JPH0681649B2 - コイルばねの成形方法 - Google Patents

コイルばねの成形方法

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JPH0681649B2
JPH0681649B2 JP1018460A JP1846089A JPH0681649B2 JP H0681649 B2 JPH0681649 B2 JP H0681649B2 JP 1018460 A JP1018460 A JP 1018460A JP 1846089 A JP1846089 A JP 1846089A JP H0681649 B2 JPH0681649 B2 JP H0681649B2
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JP
Japan
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wire rod
coil
quill
forming
coil spring
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JP1018460A
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JPH02200331A (ja
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陽三 大代
憲史 阿比留
栄次 大林
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Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はコイルばね製造機で、コイルばねのフック部お
よびまたはコイル部1巻目の湾曲のひねりを矯正すると
ともにフック部の湾曲ならびにもしくは密着コイルばね
または密着しないコイルばねのコイル胴部および必要な
らば前記コイル胴部と連なるピッチの異なるコイルばね
のコイル胴部の成形をする方法に関するものである。
従来の技術 すでに出願人は特公昭62−53249号に示す方法を発明し
て引っ張りコイルばねを製造する際の巻初めのひねりを
防止する方法を提案した。
この後さらに出願人は特開昭63−52724号で示す新しい
構造のコイルばね製造機を提案したが、この新しい構造
のコイルばね製造機を改良して、1個の成形工具で従来
と同様の効果のある巻初めのひねりを防止する成形方法
およびコイルばねのコイル胴部をピッチ巻きまたは密着
巻きとする場合の成形方法を提案する。
発明が解決しようとする課題 従来のコイルばねのフック部やコイル胴部の姿勢制御方
法では、巻初めひねりを防止するための矯正成形工具、
例えば前記特公昭62−53249号の実施例では第2成形工
具兼矯正成形工具を必要とした。この場合、フック部や
コイル胴部の矯正には湾曲成形工具でクイルから送り出
される線材に湾曲を作りつつ矯正成形工具を線材の横に
位置させて矯正するものである。つまり、湾曲成形工具
と矯正成形工具との2個の成形工具を用いて行なうもの
であった。
しかしながら、コイルばね製造機に要求されるコイルば
ねの成形形状がさらに複雑になれば、それだけ線材加工
のための成形工具を多く用いて、口金(クイル)から送
り出される線材に対しあらゆる方向から線材に加工を加
えなければならず、要求される形状によっては矯正成形
工具が線材加工のための成形工具と同一方向から作動さ
せねばならず、それぞれが干渉することから矯正成形工
具が使用できない場合などもあった。
また、コイルばねの成形でコイル胴部のピッチ量を変え
るピッチ巻き成形を行うのにも、コイル胴部成形用の湾
曲成形工具とピッチ量を変更させるピッチ成形工具との
2個の成形工具を用いて成形加工を行うものであった。
課題を解決するための手段 本発明は特開昭63−52724号で示すコイル胴部などを成
形する成形工具を用い、線材の繰出しとともに、先端に
傾斜するみぞを形設した成形工具を、クイルの線材繰出
孔の中心軸線を中心として、成形工具の傾斜するみぞの
中心軸線とクイルの線材繰出孔の中心軸線とを略一致さ
せて回転移動させ、かつ、クイルの軸線を含む面内で旋
回移動させることにより、1巻目の成形初めの部分の姿
勢制御をして、コイルばねのフック部およびまたはコイ
ル部1巻目の湾曲のひねりを矯正するとともにフック部
の湾曲ならびにもしくは密着コイルばねまたは密着しな
いコイルばねのコイル胴部および必要ならば前記コイル
胴部と連なるピッチの異なるコイルばねのコイル胴部の
成形を1個の成形工具で行なう方法を提案するものであ
る。
実施例 本発明の一実施例を図面によって以下のとおり説明す
る。
一対のフィードロールによりクイルから強制的に線材が
送り出され、前方に待ち受ける成形工具により湾曲が成
形されるにあって、クイル52は第5図に示すように線材
を挿通する線材繰出孔53を設け、この線材繰出孔53の斜
め下側に右側への滑り斜面54を設け、その右側には線材
繰出孔53と平行な切欠き55が設けられた形状である。
また、クイル52に対しクイル対向面に進出することで線
材繰出孔53から繰り出される線材を湾曲させる整形工具
30は、第4図に示すように先端のクイル対向面に線材成
形用のみぞ31が傾斜して形成された形状であり、この成
形工具30はクイル52の前方で線材繰出孔53と成形工具30
のみぞ31とが合致する位置でクイル対向面に向かい接近
または隔離するとともに、成形工具30はクイル52の線材
繰出孔53の中心軸線を中心として回転移動可能で、か
つ、クイルの軸線を含む面内で旋回移動可能な構成とす
る。
つまり、常に成形工具30のみぞ31の中心線と線材繰出孔
53の中心軸線とが略一致する位置で成形工具30は回転移
動および旋回移動をするものである。
つぎに、密着コイルばねの成形をする場合について、第
1図および第1図に対応する成形工具30の状態を正面か
ら示す第2図によって説明する。
クイル52の線材繰出孔53より線材が前方へ送り出される
(第1図Aおよび第2図A)。
つづいて、成形工具30が線材繰出孔53の前方へ旋回移動
してみぞ31と送り出されつつある線材とを当接させ、線
材繰出孔53の前面で成形工具30の先端面が停止するが、
線材繰出孔53よりさらに線材が送り出されることで、み
ぞ31に沿って湾曲が順に成形される(第1図Bおよび第
2図B)。
さらに、線材が送り出されることで、成形されつつある
湾曲の先端がクイル52の滑り斜面54に当接する直前にお
いて成形工具30は線材繰出孔53の中心軸線上を中心とし
て回転移動を始め(第1図Cおよび第2図C)、みぞ31
が線材送りとともにゆるやかに回転移動しつつ湾曲を成
形する。このため成形されつつある湾曲の先端は滑り斜
面54に滑り込む(第1図Dおよび第2図D)。
そして、成形工具30は線材繰出孔53の中心軸線上を中心
として逆方向に回転移動を始め、みぞ31が線材送りとと
もに逆方向に回転移動しつつ湾曲を成形するため、湾曲
の先端は続いて滑り斜面54から切欠き55にまで滑り込み
ながら湾曲を成形する(第1図Eおよび第2図E)。
この後、成形工具30の回転はそのまま停止し、クイル52
の線材繰出孔53から線材が引き続き送り出されることで
密着ばねが成形される。
ついで、フック湾曲部の成形をする場合について、第1
図および第1図に対応する成形工具30の状態を正面から
示す第2図によって説明する。
クイル52の線材繰出孔53より線材が前方へ送り出される
(第1図Aおよび第2図A)。
つづいて、成形工具30が線材繰出孔53の前方へ旋回移動
してみぞ31と送り出されつつある線材とを当接させ、線
材繰出孔53の前面で成形工具30の先端面が停止するが、
線材繰出孔53よりさらに線材が送り出されることで、み
ぞ31に沿って湾曲が順に成形される(第1図Bおよび第
2図B)。
さらに、線材が送り出されることで、成形されつつある
湾曲の先端が所定位置において成形工具30は線材繰出孔
53の中心軸線上を中心として回転移動を始め(第1図C
および第2図C)、みぞ31が線材送りとともにゆるやか
に回転移動しつつ湾曲を成形する。
そして、成形工具30は線材繰出孔53の中心軸線上を中心
として逆方向に回転移動を始め、みぞ31が線材送りとと
もに逆方向に回転移動、かつ、成形工具が後退して、フ
ック部の所望の湾曲と直線脚部とを形成する図示しない
フック部を成形する。
ひきつづいて、ピッチ量を変えてピッチ巻きのコイル成
形をする場合について、第3図によって説明する。
クイル52の線材繰出孔53より線材が前方へ送り出され、
成形工具30のみぞ31に当接させて密着巻きの状態でコイ
ル成形が行なわれているとき(第3図A)成形工具30を
線材繰出孔53の中心軸線上を中心として回転移動を続け
(第3図B)、みぞ31が線材送りとともに回転移動しつ
つ湾曲を成形すると、密着状態であったコイル胴部が順
にコイル巻きのピッチ間隔を拡げつつコイル成形を行な
うこととなり、成形工具30の回転移動量により任意のピ
ッチでコイル巻きを行なう。
なお、ピッチ巻きのコイル成形状態であったのを逆に密
着状態にすることも、成形工具30を逆方向に回転移動さ
せることで容易に行なえるのは明白であるから、その説
明は省略する。
効果 本発明はコイルばねの成形方法において、巻初めの最初
の半巻き分は従来のように線材をひねらず巻き方向に回
転させたので張力を付与せず、その後クイルの滑り斜面
に線材の先端が当たってから成形工具30を逆方向に回転
させて張力を付与するようにしたので、成形工具が1個
の簡単な構成の装置で形のよい湾曲を成形することがで
き、最初の半巻き分の湾曲部の成形に際して起こるひね
り現象を矯正し、安定した形状のコイルばねを得られる
ものである。
さらに、従来に比して成形工具を回転させるという全く
簡単な方法で任意のピッチ間隔のコイル巻きを成形する
こともできるばねの成形方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の密着コイルばねの成形過程を示す図、
第2図は第1図の成形工具の状態を示す図、第3図はピ
ッチ巻きのコイルばねの成形過程を示す図、第4図は成
形工具の図、第5図はクイルの図である。 30……成形工具 31……みぞ 52……クイル 53……線材繰出孔 54……滑り斜面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】央部に穿孔された線材繰出孔と平行な切欠
    きを有し、かつ、前記線材繰出孔の下側に切欠き状に形
    成したコイルを送り込む滑り斜面を有するクイルの線材
    繰出孔から線材を繰出すとともに、クイルの線材繰出孔
    を中心として回転位置決め可能で、かつ、クイルの軸線
    を含む面内で旋回位置決め可能に設けた成形工具をクイ
    ルから送り出される線材の前面に進出させて線材と衝合
    することでフック部およびまたはコイル部を成形するば
    ね成形方法であって、線材の繰出しとともに、先端に傾
    斜するみぞを形設した成形工具を、クイルの線材繰出孔
    の中心軸線を中心として、成形工具の傾斜するみぞの中
    心軸線とクイルの線材繰出孔の中心軸線とを略一致させ
    て回転移動させ、かつ、クイルの軸線を含む面内で旋回
    移動させることにより、1巻目の成形初めの部分の姿勢
    制御をして、コイルばねのフック部およびまたはコイル
    部1巻目の湾曲のひねりを矯正するとともにフック部の
    湾曲ならびにもしくは密着コイルばねまたは密着しない
    コイルばねのコイル胴部および必要ならば前記コイル胴
    部と連なるピッチの異なるコイルばねのコイル胴部の成
    形を1個の成形工具で行なうことを特徴とするコイルば
    ねの成形方法。
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