JPH068264A - スラッシュ成形型の加熱装置 - Google Patents
スラッシュ成形型の加熱装置Info
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- JPH068264A JPH068264A JP4170992A JP17099292A JPH068264A JP H068264 A JPH068264 A JP H068264A JP 4170992 A JP4170992 A JP 4170992A JP 17099292 A JP17099292 A JP 17099292A JP H068264 A JPH068264 A JP H068264A
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- hot air
- resin
- slush
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- air blowing
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹脂原料を下方から加熱する際、フィルター
手段に落下付着した樹脂屑をその都度確実に除去して樹
脂屑の炭化による除去不能事態をなくし、熱風を遮るこ
となく成形型に十分に供給して樹脂原料を均一に加熱す
る。 【構成】 成形面a1 に樹脂原料が付着したスラッシュ
成形型Aを搬送装置59により上方に向かって熱風を吹
き出す熱風吹出装置3の上方に成形面a1 を下に向けて
搬送する。金網を搬送装置59により搬送されるスラッ
シュ成形型Aと熱風吹出装置3との間に位置させ、上記
熱風吹出装置3の上方と側方との間で移動可能に設け、
スラッシュ成形型Aが熱風吹出装置3の上方を通過する
際、スラッシュ成形型Aの成形面a1 から落下する樹脂
屑を受け、金網に落下付着した樹脂屑を熱風吹出装置3
の側方に設けられたブラシロール63で除去する。
手段に落下付着した樹脂屑をその都度確実に除去して樹
脂屑の炭化による除去不能事態をなくし、熱風を遮るこ
となく成形型に十分に供給して樹脂原料を均一に加熱す
る。 【構成】 成形面a1 に樹脂原料が付着したスラッシュ
成形型Aを搬送装置59により上方に向かって熱風を吹
き出す熱風吹出装置3の上方に成形面a1 を下に向けて
搬送する。金網を搬送装置59により搬送されるスラッ
シュ成形型Aと熱風吹出装置3との間に位置させ、上記
熱風吹出装置3の上方と側方との間で移動可能に設け、
スラッシュ成形型Aが熱風吹出装置3の上方を通過する
際、スラッシュ成形型Aの成形面a1 から落下する樹脂
屑を受け、金網に落下付着した樹脂屑を熱風吹出装置3
の側方に設けられたブラシロール63で除去する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スラッシュ成形型の加
熱装置の改良に関し、特に成形型から落下する樹脂屑の
焼付き防止対策に関するものである。
熱装置の改良に関し、特に成形型から落下する樹脂屑の
焼付き防止対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばソリッド層の裏面に発
泡層が積層された表皮材を成形する場合、スラッシュ成
形型の成形面に樹脂原料を供給してソリッド層を成形
し、次いで、このソリッド層上に発泡樹脂原料を供給し
て加熱することにより発泡層を成形することが行われ
る。
泡層が積層された表皮材を成形する場合、スラッシュ成
形型の成形面に樹脂原料を供給してソリッド層を成形
し、次いで、このソリッド層上に発泡樹脂原料を供給し
て加熱することにより発泡層を成形することが行われ
る。
【0003】ところで、上記発泡層を成形する場合、ス
ラッシュ成形型を加熱してその熱を発泡樹脂原料に伝え
るよりは、スラッシュ成形型の成形面を下に向けてその
下方からソリッド層上の発泡樹脂原料を直接加熱した方
が熱効率の点から好ましい。
ラッシュ成形型を加熱してその熱を発泡樹脂原料に伝え
るよりは、スラッシュ成形型の成形面を下に向けてその
下方からソリッド層上の発泡樹脂原料を直接加熱した方
が熱効率の点から好ましい。
【0004】このように発泡樹脂原料を下方から直接加
熱する加熱装置として、例えば特開昭62―22761
0号公報に開示されているように、スラッシュ成形型の
成形面側に中空断熱体を所定間隔をあけて配置し、該中
空断熱体内に導入されてその全域に均等に行渡った熱風
を中空断熱体に形成された通気孔から成形面側に供給す
ることにより、発泡樹脂原料を均一に加熱するようにし
た加熱装置が知られている。
熱する加熱装置として、例えば特開昭62―22761
0号公報に開示されているように、スラッシュ成形型の
成形面側に中空断熱体を所定間隔をあけて配置し、該中
空断熱体内に導入されてその全域に均等に行渡った熱風
を中空断熱体に形成された通気孔から成形面側に供給す
ることにより、発泡樹脂原料を均一に加熱するようにし
た加熱装置が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の公報例
の加熱装置では、発泡樹脂原料の一部が成形面から中空
断熱体に落下して付着し樹脂屑となるため、この樹脂屑
によって通気孔が目詰まりし、発泡樹脂原料を均一に加
熱することができなくなる。
の加熱装置では、発泡樹脂原料の一部が成形面から中空
断熱体に落下して付着し樹脂屑となるため、この樹脂屑
によって通気孔が目詰まりし、発泡樹脂原料を均一に加
熱することができなくなる。
【0006】そこで、成形面との間に金網等からなるフ
ィルター手段を配置して発泡樹脂原料の落下をフィルタ
ー手段で遮り、樹脂屑による通気孔の目詰まりを防止す
ることが考えられるが、フィルター手段を単に設けるだ
けでは、今度は、樹脂屑がフィルター手段に付着するこ
ととなり、このフィルター手段を繰り返し使用すると、
付着した樹脂屑が焼き付いて炭化しフィルター手段から
取れなくなる。また、このように樹脂屑が付着したフィ
ルター手段を使用すると、樹脂屑が熱風の通過を邪魔し
て上記の場合と同様に発泡樹脂原料を均一に加熱するこ
とができなくなる。
ィルター手段を配置して発泡樹脂原料の落下をフィルタ
ー手段で遮り、樹脂屑による通気孔の目詰まりを防止す
ることが考えられるが、フィルター手段を単に設けるだ
けでは、今度は、樹脂屑がフィルター手段に付着するこ
ととなり、このフィルター手段を繰り返し使用すると、
付着した樹脂屑が焼き付いて炭化しフィルター手段から
取れなくなる。また、このように樹脂屑が付着したフィ
ルター手段を使用すると、樹脂屑が熱風の通過を邪魔し
て上記の場合と同様に発泡樹脂原料を均一に加熱するこ
とができなくなる。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上述の如く発泡樹脂原
料等の樹脂原料を下方から加熱する方式を採用し、かつ
フィルター手段と清掃手段とを適正に配置することによ
り、フィルター手段に落下付着した樹脂屑をその都度確
実に除去して樹脂屑の炭化による除去不能事態をなく
し、熱風を遮ることなく成形型に十分に供給して樹脂原
料を均一に加熱せんとすることにある。
あり、その目的とするところは、上述の如く発泡樹脂原
料等の樹脂原料を下方から加熱する方式を採用し、かつ
フィルター手段と清掃手段とを適正に配置することによ
り、フィルター手段に落下付着した樹脂屑をその都度確
実に除去して樹脂屑の炭化による除去不能事態をなく
し、熱風を遮ることなく成形型に十分に供給して樹脂原
料を均一に加熱せんとすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の解決手段は、上方に向かって熱風を吹き出
す熱風吹出手段を設けるとともに、成形面に樹脂原料が
付着したスラッシュ成形型を上記熱風吹出手段の上方に
成形面を下に向けて搬送する搬送手段を設ける。さら
に、上記スラッシュ成形型が熱風吹出手段の上方を通過
する際、該スラッシュ成形型の成形面から落下する樹脂
屑を受けるフィルター手段を上記搬送手段により搬送さ
れるスラッシュ成形型と上記熱風吹出手段との間に位置
させ、上記熱風吹出手段の上方と側方との間を移動可能
に設ける。また、上記フィルター手段に落下付着した樹
脂屑を除去する清掃手段を上記熱風吹出手段の側方に設
ける構成とする。
め、本発明の解決手段は、上方に向かって熱風を吹き出
す熱風吹出手段を設けるとともに、成形面に樹脂原料が
付着したスラッシュ成形型を上記熱風吹出手段の上方に
成形面を下に向けて搬送する搬送手段を設ける。さら
に、上記スラッシュ成形型が熱風吹出手段の上方を通過
する際、該スラッシュ成形型の成形面から落下する樹脂
屑を受けるフィルター手段を上記搬送手段により搬送さ
れるスラッシュ成形型と上記熱風吹出手段との間に位置
させ、上記熱風吹出手段の上方と側方との間を移動可能
に設ける。また、上記フィルター手段に落下付着した樹
脂屑を除去する清掃手段を上記熱風吹出手段の側方に設
ける構成とする。
【0009】
【作用】上記の構成により、本発明では、成形面に樹脂
原料が付着したスラッシュ成形型が成形面を下に向けて
搬送手段によって搬送され、上方に向かって熱風を吹き
出す熱風吹出手段の上方にさしかかると、フィルター手
段が上記スラッシュ成形型と熱風吹出手段との間に位置
し、該スラッシュ成形型の成形面から落下する樹脂屑が
上記フィルター手段に受けられて付着する。そして、こ
のフィルター手段に落下付着した樹脂屑は、上記フィル
ター手段が熱風吹出手段の上方から側方に移動し熱風吹
出手段の側方に設けられた清掃手段によってフィルター
手段から除去される。
原料が付着したスラッシュ成形型が成形面を下に向けて
搬送手段によって搬送され、上方に向かって熱風を吹き
出す熱風吹出手段の上方にさしかかると、フィルター手
段が上記スラッシュ成形型と熱風吹出手段との間に位置
し、該スラッシュ成形型の成形面から落下する樹脂屑が
上記フィルター手段に受けられて付着する。そして、こ
のフィルター手段に落下付着した樹脂屑は、上記フィル
ター手段が熱風吹出手段の上方から側方に移動し熱風吹
出手段の側方に設けられた清掃手段によってフィルター
手段から除去される。
【0010】このことから、スラッシュ成形型が熱風吹
出手段の上方を通過するごとにつまりスラッシュ成形型
の成形面に付着した樹脂原料を加熱するごとに、フィル
ター手段に落下付着した樹脂屑が炭化することなく確実
に除去される。したがって、熱風吹出手段の熱風が樹脂
屑に遮られることなくスラッシュ成形型に十分に供給さ
れ樹脂原料が均一に加熱される。
出手段の上方を通過するごとにつまりスラッシュ成形型
の成形面に付着した樹脂原料を加熱するごとに、フィル
ター手段に落下付着した樹脂屑が炭化することなく確実
に除去される。したがって、熱風吹出手段の熱風が樹脂
屑に遮られることなくスラッシュ成形型に十分に供給さ
れ樹脂原料が均一に加熱される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0012】図1ないし図3は例えば自動車用内装品の
表皮材を成形するスラッシュ成形型Aの本発明の実施例
に係る加熱装置Bを示す。図1ないし図3において、1
は枠体、3は該枠体1の中程に設置された熱風吹出手段
としての熱風吹出装置であって、該熱風吹出装置3は枠
体1側方に設置された熱風発生機5を備えてなり、該熱
風発生機5は枠体1内で上方に開口する2つの熱風口
7,7を有する熱風供給ケース9に循環ファン11を介
して接続されている。また、該熱風供給ケース9の上部
には排気ダクト13が、下部には二股に分岐する循環パ
イプ15がそれぞれ接続され、該循環パイプ15の上方
に延びる第1分岐パイプ部15aの上端は上記排気ダク
ト13に接続されているとともに、水平に延びる第2分
岐パイプ部15bは上記熱風発生機5に接続されてい
る。そして、熱風発生機5で発生した熱風を循環ファン
11によって熱風供給ケース9に供給し、熱風口7,7
から上方に吹き出して上方に向かって加熱を行うように
なされている。また、熱風は循環パイプ15を経て再度
熱風発生機5に循環されて使用されるとともに、一部は
排気ダクト13から外部に排出される。なお、図1中、
17,17は熱風口7,7に設けられた図示しないフィ
ンの角度を変える風向き調節装置、図2および図3中、
19,21は熱風の排気量および循環量を調節する風量
調節装置、23は大気を吸い込む吸気口である。
表皮材を成形するスラッシュ成形型Aの本発明の実施例
に係る加熱装置Bを示す。図1ないし図3において、1
は枠体、3は該枠体1の中程に設置された熱風吹出手段
としての熱風吹出装置であって、該熱風吹出装置3は枠
体1側方に設置された熱風発生機5を備えてなり、該熱
風発生機5は枠体1内で上方に開口する2つの熱風口
7,7を有する熱風供給ケース9に循環ファン11を介
して接続されている。また、該熱風供給ケース9の上部
には排気ダクト13が、下部には二股に分岐する循環パ
イプ15がそれぞれ接続され、該循環パイプ15の上方
に延びる第1分岐パイプ部15aの上端は上記排気ダク
ト13に接続されているとともに、水平に延びる第2分
岐パイプ部15bは上記熱風発生機5に接続されてい
る。そして、熱風発生機5で発生した熱風を循環ファン
11によって熱風供給ケース9に供給し、熱風口7,7
から上方に吹き出して上方に向かって加熱を行うように
なされている。また、熱風は循環パイプ15を経て再度
熱風発生機5に循環されて使用されるとともに、一部は
排気ダクト13から外部に排出される。なお、図1中、
17,17は熱風口7,7に設けられた図示しないフィ
ンの角度を変える風向き調節装置、図2および図3中、
19,21は熱風の排気量および循環量を調節する風量
調節装置、23は大気を吸い込む吸気口である。
【0013】上記枠体1の両サイドの各々には、上側の
2つの大径スプロケット25,27と下側の2つの小径
スプロケット29,31とがそれぞれ軸33に支持され
て配置され、これら大小のスプロケット25,27,2
9,31にはチェーン35が巻き掛けられている。ま
た、一方側(図2上側)の大径スプロケット25の軸3
3にはスプロケット37が取り付けられ、該スプロケッ
ト37は第1モータ39の駆動軸に取り付けられたスプ
ロケット41にチェーン43によって駆動連結され、上
記第1モータ39の起動により両サイドのチェーン3
5,35を同期して駆動するようになされている。
2つの大径スプロケット25,27と下側の2つの小径
スプロケット29,31とがそれぞれ軸33に支持され
て配置され、これら大小のスプロケット25,27,2
9,31にはチェーン35が巻き掛けられている。ま
た、一方側(図2上側)の大径スプロケット25の軸3
3にはスプロケット37が取り付けられ、該スプロケッ
ト37は第1モータ39の駆動軸に取り付けられたスプ
ロケット41にチェーン43によって駆動連結され、上
記第1モータ39の起動により両サイドのチェーン3
5,35を同期して駆動するようになされている。
【0014】また、上記両チェーン35,35には、図
4ないし図6に拡大詳示するように、所定間隔をあけて
配置された複数本の大径ロッド45,45,…と、相隣
る大径ロッド45,45間に配置された複数本の小径ロ
ッド47,47,…とが連結され、各チェーン35のチ
ェーン構成部材36,36,…のうち上記各大径ロッド
45が連結されているチェーン構成部材36は上方に延
設されて取付片49を構成し、該取付片49には横倒L
字形の型支持プレート51がねじ53,53によって取
り付けられている。また、該型支持プレート51の上面
には上方に延びるガイドプレート55がねじ57,57
によって取り付けられ、該ガイドプレート55の上半部
分は外側方に傾斜せしめられてガイド面55aを構成し
ている。
4ないし図6に拡大詳示するように、所定間隔をあけて
配置された複数本の大径ロッド45,45,…と、相隣
る大径ロッド45,45間に配置された複数本の小径ロ
ッド47,47,…とが連結され、各チェーン35のチ
ェーン構成部材36,36,…のうち上記各大径ロッド
45が連結されているチェーン構成部材36は上方に延
設されて取付片49を構成し、該取付片49には横倒L
字形の型支持プレート51がねじ53,53によって取
り付けられている。また、該型支持プレート51の上面
には上方に延びるガイドプレート55がねじ57,57
によって取り付けられ、該ガイドプレート55の上半部
分は外側方に傾斜せしめられてガイド面55aを構成し
ている。
【0015】そして、成形面a1 を下に向けた姿勢のス
ラッシュ成形型Aを上記各ガイドプレート55のガイド
面55aで下方に案内して型支持プレート51で支持
し、上記第1モータ39の起動により両サイドのチェー
ン35,35を同期して駆動し、成形面a1 に樹脂原料
が付着したスラッシュ成形型Aを上記熱風吹出装置3の
熱風口7,7上方に成形面a1 を下に向けて搬送するよ
うになされている。したがって、大径スプロケット2
5,27、小径スプロケット29,31、チェーン3
5、第1モータ39、型支持プレート51およびガイド
プレート55等により、スラッシュ成形型Aを搬送する
搬送手段としての搬送装置59が構成されている。
ラッシュ成形型Aを上記各ガイドプレート55のガイド
面55aで下方に案内して型支持プレート51で支持
し、上記第1モータ39の起動により両サイドのチェー
ン35,35を同期して駆動し、成形面a1 に樹脂原料
が付着したスラッシュ成形型Aを上記熱風吹出装置3の
熱風口7,7上方に成形面a1 を下に向けて搬送するよ
うになされている。したがって、大径スプロケット2
5,27、小径スプロケット29,31、チェーン3
5、第1モータ39、型支持プレート51およびガイド
プレート55等により、スラッシュ成形型Aを搬送する
搬送手段としての搬送装置59が構成されている。
【0016】さらに、上記チェーン35,35の間に
は、フィルター手段としての金網61が各型支持プレー
ト51に支持されて配置され、該金網61は、搬送装置
59の作動により該搬送装置59と同期して移動する、
つまり搬送装置59により搬送されるスラッシュ成形型
Aと上記熱風吹出装置3の熱風口7,7との間に位置
し、熱風口7,7の上方を移動するようになされてい
る。そして、スラッシュ成形型Aが熱風吹出装置3の上
方を通過する際、スラッシュ成形型Aと共に移動して該
スラッシュ成形型Aの成形面a1 から落下する樹脂屑
(図示せず)を受けるようになされている。つまり、熱
風吹出装置3に搬入されるスラッシュ成形型Aの成形面
a1 には樹脂原料が付着しており、スラッシュ成形型A
は成形面a1 を下に向けた姿勢で搬送されるので、成形
面a1 に付着している樹脂原料の一部が加熱している間
に樹脂屑として落下するのである。
は、フィルター手段としての金網61が各型支持プレー
ト51に支持されて配置され、該金網61は、搬送装置
59の作動により該搬送装置59と同期して移動する、
つまり搬送装置59により搬送されるスラッシュ成形型
Aと上記熱風吹出装置3の熱風口7,7との間に位置
し、熱風口7,7の上方を移動するようになされてい
る。そして、スラッシュ成形型Aが熱風吹出装置3の上
方を通過する際、スラッシュ成形型Aと共に移動して該
スラッシュ成形型Aの成形面a1 から落下する樹脂屑
(図示せず)を受けるようになされている。つまり、熱
風吹出装置3に搬入されるスラッシュ成形型Aの成形面
a1 には樹脂原料が付着しており、スラッシュ成形型A
は成形面a1 を下に向けた姿勢で搬送されるので、成形
面a1 に付着している樹脂原料の一部が加熱している間
に樹脂屑として落下するのである。
【0017】また、上記熱風吹出装置3の型搬送方向下
流側の側方には、清掃手段としてのブラシロール63が
上記金網61に接触するように両端に突出する回転軸6
5,65を軸受67,67に支持せしめて回転可能に配
置されている。また、一方側(図3左側)の回転軸65
にはスプロケット69が取り付けられ、該スプロケット
69は第2モータ71の駆動軸に取り付けられたスプロ
ケット73にチェーン75によって駆動連結され、上記
第2モータ71の起動によりブラシロール63を回転さ
せ、上記金網61に落下付着した樹脂屑を除去してその
下方に設置された回収ボックス77に回収するようにな
されている。図3中、79は、熱風供給ケース9から熱
風が逃げないようにかつスラッシュ成形型Aが出入りで
きるように熱風供給ケース9上部の両側に設けられた簾
状のカーテンである。
流側の側方には、清掃手段としてのブラシロール63が
上記金網61に接触するように両端に突出する回転軸6
5,65を軸受67,67に支持せしめて回転可能に配
置されている。また、一方側(図3左側)の回転軸65
にはスプロケット69が取り付けられ、該スプロケット
69は第2モータ71の駆動軸に取り付けられたスプロ
ケット73にチェーン75によって駆動連結され、上記
第2モータ71の起動によりブラシロール63を回転さ
せ、上記金網61に落下付着した樹脂屑を除去してその
下方に設置された回収ボックス77に回収するようにな
されている。図3中、79は、熱風供給ケース9から熱
風が逃げないようにかつスラッシュ成形型Aが出入りで
きるように熱風供給ケース9上部の両側に設けられた簾
状のカーテンである。
【0018】したがって、上記実施例では、前段作業工
程で成形面a1 に樹脂原料が付着されたスラッシュ成形
型Aを成形面a1 を下に向けて加熱装置Bの搬送装置5
9上流端(図1および図2で左端)の型支持プレート5
1,51,…に載せ、第1モータ39の起動によりチェ
ーン35,35を駆動して熱風吹出装置3の熱風供給ケ
ース9内に搬送し、熱風口7,7から上方に向けて吹き
出す熱風によって上記樹脂原料を加熱する。この際、金
網61がスラッシュ成形型Aと共に搬送方向下流側に移
動し、スラッシュ成形型Aの成形面a1 から落下する樹
脂屑が上記金網61に受けられて付着する。その後、上
記スラッシュ成形型Aが熱風供給ケース9から出て搬送
方向下流端に移動すると、該スラッシュ成形型Aは搬送
装置59から降ろされ、次段作業工程で冷却される。一
方、上記樹脂屑が付着した金網61は搬送方向下流端で
下方に向きを変え、ブラシロール63で擦られる。これ
により樹脂屑が掻き取られて金網61から除去され、回
収ボックス7に回収される。そして、樹脂屑が除去され
た金網61は搬送方向上流端に戻り、次のスラッシュ成
形型Aに下方に位置して樹脂屑の落下に備える。
程で成形面a1 に樹脂原料が付着されたスラッシュ成形
型Aを成形面a1 を下に向けて加熱装置Bの搬送装置5
9上流端(図1および図2で左端)の型支持プレート5
1,51,…に載せ、第1モータ39の起動によりチェ
ーン35,35を駆動して熱風吹出装置3の熱風供給ケ
ース9内に搬送し、熱風口7,7から上方に向けて吹き
出す熱風によって上記樹脂原料を加熱する。この際、金
網61がスラッシュ成形型Aと共に搬送方向下流側に移
動し、スラッシュ成形型Aの成形面a1 から落下する樹
脂屑が上記金網61に受けられて付着する。その後、上
記スラッシュ成形型Aが熱風供給ケース9から出て搬送
方向下流端に移動すると、該スラッシュ成形型Aは搬送
装置59から降ろされ、次段作業工程で冷却される。一
方、上記樹脂屑が付着した金網61は搬送方向下流端で
下方に向きを変え、ブラシロール63で擦られる。これ
により樹脂屑が掻き取られて金網61から除去され、回
収ボックス7に回収される。そして、樹脂屑が除去され
た金網61は搬送方向上流端に戻り、次のスラッシュ成
形型Aに下方に位置して樹脂屑の落下に備える。
【0019】このことから、スラッシュ成形型Aの成形
面a1 に付着した樹脂原料を加熱するごとに、金網61
に落下付着した樹脂屑を除去してその炭化を防止し、こ
れにより樹脂屑を確実に除去できる。したがって、熱風
吹出装置3の熱風を樹脂屑に邪魔されずにスラッシュ成
形型Aの成形面a1 に十分に供給できて樹脂原料を均一
に加熱することができる。
面a1 に付着した樹脂原料を加熱するごとに、金網61
に落下付着した樹脂屑を除去してその炭化を防止し、こ
れにより樹脂屑を確実に除去できる。したがって、熱風
吹出装置3の熱風を樹脂屑に邪魔されずにスラッシュ成
形型Aの成形面a1 に十分に供給できて樹脂原料を均一
に加熱することができる。
【0020】なお、上記実施例では、金網61を搬送装
置59のチェーン35,35間に取り付けて搬送装置5
9と同期して移動させるようにしたが、これに限らず、
例えば金網61をチェーン35,35と切り離して熱風
供給ケース9の内外をスラッシュ成形型Aの移動と同期
して往復移動させるようにしてもよい。
置59のチェーン35,35間に取り付けて搬送装置5
9と同期して移動させるようにしたが、これに限らず、
例えば金網61をチェーン35,35と切り離して熱風
供給ケース9の内外をスラッシュ成形型Aの移動と同期
して往復移動させるようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スラッシュ成形型を成形面を下に向けて熱風吹出手段の
上方を通過させる際、フィルター手段をスラッシュ成形
型と熱風吹出手段との間に位置させると共に上記熱風吹
出手段の上方より側方へ移動させて該スラッシュ成形型
の成形面から落下する樹脂屑をフィルター手段で受けた
後、該樹脂屑を清掃手段で除去するので、フィルター手
段に落下付着した樹脂屑を炭化することなく確実に除去
でき、熱風吹出手段の熱風を樹脂屑に邪魔されずにスラ
ッシュ成形型に十分に供給できて樹脂原料を均一に加熱
することができる。
スラッシュ成形型を成形面を下に向けて熱風吹出手段の
上方を通過させる際、フィルター手段をスラッシュ成形
型と熱風吹出手段との間に位置させると共に上記熱風吹
出手段の上方より側方へ移動させて該スラッシュ成形型
の成形面から落下する樹脂屑をフィルター手段で受けた
後、該樹脂屑を清掃手段で除去するので、フィルター手
段に落下付着した樹脂屑を炭化することなく確実に除去
でき、熱風吹出手段の熱風を樹脂屑に邪魔されずにスラ
ッシュ成形型に十分に供給できて樹脂原料を均一に加熱
することができる。
【図1】加熱装置の正面図である。
【図2】加熱装置の平面図である。
【図3】加熱装置の側面図である。
【図4】搬送装置の型支持プレート部分を拡大して示す
平面図である。
平面図である。
【図5】搬送装置の型支持プレート部分を拡大して示す
正面図である。
正面図である。
【図6】図5のVI−VI線における断面図である。
3 熱風吹出装置 59 搬送手段 61 金網(フィルター手段) 63 ブラシロール(清掃手段) A スラッシュ成形型 a1 成形面 B 加熱装置
Claims (1)
- 【請求項1】 上方に向かって熱風を吹き出す熱風吹出
手段と、成形面に樹脂原料が付着したスラッシュ成形型
を上記熱風吹出手段の上方に成形面を下に向けて搬送す
る搬送手段と、該搬送手段により搬送されるスラッシュ
成形型と上記熱風吹出手段との間に位置し、上記熱風吹
出手段の上方と側方との間を移動可能に設けられ、スラ
ッシュ成形型が熱風吹出手段の上方を通過する際、該ス
ラッシュ成形型の成形面から落下する樹脂屑を受けるフ
ィルター手段と、上記熱風吹出手段の側方に設けられ、
上記フィルター手段に落下付着した樹脂屑を除去する清
掃手段とを備えてなることを特徴とするスラッシュ成形
型の加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4170992A JPH068264A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | スラッシュ成形型の加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4170992A JPH068264A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | スラッシュ成形型の加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH068264A true JPH068264A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=15915114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4170992A Pending JPH068264A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | スラッシュ成形型の加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068264A (ja) |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP4170992A patent/JPH068264A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020305 |