JPH0682833A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH0682833A
JPH0682833A JP25569992A JP25569992A JPH0682833A JP H0682833 A JPH0682833 A JP H0682833A JP 25569992 A JP25569992 A JP 25569992A JP 25569992 A JP25569992 A JP 25569992A JP H0682833 A JPH0682833 A JP H0682833A
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JP
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JP25569992A
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Masumitsu Ino
益充 猪野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクティブマトリクス型液晶表示装置におい
て画素電極と薄膜トランジスタの電気接続をとる為のコ
ンタクト領域の微細化を図る。 【構成】 下側の基板1の内側主面にはマトリクス状に
配列された薄膜トランジスタ6と、この薄膜トランジス
タ6の夫々に接続された画素電極5とが形成されてい
る。上側の基板2の内側主面には対向電極4が形成され
ているとともに、下側の基板1に所定の間隙を介して対
向配置される。この間隙内には液晶層3が封入されてい
る。下側基板1の内側主面内にはトレンチ16が設けら
れており、画素電極5を構成する透明導電層15と薄膜
トランジスタ6を構成する半導体層8とのコンタクト領
域17を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は行列状に配列された画素
電極とこれを駆動する薄膜トランジスタとが集積的に形
成されたアクティブマトリクス型液晶表示装置に関す
る。より詳しくは、画素電極と対応する薄膜トランジス
タとのコンタクト構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図10を参照して、従来のアクティブマ
トリクス型液晶表示装置の一般的な構造を簡潔に説明す
る。この装置は、所定の間隙を介して対向配置された一
対の基板101,102の間に液晶層103を充填封入
したフラットパネル構造を有する。下側の基板101の
内側主面にはマトリクス状に配列された画素電極104
とこれを駆動する薄膜トランジスタ105とが集積的に
形成されている。又、画素電極104に供給される電荷
を保持する為の補助容量106も形成されている。一方
上側の基板102の内側主面には対向電極107が形成
されている。この対向電極107と個々の画素電極10
4との間に印加される電圧に応答して液晶層103の光
透過率が変化し表示駆動が行なわれる。
【0003】薄膜トランジスタ105は半導体層108
の上にゲート絶縁膜109を介してパタニング形成され
たゲート電極110を有しており、所謂絶縁ゲート電界
効果型トランジスタである。第1層間絶縁膜111の上
には金属配線112がパタニング形成されており、第1
コンタクトホール113を介して薄膜トランジスタ10
5のソース領域に電気接続されている。さらに第2層間
絶縁膜114の上には導電層115が成膜されており、
これをパタニングして前述した画素電極104が得られ
る。導電層115は第1層間絶縁膜111及び第2層間
絶縁膜114を貫通して設けられた第2コンタクトホー
ル116を介して薄膜トランジスタ105を構成する半
導体層108のドレイン領域に電気接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】引き続き図10を参照
して発明が解決しようとする課題を簡潔に説明する。ア
クティブマトリクス型液晶表示装置の高精細化を図り画
像品位を高める為には、集積度を上げ画素数を増やす事
が重要である。この為に、個々の画素電極、薄膜トラン
ジスタ、その他のデバイス要素の微細化が必要になって
くる。この為には、スケーリング則に従ってゲート電
極、金属配線、コンタクトホール等を夫々微小化する必
要がある。微細化を進めるに当たって第2コンタクトホ
ール116が1つのネックになっているという課題があ
る。即ち、第2コンタクトホール116の占める表面積
を縮小化すると、半導体層108と導電層115の接合
面積が少なくなり電気抵抗が増大するという問題点があ
る。この為、薄膜トランジスタ105は画素電極104
に対して十分な駆動電流を供給する事ができず、画像信
号の書き込み不足が生ずる。
【0005】一般に、画素電極104を構成する導電層
115はITO(インジウムと錫の複合酸化物)からな
る透明導電膜により構成されている。一方、薄膜トラン
ジスタ105を構成する半導体層108は例えばポリシ
リコン膜から構成されている。ITO膜とポリシリコン
膜の接合界面には酸化シリコン系のバリヤが形成される
傾向があり、オーミックコンタクトが得られにくい。第
2コンタクトホール116を微細化する程、このノンオ
ーミック性が顕著となり、薄膜トランジスタ105の電
流駆動能力が大きく阻害される。一方、第1コンタクト
ホール113では、ポリシリコンからなる半導体層10
8と、例えばシリコン添加アルミニウムからなる金属配
線112が接合している。この場合には、両者の間に共
晶反応が起こり良好なオーミックコンタクトが得られ
る。従って、第1コンタクトホールの方は微細化を進め
るに当たって何ら障害とならない。
【0006】一般に、効率的なデバイス設計の観点か
ら、第2コンタクトホール116は薄膜トランジスタ1
05と補助容量106との間に設けられる。しかしなが
ら、画素の開口率を確保する上で、薄膜トランジスタ1
05と補助容量106との間に余裕のあるスペースをと
る事は不利であり、第2コンタクトホールの表面積ある
いは2次元寸法は制限されざるを得ない。微細化を進め
るとさらに厳しくなり、導電層115と半導体層108
の接合面積を十分確保する事が困難になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した従来の技術の課
題に鑑み、本発明は基板表面積の利用効率を犠牲にする
事なく、透明導電層と半導体層の実効的な接合面積を確
保し接触抵抗の増大を抑制する事を目的とする。かかる
目的を達成する為に以下の手段を講じた。即ち、一主面
上に形成された複数個の薄膜トランジスタと、この薄膜
トランジスタの夫々に接続された画素電極とを備えた一
方の基板と、対向電極を有し前記一方の基板と対向配置
された他方の基板と、両方の基板間に保持された液晶層
とを備えた液晶表示装置において、前記画素電極を構成
する導電層と前記薄膜トランジスタを構成する半導体層
とのコンタクト領域を前記一方の基板に設けられた溝部
あるいはトレンチに形成するという手段を講じた。この
コンタクト領域は、溝部の内表面あるいはトレンチの側
壁に沿って形成された半導体層とこの半導体層上に積層
された導電層で構成された接合部を含んでいる。前記半
導体層は例えばポリシリコンからなり、前記導電層は例
えばITO等から構成されている。又、コンタクト領域
が形成される前記溝部あるいはトレンチは例えば薄膜ト
ランジスタと補助容量の間に介在して設けられている。
この場合、前記半導体層は所定の領域で薄膜トランジス
タを構成するとともに、他の領域で補助容量を構成する
事ができる。
【0008】
【作用】本発明によれば、基板の主面内に形成されたト
レンチの内壁を利用して導電層と半導体層のコンタクト
領域を構成している。従来と異なり、基板の主表面を立
体的あるいは3次元的に利用する事により接合面積を確
保し接触抵抗の増大を抑制している。かかるトレンチ構
造では、基板の表面積あるいは2次元的な寸法を大きく
とる必要がなくなり、微細化を図る上で有利となる。
又、少なくともトレンチに埋め込まれたコンタクト領域
の部分は平坦化が可能であり、液晶層の配向制御を行な
う上で有利となる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の好適な実施例を
詳細に説明する。図1は、本発明にかかるアクティブマ
トリクス型液晶表示装置の基本的な構成を示す模式的な
部分断面図である。図示する様に、本装置は所定の間隙
を介して対向配置された一対の基板1,2の間に液晶層
3を封入充填したフラットパネル構造を有する。上側の
基板2の内側主面にはITO等からなる対向電極4が全
面的に形成されている。なお基板2はガラス等から構成
されている。下側の基板1は、例えば耐熱性に優れた石
英ガラス等から構成されており、その内側主面にはマト
リクス状に配列された画素電極5とこれをスイッチング
駆動する薄膜トランジスタ6とが集積的に形成されてい
る。又、この薄膜トランジスタ6と隣接して、画素電極
5に供給される画像信号電荷を保持する為の補助容量7
も形成されている。
【0010】薄膜トランジスタ6は例えばポリシリコン
からなる半導体層8を用いて構成されている。この半導
体層8は所定の形状にパタニングされており、補助容量
7の一方の電極としても利用される。半導体層8の上に
はゲート絶縁膜9を介してゲート電極10がパタニング
形成されており、所謂絶縁ゲート電界効果型トランジス
タを構成する。このゲート電極10も例えばポリシリコ
ンからなり、パタニング加工する段階で、同時に補助容
量7の他方の電極としても利用される。即ち、補助容量
7は一対のポリシリコンにより挟持された絶縁膜から構
成される事になる。
【0011】これら薄膜トランジスタ6及び補助容量7
の上にはPSG(燐の添加されたガラス)等からなる第
1層間絶縁膜11が被覆されており、その上にシリコン
添加アルミニウム等からなる金属配線12がパタニング
形成されている。この金属配線12は第1層間絶縁膜1
1に設けられた開口13を介して半導体層8のソース領
域に電気接続しており第1コンタクト領域13が設けら
れている。この金属配線12は信号ラインを構成し薄膜
トランジスタ6に画像信号を供給する。なお、前述した
ゲート電極10は走査ラインを構成し薄膜トランジスタ
6を線順次で選択する。
【0012】金属配線12を被覆する様にPSG等から
なる第2層間絶縁膜14が成膜されており、その上には
ITO等からなる透明導電層15が成膜される。この透
明導電層15は所定の形状にパタニングされており、前
述した画素電極5を構成する。下側の基板1の内表面内
には薄膜トランジスタ6と補助容量7の間に予めトレン
チ16が設けられている。このトレンチ16の内壁には
前述した半導体層8が連続的に堆積されている。トレン
チ16に整合して第1層間絶縁膜11及び第2層間絶縁
膜14を貫通する開口が設けられており、これを介して
透明導電層15がトレンチ16内において半導体層8に
積層接合されている。かかる構造により、トレンチ16
内に第2コンタクト領域17が構成され、薄膜トランジ
スタ6のドレイン領域と画素電極5とが互いに電気的に
接続される。
【0013】図2は、本発明の特徴事項であるトレンチ
型第2コンタクト領域17の寸法形状を示す。又、比較
の為図10に示した従来の第2コンタクトホール116
の寸法形状も示す。従来においては、第2コンタクトホ
ール116は平面的あるいは2次元に設けられており例
えば矩形形状を有する。従って、透明導電層と半導体層
の接合面積はA2 で与えられる。一方、本発明にかかる
第2コンタクト領域17は立体的あるいは3次元的に構
成されており、例えばトレンチ16は直方体形状を有す
る。トレンチの開口寸法をBとし深さをDとすると、透
明導電層と半導体層の接合面積はトレンチ16の内壁面
積合計となり、4×(B×D)+B2 で与えられる。
【0014】次に、互いに接合面積を等しく設定した場
合、従来例と本発明では開口寸法に関しどの様な差が現
われるかについて考察を加える。接合面積を等しくする
と、A2 =4×(B×D)+B2 の関係式が得られる。
これをトレンチ深さ寸法Dについて変形すると、D=
(A2 −B2 )/(4×B)となる。図3のグラフは、
この様にして得られた関係式においてDを3μm及び5
μmに設定した場合の開口寸法AとBの関係を表わして
いる。例えば、トレンチ深さDを5μmに設定した場
合、同一の接合面積を得る為に、従来例では開口寸法A
を10μmに設定する一方、本発明では開口寸法Bを4
μmに縮小化できる。面積比率では42 /102 =0.
16となり、16%まで縮小化できる事がわかる。従っ
て、本発明はアクティブマトリクス型液晶表示装置の微
細化を進めるに当たって極めて優れた効果を奏する事が
できる。なお、図3のグラフから明らかな様に、トレン
チ深さ寸法Dを大きくする程、コンタクトエリアの縮小
効果が顕著になる。
【0015】最後に図4ないし図9に示す一連の工程図
を参照して本発明にかかるアクティブマトリクス型液晶
表示装置の製造方法を詳細に説明する。まず、図4の工
程Aにおいて石英基板51を用意する。石英ガラスは耐
熱性に優れており薄膜技術及び半導体製造技術を駆使し
て微細且つ高性能な画素アレイを製造する事ができる。
次に工程Bにおいて石英基板51をエッチング処理し、
その主面内にトレンチ52を形成する。このエッチング
処理は、例えばHFとNH4 Fの混合溶液を用いたウェ
ットエッチにより行なう事ができる。続いて工程Cにお
いて、基板51の主面全体に第1ポリシリコン層53を
例えばLPCVD法により成膜する。この際、トレンチ
52の内壁にも第1ポリシリコン層53が堆積される。
さらに固相成長アニールを行ない第1ポリシリコン層5
3の結晶構造改質を図る。工程Dにおいて第1ポリシリ
コン層53のパタニングを行ない、トレンチ52を境に
して左側に薄膜トランジスタを構成すべき領域を設け、
右側に補助容量を構成すべき領域を設ける。
【0016】次に、図5の工程Eにおいて、第1ポリシ
リコン層53の表面を熱酸化しSiO2 からなるゲート
絶縁膜54を成膜する。続いて工程Fにおいてイオンイ
ンプランテーションによりAs+ を第1ポリシリコン層
53に導入し、予め薄膜トランジスタの閾値特性を調整
しておく。次に工程Gにおいて基板51の左側領域をレ
ジスト55でマスクするとともに、右側の領域にイオン
インプランテーションでAs+ を導入し第1ポリシリコ
ン層53の選択的な低抵抗化を図る。この部分の第1ポ
リシリコン層53は、前述した様に補助容量の一方の電
極となるものである。続いて工程Hにおいて、SiO2
膜の上にLPCVD法でSi3 4 膜を堆積する。さら
に、所望によりSi3 4 膜の表面を熱酸化する。この
様にして、SiO2 /Si3 4 /SiO2 からなる三
層構造のゲート絶縁膜56が得られる。この三層構造ゲ
ート絶縁膜56は緻密な組成を有しており耐圧性に優れ
ている。なお、図示を容易にする為三層構造ゲート絶縁
膜56は模式化して表わされている。
【0017】図6の工程Iにおいて基板51の主面全体
にLPCVD法により第2ポリシリコン層57を堆積す
る。なお図示しないが、さらにPSG膜を一時的に堆積
し燐の拡散を行なって第2ポリシリコン層57の低抵抗
化を図っても良い。次に工程Jにおいて、プラズマエッ
チング等により第2ポリシリコン層をパタニングしゲー
ト電極58及び他の電極59を形成する。この他の電極
59と第1ポリシリコン層53との間に挟まれた絶縁膜
56により補助容量60が構成される。工程Kにおい
て、ゲート電極58をマスクとしセルフアライメントに
よりイオンインプランテーションでAs+ を第1ポリシ
リコン層53に注入し、所謂LDD領域を形成する。続
いて工程Lにおいて、ゲート電極58の周囲をレジスト
61でマスクし、イオンインプランテーションによりA
+ を高濃度で注入する。この処理により、第1ポリシ
リコン層53にソース領域S及びドレイン領域Dが形成
され、Nチャネル型の絶縁ゲート電界効果薄膜トランジ
スタ62が構成される。
【0018】図7の工程MにおいてNチャネル薄膜トラ
ンジスタ62及び補助容量60をレジスト63で被覆
し、他の領域にイオンインプランテーションでB+ を注
入しPチャネル型薄膜トランジスタ(図示せず)を形成
する。工程Nにおいて、基板51の表面全体にLPCV
D法でPSGからなる第1層間絶縁膜64を堆積する。
工程Oにおいてウェットエッチングにより第1層間絶縁
膜64に開口65を設けソース領域Sの表面を露出させ
る。工程Pにおいて第1層間絶縁膜64に重ねてスパッ
タ法によりシリコン添加アルミニウム膜66を堆積す
る。この際、アルミニウム膜66は開口65に埋め込ま
れソース領域Sと接合して第1コンタクト領域67を形
成する。
【0019】図8の工程Qにおいて、アルミニウム膜を
ウェットエッチによりパタニングし金属配線68を得
る。工程Rにおいて第1層間絶縁膜64に重ねてCVD
法によりPSGからなる第2層間絶縁膜69を堆積す
る。さらに工程Sにおいて第2層間絶縁膜69の上にP
CVD法によりp−SiN膜70を堆積する。この堆積
膜70は水素拡散源となりアニールを施こす事により第
1ポリシリコン層53に水素が導入され薄膜トランジス
タ62のリーク電流特性等が改善できる。工程Tにおい
て、使用済みとなったp−SiN膜をスパッタにより全
面的に除去する。
【0020】図9の工程Uにおいて、第2層間絶縁膜6
9、第1層間絶縁膜64、ゲート絶縁膜56の積層構造
を選択的にエッチングし、トレンチ52の内壁に堆積さ
れた第1ポリシリコン層53に連通する開口71を設け
る。このエッチング処理は、例えばCF4 /O2 =95
/5の混合ガスを用いマスクを介したスパッタリングに
より行なう事ができる。あるいは、HF/NH4 Fの混
合溶液を用いてウェットエッチングを行なっても良い。
この様にして、トレンチ52内の第1ポリシリコン層5
3は開口71を介して完全に露出する。続いて工程Vに
おいて、第2層間絶縁膜69の上にITO膜72をスパ
ッタリング等により全面的に堆積する。膜厚は例えば1
40nmに設定し、成膜温度は400℃に設定する。この
様にして、トレンチ52内においてITO膜72は第1
ポリシリコン層53に積層され、大きな接合面積を有す
る第2コンタクト領域73が形成される。最後に工程W
において、ITO膜がパタニングされ所定の形状を有す
る透明画素電極74が形成される。図から明らかな様
に、この透明画素電極74は第2コンタクト領域73を
介して薄膜トランジスタ62のドレイン領域Dに電気接
続されている。なお、図示しないがこの後基板51に対
して所定の間隙を介し対向基板を接着し液晶層を封入充
填してアクティブマトリクス型液晶表示装置が完成す
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、基
板主表面内に設けられたトレンチを利用して画素電極と
薄膜トランジスタの電気接続を図っている。トレンチの
内壁をコンタクト領域として利用できるので、従来に比
し大きな接合面積が得られ接触抵抗の増大を抑制できる
ので、薄膜トランジスタの電流駆動能力が改善でき液晶
画素に対する書き込み特性が向上するという効果があ
る。又、コンタクト領域の表面積を相対的に縮小する事
ができるので薄膜トランジスタアレイの微細化並びに高
密度化が可能になるという効果がある。加えて、コンタ
クト領域はトレンチ内に埋め込まれた形になるので平坦
化が可能となり液晶層の配向異常を軽減する事ができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるアクティブマトリクス型液晶表
示装置の基本的な構造を示す部分断面図である。
【図2】本発明にかかるトレンチ構造コンタクト領域の
寸法形状を示す模式図である。
【図3】本発明にかかるコンタクト領域と従来のコンタ
クト領域の寸法を比較する為のグラフである。
【図4】本発明にかかるアクティブマトリクス型液晶表
示装置の製造方法を示す工程図である。
【図5】同じく製造方法を示す工程図である。
【図6】同じく製造方法を示す工程図である。
【図7】同じく製造方法を示す工程図である。
【図8】同じく製造方法を示す工程図である。
【図9】同じく製造方法を示す工程図である。
【図10】従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置
の一例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 下側基板 2 上側基板 3 液晶層 4 対向電極 5 画素電極 6 薄膜トランジスタ 7 補助容量 8 半導体層 9 ゲート絶縁膜 10 ゲート電極 11 第1層間絶縁膜 12 金属配線 13 第1コンタクト領域 14 第2層間絶縁膜 15 透明導電層 16 トレンチ 17 第2コンタクト領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一主面上に形成された複数個の薄膜トラ
    ンジスタと、この薄膜トランジスタの夫々に接続された
    画素電極とを備えた一方の基板と、対向電極を有し前記
    一方の基板と対向配置された他方の基板と、両方の基板
    間に保持された液晶層とを備えた液晶表示装置におい
    て、 前記画素電極を構成する導電層と前記薄膜トランジスタ
    を構成する半導体層とのコンタクト領域が前記一方の基
    板に設けられた溝部に形成されている事を特徴とする液
    晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記コンタクト領域が、溝部の内表面に
    沿って形成された半導体層とこの半導体層上に積層され
    た導電層で構成されている事を特徴とする請求項1記載
    の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 一主面上に形成された複数個の薄膜トラ
    ンジスタと、この薄膜トランジスタの夫々に接続された
    画素電極と、この画素電極の電荷を保持する補助容量と
    を備えた一方の基板と、対向電極を有し前記一方の基板
    と対向配置された他方の基板と、両方の基板間に保持さ
    れた液晶層とを備えた液晶表示装置において、 前記画素電極を構成する導電層と前記薄膜トランジスタ
    を構成する半導体層とのコンタクト領域が前記一方の基
    板上で薄膜トランジスタと補助容量の間に介在して設け
    られた溝部に形成されるとともに、前記半導体層の所定
    領域を前記補助容量の一方の電極とした事を特徴とする
    液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体層がポリシリコンであり前記
    導電層がITOである事を特徴とする請求項1あるいは
    請求項3記載の液晶表示装置。
JP25569992A 1992-08-31 1992-08-31 液晶表示装置 Pending JPH0682833A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016537677A (ja) * 2013-12-27 2016-12-01 深▲セン▼市華星光電技術有限公司 狭額液晶表示装置のファンアウト区域構造

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JP2016537677A (ja) * 2013-12-27 2016-12-01 深▲セン▼市華星光電技術有限公司 狭額液晶表示装置のファンアウト区域構造

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