JPH0683734A - ネットワーク環境移行装置 - Google Patents

ネットワーク環境移行装置

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JPH0683734A
JPH0683734A JP4233374A JP23337492A JPH0683734A JP H0683734 A JPH0683734 A JP H0683734A JP 4233374 A JP4233374 A JP 4233374A JP 23337492 A JP23337492 A JP 23337492A JP H0683734 A JPH0683734 A JP H0683734A
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JP
Japan
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network
unit
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computer
user
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JP4233374A
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English (en)
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Kazuyuki Imagawa
和幸 今川
Hisakazu Kobayashi
久和 小林
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 計算機を第1のネットワークから第2のネッ
トワークへ移行する際に、ユーザがネットワーク環境、
資源を知らなくても、計算機を移行出来る方法を提供。 【構成】 第1ネットワーク上に接続されている計算機
を第2のネットワークへ移行する際、第1ネットワーク
で使用していた資源のうち、引き続き第2でも使用した
い資源をネットワーク資源指定部101で指定し、それ
をネットワーク資源保存部102に保存。さらにその資
源が使用できるよう環境変更部103により変更する。
次に第2ネットワークへ接続する際自動的に移行先のネ
ットワーク環境情報を環境情報自動設定部104により
設定。これに従い、ユーザ環境変更部103はユーザ環
境を変更する。最後に設定部104によって設定した内
容をネットワーク環境情報記憶部105に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワーク環境下で
動作する計算機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年LANやWANのような高速な通信
媒体の普及により、ネットワーク上で使用する計算機が
広く利用されている。又、近年、計算機の小型化が進
み、持ち運び可能な計算機が普及してきている。しかし
ながら、ネットワーク上でその計算機を使用している場
合、実質的にはユーザが手で設定を変更しない限り持ち
運び不可能な状況になっている。一般に、ネットワーク
に接続されている計算機を他のネットワークへ移行して
使用しようとする場合、現状では次のような設定を行な
わなければならない。図12は、従来のネットワークに
接続されている計算機を移行して使用する場合、移行の
際に設定しなければならない作業を示した摸式図であ
り、図13はその設定の流れをフローチャートで示した
ものである。さらに、図14には、図12で示す、ネッ
トワーク環境情報、ネットワーク資源、ユーザ環境とい
う言葉についての定義を述べた表を示す。以上の図で示
した操作について以下に説明する。まず、ユーザは計算
機を第1のネットワークから取り外し、第2のネットワ
ークに接続する。次に、設定変更手段(ex.エディ
タ)1201を用いて、マシン名、ネットワークアドレ
ス等の第2のネットワーク上に計算機を接続するために
必要なネットワーク環境情報を計算機に入力しネットワ
ーク環境を設定する(1301)。次に、移動した第2
のネットワークでどのようなファイル、データがどこに
共有されているかを調べ、それらネットワーク資源12
03を利用できるように、前記設定変更手段1201を
用いて計算機に設定する(1302)。そして、最後に
1302で設定した内容をうけ、環境変数やパス等を設
定し、ユーザ環境1204をユーザが利用可能な状態に
設定する(1303)。以上の操作の後、第2のネット
ワーク上で、計算機を運用することが可能になる。
【0003】次に、具体例として、OSとしてUNIX
を使用している計算機を第1のネットワークから第2の
ネットワークへ移行する時の例を述べる。今、計算機が
第1のネットワークに接続されているとする。その計算
機を第2のネットワークへ移行する場合、ユーザは計算
機を何も設定されていない初期化状態に戻さなければな
らない。その後、第2のネットワークへ接続する。ここ
で、ユーザは第2のネットワークで計算機を使用するた
めに例えば図15に示す情報を設定しなければならな
い。まず最初に、図15に示すネットワーク環境情報を
設定する。次に、ネットワーク上でどのような適用業務
プログラム、データをどのディレクトリ上で共有して使
用しているかを調べ、その調べた結果であるネットワー
ク資源共有情報に従って、移行計算機でもそれらの適用
業務プログラム、データを共有して使用できるように設
定する。最後に、自分が今まで使用し、作成していたデ
ータを引続き使用できるように、移行先で使用するユー
ザIDに変更する。さらに、共有して使用しているデー
タ、適用業務プログラムが使用できるように、環境変
数、パス等を図15のユーザ環境設定情報に従って設定
する。
【0004】以上、全ての作業を手作業で行なうことに
より、第2のネットワーク上で、計算機を運用すること
が可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
操作を全て手作業で行うため、移行先ネットワークにつ
いてそのネットワークの管理者と同等の知識を有してい
なければならず、そのため初級ユーザにはほぼ設定は不
可能であった。また、ネットワーク管理者と同等の知識
を持っている者にとっても全ての作業を手作業で行なわ
なければならず、そのために大きな手間がかかってしま
っていた。さらに、第2のネットワークへ移行したとし
ても第1のネットワークで使用していたネットワーク資
源があるとは限らず、第1のネットワークで使用してい
たネットワーク資源がそのまま使えない場合があるとい
う課題を有していた。
【0006】本発明は、かかる点に鑑み、計算機を第1
のネットワークから第2のネットワークへ移行する際
に、ユーザが移行先のネットワーク環境、および、移行
先のネットワーク資源の状態を知らなくても、計算機を
移行することができ、さらに移行先で第1のネットワー
クで使用していた保存可能なネットワーク資源を使用す
ることが可能なネットワーク環境移行装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
前記の目的を達成するために、第1のネットワークに接
続している計算機を第2のネットワークへ移行する際
に、第1のネットワーク上で使用しているネットワーク
資源のうち引続き第2のネットワークでも使用するネッ
トワーク資源を指定するネットワーク資源指定部と、前
記ネットワーク資源指定部で指定されたネットワーク資
源を保存するネットワーク資源保存部と、前記ネットワ
ーク資源保存部に保存されたネットワーク資源をユーザ
が使用できるようにユーザが計算機を使用するための環
境であるユーザ環境を変更するユーザ環境変更部と、移
行先のネットワークのネットワーク環境情報を自動的に
設定するネットワーク環境情報自動設定部と、前記ネッ
トワーク環境情報自動設定部が計算機上に設定したネッ
トワーク環境情報を記憶するためのネットワーク環境情
報記憶部とを備えたことを特徴とするネットワーク環境
移行装置を構成する。
【0008】請求項2記載の発明は、前記の目的を達成
するために、第1のネットワークに接続している計算機
を第2のネットワークへ移行する際に、第1のネットワ
ーク上で使用しているネットワーク資源のうち引続き第
2のネットワークでも使用するネットワーク資源を指定
するネットワーク資源指定部と、前記ネットワーク資源
指定部で指定されたネットワーク資源を保存するネット
ワーク資源保存部と、前記ネットワーク資源保存部に保
存されたネットワーク資源をユーザが使用できるように
ユーザが計算機を使用するための環境であるユーザ環境
を変更するユーザ環境変更部と、第2のネットワーク上
のサーバ計算機に移行する計算機のためのネットワーク
環境情報を入力するクライアント用ネットワーク環境情
報入力部と、前記ネットワーク環境情報入力部が入力し
た移行計算機のためのネットワーク環境情報をサーバ計
算機に設定するクライアント用ネットワーク環境情報設
定部と、設定したネットワーク環境情報をネットワーク
内に送信するネットワーク環境情報送信部と、サーバ計
算機が送信した移行計算機のためのネットワーク環境情
報を獲得するネットワーク環境情報獲得部と、前記ネッ
トワーク環境情報獲得部が獲得したネットワーク環境情
報を設定するためのネットワーク環境情報設定部と、前
記ネットワーク環境情報設定部が計算機上に設定したネ
ットワーク環境情報を記憶するためのネットワーク環境
情報記憶部とを備えたことを特徴とするネットワーク環
境移行装置を構成する。
【0009】請求項3記載の発明は、前記の目的を達成
するために、第1のネットワークに接続している計算機
を第2のネットワークへ移行する際に、ネットワーク上
に計算機を接続するための情報であるネットワーク環境
毎のネットワーク環境情報を保存しておくネットワーク
環境情報データ部と、計算機上でユーザが使用したいネ
ットワーク資源のうちユーザが計算機上に保存しておき
たいネットワーク資源の一覧をネットワーク毎に保存し
ておくネットワーク資源保存情報データ部と、ユーザが
計算機を使用するための環境であるユーザ環境を変更す
るための情報であるユーザ環境変更情報を各ネットワー
ク毎に保存しておくユーザ環境変更情報データ部と、移
行先となる第2のネットワークを指定する移行先ネット
ワーク指定部と、前記移行先ネットワーク指定部によっ
て指定したネットワークに対応した前記ネットワーク環
境情報データ部に保存されているネットワーク環境情報
を計算機上に設定するネットワーク環境情報設定部と、
前記移行先ネットワーク指定部によって指定したネット
ワークに対応した前記ネットワーク資源保存情報データ
部に保存されているネットワーク資源保存情報で指定さ
れたネットワーク資源を保存するネットワーク資源保存
部と、前記移行先ネットワーク指定部によって指定した
ネットワークに対応した前記ユーザ環境変更情報データ
部に保存されているユーザ環境変更情報に従い、ユーザ
環境を変更するユーザ環境変更部と、前記ネットワーク
環境情報設定部が設定したネットワーク環境情報を記憶
するネットワーク環境情報記憶部とを備えたことを特徴
とするネットワーク環境移行装置を構成する。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明は前記した構成により、第
1のネットワーク上に接続されている計算機を第2のネ
ットワークへ移行する際に、第1のネットワークで使用
していたネットワーク資源のうち、引続き第2のネット
ワークでも使用したいネットワーク資源を保存し、第2
のネットワークへ接続する際に自動的に移行先のネット
ワーク環境情報を設定し、それらネットワーク環境情
報、ネットワーク資源保存情報に従い、ユーザ環境を変
更する。
【0011】請求項2記載の発明は前記した構成によ
り、第1のネットワーク上に接続されている計算機を第
2のネットワークへ移行する際に、第1のネットワーク
で使用していたネットワーク資源のうち、引続き第2の
ネットワークでも使用したいネットワーク資源を保存
し、第2のネットワークへ接続する際にあらかじめ第2
のネットワークのサーバ計算機に移行計算機のためのネ
ットワーク環境情報を設定し、移行計算機はそのネット
ワーク環境情報を獲得し計算機に設定する。さらに、そ
れらネットワーク環境情報、ネットワーク資源保存情報
に従い、ユーザ環境を変更する。
【0012】請求項3記載の発明は前記した構成によ
り、第1のネットワーク上に接続されている計算機を第
2のネットワークへ移行する際に、第2のネットワーク
へ移行することを指定することにより、あらかじめ計算
機に保存してあるネットワーク毎のネットワーク環境情
報、ネットワーク資源保存情報、ユーザ環境変更情報に
従い、ネットワーク環境、ネットワーク資源、ユーザ環
境を計算機に設定する。
【0013】
【実施例】以下、本発明のネットワーク環境移行装置の
実施例について、図面を用いて説明する。図1は本発明
の一実施例におけるネットワーク環境移行装置の構成図
である。図中、101はネットワーク資源指定部で第1
のネットワークに接続している計算機を第2のネットワ
ークへ移行する際に第1のネットワーク上で使用してい
るネットワーク資源のうち引続き第2のネットワークで
も使用するネットワーク資源を指定するものである。1
02はネットワーク資源保存部で、ネットワーク資源指
定部で指定されたネットワーク資源を保存するものであ
る。103はユーザ環境変更部でネットワーク資源保存
部102に保存されたネットワーク資源を使用でき、移
行先でも元の環境のままでユーザが計算機を使用できる
ようにユーザ環境を変更するものである。104はネッ
トワーク環境情報自動設定部で、移行先ネットワークで
与えられるネットワーク環境情報を自動的に設定するも
のである。105はネットワーク環境情報記憶部でネッ
トワーク環境情報自動設定部104が計算機上に設定し
たネットワーク環境情報を記憶するものである。以上が
ネットワーク環境移行装置の構成である。なお、106
は通信制御装置で、通信媒体を介して他システムとの通
信をする際その通信を制御するものである。
【0014】以上のように構成された本実施例のネット
ワーク環境移行装置について以下に動作を説明する。但
し、本実施例においては、OSとしてUNIXが使用さ
れた場合の動作について説明する。
【0015】さて、図2に本発明のネットワーク環境移
行装置で行われる処理の摸式図を示す。また、図3、図
4、図5に、ネットワーク資源201、ユーザ環境20
2、ネットワーク環境202が、移行前、移行後でどの
ように変化するかの状態変化表を示す。
【0016】今、ネットワークAに接続されている計算
機をネットワークBへ移行するとする。その場合、ネッ
トワーク資源指定部101には、図3(b)のように適
用業務プログラム、データベース等の保存可能なネット
ワーク資源の一覧が表示される。そこで、ユーザは移行
先のネットワークでも使用したいネットワーク資源を指
定する。本実施例では、emacs、Xtoolを指定
したとする。するとネットワーク資源指定部101は指
定されたネットワーク資源をネットワーク資源保存部1
02に保存する。ここで、ネットワーク資源保存部は特
定のディレクトリであり、emacs、Xtoolは、
それぞれ自動的に特定のディレクトリに保存される。こ
のネットワーク資源保存部102に保存されたネットワ
ーク資源を移行先でもネットワーク資源の一部として参
照可能にするために、、ネットワーク資源指定部101
は指定されたネットワーク資源が何かをユーザ環境変更
部103へわたす。その結果ユーザ環境変更部103
は、ネットワーク資源保存部102に保存したネットワ
ーク資源を参照できるようにディレクトリ変換を行な
い、保存したネットワーク資源が移行元と同じ状態で参
照できるようにする(図4(b))。
【0017】以上のような操作が行われた後、計算機を
ネットワークAからはずしネットワークBへ接続する。
すると、ネットワーク環境情報自動設定部104はネッ
トワークBで与えられるネットワーク環境情報を自動的
に設定し、ネットワーク環境情報記憶部105はそのネ
ットワーク環境情報を記憶する。その時の移行前、移行
後の設定内容の一例を図5に示す。さらに、ネットワー
ク環境情報自動設定部104によって設定されたユーザ
名、ユーザID、グループ名、グループIDをもとにユ
ーザ環境変更部103は、ユーザが使用するディレクト
リ以下のファイルのユーザ名、ユーザID、グループ
名、グループIDを変更する(図4(b))。以上の結
果、計算機はネットワークBへ移行されユーザが運用す
ることが可能となる。このように、本実施例において、
ユーザはネットワークBでどういうネットワーク資源を
引続き使用したいかを指定するだけでネットワークBの
ネットワーク環境及びネットワークB上でどういった適
用業務プログラム、データベースがあるか、といったこ
とを把握していなくても、ネットワークBでネットワー
クAで使用していた時と同等の機能、操作で計算機を運
用することができるようになる。
【0018】次に、ネットワーク環境情報自動設定部1
04についての一具体例を示した実施例について説明す
る。図6は本発明の一実施例のうち、ネットワーク環境
情報自動設定部の一具体例を具備したネットワーク環境
移行装置の構成図である。図中、101から103、及
び、105、106は図1の101から103、10
5、106と同等のものである。601はネットワーク
環境情報獲得部で、移行先ネットワークのサーバ計算機
に設定された移行計算機のためのネットワーク環境情報
を獲得するものである。602はネットワーク環境情報
設定部でネットワーク環境情報獲得部601が獲得した
ネットワーク環境情報を計算機に設定するものである。
さらに、603はクライアント用ネットワーク環境情報
入力部でクライアント計算機すなわち移行計算機のため
に必要なネットワーク環境情報を入力するものである。
又、604はクライアント用ネットワーク環境情報設定
部で、前記クライアント用ネットワーク環境情報入力部
603が入力したネットワーク環境情報を設定するもの
である。605はネットワーク環境情報送信部で前記ク
ライアント用ネットワーク環境情報設定部604で設定
されたネットワーク環境情報をネットワーク内に送信す
るものである。
【0019】以上のように構成された本実施例のネット
ワーク環境移行装置について以下に動作を説明する。
【0020】今、第1のネットワークに接続されている
計算機を第2のネットワークへ移行するとする。第1の
実施例で述べたように、ユーザはネットワーク資源指定
部101によって移行先のネットワークで使用したいネ
ットワーク資源を指定する。するとネットワーク資源指
定部101は指定されたネットワーク資源をネットワー
ク資源保存部102に保存し、ユーザ環境変更部103
はユーザ環境を前記ネットワーク資源保存部102に保
存されたネットワーク資源を使用できる環境に変更す
る。以上のような操作の後、計算機を第1のネットワー
クからはずし第2のネットワークへ接続する。その場
合、第2のネットワーク内で計算機が使用できることを
そのネットワーク内のサーバ計算機によって認めてもら
わなければならない。そのため、サーバ計算機では以下
の作業を行う。まず、クライアント用ネットワーク環境
情報入力部603を用いてクライアント計算機のために
必要なネットワーク環境情報、すなわちマシン名、ネッ
トワークアドレス、NISドメイン名等を入力し、それ
らをクライアント用ネットワーク環境情報設定部604
によって設定する。そして、ネットワーク環境情報送信
部605がそれらの情報をネットワーク内に通信制御装
置106を用いて送信する。ここで、移行計算機を第2
のネットワークへ接続するとネットワーク環境情報獲得
部601はサーバ計算機から送信されたネットワーク環
境情報を獲得し、その獲得した情報をもとにネットワー
ク環境情報設定部602は計算機にネットワーク環境情
報を設定し、ネットワーク環境情報記憶部105はその
ネットワーク環境情報を記憶する。さらに、ユーザ環境
変更部103は、ネットワーク環境情報設定部602に
よって設定されたユーザ名、ユーザID、グループ名、
グループIDをもとにユーザが使用するディレクトリ以
下のファイルのユーザ名、ユーザID、グループ名、グ
ループIDを変更する。以上の結果、計算機は第2のネ
ットワークへ移行され運用することが可能となる。この
ように、本実施例においてはサーバにあらかじめ設定し
たネットワーク環境情報に従い、自動的に移行計算機の
ネットワーク環境情報を設定することが可能となる。さ
らに、ユーザは第2のネットワークでどういうネットワ
ーク資源を引続き使用したいかを指定するだけで第2の
ネットワークのネットワーク環境及び第2のネットワー
ク上でどういった適用業務プログラム、データベースが
あるか、といったことを把握していなくても、第2のネ
ットワークで第1のネットワークで使用していた時と同
等の機能、操作で計算機を運用することが可能になる。
【0021】次に、ネットワーク環境移行装置のもう一
つの実施例について説明する。図7は、第2の発明の一
実施例におけるネットワーク環境移行装置の構成図であ
る。図中、701はネットワーク資源保存情報データ部
で計算機上でユーザが使用したいネットワーク資源のう
ちユーザが計算機上に保存しておきたいネットワーク資
源の一覧をネットワーク毎に一括して保存しておくもの
である。702はユーザ環境変更情報データ部で、ユー
ザが適用業務プログラム、データベース等を使用するた
めに設定したパスや環境変数等のユーザ環境のうち、各
ネットワーク毎で変更するようなユーザ環境変更情報を
各ネットワーク毎に保存しておくものである。703は
ネットワーク環境情報データ部で、ネットワーク上に計
算機を接続するための情報であるネットワーク環境毎の
ネットワーク環境情報を一括して保存しておくものであ
る。704は移行先ネットワーク指定部で計算機をどの
ネットワークへ移行するかを指定するものである。70
5はネットワーク資源保存部で図1のネットワーク資源
保存部102と同等のものである。706はユーザ環境
変更部で、ユーザ環境変更情報を元にユーザ環境を変更
するものである。707はネットワーク環境情報設定部
で、ネットワーク環境情報を計算機に設定するものであ
る。708はネットワーク環境情報記憶部で前記ネット
ワーク環境情報設定部707が設定した情報を記憶する
ものである。以上がネットワーク環境移行装置の構成で
ある。なお、709は通信制御装置で通信媒体を介して
他システムとの通信をする際、その通信を制御するもの
である。
【0022】以上のように構成された本実施例のネット
ワーク環境移行装置について以下に動作を説明する。但
し、本実施例においては、OSとしてUNIXが使用さ
れた場合の動作について説明する。
【0023】例として、ユーザは図8のように計算機を
ネットワークA、B、Cの3つのネットワーク上を移行
して使用する場合を考える。その場合、ユーザはそれぞ
れのネットワークのネットワーク資源保存情報、ユーザ
環境変更情報、ネットワーク環境情報をそれぞれ、図
9、図10、図11のような形式で、ネットワーク資源
保存情報データ部701、ユーザ環境変更情報データ部
702、ネットワーク環境情報データ部703に保存し
ておく。以上これら3つの情報は移行先ネットワーク指
定部704がどのネットワークに移行するかを指定する
ことにより各ネットワークの情報が参照できるようにな
っている。
【0024】今、計算機をネットワークAからネットワ
ークBへ移行するとする。その場合、まず、ネットワー
クAからネットワークBへ計算機を移行する際に移行先
ネットワーク指定部704を用いてネットワークBを指
定する。するとネットワーク資源保存情報データ部70
1の情報に従いネットワーク資源保存部705はネット
ワーク資源を保存する。また、ユーザ環境変更情報デー
タ部702に従ってユーザ環境変更部706はユーザが
保有するファイルのユーザ名、ユーザID、グループ
名、グループIDを変更し、ネットワーク資源保存情報
データ部701によって保存したネットワーク資源が参
照できるようディレクトリ変換情報に従いディレクトリ
を変換する。さらに、ネットワーク環境情報設定部70
7はネットワーク環境情報データ部703のネットワー
ク環境情報を計算機に設定し、その情報をネットワーク
環境情報記憶部708へ記憶する。その結果、通信制御
装置709を介して計算機をネットワークB上で運用す
ることが可能となり、移行先のネットワーク資源につい
てあらかじめ把握し、ユーザ環境を変更するといった作
業をしなくても、どのネットワークに移行してもユーザ
にとっては同じ環境、同じ動作で計算機を運用すること
が可能になる。
【0025】なお、本実施例においては移行するネット
ワーク環境を3つのネットワークに限って説明を行なっ
たが、計算機を移行して使用するネットワークが増えて
も、また移行するネットワーク環境が減っても、今まで
はユーザが管理していた各ネットワークのネットワーク
環境、ユーザ環境を計算機内で管理することができるた
め、本実施例と同等の効果を有する。また、全実施例に
おいて、OSがUNIXの場合を例にとって説明を行な
ったが、他のOSの場合でも計算機がネットワークを移
行しながら使用する場合は、本実施例と同等の処理が必
要であり、従って、本実施例と同等の効果を有する。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明のネットワーク環境
移行装置においては、第1のネットワークに接続してい
る計算機を第2のネットワークへ移行する際に、ネット
ワーク資源指定部によって指定したネットワーク資源を
ネットワーク資源保存部に保存し、そのネットワーク資
源が使用できるようにユーザ環境を変更し、ネットワー
ク環境情報を自動的に設定するので第2のネットワーク
でどのネットワーク資源を使用したいかを指定するだけ
で自動的に第2のネットワークへ移行することができ、
第2のネットワークのネットワーク資源の状態を知らな
くても第1のネットワークに接続していた時と同様に計
算機を運用することができるようになるので、その実用
的効果は大きい。
【0027】請求項2記載の発明のネットワーク環境移
行装置においては、第1のネットワークに接続している
計算機を第2のネットワークへ移行する際に、ネットワ
ーク資源指定部によって指定したネットワーク資源をネ
ットワーク資源保存部に保存し、そのネットワーク資源
が使用できるようにユーザ環境を変更し、サーバ計算機
に設定した内容に従ってネットワーク環境情報を自動的
に設定するので、第2のネットワークでどのネットワー
ク資源を使用したいかを指定するだけで自動的に第2の
ネットワークへ移行することができ、第2のネットワー
クのネットワーク資源の状態を知らなくても第1のネッ
トワークに接続していた時と同様に計算機を運用するこ
とができるようになるので、その実用的効果は大きい。
【0028】請求項3記載の発明のネットワーク環境移
行装置においては、移行先のネットワークが何かを指定
するだけで、ネットワーク環境情報、保存するネットワ
ーク資源、ユーザ環境の設定ができ、ユーザは移行先の
ネットワーク環境が何で、どういったネットワーク資源
があるかをあらかじめ把握していなくても移行前のネッ
トワークへ接続していた時と同等の機能、操作で計算機
を運用することが可能となり、その実用的効果は大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のネットワーク環境移行装置
の構成図
【図2】本発明の一実施例のネットワーク環境移行装置
で行われる処理の様子を示す摸式図
【図3】本発明の一実施例のネットワーク環境移行装置
の一部であるネットワーク資源指定部がネットワーク資
源を指定する様子を示す摸式図
【図4】本発明の一実施例において、ユーザ環境が移行
前、移行後でどのように変化するかを示す摸式図
【図5】本発明の一実施例において、ネットワーク環境
の設定状態が移行前、移行後でどのように変化するかを
示す摸式図
【図6】本発明の一実施例のうち、ネットワーク環境情
報自動設定部の一具体例を具備したネットワーク環境移
行装置の構成図
【図7】本発明の一実施例のネットワーク環境移行装置
の構成図
【図8】本発明の一実施例のネットワーク環境移行装置
を備えた計算機が移行するネットワークの摸式図
【図9】本発明の一実施例のネットワーク環境移行装置
の一部であるネットワーク資源保存情報データ部にデー
タが格納されている様子を示す図
【図10】本発明の一実施例のネットワーク環境移行装
置の一部であるネットワーク環境情報データ部にデータ
が格納されている様子を示す図
【図11】本発明の一実施例のネットワーク環境移行装
置の一部であるユーザ環境変更情報データ部にデータ格
納されている様子を示す図
【図12】従来のネットワークに接続されている計算機
を移行して使用する場合、移行の際に設定しなければな
らない作業を示した摸式図
【図13】従来のネットワークに接続されている計算機
を移行して使用する場合、移行の際の設定の流れを示し
たフローチャート
【図14】ネットワーク環境情報、ネットワーク資源、
ユーザ環境という言葉についての定義を述べた図
【図15】従来のネットワークに接続されている計算機
を移行して使用する場合、移行のための設定の際に使用
するデータの一例を示した図
【符号の説明】
101 ネットワーク資源指定部 102 ネットワーク資源保存部 103 ユーザ環境変更部 104 ネットワーク環境情報自動設定部 105 ネットワーク環境情報記憶部 106 通信制御装置 201 ネットワーク資源 202 ユーザ環境 203 ネットワーク環境 601 ネットワーク環境情報獲得部 602 ネットワーク環境情報設定部 603 クライアント用ネットワーク環境情報入力部 604 クライアント用ネットワーク環境情報設定部 605 ネットワーク環境情報送信部 701 ネットワーク資源保存情報データ部 702 ユーザ環境変更情報データ部 703 ネットワーク環境情報データ部 704 移行先ネットワーク指定部 705 ネットワーク資源保存部 706 ユーザ環境変更部 707 ネットワーク環境情報設定部 708 ネットワーク環境情報記憶部 709 通信制御装置 1201 設定変更手段 1202 ネットワーク環境 1203 ネットワーク資源 1204 ユーザ環境 1205 通信制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のネットワークに接続している計算機
    を第2のネットワークへ移行する際に、第1のネットワ
    ーク上で使用しているネットワーク資源のうち引続き第
    2のネットワークでも使用するネットワーク資源を指定
    するネットワーク資源指定部と、前記ネットワーク資源
    指定部で指定されたネットワーク資源を保存するネット
    ワーク資源保存部と、前記ネットワーク資源保存部に保
    存されたネットワーク資源をユーザが使用できるように
    ユーザが計算機を使用するための環境であるユーザ環境
    を変更するユーザ環境変更部と、移行先のネットワーク
    のネットワーク環境情報を自動的に設定するネットワー
    ク環境情報自動設定部と、前記ネットワーク環境情報自
    動設定部が計算機上に設定したネットワーク環境情報を
    記憶するためのネットワーク環境情報記憶部とを備えた
    ことを特徴とするネットワーク環境移行装置。
  2. 【請求項2】第1のネットワークに接続している計算機
    を第2のネットワークへ移行する際に、第1のネットワ
    ーク上で使用しているネットワーク資源のうち引続き第
    2のネットワークでも使用するネットワーク資源を指定
    するネットワーク資源指定部と、前記ネットワーク資源
    指定部で指定されたネットワーク資源を保存するネット
    ワーク資源保存部と、前記ネットワーク資源保存部に保
    存されたネットワーク資源をユーザが使用できるように
    ユーザが計算機を使用するための環境であるユーザ環境
    を変更するユーザ環境変更部と、第2のネットワーク上
    のサーバ計算機に移行する計算機のためのネットワーク
    環境情報を入力するクライアント用ネットワーク環境情
    報入力部と、前記ネットワーク環境情報入力部が入力し
    た移行計算機のためのネットワーク環境情報をサーバ計
    算機に設定するクライアント用ネットワーク環境情報設
    定部と、設定したネットワーク環境情報をネットワーク
    内に送信するネットワーク環境情報送信部と、サーバ計
    算機が送信した移行計算機のためのネットワーク環境情
    報を獲得するネットワーク環境情報獲得部と、前記ネッ
    トワーク環境情報獲得部が獲得したネットワーク環境情
    報を設定するためのネットワーク環境情報設定部と、前
    記ネットワーク環境情報設定部が計算機上に設定したネ
    ットワーク環境情報を記憶するためのネットワーク環境
    情報記憶部とを備えたことを特徴とするネットワーク環
    境移行装置。
  3. 【請求項3】第1のネットワークに接続している計算機
    を第2のネットワークへ移行する際に、ネットワーク上
    に計算機を接続するための情報であるネットワーク環境
    毎のネットワーク環境情報を保存しておくネットワーク
    環境情報データ部と、計算機上でユーザが使用したいネ
    ットワーク資源のうちユーザが計算機上に保存しておき
    たいネットワーク資源の一覧をネットワーク毎に保存し
    ておくネットワーク資源保存情報データ部と、ユーザが
    計算機を使用するための環境であるユーザ環境を変更す
    るための情報であるユーザ環境変更情報を各ネットワー
    ク毎に保存しておくユーザ環境変更情報データ部と、移
    行先となる第2のネットワークを指定する移行先ネット
    ワーク指定部と、前記移行先ネットワーク指定部によっ
    て指定したネットワークに対応した前記ネットワーク環
    境情報データ部に保存されているネットワーク環境情報
    を計算機上に設定するネットワーク環境情報設定部と、
    前記移行先ネットワーク指定部によって指定したネット
    ワークに対応した前記ネットワーク資源保存情報データ
    部に保存されているネットワーク資源保存情報で指定さ
    れたネットワーク資源を保存するネットワーク資源保存
    部と、前記移行先ネットワーク指定部によって指定した
    ネットワークに対応した前記ユーザ環境変更情報データ
    部に保存されているユーザ環境変更情報に従い、ユーザ
    環境を変更するユーザ環境変更部と、前記ネットワーク
    環境情報設定部が設定したネットワーク環境情報を記憶
    するネットワーク環境情報記憶部とを備えたことを特徴
    とするネットワーク環境移行装置。
JP4233374A 1992-09-01 1992-09-01 ネットワーク環境移行装置 Pending JPH0683734A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10278446B2 (en) 2013-10-31 2019-05-07 Michio Arai Shield for a helmet

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10278446B2 (en) 2013-10-31 2019-05-07 Michio Arai Shield for a helmet

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