JPH0682825U - 気密タンク - Google Patents

気密タンク

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JPH0682825U
JPH0682825U JP2253093U JP2253093U JPH0682825U JP H0682825 U JPH0682825 U JP H0682825U JP 2253093 U JP2253093 U JP 2253093U JP 2253093 U JP2253093 U JP 2253093U JP H0682825 U JPH0682825 U JP H0682825U
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tank
airtight
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airtight space
flanges
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清 塩谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 漏れ検査をする際に、仮の蓋を開口部に取り
付ける等の作業をすることなく準備が短時間で行なえる
気密タンクを提供する。 【構成】 ひとつのタンクを構成するために溶接部11
で結合される一対の上タンク2,下タンク1におけるフ
ランジ部1a,2aの間に気密空間14を形成するガス
ケット12を設け、気密空間14へガスを注入するため
にフランジ部1aに貫通孔15を形成し、フランジ部1
aに台座17を結合し、台座17にOリング20を介し
て着脱自在にプラグ18を螺合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は気密タンクに関し、気密性を検査する漏れ検査が適正に行なえるよう にしたものである。
【0002】
【従来の技術】
油入変圧器等のように変圧器本体を気密空間へ収容して絶縁油を充填するよう な構成の電気機器には、気密タンクが用いられる。気密タンクを作るには、いく つかに分割して作ったあと、これらの分割したタンクを夫々のフランジ部どうし を溶接することにより結合している。
【0003】 気密タンクは、図2(a)に示すようにタンク本体としての下タンク1とブッ シングポケットとしての上タンク2とを製造してフランジ部1aとフランジ部2 aとを溶接したり、あるいは図2(b)に示すように下タンク3と上タンク4と を製造してフランジ部3aとフランジ部4aとを溶接したりして作られる。
【0004】 溶接したタンクのフランジ部は図3(a),(b)に示すように構成されてい る。図3(a)に示すフランジ部は、フランジ部1a,2a間にアスベストヤー ン10を介在させた状態でフランジ部1a,2aの外周部どうしの間に溶接部1 1を設けたものである。図3(b)に示すフランジ部は、一方のフランジ部1a に接着したガスケット止め13によって位置決めされるガスケット12と、溶接 時に生じるスパッタがガスケット12を傷つけるのを防止するためのアスベスト ヤーン10とを介在させた状態でフランジ部1a,2aの外周部どうしの間に溶 接部11を設けたものである。
【0005】 そして、溶接した部分の漏れ検査が行なわれる。漏れ検査は、図2(a)に示 すように上タンク2の上面のブッシング6を取り付けるフランジ5に仮の蓋を取 り付けたり、あるいは図2(b)に示すように部品を取り付けるためのフランジ 7に仮の蓋を取り付けたりして全ての開口部を塞いだあとに、図2(a),(b )に示すバルブ8,9を開いて窒素ガスをタンク内に充填し、溶接部の外表面に 石けん水を塗って気泡の発生の有無を見ることでガス漏れと溶接不良とを検査し ている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、漏れ検査をする際に仮の蓋をしなければならず、大容量の変圧器に おいては製品の完成試験後に溶接する予定のフランジの数が多くて一部のフラン ジは現地溶接になることもあって、漏れ検査の準備をするのに多くの時間がかか る。また、図3(b)に示すようにガスケットを用いたものでは、ガスケットが 存在することによりガスケットと溶接部とで挾まれる空間へ窒素ガスが届かない ことから、溶接部での漏れが検出できない。
【0007】 そこで本考案は、斯る課題を解決した気密タンクを提供することを目的とする 。
【0008】
【課題を解決するための手段】
斯る目的を達成するための本考案の構成は、突き合せて結合することによりひ とつのタンクを形成する複数のタンク部における夫々の突合せ部を囲繞するよう にフランジ部を設け、フランジ部の外周の全体に沿ってフランジ部を相互に結合 するための溶接部を設けた気密タンクにおいて、突き合せたフランジ部どうしの 間に気密空間を形成するためにフランジ部どうしの間であってフランジ部の内周 の全体に亘ってシール部材を介在させ、溶接部とシール部材との間に形成される 気密空間とフランジの外部と連通させる貫通孔を設け、当該貫通孔を開放しある いは気密に閉じるためのプラグを設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
溶接部での漏れを検査する場合は、プラグを取り外して貫通孔から気密空間へ 窒素ガス等を注入して気密空間内の圧力を高める。そして、溶接部の外表面に石 けん水等を塗ることによって、溶接部からのガス抜けの有無を検査する。検査終 了後はプラグを装着することにより気密空間での気密性を保持する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例 は図3(b)に示す従来の気密タンクの一部を改良したものなので、従来と同一 部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
【0011】 本考案による気密タンクの構成を、図1に示す。一対のフランジ部1a,2a とガスケット12と溶接部11とで囲まれた部分が気密空間14を形成している 。このため、この気密空間14に窒素ガスを注入して加圧し、この加圧された窒 素ガスが溶接部11から漏れないかどうか検査できるように構成される。
【0012】 気密空間14へ窒素ガスを注入することができるようにするために、気密空間 14とその外部とを連通させるための貫通孔15が上部のフランジ部2aに形成 される。貫通孔15の上には、ねじ孔16を形成した台座17がフランジ部2a 上に溶接結合されている。そして、ねじ孔16に螺合するねじ部を有するプラグ 18が着脱自在に台座17にねじ込まれている。プラグ18には円周溝19が形 成され、プラグ18と台座17との間の気密を保持するためのOリング20が円 周溝19内に収容されている。
【0013】 次に、斯る気密タンクの作用を説明する。溶接部の漏れ検査を行なうにはプラ グ18を回して台座17から抜き取り、このあとに加圧用のチューブの先端に取 り付けた金具をねじ孔16にねじ込むことでチューブの端部を台座17に結合す る。そして、チューブを介して窒素ガスを気密空間14へ送り込み、気密空間1 4内の圧力を上げる。気密空間14の容積が小さいため、窒素ガスの量が少なく て済み、しかも加圧の時間が少なくなる。気密空間14を加圧しているときに溶 接部11の外表面にせっけん液を塗布すると、漏れの生じる部分では気泡が生じ るので容易に溶接不良の部分を発見することができる。
【0014】 漏れ検査が終了したら、チューブの先端の金具を台座17から取り外し、台座 17のねじ孔16にプラグ18をねじ込む。プラグ18と台座17との間にはO リング20が介在するので、気密空間14内の気密が保持される。
【0015】 なお、シール部材としてはガスケットに限らず種々のものを用いることができ る。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明からわかるように、本考案による気密タンクによればフランジ部と シール部材と溶接部とで囲まれた気密空間のみにガスを注入して加圧するもので ありタンク全体を加圧する必要がないので仮の蓋等を取り付ける必要がなく、漏 れ検査の準備に多くの時間がかからず短時間で済む。また気密空間の容積が小さ いため、漏れ検査に使用するガスの量が少なくて済み、加圧時間も少なくなる。 更に、溶接部の内側にガスケットを設ける構造の場合に、従来ではガスケットの 存在により溶接部に直接に圧力が加わらないという問題があったが、本考案では 溶接部に直接に圧力が加わり、溶接部の漏れ検査が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による気密タンクの要部を示す断面図。
【図2】気密タンクの外観図。
【図3】従来の気密タンクの結合部を示す断面図。
【符号の説明】
1…下タンク 2…上タンク 1a,2a…フランジ部 11…溶接部 12…ガスケット 14…気密空間 15…貫通孔 17…台座 18…プラグ 20…Oリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突き合せて結合することによりひとつの
    タンクを形成する複数のタンク部における夫々の突合せ
    部を囲繞するようにフランジ部を設け、フランジ部の外
    周の全体に沿ってフランジ部を相互に結合するための溶
    接部を設けた気密タンクにおいて、 突き合せたフランジ部どうしの間に気密空間を形成する
    ためにフランジ部どうしの間であってフランジ部の内周
    の全体に亘ってシール部材を介在させ、溶接部とシール
    部材との間に形成される気密空間とフランジの外部と連
    通させる貫通孔を設け、当該貫通孔を開放しあるいは気
    密に閉じるためのプラグを設けたことを特徴とする気密
    タンク。
JP1993022530U 1993-04-28 1993-04-28 気密タンク Expired - Lifetime JP2575975Y2 (ja)

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JPH0682825U true JPH0682825U (ja) 1994-11-25
JP2575975Y2 JP2575975Y2 (ja) 1998-07-02

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ID=12085359

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JP1993022530U Expired - Lifetime JP2575975Y2 (ja) 1993-04-28 1993-04-28 気密タンク

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014090112A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Daihen Corp 静止誘導電器収納タンクの開口部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014090112A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Daihen Corp 静止誘導電器収納タンクの開口部構造

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Publication number Publication date
JP2575975Y2 (ja) 1998-07-02

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