JPH0681851A - ブッシュ - Google Patents
ブッシュInfo
- Publication number
- JPH0681851A JPH0681851A JP4263105A JP26310592A JPH0681851A JP H0681851 A JPH0681851 A JP H0681851A JP 4263105 A JP4263105 A JP 4263105A JP 26310592 A JP26310592 A JP 26310592A JP H0681851 A JPH0681851 A JP H0681851A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bush
- main body
- drive shaft
- seal lip
- sliding resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 摺動抵抗が小さく、そしてダストシール機能
を満足するブッシュを提供する。 【構成】 駆動シャフトに嵌合して支持する筒状のブッ
シュであって、シャフトに摺接する本体11を摺動抵抗
の小さいプラスチック材で筒状に成形し、この本体11
の端部外側に本体11よりも軟質でダストシール性を備
えたシールリップ部12を接合して一体化した構造であ
り、本体11では駆動シャフトとの摺動抵抗が小さい軸
受部材として機能し、シールリップ部12は塵埃や泥水
の侵入を防止する。
を満足するブッシュを提供する。 【構成】 駆動シャフトに嵌合して支持する筒状のブッ
シュであって、シャフトに摺接する本体11を摺動抵抗
の小さいプラスチック材で筒状に成形し、この本体11
の端部外側に本体11よりも軟質でダストシール性を備
えたシールリップ部12を接合して一体化した構造であ
り、本体11では駆動シャフトとの摺動抵抗が小さい軸
受部材として機能し、シールリップ部12は塵埃や泥水
の侵入を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用各種機
器、一般産業機械、事務機器及び農機や建機等にあっ
て、回転及び摺動のシャフト軸受部または軸端部に装着
されるブッシュに関し、特にダストシール機能を必要と
する場合に好適なブッシュに関する。
器、一般産業機械、事務機器及び農機や建機等にあっ
て、回転及び摺動のシャフト軸受部または軸端部に装着
されるブッシュに関し、特にダストシール機能を必要と
する場合に好適なブッシュに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来からの典型的な嵌合シール
リップ付ブッシュの一例を示している。即ち、軸受部1
の軸孔2にブッシュ3が装着してあって、駆動シャフト
4がこのブッシュ3を介して軸孔2に嵌合して回転自在
または摺動自在に支持された構造である。この場合、ブ
ッシュ3は内周面で駆動シャフト4に摺接して支持する
軸受部材でもある。従って、ブッシュ3としては回転ま
たは摺動する駆動シャフト4の動きを阻害するものであ
ってはならず、少なくとも摺接面であるブッシュ3の本
体内周面は硬質で摺動抵抗の低い材質のものが望まれ
る。これに対して、ブッシュ3のシールリップ部3aで
は、塵埃や泥水に対してダストシール機能を備えている
ことが必要である。その意味では高硬度の材質は避けら
れるべきである。しかしながら、図示例のような従来か
らのブッシュ3の場合、本体内周面が比較的硬質でシー
ルリップ部は比較的硬度の低いものといったように、内
周面とシールリップ部3aとで相反する硬度を併有した
材質のものといった要求に対して、双方の硬度をある程
度満足させて容認できる範囲内で材質の選定が行われて
きた。従って、選定の基準も正確さに欠け、一方では相
手の駆動シャフトの動作を阻害しない軸受性と、他方で
はダストシール性を十分に果たすブッシュが得られてい
ないといった実情にある。
リップ付ブッシュの一例を示している。即ち、軸受部1
の軸孔2にブッシュ3が装着してあって、駆動シャフト
4がこのブッシュ3を介して軸孔2に嵌合して回転自在
または摺動自在に支持された構造である。この場合、ブ
ッシュ3は内周面で駆動シャフト4に摺接して支持する
軸受部材でもある。従って、ブッシュ3としては回転ま
たは摺動する駆動シャフト4の動きを阻害するものであ
ってはならず、少なくとも摺接面であるブッシュ3の本
体内周面は硬質で摺動抵抗の低い材質のものが望まれ
る。これに対して、ブッシュ3のシールリップ部3aで
は、塵埃や泥水に対してダストシール機能を備えている
ことが必要である。その意味では高硬度の材質は避けら
れるべきである。しかしながら、図示例のような従来か
らのブッシュ3の場合、本体内周面が比較的硬質でシー
ルリップ部は比較的硬度の低いものといったように、内
周面とシールリップ部3aとで相反する硬度を併有した
材質のものといった要求に対して、双方の硬度をある程
度満足させて容認できる範囲内で材質の選定が行われて
きた。従って、選定の基準も正確さに欠け、一方では相
手の駆動シャフトの動作を阻害しない軸受性と、他方で
はダストシール性を十分に果たすブッシュが得られてい
ないといった実情にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
現状のブッシュの問題点を解決すべくなされたもので、
摺動抵抗の小さい好適な軸受性とダストシール機能を満
足するブッシュの提供を目的としたものである。
現状のブッシュの問題点を解決すべくなされたもので、
摺動抵抗の小さい好適な軸受性とダストシール機能を満
足するブッシュの提供を目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るブッシュ
は、駆動シャフトに嵌合して支持する筒状のものであっ
て、駆動シャフトに摺接する本体を摺動抵抗の小さいプ
ラスチック材で筒状に成形し、この本体の端部外側に本
体よりも軟質でダストシール性を備えたシールリップ部
を接合して一体化した構成となっている。
は、駆動シャフトに嵌合して支持する筒状のものであっ
て、駆動シャフトに摺接する本体を摺動抵抗の小さいプ
ラスチック材で筒状に成形し、この本体の端部外側に本
体よりも軟質でダストシール性を備えたシールリップ部
を接合して一体化した構成となっている。
【0005】
【作用】本体では駆動シャフトとの摺動抵抗が小さく、
軸受部材として機能する。塵埃や泥水の侵入はシールリ
ップ部によって防止される。
軸受部材として機能する。塵埃や泥水の侵入はシールリ
ップ部によって防止される。
【0006】
【実施例】以下、本発明によるブッシュの実施例を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明による第1実施例
を示している。この第1実施例のブッシュ10は、全体
が筒状で本体11の端部に内周面側に向けられたシール
リップ部12が設けられた構造となっている。本体11
にはポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂等のプラスチ
ック材が用いられている。また、シールリップ部12と
しては、本体11よりも軟質で、例えばJIS A 硬度
で80〜90程度のウレタンゴムなどが用いられてい
る。本体11に金属類は対象としていない。シールリッ
プ部12は本体11に接合されて一体化され、この接合
の方法は、異材質成形、或はインサート成形等で行われ
るが特に限定されない。
に基づいて説明する。図1は、本発明による第1実施例
を示している。この第1実施例のブッシュ10は、全体
が筒状で本体11の端部に内周面側に向けられたシール
リップ部12が設けられた構造となっている。本体11
にはポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂等のプラスチ
ック材が用いられている。また、シールリップ部12と
しては、本体11よりも軟質で、例えばJIS A 硬度
で80〜90程度のウレタンゴムなどが用いられてい
る。本体11に金属類は対象としていない。シールリッ
プ部12は本体11に接合されて一体化され、この接合
の方法は、異材質成形、或はインサート成形等で行われ
るが特に限定されない。
【0007】従って、本体11の内周面は図4で示され
た駆動シャフト4の外周面との摺接において抵抗が少な
く、馴染み性も良好な軸受部材として機能する。駆動シ
ャフト4の作動中、この駆動シャフト4との摺接面にお
いて塵埃や泥水の侵入に対するダストシール性はシール
リップ部12によって確保される。
た駆動シャフト4の外周面との摺接において抵抗が少な
く、馴染み性も良好な軸受部材として機能する。駆動シ
ャフト4の作動中、この駆動シャフト4との摺接面にお
いて塵埃や泥水の侵入に対するダストシール性はシール
リップ部12によって確保される。
【0008】一方、図2は、本発明による第2実施例の
ブッシュ20を示し、図3は軸受部1及び駆動シャフト
4間においてこのブッシュ20を2つ組み合わせた装着
形態の一例を示す断面図である。この第2実施例のブッ
シュ20の場合、本体21の端部外周面側に向けてシー
ルリップ部22が一体に接合された構造である。機能は
第1実施例と同じであるが、ダストシール性の面ではシ
ールリップ部22によって図4で示された軸受部1の端
面に密着し、軸受部1と駆動シャフト4との間の塵埃や
泥水の侵入に対して防止する。本体21及びシールリッ
プ部22の材質は第1実施例に準ずる。
ブッシュ20を示し、図3は軸受部1及び駆動シャフト
4間においてこのブッシュ20を2つ組み合わせた装着
形態の一例を示す断面図である。この第2実施例のブッ
シュ20の場合、本体21の端部外周面側に向けてシー
ルリップ部22が一体に接合された構造である。機能は
第1実施例と同じであるが、ダストシール性の面ではシ
ールリップ部22によって図4で示された軸受部1の端
面に密着し、軸受部1と駆動シャフト4との間の塵埃や
泥水の侵入に対して防止する。本体21及びシールリッ
プ部22の材質は第1実施例に準ずる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるブッ
シュは、駆動シャフトに摺接する筒状の本体には摺動抵
抗の小さいプラスチック材を用い、この本体の端部外側
に本体よりも軟質のウレタンゴム等によるシールリップ
部を接合して一体化しているので、本体の内周側では駆
動シャフトとの摺動抵抗が小さく、軸受部材として機能
し、塵埃や泥水の侵入はシールリップ部によって防止さ
れる。そのため、軸受部材として、かつダストシール性
を有するシール部材として両機能を備えた高度な利点を
有する。
シュは、駆動シャフトに摺接する筒状の本体には摺動抵
抗の小さいプラスチック材を用い、この本体の端部外側
に本体よりも軟質のウレタンゴム等によるシールリップ
部を接合して一体化しているので、本体の内周側では駆
動シャフトとの摺動抵抗が小さく、軸受部材として機能
し、塵埃や泥水の侵入はシールリップ部によって防止さ
れる。そのため、軸受部材として、かつダストシール性
を有するシール部材として両機能を備えた高度な利点を
有する。
【図1】本発明による第1実施例のブッシュの縦断面図
ある。
ある。
【図2】本発明による第2実施例のブッシュの縦断面図
ある。
ある。
【図3】第2実施例のブッシュの駆動シャフト及び軸受
部間における装着形態の一例を示す断面図である。
部間における装着形態の一例を示す断面図である。
【図4】従来例のブッシュの軸受部における駆動シャフ
トへの装着断面図である。
トへの装着断面図である。
1 軸受部 4 駆動シャフト 10、20 ブッシュ 11、21 本体 12、22 シールリップ部
Claims (3)
- 【請求項1】 駆動シャフトに嵌合して支持する筒状の
ブッシュであって、シャフトに摺接する本体を摺動抵抗
の小さいプラスチック材で筒状に成形し、この本体の端
部外側に本体よりも軟質でダストシール性を備えたシー
ルリップ部を接合して一体化したことを特徴とするブッ
シュ。 - 【請求項2】 シールリップ部が本体端部内周面側に向
けられている請求項1記載のブッシュ。 - 【請求項3】 シールリップ部が本体端部外周面側に向
けられている請求項1記載のブッシュ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4263105A JPH0681851A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | ブッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4263105A JPH0681851A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | ブッシュ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0681851A true JPH0681851A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=17384899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4263105A Pending JPH0681851A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | ブッシュ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0681851A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2803886A1 (fr) * | 2000-01-19 | 2001-07-20 | Caoutchouc Tech Et Ind Scti So | Coussinet etanche |
KR100384153B1 (ko) * | 2000-08-01 | 2003-05-16 | 기아자동차주식회사 | 밸브 바디에 채용된 튜브 조립체 |
JP2019019868A (ja) * | 2017-07-14 | 2019-02-07 | Nok株式会社 | リップ付きブッシュ |
JP2019158013A (ja) * | 2018-03-14 | 2019-09-19 | 本田技研工業株式会社 | ボールベアリング |
-
1992
- 1992-09-04 JP JP4263105A patent/JPH0681851A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2803886A1 (fr) * | 2000-01-19 | 2001-07-20 | Caoutchouc Tech Et Ind Scti So | Coussinet etanche |
KR100384153B1 (ko) * | 2000-08-01 | 2003-05-16 | 기아자동차주식회사 | 밸브 바디에 채용된 튜브 조립체 |
JP2019019868A (ja) * | 2017-07-14 | 2019-02-07 | Nok株式会社 | リップ付きブッシュ |
JP2019158013A (ja) * | 2018-03-14 | 2019-09-19 | 本田技研工業株式会社 | ボールベアリング |
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