JPH0681506U - 撮像装置の対物アダプタ - Google Patents

撮像装置の対物アダプタ

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JPH0681506U
JPH0681506U JP2418693U JP2418693U JPH0681506U JP H0681506 U JPH0681506 U JP H0681506U JP 2418693 U JP2418693 U JP 2418693U JP 2418693 U JP2418693 U JP 2418693U JP H0681506 U JPH0681506 U JP H0681506U
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JP
Japan
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subject
lens barrel
image pickup
light
illumination light
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Pending
Application number
JP2418693U
Other languages
English (en)
Inventor
伸二 山森
啓順 黒米
正行 井上
章博 石野
裕之 山下
Original Assignee
日本光電工業株式会社
株式会社資生堂
川崎製鉄株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本光電工業株式会社, 株式会社資生堂, 川崎製鉄株式会社 filed Critical 日本光電工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮像装置から発射する照明光が被写体表面か
ら反射する表面反射をなくし、被写体を良好に観察でき
るようにする。 【構成】 レンズ4及びレンズ筒5からなる拡大光学系
が内部に収容されたプローブ1の本体2の内周と、レン
ズ筒5の外周との間に配設された光ファイバ7を有する
プローブ1の先端にガラス柱体11を接続し、ガラス柱
体11の先端端面を被写体9に密着させて、光ファイバ
7から発する照明光が被写体9から表面反射しないよう
にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、生体の皮膚や臓器あるいは柔らかな表面を持った素材などの被写体 の表面を拡大して観察する撮像装置に設けられ、前記被写体の表面を照射する照 明光の表面反射をなくすに好適な撮像装置の対物アダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】
生体の皮膚などの被写体の表面に先端を直接当接させて、前記被写体の拡大像 をモニタに表示する撮像装置は、従来は図3に示すように構成されていた。図3 において、鏡筒としてのカメラプローブ1の筒状の本体2内には、内筒3が挿通 されており、内筒3の先端内周にはレンズ4を保持するレンズ筒5が固定されて いる。レンズ筒5の先端中心には後述する被写体像を入射する開口部5aが形成 されており、レンズ4及びレンズ筒5により拡大光学系が構成されている。
【0003】 内筒3にはレンズ4と同一光軸上に撮像素子としてのCCD6が設けられてお り、拡大光学系を通して入射した被写体像を撮像して、図示しないテレビモニタ 上に表示するようになっている。またカメラプローブ1の本体2の内周と内筒3 の外周との間には、多数の光ファイバ7が円環状に並列配置されており、先端は 本体2及び内筒3の端面に開口している。さらに光ファイバ7の基端側は本体2 から引き出され、結束状態で図示しない光源に接続されている。そして光源から 発する照明光は本体2の先端端面に均等に配列された光ファイバ7の先端から放 射され、被写体9を均等な明るさで照明するようになっている。
【0004】 一方、本体2の先端には円筒状に形成された対物接触体8が同心状に取り付け られており、対物接触体8の先端を被写体9の表面に当接させることにより、本 体2と被写体9との距離を一定に保ち、被写体9の像をレンズ4を介してCCD 6上に結像させるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記のように構成された従来の撮像装置によると、被写体9の測 定部位は空気に接触しているため、光ファイバ7を介して照射される照明光が被 写体9の表面で表面反射し、キラギラした光となる。これは空気の屈折率が1. 0であり被写体の屈折率との間で大きな差があるため発生するものである。この 結果、CCD6で撮像されモニタ上で表示された被写体像において、反射光の強 い部分が白く写し出され、被写体9の色や形状を観察することが困難になるとい う問題があった。
【0006】 また、毛髪などを観察する場合、対物接触体8の先端端面が円環状であるため 、対物接触体8で押圧された毛髪が中央部分で浮き上がり、CCD6上で結像さ れた被写体像の焦点が一部ずれるという欠点もあった。この欠点を解消するため に開口部5aを狭くして、被写界深度を深くすれば焦点がずれることはなくなる が、その場合手前側では倍率が上がり、先では倍率が下がることとなり、大きさ の認識が不確定となる欠点が生じた。
【0007】 なお、この種の照明装置としては、特開平2−207401号公報に記載され たように、光ファイバから被写体へ入射する照明光の光路及び被写体からCCD に至る光路にそれぞれ偏光板を設け、両偏光板の相対的な回転による偏向面の方 向の調整により、被写体の表面で反射した光のみを除去するようにした提案が公 知である。 また、頭皮など皮膚上の凹凸や毛髪などの付属物を平面的に観察するためには 図4に示すように対物接触体8の先端にガラスなどの透明材13を当接させ、被 写体9に当接させ観察していた。この時、透明材13と被写体9の間にアルコー ルなどの透明の液体を充填すると、被写体9の表面反射がなくなり、さらに透明 材13により被写体9が平面的に押しつけられるため倍率の変化による大きさの 認識が不確定の問題も解消された。しかし、このような構成では当然のことなが ら、透明材9の表面で反射が生じ、相変らず観察しにくいという問題があった。
【0008】 本考案はこのような状況に鑑みてなされたもので、照明光の被写体表面からの 表面反射をなくし、大きさの認識が明確にでき被写体を良好に観察することので きる撮像装置の対物アダプタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、内部に拡大光学系と撮像素子とを同一 光軸上に収容した鏡筒と、該鏡筒の内周と前記拡大光学系の外周との間に配設さ れ、光源からの照明光を被写体に投写する導光体とを備える撮像装置の対物アダ プタにおいて、透明部材で形成され、一端が前記導光体の投光端に接続され、他 端が前記被写体に密着する面を有する柱体を、前記鏡筒の先端に前記柱体の中心 軸を前記光軸に合わせるように配置したことを特徴としている。
【0010】
【作用】
上記構成によると、導光体としての光ファイバの投光端と被写体との間には透 明柱体が介在し、空気層がないため、照明光が被写体の表面で表面反射すること はない。従って、ギラギラした強い表面反射光がなくなり、被写体の色や形状を 長時間安定して観察することができる。また透明柱体の端面で被写体を密着して 押圧するため、被写体が浮き上ることはなく、撮像素子上で被写体像の焦点を正 確に合わせて結像させることができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の撮像装置の対物アダプタの一実施例を図面を参照して説明する 。
【0012】 図1及び図2に本考案の一実施例の構成を示す。図1及び図2において、図3 に示す従来例の部分と対応する部分には同一の符号を付しており、その説明は適 宜省略する。本実施例の特徴はカメラプローブ1の本体2の先端に、取付部材1 0を介してガラス柱体11を同心状に取り付けた点にある。ガラス柱体11の外 周は不透明なプラスチック又は金属等で円筒状に形成された外筒12で被覆され ており、ガラス柱体11と本体2とは取付部材10を介してネジ結合されている 。そして取付部材10により被写体像をCCD6上に合焦するように調整可能と なっている。
【0013】 本実施例によれば光ファイバ7の投光端と被写体9との間にガラス柱体11が 介在し、その間に空気層がないので、照明光が被写体9の表面で表面反射するこ とはない。従って、光源から発する照明光はガラス柱体11により被写体9との 接触面へ導かれ、観察に十分な明るさを持ってガラス柱体11と接触した面の被 写体9の情報のみを、長時間安定して観察することができる。また毛髪などを観 察する場合、ガラス柱体11の端面で被写体9を密着して押圧するため、被写体 9が浮き上がることはなく、CCD6上で被写体像の焦点を正確に合わせて結像 させることができる。光ファイバ7の採光端からの光が、レンズ筒5に直接入射 しないよう取付部材10には遮光壁10aが設けられている。 また、前記実施例ではガラス柱体を用いた例を説明したが、アクリル等の透明 樹脂の柱体でも同様の効果を得ることができる。アクリル等の樹脂の柱体では、 生体などに使用する場合被写体への当接面をアルコールなどで消毒することがあ る。そのような場合、樹脂の表面がアルコールで劣化し、クラックが生じること があるので、被写体面にガラス板を密着貼付する構成としても同様の効果がある 。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の撮像装置の対物アダプタによれば、導光体の投 光端と被写体との間に透明柱体を密着して取り付けたので、被写体からの照明光 の表面反射をなくし、被写体の観察を長時間安定して行うことができる。さらに 、密着することによりレンズと被写体との距離が常に一定となるので確定した倍 率の像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の撮像装置の対物アダプタの一実施例の
構成を示す要部断面側面図。
【図2】図1の要部拡大分解斜視図。
【図3】従来の撮像装置の一例の構成を示す要部断面
図。
【図4】従来の他の撮像装置の一例の構成を示す要部断
面図。
【符号の説明】
1 カメラプローブ(鏡筒) 2 本体 5 レンズ筒(拡大光学系) 6 CCD(撮像
素子) 7 光ファイバ(導光体) 9 被写体 11 ガラス柱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山森 伸二 東京都新宿区西落合1丁目31番4号 日本 光電工業株式会社内 (72)考案者 黒米 啓順 東京都新宿区西落合1丁目31番4号 日本 光電工業株式会社内 (72)考案者 井上 正行 東京都新宿区西落合1丁目31番4号 日本 光電工業株式会社内 (72)考案者 石野 章博 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第1リサーチセンター内 (72)考案者 山下 裕之 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社東京本社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に拡大光学系と撮像素子とを同一光
    軸上に収容した鏡筒と、該鏡筒の内周と前記拡大光学系
    の外周との間に配設され、光源からの照明光を被写体に
    投写する導光体とを備える撮像装置の対物アダプタにお
    いて、透明部材で形成され、一端が前記導光体の投光端
    に接続され、他端が前記被写体に密着する面を有する柱
    体を、前記鏡筒の先端に前記柱体の中心軸を前記光軸に
    合わせるように配置したことを特徴とする撮像装置の対
    物アダプタ。
  2. 【請求項2】 前記柱体の外周が不透明材料で覆われて
    いることを特徴とする請求項1記載の撮像装置の対物ア
    ダプタ。
JP2418693U 1993-05-11 1993-05-11 撮像装置の対物アダプタ Pending JPH0681506U (ja)

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JP2418693U JPH0681506U (ja) 1993-05-11 1993-05-11 撮像装置の対物アダプタ

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JP2418693U JPH0681506U (ja) 1993-05-11 1993-05-11 撮像装置の対物アダプタ

Publications (1)

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JPH0681506U true JPH0681506U (ja) 1994-11-22

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ID=12131305

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JP2418693U Pending JPH0681506U (ja) 1993-05-11 1993-05-11 撮像装置の対物アダプタ

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JP (1) JPH0681506U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012242790A (ja) * 2011-05-24 2012-12-10 Hamamatsu Photonics Kk 試料観察方法、及びレンズホルダ
JP2021514797A (ja) * 2017-11-30 2021-06-17 フンダシオ インスティトゥート デ シエンシィズ フォトニクス 光学内視鏡

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012242790A (ja) * 2011-05-24 2012-12-10 Hamamatsu Photonics Kk 試料観察方法、及びレンズホルダ
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990223