JPH06148511A - 視線検出装置及びそれを有した光学装置 - Google Patents

視線検出装置及びそれを有した光学装置

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JPH06148511A
JPH06148511A JP4315834A JP31583492A JPH06148511A JP H06148511 A JPH06148511 A JP H06148511A JP 4315834 A JP4315834 A JP 4315834A JP 31583492 A JP31583492 A JP 31583492A JP H06148511 A JPH06148511 A JP H06148511A
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eyeball
line
sight
sensor
light
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Akihiko Nagano
明彦 長野
Akira Yamada
山田  晃
Yoshiaki Irie
良昭 入江
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Canon Inc
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D13/00Processing apparatus or accessories therefor, not covered by groups G11B3/00 - G11B11/00
    • G03D13/02Containers; Holding-devices
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
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  • Focusing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 視線検出光学系の結像倍率やセンサの画素ピ
ッチを適切に設定することにより、観察者の視線を高精
度に検出することができる視線検出装置及びそれを用い
た光学装置を得ること。 【構成】 対象者の眼球を照明手段からの光束で照明
し、該眼球からの反射光に基づく眼球像を集光レンズに
よりエリア型のセンサ面上に結像し、該センサからの出
力信号を用いて演算手段により該眼球の視線を検出する
際、該集光レンズの結像倍率をβ、該センサの画素ピッ
チをPとしたとき P/β<0.41(mm) なる条件を満足するように各要素を設定したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は視線検出装置及びそれを
有した光学装置に関し、特に撮影系による被写体像が形
成されている観察面(ピント面)上のファインダー系を
介して観察者(撮影者)が観察している注視点方向の
軸、いわゆる視線(視軸)を観察者の眼球面上を照明し
たときに得られる眼球の反射像を利用して検出し、各種
の撮影操作を行なうようにした視線検出装置及びそれを
有した光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より観察者が観察面上のどの位置を
観察しているかを検出する、いわゆる視線(視軸)を検
出する装置(例えばアイカメラ)が種々提案されてい
る。
【0003】例えば特開平1−274736号公報にお
いては、光源からの平行光束を観察者の眼球の前眼部へ
投射し、角膜からの反射光による角膜反射像と瞳孔の結
像位置を利用して視軸を求めている。
【0004】図4は従来の視線検出装置を有した一眼レ
フカメラの要部断面図である。
【0005】同図において、1は撮影レンズである。2
は主ミラーで、ファインダー系による被写体像の観察状
態と、被写体像の撮影状態に応じて撮影光路へ斜設さ
れ、あるいは退去される。3はサブミラーで、主ミラー
2を透過した光束をカメラボデイの下方の後述する焦点
検出装置6へ反射する。4はシャッター、5は感光部材
で、銀塩フィルムあるいはCCDやMOS型等の固体撮
像素子、あるいはビディコン等の撮像管より成ってい
る。
【0006】6は焦点検出装置であり、結像面近傍に配
置されたフィールドレンズ6a,反射ミラー6b及び6
c,2次結像レンズ6d,絞り6e,複数のCCDから
成るラインセンサー6f等から構成されている。
【0007】焦点検出装置6は周知の例えば特開昭59
−107311号公報や特開昭59−107313号公
報で提案されている位相差方式を用いており、観察画面
内(ファインダー視野内)の複数の領域を測距点とし
て、該測距点が焦点検出可能となるように構成されてい
る。
【0008】7は撮影レンズ1の予定結像面に配置され
たピント板、8はファインダー光路偏向用のペンタダハ
プリズムである。
【0009】ペンタダハプリズム8の射出面後方にはダ
イクロイックミラー面9aを有した光分割器9と接眼レ
ンズ11が配され、撮影者眼15によるピント板7の観
察に使用される。ダイクロイックミラー面9aは例えば
可視光を透過し、赤外光を反射している。
【0010】10は絞り、12は集光レンズ、14はC
CD等の光電素子列を2次元的に配したイメージセンサ
で集光レンズ12に関して所定の位置にある撮影者眼1
5の瞳孔(虹彩)近傍と共役になるように配置されてい
る。13a,13b(不図示)は各々照明光源であると
ころの赤外発光ダイオードで、接眼レンズ11のまわり
に配置されている。
【0011】20は明るい被写体の中でも視認できる高
輝度のスーパーインポーズ用LEDで、発光された光は
投光用プリズム21を介し、主ミラー2で反射してピン
ト板7の表示部に設けた微小プリズムアレイ7aで垂直
方向に曲げられ、ペンタダハプリズム8,光分割器9,
接眼レンズ11を通って撮影者眼15に達する。
【0012】ピント板7の焦点検出領域に対応する複数
の位置(測距点)にこの微小プリズムアレイ7aを枠状
に形成し、これを各々に対応したスーパーインポーズ用
LED20によって照明する。そうすると、ファインダ
ー視野内で微小プリズムが光り、これにより焦点検出領
域(測距点)を表示している。
【0013】22は撮影レンズ1内に設けた絞り、23
は絞り駆動回路を含む絞り駆動装置、106は焦点調節
回路でレンズ駆動用モーター24、駆動ギヤ26等から
成るレンズ駆動部材を制御している。焦点調節回路10
6はカメラ側からのレンズ駆動量の情報に基づいてレン
ズ駆動用モーター24を所定量駆動させ、撮影レンズ1
を合焦位置に移動させるようになっている。
【0014】図5(A)は、図4のCCD14に投影さ
れた眼球像の該略図、図5(B)はCCD14のライン
A−A上の出力強度図である。
【0015】同図に於いて、17は虹彩、18は瞳孔、
19(19a,19b)は角膜反射像である。観察者眼
15を赤外発光ダイオード13a,13bにて照明する
と、観察者の眼球の角膜表面で反射した一部の赤外光に
より、光強度の強い2個1組の角膜反射像19a,19
bがCCD14上に形成される。
【0016】又、観察者眼15の角膜を透過した赤外光
の一部は虹彩17で反射し、又瞳孔18を通って網膜に
到達した光はほとんど反射しない。そのため虹彩17と
瞳孔18との境界で光強度の差が生じてその境界部分を
検出することにより、瞳孔18の中心位置を算出してい
る。
【0017】観察者がカメラのファインダー視野内のど
こを見ているかは、観察者の眼球の回転角を検出するこ
とによって求まる。
【0018】観察者の眼球の回転角は2個の角膜反射像
19a,19bの中点と瞳孔18の中心との間隔から算
出されるが、この間隔は視線検出光学系の結像倍率によ
って変化するため、観察者の眼球の回転角の検出精度は
視線検出光学系の結像倍率に依存する。
【0019】前記特開平1−274736号公報におい
ては、視線検出光学系の結像倍率は1以下となってい
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】視線検出の際の視線検
出光学系の結像倍率を小さくすると、眼球の回転に対す
るエリア型のセンサ面上に結像した眼球像の移動量が小
さくなり、結果的に角膜反射像の中点と瞳孔の中心との
間隔の変化量が小さくなって視線検出精度が低下する。
【0021】逆に視線検出光学系の結像倍率を大きくす
ると、視線検出精度は上がるが、エリア型のセンサの受
光部の面積が大きくなり、製作が難しくなり、又センサ
単体のコストが高くなるという問題点がある。
【0022】又、センサの画素ピッチを大きくすると、
眼球の回転に対するセンサ面上に結像した眼球像の画素
間移動量が小さくなり、視線検出精度が低下する。
【0023】逆にセンサの画素ピッチを小さくすると視
線検出精度は上がるが、演算処理すべき画素数が増加す
るため視線検出時間が長くなり、実使用上不適であると
いう問題点がある。
【0024】又、一般にカメラのファインダー系は正位
置において水平方向の視野が広く、観察者の視線も水平
方向に動きやすいため、視線検出装置の視線検出精度も
水平方向の検出精度を高くする必要があるが、従来の視
線検出装置は特にこのようなことは考慮されていなかっ
た。
【0025】本発明は眼球の視線検出を行なう際の、視
線検出光学系の結像倍率やエリア型のセンサの画素ピッ
チ等を適切に設定することにより、視線を高精度に検出
することができる視線検出装置の提供を目的とする。
【0026】又、本発明は撮影者がファインダー系を覗
く際の接眼レンズの開口形状及びその面積、エリア型の
センサの画素ピッチや寸法等を適切に設定することによ
り視線を高精度に検出し、各種の撮影操作を行なうよう
にした視線検出装置を有した光学装置の提供を目的とす
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の視線検出装置
は、 (1−1)対象者の眼球を照明手段からの光束で照明
し、該眼球からの反射光に基づく眼球像を集光レンズに
よりエリア型のセンサ面上に結像し、該センサからの出
力信号を用いて演算手段により該眼球の視線を検出する
際、該集光レンズの結像倍率をβ、該センサの画素ピッ
チをPとしたとき P/β<0.41(mm) なる条件を満足するように各要素を設定したことを特徴
としている。
【0028】また本発明の視線検出装置を有した光学装
置は、 (1−2)ファインダー系を覗く観察者の眼球を照明手
段からの光束で照明し、該眼球からの反射光に基づく眼
球像を集光レンズによりエリア型のセンサ面上に結像
し、該センサからの出力信号を用いて演算手段により該
眼球の視線を検出する際、該ファインダー系の接眼レン
ズの射出面の投影面積をS2、該センサの受光部を該接
眼レンズの射出面に投影したときの投影面積をS1とし
たとき0.5≦S1/S2≦1なる条件を満足すること
を特徴としている。
【0029】(1−3)ファインダー系を覗く観察者の
眼球を照明手段からの光束で照明し、該眼球からの反射
光に基づく眼球像を集光レンズによりエリア型のセンサ
面上に結像し、該センサからの出力信号を用いて演算手
段により該眼球の視線を検出する際、該ファインダー系
の開口は第1方向を長辺とし、第2方向を短辺とする略
矩形状より成り、該センサの受光面は該第1方向を短辺
とし、該第2方向を長辺とする略矩形の画素から成るこ
とを特徴としている。
【0030】
【実施例】図1は本発明の視線検出装置の光学系の要部
概略図、図2は図1の一部分の拡大説明図、図3は本発
明の視線検出装置を有した光学装置の要部ブロック図で
ある。
【0031】図3は本発明の視線検出装置を光学装置と
して一眼レフカメラに適用したときを示している。又、
このときの光学系の構成は図4と略同じである。このた
め図1,図3において図4で示した要素と同一要素には
同符番を付している。
【0032】本実施例においてカメラのファインダー系
を覗く観察者が、撮影しようとする被写体を見ながらレ
リーズスイッチ(不図示)の前段を押すと信号入力回路
104はその操作を検知し、演算手段としてのCPU1
00にその入力信号が送信される。レリーズスイッチの
前段操作が行なわれたのを検知したCPU100は視線
検出回路101に視線検出の実行を命令する。
【0033】視線検出回路101は照明手段としての赤
外発光ダイオード(以下iREDと称する)13a,1
3bを点灯し、観察者の眼球15を照明する。又iRE
D13a,13bの点灯時間と同期してCCD14では
画像蓄積が実行される。
【0034】図1において、観察者眼15がiRED1
3a,13bにて照明されると、一部の赤外光は角膜1
6の表面で反射し、それに基づく眼球像(角膜反射像)
19a,19bは順に接眼レンズ11,光分割器9,絞
り10を介し、集光レンズ12によってCCD14の受
光面上に結像する。ここで角膜反射像19a,19bは
角膜16での反射によって生じたiRED13a,13
bの虚像である。
【0035】一方、角膜16を透過した赤外光は虹彩1
7で反射し、その虹彩に関する像は同様に接眼レンズ1
1,光分割器9,絞り10を透過後、集光レンズ12に
よってCCD14の受光面上に結像する。
【0036】又、瞳孔を通過した赤外光は網膜まで到達
するが、網膜での反射は少ないため、瞳孔を通過した赤
外光はCCD14にはほとんど戻ってこない。尚、アは
視線検出光学系の光軸、イは眼球の光軸である。
【0037】一般に視線検出光学系の集光レンズ12
は、観察者眼15が接眼レンズ11から所定の位置(一
般にはファインダー系の瞳位置)にあるときに該観察者
眼15の虹彩17とCCD14の受光面とが略共役とな
るように設定している。
【0038】又、カメラのファインダー系を覗く観察者
眼15は接眼レンズ11に対してX−Y−Z方向に自由
に動くことが可能であるが、ファインダー系の瞳の位置
から大きく外れるとファインダー視野内の像がけられて
しまうため、接眼レンズ11の光軸(Z軸)に対する観
察者眼15のシフトは限定される。
【0039】そのため、観察者眼15の移動範囲は図2
に示すように接眼レンズ11の有効光束領域(実線内;
面積S2)に対して点線で示した範囲内S1に集中し、
その領域は略半分の面積に相当する。
【0040】そこで本実施例では、CCD14の受光部
の接眼レンズ11の射出面への投影面積をS1としたと
き、視線検出光学系において 0.5≦S1/S2≦1 ‥‥‥(1) を満足するように光学系の結像倍率と、CCD14の受
光部の面積を設定している。
【0041】これにより観察者眼15の眼球像がCCD
14の受光部に適切に結像されるようにしている。そし
てCCD14において、所定の眼球像の蓄積が終了する
と、視線検出回路101はCCD14の像信号を増幅し
てCPU100に送信する。
【0042】CPU100において、眼球像の信号はA
/D変換された後、所定のアルゴリズムに従い、眼球像
の特徴抽出が実行される。一連の演算処理において、角
膜反射像19a,19bの位置及び瞳孔の中心Cの位置
が求まると、後述の算出式に基づき観察者眼15の回転
角θが算出される。
【0043】更に、観察者眼15の回転角θより観察者
のファインダー系内の観察位置が算出される。
【0044】CPU100は、算出された観察者の観察
位置に近い焦点検出領域にて撮影レンズ1の焦点検出を
行なうべく、自動焦点検出回路103に焦点検出開始信
号を送出する。自動焦点検出回路103は焦点検出装置
6から得られた所定の焦点検出領域の被写体信号をCP
U100に送出する。
【0045】CPU100は、観察者のファインダー系
内の観察位置に近い焦点検出領域の焦点調節状態を算出
し、撮影レンズ1を合焦させるための焦点調節量及び方
向を焦点調節回路106に送出する。焦点調節回路10
6は撮影レンズ1の駆動用モーター24に駆動信号を送
信し、撮影レンズ1を合焦位置まで駆動させる。
【0046】CPU100にて、撮影レンズ1が合焦し
たことが判定されるとCPU100は表示回路105に
合焦表示信号を送信し、合焦表示を実行させる。合焦表
示は、所定のスーパーインポーズ用LED20を点灯す
ることによって行なわれる。
【0047】観察者が自分が注視した被写体に撮影レン
ズ1が合焦したことを認識し、撮影を行なうためにレリ
ーズスイッチ(不図示)の後段を押しこむこと、信号入
力回路104はレリーズ信号をCPU100に送信す
る。
【0048】CPU100は、測光回路102より測光
情報を引き出し、露出値を決定する。CPU100は絞
り駆動回路107に決定された絞り値を送出すると同時
に、シャッター制御回路108にシャッタースピード情
報を送出する。主ミラー2及びサブミラー3が撮影光路
外に退避されると、シャッター4が開いて、フィルム5
が露光される。
【0049】シャッター4が閉じてフィルム5への露光
が終わると、CPU100はモーター制御回路109に
フィルム巻き上げ信号を送信し、フィルム5の巻き上げ
を行なう。
【0050】視線を演算する演算回路であるところのC
PU100において、角膜反射像19a,19bの位置
と瞳孔の中心Cの位置が求まると、以下のように観察者
眼15の回転角θが算出される。
【0051】1組の角膜反射像19a,19bのCCD
14面上のX方向の位置をX1a,X1b、瞳孔の中心
Cの位置をXCとすると観察者眼15のZ軸に対するX
方向の回転角θXは
【0052】
【数1】 式を満足する。ここでβは視線検出光学系の結像倍率、
OCは角膜16の曲率中心Oと瞳孔の中心Cとの距離、
Pitch XはCCD14のX方向の画素ピッチである。
【0053】今、瞳孔の中心Cと角膜反射像19a,1
9bの中点との間隔をδとして(2)式をδに関して微
分すると、次式が得られる。
【0054】
【数2】 一眼レフカメラの場合、視線検出精度としてファインダ
ー画面を水平方向(X方向)に5つ以上分割した領域が
分離できることが望ましい。一眼レフカメラにおけるフ
ァインダー系の水平視野は多くの場合、約30[deg]程
度である。このため、約0.11[rad]より小さい視線
検出精度が必要である。
【0055】そこで、瞳孔の中心Cと角膜反射像19
a,19bとの間隔δのソフト上の分解能を1[pix
el]とすると、 dθX/dδ<0.11 ‥‥‥(4) を満足する必要がある。
【0056】今、仮に OC=4.1[mm],θX=0[rad] とすると、(3),(4)式より、 Pitch X/β<0.41[mm] ‥‥‥(5) が成り立つ。
【0057】本実施例では、(5)式を満足するように
結像倍率βと画素ピッチPitch Xを設定し、これにより
視線を高精度に検出している。
【0058】又、CCD14のX方向の画素ピッチをPi
tch X=0.02[mm]とすると、視線検出光学系の倍率
βは β=0.049 を満足するように設定すればよい。観察者15が接眼レ
ンズ11から所定の位置にあるときの視線検出光学系の
結像倍率βが決定すると、接眼レンズ11の射出面での
結像倍率βOも決定される。
【0059】CCD14の受光部の面積SOは(1)式
より、
【0060】
【数3】 を満足するように構成すればよい。
【0061】尚、本実施例においてX方向の視線検出精
度を用いて説明を行なったが、Y方向の視線検出精度を
考慮する場合も同様に、計算を行なえばよい。Y方向の
視線検出精度はX方向に比べて検出精度が低くてもよい
ため、例えばCCD14のY方向の画素ピッチの設定を
Pitch Y=0.03[mm]に設定すればよい。それによっ
てY方向の視線検出精度はX方向に対して0.67倍と
なる。
【0062】このように本実施例では、ファインダー系
の開口(ファインダー視野)がX方向(第1方向)を長
辺とし、Y方向(第2方向)を短辺とする略矩形状とし
たときCCD14の画素ピッチがX方向を短辺(ピッチ
P=0.02mm)とし、Y方向を長辺(ピッチP=0.
03mm)とする略矩形状より構成している。
【0063】今、観察者眼15が接眼レンズ11より距
離20[mm]離れているときの視線検出光学系の結像倍率
βをβ=0.09となるように設定すると、接眼レンズ
11の射出面での結像倍率はおよそβO=0.14とな
る。
【0064】接眼レンズ11の射出面積を S2=16*10[mm*mm] とすると、CCD14の受光部の面積SOは(6)式よ
り 1.57≦SO≦3.14[mm*mm] ‥‥‥(7) を満足すればよい。例えばCCD14の受光部の面積を SO=1.6*1[mm*mm] と設定すると、80*33の画素数で眼球像の検出が可
能となる。
【0065】又、図2において、観察者眼15の移動範
囲を接眼レンズ11の有効光束領域S2に対して上下左
右均等な割合で狭めた領域(点線内)S1で示している
が、例えば不図示の接眼枠を観察者眼15がファインダ
ー光軸アに対して上下方向に移動しにくいように設計す
れば、上下方向の観察者眼の移動範囲を制限することが
可能である。
【0066】又、本実施例において一眼レフカメラに配
設した視線検出光学系に関して説明を行なったが、電子
ファインダーを有するビデオカメラ等においても同様
で、ビデオカメラのファインダー系において例えば画面
(水平視野約18[deg])を水平方向に3分割以上した
領域を分離可能な視線検出精度が必要とされる場合、
(4)式で示した関係式を同様に満足するように視線検
出光学系を構成すればよい。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば以上のように眼球の視線
検出を行なう際の、視線検出光学系の結像倍率やエリア
型のセンサの画素ピッチ等を適切に設定することによ
り、視線を高精度に検出することができる視線検出装置
を達成することができる。
【0068】又、撮影者がファインダー系を覗く際の接
眼レンズの開口形状及びその面積、エリア型のセンサの
画素ピッチや寸法等を適切に設定することにより視線を
高精度に検出し、各種の撮影操作を行なうようにした視
線検出装置を有した光学装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の視線検出装置の光学系の要部概略
【図2】 図1の一部分の拡大説明図
【図3】 本発明の視線検出装置を有した光学装置の
要部ブロック図
【図4】 従来の視線検出装置を有した一眼レフカメ
ラの要部概略図
【図5】 図4の一部分の説明図
【符号の説明】
1 撮影レンズ 4 シャッター 5 感光面 6 焦点検出装置 7 ピント板 8 ペンタダハプリズム 9 光分割器 10 絞り 11 接眼レンズ 12 集光レンズ 13a,13b 照明手段 14 CCD(センサ) 15 観察者眼 16 角膜 17 虹彩 19a,19b 角膜反射像
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 13/02 7139−2K 7316−2K G03B 3/00 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象者の眼球を照明手段からの光束で照
    明し、該眼球からの反射光に基づく眼球像を集光レンズ
    によりエリア型のセンサ面上に結像し、該センサからの
    出力信号を用いて演算手段により該眼球の視線を検出す
    る際、該集光レンズの結像倍率をβ、該センサの画素ピ
    ッチをPとしたとき P/β<0.41(mm) なる条件を満足するように各要素を設定したことを特徴
    とする視線検出装置。
  2. 【請求項2】 ファインダー系を覗く観察者の眼球を照
    明手段からの光束で照明し、該眼球からの反射光に基づ
    く眼球像を集光レンズによりエリア型のセンサ面上に結
    像し、該センサからの出力信号を用いて演算手段により
    該眼球の視線を検出する際、該ファインダー系の接眼レ
    ンズの射出面の投影面積をS2、該センサの受光部を該
    接眼レンズの射出面に投影したときの投影面積をS1と
    したとき 0.5≦S1/S2≦1 なる条件を満足することを特徴とする視線検出装置を有
    した光学装置。
  3. 【請求項3】 ファインダー系を覗く観察者の眼球を照
    明手段からの光束で照明し、該眼球からの反射光に基づ
    く眼球像を集光レンズによりエリア型のセンサ面上に結
    像し、該センサからの出力信号を用いて演算手段により
    該眼球の視線を検出する際、該ファインダー系の開口は
    第1方向を長辺とし、第2方向を短辺とする略矩形状よ
    り成り、該センサの受光面は該第1方向を短辺とし、該
    第2方向を長辺とする略矩形の画素から成ることを特徴
    とする視線検出装置を有した光学装置。
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