JPH068195B2 - 白色セメントの製造方法 - Google Patents
白色セメントの製造方法Info
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- JPH068195B2 JPH068195B2 JP60226604A JP22660485A JPH068195B2 JP H068195 B2 JPH068195 B2 JP H068195B2 JP 60226604 A JP60226604 A JP 60226604A JP 22660485 A JP22660485 A JP 22660485A JP H068195 B2 JPH068195 B2 JP H068195B2
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- Japan
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- clinker
- cooling
- white cement
- gas
- cooler
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は白色セメントの製造方法の改良に関する。
b.従来の技術 従来、白色セメントの製造においては、ロータリキルン
から排出されたクリンカをクーラに導入し、散水するこ
とにより1200℃程度から一気に300℃以下に冷却してい
る。これは高温の白色セメントクリンカ中にFeOの形で
存在する鉄分をFe2O3にすることなくFeOの形のまま残る
ようにするためであり、それによって白色セメントの着
色化を防いでいる。
から排出されたクリンカをクーラに導入し、散水するこ
とにより1200℃程度から一気に300℃以下に冷却してい
る。これは高温の白色セメントクリンカ中にFeOの形で
存在する鉄分をFe2O3にすることなくFeOの形のまま残る
ようにするためであり、それによって白色セメントの着
色化を防いでいる。
c. 発明が解決しようとする問題点 このように、白色セメントの製造においては、クリンカ
の散水冷却により1200℃程度から一気に300℃以下に冷
却する方法が採られているが、冷却によって生じた300
℃以下の水蒸気およびガスは比較的低温のため、これか
ら効率良く熱回収し、再利用することができない。その
ためクリンカの顕熱のほとんど全部を回収することがで
きず、熱量原単位は約1400kcal/kg clinkerと高かっ
た。
の散水冷却により1200℃程度から一気に300℃以下に冷
却する方法が採られているが、冷却によって生じた300
℃以下の水蒸気およびガスは比較的低温のため、これか
ら効率良く熱回収し、再利用することができない。その
ためクリンカの顕熱のほとんど全部を回収することがで
きず、熱量原単位は約1400kcal/kg clinkerと高かっ
た。
d. 問題点を解決するための手段 本発明者らは白色度を損なうことなくクリンカの顕熱を
回収し、もって熱量原単位を低減せんとして研究した結
果、1200℃程度のクリンカを散水により一気に500〜600
℃に冷却したのち、サスペンションプレヒータ排ガス等
の不活性ガスを用いて更に300℃以下に冷却すれば、上
記目的を達成できるとの知見を得て、本発明を完成する
にいたった。
回収し、もって熱量原単位を低減せんとして研究した結
果、1200℃程度のクリンカを散水により一気に500〜600
℃に冷却したのち、サスペンションプレヒータ排ガス等
の不活性ガスを用いて更に300℃以下に冷却すれば、上
記目的を達成できるとの知見を得て、本発明を完成する
にいたった。
すなわち、本発明は、サスペンションプレヒータで予熱
された原料をロータリキルンで焼成したのち、クーラで
散水冷却する白色セメントの製造方法において、クーラ
を散水冷却部とガス冷却部とに分割し、散水冷却部にお
いてクリンカを500〜600℃になるまで散水冷却し、つい
で該クリンカをガス冷却部において不活性ガスと接触さ
せて冷却することを要旨とするものである。
された原料をロータリキルンで焼成したのち、クーラで
散水冷却する白色セメントの製造方法において、クーラ
を散水冷却部とガス冷却部とに分割し、散水冷却部にお
いてクリンカを500〜600℃になるまで散水冷却し、つい
で該クリンカをガス冷却部において不活性ガスと接触さ
せて冷却することを要旨とするものである。
次に本発明を図面を参照して説明する。
第1図において、投入されたセメント原料Mはサイクロ
ン1〜4を通過する間に予熱され、ついでロータリキル
ン5により焼成されてクリンカとなり、クーラの散水冷
却部6に導入される。散水冷却部6では散水器7により
クリンカは500〜600℃となるまで散水冷却される。この
とき発生した高温の蒸気はファン8によって散水冷却部
6の後部フード9より吸引されるが、途中でファン10に
よりロータリキルン5に押込まれるバーナ燃焼用空気と
熱交換器11により熱交換したのち大気中に排出される。
ン1〜4を通過する間に予熱され、ついでロータリキル
ン5により焼成されてクリンカとなり、クーラの散水冷
却部6に導入される。散水冷却部6では散水器7により
クリンカは500〜600℃となるまで散水冷却される。この
とき発生した高温の蒸気はファン8によって散水冷却部
6の後部フード9より吸引されるが、途中でファン10に
よりロータリキルン5に押込まれるバーナ燃焼用空気と
熱交換器11により熱交換したのち大気中に排出される。
一方、散水冷却部6で500〜600℃に冷却されたクリンカ
は、後部フード9から流動冷却方式のガス冷却部12に導
入され、ファン13によりガス冷却部12に押込まれるサス
ペンションプレヒータの排ガスによって300℃以下に冷
却される。このときクリンカと熱交換して高温になった
サスペンションプレヒータの排ガスはファン10によって
ロータリキルン5に押込まれるバーナ燃焼用空気と熱交
換器14により熱交換したのち、大気中に排出されるかあ
るいは再びクーラのガス冷却部12に戻される。
は、後部フード9から流動冷却方式のガス冷却部12に導
入され、ファン13によりガス冷却部12に押込まれるサス
ペンションプレヒータの排ガスによって300℃以下に冷
却される。このときクリンカと熱交換して高温になった
サスペンションプレヒータの排ガスはファン10によって
ロータリキルン5に押込まれるバーナ燃焼用空気と熱交
換器14により熱交換したのち、大気中に排出されるかあ
るいは再びクーラのガス冷却部12に戻される。
なお図中15はサスペンションプレヒータのファン、16は
サスペンションプレヒータからの排ガス通路に設けた熱
交換器である。
サスペンションプレヒータからの排ガス通路に設けた熱
交換器である。
上記の散水冷却する場合、クリンカの温度が600℃以上
で散水を中止するとクリンカに色がつき、またクリンカ
の温度が500℃を大巾に下まわる温度まで散水すると、
回収されるクリンカの顕熱が大巾に少なくなる。したが
って、500〜600℃になるように散水冷却することがのぞ
ましい。
で散水を中止するとクリンカに色がつき、またクリンカ
の温度が500℃を大巾に下まわる温度まで散水すると、
回収されるクリンカの顕熱が大巾に少なくなる。したが
って、500〜600℃になるように散水冷却することがのぞ
ましい。
第2図は第1図の装置において、流動冷却方式のガス冷
却部12に代えてロータリー方式のガス冷却部12を用いた
ものであり、他の構成と作用は、第1図に示されたもの
と同じである。
却部12に代えてロータリー方式のガス冷却部12を用いた
ものであり、他の構成と作用は、第1図に示されたもの
と同じである。
第3図は、第1図の装置においてサスペンションプレヒ
ータとロータリキルンとの間に流動層仮焼炉17を設け、
流動冷却方式のガス冷却部12に隔壁18と仕切板19とによ
ってガス冷却部12内に散水冷却部6を設けたものであ
る。なお、20は熱交換器、21はファンである。
ータとロータリキルンとの間に流動層仮焼炉17を設け、
流動冷却方式のガス冷却部12に隔壁18と仕切板19とによ
ってガス冷却部12内に散水冷却部6を設けたものであ
る。なお、20は熱交換器、21はファンである。
この装置は、サスペンションプレヒータの排ガスをファ
ン13によって散水冷却部6に導くようにした点を除いて
は、その作用は、第1図の装置と実質的に変らない。
ン13によって散水冷却部6に導くようにした点を除いて
は、その作用は、第1図の装置と実質的に変らない。
e. 実施例 第1図に示される装置を用い白色セメントクリンカを焼
成したところ、従来法による白色セメントと同程度の白
色度を有する白色セメントが得られ、しかも熱量原単位
は従来法に比べて200kcal/kg clinkerも低かった。
成したところ、従来法による白色セメントと同程度の白
色度を有する白色セメントが得られ、しかも熱量原単位
は従来法に比べて200kcal/kg clinkerも低かった。
f. 発明の効果 白色度を損なうことなくクリンカの顕熱を回収できるの
で、熱量原単位を低減することができる。
で、熱量原単位を低減することができる。
第1図〜第3図は本発明に用いられる装置の実施例を示
す概略図である。 1,2,3,4…サイクロン 5…ロータリキルン、6…クーラ散水冷却部、 7…散水器、8,15…排気用ファン、 12…クーラガス冷却部、11,14,16…熱交換器、 10,13,21…送気用ファン。
す概略図である。 1,2,3,4…サイクロン 5…ロータリキルン、6…クーラ散水冷却部、 7…散水器、8,15…排気用ファン、 12…クーラガス冷却部、11,14,16…熱交換器、 10,13,21…送気用ファン。
Claims (1)
- 【請求項1】サスペンションプレヒータで予熱された原
料をロータリキルンで焼成したのち、クーラで散水冷却
する白色セメントの製造方法において、クーラを散水冷
却部とガス冷却部とに分割し、散水冷却部においてクリ
ンカを500〜600℃になるまで散水冷却し、ついで、該ク
リンカをガス冷却部においてサスペンションプレヒータ
からの排ガスと接触させることにより約300℃以下にま
で冷却することを特徴とする白色セメントの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60226604A JPH068195B2 (ja) | 1985-10-11 | 1985-10-11 | 白色セメントの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60226604A JPH068195B2 (ja) | 1985-10-11 | 1985-10-11 | 白色セメントの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6287444A JPS6287444A (ja) | 1987-04-21 |
JPH068195B2 true JPH068195B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=16847798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60226604A Expired - Lifetime JPH068195B2 (ja) | 1985-10-11 | 1985-10-11 | 白色セメントの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068195B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017190865A1 (de) * | 2016-05-04 | 2017-11-09 | Thyssenkrupp Industrial Solutions Ag | Verfahren und anlage zur herstellung von zement |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2951258B1 (fr) | 2009-10-08 | 2012-09-07 | Fives Fcb | Procede de refroidissement de matieres solides granuleuses et installation de cuisson continue en tant que telle |
JP2019507098A (ja) * | 2016-03-04 | 2019-03-14 | ソリディア テクノロジーズ インコーポレイテッドSolidia Technologies, Inc. | 白色炭酸化可能なケイ酸カルシウム系セメント並びにその製造方法及び使用 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3839803A (en) * | 1973-01-30 | 1974-10-08 | Fuller Co | Method and apparatus for cooling hot particulate material |
JPS54161632A (en) * | 1978-06-13 | 1979-12-21 | Onoda Cement Co Ltd | Whilte cement clinker cooling system |
-
1985
- 1985-10-11 JP JP60226604A patent/JPH068195B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017190865A1 (de) * | 2016-05-04 | 2017-11-09 | Thyssenkrupp Industrial Solutions Ag | Verfahren und anlage zur herstellung von zement |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6287444A (ja) | 1987-04-21 |
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