JPH0681507U - 内視鏡用処置具 - Google Patents

内視鏡用処置具

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JPH0681507U
JPH0681507U JP2363693U JP2363693U JPH0681507U JP H0681507 U JPH0681507 U JP H0681507U JP 2363693 U JP2363693 U JP 2363693U JP 2363693 U JP2363693 U JP 2363693U JP H0681507 U JPH0681507 U JP H0681507U
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JP
Japan
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outer cylinder
treatment
elastic
sheath
tip
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2363693U
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English (en)
Inventor
勉 岡田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
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Publication of JPH0681507U publication Critical patent/JPH0681507U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、管腔壁と異物との間隙が狭かった
り、管腔の上部側が狭い場合でも、下部側から異物を捕
捉できるような内視鏡用処置具を提供することを目的と
する。 【構成】本考案は、外筒2内に挿通したシース3の先端
に、複数の弾性ワイヤ25a,25bを用いて拡開およ
び収縮自在な構成とした処置部25を連結し、この処置
部25を外筒2の先端から出し入れするようにした内視
鏡用処置具において、前記処置部25は、それぞれ弾性
ワイヤ25a,25bから構成される開閉自在な一対の
把持部26a,26bに分割してなり、前記一対の把持
部26a,26bはリンク機構を介して前記シース3に
挿通される操作ワイヤ14に連結され、その操作ワイヤ
14の進退操作に伴い、前記一対の把持部26a,26
bを開閉する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、経内視鏡的に体腔内に挿入され、体腔内の結石等の異物を回収した り、それを破砕したりするために用いられる内視鏡用処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、体腔内にある胆道結石等の異物を除去する内視鏡用処置具として、バ スケット鉗子が用いられている。実公昭62−14811号公報、実開平3−2 9102号公報、実開昭56−166012公報、および実開昭58−1663 09号公報等において示されるように、この種のバスケット鉗子は、シース内に 挿通した操作ワイヤの先端に複数本のバスケット形成用ワイヤの各基端を固着し 、各バスケット形成用ワイヤの先端は、先端チップで結束してある。各バスケッ ト形成用ワイヤの中間部は外方に向けて弾性的に膨らむように形成され、その部 分でバスケット部を形成する。
【0003】 そして、このバスケット鉗子を使用する場合には、操作ワイヤを引き、バスケ ット部を閉じた状態で、例えば胆管に挿入し、閉じた状態のバスケット部を胆管 内壁と胆石との間を通じてその先まで差し込み、この後、バスケット部を開き、 バスケット部を引き込みながらバスケット部内に胆石を取り込む。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような形式の従来のバスケット鉗子では、胆管の内壁と胆石の間隙が狭い と、開いたバスケット部が胆管壁と胆石の間に通すときに潰れたり変形したりし てしまい、バスケット部の内部に胆石を取り込むことが困難になることがあった 。また、胆石が胆管上部(上流)の肝門部に存在するような場合では、胆石の先 までバスケット鉗子を挿入したり、そこで、バスケットを開いたりすることがで きず、胆石の回収が難しかった。
【0005】 本考案は前記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは管腔壁 と異物との間隙が狭かったり、管腔の奥部側が狭い場合でも、異物を捕捉できる ような内視鏡用処置具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決する手段および作用】
本考案は、外筒内に挿通した摺動部材の先端に、複数の弾性条体を用いて拡開 および収縮自在な構成とした処置部を連結し、この処置部を外筒の先端から出し 入れするようにした内視鏡用処置具において、前記処置部はそれぞれ弾性条体か ら構成される開閉自在な複数の把持部に分割してなり、前記摺動部材はシースで 構成され、前記複数の把持部はリンク機構を介して前記シースに挿通される操作 ワイヤに連結され、その操作ワイヤの進退操作に伴い、前記複数の把持部を開閉 する。
【0007】 例えば、胆管内に前記外筒を挿入後、この外筒に対して可撓管を前進させ、操 作ワイヤを前進させて、リンク機構を介して複数の把持部を開き、結石等の異物 を取り込んだ後、処置部を閉じてその異物を保持するようにしたものである。
【0008】
【実施例】
図1ないし図3は本考案の第1の実施例に係る内視鏡用把持鉗子を示すもので ある。 この内視鏡用把持鉗子1は可撓性の外筒2の内部に同じく可撓性を有する密巻 きコイルからなるシース3を挿通してなり、シース3の先端には先端カバー部材 4が結合されている。
【0009】 この先端カバー部材5はシース3の先端に被嵌して固着された筒体からなり、 この筒体には一対の支持アーム7が突出している。一対の支持アーム7の先端部 間にはピン8を架設してなり、このピン8には一対の回動部材9を軸支している 。この各回動部材9の手元側端はそれぞれピン11によりリンク12の一端を取 り付け、リンク12の他端はピン13により、操作ワイヤ14の先端に取着され た連結子15にまとめて取り付けられている。つまり、回動部材9、リンク12 および連結子15により、開閉操作用のリンク機構を構成する。
【0010】 操作ワイヤ14はシース3内を通じて手元まで延在しており、操作部16に設 けた操作用スライダ17に連結されている。つまり、操作部16を把持する手の 指でスライダ17を進退することにより操作ワイヤ14を押し引きする。
【0011】 前記操作部16の本体の先端には外筒2の内部に連通する口金18を設けた保 持管19が被嵌して取着されている。口金18に図示しないシリンジ等を取着し て取り付け、外筒2の内部を通じて送液等を行うことができる。
【0012】 操作部16の本体の先端には保持管19に嵌挿する硬質管21が連結され、こ の硬質管21の外周は保持管19の内面に取着された弾性Oリング22に密着さ れている。前記シース3は硬質管21の先端から導出する。操作部16はその硬 質管21に弾性Oリング22を摺接する状態で前後動でき、これに伴って前記シ ース3は前後動する。
【0013】 また、外筒2の基端は保持管19に被嵌して固定されている。外筒2の基端部 分は保持管19に取着して導出する折止め用保護部材23が被嵌されている。こ の保護部材23の内側に位置する外筒2の外面には銘板24が取り付けられてい る。
【0014】 一方、前記リンク機構の一対の回動部材9には、弾性条体としての複数の弾性 ワイヤを用いて拡開および収縮自在な構成とした処置部25が連結されている。 この処置部25はそれぞれ3本ずつの弾性ワイヤ25a…,25b…から構成さ れる一対の把持部26a,26bに分割してなり、一方の把持部26aを構成す る3本の弾性ワイヤ25aの各基端は、一方の回動部材9にまとめて取着され、 他方の把持部26bを構成する3本の弾性ワイヤ25bの各基端は、他方の回動 部材9にまとめて取着される。
【0015】 また、一方の把持部26aを構成する3本の弾性ワイヤ25aの各他端は、2 つに分割された一方の先端チップ27bのものにまとめて取着されている。また 、他方の把持部26bを構成する3本の弾性ワイヤ25bの各他端は、2つに分 割された他方の先端チップ27bのものにまとめて取着されている。2つのもの に分割されている先端チップ27a,27bは図1で示すように嵌合して連結さ れる状態と図2で示すように離れる状態が得られる構成になっている。
【0016】 ところで、処置部25を構成する各弾性ワイヤ25a,25bはそれぞれ中央 部を外側に向けて湾曲して膨出するように自己付勢する弾性的な癖が付されてい る。つまり、各把持部26a,26bは片側が開口したかご状に形成され、先端 チップ27a,27bが互いに嵌合して結合した状態では、すべての弾性ワイヤ 25a,25bによって閉じたバスケット形状をなす。
【0017】 このように構成された把持鉗子1を使用する際には、まず、操作部16のスラ イダ17を手元側へ引いて処置部25を閉じ、さらに、外筒2に対して操作部1 6を手元側に引き、シース3を外筒2内に引き込む。この状態で、その外筒2を 図示しない内視鏡のチャンネルを通じて体腔内の、例えば図3で示す胆管28内 に挿入する。このとき、外筒2の先端は、胆石29より胆管28の下流部側に位 置されている。
【0018】 次いで、外筒2の基端側の保持管19に対して、操作部16を前進させてその 操作部16の先端を保持管19に対して嵌着し、外筒3から処置部25を突き出 す。そして、スライダ17を押込み前進させることにより、処置部25の把持部 26a,26bを回動させて開き、その各把持部26a,26bの間に胆石29 を取り込み、次いで、スライダ17を手元側に牽引して把持部26a,26bを 閉じる。ついで、操作部16を外筒2に対して牽引し、処置部25を引き込むよ うにすることにより、その処置部25に胆石29をしっかりと把持する。
【0019】 しかして、この構成によれば、胆石29に対して、胆管28の下流部側からア プローチするため、上流部側に充分な空間がない場合でも、胆石29を確実に捕 捉することができ、また、処置部25の把持部26a,26bを回動させて開き 、胆石29の脇を通過させることがないので、その処置部25のバスケット形状 が潰れたり変形させたりしてしまうことがない。
【0020】 図4ないし図5は本考案の第2の実施例を示す把持鉗子1を示すものである。 図4はその把持鉗子1の先端付近を示すが、この基本的な構成は前述した第1の 実施例のものと同様である。
【0021】 この第2の実施例では、処置部25の各把持部26a,26bを構成する弾性 条体が弾性ワイヤ25a…,25b…を用いたが、これに代わりに、自己付勢さ れた弾性板30a…,30b…で構成した。図5は処置部25を閉じたときの各 弾性板30a…,30b…の配置を示している。
【0022】 この第2の実施例によれば、前記第1の実施例と同様の作用効果に加えて、弾 性板30a…,30b…を使用しているので、バスケット形状がより変形しにく いという作用効果が生じる。
【0023】 図6ないし図7は本考案の第3の実施例を示す把持鉗子1を示すものである。 これは前述した第2の実施例の変形例である。図6はその把持鉗子1の先端部付 近の構成を示すが、その基本的な構成は前述した第2の実施例と同様である。
【0024】 この第3の実施例では、第2の実施例の各把持部26a,26bを構成する弾 性板30a…,30b…のうち、中央の1本のものが自己付勢されていない弾性 ワイヤ31a,31bに置き代わった構成となっている。すなわち、把持部26 a,26bは、自己付勢された2つの弾性板30a…,30b…と自己付勢され ていない弾性ワイヤ31a,31bとで構成される。
【0025】 しかして、外筒2から把持部25を突き出すと、弾性板30a,30bは自己 付勢されているので拡開する。それによって自己付勢されていない弾性ワイヤ3 1a,31bは外方向にたわみ、バスケット形状を形成する。
【0026】 この第3の実施例によっても、前記第1の実施例と同様の作用効果が得られる 。さらに加えて、弾性板30a…,30b…を使用することによる第2の実施例 の作用効果が得られる。
【0027】 図8ないし図9は本考案の第4の実施例を示す把持鉗子1を示すものである。 これは前述した第3の実施例の構成においての把持部26a,26bの相対向し 、かつ左右の弾性板30aと弾性板30bの間に、把持部26a,26b相互の ずれを防止する規制手段32が設けられている。この規制手段32は複数のリン ク33を一列に連結して構成される。
【0028】 この規制手段32によれば、把持部26a,26bを開き、胆石29を取り込 んで閉じる際、規制手段32によって、把持部26a,26b相互のずれが防止 されるため、一対の把持部26a,26bを確実に閉じることができ、胆石29 を落とすことがない。
【0029】 図10は本考案の第5の実施例の処置具を示すものである。これは処置部35 の一対の把持部35a,35bがそれぞれループ形状37を形成した1本の弾性 ワイヤ36a,36bからなるものである。その他の構成は第1の実施例と同じ である。
【0030】 この第5の実施例の処置具は、経内視鏡的に気管支等に挿入され、ピーナッツ 等のような異物を回収するのに適する。手元操作で一対の把持部26a,26b を開閉できるので、ピーナッツのようにくずれ易い異物の把持の際、力を加減す ることができる。
【0031】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、内視鏡用処置具の処置部がそれぞれ弾性条体か ら構成される複数の把持部に分割してなり、複数の把持部はリンク機構を介して 前記シースに挿通される操作ワイヤの進退操作に伴い、開閉する。
【0032】 したがって、例えば、胆管内に前記外筒を挿入後、この外筒に対して可撓管を 前進させ、操作ワイヤを前進させて、リンク機構を介して複数の把持部を開き、 結石等の異物を取り込んだ後、処置部を閉じてその異物を保持するから、管腔壁 と異物との間隙が狭かったり、管腔の上部側が狭い場合でも、下部側から異物を 確実に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例に係る内視鏡用把持鉗子
を示す断面図。
【図2】本考案の第1の実施例に係る内視鏡用把持鉗子
の処置部を開いた状態の先端部付近を示す断面図。
【図3】本考案の第1の実施例に係る内視鏡用把持鉗子
の使用状態の説明図。
【図4】本考案の第2の実施例に係る内視鏡用把持鉗子
の処置部を開いた状態の先端部付近を示す断面図。
【図5】本考案の第2の実施例に係る内視鏡用把持鉗子
の処置部を開いた状態の先端部の横断図。
【図6】本考案の第3の実施例に係る内視鏡用把持鉗子
の処置部を開いた状態の先端部付近を示す断面図。
【図7】本考案の第3の実施例に係る内視鏡用把持鉗子
の処置部を開いた状態の先端部の横断図。
【図8】本考案の第4の実施例に係る内視鏡用把持鉗子
の処置部を開いた状態の先端部付近を示す断面図。
【図9】本考案の第4の実施例に係る内視鏡用把持鉗子
の処置部を開いた状態の先端部の横断図。
【図10】本考案の第5の実施例に係る内視鏡用把持鉗
子の処置部を開いた状態の先端部の断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡用把持鉗子、2…外筒、3…シース、9…回
動部材、12…リンク、14…操作ワイヤ、15…連結
子、25…処置部、25a…弾性ワイヤ、25b…弾性
ワイヤ、26a,26b…把持部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外筒内に挿通した摺動部材の先端に、複数
    の弾性条体を用いて拡開および収縮自在な構成とした処
    置部を連結し、この処置部を外筒の先端から出し入れす
    るようにした内視鏡用処置具において、 前記処置部はそれぞれ弾性条体から構成される開閉自在
    な複数の把持部に分割してなり、前記摺動部材はシース
    で構成され、前記複数の把持部はリンク機構を介して前
    記シースに挿通される操作ワイヤに連結され、その操作
    ワイヤの進退操作に伴い、前記複数の把持部を開閉する
    ことを特徴とする内視鏡用処置具。
JP2363693U 1993-05-07 1993-05-07 内視鏡用処置具 Withdrawn JPH0681507U (ja)

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19971106