JPH0681704B2 - 可撓性光記録媒体の製造装置 - Google Patents

可撓性光記録媒体の製造装置

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JPH0681704B2
JPH0681704B2 JP62313008A JP31300887A JPH0681704B2 JP H0681704 B2 JPH0681704 B2 JP H0681704B2 JP 62313008 A JP62313008 A JP 62313008A JP 31300887 A JP31300887 A JP 31300887A JP H0681704 B2 JPH0681704 B2 JP H0681704B2
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flexible
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resin layer
drum
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満 多気田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、光カード、光ディスク、CDROM、ホログラム
などの光記録媒体の製造装置に関し、特に、可撓性基材
に微細パターンを連続的に転写することによって所望の
光記録情報ないしパターンが形成された光記録媒体を連
続的かつ効率的に製造するための装置に関する。
〔発明の背景〕
従来、光カード、光ディスク、ホログラムなどの光学的
情報ないしパターンが形成された光記録媒体を製造する
方法ならびに装置については、種々の手段が提案されて
おり、たとえば、所定の光記録情報パターンが形成され
た原版を用意し、この原版から所望の光記録媒体を型取
りによって複製する方法が知られている。
ところで、従来の光記録媒体の製造方法においては、型
取りによって媒体を製造する場合、主に剛性の高い材料
を前提としているため連続的な製造プロセスをとること
は困難であり、しかも形成する情報パターンが微細かつ
複雑なものである場合にあってはなおさらである。一
方、可撓性にすぐれた材料に上記のような微細パターン
を形成する場合にあっては、剛性材料に比べてパターン
転写の制御性に劣るため、可撓性材料表面に微細パター
ンを高精度に形成することは難しく、さらに連続的でし
かも迅速なパターン転写を行うことは技術的に困難であ
った。
また、光記録媒体の内でも、情報パターン層と光反射層
とを積層した光記録媒体にあっては、従来はいわゆるRO
M型媒体(読み出し専用記録媒体)の開発が主流であ
り、この場合は光反射層自体をパターン化する技術が一
般的であったが、さらにDRAW型光記録媒体(追加記録型
媒体)の製造のためには、パターン層自体を高精度にし
かも迅速に転写する技術が必要である。
〔発明の概要〕
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたも
のであり、可撓性基材の表面に光記録情報からなる微細
パターンを連続的かつ高精度に転写するための装置を提
供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る可撓性光記
録媒体の製造装置は、 可撓性基材を供給するための供給手段と、 円周表面に光記録用微細パターンの原版が設けられ、前
記供給手段から供給される可撓性基材を連続的に巻込む
原版ドラムと、 前記原版ドラムの表面に未硬化の樹脂を塗布して原版ド
ラムと該原版ドラムに供給された可撓性材料との間に未
硬化の樹脂層を連続的に形成するための樹脂塗布手段
と、 前記原版ドラムに供給された可撓性基材を前記樹脂層を
介して原版ドラム表面に押圧することによって原版の微
細パターンを前記樹脂層に連続的に写しとるための加圧
ローラと、 前記加圧ローラに対して可撓性基材の送り方向後方に設
けられ、前記微細パターンが写しとられた樹脂層を連続
的に硬化するための硬化手段、とを有してなることを特
徴としている。
また、本発明の可撓性光記録媒体の製造装置は、硬化手
段によって硬化された樹脂層および/または可撓性基材
の表面に所望の膜を形成するための製膜手段と、可撓性
基材にさらに他の基材を積層するための積層手段と、前
記製膜ならびに積層が施された可撓性基材を所定形状に
打抜くための打抜き手段とがさらに設けされていてもよ
い。
〔実施例〕
以下、本発明に係る可撓性光記録媒体の製造装置を、図
面に示す実施例に基づいて具体的に説明する。
本発明の装置は、プラスチックシートなどの巻き取り可
能な可撓性材料を基材とし、この可撓性基材の表面に樹
脂を塗布形成し、これを予め製作された原版に押圧する
ことによって、原版の微細パターンを、可撓性基材の表
面に形成された樹脂層に連続的にしかも正確に転写する
ことを可能とする装置であり、さらにこの装置は、微細
パターンの転写後に光反射膜などの膜や他の基材を積層
する手段、あるいはさらにこれら積層後に目的の形状に
応じて所定形状にカットする手段を有していてもよい。
第1図は、本発明の装置の概念図であり、回転体1の円
周表面に光記録情報の微細パターンの原版2が形成され
た原版ドラム3が設けられ、この原版ドラム3に基材ロ
ール4からシート状可撓性基材5が供給される。これと
共に、原版ドラム3の表面には、その回転に合せて塗布
ロール6により樹脂が供給され、可撓性基材5と原版ド
ラム3との間に樹脂層7が形成される。この樹脂は、未
硬化(半硬化を含む)の樹脂であり、後の工程で硬化さ
れる。
硬化性樹脂としては、紫外線硬化樹脂の他に電子線硬化
樹脂などが用いられ得る。
原版ドラム3の回転に応じて、可撓性基材5を送って、
ニップロール8により可撓性基材5を樹脂層7と共に原
版ドラム3に押圧して原版の微細パターンを樹脂層7に
順次写しとっていき、引き続いて樹脂層を硬化させる。
硬化手段としては、たとえば本図に示すように紫外線ラ
ンプ9a、9bを用いて可撓性基材5の側から照射して樹脂
を硬化させることができる。したがって、この場合は、
樹脂としては、紫外線硬化型樹脂を用いる。
なお、樹脂が電子線硬化樹脂の場合は、硬化手段である
9a〜9cは電子線照射装置である。
このようにして微細パターンの転写ならびに硬化工程を
経たのち、必要に応じて樹脂層7側からさらに紫外線ラ
ンプ9cによって紫外線を照射して樹脂の硬化を完全なも
のにすることができる。このようにして転写の完了した
シートは順次連続的に巻き取ることができる。
本発明においては、転写が完了した後に、樹脂層7ある
いは可撓性基材5の表面に所望の膜を形成するための製
膜手段が設けられていてもよく、図示の場合は、転写さ
れた微細パターンの表面に光記録に必要な光反射膜(金
属膜)を形成するための光記録膜形成装置10が設けられ
ていてもよい。金属膜を形成する場合、この光記録膜形
成装置には、蒸着やスパッタリングのための手段が設け
られている。
また、本発明の装置においては、可撓性基材あるいは樹
脂層(および金属膜)の表面にさらに他の基材を積層す
るための積層手段が設けられていてもよく、図示の場合
は、カード基材やフィルムなどの所望の基材を供給する
ための基材ロール11が設けられロール12aおよび12bによ
って押圧してこれらが一体化される。
さらに、本発明の装置においては、積層された材料を所
定形状に打抜くための打抜き装置13が設けられていても
よく、この場合の打抜き方法にはハーフカットも含まれ
る。
打抜き工程が終了したのち、製品は巻取りリール14によ
って順次巻き取られる。
このように、本発明の装置においては、可撓性基材なら
びに樹脂の供給から完成品の巻取りに至る一連の工程を
連続的な巻取り方式で行うことができるので、所望の微
細パターンの転写複製を効率的かつ高精度に行うことが
できる。
さらに、本発明においては、専用電子計算機により発信
される制御指令信号に基づき、ローラの回転速度および
張力を自動的に制御することができる。
本発明の装置は、光カード、光ディスク、ホログラムな
どの微細パターン(微細凹凸構造)が形成された光記録
媒体の製造に好適である。
また、形成され得る微細パターンとしては、目的に応じ
て、たとえば、光カードや光デイスク用のビット形状、
トラッキング形状あるいはホログラム用の干渉縞等であ
り得る。さらにまた、本発明装置によれば、最小線幅が
5μm以下、凹凸の高低差が0.5μm以下の微細パター
ンの形成が可能である。
〔発明の効果〕
本発明の装置においては、可撓性基材ならびに樹脂の供
給、転写、樹脂層の硬化を経て完成品の巻取りに至る一
連の工程を連続的な巻取り方式で行うことができるの
で、所望の微細パターンの転写複製を効率的かつ高精度
に行うことができるというすぐれた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の可撓性光記録媒体の製造装置の概要を
示す断面図である。 1……回転体、2……原版、3……原版ドラム、5……
可撓性基材、7……樹脂、8……ニップロール、9a、9
b、9c……紫外線ランプ、10……光記録膜形成装置、11
……基材ロール、13……打抜き装置、14……巻取りリー
ル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性基材を供給するための供給手段と、
    円周表面に光記録用微細パターンの原版が設けられ、前
    記供給手段から供給される可撓性基材を連続的に巻込む
    原版ドラムと、 前記原版ドラムの表面に未硬化の樹脂を塗布して原版ド
    ラムと該原版ドラムに供給された可撓性材料との間に未
    硬化の樹脂層を連続的に形成するための樹脂塗布手段
    と、 前記原版ドラムに供給された可撓性基材を前記樹脂層を
    介して原版ドラム表面に押圧することによって原版の微
    細パターンを前記樹脂層に連続的に写しとるための加圧
    ローラと、 前記加圧ローラに対して可撓性基材の送り方向後方に設
    けられ、前記微細パターンが写しとられた樹脂層を連続
    的に硬化するための硬化手段、とを有してなることを特
    徴とする、可撓性光記録媒体の製造装置。
  2. 【請求項2】硬化手段によって硬化された樹脂層および
    /または可撓性基材の表面に所望の膜を形成するための
    製膜手段と、可撓性基材にさらに他の基材を積層するた
    めの積層手段と、前記製膜ならびに積層が施された可撓
    性基材を所定形状に打抜くための打抜き手段とをさらに
    有する、特許請求の範囲第1項に記載の装置。
JP62313008A 1987-12-10 1987-12-10 可撓性光記録媒体の製造装置 Expired - Lifetime JPH0681704B2 (ja)

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JPH01152044A JPH01152044A (ja) 1989-06-14
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JPH04147446A (ja) * 1990-10-09 1992-05-20 Ube Ind Ltd 光メディアの製造方法
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JPS5687203A (en) * 1979-12-18 1981-07-15 Toppan Printing Co Ltd Manufacture of disk
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