JPH0682680A - 視線検出装置 - Google Patents

視線検出装置

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JPH0682680A
JPH0682680A JP23836792A JP23836792A JPH0682680A JP H0682680 A JPH0682680 A JP H0682680A JP 23836792 A JP23836792 A JP 23836792A JP 23836792 A JP23836792 A JP 23836792A JP H0682680 A JPH0682680 A JP H0682680A
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area sensor
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
    • G03B2213/025Sightline detection

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  • Viewfinders (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 視線検出装置で、観察者がどのような距離か
ら観察系を覗いても検出精度が低下しない装置を提供す
ることにある。 【構成】 ファインダー光学系とファインダー観察者の
眼を照明する光源とエリアセンサーと観察者の眼をエリ
アセンサー上に形成する結像レンズを有し、エリアセン
サー上に生じた光源の角膜反射像と瞳孔像の相対関係に
依って観察者の視線を検出する装置で、結像レンズはフ
ァインダー光学系のアイポイントよりもファインダー光
学系に近い位置をエリアセンサー上に最良結像するよう
に定めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一眼レフカメラ、スチ
ールビデオカメラ、ビデオカメラ等に最適な視線検出装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平3−109029号公報に
開示されているように、カメラに内蔵された視線検出装
置が知られている。ところで、カメラのファインダーの
覗き方は様々であって、接眼レンズに眼をかなり近づけ
て覗く人もいれば、かなり遠くから覗く人もいる。特
に、メガネを掛けている場合は接眼レンズからの距離が
遠くなる傾向がある。この時、視線検出用のセンサー上
の画像の劣化を防ぐため、メガネの有無に応じて視線検
出光学系の構成を変える機構を備えたカメラが、特開平
4−138431号公報にて開示されている。
【0003】しかしながら、様々なファインダーの覗き
方にも対応した視線検出装置は未だ実現されていなかっ
た。
【0004】また、ファインダー光学系からビームスプ
リッターを用いて視線検出に用いる光束を分離する際、
このビームスプリッターに起因したゴーストが視線の誤
検出を起こすことがあった。特開平2−5号公報にはこ
の対策として、ビームスプリッターの各透過面を僅かに
傾ける技術が開示されている。しかしながら、一般にガ
ラスでつくられるビームスプリッターの構成面のうち互
いに平行な面あるいは互いに直角な面が少なくなるほど
製作の困難性が増し、この結果製作コストが高くなる問
題があった。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は上記欠点
に鑑み、観察者がどのような距離から観察系を覗いても
視線検出精度が低下しない視線検出装置を実現すること
を目的とし、また、ゴーストの発生しない簡単な視線検
出光学系を実現することを他の目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ファインダー
光学系と、ファインダー観察者の眼を照明する光源と、
エリアセンサーと、ファインダー観察者の眼の像を該エ
リアセンサー上に形成する結像レンズとを有し、該エリ
アセンサーの出力をA/D変換した後、該エリアセンサ
ー上に生じた前記光源の角膜反射像と瞳孔との相対関係
に依ってファインダー観察者の視線を検出する視線検出
装置に於いて、前記結像レンズはファインダー光学系の
アイポイントよりもファインダー光学系に近い位置を前
記エリアセンサー上に最良結像するように構成し、ファ
インダー観察者がどのような距離からファインダーを覗
いても視線検出精度が低下しない視線検出装置を実現し
たものである。
【0007】あるいは、前記ファインダー光学系から該
エリアセンサーに視線検出のための光束を導くビームス
プリッターと、該ビームスプリッターに隣接して配置さ
れ、ファインダー観察者の眼の像を該エリアセンサー上
に形成する結像レンズとを有する視線検出装置に於い
て、前記結像レンズは光軸を異にする偏芯開口に依って
入射光束が制限するように構成し、ゴーストの発生を抑
えている。
【0008】
【実施例】図8は本発明による視線検出装置を組み込ん
だカメラの要部構成を模式的に表わした図であり、該図
に於て、5はカメラ本体、6は該カメラ本体5に着脱自
在に取り付けられた交換レンズであり、これらはカメラ
マウント5a及びレンズマウント351aとで結合され
ている。
【0009】カメラ本体5内に於て、10は可動ハーフ
ミラー、12はペンタプリズム、14は接眼レンズでフ
ァインダー光学系を構成する。また、ファインダーは画
像表示管を見るものであっても良い。306は測光用受
光素子である。307は測光演算回路で、フィルム感度
情報入力回路308、シャッター制御回路309、マイ
クロコンピュータ310(以下MCU)と接続されてい
る。
【0010】マイクロコンピュータ310にはA/Dコ
ンバーターが内蔵され、このA/Dコンバーターは前述
の測光用受光素子や後述する測距センサーからのアナロ
グ信号をディジタル変換する。
【0011】334はフォーカルプレーンシャッター
で、その背後には銀塩フィルムあるいは固体撮像素子が
配される。311はミラー駆動カム、312はミラー駆
動用モーターで、モータードライブ回路313に接続さ
れている。314はフィルム巻上げ巻戻し用モーター
で、ミラー駆動用モーター312同様モータードライブ
回路313に接続されている。55は焦点検出(測距)
センサーで、測距演算回路317に接続されている。
【0012】また43は、CCD等のエリアセンサー
で、視線検出回路330に接続されている。CCDの開
口率は一般的に20〜75%で80〜25%の不感帯を
有する。さらに、25は液晶表示板からなる表示素子で
表示照明用のLEDと共に表示駆動回路331に接続さ
れている。
【0013】318はカメラシステム全体を動かしてい
る電池、319はメイン電源スイッチ、320はDC/
DCコンバーターで、電池318からマイクロコンピュ
ータ310へと接続されている。321は測光測距用ス
イッチ、322はレリーズスイッチである。なお、一般
的には、スイッチ321、322は2段ストロークスイ
ッチであって、図示しないレリーズボタンの第1ストロ
ークでスイッチ321がON、第2ストロークでスイッ
チ322がONとなるように構成されている。また、S
WSは不図示の設定ダイヤル、撮影モード選択部材、測
距視野固定ボタンに接続されているスイッチである。
【0014】323a〜323eはカメラ本体5側の接
点ピン群で、マウント5aの近傍に設置されている。一
方、352a〜352eは交換レンズ本体6側の接点ピ
ン群で、カメラ側の接点ピン群323a〜323eに対
向している。
【0015】交換レンズ6側において、7はズームレン
ズや単焦点レンズのような撮影用光学レンズである。3
53は焦点調整に使われるレンズ駆動用モーターで、レ
ンズ駆動回路354と接続されている。レンズ駆動用モ
ーター353の回転によってラチェット360を介して
カウンタ362へパルス数が入力される。361は絞り
駆動回路で、マイクロコンピュータ355へ接続され、
かつパルスモーター356へ接続され、該モーター35
6によって絞り9が駆動される。357はズーミング時
に用いられるズーム駆動用モーターで、ズーム駆動回路
358に接続されている。359a〜359eはレンズ
焦点距離をマイクロコンピュータ355に伝達するため
のエンコーダ、363はパワーズームスイッチである。
【0016】図1〜図2は、本発明を適用した視線検出
装置の光学構成を詳しく説明するための図である。
【0017】先ず、図2(a)、(b)はカメラであっ
て、特に、一眼レフカメラの例を示す図であり、(a)
はカメラを横からみた断面図、(b)はカメラを上から
みた断面図である。図中、5は一眼レフカメラ本体、6
は一眼レフカメラ本体5からの指令に基づいて撮影レン
ズ7を光軸8方向に移動保持するレンズ鏡筒である。ま
た、9は撮影光束を制限する絞りであって、これによっ
ていわゆるFナンバーが規定される。
【0018】10はハーフミラー、11は光入射面にフ
レネルレンズ11a、光射出面にマット面11bを有
し、前述の表示素子25に隣接して設けられたフォーカ
シングスクリーンである。12はペンタプリズム、13
は視線検出のための赤外光を分離するビームスプリッタ
ー、14は接眼レンズであり、これらはファインダー系
を構成している。
【0019】図2(b)に示した47は偏芯絞り、42
は眼球48bの像をエリアセンサー43上に形成する結
像レンズである。
【0020】また、図2(a)の16は前述の測距セン
サー55及び測距演算回路317を含む公知の多点焦点
検出装置で、ハーフミラー10を透過した物体光が、そ
の背後に配設されたサブミラー15を介して導かれる。
焦点検出装置16の測距エリアの1つは視線検出装置の
出力で選択される。
【0021】17は既述のファインダー構成要素、及
び、焦点検出装置を保持し、ミラーボックスを構成する
前板である。
【0022】次に視線検出装置について説明する。図1
は視線検出装置の構成要素を示す斜視図である。図に於
いて、13及び14は図2に示したビームスプリッター
と接眼レンズであり、ビームスプリッター13のダイク
ロイックミラー13aが視線検出に用いる赤外光を反射
して、視線検出用の光路を形成している。40a、40
bは接眼レンズ14の下方に配設された赤外発光ダイオ
ード(以下IRED)で、ファインダー観察者の眼球に
向けて赤外光を照射する。眼球の角膜で反射した光束は
接眼レンズ14を透過し、ビームスプリッター13の入
射面13bに入射する。ビームスプリッター13の内部
では、ダイクロイックミラー13aで先ず反射し、今度
は入射面13で全反射した後、射出面13cより射出す
る。この射出面13cに対向して、偏芯絞り47と結像
レンズ42が配設されており、エリアセンサー43の受
光部上にファインダー観察者の眼球48bと、IRED
40a,40bの発光部の像(後述のP像)とを形成す
る。
【0023】ところで、一般にCCD等エリアセンサー
の受光部の反射率はかなり高く、入射光の一部は光電変
換されずに乱反射する。また、結像レンズ42の結像倍
率はかなり小さいため、エリアセンサー43の受光部は
ほぼ結像レンズ42の焦点位置にあり、この結果、エリ
アセンサー43での反射光がビームスプリッター13の
射出面13cで再び反射するとエリアセンサー上にスポ
ット状のゴーストが生じることとなる。
【0024】このようなゴーストの発生を未然に防ぐた
め、偏芯絞り47は、図3に示すように、結像レンズ4
2の光軸Lよりも下方に開口47aの中心Mを設定して
いる。
【0025】すなわち、IRED40a,40bが接眼
レンズ14の下方に位置しているため、眼球の角膜で反
射して生じるIREDの像は、エリアセンサー43の受
光部上において光軸Lよりも上方に形成されるが、この
反射光の正反射に近い反射成分が絞り開口47aを通ら
ないように、IRED像とは反対側に絞り開口47aを
配置しているのである。
【0026】このように構成することによって、センサ
ー面反射ゴーストの影響を受けない高精度な視線検出が
可能となっている。
【0027】では、図4と図5を用いて視線検出の原理
を説明する。図4は、エリアセンサー43の受光部43
aとこの上に投影されたファインダー観察者の前眼部の
像48とを示す図である、図の中央部に黒い円として示
される瞳孔49の内部に見える二つの輝点は、IRED
40a,40bの角膜反射像であって、いわゆるプルキ
ンエ第一像(以下P像)と呼ばれるものである。角膜の
曲率が約7.7mmと小さいため、ここでの反射によっ
て生じる虚像の深さ方向の位置はほぼ虹彩の位置と同一
である。従って、エリアセンサー上には眼の像と同程度
のシャープさで、P像も投影される。
【0028】ファインダー観察者の視線位置を知るに
は、この二つのP像の中心と瞳孔49の中心との相対的
位置関係を求め、眼球の回転角を算出すれば良い。
【0029】図5は、図4に示した矢印A位置でのエリ
アセンサー43aの水平ライン出力を示したもので、よ
り詳しくは視線検出回路330内の線形アンプの出力で
ある。中央部の二つのピークがP像、領域Bが瞳孔、領
域C1,C2が虹彩、領域D1,D2が白目に相当す
る。P像の強度は、瞳孔のエッジ部のコントラストに比
して極めて高く、瞳孔の中心を求めるに際して瞳孔エッ
ジを高精度に検出するためには、矢印Eで示した範囲の
みをA/D変換して以降の演算処理に用いることとな
る。
【0030】この結果、P像がデフォーカスしてエリア
センサー上に投影されていたとしても、このボケ像の裾
部分を拡大してみるため、かなり立上がり、立下がりの
はっきりした信号となる。
【0031】なお、視線検出装置の使用者が眼鏡を掛け
ていた場合には、眼鏡で反射したIRED光が接眼レン
ズやビームスプリッターで反射し、もう一度眼鏡で反射
してエリアセンサー上に投影されると言ったゴースト形
成光路が存在する。このように発生するゴーストは、I
REDの虚像が遠くにできるためかなりスポット的で、
しかも眼鏡の赤外反射率が高い場合には瞳孔レベルの数
倍の強度になる。一般的には、誤ってこのゴーストをP
像として検出することが考え得るが、本実施例の特徴と
する後述の光学構成は、このような不具合をも未然に防
ぐことができる。
【0032】また、エリアセンサーとして例えばCCD
を用いたときには前述のように各画素ごとに不感帯が存
在するが、この構成は、眼が接眼レンズから離れたとき
にIREDの像がこの不感帯に埋もれて出力されないと
言った不具合の発生をも防ぐ利点もある。
【0033】次に、図9から図11を用いて、P像の検
出方法及び視線検出方法について詳述する。
【0034】図9は視線検出の主たるフローチャートで
ある。MCU310が視線検出動作を開始すると、ステ
ップ(#000)を経て、ステップ(#001)のデー
タの初期化を実行する。
【0035】変数EYEMINは眼球反射像の光電変換
信号中の最低の輝度値を記憶する変数であり、マイクロ
コンピュータ(MCU310)に内蔵されているA/D
変換器の分解能を8bitと想定し、像信号の読み込み
に伴って、逐次的に最低値を比較・更新してゆく。初期
値は8bitで最大の値を表す255を格納しておく。
【0036】変数EDGCNTは、虹彩と瞳孔の境界を
エッジとして抽出した個数をカウントする変数である。
【0037】変数IP1,IP2,JP1,JP2は発
光ダイオード40a,40bの角膜反射のP像の位置を
表す変数であり、横方向(X軸)の範囲IP1〜IP
2,縦方向(Y軸)の範囲JP1〜JP2で囲まれる眼
球反射像の領域内に、2個のP像が存在する。
【0038】いまエリアセンサー43aの画素数は横方
向に150画素、縦方向に100画素のサイズを想定し
ており、IP1,IP2,JP1,JP2は全体のちょ
うど真中の位置(75、50)を初期値として格納して
おく。
【0039】データの初期化の次はステップ(#00
2)へ移行する。
【0040】ステップ(#002)ではP像用の発光ダ
イオード40a,40bを点灯する。次のステップ(#
003)にて、エリアセンサー43aの蓄積動作を開始
させる。センサーの制御は本発明と直接の関わりはない
ので詳細な説明は省略するが、本発明の実施例では不図
示のセンサー・インターフェース回路によって駆動制御
されるものとする。
【0041】ステップ(#004)において、エリアセ
ンサーの蓄積終了を待つ。
【0042】所定の電荷蓄積が終了すると、次のステッ
プ(#005)で発光ダイオードを消灯する。
【0043】さて、次のステップ(#006)以降か
ら、エリアセンサーの光電変換信号の読み込みを開始す
る。
【0044】ステップ(#006)はループ変数Jを0
から99までカウントアップしながら、枠内の処理を実
行する、いわゆる「ループ処理」を表している。
【0045】ステップ(#006)内のループ処理で
は、先ずステップ(#007)にてエリアセンサーの横
方向(X軸)の1ラインの光電変換信号の読み込みを行
う。1ラインの読み込みはサブルーチン形式となってお
り、図10にサブルーチン「1ライン読み込み」のフロ
ーチャートを示す。
【0046】サブルーチン「1ライン読み込み」がコー
ルされると、図10のステップ(#100)を経て、次
のステップ(#101)を実行する。ステップ(#10
1)と、その枠内のステップ(#102)は前述したス
テップ(#006)と同様のループ処理を表しており、
ステップ(#101)では変数Kを0から3へカウント
アップさせながら、そしてステップ(#102)では変
数Iを0から149までカウントアップさせながら、そ
れぞれの枠内の処理を実行してゆく。従って、ステップ
(#101)とステップ(#102)は変数Kと変数I
の、いわゆる「入れ子」となったループ処理を表してい
る。ステップ(#102)のループ処理内のステップ
(#103)では、配列変数IM(i,k)の再格納作
業を行っている。
【0047】本実施例では、マイクロコンピュータMC
U310が信号処理を行っているわけであるが、一般に
マイクロコンピュータの内蔵RAM(ランダム・アクセ
ス・メモリ)の記憶容量は、エリアセンサーの全画素情
報を一度に記憶できる程大きくはない。そこで、本実施
例では、エリアセンサーから出力される像信号を逐時読
みだしながら、横方向(X軸)5ライン分に相当する最
新の像信号のみをマイクロコンピュータの内蔵RAMに
記憶させ、1ラインの読み込み毎に視線検出のための処
理を実行するようにしている。
【0048】ステップ(#101)からステップ(#1
03)の2重ループ処理で実行している内容は、新たな
1ライン分の像信号を読み込むために、記憶している過
去5ライン分の像信号データを更新する作業である。す
なわち、配列変数IM(i,k)の内、IM(i,0)
[i=0〜149]が最も過去の、またIM(i,4)
[i=0〜149]が最も最近の1ラインの像データを
表しており、次のようにデータを更新して新たな1ライ
ン分の像信号をIM(i,4)[i=0〜149]に格
納できるように準備する。
【0049】IM(i,0)←IM(i,1) IM(i,1)←IM(i,2) IM(i,2)←IM(i,3) IM(i,3)←IM(i,4)[i=0〜149]
【0050】さて、ステップ(#101)〜ステップ
(#103)のデータ更新のためのループ処理が終了す
ると、次のステップ(#104)のループ処理を実行す
る。
【0051】ステップ(#104)のループ処理では、
エリアセンサーの横方向(X軸)の1ライン分(150
画素)の像信号を逐次的にA/D変換しながら、RAM
に格納し、また像信号の最小値を検出している。
【0052】ステップ(#104)のループ内の最初の
ステップ(#105)では、マイクロコンピュータMC
U310の内蔵のA/D変換器から、像信号をA/D変
換したディジタル値ADCを取り出し、その値を一時的
に変換EYEDTに格納する。そして、次のステップ
(#106)にて、EYEDTの値を配列変数IM
(I,4)に格納する。変数Iは外側のループ処理ステ
ップ(#104)にて0から149までカウントアップ
される。
【0053】ステップ(#107)と(#108)は像
信号の最小値を検出処理である。変数EYEMINは像
信号の最小値を保持する変数であり、ステップ(#10
7)において、EYEMINよりEYEDTの方が小さ
ければ、ステップ(#108)へ分岐し、EYEMIN
をこの小さなEYEDTの値で更新する。
【0054】ステップ(#104)〜(#108)のル
ープ処理が終了し、新たな1ライン分の像信号の格納
と、最小値の検出が終わると、次のステップ(#10
9)でサブルーチン「1ラインの読み込み」をリターン
する。
【0055】図9のフローチャートに戻って、ステップ
(#007)のサブルーチン「1ラインの読み込み」が
完了すると、次のステップ(#008)へ移行し、外側
のループ処理ステップ(#006)のループ変数Jが5
以上か否か調べる。
【0056】ループ変数Jはエリアセンサーの縦方向
(Y軸)の画素ラインを表しており、本実施例では、エ
リアセンサーの画素数を(150×100)としている
ので、Jは0から99までカウントアップされる。
【0057】ステップ(#008)にてループ変数Jが
5以上の場合にはステップ(#009)へ分岐する。こ
れは、読み込んだ像信号のライン数が5以上になると、
エリアセンサーの縦方向(Y軸)の処理が出来るように
なるからである。
【0058】分岐した先のステップ(#009)ではサ
ブルーチン「P像の検出」を実行する。
【0059】サブルーチン「P像の検出」は、前述した
角膜反射のP像の位置を検出するための処理であり、エ
リアセンサーの横方向(X軸)の1ラインの読み込み毎
に実行する。そのフローチャートを図11に示す。
【0060】サブルーチン「P像の検出」がコールされ
ると、ステップ(#200)を経てステップ(#20
1)のループ処理を実行する。ループ処理内では、像デ
ータ(配列変数IM(i,k)に記憶)中のP像の位置
を検索し、もし見つかれば、エリアセンサー上でのその
位置を記憶する。本実施例ではP像は2個発生するの
で、記憶する位置情報も2個となる。
【0061】ループ内の最初のステップ(#202)で
は、所定位置の像データがP像としての条件を満足する
か否かを判定する。条件としては、次のようなものであ
る。
【0062】ステップ(#202)の「P像条件」 IM(I,2)>C1 かつIM(I,1)>C2 かつIM(I,3)>C2 かつIM(I−1,2)>C2 かつIM(I+1,2)>C2 但し、C1,C2はしきい値定数で、C1≧C2なる関
係があり、例えば、C1=230,C2=200であ
る。また、変数Iはループ処理のループ変数であり、エ
リアセンサーの横方向(X軸)の位置を表している。
【0063】上記条件は、P像が図5で説明したよう
に、スポット像のようなものであることに注目し、横/
縦方向(X/Y軸)の両方向に定義したものである。こ
の条件が満足されたとき、位置(I,2)にP像が存在
するものと見なす。
【0064】前述したように配列変数IM(i,k)は
エリアセンサーの横方向(X軸)の1ライン読み込み毎
に更新しており、縦方向(Y軸)位置JラインはIM
(i,4)[i=0〜149]に格納されている。従っ
て、変数IMに対するアドレス(1,2)は、エリアセ
ンサー上では、位置(I,J−2)となる。
【0065】ステップ(#202)にて、P像の条件を
満足する像データがあった場合、ステップ(#203)
以降へ分岐し、ない場合には外側のループ変数Iがカウ
ントアップされる。
【0066】ステップ(#203)以降は、2個のP像
の存在範囲(X軸方向の範囲[IP1〜IP2],Y軸
方向の範囲[JP1〜JP2])を決定する処理であ
る。
【0067】先ず、ステップ(#203)では、エリア
センサーの横方向(X軸)の位置を表す変数Iと変数I
P1を比較し、I<IP1ならば、ステップ(#20
4)へ分岐する。すなわち、P像の存在範囲のうち、横
方向の左方にあるP像位置IP1の位置よりも、変数I
の位置の方が左にあれば、IP1を書き換えようとする
ものである。
【0068】ステップ(#204)では、変数IP1に
変数Iの値を格納し、そのときの縦方向の位置(J−
2)を変数JP1に格納する。
【0069】ステップ(#205)、(#206)で
は、P像存在範囲のうち、横方向の右方にあるP像位置
IP2と、その縦方向位置を表すJP2の更新の判定を
行う。
【0070】以上のようにして、ステップ(#201)
のループ処理で、横方向(X軸)の位置Iが0から14
9までの1ラインの処理が終了すると、次のステップ
(#207)へ移行する。
【0071】以上の処理が終了すると、次のステップ
(#208)でサブルーチン「P像の検出」をリターン
する。
【0072】再び図9のフローチャートに戻る。
【0073】ステップ(#009)のサブルーチン「P
像の検出」が完了すると、次のステップ(#010)で
サブルーチン「瞳孔エッジの検出」を実行する。
【0074】「瞳孔エッジの検出」は眼球反射像中の瞳
孔エッジ(虹彩と瞳孔の境界)の位置の検出を行うサブ
ルーチンである。
【0075】ステップ(#010)のサブルーチン「瞳
孔エッジの検出」が完了すると、外側のループ処理ステ
ップ(#006)のループ変数J(エリアセンサーの縦
方向、Y軸の座標を表す)がカウントアップされ、Jが
99となるまで、再びステップ(#007)以降の処理
が実行される。
【0076】ループ変数Jが99となり、エリアセンサ
ーの全画素の読み込みと処理が終了すると、ステップ
(#006)からステップ(#011)へ移行する。
【0077】ステップ(#011)〜(#013)で
は、ステップ(#006)のループ処理内で検出された
P像位置及び瞳孔エッジ情報から、瞳孔の中心座標の検
出と視線の検出を行う。
【0078】先ず、ステップ(#011)ではサブルー
チン「瞳孔推定範囲の設定」をコールする。
【0079】ステップ(#010)のサブルーチン「瞳
孔エッジの検出」で検出された複数の瞳孔エッジ点に
は、実際に瞳孔円(虹彩と瞳孔の境界が形成する円)を
表しているエッジ点以外にも、種々のノイズによって発
生した偽のエッジ点も含まれている。
【0080】「瞳孔推定範囲の設定」は、上記偽のエッ
ジ点を排除するために、P像位置情報に基づいて、確か
らしいエッジ点の座標範囲を限定するためのサブルーチ
ンである。
【0081】次にステップ(#012)のサブルーチン
「瞳孔中心の検出」をコールする。
【0082】「瞳孔中心の検出」は、確からしい瞳孔エ
ッジ点の座標から、瞳孔円の形状(中心座標と大きさ)
を推定するサブルーチンである。
【0083】瞳孔円の形状の推定には、「最小2乗法」
を用いる。
【0084】ステップ(#012)での「瞳孔中心の検
出」が完了すると、ステップ(#013)へ移行し、サ
ブルーチン「視線の検出」をコールする。「視線の検
出」は、これまでの処理で検出したP像位置及び瞳孔円
の中心位置から、視線(注視点)を検出するサブルーチ
ンである。
【0085】基本的には、眼球光軸の回転角θを計算す
れば良い。本発明の実施例では、瞳孔中心を横方向(X
軸)、縦方向(Y軸)の2次元で検出しているので、横
方向のみではなく、縦方向の視線の方向も検出すること
ができる。
【0086】視線の検出が完了すると、ステップ(#0
14)へ移行し、一連の処理を終了する。
【0087】ところで、図11ステップ(#202)の
説明で示したP像の条件は、A/D変換後のP像の大き
さが縦横それぞれ3画素程度で一定であることを前提と
している。この結果、このような簡潔な条件をもって精
度良くP像位置を検出できるのであって、もしもこの条
件が崩れると検出精度は大きく低下してしまう。
【0088】しかしながら、カメラのファインダーの覗
き方は様々であって、接眼レンズ14に眼をかなり近づ
けて覗く人もいれば、かなり遠くから覗く人もいる。特
に、メガネを掛けている場合は接眼レンズ14からの距
離が遠くなる傾向があって、エリアセンサー上に投影さ
れる眼の像の倍率は一定しない。
【0089】本実施例の特徴とするところは、このよう
な像倍率の変化があってもP像を精度良く検出すること
であり、次に図6及び図7を用いてこのための光学構成
を説明する。
【0090】図6は、図1に示した視線検出光学系を光
路に沿った展開説明図であって、62は結像レンズ42
と接眼レンズ14の合成光学系を表す仮想レンズ、60
はその光軸、61bはIRED40aあるいは40bの
角膜による虚像であって、その光軸上位置はファインダ
ー光学系のアイポイントに一致させてある。仮想レンズ
62による結像倍率は約−0.1倍である。また光軸と
直交する方向は5倍程度に拡大して示している。なお、
簡単のためIREDを光軸上において説明する。
【0091】このような光学系においてIREDの虚像
位置が変化したときの光学挙動について考える。図7
(a)は様々なファインダーの覗き方に対応させてIR
EDの角膜による虚像位置の変化した状態を表した図で
ある。図において、61a〜61eはIRED角膜によ
る虚像であって、61aに示す眼を接眼レンズに近づけ
た状態から61eのように眼を接眼レンズから遠ざけた
状態を順次表している。接眼レンズ14と眼との距離が
変化するとIREDと角膜との距離も変化するため、虚
像61a〜61eの大きさはaからeへの順に小さくな
っていく。
【0092】図7(b)は、図7(a)に示した光学系
の像面付近のみを拡大して示した図で、63a〜63e
はそれぞれ虚像61a〜61eの仮想レンズ62による
像で、IREDによるP像である。64から67はこの
結像におけるマージナル光線である。図が複雑になるの
を避けるため、両端のP像63aとP像63eを形成す
る光線のみを示している。また、それぞれの像及び光線
にふった添え字は対応させてある。
【0093】幾何光学的な考察より明らかなように、虚
像61a〜61eが仮想レンズ62から離れるほどその
像63a〜63eは仮想レンズ62に近づき、その大き
さは小さくなる。
【0094】ところで、先に説明したように、視線検出
に使われるエリアセンサー43aの出力は図5示領域E
の範囲でA/D変換されたものであって、P像の裾部分
を拡大して用いている。そのため、A/D変換後のP像
情報の大きさはP像を形成する光線の広がりの大きさに
等しいと考えて良い。すなわち、エリアセンサー上でP
像がボケていたとしてもA/D変換後はボケ像を形成す
る光束の最も外側部分がP像としてとらえられる。
【0095】したがって、P像63aのA/D変換後の
大きさは光線64a,65a,66a,67aの実線部
分で規定され、また、P像63eのA/D変換後の大き
さは光線64e,65e,66e,67eの実線部分で
規定される。もし、エリアセンサー43aの受光面がP
像63eと同一面にあるとすると、P像63aのデフォ
ーカス像はこの受光面上で光線64a,65aが入射す
る点68,69を外周とした点像として出力されること
になる。
【0096】この結果、ファインダー観察者の眼の位置
によって、出力されるP像の大きさが異なって図11ス
テップ(#202)の説明で示したP像条件に適さず、
精度良くP像位置を検出することは困難である。
【0097】しかしながら、眼を接眼レンズ14に近づ
けたとき程P像が大きくなるため、前ピン状態にあるP
像の光束の広がりはどれもエリアセンサー上でほぼ同一
の広がりとなること、そして、A/D変換の結果、P像
の照度分布に関わらず光束の広がりがP像として出力さ
れることを利用すればP像サイズを一定に保つことも可
能である。
【0098】すなわち、P像サイズの眼球位置への依存
状態はエリアセンサー43aの位置に依って変化し、エ
リアセンサー43aの受光面を仮想レンズ62からさら
に遠ざけて設定すると、P像サイズの眼球位置依存を小
さくできる。例えば図7(b)に於いて、設計的に決定
されたアイポイントに眼を置いたときに得られるP像6
3bの図中や右寄りにエリアセンサー43aの受光部を
置けば、前ピン状態となるP像63b,63c,63
d,63eの受光部上の光束の広がりと、後ピン状態と
なるP像63aの光束の広がりとはほぼ同一の大きさに
なる。このような場合、簡単な条件で常にP像を精度良
く検出することが可能である。
【0099】以上の性質からP像を前ピン状態でとらえ
れば、その大きさが変化しないわけであるが、前述のよ
うに虚像61a〜61eの深さ方向の位置はほぼ虹彩と
同一であって、余り大きな前ピン状態になると今度は眼
の像のシャープさが低下し瞳孔の検出に支障が生じる。
このことから、エリアセンサーの位置は、アイポイント
から接眼レンズ14までの間の何れかの位置にピントを
合わせるように設定するのが適当であると言える。
【0100】なお、ここではエリアセンサーを配置する
位置に注目して視線検出光学系について説明したが、結
像レンズ42の位置を同様な結像状態となるように調節
しても光学的に等価である。
【0101】また、視線検出装置の使用者が眼鏡を掛け
ていた場合には、眼鏡で反射したIRED光が接眼レン
ズやビームスプリッターで反射し、もう一度眼鏡で反射
してエリアセンサー上に投影されると言ったゴースト形
成光路が存在するが、このように接眼レンズの近くにピ
ントを合わせることで、ゴーストがかなりデフォーカス
するため、これを誤って、P像として検出することがな
くなる利点が生じる。
【0102】さらには、エリアセンサーとして例えばC
CDを用いたときには各画素ごとに不感帯が存在する
が、上記のような構成によれば眼をどの位置に置いても
P像が小さくなりすぎないため、眼が接眼レンズから離
れたときにIREDの像がこの不感帯に埋もれて出力さ
れないと言った不具合がなくなることは上述した通りで
ある。
【0103】(他の実施例)図12及び図13は本発明
の第2の実施例である。図12は図8に示した視線検出
回路内のアンプの特性を非線形にした場合の特性図であ
る。図のように入力が大きくなったときに、出力があま
り伸びないようにしていることが特徴である。図13は
この非線形アンプを通した後のエリアセンサー43の信
号で、図5と同様に、P像が投影されている水平ライン
について抜き出したものである。
【0104】瞳孔B、虹彩C1,C2、白目D1,D2
に相当する出力レベルは図12の特性80によって引き
伸ばされ、これより高いレベルは、特性81によって圧
縮されている。したがって、図13に示す二つのP像
は、下部が特性80上部が特性81によって変換された
ものである。
【0105】この結果、P像の大きさは第1実施例と同
じく、P像を形成する光束の広がりの範囲と考えて良
く、図7(b)を用いて説明した如く視線検出光学系の
エリアセンサーの位置は、アイポイントから接眼レンズ
14までの何れかの位置にピントを合わせるように設定
することで、ファインダー観察者の眼球距離に関わらず
一定の大きさのP像が得られる。
【0106】
【発明の効果】以上述べた本発明は観察系の観察者の明
視の距離に個人差があっても視線検出精度が均一化され
る効果がある。
【0107】また、エリアセンサーとして例えばCCD
を用いたときには各画素ごとに不感帯が存在するが、上
記のような構成によれば眼をどの位置に置いてもP像が
小さくなりすぎないため、IREDの像がこの不感帯に
埋もれて出力されないといった不具合がなくなった。
【0108】さらに、眼鏡等で発生したIREDのゴー
ストをよりぼかすため、誤ってゴーストをP像として検
出することがなくなった。
【0109】あるいは、エリアセンサーでの反射光がビ
ームスプリッターの射出面で再び反射して生じるスポッ
ト状のゴーストの発生を抑えることができた。
【0110】またこの結果、ビームスプリッターの面を
僅かに傾けると言ったことが必要なくなり、視線検出光
学系が極めて簡単な構成になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であって、視線検出光学系の斜
視図。
【図2】(a)は一眼レフカメラの縦断面図で、(b)
は一眼レフカメラの上面透視図。
【図3】図2図示視線検出光学系の絞りの平面図。
【図4】エリアセンサーと、その上に投影された眼の像
を表す説明図。
【図5】第1プルキンエ像が投影された水平ラインの出
力を表す説明図。
【図6】図1に示した視線検出光学系の展開説明図。
【図7】(a)は図1に示した視線検出光学系の展開説
明図で、IREDの虚像位置が変化したときの挙動を説
明するための図で、(b)は視線検出光学系の像面付近
を拡大した図。
【図8】視線検出装置を含むカメラシステムのブロック
図。
【図9】視線検出動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図10】CCDエリアセンサーからの像データの読み
込みを説明するためのフローチャート。
【図11】P像の検出動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図12】視線検出回路内の非線形アンプの特性図。
【図13】図12に示したアンプを通した後の、第1プ
ルキンエ像が投影された水平ラインの出力を表す説明
図。
【符号の説明】
13 ビームスプリッター 14 接眼レンズ 40a・40b 照明用光源(赤外発光ダイオード) 42 結像レンズ 43 エリアセンサー 47 偏芯絞り

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察用光学系と、 前記光学系で観察中の観察者の眼を照明する光源と、 センサーと、 観察者の眼の像を該センサー上に形成する結像レンズ部
    とを有し、 該センサー上に生じた眼からの反射像に依って観察者の
    視線を検出する視線検出装置であって、 前記結像レンズ部は観察用光学系のアイポイントよりも
    観察用光学系に近い位置を前記センサー上に最良結像す
    るように構成されていることを特徴とする視線検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記センサーの出力のA/D変換に於い
    て、A/D変換可能なアナログ値は前記センサーによる
    前記光源の角膜反射像出力よりも低く設定されているこ
    とを特徴とする請求項1の視線検出装置。
  3. 【請求項3】 前記眼からの反射像は前記光源の角膜反
    射像と瞳孔像であることを特徴とする請求項1の視線検
    出装置。
  4. 【請求項4】 前記センサーはエリアセンサーであるこ
    とを特徴とする請求項1の視線検出装置。
  5. 【請求項5】 ファインダー光学系と、 ファインダー観察者の眼を照明する光源と、 エリアセンサーと、 ファインダー観察者の眼の像を該エリアセンサー上に形
    成する結像レンズ部とを有し、 該エリアセンサーの出力を非線形アンプに入力した後、 該エリアセンサー上に生じた前記光源の角膜反射像と瞳
    孔との相対関係に依ってファインダー観察者の視線を検
    出する視線検出装置であって、 前記結像レンズ部はファインダー光学系のアイポイント
    よりもファインダー光学系に近い位置を前記エリアセン
    サー上に最良結像するように構成されていることを特徴
    とする視線検出装置。
  6. 【請求項6】 観察用光学系と、 観察者の眼を照明する光源と、 センサーと、 前記観察用光学系から該センサーに視線検出のための光
    束を導くビームスプリッターと、 該ビームスプリッターに隣接して配置され、観察者の眼
    の像を該センサー上に形成する結像レンズ部とを有する
    視線検出装置であって、 前記結像レンズ部は光軸を異にする偏芯開口に依って入
    射光束が制限されていることを特徴とする視線検出装
    置。
  7. 【請求項7】 前記光源は、前記ファインダー光学系の
    光軸外からファインダー観察者の眼を照明するように構
    成されていることを特徴とする請求項6の視線検出装
    置。
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