JPH0682034U - コンベヤの回転体支持装置 - Google Patents

コンベヤの回転体支持装置

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JPH0682034U
JPH0682034U JP2921793U JP2921793U JPH0682034U JP H0682034 U JPH0682034 U JP H0682034U JP 2921793 U JP2921793 U JP 2921793U JP 2921793 U JP2921793 U JP 2921793U JP H0682034 U JPH0682034 U JP H0682034U
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JP
Japan
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resin
rotating body
shaft portion
support member
conveyor
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JP2921793U
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English (en)
Inventor
周次 吉野
通夫 根木
久次 川合
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Yazaki Kako Corp
Original Assignee
Yazaki Kako Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂製軸受部の大径化及び高価格化を招くこ
となく、荷重及び回転速度等の限界点を向上させる。 【構成】 支持部材4の筒部5とこれに挿入される回転
体3の軸部6との間又は支持部材の軸部とこれに嵌合さ
れる回転体の筒部との間に、ケージ29に保持された多
数のニードルころ7を介装することにより、筒部が外輪
として、又は軸部が内輪として機能し、かつ筒部,軸部
及びニードルころが相互に分解可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ローラコンベヤのローラやホイールコンベヤのホイール等の樹脂製 の回転体を、同様に樹脂により形成され、パイプを継ぎ合わせて構成したフレー ムに回転自在に支持する、コンベヤの回転体支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のコンベヤの回転体支持装置としては、例えば実公平2−472 91号公報記載のものが知られている。 このコンベヤの回転体支持装置は、図5に示すように、パイプ31を継ぎ合わ せて構成したフレーム32に相対向して固着される樹脂製の複数対のベース部材 33(同図においては片側の1個のみ示す)と、このベース部材33に上下方向 から着脱可能に装着され、パイプ34の端部にポリエチレン等の樹脂製のエンド キャップ35を気密に嵌着して構成したローラ36を、前記エンドキャップ35 の軸孔37に嵌挿して回転自在に支承する支軸38(直径10mm)を水平になる ように突設した樹脂製の支持部材39とからなる。
【0003】 パイプ31は、厚さ0.7mm程度の薄肉鋼管の外周面に、約1mmの厚さでAA S樹脂を、又、パイプ34は、同じく厚さ0.7mm程の薄肉鋼管の外周面に、約 1mmの厚さでPE樹脂を接着被覆した外径28〜32mm程度の樹脂被覆鋼管であ る。 ベース部材33は、AAS樹脂等を射出成形して形成され、パイプ31に抱着 可能なC字状の固着部40及び支持部材39が装着される装着部41からなり、 この装着部41には、有底袋状をなす上下方向の係合溝42と、支持部材39の 支軸38を突出させるため、係合溝42を外側方へ閉口させた矩形状の切欠き部 43とが形成されている。 一方、支持部材39は、ポリアセタール(POM)樹脂等のいわゆるエンジニ アリングプラスチックを射出成形して形成され、係合溝42及び切欠き部43に 係合される多段板状にして、かつ前記支軸38を突設した係合部44と、ベース 部材33の装着部41の上部を閉鎖する蓋部45とからなる。 図中46は、ベース部材33の装着部41における係合溝42の底部に設けた 方形の係止孔で、支持部材39の係合部44の下部に突設した抜止め突起47と 協働してロック機構を構成する。 又、48は一方のエンドキャップ35の外端部に一体形成したプーリ部で、ド ライブプーリ及び隣り合うローラ(共に図示せず)と連動連結するVベルト49 ,50が掛け回わされる複数のベルト溝51が設けられている。 なお、ベース部材33は、係合溝42が上下方向となるようにパイプ31に抱 着され、かつ樹脂用接着剤を用いて接着固定されるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のコンベヤの回転体支持装置では、回転体であるローラを 支持する軸受部の軸受面とジャーナルとが共に樹脂からなり、かつ樹脂の滑り性 を利用した平軸受(すべり軸受)構造となっているので、摩擦による発熱劣化を 考慮しなければならないと共に、荷重及び回転速度等において限界点が低い不具 合がある。 かかる不具合を解消するため、樹脂製軸受部にころがり軸受を用いることが考 えられるが、ころがり軸受は、一般に、内輪,外輪及び玉若しくはころのセット になっており、外輪を装着するケース(軸受ブラケット)を必要としているので 、軸受部が大径化し、かつ高価となる不具合がある。 又、ローラの軸受部にニードルころを用いることも考えられるが、ローラと溶 着されるエンドキャップもPE樹脂の軟質で摩耗し易く、硬質樹脂を内輪に装着 するとやはり軸受部が大径化する。 そこで、本考案は、樹脂製軸受部の大径化及び高価格化を招くことなく、荷重 及び回転速度等の限界点を向上し得るコンベヤの回転体支持装置の提供を目的と する。
【0005】
【課題を解決するための手段】 前記課題を解決するため、本考案のコンベヤの回転体支持装置は、フレームに 固着されるベース部材と、ベース部材に着脱可能に装着され、樹脂製の回転体を 回転自在に支持する筒部又は軸部を一体形成した樹脂製の支持部材とを備えたコ ンベヤの回転体支持装置において、前記支持部材の筒部とこれに挿入される回転 体の軸部との間又は支持部材の軸部とこれに嵌合される回転体の筒部との間に、 ケージに保持された多数のニードルころを介装したものである。
【0006】
【作用】
上記手段においては、筒部が外輪として、又、軸部が内輪として機能し、かつ 筒部,軸部及びニードルころが相互に分解容易となる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1,図2は本考案のコンベヤの回転体支持装置の一実施例を示す分解斜視図 ,断面図である。 この回転体支持装置は、ローラコンベヤのローラを回転体として支持するもの で、フレーム1に相対向して固着した複数対(図1においては片側の1個のみ示 す。)のベース部材2と、ベース部材2に着脱可能に装着され、樹脂製のローラ 3を回転自在に支持する樹脂製の支持部材4と、支持部材4の筒部5とこれに挿 入されるローラ3の軸部6との間に介装された多数のニードルころ7とから概略 構成されている。
【0008】 すなわち、フレーム1は、厚さ0.7mm程度の薄肉鋼管の外周面に、約1mmの 厚さでAAS樹脂等を接着被覆した外径28〜32mm程度の樹脂被覆鋼管からな るパイプ8を、AAS樹脂等からなる樹脂継手(図示せず)により継ぎ合わせて 構成されている。 又、ベース部材2は、従前と同様にAAS樹脂等を射出成形して形成され、パ イプ8に抱着可能なC字状の固着部9と支持部材4が装着される装着部10とか らなり、装着部10には、有底袋状をなす上下方向の係合溝11と、支持部材4 の筒部5を突出させるため、係合溝11を外側方へ開口させた矩形状の切欠き部 12とが形成されている。そして、ベース部材2は、係合溝11が上下方向とな るように固着部9を介してパイプ8に抱着され、かつ樹脂用接着剤を用いて接着 固定されている。
【0009】 更に、支持部材4は、ナイロン(PA)、ポリアセタール(POM)樹脂等の 機械的強度の良好なエンジニアリングプラスチックを射出成形して形成され、前 記係合溝11及び切欠き部12に係合される多段板状にして、かつ前記筒部5を 突設した係合部13と、ベース部材2の装着部10の上部を閉鎖する蓋部14と からなる。そして、支持部材4は、係合部13を係合溝11及び切欠き部12に 上方から挿入して係合すると共に、係合部13の下部に突設した抜止め突起15 を係合溝12の底部に設けた方形の係止孔16に挿着することにより、ベース部 材2にロック状態で装着される。
【0010】 一方、ローラ3は、厚さ0.7mm程度の薄肉鋼管の外周に約1mmの厚さでポリ エチレン樹脂を接着被覆した外径32〜42mm程度の樹脂被覆鋼管からなるパイ プ17の両端に、ポリエチレン樹脂を射出成形して形成したエンドキャップ18 ,19を挿入し、かつ気密に溶着固定して構成されている。 一方のエンドキャップ18は、パイプ17の端部に挿着される有底円筒状のパ イプ挿着部20と、パイプ挿着部20の底部中央に外方へ開口して同心状に一体 形成され、前記軸部6が挿着される有底円筒状の軸挿着部21と、パイプ挿着部 20と軸挿着部21との間において軸方向へ延在し、かつ周方向へ適宜に離隔し て放射状に形成された複数のリブ22と、パイプ挿着部20の後部外周に一体に 連設され、外周面に複数のベルト溝23が形成された円筒状のプーリ部24とか らなり、又、他方のエンドキャップ19は、やはりパイプ17の端部に挿着され る有底円筒状のパイプ挿着部25と、パイプ挿着部25内の中間部に設けた底部 中央に外方へ開口して同心状に一体形成され、前記軸部6が挿着される有底円筒 状の軸挿着部26と、パイプ挿着部25と軸挿着部26との間において軸方向へ 延在し、かつ周方向へ適宜に離隔して放射状に形成された複数のリブ27とから なる。
【0011】 両エンドキャップ18,19の軸挿着部21,26には、エンジニアリングプ ラスチックからなる前記軸部6が、前記筒部5と同程度の長さを突出して挿着さ れており、この軸部6の挿着部分の外周には、図3に示すように、抜け防止のた めに断面楔形をなすリング状の適当数の突起28が形成されている。 そして、ローラ3は、両端のエンドキャップ18,19の軸挿着部21,26 に挿着された軸部6と、両軸部6が挿入される各支持部材4の筒部5との間に、 図1に示すように、ケージ29に保持された多数のニードルころ7を介装するこ とによって回転自在に支持されており、これらのニードルころ7への塵埃の付着 を防止するため、図4に示すように、筒部5の端部内周面にゴム系のシール部材 30が装着されている。
【0012】 なお、上記実施例においては、ローラ3の軸部6をエンジニアリングプラスチ ックにより形成する場合について述べたが、必要に応じて金属製としてもよい。 又、図示は省略したが、回転体は、ローラとする場合に限らず、ホイールコン ベヤのホイールを回転体としてこれを回転自在に支持するようにしてもよい。 更に、前記とは逆に支持部材4に軸部を形成し、エンジニアリングプラスチッ クにより形成したホイールのハブを筒部として支持してもよい。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のコンベヤの回転体支持装置によれば、筒部が外 輪として、又、軸部が内輪として機能するので、樹脂製軸受部の大径化及び高価 格化を招くことはなく、荷重及び回転速度等の限界点を大幅に向上することがで きる。 又、筒部、軸部及びニードルころが相互に分解容易となるので、当初の組立や トラブル時の点検又は取り替えを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコンベヤの回転体支持装置の一実施例
を示す斜視図である。
【図2】図1に示すコンベヤの回転体支持装置の断面図
である。
【図3】図1に示すコンベヤの回転体支持装置の軸部の
断面図である。
【図4】図1に示すコンベヤの回転体支持装置の筒部の
断面図である。
【図5】従来のコンベヤの回転体支持装置の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 フレーム 2 ベース部材 3 ローラ(回転体) 4 支持部材 5 筒部 6 軸部 7 ニードルころ 18 エンドキャップ 19 エンドキャップ 29 ケージ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに固着されるベース部材と、ベ
    ース部材に着脱可能に装着され、樹脂製の回転体を回転
    自在に支持する筒部又は軸部を一体形成した樹脂製の支
    持部材とを備えたコンベヤの回転体支持装置において、
    前記支持部材の筒部とこれに挿入される回転体の軸部と
    の間又は支持部材の軸部とこれに嵌合される回転体の筒
    部との間に、ケージに保持された多数のニードルころを
    介装したことを特徴とするコンベヤの回転体支持装置。
JP2921793U 1993-05-07 1993-05-07 コンベヤの回転体支持装置 Pending JPH0682034U (ja)

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JP2921793U JPH0682034U (ja) 1993-05-07 1993-05-07 コンベヤの回転体支持装置

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JPH0682034U true JPH0682034U (ja) 1994-11-25

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ID=12270036

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002193422A (ja) * 2000-12-25 2002-07-10 Okamura Corp コンベヤ装置
JP2009203043A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Daifuku Co Ltd ローラコンベヤ設備

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0247291U (ja) * 1988-09-26 1990-03-30

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