JPH0543066Y2 - - Google Patents

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JPH0543066Y2
JPH0543066Y2 JP8716987U JP8716987U JPH0543066Y2 JP H0543066 Y2 JPH0543066 Y2 JP H0543066Y2 JP 8716987 U JP8716987 U JP 8716987U JP 8716987 U JP8716987 U JP 8716987U JP H0543066 Y2 JPH0543066 Y2 JP H0543066Y2
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furnace
water
wall
cement
calcining furnace
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  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、効率よく熱利用とコーチング除去を
することができるセメント焼成用仮焼炉に関す
る。
b 従来の技術 仮焼炉を備えたセメント製造装置において、仮
焼炉内に水管を配置し、それによつて仮焼炉内の
熱量を利用し、これを発電設備の熱源などに使用
することは、例えば、特開昭62−46940によつて
提案されている。
c 考案が解決しようとする問題点 しかし、従来の仮焼炉における水管は、熱利用
のみを目的とするため、炉内に配設されていた。
そのため、炉の有効容積を減少させたり、コーチ
ングにより通風を阻害するおそれがあつた。
一方、仮焼炉内壁には、セメント原料のコーチ
ングが付着するため、これを定期的に入力によつ
て落さなければならなかつた。
d 問題点を解決するための手段 本考案は、炉内を有効に活用しながら、水管に
よつて仮焼炉内の熱利用を図るとともに、セメン
ト原料のコーチング落しを効率よくできるように
したもので、その要旨は、炉内壁をヒレ付水管よ
りなる水冷壁で構成したことを特徴とするセメン
ト焼成用仮焼炉にある。
e 実施例 図面に示すものは、その実施例であり、これを
参照しながら、本考案をさらに詳しく説明する。
図において、1はロータリーキルン、2は仮焼
炉であり、上部に設けられたサスペンジヨンプレ
ヒータ(図示せず)からの予熱されたセメント原
料は、原料シユート3から仮焼炉2に供給され
る。仮焼炉2の上部は、導管4を介して、サスペ
ンジヨンプレヒータの最下段のサイクロン(図示
せず)に連結されている。
仮焼炉2にはロータリーキルン1からの排ガス
が入るとともに、2次空気ダクト5より高温空気
が入り、バーナ6より燃料を燃焼させる。
従来は、この炉内壁を耐火物にて構築していた
が、本発明では、第4図に示すように水冷壁で構
築するものである。即ちヒレ付水管7で炉内壁を
構成し、該水管内に水を流し、炉内壁を冷却する
とともに水を加熱する。ヒレ付水管7の外側はロ
ツクウール等の保温材8で断熱し、該保温材8の
押さえ及び炉内気密保持用として外被9を設置す
る。外被9の適所にはそれを貫通した槌打受10
が設けられハンマ11による衝撃をヒレ付水管7
に伝達する。
f 作用 いま、慣用の操作によつて、原料シユート3か
ら予熱されたセメント原料が仮焼炉2に供給さ
れ、キルン1から上昇する熱気流及びバーナー6
よりの燃料の燃焼熱によりセメント原料は仮焼さ
れ、排ガスダクト4よりサスペンジヨンプレヒー
タの最下段サイクロン(図示せず)に入る。その
際、ヒレ付水管7には冷却媒体、例えば水がヘツ
ダ12を介して供給され、これは炉内温度(通常
約850℃)によつて加熱された後、ヘツダ12′を
介して集められ発電用熱源として用いられる。冷
却媒体として水の他加熱蒸気を用いることもでき
る。時間の経過と共にヒレ付水管7の表面には、
セメント原料がコーチングになつて付着するの
で、外被9の外よりハンマ11で槌打受10を叩
き、その衝撃力でコーチングを剥離させ除去す
る。
なお、上記実施例では槌打機構のみを用いた
が、慣用構造のスートブローを併用することもで
きる。
g 考案の効果 以上説明したように、本考案に係るセメント焼
成用仮焼炉によれば、 (1) 炉内壁をヒレ付水管で構成したので、炉内容
積を有効に使うことができ、したがつて、仮焼
炉をコンパクトにすることができる。
(2) 放散熱量をほぼ完全に回収することができる
ので、系統全体としての熱効率が向上する。
(3) 炉内壁に発生するセメント原料のコーチング
を機械的に能率よく除去することができるの
で、入力を要しない。
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるセメント焼成用仮焼炉の
概念図、第2図は第1図A−A線による横断面拡
大図であり、一部を省略して示す図、第3図はヒ
レ付水管の斜視図、第4図は炉壁断面構造と槌打
構造を示すための拡大図である。 1……ロータリーキルン、2……仮焼炉、7…
…ヒレ付水管、6……保温材、9……外被、10
……槌打受、11……ハンマ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 炉内壁をヒレ付水管よりなる水冷壁で構成し
    たことを特徴とするセメント焼成用仮焼炉。 (2) 水冷壁がその適所に槌打受を有する実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のセメント焼成用仮
    焼炉。
JP8716987U 1987-06-05 1987-06-05 Expired - Lifetime JPH0543066Y2 (ja)

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JPS63195552U JPS63195552U (ja) 1988-12-15
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