JPH0682558U - 異常検出可能なcod測定装置 - Google Patents

異常検出可能なcod測定装置

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JPH0682558U
JPH0682558U JP2972093U JP2972093U JPH0682558U JP H0682558 U JPH0682558 U JP H0682558U JP 2972093 U JP2972093 U JP 2972093U JP 2972093 U JP2972093 U JP 2972093U JP H0682558 U JPH0682558 U JP H0682558U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易かつ確実に異常を検出することのできる
COD測定装置を提供する。 【構成】 ORP電極2と加熱槽6との間の導電率を測
定するための割れ検知棒9を反応槽3の近傍に設けると
ともに、その割れ検知棒9にインピーダンス検出手段10
を接続し、前記ORP電極2に所定の交流電圧信号を印
加したときに、そのインピーダンス検出手段10によって
検出されるインピーダンス値が所定値以下になることに
より前記反応槽3の割れを検知する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は異常状態を検出することができるCOD装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
COD測定装置では、内部に比較電極とORP電極とを設けたガラス製の反応 槽を水道水を満たした加熱槽中に配置して、その反応槽内で試料水と反応試薬と を加熱・反応させて両電極間の電位を測定することによりCOD(Chemical Oxy gen Demand)を測定する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ガラス製の反応槽が割れているときには、その反応槽内のサンプル 試薬に加熱槽内の水道水が混じるため正確な測定値を得ることができないだけで なく、反応試薬の漏洩によって加熱槽が破損するような二次災害の危険もある。
【0004】 また、比較電極の液絡部におけるつまり現象や内部液不足あるいはその電極割 れ等があった場合にも正確な測定値を得られないことはいうまでもない。
【0005】 本考案はこのような実情に鑑みてなされ、容易かつ確実に異常を検出すること のできるCOD測定装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。 すなわち、第1の考案では、加熱槽内に比較電極とORP電極とを有する反応 槽を設け、かつ前記ORP電極と加熱槽との間の導電率を測定するための割れ検 知棒を前記反応槽の近傍に設けるとともに、その割れ検知棒にインピーダンス検 出手段を接続し、前記ORP電極に所定の交流電圧信号を印加したときに、その インピーダンス検出手段によって検出されるインピーダンス値が所定値以下にな ることにより前記反応槽の割れを検知することを特徴としている。
【0007】 第2の考案では、金属製の加熱槽内に比較電極とORP電極とを有する反応槽 を設け、かつ前記加熱槽にインピーダンス検出手段を接続し、前記ORP電極に 所定の交流電圧信号を印加したときに、そのインピーダンス検出手段によって検 出されるインピーダンス値が所定値以下になることにより反応槽の割れを検知す ることを特徴としている。
【0008】 第3の考案では、加熱槽内に比較電極とORP電極とを有する反応槽を設け、 かつ前記比較電極にインピーダンス検出手段を接続し、前記ORP電極に所定の 交流電圧信号を印加したときに、そのインピーダンス検出手段によって検出され るインピーダンス値が所定値以上になることにより、前記反応槽の割れ、または 前記比較電極の液絡づまり、内部液不足、電極割れ等を検知することを特徴とし ている。
【0009】
【作用】
第1の考案では、反応槽(通常ガラス製)に割れがあると、反応槽の内外間で のインピーダンス値が著しく低下する。よって、ORP電極に交流電圧信号を印 加し、その反応槽の近傍に設けた割れ検知棒を介してインピーダンス検出手段で そのインピーダンス値の低下を検出することにより反応槽の割れを検知すること ができる。
【0010】 第2の考案では、加熱槽が金属製であるため、その加熱槽にインピーダンス検 出手段を接続し、同様に、ORP電極に交流電圧信号を印加し、そのインピーダ ンス検出手段によって検出されるインピーダンス値の低下により反応槽の割れを 検知することができる。
【0011】 第3の考案では、比較電極に接続したインピーダンス検出手段によって、OR P電極に交流電圧信号を印加したときに、そのインピーダンス値が所定値以上に なることによって、反応槽の割れ、または比較電極の液絡づまり、内部液不足、 電極割れ等を検知することができる。
【0012】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は異常検出可能なCOD測定装置の第1実施例を示し、符号1は比較電極 、2はORP電極、3はガラス製の反応槽、4はその反応槽3内に投入された試 料水と反応試薬よりなるサンプル試薬、5は反応槽蓋、6は加熱槽、7はヒータ 、8は水道水、9は反応槽3の割れを検知するための導電体よりなる割れ検知棒 、10は割れ検知棒9に接続されたインピーダンス検出手段で、コンパレータを含 む比較回路等を有してなり、切換接点11を介してORP電極2に所定の交流電圧 信号を印加したときに、そのORP電極2と割れ検知棒9との間のインピーダン ス値を検出し、その値が所定以下であると警報手段に警報信号を送出し、反応槽 3の割れを告知するものである。
【0013】 このCOD測定装置で、ORP電位を測定するときには、反応槽3内に投入し た試料水と反応試薬とをヒータ7で加熱・反応させて、ORP電極2と比較電極 1との電位差を測定する。一方、反応槽3の割れを検出するときには、上述のよ うに、ORP電極2に交流電圧信号を印加して割れ検知棒9との間のインピーダ ンス値を測定するが、これは以下の理由による。
【0014】 反応槽3はガラス等の絶縁物でできているため、その反応槽3の内と外との間 のインピーダンス値は非常に高く、たとえORP電極2に交流電圧信号が印加さ れても割れ検知棒9には電流は流れない。
【0015】 ところが、その反応槽3が劣化や何らかの原因で破損した場合、ORP電極2 と割れ検知棒9との間のインピーダンス値は、水道水とサンプル試薬との混合液 によって決定される。そのインピーダンス値は割れが発生していない正常時のイ ンピーダンス値と比べるとかなり低い値となるため、割れ検知棒9には電流が流 れ、上述のように、反応槽3の割れを検出することができるのである。言い換え れば、割れ検知棒9によってORP電極2と加熱槽6との間の導電率を測定する ことにより、その導電率が所定以上になると反応槽3が割れていると判断するの である。
【0016】 このような異常検知は、測定開始前に、または随時きわめて容易かつ確実にお こなうことができ、装置の信頼性の維持・向上を顕著に図ることができる。
【0017】 図2は異なる実施例を示し、加熱槽6が金属製の場合、インピーダンス検出手 段10をその加熱槽6に接続し、同様に、ORP電極2に交流電圧信号を印加して 加熱槽6との間のインピーダンス値を測定することにより反応槽3の割れを検知 することができる。この場合、特に、割れ検知棒9を設ける必要がなく、コスト 安となる利点がある。
【0018】 図3は別の実施例を示し、インピーダンス検出手段10を切換接点12を介して比 較電極1に接続したものである。この場合、ORP電極2に交流電圧信号を印加 したときに、そのインピーダンス検出手段10によって検出されるインピーダンス 値が所定以上になることによって、反応槽3の割れ、または比較電極1の液絡づ まり、内部液不足、電極割れ等を検知することができる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の異常検出可能なCOD測定装置によれば、イン ピーダンス検出手段を、反応槽の近傍に設けた割れ検知棒または加熱槽に接続し 、ORP電極に所定の交流電圧信号を印加したときに、そのインピーダンス検出 手段によって検出されるインピーダンス値が所定値以下になることにより反応槽 の割れを検知するので、測定開始前にきわめて容易かつ確実に装置のトラブルを 検知でき、装置の信頼性の維持・向上を顕著に図ることができる。
【0020】 また、インピーダンス検出手段を比較電極に接続することによっても、ORP 電極に所定の交流電圧信号を印加したときに、そのインピーダンス検出手段によ って検出されるインピーダンス値が所定以上になることにより、反応槽の割れや 比較電極の液絡づまり、内部液不足、電極割れ等を検知することができ、同様の 効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の異常検出可能なCOD測定装置の一実
施例を示す構成図である。
【図2】同異なる実施例を示す構成図である。
【図3】同別の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1…比較電極、2…ORP電極、3…反応槽、6…加熱
槽、9…割れ検知棒、10…インピーダンス検出手段。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱槽内に比較電極とORP電極とを有
    する反応槽を設け、かつ前記ORP電極と加熱槽との間
    の導電率を測定するための割れ検知棒を前記反応槽の近
    傍に設けるとともに、その割れ検知棒にインピーダンス
    検出手段を接続し、前記ORP電極に所定の交流電圧信
    号を印加したときに、そのインピーダンス検出手段によ
    って検出されるインピーダンス値が所定値以下になるこ
    とにより前記反応槽の割れを検知することを特徴とする
    異常検出可能なCOD測定装置。
  2. 【請求項2】 金属製の加熱槽内に比較電極とORP電
    極とを有する反応槽を設け、かつ前記加熱槽にインピー
    ダンス検出手段を接続し、前記ORP電極に所定の交流
    電圧信号を印加したときに、そのインピーダンス検出手
    段によって検出されるインピーダンス値が所定値以下に
    なることにより反応槽の割れを検知することを特徴とす
    る異常検出可能なCOD測定装置。
  3. 【請求項3】 加熱槽内に比較電極とORP電極とを有
    する反応槽を設け、かつ前記比較電極にインピーダンス
    検出手段を接続し、前記ORP電極に所定の交流電圧信
    号を印加したときに、そのインピーダンス検出手段によ
    って検出されるインピーダンス値が所定値以上になるこ
    とにより、前記反応槽の割れ、または前記比較電極の液
    絡づまり、内部液不足、電極割れ等を検知することを特
    徴とする異常検出可能なCOD測定装置。
JP1993029720U 1993-05-10 1993-05-10 異常検出可能なcod測定装置 Expired - Fee Related JP2594661Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101487250B1 (ko) * 2014-11-27 2015-01-28 정창구 화학적 산소요구량 측정장치용 비교전극
JP2021067532A (ja) * 2019-10-21 2021-04-30 住友金属鉱山株式会社 Cod測定装置

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KR101487250B1 (ko) * 2014-11-27 2015-01-28 정창구 화학적 산소요구량 측정장치용 비교전극
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