JPH0681902A - Vリブドベルト - Google Patents

Vリブドベルト

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Publication number
JPH0681902A
JPH0681902A JP23662692A JP23662692A JPH0681902A JP H0681902 A JPH0681902 A JP H0681902A JP 23662692 A JP23662692 A JP 23662692A JP 23662692 A JP23662692 A JP 23662692A JP H0681902 A JPH0681902 A JP H0681902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
warp
woven fabric
weft
cloth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP23662692A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuoka
宏 松岡
Akinori Fujiwara
章憲 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Bando Chemical Industries Ltd filed Critical Bando Chemical Industries Ltd
Priority to JP23662692A priority Critical patent/JPH0681902A/ja
Publication of JPH0681902A publication Critical patent/JPH0681902A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強度を低下させることなく、ベルト厚さを薄
くして、ベルト寿命を著しく向上させる。 【構成】 Vリブドベルト1のベルト基帯2の上部に、
経糸3aが緯糸3bよりも径が大きい織布3を設ける。
織布3の経糸3をベルト長手方向となるように配置し、
心体コ−ドとして機能させる。緯糸3bをベルト幅方向
となるように配置し、ベルト背面に露出させ、背面織布
として機能させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルト基帯に対し複数
のリブがベルト長手方向に沿って突設されたVリブドベ
ルトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車に用いられるVリブド
ベルトでは、多軸駆動化(いわゆるサ−ペンタイン
化)、信頼性の向上等の要求が強く、そのような条件下
での長寿命化が要求されている。
【0003】そのような長寿命化の要求を満たすため
に、ベルト厚さを薄くし、Vリブドベルトが受ける歪を
できるだけ小さくすることが一般に行われている。とこ
ろで、Vリブドベルトaは、図2に示すように、背面織
布層b、心体コ−ド層dを有するベルト基帯e及びリブ
ゴム層fとにより構成されるので、ベルト基帯eの厚さ
は背面織布層bの厚さと心体コ−ド層dの厚さ(コ−ド
径)によって決まり、さらに背面織布層bの厚さは織布
の経糸と緯糸との径で決まる。
【0004】そのために、ベルト厚さを薄くするために
具体的には、 1.織布を薄くするすなわち細い糸を用いた織布を用い
る 2.心体コ−ドの径を小さくする 3.リブ高さを低くする という手法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記1,2
の手法では、織布又は心体コ−ドの強度が低下するの
で、あまり薄くすることができないし、3の手法では、
伝動能力の低下を招くので、やはりあまり薄くすること
ができず、限界があった。
【0006】また、例えば実開昭63−14047号公
報に記載されるように、800〜1000デニ−ルのポ
リエチレンテレフタレ−ト糸とからなる編み布を用いた
心体を用いるようにしたものも提案されているが、強度
面で劣り、自動車用などの高負荷伝動用としては用いる
ことができない。
【0007】そのため、近年、織布又は心体コ−ドの強
度を向上させるために、繊維材質として芳香族ポリアミ
ド繊維等の高強力繊維を用いることが行われているが、
十分とはいえなかった。
【0008】本発明は、強度を低下させることなく、ベ
ルト厚さを薄くして、ベルト寿命が著しく向上したVリ
ブドベルトを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、織布の経糸に
心体コ−ド(抗張体)としての機能を、緯糸に背面織布
としての機能をそれぞれ持たせたものである。
【0010】本発明は、ベルト基帯に対し複数のリブが
ベルト長手方向に沿って突設されたVリブドベルトを前
提とするもので、上記ベルト基帯が、経糸が緯糸よりも
径が大きい織布を有し、該織布の経糸がベルト長手方向
となるに、緯糸がベルト幅方向となるにそれぞれ配置さ
れ、ベルト背面に上記織布の緯糸が露出している構成と
する。
【0011】
【作用】ベルト基帯の織布において、織布の、径が大き
い経糸が心体コ−ドとして機能し、織布の緯糸が背面織
布として機能する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
【0013】全体構成を示す図1において、1はVリブ
ドベルトで、ベルト基帯2に対し複数のリブ3,3,…
…がベルト長手方向に沿って突設されている。
【0014】上記ベルト基帯2は、その上部に経糸3a
が緯糸3bよりも糸径が大きい織布3を有する。そし
て、織布3の経糸3aがベルト長手方向となるように配
置され、心体コ−ド(抗張体)として機能するように構
成されている。緯糸3bは、ベルト幅方向となるように
配置されている。また、上記織布3の緯糸3bがベルト
背面に露出し、背面織布として機能するようになってい
る。
【0015】織布3の経糸3aとしては、500デニー
ル以上の太さであればよいが、Vリブドベルトとしては
一般に3000〜5000デニールの太さが望ましい。
一方、緯糸3bとしては、90〜420デニ−ルの太さ
が望ましい。
【0016】また、織布3の経糸3a及び緯糸3bに用
いられる材質については特に制限されないが、経糸3a
としては芳香族ポリアミド繊維、ポリエステル繊維等の
比較的弾性率の高いものが適しており、緯糸3bとして
は、綿繊維、ナイロン繊維等の比較的弾性率の低い材質
が適している。また、経糸3aは緯糸3bよりも径が大
きくなければならないが、これは、経糸3aの径が緯糸
3bの径よりも大きくないと、織布3の経糸3aの曲げ
剛性が、緯糸3bの曲げ剛性より低くなり、経糸3aが
折り曲げられた構造に仕上がり、その結果、経糸3aが
露出してしまうことになるからである。尚、経糸の露出
は、織布を接着処理(いわゆる糊引き)した後、ゴムシ
ートを巻き付け、加硫した後表面に経糸が露出している
かを観察した。
【0017】上記のように構成すれば、径が大きい、織
布3の経糸3aが心体コ−ドとして機能し、ベルト背面
に露出する緯糸3bが背面織布として機能するので、心
体コ−ド層と背面織布層との2層を設ける必要がなく、
織布層のみでよくなるので、ベルト厚さを大幅に薄くす
ることができる。よって、経糸3a及び緯糸3bをそれ
ぞれ必要な径としてもベルト厚さがそれほど厚くならな
いので、強度を低下させることなく、長寿命化が図れ
る。
【0018】また、織布層のみで、背面織布層と心体コ
−ド層との2層構造ではないので、背面織布層と心体コ
−ド層とのセパレ−ション(分離)が起こらないし、ま
た、心体コ−ドとして機能する経糸3aは織布3の一部
を構成しているので、コ−ド飛び出しを防止することも
できる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上記のように、織布の経糸が
心体コ−ドとして機能し、織布の緯糸が背面織布として
機能するようにしたから、ベルト基帯の厚さを薄くする
ことができ、それによって強度を低下させることなく、
ベルト厚さを薄くして、ベルト寿命を著しく向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Vリブドベルトの縱断面図である。
【図2】従来のVリブドベルトの縱断面図である。
【符号の説明】
1 Vリブドベルト 2 ベルト基帯 3 織布 3a 経糸 3b 緯糸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト基帯に対し複数のリブがベルト長
    手方向に沿って突設されたVリブドベルトであって、 上記ベルト基帯が、経糸が緯糸よりも径が大きい織布を
    有し、 該織布の経糸がベルト長手方向となるように、緯糸がベ
    ルト幅方向となるようにそれぞれ配置され、ベルト背面
    に上記織布の緯糸が露出していることを特徴とするVリ
    ブドベルト。
JP23662692A 1992-09-04 1992-09-04 Vリブドベルト Withdrawn JPH0681902A (ja)

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JP23662692A JPH0681902A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 Vリブドベルト

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JP23662692A JPH0681902A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 Vリブドベルト

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Publication Number Publication Date
JPH0681902A true JPH0681902A (ja) 1994-03-22

Family

ID=17003420

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23662692A Withdrawn JPH0681902A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 Vリブドベルト

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JP (1) JPH0681902A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016205625A (ja) * 2013-03-29 2016-12-08 三ツ星ベルト株式会社 Vリブドベルト

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991130