JPH0683765A - マイクロコンピュータ - Google Patents

マイクロコンピュータ

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JPH0683765A
JPH0683765A JP4235782A JP23578292A JPH0683765A JP H0683765 A JPH0683765 A JP H0683765A JP 4235782 A JP4235782 A JP 4235782A JP 23578292 A JP23578292 A JP 23578292A JP H0683765 A JPH0683765 A JP H0683765A
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microcomputer
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Norihiko Ishizaki
徳彦 石崎
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バスサイジング機能に使用するバス幅指定端子
を他の機能に使用する端子と兼用可能にし、しかもタイ
ミング設計が容易なバスサイジング機能を内蔵したマイ
クロコンピュータを提供する。 【構成】RST9の初期化信号の解除後、マイクロコン
ピュータ1aはバス指定フラグ26の設定命令を含むA
D2,AD3に入力するプログラムを実行し、CPU2
3はRAM16のアドレス領域に対応するバス幅指定フ
ラグ26のビットを指定してバス幅を8又は16ビット
に設定し、ROM15,RAM16へのアクセスが発生
するとアクセスするアドレスを内部バス24に出力す
る。バス幅判定回路27はバス上のアドレスとバス幅指
定フログ26のフラグの状態からバス情報を生成してバ
ス制御回路25に出力する。バス制御回路25はバス情
報に応じてAD2,AD3,ASTB4,RD5,LW
R6,HWR7のタイミングと入出力を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部にメモリを接続可
能なマイクロコンピュータに関し、特に外部のメモリに
アクセスするためのデータバス端子の語長(以下バス幅
と称する)を選択する手段(以下、バスサイジング機能
と称する)を有するマイクロコンピュータの構成に関す
る。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータの高速化の手法と
して、外部のメモリにアクセスするバス幅を大きくする
ことが一般に行われる。例えはバス幅を8ビット長から
16ビット長に変更することで、最高2倍のバス性能を
引出すことが可能である。
【0003】しかし、バス幅を増やせば、バスを制御す
る為の部品点数の増大、配線パターンの増加を招き、シ
ステムコストが高くなる。しかもバス幅の大きなメモリ
は価格が高く、入手も困難である。そのため、性能の高
いシステムでは大きなバス幅を選択し、価格の安いシス
テムでは小さなバス幅を選択できるよう、バスサイジン
グ機能を内蔵してマイクロコンピュータが各社から提供
されている。
【0004】この様なバスサイジング機能を内蔵した製
品の一例を、図を用いて説明する。
【0005】図6は、従来のバスサイジング機能を有す
るマイクロコンピュータの、外部メモリのアクセスに関
わる構成を示すとともに、従来例のマイクロコンピュー
タにバス幅16ビット長のROMとバス幅8ビット長の
RAMとを接続する場合の構成を示すブロック図であ
る。
【0006】従来例のマイクロコンピューター1cは、
8ビット長の下位アドレスとデータの時分割バス端子
(以下、AD(7−0)と称する)2と、8ビット長の
上位アドレスとデータの時分割バス端子(以下、AD
(15−8)と称する)3と、アドレス・ラッチ・タイ
ミング信号端子(以下、ASTBと称する)4と、リー
ド信号端子(以下、RDと称する)5と、偶数番地への
ライト信号端子(以下、LWRと称する)6と、奇数番
地へのライト信号端子(以下、HWRと称す)7と、バ
ス幅指定端子(以下、BWと称する)17と、初期化端
子(以下、RSTと称する)9とを有している。
【0007】AD(7−0)2は、ROM15、RAM
16にアクセスする場合に、アクセスするアドレスの下
位8ビットを出力し、偶数アドレスへのアクセス時に8
ビットデータを入出力する端子で、下位バス10を介し
てROM15、RAM16に接続している。但し、バス
幅が8ビット長の場合には、奇数アドレスアクセス時、
偶数アドレスアクセス時とも、AD(7−0)2がデー
タを入出力する。
【0008】AD(15−8)3は、アドレスの上位8
ビットを出力し、奇数番地の8ビットデータを入出力す
る端子で、上位バス11を介してROM15に接続して
いる。但しバス幅が8ビットの場合にはAD(15−
8)3は上位アドレスの出力のみを行う。
【0009】ASTB4は、AD(7−0)2とAD
(15−8)3とが出力するアドレスを取り込むタイミ
ングを示す端子で、アドレスラッチ12に接続してい
る。
【0010】RD5は、メモリからのデータ出力タイミ
ングを示す端子で、ROM15とRAM16とに接続し
ている。
【0011】LWR6、HWR7は、それぞれメモリの
偶数アドレスと奇数アドレスへのデータの書き込みタイ
ミングを示す端子である。但しバス幅が8ビットの場合
には、奇数アドレスへの書き込み時、偶数アドレスへの
書き込み時とも、LWR6が書き込みタイミングを示
す。
【0012】LWR6は、RAM16に接続している。
RAM16のバス幅が8ビットの為、HWR7は、何に
も接続しない。
【0013】BW17は、アクセスするメモリのバス幅
が16ビット長か8ビット長かを選択する端子で、BW
17の端子レベルによりAD(7−0)2、AD(15
−8)3、LWR6、HWR7はバス幅に対応した動作
を行う。BW17には、デーコーダ13が生成する選択
信号を入力している。
【0014】RST9は、マイクロコンピュータ1cの
初期化信号を入力する端子である。
【0015】アドレスラッチ12は、AD(7−0)
2、AD(15−8)3上のアドレスをASTB4のタ
イミングにしたがって取り込み、ROM15、RAM1
6に出力する。
【0016】デコーダ13は、ROM15とRAM16
のいずれかを選択するアドレスデコーダで、ROM1
5、RAM16に選択信号を出力すると共に、BW17
にバス幅指定の為に選択信号を出力する。
【0017】ROM15はバス幅16ビット長のRO
M、RAM16はバス幅8ビット長のRAMである。
【0018】次に従来例の動作を説明する。
【0019】RST9に入力する初期化信号を解除する
と、従来のマイクロコンピュータ1cは、ROM15に
格納したプログラムを実行する前に、ROM15の10
0H番地に予め格納しているバス幅指定情報をBW17
から取り込んで、バス幅を初期化する。
【0020】図7はROM15の100番地に格納する
情報の一例である。
【0021】バス幅指定情報図7(a)が00B(Bi
nary code)の状態ではバス幅は8ビット長固
定、01Bでは16ビット長固定、10BではBW17
が“0”のときに8ビット長、“1”のときに16ビッ
ト長とダイナミックにバス幅を変更する。
【0022】本実施例では、バス幅16ビット長のRO
M15と、バス幅8ビット長のRAM16とを接続して
いるため、10Bを予め格納しておく。
【0023】バス幅の初期化後、マイクロコンピュータ
1cは、ROM15に格納しているプログラム図7
(b)を実行する。
【0024】プログラムの実行に伴いマイクロコンピュ
ーター1cは、ROM15にRAM16に対してプログ
ラムの読み出し、データの読み出し、書き込みのための
アクセスを行う。
【0025】ROM15,RAM16に対するアクセス
動作を、図8に示すタイミングチャートを用いて説明す
る。
【0026】ROM15又はRAM16に対するアクセ
ス時には、まずAD(15−8)3、AD(7−0)2
にアクセスアドレスを出力してASTB4を出力する。
【0027】アドレスラッチ12はこの時のアドレスを
取り込んで保持し、デコーダ13、ROM15、RAM
16に供給する。
【0028】デコーダ13は、ROM15へのアクセス
か否かを判定し、ROM15へのアクセスならばBW1
7端子に“1”をそうでなければ“0”を出力するとと
もに、ROM15,RAM16のチップセレクトを行
う。
【0029】図6のROM15およびRAM16のCS
端子がチップセレクト端子であり、ROM15とRAM
16では正転、反転の関係にある。
【0030】ROM15へのアクセス時には、BW17
から“1”を入力するのでバス幅は16ビット長とな
り、AD(15−8)3、AD(7−0)2共にアドレ
スとデータを時分割で入出力しアクセスを完了する。
【0031】RAM16へのアクセス時には、BW17
から“0”を入力するのでバス幅は8ビット長となり、
AD(15−8)3はアドレスを出力し続け、AD(7
−0)2はアドレスとデータを時分割で入出力しアクセ
スを完了する。
【0032】また、マイクロコンピュータ1cは、アク
セスが読み出し(リード)か書き込み(ライト)かによ
り、RD5、LWR6のいずれかを出力する。
【0033】このような従来のマイクロコンピュータ1
cにおいては、バス幅の異なるメモリを接続する場合に
バス幅指定端子BW17が必ず専用の端子として確保さ
れる必要があった。
【0034】また、BW17端子の状態により、AD
(15−8)3、AD(7−0)2、LWR6の動作が
変化するので、アドレス出力タイミングの期間中に端子
レベルを決定し、マイクロコンピュータ1c内でバス幅
の切り換えを完了する必要が有り、タイミング設計時の
配慮を必要とした。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】従来のバスサイジング
機能を有すマイクロコンピュータでは、上述したように
異なるバス幅を持つメモリを接続する場合には、必ず専
用のバス幅指定端子が必要であった。この時バス幅指定
端子には、アクセスの度にバス幅を指定する端子レベル
を入力してやる必要が有るため、他の機能端子として使
用することができず、バスサイジング機能を持たない製
品を較べて使用可能な端子が減少してしまうという欠点
が有った。
【0036】またバス幅指定端子は、遅くともアドレス
とデータの時分割バスがアドレス出力を中断し、ライト
信号を出力するタイミングまでに端子レベルを決定し、
マイクロコンピュータ内でバス幅の切り換えを完了する
必要が有るので、アドレスラッチ、アドレスデコーダ等
の外部回路はタイミング設計時に遅延時間などを配慮し
て設計する必要があった。
【0037】本発明の目的は、上述の欠点を除去するこ
とにより、バスサイジング機能に使用するバス幅指定端
子を他の機能端子と兼用可能にし、更にタイミング設計
が容易なバスサイジング機能を備えたマイクロコンピュ
ータを提供することにある。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、外部メ
モリに対するアクセス手段の一部としてデータバス端子
と、初期化信号を入力する初期化端子とを備えたマイク
ロコンピュータにおいて、前記メモリを配置するアドレ
ス空間を複数の領域に分割し、それぞれの領域に対して
前記データバス端子上の語長を定める複数のフラグと、
アクセスしようとする前記メモリのアドレス及び前記複
数のフラグの状態に応じて前記データバス端子上の語長
を選択する手段とを含んで構成したことにある。
【0039】また、初期状態における前記データバス端
子上の前記語長を選択するための信号入力端子を備える
ことができる。
【0040】さらに、前記語長を選択するための信号の
入力レベルに応じて前記複数のフラグの一部又は全てを
初期化することもできる。
【0041】また、前記信号入力端子は前記語長を選択
するための信号以外の信号の入出力端子として兼用でき
る。
【0042】さらにまた、アドレスバスとデータバスを
分離して構成するとき、前記データバス端子がデータを
時分割で入出力するデータ時分割バス端子とすることが
できる。
【0043】
【実施例】本発明の第1の実施例を、図面を参照して説
明する。
【0044】図1は、本発明の第1の実施例であるマイ
クロコンピュータの端子構成と、バス幅の異なるメモリ
を接続する場合の構成とを示すブロック図である。
【0045】AD(7−0)2、AD(15−8)3、
ASTB4、RD5、LWR6、HWR7、RST9、
アドレスラッチ12、ROM15、RAM16の構成と
動作は、従来例と同じなので説明を省略する。
【0046】本実施例のマイクロコンリュータ1aは、
AD(7−0)2、AD(15−8)3、ASTB4、
RD5、LWR6、HWR7、RST9の他に、初期状
態におけるバス幅指定端子(以下BWDと称する)8を
有している。
【0047】BWD8は、RST9に入力する初期化信
号を解除した直後のバス幅を指定する信号を入力する端
子であり、プルアップ抵抗を介して“1”レベルを入力
している。また、BWD8は本実施例では入出力ポート
としての機能を兼用している。
【0048】デコーダ13は、ROM15、RAM16
に選択信号を出力する。
【0049】本実施例ではBWD8には接続しない。
【0050】次に本発明のマイクロコンピューター1a
の動作を説明する。
【0051】RST9に入力する初期化信号が解除され
ると、マイクロコンピュータ1aは、BWD8の端子レ
ベルを読み込んで、バス幅を初期化する。
【0052】初期化信号を解除した時のBWD8の端子
レベルが“0”場合には、AD(7−0)2、AD(1
5−8)3は、バス幅8ビット長となる。
【0053】本実施例では、プログラムを格納している
ROM15がバス幅16ビット長なのでBWD8をプル
アップしている。
【0054】バス幅を初期化した後マイクロコンピュー
タ1aは、ROM15に格納しているプログラムを実行
する。プログラムには、バス幅を設定するためのプログ
ラムが含まれる。
【0055】次に、本実施例のマイクロコンピュータ1
a内部の構成と動作を、図面を参照して説明する。
【0056】図2は、本実施例のマイクロコンピュータ
1aの内部の構成を示すブロック図である。
【0057】本実施例のマイクロコンピューター1a
は、CPU23と、内部バス24、バス制御回路25、
バス幅指定フラグ26、バス幅判定回路27を内蔵して
いる。
【0058】CPU23は内部バス24を介してバス制
御回路25、バス幅指定フログ26、バス幅指定回路2
7に接続している。
【0059】バス制御回路25は、外部のメモリへのア
クセス時に、内部バス24とバス幅判定回路27の状態
に応じて、AD(7−0)2、AD(15−8)3、A
STB4、RD5、LWR6、HWR7のタイミング及
び入出力を制御する。
【0060】特にAD(7−0)2、AD(15−8)
3、LWR6、HWR7は、バス幅判定回路27が出力
するバス幅情報に基づいた制御を行う。
【0061】バス幅指定フラグ26は、RST9の初期
化信号を解除した時のBWD8の端子レベルに応じてセ
ットとリセットをする書き換え可能なフラグで、バス幅
判定回路27に各フラグの状態を出力する。
【0062】バス幅判定回路27は、内部バス24上の
アドレス情報とバス幅指定フラグ26の状態に応じてバ
ス幅情報を生成し、バス制御回路25に出力する。
【0063】次に、内部動作を説明する。
【0064】図3にバス幅指定フラグ26(図3
(a))とメモリ空間のアドレス領域(図3(b))と
の対応を示す。本実施例では、バス幅指定フラグ26の
ビット0がROM15を配置しているアドレス領域(0
000Hから7FFFH)に、ビット1がRAM16を
配置しているアドレス領域(8000HからFFFF
H)にそれぞれ対応している。
【0065】RST9に入力する初期化信号の解除に同
期して、本実施例のマイクロコンピュータ1aは、BW
D8の端子レベルに応じてバス幅指定フラグ26を初期
化する。初期化信号の解除時にBWD8の端子レベルが
“1”ならば、バス幅指定フラグ26を11Bに、端子
レベルが“0”ならば00Bに初期化する。
【0066】バス幅指定ブラグ26が“1”の場合に
は、対応する領域へのアクセス時にAD(5−8)2、
AD(15−8)3はバス幅16ビット長となり、
“0”の場合には、8ビット長となる。
【0067】バス幅初期化後、マイクロコンピュータ1
aは、AD(15−8)3、AD(7−0)2に入力す
るプログラムを実行する。プログラムの中には、バス幅
指定フラグ26の設定命令が含まれており、CPU23
は内部バス24を介して、RAM16を配置しているア
ドレス領域に対応したバス幅指定フラグ26のビット1
に“0”を設定する。
【0068】バス幅指定フラグ26の設定命令実行後
は、プログラムによって任意のアドレス領域をアクセス
することが可能になる。
【0069】マイクロコンピュータ1aがROM15,
RAM16にアクセスする場合のタイミングチャートを
図4に示す。
【0070】ROM15,RAM16へのアクセスが発
生すると、CUP23は内部バス24にアクセスするア
ドレスを出力し、データを入出力する。
【0071】バス幅判定回路27は、内部バス24上の
アドレスとバス幅指定フラグ26の各フラグの状態から
バス幅情報を生成し、バス制御回路25に出力する。
【0072】バス制御回路25は、バス幅判定回路27
のバス幅情報に応じてAD(7−0)2、AD(15−
8)3、ASTB4、RD5、LWR6、HWR7のタ
イミング及び入出力を制御する。
【0073】BWD8の端子レベルは初期化信号の解除
時にのみ使用するので、初期化信号を解除した後は、ど
のような端子レベルであっても構わない。
【0074】従って、BWD8は初期化信号解除後、入
出力ポート等バス幅指定以外の機能を有する端子として
使用することが可能である。
【0075】また、外部メモリのアクセスに同期する必
要が無いので交流的な配慮の必要が無い。そのためシス
テムの構成が容易である。
【0076】本実施例のマイクロコンピュータ1aは、
初期状態のバス幅を指定する端子BWD8を有している
が、初期状態のバス幅を8ビット長、又は16ビット長
に固定して、BWD8を内蔵しない構成も可能である。
【0077】また、BWD8がバス幅選択機能のみ有す
る構成とする場合にも、バスサイジング機能の実現には
なんら支障が無い。
【0078】また、本実施例では、アドレスとデータの
時分割バスを例として挙げているが、アドレスバスとデ
ータバスを分離した場合、データを時分割で入出力する
場合にも本発明が有効なのは、言うまでも無い。
【0079】次に本発明の第2の実施例を、図を参照し
て説明する。
【0080】図5は、本実施例のマイクロコンピュータ
1bの内部の構成を示すブロク図である。
【0081】第2の実施例の第1の実施例との主な相違
点は、BWD8がバス幅指定フラグ26の初期値を決め
るのではなく、BWDラッチ32とセレクタ31を介し
てバス制御回路25を制御してバス幅の初期状態を決め
る点、及びバス幅指定フラグ26の有効か無効かを制御
するフラグを有する点である。
【0082】本実施例のマイクロコンピュータ1bの端
子構成、外部のメモリ接続の構成、及びメモリアクセス
時の動作は第1の実施例たまったく同じなので説明を省
略する。
【0083】次にまず、本実施例のマイクロコンピュー
タ内部の構成を説明する。本実施例のマイクロコンピュ
ータ1bは、CUP23、内部バス24、バス制御回路
25、バス幅判定回路27、バス幅指定フラグ29、バ
ス幅指定許可フラグ30、セレクタ31、BWDラッチ
32を内蔵している。 CPU23、内部バス24、バ
ス制御回路25、バス幅判定回路27の構成は第1の実
施例と同様なので説明を省略する。
【0084】バス幅指定フラグ29は書き換え可能なフ
ラグで、バス幅指定回路27に各フラグの状態を出力す
る。
【0085】バス幅指定許可フラグ30は書き換え可能
なフラグで、セレクタ31を制御し、RST端子9に入
力する初期化信号で初期化される。
【0086】セレクタ31は、バス幅判定回路27が出
力するバス幅指定情報と、BWDラッチ32が出力する
バス幅指定情報のいずれかを、バス幅指定許可フラグ3
0の状態に応じて選択し、バス制御回路25に出力す
る。
【0087】BWDラッチ32は、BWD8の端子レベ
ルをRST9に入力する初期化信号の解除時に取り込ん
で保持し、セレクタ31に出力する。
【0088】次に、内部動作を説明する。
【0089】RST9に入力する初期化信号の解除に同
期して、本実施例のマイクロコンピュータ1bは、バス
幅指定許可フラグ30を初期化するとともに、BWD8
の端子レベルをBWDラッチ32に取り込む。
【0090】その結果セレクタ31がバス制御回路25
にBWD8の端子レベルをバス幅情報として出力するの
で、バス制御回路25は、AD(15−8)3、AD
(7−0)2をBWD8で指定したバス幅となるよう制
御する。本実施例においても第1の実施例と同様に、B
WD8をプルアップしておけば、初期状態としてバス幅
が16ビット長となる。
【0091】バス幅初期化後、マイクロコンピュータ1
bは、AD(15−8)3、AD(7−0)2に入力す
るプログラムを実行する。プログラムの中には、バス幅
指定フラグ29の設定命令とバス幅指定とバス幅指定許
可フラグ30の設定命令とが含まれている。
【0092】バス幅指定許可フラグ30を“1”にする
と、バス制御回路25は、バス幅指定回路27が内部バ
ス24上のアドレスとバス幅指定フラグ29の状態とに
応じて出力するバス幅指定情報に従って、バス幅を制御
する。
【0093】従って、CPU23はまずバス幅指定フラ
グ29を設定し、次にバス幅指定許可フラグ30を
“1”に設定する。
【0094】バス幅指定フラグ29の状態とバス幅の関
係は、バス幅指定フラグ29がBWD8の状態に応じて
初期化されない点を除けば、第1の実施例と同様であ
る。
【0095】バス幅指定許可フラグ30の設定命令実行
後は、プログラムによって任意のアドレス領域をアクセ
スすることが可能になる。
【0096】バス幅指定許可グラフ30の設定後の、マ
イクロコンピュータ1bによるROM15,RAM16
へのアクセスは、第1の実施例と同様である。
【0097】本実施例に於いてもBWD8の端子レベル
は初期化信号の解除時にのみ使用するので、初期化信号
を解除した後は、どの様な端子レベルであっても構わな
い。外部メモリのアクセスに同期する必要が無いので、
タイミング設計が容易である。
【0098】また、本実施例では第1の実施例と異なり
バス幅指定フラグ29を初期化する必要が無いので、バ
ス幅指定フラグ29の構成を単純にすることができる。
【0099】
【発明の効果】本発明のマイクロコンピュータは、メモ
リの複数の領域に対してそれぞれバス幅を定めるバス幅
指定フラグと、初期化信号の解除時にバス幅の初期化状
態を指定する端子を備えることにより、バス幅の異なる
メモリを接続する応用において、バス幅指定端子と他の
機能端子の兼用を可能にしている。
【0100】これは、低価格の実現のために少ない端子
数で多くの機能端子を実現している産業用、民生用のシ
ングルチップ・マイクロコンピュータに於いて特に有効
である。
【0101】また、専用のバス幅指定端子を必要としな
いことで、バスサイジング機能を内蔵しないマイクロコ
ンピュータとのピン互換性を保持したまま、バスサイジ
ング機能を内蔵することが出来るという効果を有してい
る。
【0102】即ち応用装置に於いて、バスサイジング機
能を内蔵しないマイクロコンピュータを本発明を用いた
マイクロコンピュータに置き換える場合に、ピン互換性
が保たれているので、従来の設計資産を効果的に使用
し、容易に応用装置の性能向上を図ることが可能とな
る。
【0103】さらに、8ビット長,16ビット長,32
ビット長のように3種類以上のバス幅のメモリを接続可
能なマイクロコンピュータにおいては、従来の構成で
は、2本以上のバス幅指定端子を専用に設ける必要が有
ったのに対し、本発明では、バス幅の初期状態を指定す
る端子を2本以上設け、バス幅指定フラグを1領域当た
り2ビット以上設けることにより、バス幅の初期状態指
定端子を他の機能端子として使用可能になり、2本以上
端子を追加したのと同様の効果を得ることができる。
【0104】また、バス幅指定端子に対して、外部回路
のタイミング設計時に遅延時間を考慮する必要が無いた
め、アドレスラッチ、デコーダの設計の自由度が増すと
いう副次的な効果も有する。
【0105】また、第2の実施例では、バス幅指定フラ
グを初期化する必要が無いので、バス幅指定フラグの構
成を単純にすることができる。従って、メモリをより細
かい領域に分割してバス幅を制御する必要が有る場合
や、広いアドレス空間を有する場合に、容易にマイクロ
コンピュータを構成できるという効果が有り、回路の増
加を最小限に抑えることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるマイクロコンピ
ュータの端子構成とメモリ接続を示すブロック図であ
る。
【図2】第1の実施例におけるマイクロコンピュータの
内部構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施例におけるマイクロコンピュータの
バス幅指定フラグの設定とメモリ領域の対応図である。
【図4】第1の実施例におけるマイクロコンピュータの
メモリアクセス時のタイミングチャートである。
【図5】第2の実施例におけるマイクロコンピュータの
内部構成を示すブロック図である。
【図6】従来例におけるマイクロコンピュータの端子構
成とメモリ接続を示すブロック図である。
【図7】従来例におけるマイクロコンピュータのバス幅
指定情報の設定図である。
【図8】従来例におけるマイクロコンピュータのメモリ
アクセス時のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1a,1b,1c マイクロコンピュータ 2 アドレスバスAD(7〜0) 3 アドレスバスAD(15〜8) 4 アドレス・ラッチ・タイミング信号端子ASTB 5 リード信号端子RD 6 偶数番地へのライト信号端子LWR 7 奇数番地へのライト信号端子HWR 8 初期状態におけるバス幅指定端子BWD 9 初期化端子 10 下位バス 11 上位バス 12 アドレス端子 13 デコーダ 14 プルアップ抵抗 15 ROM 16 RAM 23 CPU 24 内部バス 25 バス制御回路 26 バス幅指定フラグ 27 バス幅指定回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部メモリに対するアクセス手段の一部
    としてデータバス端子と、初期化信号を入力する初期化
    端子とを備えたマイクロコンピュータにおいて、前記メ
    モリを配置するアドレス空間を複数の領域に分割し、そ
    れぞれの領域に対して前記データバス端子上の語長を定
    める複数のフラグと、アクセスしようとする前記メモリ
    のアドレス及び前記複数のフラグの状態に応じて前記デ
    ータバス端子上の語長を選択する手段とを含んで構成し
    たことを特徴とするマイクロコンピュータ。
  2. 【請求項2】 初期状態における前記データバス端子上
    の前記語長を選択するための信号入力端子を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のマイクロコンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記語長を選択するための信号の入力レ
    ベルに応じて前記複数のフラグの一部又は全てを初期化
    することを特徴とする請求項1に記載のマイクロコンピ
    ュータ。
  4. 【請求項4】 前記信号入力端子は前記語長を選択する
    ための信号以外の信号の入出力端子として兼用できるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のマイクロコンピュー
    タ。
  5. 【請求項5】 アドレスバスとデータバスを分離して構
    成するとき、前記データバス端子がデータを時分割で入
    出力するデータ時分割バス端子であることを特徴とする
    請求項1に記載のマイクロコンピュータ。
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