ら給紙ローラ27により引出され、プラテンローラ11とサ
ーマルヘッド12の間に向け搬送される。印刷用紙24は、
その上面にインク紙を重ね合わされ、サーマルヘッド12
によってインクが転写される。インク紙は、インク紙駆
動部4のインク紙供給モータ4aにより送り出され、イン
ク紙巻取モータ4′aによって巻取られる構成となって
いる。印刷部の印刷用紙24は、排紙モータ5′aにより
駆動される排紙ローラ34により排出される。
尚、本発明の装置においては、印刷用紙24が複数回サ
ーマルヘッド12とプラテンローラ11の間に搬送され、い
わゆる多色印刷が実行される。また、この間、印刷用紙
24を搬送するための種々のメカニカルモードを設定する
ために、カムモータ3aがカムギヤ60をそのモードに応じ
た状態に回転駆動する。
〈装置の要部〉 第2図の装置の縦断面図を第3図に示す。この図によ
り、本発明の装置の主要部分を概略説明する。
図中、プラテンローラ11の上方には主走査方向(第2
図)に複数の発熱体を有したサーマルヘッド12を保持す
るヘッドホルダ13が設けられており、ヘッドホルダ13は
軸14を支点としてシャフト15により矢印15a方向に回動
自在に支持されている。ヘッドホルダ13は印刷開始時、
第2図に示したヘッド押圧部1の駆動により時計方向に
回動し、これによりサーマルヘッド12はプラテンローラ
11を押圧する位置へ降下する。
プラテンローラ11とサーマルヘッド12との間にはイン
ク紙16が装架されている。このインク紙16には、イエロ
ー,マゼンタ,シアン,ブラックの4色のカラーフレー
ムが順次形成されている。インク紙16は供給リール17に
巻回され、4本のガイドポール18及びヘッドホルダ13に
設けられたローラ13aに案内されて巻取りリール19に巻
取られる。
20はテンションポールで、インク紙16を押圧して張力
を調整し、インク紙16の弛みを防止する。ピンチローラ
21は、第5図に示したピンチローラ支持板61の先端に回
動自在に支承され、かつ第5図に示したアーム22(以下
ピンチローラアーム22と記す)に遊嵌状態で係合されて
いる。またガイドローラ70は、第5図に示したガイドロ
ーラアーム23に回動自在に支承されている。24は印刷用
紙で、給紙用の斜面25aを有する給紙トレー25上に載置
されL字状の押え爪26により保持されている。27は給紙
ローラで、プラテンローラ11に印刷用紙24を給紙すると
き回転駆動されると共に矢印27a方向に降下し、給紙ト
レー25上に載置された印刷用紙24の最上層の一枚を図中
左方に移送する。
28,29は給紙ガイド板で、給紙ガイド板28と29との間
に給紙通路30を形成する。又、排紙ガイド板31と32との
間に排紙通路33を形成する。
34a,34bと34c,34dは排紙ローラであり、排紙ローラ34
a、34c時計方向に回転し、排紙ローラ34b、34dが反時計
方向に回転することにより、排紙通路33を通過する印刷
済みの印刷用紙24を矢印33a方向に移送する。
35は発光素子であり、36は受光素子であり、インク紙
16を介して対向するように配置され、発光素子35,受光
素子36によりインク紙16の側縁に設けられた不透明な黒
部及び透明な白部(図示せず)を組合わせて形成したイ
ンク識別マークを検知する。インク紙16には、イエロ
ー,マゼンタ,シアン,ブラックの4色のカラーフレー
ムが順次設けられているため、受光素子36の出力信号は
各カラーフレーム毎に異なる黒部及び白部の数を検知し
て、各色を識別するための信号を生成する。
また、本発明の装置は、プラテンローラ11の外周長
が、印刷用紙24の副走査方向(第2図)の全長より短く
選定されており、図のようにクランパ44によって印刷用
紙24の先端部24aが挟持され、印刷用紙24の後続部24b
は、印刷動作中、排紙ガイド板31,32と給紙トレー25の
間に配置されたターニングゾーン10の中に収納される構
成となっている。
上記クランパ44は、後で説明する機構により、プラテ
ンローラ11の外周面に沿って印刷用紙24の先端部24aを
公転させ、プラテンローラ11と一体に回転したり、又、
プラテンローラ11のみが独自に回転する状態をとる。
〈装置の概略動作〉 以上の構成の本発明の熱転写型プリンタは、概略第1
図に示すように動作する。
第1図の(a)〜(o)までには、それぞれプラテン
ローラ11とこれに外接して回転するピンチローラ21及び
ガイドローラ70と、クランパ44と、ターニングゾーン1
0、給紙ローラ27、給紙トレー25及び印刷用紙24を図示
した。
先ず、同図(a)において、給紙が開始されると給紙
ローラ27が矢印方向に回転し、給紙トレー25の最上層に
ある印刷用紙24の先端部24aを湾曲させる。これは第3
図に示した押え爪26の作用によるもので、ある程度印刷
用紙24の先端部24aが湾曲すると、その先端部24aは給紙
トレー25の外部にはじき出され、プラテンローラ11とピ
ンチローラ21との間に向かって同図(b)に示すよう矢
印方向に搬送される。このとき、プラテンローラ11及び
ピンチローラ21は、共に回転を停止しており、更に印刷
用紙24の搬送が続けられると、同図(c)に示すよう
に、印刷用紙24の先端部24aが再び湾曲する。これによ
って、印刷用紙24の先端部24aが、プラテンローラ11と
ピンチローラ21との接触部分に押し付けられて、プラテ
ンローラ11の軸と平行にされる。その後、同図(d)に
示すように、プラテンローラ11が矢印方向に回転し、ピ
ンチローラ21と協動して、印刷用紙24の搬送を開始す
る。印刷用紙24の先端部24aは、ピンチローラ21の上部
に配置されたクランパ44に挾み込まれる。
尚、クランパ44とプラテンローラ11とは、後で説明す
るクラッチ機構によって一体に回転する(クラッチオ
ン)か、プラテンローラ11と相互に自由回転する(クラ
ッチオフ)かの何れかの状態をとる。
同図(d)の場合、クラッチはオフされ、クランパ44
は停止しており、プラテンローラ11のみが回転して印刷
用紙24を搬送する。印刷用紙24の先端部24aがクランパ4
4の後述する紙保持部材47とクランプレバー50とに挾み
込まれると、ピンチローラ24およびガイドローラ70をプ
ラテンローラ11から離間し、プラテンローラ11を矢印方
向に回転させ、同図(e)の点線で示したようになる。
今度はクラッチがオンされ、クランパ44がプラテンロー
ラ11と共に回転し、印刷用紙24をプラテンローラ11の外
周面に沿わせて搬送する。そして、クランパ44がガイド
ローラ70を通過したらガイドローラ70をプラテンローラ
11に圧接し、同図(e)の実線に示したように、クラン
パ44がプラテンローラ11の略真下(右下ならどこでもよ
い)の位置にきたとき、クラッチがオフされる。その
後、同図(f)に示すように、クランパ44を静止させた
ままプラテンローラ11が回転を続け、プラテンローラ11
とガイドローラ70が協動して、印刷用紙24の後続部24b
を搬送する。この結果、印刷用紙24の後続部24bは、プ
ラテンローラ11の外周面から次第に離間し、給紙トレー
25の上方に設けられたターニングゾーン10の中に収容さ
れていく。
印刷用紙24の後続部24bが全てターニングゾーン10に
収容されると、同図(g)の実線に示すようになる。そ
の後、同図(g)の点線に示すようにピンチローラ21お
よびガイドローラ70をプラテンローラ11から離間しかつ
クラッチをオンし、クランパ44がピンチローラ21を通過
したらピンチローラ21のみをプラテンローラ11に圧接し
て、同図(h)に示す印刷開始状態に移行する。
印刷開始状態においては、クラッチがオンし、クラン
パ44がプラテンローラ11と一体に回転して、同図(h)
に示すように、クランパ44がサーマルヘッド12を通過す
るまで移動する。そして、印刷用紙24の上面にインク紙
16が重ね合わされ、サーマルヘッド12がプラテンローラ
11に押付けられる。この状態から印刷用紙24に印刷が開
始される。更に印刷を続けながらクランパ44がプラテン
ローラ11と一体となって回転し、クランパ44がガイドロ
ーラ70を通過すると、同図(i)に示すようにガイドロ
ーラ70がプラテンローラ11に圧接する。そしてクランパ
44がプラテンローラ11の略真下の部分に達すると、同図
(j)に示すようにクラッチがオフし、クランパ44を静
止させたままプラテンローラ11が回転を続行する。これ
により、印刷用紙24の後続部24bに対する印刷が続行さ
れ、印刷終了後の印刷用紙24の後続部24bは、ターニン
グゾーン10に次第に収容されていく。そして、印刷が終
了すると、同図(k)に示すように、印刷用紙24の後続
部24bは、全てターニングゾーン10に収容される。
多色印刷の場合、この状態から同図(l)に示すよう
に、ピンチローラ21およびガイドローラ70をプラテンロ
ーラ11から離間し、クラッチがオンされてクランパ44を
プラテンローラ11と一体となって回転させ、再び同図
(h)に示すように、印刷開始状態に移行し、インク紙
16を別の色のものに変更して、同図(h)〜同図(l)
までの動作が行なわれる。イエロー,マゼンタ,シア
ン,ブラックというように、4色の重ね合わせ印刷を行
なうような場合、上記工程が4回繰り返される。
その後、印刷終了後の印刷用紙24の排出処理に移る。
排出処理開始に当たっては、先ず同図(l)に示すよう
に、クラッチがオンされて、プラテンローラ11と共にク
ランパ44が回転し、プラテンローラ11の右側下方まで印
刷用紙24の先端部24aを案内する。ここで同図(m)に
示すように、再びピンチローラ21およびガイドローラ70
をプラテンローラ11に圧接することにより、クランパ44
の後述するクランプレバー50(第4図)が印刷用紙24の
先端部24aを開放し、かつプラテンローラ11を矢印方向
に逆転させる。この時、クランパ44は後述する摩擦パッ
ド51b(第4図)により制動され、かつプラテンローラ1
1の逆転には追従しない構造となっているため、クラン
パ44は反時計方向(矢印方向)に回転することはない。
そしてガイドローラ70をプラテンローラ11から離間させ
ると、印刷用紙24の先端部24aは、同図(n)に示すよ
うに、排紙ローラ34方向に向きを変える。その後、クラ
ッチをオフし、クランパ44を停止させた状態で、プラテ
ンローラ11を矢印方向に正転させると、同図(o)に示
すように、印刷用紙24は排紙ローラ34に加え込まれて、
そのまま外部に排出される。
上記の動作制御は、いわゆるマイクロコンピュータ等
を用いたメカニズムコントローラにより制御することが
できる。
本発明の装置は概略以上のように動作するが、次に、
本発明の熱転写型プリンタの要部の詳細な構成を順を追
って説明する。
〈プラテンローラ〉 第4図は、本発明の熱転写型プリンタのプラテンロー
ラ11周辺の実施例を示す分解斜視図である。
第4図に示す如く、プラテンローラ11はその外周長が
印刷用紙の副走査方向(第2図)の全長より短く、かつ
外周にゴム製の弾性体を装着され、両端部には軸11a,11
bを有する。この両端の軸11a,11bは、第2図に示すプリ
ンタエンジンの側壁6に保持されたベアリング40に軸承
されている。このプリンタエンジンとは、プリンタの駆
動部のことをいう。また、一方の軸11aにはプラテンロ
ーラ11の回転を検出するエンコーダ41が接続され、エン
コーダ保持板41aに固定されている。
このエンコーダ41は、プラテンローラ11が1回転する
間に回転位相の基準となる1個の基準パルス(EPG
(Z)パルス)を出力し、かつプラテンローラ11の1回
転当たり1500個の連続パルス(EFGパルス)を出力す
る。エンコーダ41とプラテンローラ11は、ジョイントゴ
ム42の弾性を利用して圧入接続されている。
また、他方の軸11bはスペーサ40aを挟んで取付けられ
たタイミングベルトプーリ43を介して、第2図に示すプ
ラテンローラ駆動部2に接続されている。
〈クランパおよびクラッチ機構〉 クランパ44およびクラッチ機構を概略説明すると、ク
ランパ44は後述する紙保持部材47とクランプレバー50か
ら主としてなり、これらの部品はクランパ保持部材とな
る一対のリング45に固定され、印刷用紙の先端部を挟持
する構造になっている。
またクラッチ機構はクラッチリング46とクラッチレバ
ー49から主としてなる。このクラッチ機構は、クラッチ
レバー49がクラッチリング46と係合する時は、クランパ
44がプラテンローラ11と一体となって回転するクラッチ
オン状態、クラッチレバー49がクラッチリング46から離
間する時は、プラテンローラ11と相互に自由回転するク
ラッチオフ状態の何れかの状態をとる構造となってい
る。
即ち、プラテンローラ11の両端には、クランパ44およ
びクラッチ機構を構成するリング45が設けられており、
リング45は軸11a,11bに遊嵌している。尚、プラテンロ
ーラ11の両端の一対のクランパ44およびクラッチ機構は
夫々同一構成なので、軸11aに装着された一方の側につ
き説明する。
即ち、軸11aにはクラッチリング46が嵌合固定されて
おり、クラッチリング46の外周には切欠部46aが形成さ
れている。この切欠部46aは、プラテンローラ11が正転
方向(矢印11c方向)に回転する時は後述するクラッチ
レバー49が係合し、プラテンローラ11が逆転方向(矢印
11c方向と反対方向)に回転する時はクラッチレバー49
が係合出来ない形状に形成されている。上記リング45は
クラッチリング46の外側(軸11b側ではタイミングベル
トプーリ43に近い側)に設けられている。リング45の外
周面には、プラテンローラ11の長手方向に平行に延在す
る紙保持部材47がネジ48によりネジ止めされている。ま
た、リング45には、クラッチレバー49の軸49a及びクラ
ンプレバー50の軸50aをそれぞれ支承する貫通孔45a,45b
が設けてある。更に、リング45には四角形状の貫通孔45
dと、軸11aが嵌入する中央孔45cが穿設されている。
また、リング45の側面には、ブレーキ板51が一体に固
定してあり、リング45がプラテンローラ11と同期して回
転するとき、摩擦パッド51bにより負荷を与えて、紙保
持部材47等のガタつき、及び自由回転を阻止している。
また摩擦パッド51bは図示しない固定部材に支持された
板バネ51b′に貼着した例えなラバーコルク等の摩擦部
材からなる。即ち、クラッチ機構が、軸に対して回転自
在に組み付けられており、かつ、クランパ44を取付けた
リング45の重心がプラテンローラ11の中心とずれている
ため、回転モーメントが生じクラッチオフの時に自由に
回転してしまう虞れがある。そこで、摩擦パッド51bが
ブレーキ板51の外周に摺接しているため、クラッチ機構
がオフされた時に自由回転しない。このため印刷時の動
作シークエンスが正常となる。
またブレーキ板51に孔51aが2個(1個のみ図示)設
けてあり、クランパセンサ52により、クラパ44およびク
ラッチ機構の回転角をセンスしている。2個の孔51aの
うち一方(クランパセンサ1)は給紙位置、もう一方
(クランパセンサ2)はクラッチ解除位置をセンスする
ために設けられている。
クラッチレバー49は、一端に前記クラッチリング46の
切欠部46aに係合する突部49bを有し、クラッチリング46
と共にクラッチ機構を構成する。また、クラッチレバー
49は、一端にローラ49cを、他端にピン49dを有する。ま
た、クラッチレバー49の中央には、リング45の貫通孔45
aに嵌入する軸49aが設けられており、クラッチレバー49
は軸49aにより回動自在に支持され、トーションバネ54
の弾撥力により矢印49e方向に回動附勢されている。
クランプレバー50は、紙保持部材47のプラテンローラ
11と対向する内面に当接するクランプ部50cと、リング4
5の貫通孔45bに嵌入する軸50aと、リング45の貫通孔45d
を貫通するピン50bとを有する。また、クランプレバー5
0は、貫通孔45bに回動自在に支持され、かつ、リング45
とスプリングフック部50dとの間に掛けられた引張バネ5
0fの張力により、矢印50e方向に回動附勢されている。
〈ピンチローラ〉 ピンチローラ21は、プラテンローラ11の両側方に設け
られた一対のピンチローラ支持板61に、ベアリング21b
を介して軸承されている。ピンチローラ支持板61は、ピ
ンチローラアーム22と共に、ピンチローラアーム回動軸
62にて回動自在に軸支されている。ピンチローラアーム
22に設けられたスプリングフック部22aと前記ピンチロ
ーラ支持板61に設けたスプリングフック部61aとの間に
引張りスプリング63を掛け、ピンチローラ支持板61は矢
印61b方向に回動するよう附勢され、ピンチローラ21を
プラテンローラ11に圧接するピンチローラ圧接機構とな
る。またピンチローラ支持板61には、印刷用紙をプラテ
ンローラ11に搬送するための印刷用紙ガイド部61cがプ
ラテンローラ11と平行に形成されている。
前記ピンチローラ21の軸21aの両端は、ピンチローラ
アーム22の延出部22eに設けた長孔22bにも挿入され、こ
の長孔22bはピンチローラ21を遊嵌状態に係合してい
る。
また、先端部が所定角度傾斜したナイフ状の延出部22
eは、前記クランプレバー50に設けられたピン50bと、給
紙モード時に当接し、クランプレバー50を矢印50eと反
対方向に回動させて、紙保持部材47とクランプレバー50
のクランプ部50cを離間させ、印刷用紙の隅部を挾むこ
とを可能とする。また、ピンチローラアーム22は、突部
22gを有し、後述する解除レバー係止部材64の突部64aと
当接する。また、ピンチローラアーム22には、長孔22h
が設けられ、後述するカムレバー65(第5図)のローラ
65aと係合し、ピンチローラ21をプラテンローラ11に接
離自在とする。
〈ガイドローラ〉 ガイドローラ70は、ガイドローラアーム23の軸孔23a
に両端軸70aを回動可能に軸承している。ガイドローラ
アーム23は、軸23bに軸孔23cを中に回動自在に軸支さ
れ、プリンタエンジンの側壁との間に掛けられた引張り
スプリング66によって矢印23eの方向に附勢されてい
る。また、先端部には、排紙モード時にクラッチレバー
49のピン49dと当接し、クラッチレバー49を矢印49eと反
対方向に回動させて、クラッチを解除する突部23dを有
する。この突部23dは、クラッチリング46に形成されて
いる切欠部46が前述した形状と異なる場合に機能する。
即ち、例えば排紙モード時にプラテンローラ11を逆転方
向(矢印11cと反対方向)に回転させ、上記切欠部46に
クラッチレバー49が係合する形状に形成した場合に機能
する構造となっている。
尚、腕23gの先端は後述するカムギア60(第5図)に
より揺動される。
〈解除レバー〉 53は解除レバーで、プリンタエンジンの側壁に設けた
軸67に回動自在に軸支され、トーションバネ68にて矢印
53eの反対方向に回動附勢されている。また、端部には
回転ローラ53aを有し、前記ガイドローラアーム23に設
けたL字状に折曲げた傾斜部23fと係合して、ガイドロ
ーラアーム23が矢印23e方向に回動したとき、解除レバ
ー53は矢印53e方向に回動するようになっている。ここ
で、前記リング45が所定角度に回動,停止した給紙モー
ド時において、解除レバー53の先端傾斜部53bが前記ク
ラッチレバー49のピン49dに当接し、クラッチレバー49
を矢印49eと反対方向に回動させて、前記クラッチリン
グ46の切欠部46aとクラッチレバー49の突部49bの係合を
解除する。また、排紙モード時においては、解除レバー
53の先端傾斜部53bが、前記クランプレバー50のピン50b
と当接して、クランプレバー50を矢印50eと反対方向に
回動させ、前記紙保持部材47とクランプレバー50のクラ
ンプ部50cとを離間させ、印刷用紙24(第5図)を解放
して排紙を可能にする。解除レバー53のもう1つの傾斜
部53cは、紙保持部材47がリング45の回動に伴なって、
ピンチローラ21に衝突する前にクラッチ機構を解除す
る。即ち、クラッチレバー49が所定角度まで回動してき
たとき、前記クラッチレバー49のローラ49cが解除レバ
ー53の傾斜部53cに当接し、クラッチレバー49は矢印49e
と反対方向に回動して、前記同様クラッチは解除され
る。解除レバー53には、後述する解除レバー係止部材71
と係合するピン53dが設けてある。
〈解除レバー係止部材〉 64は解除レバー係止部材で、側壁に設けた軸を中心に
回動する。また、引張バネ72によって矢印72a方向に附
勢されている。突部64aは前記ピンチローラアーム22の
突部22gと後述するカムモード1,及びカムモード3のと
き当接する。また、解除レバー係止部材64は軸64bを有
し、解除レバー係止部材71を回動自在に軸支している。
解除レバー係止部材64は、トーションバネ74によって矢
印72aと反対方向に附勢されている。
〈機構の側面図〉 第5図には、上記の機構を組立てた場合の熱転写型プ
リンタの縦断面図を示す。
図は、第3図の装置に対し、ガイドローラ70をプラテ
ンローラ11に対して進退させるガイドローラアーム23を
動作させる機構と、ピンチローラ21をプラテンローラ11
に対し進退させるピンチローラアーム22を動作させる機
構と、解除レバー53、解除レバー係止部材64,71等の位
置関係を図示したものである。
各部については、第4図と同一符号を付した。
この装置は、先に説明したように種々の動作モードを
とり、そのモードはカムギヤ60の回転により設定され
る。その詳細な動作は、第8図〜第12図に用いて説明す
る。
〈印刷用紙の挟持〉 第6図に、印刷用紙24を挟持するための装置要部の縦
断面図を示す。
図において、プラテンローラ11の軸11aにはリング45
が嵌込まれており、このリング45とプラテンローラ11の
間には、第4図において説明したクランプレバー50が挿
入されている。このクランプレバー50のクランプ部50c
が、紙保持部材47の面に印刷用紙24を挾み付ける。
従って、本発明の装置においては、第6図に示すよう
に印刷用紙24の横幅寸法Lは、プラテンローラ11の全長
L1よりも長く、リング45の内壁寸法L2よりも短く選定さ
れる。印刷用紙24は、ちょうどプラテンローラ11と紙保
持部材47の間に、その先端縁がプラテンローラの軸と平
行になるような状態で送り込まれ、その後、クランプレ
バー50の回動によつて、両隅部が挟持されることにな
る。
第7図には、このクランプレバー50を回動させるピン
チローラアーム22の拡大図を示す。
ピンチローラアーム22は、ピンチローラアーム回動軸
62に矢印62a方向に回動される。
第7図に示した状態は、ピンチローラアーム22の延出
部22eがクランプレバー50のピン50bに当接し、クランプ
レバー50のクランプ部50cが紙保持部材47の内面から離
間している状態を示す。
図の状態では、プラテンローラ11とピンチローラ21と
が、印刷用紙24を挟持し、印刷用紙24の先端部24aがク
ランプレバー50と紙保持部材47の間に挿入されている。
ここで、ピンチローラアーム22が矢印62aと反対方向
に回動すると、ピンチローラアーム22の延出部22eがク
ランプレバー50のピン50bから徐々に離間し、クランプ
レバー50が矢印50e方向に回動し、クランプ部50cが紙保
持部材47に押付けられる。
一方ピンチローラ21は前述した如く、ピンチローラ支
持板61に軸着しかつピンチローラアーム22の長孔22bに
挿入され、この長孔22bはピンチローラ21を遊嵌状態に
係合し、遊嵌量を形成している。またピンチローラ支持
板61とピンチローラアーム22間の引長スプリング63によ
り、ピンチローラ支持板61に軸着しているピンチローラ
21は、プラテンローラ11に圧接している。このためピン
チローラアーム22が矢印62aと反対方向に回動しても、
ピンチローラ支持板61に軸着しているピンチローラ21は
回動せず、ピンチローラアーム22の長孔22b中で、プラ
テンローラ11に押付けられたままの状態とされる。そし
て更にピンチローラアーム22が矢印62aと反対方向に回
動すると、ピンチローラ21は遊嵌量がなくなり長孔22b
で係止され、ピンチローラアーム22と一体となって矢印
62aと反対方向に回動し、プラテンローラ11から離れ
る。この動作によって印刷用紙が、クランプレバー50の
クランプ部50cと紙保持部材47とにしっかりと挟持され
た後、ピンチローラ21がプラテンローラ11から離れるこ
とになる。これにより、印刷用紙24の先端部24aを確実
に挟持した後にピンチローラ21が離間するため、印刷用
紙24の挟持不良が発生せず、印刷用紙の前端をプラテン
ローラの軸と平行に保った状態で紙保持部材47に当接す
ることができる。
〈カムモード〉 次に、第5図に示したカムギヤ60を回転させて、それ
ぞれの動作モードに適したカムモードを設定する場合の
各部の状態を説明する。
本発明の装置は、カムモード1,カムモード2,カムモー
ド3の3種の状態をとることができ、又、カムモード1
からカムモード3にカムモード2の状態を通らずに移行
した場合、更に別の状態をとり得る。
第8図は、カムモード1の状態を示す。
図の状態では、プラテンローラ11に対し、ガイドロー
ラ70及びピンチローラ21が圧接されており、印刷用紙を
搬送できる状態となっている。また、解除レバー53は、
図示しないクラッチレバーを解除する状態に回動してい
る。解除レバー係止部材71は、この解除レバー53をクラ
ッチレバー解除の状態に保持している。
即ち、後述するカムモード2よりカムモード1になる
と、解除レバー53は矢印53eの方向に回動し、解除レバ
ー53のピン53dは解除レバー係止部材71に当接し、これ
を矢印72aの方向に回動せしめ、前記ピン53dが所定位置
に回動したとき、解除レバー係止部材71は矢印72aと反
対方向に回動して元の状態に戻る。
第9図は、カムモード2の状態を示す。
この状態では、プラテンローラ11からガイドローラ70
及びピンチローラ21が何れも離間し、解除レバー53は矢
印53eの反対方向に回動してクラッチが入り、プラテン
ローラ11とクランパとが一体に回動する動作状態とな
る。
尚、解除レバー53の矢印53eと反対方向へ附勢力を、
解除レバー係止部材64の矢印72a方向への附勢力より大
きく設定することにより、カムモード2になると、解除
レバー係止部材64は解除レバー係止部材71と共に時計方
向に回動して、前記解除レバー53のピン53dは解除レバ
ー係止部材71の傾斜部71aより外れて、第9図の状態に
なる。
第10図は、カムモード3の状態を示している。
この状態では、プラテンローラ11に対しピンチローラ
21が圧接され、印刷用紙を搬送する状態となっており、
ガイドローラ70はプラテンローラ11から離間した状態と
なっており、かつクラッチはオンの状態とされている。
これは、特にガイドローラ70の直下をクランパが通過す
る場合に設定されるモードである。
第11図は、カムモード1からカムモード2を通らずに
カムモード3に移行した場合の状態を示す。
この状態では、プラテンローラ11に対しピンチローラ
21が圧接され、ガイドローラ70はプラテンローラ11から
離間した状態とされている。
また、第10図に図示したカムモード3の状態と異なる
ところは、解除レバー53がクラッチをオフにする状態と
されている。
即ち、カムモード3にカムモード2を通らずに移行す
ると、前記ピンチローラアーム22の突部22gと解除レバ
ー係止部材64の突部64aが当接及び解除レバー係止部材7
1の傾斜部71aと解除レバー53のピン53dが当接し、解除
レバー53はクラッチ機構が解除可能な位置に保持され
る。
以下、本発明の装置の動作を、各モード毎に順を追っ
て説明する。
第12図〜第16図までは、本発明の装置の動作を示すタ
イムチャートである。また、第17図〜第27図までは、本
発明の装置の各動作モードにおける要部縦断面図であ
る。
〈タイムチャート〉 第12図のタイムチャートは、先ず、プラテンの位置の
初期化動作と、インク紙のサイズ検出動作を示してい
る。また、第13図のタイムチャートは、給紙トレーから
印刷用紙を給紙する場合の手順と、ターニング無しでの
印刷開始のタイムチャートを示している。
尚、第1図の実施例においては、第1図(a)〜
(g)まで、先ず、印刷用紙24をターニングゾーン10に
収納し、その後印刷を開始するようにしていた。
しかしながら、第1図(d)の状態から第1図(h)
に直接移行し、先ず、第1色目の印刷を開始することも
可能である。そのような手順を、この第13図後半に示し
ている。以下に説明する本発明の実施例においては、第
1図で説明した通りのターニングを含めた動作を順に説
明していく。
第14図は、印刷開始直前のインク紙の頭出し動作の手
順を示している。また、第15図は、印刷動作の手順を示
している。この印刷動作と第14図のインク紙の頭出し動
作とは、交互に繰り返されることになる。第16図は、印
刷終了後の排紙動作を示している。
ところで、第12図(a)に示したローラカム位置とい
うのは、先に説明したカムモードのことを指し、第13図
(a)に示すように、ローラカム位置をカムモード1,カ
ムモード2,カムモード3のそれぞれの状態を図示するよ
うにしている。
第12図(b)のプラテンモータは、正転状態,静止状
態(正転と逆転の中間図示位置),逆転状態の3モード
をとる。同図(c),同図(d)のインク紙巻取りモー
タ及びインク紙供給モータも同様である。また、同図
(e)のカムモータも同様に3つの状態をとる。
同図(f)及び同図(g)は、それぞれカムモードの
設定の確認のためのセンサの出力を示し、カムセンサ1
がハイレベルのときはカムモード1,カムセンサ2がハイ
レベルのときはカムモード2であることを示している。
何れもハイレベルならカムモード3である。
同図(h)のインク紙マーカセンサ(第3図の35,3
6)は、インク紙の黒部を検出したときハイレベルにな
る信号である。
同図(i)なクランパセンサ1(第4図の52)は、ク
ランパが給紙位置にある場合にハイレベルになる信号で
ある。同図(j)のクランパセンサ2は、クラッチオフ
になっ場合にハイレベルになる信号である。
同図(k)のエンコーダEPG(Z)は、エンコーダ41
(第4図)が1回転、即ちプラテンローラが1回転する
場合に所定位置で1回出力される基準パルスである。エ
ンコーダは、プラテンローラの回転角を検出するために
使用されている。従って、プラテンローラ位置とエンコ
ーダの検出信号との整合をとるためにこのパルスを出力
させる。同図(l)のエンコーダEPGは、エンコーダが
1回転する間に1500回出力されるパルスを示している。
尚、このパルス幅は極めて狭いので、個々のパルスは図
示していない。
第13図(c)の給紙モータ5a(第2図)も正転と静止
状態と逆転の3つの状態をとる。また、第13図(e)の
ピンチローラ前スイッチは、第1図(c)で説明したよ
うに、レジストレーション中に印刷用紙が湾曲したと
き、その動きを捕えてオンする信号である。また、同図
(f)の給紙ローラスイッチは、給紙ローラ27(第2
図)が印刷用紙上にダウンしているときにロウレベルに
なる信号である。
先ず、同図(j)のジャムセンサは、印刷用紙がプラ
テンローラから離れたときにハイレベルになる信号で、
特に本発明の場合、ターニング動作中にハイレベルとな
る。
また、第15図において、同図(f)のヘッド圧着モー
タ1a(第2図)は、サーマルヘッド12(第2図)を圧着
する動作及びサーマルヘッドを引離す動作中にハイレベ
ルになる信号である。同図(g)のNPRTは、印刷動作中
ロウレベルになる信号で、同図(h)のNPEは、サーマ
ルヘッドに印刷用の画像信号が供給されるときロウレベ
ルになる信号である。同図(i)のヘッドアップスイッ
チは、サーマルヘッドが印刷用紙上に圧着されている場
合にロウレベルとなる信号で、同図(j)のヘッドダウ
ンスイッチも、サーマルヘッドが印刷用紙上に圧着され
ている場合にハイレベルになる信号である。両者は、立
上がりあるいは立ち下がりのタイミングが異なるため、
その両方を表示している。
上記タイムチャートは、第17図〜第27図を用いた各モ
ードの説明において、具体的に引用して説明を進めるの
で、ここでは概略動作の説明に留める。
先ず、第12図においては、プラテンモータを正転さ
せて、プラテンローラの位置の初期化を行なっている。
プラテンモータの停止直前では、サーボモードに移行
し、その停止位置を正確に設定している。尚、これと並
行して、同図において、エンコーダEPG(Z)のパル
スを基準として、クランパセンサの検出位置を正確に認
識する動作と演算が行なわれている。
プラテンローラ位置の初期化後は同図でインクサイ
ズの検出が実行され、この場合、インク紙巻取りモータ
とインク紙供給モータが前後に動いて、インク紙上のマ
ークのインク紙マークセンサによる読取りを実行させ
る。この動作は、インク紙のサイズが予め判明している
場合には必要ない。
第13図()の部分においては、給紙トレーから印刷
用紙を給紙する動作が行なわれる。この場合、カムモー
ド1として給紙モータが動作し、給紙が行なわれる。こ
の動作は、後の給紙モードの動作説明で詳細に行なう。
次の、第13図()の部分は、ターニング無しの印刷
開始の場合で、第15図と全く同一の動作が行なわれる。
第14図では、の部分においてプラテンモータを回転
し、プラテンモータを印刷開始前の状態に設定する動作
を行ない、これと並行してクラッチオンの確認とインク
紙巻取りモータを動作させることによるインク紙上のマ
ークの読取りを行なっている。マーク検出は、第14図
に示す。
第15図は印刷モードを示し、プラテンモータは印刷中
サーボモードで回転し、の部分においてサーマルヘッ
ドをダウンすると、その後印刷が開始され、の部分で
サーマルヘッドがアップし印刷が終了する。その後、
の部分で印刷用紙の後続部が搬送され、印刷用紙がター
ニングゾーンに収容されることになる。
第16図は排紙動作を示し、の部分でクラッチオンの
確認動作を行なった後、の部分でプラテンモータを逆
転させ、クランパから印刷用紙を外しの部分以後プラ
テンモータを正転させて印刷用紙を排紙する。
以下、各動作モード毎に詳細の動作説明を行なう。
尚、第17図から第27図の各図面は第5図に対応するも
のであるが、参照を容易にするため、説明に必要な最小
限の符号のみを記入した。尚、クランパ44は紙保持部材
47とクランプレバー50とにそれぞれ独立して図示してあ
る。
〈リセットモード〉 第17図を用いて、リセットモードの動作説明を行な
う。
リセットモードでは、プラテンローラ11を紙保持部材
47と共に回転させて、給紙を待つ状態に設定する一方、
インク紙16の種別(サイズ)を認識する動作を行なう。
第17図はプリンタ装置の待機状態を示す。この状態に
おいて、ガイドローラ70とピンチローラ21は、プラテン
ローラ11より離れたカムモード2の位置にある。これ
は、弾性を有するゴム材等よりなるプラテンローラ11,
ガイドローラ70,ピンチローラ21を変形させないためで
ある。
この待機状態において、印刷実行の操作を行なうと第
12図のタイムチャートに示すように先ずリセットモード
となる。
ここで、プラテンモータ2a(第2図)により、プラテ
ンローラ11が時計方向に回転される。回転と同時にプラ
テンローラ11と直結しているエンコーダ41(第4図)が
パルスをカウントし始める。[第12図(i)]。
同じく、プラテンローラ11が回転することにより、紙
保持部材47(第4図)及びクラッチ機構のブレーキを兼
ねたブレーキ板51(第4図)も回転を始める。紙保持部
材47の位置が後述の給紙モードにおける給紙位置に到着
すると、紙保持部材47がプラテンローラ11と共に回転し
ていることを確かめるために、紙保持部材47が給紙位置
を通過したことをクランパセンサ1で感知する[第12図
(i)]。
そして、その直後に発生したエンコーダ41の基準パル
スを認知した時点で、カウントのリセットを行なう。エ
ンコーダ41のカウントをリセット後、更にプラテンロー
ラ11の回転を続行し、次に現われる給紙位置到着の信号
を感知して、ここまでのパルス数naを記憶する。次に給
紙位置通過の信号を感知して、ここまでのパルス数nb
記憶する[第12図(l)]。
プラテンローラ11及びエンコーダ41が1回転し、次の
基準パルスを認知したところで再びリセットし、ここか
ら(na+nb)/2−20パルスをカウントしたところからプ
ラテンローラ11を回すプラテンモータ2a(第2図)をサ
ーボモードにする。そして、基準パルスより(na+nb
/2パルスをカウントしたところでプラテンローラ11を停
止させる。これは、給紙位置に正確に停止させるために
行なう[第12図(b),(l)]。
次に、インク紙16のサイズのリセットを行なう。
インク紙16のサイズはインク紙16に印刷してあるマー
クの黒部(不透過),白部(透過)の検出時間の差によ
り判定する[第12図(h)]。
インク紙巻取りモータ4′a[第12図(c)]及びイ
ンク紙供給モータ4a[第12図(d)]を印刷方向と逆回
転させ、インク紙上のマークが検出されない区間が所定
時間(1.5sec)あることを確認して停止する。次に、イ
ンク紙巻取りモータ4′a及びインク紙供給モータ4aを
印刷方向に回転させ、マークを検出することによりサイ
ズを確認して停止する。[第12図(c),(d)]。
〈給紙モード〉 第18図,第19図及び第20図を用いて給紙モードの説明
を行なう。
給紙モードでは、第1図(a)〜(g)に示したよう
な動作を行なう。
先ず、カムモータ3a(第2図)を逆転してカムモード
2の位置からカムモード1の位置に回転させる。これに
より、ピンチローラ21を支承するピンチローラアーム22
がカムレバー65により回動し、ピンチローラ21がプラテ
ンローラ11に圧接される。また、ガイドローラ70も同様
にプラテンローラ11に圧接される[第13図(d)]。こ
の時プラテンローラ11は停止している。
上記の動作により、給紙位置に待機していた紙保持部
材47に予め当接していたクランプレバー50のピン50bが
ピンチローラアーム22の先端傾斜部22eにより回動され
紙保持部材47より離間される。
更に、給紙モータ5a(第2図)の起動により給紙ロー
ラ27が時計方向に回転駆動されると共に降下して給紙ト
レー25上の印刷用紙24上に圧接され、印刷用紙24は給紙
ローラ27の摩擦力により第18図中矢印B方向に移送され
る。尚、印刷用紙24の先端部24aは押え爪26により押え
られているので、給紙ローラ27を圧接された印刷用紙24
は第18図中「A」のようにたわむことになる。そのた
め、押え爪26の印刷用紙24を押えきれず、印刷用紙24の
先端部24aは押え爪26より弾けて、給紙トレー25の斜面2
5aに移送される。このようにして、1枚の印刷用紙24が
給紙通路30へ送られ、給紙ガイド板28およびピンチロー
ラ支持板61の印刷用紙ガイド部61cにガイドされなが
ら、ピンチローラ21とプラテンローラ11との接点に至っ
て、印刷用紙24の先端で停止させられる。ここで、給紙
ローラ27が回転を続けることにより、プラテンローラ11
と給紙ローラ27の間に第18図の「C」のように印刷用紙
24に一定量のたわみを生じさせ、スイッチ90に当接させ
給紙モータ5aを停止させる[第13図(e)]。その後に
プラテンローラ11を時計方向に回転駆動する。そして、
印刷用紙24の先端が紙保持部材47とクランプレバー50と
の間に至ると、給紙センサ81が作動してプラテンローラ
11の回転は停止される。[第13図(i),(c)]。
次に、カムモータ3aが正転し、カムモード1の位置か
らカムモード2の位置に回転させる。この動作により、
始めに紙保持部材47と離間していたクランプレバー50が
解除され、印刷用紙24の先端部24aは紙保持部材47とク
ランプレバー50により挟持される。そしてピンチローラ
21がプラテンローラ11から離れる。これと同時に、ガイ
ドローラ70もプラテンローラ11から離間させる。
この状態を第19図に示す。
尚、印刷用紙24はその先端両側のみを挟持されるが、
プラテローラ11の全長よりも長い保持部材47に当接載置
されているので、挟持後印刷用紙24の先端部24aがたわ
むようなことはない。
次いで、給紙モータ5a(第2図)の逆転により給紙ロ
ーラ27は上昇し印刷用紙24より離間する[第13図
(c)]。その後、プラテンローラ11は時計方向に回転
され、クラッチ機構のクラッチレバー49の突部49bがク
ラッチリング46の切欠部46aに係合する。
次に、プラテンローラ11と一体となって紙保持部材47
が時計方向に回転され、ガイドローラ70の下を通過した
後、カムモータ3a(第2図)が逆転し、カムモードを2
の位置から1の位置に回転させる。この状態を第20図に
示す。これにより、ピンチローラ21とガイドローラ70が
プラテンローラ11に圧接される。これと同時にガイドロ
ーラ70を支承するガイドローラアーム23により解除レバ
ー53が回転して解除レバー先端部53cをプラテンローラ1
1に接近させ、クラッチレバー49のローラ49cを停止させ
る。この動作により、クラッチリング46とクラッチレバ
ー49の係合を解除する。この時点から、紙保持部材47は
停止した状態に入る。
印刷用紙24は、紙保持部材47とガイドローラ70の間で
たわみを生じて、その後接続24bが第20図中に示すよう
に、ターニングゾーン10の中に入っていく。これは、第
1図(f)で説明した通りである。尚、印刷用紙24の後
端部24bがガイドローラ70を通過した後、プラテンロー
ラ11が停止する。更に、カムモータ3a(第2図)が正転
してカムモード1の位置からカムモード2の位置へ回転
させる。尚、サーマルヘッド12は、破線の位置のままで
ある。
〈インク紙サーチモード〉 インク紙サーチモードは、第20図の状態からピンチロ
ーラ21とガイドローラ70がプラテンローラ11から離間す
るカムモードを2に移行させた後実行される。ここで
は、インク紙を印刷開始用の状態にセットする。
インク紙16にはイエロー,マゼンタ,シアン,ブラッ
クの4色のカラーフレームが順次連続的に形成されてお
り、各カラーフレームの位置は前述した発光素子35(第
3図),受光素子36(第3図)によって検出される。
本実施例では発光素子35,受光素子36はカラーフレー
ムの色がイエローの場合は4個のパルスを出力し、マゼ
ンタの場合は3個のパルスを出力し、シアンの場合は2
個のパルスを出力し、ブラックの場合は1個のパルスを
出力する。
第14図のタイミングチャートを用いインク紙サーチモ
ードを説明する。
インク紙巻取モータ4′a(第2図),インク紙供給
モータ4a(第2図)の回転駆動により、巻取リール19
(第3図),供給リール17(第3図)を所定時間反時計
方向に回転駆動させ、発光素子35,受光素子36により、
インク紙16のカラーフレームのパルスが出力されないこ
とを確認する[第14図(c),(d),(j)]。パル
スが出力された場合、再度、巻取リール19,供給リール1
7を所定時間反時計方向に回転駆動させ、パルスが出力
されないことを確認する。確認後、巻取リール19,供給
リール17を時計方向に回転駆動させ、所望のカラーフレ
ームのパルスを検出後、反対方向に回転駆動させてイン
ク紙16のカラーフレームのパルスが出力された時点で停
止する[第14図(c),(d),(j)]。
また、インク紙16の頭出しをする一方で、プラテンモ
ータ2a(第2図)の回転駆動により時計方向に回転駆動
されたプラテンローラ11により、クランパセンサ52(第
4図)の出力信号を検出し、出力が消えた時点(h1)よ
り所定のEFGの出力をカウント後、カムモータ3a(第2
図)の回転駆動によりカムギヤ60を回転させピンチロー
ラ21をプラテンローラ11に圧接させる。[第14図
(b),(e),(h),(l)]。カムギヤ60を回転
させ、その確認はカムセンサ1及びカムセンサ2により
行なう[第14図(f),(g)]。その後、プラテンロ
ーラ11は所定のエンコーダEFGのカウント数回転駆動し
停止する。これで印刷準備が完了する。
〈印刷モード〉 第20図〜第25図を用いて印刷モードの動作を説明す
る。
印刷モードでは第1図(h),(i),(j)で説明
した動作が順次実行される。
前項のインク紙サーチモードが完了した時点で、カム
ギヤ60はカムモード2から第21図に示すカムモード3へ
移動した位置で停止している。プラテンローラ11は、ク
ラッチレバー49により係止されたリング45、クランプレ
バー50、紙保持部材47及びこれらによりクランプされた
印刷用紙24と共に、既知のサーボ回路によって定速度回
転を開始し、プラテンローラ11と同期しているエンコー
ダ41(第3図)はパルスをカウントし始める[第15図
(b),(m)]。
パルスのカウントは、第15図に示すように、エンコー
ダ41の基準パルスを認知した時点でリセットされ、リセ
ットモードの際に記憶した基準パルスからのカウント
(na+nb)/2より基準パルスから給紙位置までの設計上
のパルスを引いた補正値n1{(na+nb)/2−930}だけ
カウントする。n1のカウント分プラテンローラ11が回っ
たところでヘッド圧着モータ1a(第2図)が回転し、サ
ーマルヘッド12をインク紙16,印刷用紙24をプラテンロ
ーラ11間に挟んだ状態で、プラテンローラ11に圧着す
る。この状態を第22図に示す。このサーマルヘッド12の
圧着と同時に、インク紙巻取りモータ4′a(第2図)
が逆回転し、インク紙16をたるませ、サーマルヘッド12
の圧着によるインク紙16の緊張を防ぐ[第15図(c),
(f),(i)]。補正値n1より100カウント分プラテ
ンローラ11が回転したところで印刷を開始する。補正値
n1より450カウント分プラテンローラ11が回転したとこ
ろ、即ち紙保持部材47がガイドローラ70を通過したとこ
ろで、カムモータ3a(第2図)が回り、カムギヤ60を回
転させる。この状態を第23図に示す。この位置にてカム
モードは、カムモード3からカムモード1になる。この
カムモード1は、ピンチローラ21及びガイドローラ70が
共にプラテンローラ11に圧接した状態である。このよう
な補正を行なうことによって、エンコーダ41の入力軸と
プラテン軸との互いの連結時の角度(位相)の精度はあ
る程度ラフにすることができる。
ガイドローラアーム23によって支えられたガイドロー
ラ70がプラテンローラ11に圧接すると同期して、解除レ
バー53が、矢印方向Bへ回動を開始し、プラテンローラ
11の空間部に解除レバー先端部53aが入り込む。
その後は、第20図と同様の状態となる。サーマルヘッ
ド12は実線の状態にある。
共に回転していた、リング45,クラッチレバー49,クラ
ンプレバー50,紙保持部材47及び印刷用紙24の先端部24a
は、クラッチレバー49が解除レバー先端部53cに係止さ
れる位置まで回転していった後(第20図中の矢印E方
向)、プラテンローラ11と切離され、プラテンローラ11
と同期して回転することを停止し、プラテンローラ11の
みが定速回転を続ける[第15図(a),(e)]。
紙保持部材47及びクランプレバー50が停止しても、ガ
イドローラ70が圧接された状態でプラテンローラ11が定
速回転をしながら印刷を続けているので、印刷用紙24は
第20図に示すようにプラテンローラ11の表面より離れ、
図中、矢印A方向から矢印A′方向に順次移送される。
印刷終了の信号を認知し、印刷が終了した後も、エン
コーダ41(第4図)は、印刷終了の信号を認知後、更に
100カウント分のパルスを発生するまで定速回転を続
け、カウント終了後、プラテンローラ11の回転は高速回
転モードとなり、印刷用紙24の未印刷部分をターニング
ゾーン10の方向へ全てはき出す[第15図(b)]。
第20図において、エンコーダ41(第4図)が100カウ
ント分パルスを発生したのと同時にヘッド圧着モータ1a
(第2図)が回転を始め、サーマルヘッド12がプラテン
ローラ11より離れ第24図に示した如くとなる。サーマル
ヘッド12が所の位置までプラテンローラ11より離れ、ヘ
ッドアップスイッチ(図示せず)を押して検知すると、
サーマルヘッド12は検知した位置で停止する。この状態
を第20図の破線または第24図で示す。このサーマルヘッ
ド12が離れる際、インク紙16はたるむので、他の動作に
支障をきたさないよう、インク紙巻取りモータ4′a
(第2図)を回転させ、巻取リール19側にインク紙16を
巻取り、ある程度の緊張を与える[第15図(c),
(f)]。またサーマルヘッド12がヘッドアップスイッ
チを押して所定の位置で停止するのと同時に、インク紙
巻取りモータ4′a(第2図)は回転を止める。
これらの動作が行なわれている間、プラテンローラ11
は高速回転のモードで回転を続け、プラテンローラ11に
巻き付いている印刷用紙24をターニングゾーン10方向に
移送し続ける[第15図]。
エンコーダ41(第4図)は、給紙モード時に記憶され
た印刷用紙24の長さ分のパルスも、エンコーダ補正値n1
よりカウントしており、印刷終了後もカウントを続け、
カウント終了後に、更に所定カウントをした後、プラテ
ンローラ11の回転を停止させる。プラテンローラ11が回
転を停止すると共に、カムモータ3a(第2図)が回転を
始め、図示しないカムセンサ1がLow,カムセンサ2がHi
の位置でカムギヤ60の回転も停止する。この状態を第26
図に示す。この位置にてカムモード1からカムモード2
となる[第15図]。このカムモード2は、ピンチロー
ラ21,ガイドローラ70共に、プラテンローラ11より離れ
た位置にある。
カムモード2となり、ガイドローラ70がプラテンロー
ラ11から離れたことにより、解除レバー53は矢印方向C
へ回動し、解除レバー先端部53cがクラッチレバー49を
係止していたのをやめる。この動作により、クラッチレ
バー49は付属のバネにより、再び第26図中の矢印D方向
に回動し、クラッチレバー49の先端49bが、クラッチリ
ング46外周部に押し当たる。
上記の如く、第1色目の印刷モードが終了し、次色の
印刷モードを実行する際は、第26図のカムモード2の状
態でプラテンローラ11を回転させる。クラッチリング46
はプラテンローラ11と同軸にて固定されており、同期し
て回転する。しばらく、プラテンローラ11が回転して、
クラッチレバー49の先端49bがクラッチリング46の切欠
部46aに入り込む。これによりプラテンローラ11が回転
しても、摩擦パッド51b(第4図)により回転を停止し
ていた紙保持部材47,クランプレバー50,リンク45及びク
ラッチレバー49が、ブレーキ力に勝り、プラテンローラ
11と同期して回転を始める。プラテンローラ11,紙保持
部材47が所定の回転角度を回ったところでカムモータ3a
(第2図)が回り、カムギヤ60を介してピンチローラ21
がプラテンローラ11に圧接して、カムモード3となり、
第21図に示す印刷開始状態に復帰する。
インク紙16は、第1色目が上記印刷により使用済とな
るため、第2色目のカラーフレームより前記インク紙サ
ーチモードを実行してカラーフレームの頭出しが行なわ
れる。その後、上記印刷モードが繰り返されることによ
り、第2色〜第4色の印刷が実行される。
この間、印刷用紙24は先端部を紙保持部材47とクラン
プレバー50によりクランプされたままであり、エンコー
ダ41(第4図)よりの基準パルスにより印刷されるた
め、第1色目後、各色を印刷しても色ずれをおこすこと
なく精細なカラー印刷が行なわれる。
〈排紙モード〉 第26図及び第27図を用いて排紙モードの説明を行な
う。
排紙モードでは、第1図(l)〜(o)に示した動作
が実行される。
上記のようにして、第26図に示すように、4色のイン
クを印刷した後、あるいはブラックのみを印刷した後
は、プラテンローラ11が時計方向に回転されクラッチ機
構のクラッチレバー49の突部49bがクラッチリング46の
切欠部46aに係合する。ここで紙保持部材47はプラテン
ローラ11と一体となって回転し、プラテンローラ11の右
側下法まで印刷用紙24の先端部24aを案内する。即ちプ
ラテンローラ11はエンコーダ41の基準パルスであるEPG
(Z)出力後、連続パルスの400パルス(回転角96゜相
当)がカウントされるまでプラテンローラ11を回動させ
る[第16図(m)]。
次に、カムモータ3aを逆転し、カムモード2の位置か
らカムモード1の位置に回転させ、これによりピンチロ
ーラ21とガイドローラ70がプラテンローラ11に圧接され
る。このとき、ガイドローラ70を支承するガイドローラ
アーム23により解除レバー53が回転する。そして、第25
図に示すように回転して、解除レバー先端部53bでクラ
ンプレバー50のピン50bを押してクランプレバー爪部50c
を印刷用紙24から離間させる。
次に、プラテンローラ11が反時計方向175パルス(回
転角42゜相当)回転して停止する[第16図(b)]。こ
れにより、紙保持部材47を残して印刷用紙24はバックす
る。この時、第25図に示すように、クラッチリング46に
形成された切欠部46aがプラテンローラ11の反時計方向
の回転に係合しない形状となっているため、紙保持部材
47はプラテンローラ11の反時計方向への回転には追従し
ない。従って、印刷用紙24は、紙保持部材47から完全に
離れることにより先端部はフリーの状態になる。
上記のプラテンローラ11停止後、カムモータ3aを正転
させ、カムモード1の位置からカムモード2の位置を通
らずにカムモード3の位置に回転させ、ガイドローラ70
をプラテンローラ11から離間する。ピントローラ21につ
いては圧接した状態となっている。この状態を第27図に
示す。このガイドローラ70の離間時、印刷用紙24の先端
部は、図の「G」に示すように、ガイドローラ70に接触
した状態を保持したままプラテンローラ11から離れ、そ
の方向を排紙ローラ34a.34bに向ける。
次に、プラテンローラ11が時計方向に回転し、印刷用
紙24の先端を排紙ローラ34a,34bに移送する。排紙ロー
ラ34a,34bは、プラテンローラ11と略同速にて回転して
いるため、印刷用紙24の受渡しが行なわれる。
第27図中、80は排紙センサであり、印刷用紙24の先端
部24aを検出するとプラテンローラ11が停止する。そし
てカムモータ3aが逆転してカムモード3の位置からカム
モード2の位置へ回転させる。これにより、ピンチロー
ラ21はプラテンローラ11から離間する[第6図
(e)]。
上記の動作が終了したら、排紙モータ5′a(第2
図)を高速回転させ、印刷用紙24を機外に設けた排紙ト
レイ(図示せず)上に排出する。排紙ローラ34a,34bの
停止は、印刷用紙264の後端部24bを排紙センサが検出し
てから一定時間経過した後行なう[第16図(i)]。
プラテンローラ11は、排紙ローラ34a,34bの回転開始
と同期して時計方向の回転を始め、クラッチ機構のクラ
ッチレバー49の突部49bがクラッチリング46の切欠部46a
に係合し、紙保持部材47を従動させる。プラテンローラ
11は、排紙ローラ34a,34bが停止した後、クランパセン
サ52にて紙保持部材47との係合を確認し、更にエンコー
ダの基本パルスEPG(Z)検出後、連続パルスをカウン
トして給紙位置で停止する。[第16図(b)]。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本願発明に係わる熱転写型プリ
ンタにおいて、請求項1記載によると、給紙モード時に
印刷用紙の先端部をクランパで確実にクランプ(挟持)
するまで、ピンチローラのプラテンローラへの圧接状態
を維持させているので、この結果、プラテンローラとピ
ンチローラとにより印刷用紙をクランパに確実に移送す
ることでき、且つ、アームがクランパから離れた時にク
ランパでクランパした印刷用紙をクランパから抜けない
ようにピンチローラで押さえつけることができ、これに
より印刷用紙の自重によって印刷用紙の先端部がクラン
パからすべり落ちることがなくなると共に、印刷用紙の
後端部を故意に引っ張っても印刷用紙の先端部がクラン
パからはずれることもなくなり、印刷が出来なくなるな
どの重大な欠点を生じない。従って、熱転写型プリンタ
の信頼性の向上に大いに寄与することができる。
更に、請求項2記載によると、クランパを支持したク
ランパ保持部材に摩擦部材でブレーキ負荷をかけている
ので、プラテンローラとクランパ保持部材とをオフ状態
にしてクランパ保持部材をプラテンローラに対して所定
の位置に停止させ時に、クランパを支持したクランパ保
持部材の偏重心により、クランパがプラテンローラの下
方に落下することがなくなり、印刷時のシークエンスも
正常となる。また、プラテンローラとクランパ保持部材
とをオン状態にした時、例えばクラッチ機構のガタつき
を阻止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱転写型プリンタの概略動作を説明す
る動作説明図、第2図は本発明の熱転写型プリンタの要
部を透視した斜視図、第3図は同熱転写型プリンタの縦
断面図、第4図は同熱転写型プリンタの要部分解斜視
図、第5図は同熱転写型プリンタの要部縦断面図、第6
図は同熱転写型プリンタのプラテン端部の縦断面図、第
7図は第6図に示したものの側面図、第8図はカムモー
ド1における本発明の熱転写型プリンタの要部縦断面
図、第9図はカムモード2における第8図と同様の縦断
面図、第10図はカムモード3における第8図と同様の縦
断面図、第11図はカムモード1から3に移行した場合の
第8図と同様の縦断面図、第12図〜第16図までは本発明
の熱転写型プリンタの動作を説明するタイムチャート、
第17図〜第27図までは本発明の熱転写型プリンタの各動
作モードにおける装置縦断面図、第28図は従来の熱転写
型プリンタの縦断面図である。 11……プラテンローラ、21……ピンチローラ、 22……アーム(ピンチローラアーム)、 22b……長孔、24……印刷用紙、44……クランパ、 45……リング、 46……クラッチリング、47……紙保持部材、 49……クラッチレバー、50……クランプレバー、 51……ブレーキ板、51b……摩擦パッド、 61……ピンチローラ支持板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 陳 宏栄 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 鈴木 進 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 審査官 藤本 義仁 (56)参考文献 特開 昭63−224979(JP,A) 実開 昭64−50957(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷用紙とインク紙とを重ね合わせて巻回
    させ、このインク紙の上からサーマルヘッドを圧接しな
    がら前記印刷用紙及び前記インク紙を移送する回転自在
    なプラテンローラと、 前記プラテンローラに移送された前記印刷用紙の先端部
    をクランプするクランパを支持し、且つ、前記プラテン
    ローラの軸に該プラテンローラとは独立して軸支させた
    クランパ保持部材と、 前記プラテンローラと前記クランパ保持部材とを一体に
    回転させるオン状態と、前記プラテンローラと前記クラ
    ンパ保持部材とを相対的に自由回転させるオフ状態とを
    取り、且つ、前記プラテンローラの軸に設けたクラッチ
    機構と、 前記プラテンローラと前記クランパ保持部材とをオフ状
    態にし、且つ、該クランパ保持部材を前記プラテンロー
    ラに対して所定の位置に停止させる手段とを備えた熱転
    写型プリンタにおいて、 前記プラテンローラに接離するピンチローラを圧接方向
    に遊嵌状態で支持すると共に、前記ピンチローラの前記
    プラテンローラへの圧接動作を解除可能とし、且つ、前
    記クランパに接離可能とする回動自在なアームと、前記
    ピンチローラを前記プラテンローラに圧接するよう付勢
    する手段とを具備してなり、 給紙モード時、前記プラテンローラと前記クランパ保持
    部材とをオフ状態にして該クランパ保持部材を前記所定
    の位置に停止させ、前記アームの一の動作により、該ア
    ームを前記クランパに当接させて該クランパを印刷用紙
    挿入状態にし、且つ、前記ピンチローラの前記プラテン
    ローラへの圧接を許容して、前記プラテンローラの回転
    に伴って前記ピンチローラで前記印刷用紙を前記クラン
    パに移送し、 前記アームの二の動作により、該アームを前記クランパ
    から離間させて該クランパで前記印刷用紙のクランプを
    許容するも、前記ピンチローラの前記プラテンローラへ
    の圧接状態を維持させたことを特徴とする熱転写型プリ
    ンタ。
  2. 【請求項2】前記クランパ保持部材を制動する摩擦部材
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の熱転写型プ
    リンタ。
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