JPH0683538U - 客車用荷物棚 - Google Patents
客車用荷物棚Info
- Publication number
- JPH0683538U JPH0683538U JP2503093U JP2503093U JPH0683538U JP H0683538 U JPH0683538 U JP H0683538U JP 2503093 U JP2503093 U JP 2503093U JP 2503093 U JP2503093 U JP 2503093U JP H0683538 U JPH0683538 U JP H0683538U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brackets
- luggage
- shelf frame
- pair
- luggage rack
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安全な客車用荷物棚を提供する。
【構成】 荷物棚8は、客室2の内側壁5に略水平に配
設される棚枠10と、その棚枠10上に固定される簀の
子状荷物受11とよりなる。棚枠10は、相対向して内
側壁5に突設される一対のブラケット12,13と、両
ブラケット12,13間を連結する一対の連結棒14,
15とより構成される。荷物受11は、両ブラケット1
2,13に取付けられる一対の取付金具17,18と、
一端を一方の取付金具18に固着され、他端を他方の取
付金具17に軸方向移動可能に支持された複数の支え棒
19とより構成される。棚枠10の両連結棒14,15
中間部間に荷物受11の各支え棒19を不動に支持する
支持部材24が架設される。各支え棒19に乗客がぶら
下がった場合には、その支え棒19の撓みが支持部材2
4により防止されるので、その可動端側が取付金具17
から外れることがない。
設される棚枠10と、その棚枠10上に固定される簀の
子状荷物受11とよりなる。棚枠10は、相対向して内
側壁5に突設される一対のブラケット12,13と、両
ブラケット12,13間を連結する一対の連結棒14,
15とより構成される。荷物受11は、両ブラケット1
2,13に取付けられる一対の取付金具17,18と、
一端を一方の取付金具18に固着され、他端を他方の取
付金具17に軸方向移動可能に支持された複数の支え棒
19とより構成される。棚枠10の両連結棒14,15
中間部間に荷物受11の各支え棒19を不動に支持する
支持部材24が架設される。各支え棒19に乗客がぶら
下がった場合には、その支え棒19の撓みが支持部材2
4により防止されるので、その可動端側が取付金具17
から外れることがない。
Description
【0001】
本考案は客車用荷物棚、特に、客室の内側壁に略水平に配設される棚枠と、そ の棚枠上に固定される簀の子状荷物受とよりなり、棚枠は相対向して内側壁に突 設される一対のブラケットと、両ブラケット間を連結する一対の連結棒とより構 成され、荷物受は両ブラケットに取付けられる一対の取付金具と、一端を一方の 取付金具に固着され、他端を他方の取付金具の取付孔に軸方向移動可能に支持さ れた複数の支え棒とより構成される客車用荷物棚の改良に関する。
【0002】
前記荷物受において、各支え棒の他端を取付金具に対して軸方向移動可能に支 持させる理由は、荷物棚の組立てに当り、先ず、内側壁に棚枠を固定し、次いで 荷物受を上方から棚枠に載置し、その後両取付金具を両ブラケットにビス止めす る、といった作業工程を採るため、両ブラケット間の間隔上の誤差を両取付金具 間の間隔を変えることによって吸収することにある。
【0003】 したがって、組立て後の荷物棚において、各支え棒の他端は可動端になるが、 通常、荷物受に荷物を満載しても各支え棒が撓んで、その可動端が取付金具から 外れるようなことはないので、従来の荷物棚には支え棒の撓みを防止する手段は 講じられていない。
【0004】
しかしながら、両ブラケット間の間隔が長い荷物棚において、ラッシュ時のよ うに客室内が非常に混雑しているために乗客が支え棒にぶら下がったり、支え棒 を強く押したり、または強く引張ったりすると、支え棒が撓んでその可動端側が 取付金具から外れ、思いもよらぬ事故を招くおそれがある。
【0005】 本考案は前記に鑑み、荷物受の各支え棒の撓みを防止して前記不具合を解消し 得るようにした前記荷物棚を提供することを目的とする。
【0006】
本考案に係る客車用荷物棚は、前記棚枠の両連結棒中間部間に前記荷物受の各 支え棒を不動に支持する支持部材を架設し、その支持部材は上、下部半体よりな り、両半体はそれらの合せ面に存する複数の凹部に複数の支え棒をそれぞれ係合 させて上方からビス止めされていることを特徴とする。
【0007】
前記のように構成すると、両ブラケット間の間隔が長い荷物棚において、各支 え棒の半部が取付金具と支持部材とにより両持ち支持されるため、各支え棒に乗 客がぶら下がる等過大な荷重が作用した場合にもその支え棒の撓みを防止するこ とができ、これにより各支え棒の可動端側が取付金具から外れる、といったこと がない。
【0008】 また支持部材は上、下部半体より構成されているので、その支持部材を既製の 荷物棚に容易に組付けて、各支え棒の撓み防止機能を持つ安全な荷物棚を簡単に 構成することができる。
【0009】 さらに両半体は上方からビス止めされているので、ビスを外されて支持部材を 持ち去られる、といった悪戯も回避することができる。
【0010】
図1に示すように、客車1の客室2内において、前後2つの出入口3,4間に 存する内側壁5に、出入口3,4側に存する一対の短い荷物棚6,7と、それら の間に存する一対の長い荷物棚8,9とが一連に設けられる。
【0011】 一方の長い荷物棚8において、それは、図2に明示するように、内側壁5に略 水平に配設される略長方形の棚枠10と、その棚枠10上に固定される簀の子状 荷物受11とよりなる。
【0012】 棚枠10は、相対向して内側壁5に突設された一対のブラケット12,13と 、両ブラケット12,13間を連結すべく、両端を両ブラケット12,13にそ れぞれ溶接された一対の連結棒14,15とより構成される。各ブラケット12 ,13および各連結棒14,15は円形断面の鋼製パイプよりなる。
【0013】 荷物受11は、両ブラケット12,13に複数のビス16により取付けられる 一対の取付金具17,18と、一端を一方の取付金具18に固着され、他端を他 方の取付金具17に軸方向移動可能に支持された複数の支え棒19とより構成さ れる。
【0014】 図3に明示するように、各取付金具17,18は、各ブラケット12,13に その上方から嵌込まれるチャンネル形金具本体20と、その金具本体20の両外 側面に設けられて各支え棒19に対応する取付孔21を備えた一対の支持部22 とよりなる。各支え棒19は円形断面の鋼製パイプよりなり、その一端は一方の 取付金具18の取付孔21に嵌合されて溶接され、他端はゴムブッシュ23を介 して他方の取付金具17の取付孔21に嵌合される。これにより各支え棒19の 他端は他方の取付金具17に対し軸方向移動可能に、且つがたつくことなく支持 される。
【0015】 図2〜図4において、棚枠10の両連結棒14,15中間部間に、荷物受11 の各支え棒19を不動に支持するAl合金製支持部材24が架設される。
【0016】 その支持部材24は二つ割に構成されており、上部半体25と下部半体26と よりなる。両半体25,26は、それらの合せ面27に各支え棒19に対応する 複数の半円形凹部28を有し、両半体25,26の各凹部28に各支え棒19を 係合させる、図示例では各凹部28を対向させることによって形成される各通し 孔29に各支え棒19を嵌着させて、上方から螺合された複数のビス30により 一体的に結合される。支持部材24の両端面31は円弧面に形成されて両連結棒 14,15の外周面に係合する。各半体15,16は、押出し加工により得られ た素材から中間材を切出し、それら中間材に所定の機械加工を施して制作された ものである。
【0017】 前記のように構成すると、両ブラケット12,13間の間隔が長い荷物棚8に おいて、各支え棒19の半部が取付金具17または18と支持部材24とにより 両持ち支持されるため、各支え棒19に乗客がぶら下がる等過大な荷重が作用し た場合にもその支え棒19の撓みを防止することができ、これによりゴムブッシ ュ23を有する各支え棒19の可動端側が取付金具17の取付孔21から外れる 、といったことがない。
【0018】 また支持部材24は上、下部半体25,26より構成されているので、その支 持部材24を既製の荷物棚に容易に組付けて、各支え棒19の撓み防止機能を持 つ安全な荷物棚を簡単に構成することができる。
【0019】 さらに両半体25,26は上方からビス止めされているので、ビス30を外さ れて支持部材24を持ち去られる、といった悪戯も回避することができる。
【0020】 他方の長い荷物棚9は前記荷物棚8の一方のブラケット13および取付金具1 8を共用して組立てられる。
【0021】 各短い荷物棚6,7はそれに隣接する長い荷物棚8,9の他方のブラケット1 2および取付金具17を共用して組立てられる。この場合、図5に示すように他 方のブラケット12および短い荷物棚6,7のもう1つのブラケット32はL字 形をなし、それらの上端部は客室2の天井33に取付けられる。両L字形ブラケ ット12,32の折曲げ部間には連結棒34が架設され、それに複数の吊革35 が吊設される。出入口側の取付金具36としては、取付金具17を半割りにした 構造のものが用いられている。図2,図5において、37は吊革35と同様の作 用をなす掴み棒で両ブラケット12,32間に架設される。これら短い荷物棚6 ,7においては両ブラケット12,32間の間隔が短いので、支持部材24は原 則的に不要である。
【0022】
本考案によれば、棚枠の両連結棒間に支持部材を架設する、といった極めて簡 単な構成により、荷物受の各支え棒に過大な荷重が作用した場合にもその支え棒 の撓みを防止して取付金具からの外れを回避し得る安全な客車用荷物棚を提供す ることができる。
【0023】 また既存の荷物棚に二つ割の支持部材を容易に組付けて安全な荷物棚を簡単に 構成することができる。
【0024】 さらに、支持部材の一体的結合は上方からのビス止めによりなされているので 、支持部材が持ち去られる、といった悪戯を防止する上で有効である。
【図1】客車の要部概略平面図である。
【図2】図1の2矢示部の拡大図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図2の4−4線断面図である。
【図5】図2の5−5線断面図である。
1 客車 2 客室 5 内側壁 8 荷物棚 10 棚枠 11 荷物受 12,13 ブラケット 14,15 連結棒 19 支え棒 21 取付孔 24 支持部材 25 上部半体 26 下部半体 27 合せ面 28 凹部 29 通し孔 30 ビス
Claims (1)
- 【請求項1】 客室(2)の内側壁(5)に略水平に配
設される棚枠(10)と、その棚枠(10)上に固定さ
れる簀の子状荷物受(11)とよりなり、前記棚枠(1
0)は相対向して前記内側壁(5)に突設される一対の
ブラケット(12,13)と、両ブラケット(12,1
3)間を連結する一対の連結棒(14,15)とより構
成され、前記荷物受(11)は両ブラケット(12,1
3)に取付けられる一対の取付金具(17,18)と、
一端を前記一方の取付金具(18)に固着され、他端を
前記他方の取付金具(18)の取付孔(21)に軸方向
移動可能に支持された複数の支え棒(19)とより構成
される客車用荷物棚において、前記棚枠(10)の両連
結棒(14,15)中間部間に前記荷物受(11)の各
支え棒(19)を不動に支持する支持部材(24)を架
設し、その支持部材(24)は上、下部半体(25,2
6)よりなり、両半体(25,26)はそれらの合せ面
(27)に存する複数の凹部(28)に複数の支え棒
(19)をそれぞれ係合させて上方からビス(30)止
めされていることを特徴とする客車用荷物棚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2503093U JPH0683538U (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 客車用荷物棚 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2503093U JPH0683538U (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 客車用荷物棚 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0683538U true JPH0683538U (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=12154521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2503093U Pending JPH0683538U (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 客車用荷物棚 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0683538U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006256520A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Hitachi Ltd | 鉄道車両の荷物棚ユニット |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP2503093U patent/JPH0683538U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006256520A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Hitachi Ltd | 鉄道車両の荷物棚ユニット |
JP4558550B2 (ja) * | 2005-03-17 | 2010-10-06 | 株式会社日立製作所 | 鉄道車両の荷物棚ユニット |
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