JP3241051B2 - 拡大観察装置の対物具 - Google Patents

拡大観察装置の対物具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、観察装置本体と対物
具とからなり、対物具で取り入れた像を観察装置本体の
ディスプレイに再生して被観察物の拡大観察を行う拡大
観察装置に関し、特にその対物具、とりわけ狭い部分や
穴の内部を観察したり、あるいは内視鏡として用いるの
に好適な対物具に関する。
【0002】
【従来の技術】当出願人は、先に、特開平1−3085
27号、特願平1−26462号であるいは特願平1−
273419号等として拡大観察装置を提案した。この
拡大観察装置は、対物具及び観察装置本体よりなり、対
物具を被観察物側に持っていってその像を取り、これを
観察装置本体のディスプレイに表示して観察するように
してなるもので、何らの技能や熟練を必要とせず誰でも
手軽に50倍〜数千倍の倍率での観察を行えるというも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この拡大観察
装置は、その対物具の構造から、例えば、ギヤボックス
の内部とか入り組んで配列された部品の隙間等のような
狭い部分での観察には必ずしも適していないし、また内
視鏡的利用にも必ずしも適していない。このような狭隘
部観察(機械部品中の狭い部分の観察あるいは内視鏡的
利用等)に適するようにするためには、被観察物の像の
伝送用としてロッドレンズを用いるのが有力な手段であ
る。ただ、従来のロッドレンズの用いられ方をそのまま
適用するとなると多くの付随的光学系が必要で、対物具
の小型化や像の鮮明化という点で不十分である。そこ
で、この発明では、ロッドレンズを用いて狭隘部観察を
可能とするについて、より小型化でき、また像の鮮明化
を図れるようにすることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】具体的には、被観察物の
像を伝送するためのロッドレンズを含んだ光学系、及び
ロッドレンズで伝送された像を捉えるための撮像素子を
備えており、ロッドレンズがその出射端面より外部側に
外れた位置に結像する長さとされ、そして撮像素子がそ
の受光面をロッドレンズの結像位置に臨ませる状態で配
されてなる対物具を提供し、また照明光を導くための光
ファイバがロッドレンズの周囲に沿う状態で設けられて
いる対物具を提供する。
【0005】
【作 用】この対物具は、ロッドレンズがその出射端面
より外部側に外れた位置に像を結像させ、この結像を撮
像素子で直接的に撮像するようにするようにしているの
で、ロッドレンズの通常の使用法である端面結像、つま
りロッドレンズの出射端面に結像させる方法に比べ、接
眼レンズが不要となり、この結果、色収差の問題が解消
すると共に構造も簡単になり、また、出射端面の研磨精
度や付着ゴミの影響を受けずに済み、良質の像を安定し
て得られる。また、照明光を導くための光ファイバをロ
ッドレンズの周囲に沿う状態で設けるようにすることに
より、その照明構造を非常に簡単なものにでき、小型化
とコストダウンを図れる。
【0006】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。この実
施例による対物具1は、図5に示すように、本体部2及
び本体部2に対し螺合により着脱自在とされた集光ガイ
ド3により形成されている。本体部2は、円筒状でその
内部に、図1に示すような撮像ユニット4及び図1及び
図2に示すような多数の光ファイバ5f、5f、……か
らなる光源5を備えており、撮像ユニット4からのケー
ブル4cと、光ファイバ5fの束の外部への延長部分が
接続ケーブル6として外部へ延設されている。撮像ユニ
ット4は、後述の光学系で伝送された像を捉えるための
もので、撮像素子としてのCCD素子7やその他の素子
を予め撮像用にユニット化してなるもので、これで捉え
られた像は、ケーブル4cを介して図外の観察装置本体
に送られ、そこのディスプレイに表示される。また、こ
の撮像ユニット4の先には遮光カバーSが取り付けられ
ており、その内部には、複数の遮光絞りi、i、……が
必要最小限の光路Tを形成するように円環状で突設され
ている。この遮光絞りi、i、……による必要最小限の
光路Tの形成は鮮明な画像を得る上で極めて有用であ
る。光源5は、外部の図示せぬ発光源から照明光を導く
ためのもので、図1及び図2に示すように、多数の光フ
ァイバ5f、5f、……からなっており、各光ファイバ
5f、5f、……の先端部を環状のホルダ8に植設する
ことにより円環状に形成されている。集光ガイド3は、
円環状の光源5からの照明光を観察対象部位に集中させ
て照射することにより大倍率での観察に必要である強力
な照明光を得るためのもので、例えばアクリル樹脂(メ
タクリル樹脂)のような透明性の高い合成樹脂で作られ
ている。具体的には、図1及び図2に示すように、基端
側の大径部9から先端側の細長い小径部10にかけて全
体が滑らかな曲面で連続する漏斗状の形状とされてお
り、このような漏斗状の形状であることにより、大径部
9の基端の集光端面11から入射した光源5からの照明
光が集光ガイド3の中実内部を全反射により導かれて伝
送し小径部10の先端の照射端面12から観察対象部位
に集中して照射するようになっている。また、この集光
ガイド3は、図2に見られるように、縦分割した3個の
分割片3pを接合させて形成されている。このように複
数の分割片3pにより形成するようにしたのは、その集
光率をよりよくするためであり、またその成形を行い易
くするためである。つまり、集光ガイド3の中実内部を
全反射により伝送し得る光は集光端面11から一定の範
囲の入射角度で入射した光だけで、それ以外の光は外部
に漏れようとするが、各分割片3pの接合面13、1
3、13が反射面として働くことによりこの漏れが防止
されて集光率がよくなる。また、前記の如き漏斗状の形
状を1回成形で成形するのはかなり面倒なものである
が、これを分割片3pより形成するようにすれば、この
面倒が解消され、金型設計や成形精度の確保についてよ
り有利になる。さらに、この集光ガイド3は、その小径
部10の内部に先端側から順に対物レンズ14及びロッ
ドレンズ15を配列してなる光学系16を内蔵してい
る。尚、対物レンズ14の先端とロッドレンズ15の後
端に設けられているのは何れもカバーガラス17であ
る。対物レンズ14は、後述のロッドレンズ15と同様
の分布屈折率形レンズであるが、ロッドレンズ15が像
を単に伝送するだけなのに対し、所定の設計倍率で拡大
像を得られるようになっている。ロッドレンズ15は、
分布屈折率形、つまり屈折率が中心軸から外周に向かっ
て放物線状に分布するタイプの像伝送体で円柱棒状をし
ている。そして、図4に示すように、屈折率の分布状態
に応じたサインカーブ状の光路により光を伝搬させるこ
とにより、像をそのまま入射端面18側から出射端面1
9側へ伝送するようになっている。ところで、このよう
なロッドレンズは従来より知られているものであるが、
従来では出射端面に像を結像させ、この出射端面に結像
した像をさらに複数の凸レンズからなる接眼レンズを介
して観察する構成にして用いるのが一般であったが、こ
のロッドレンズ15では、出射端面19より先に結像さ
せ、この結像位置にCCD素子7の受光面7fを臨ませ
るようにしている。このような構成とすることにより、
前述の接眼レンズを不要とでき色収差の問題が解消する
と共に構造も簡単になり、また出射端面19の研磨精度
や付着ゴミの影響を受けずに済み、良質の像を安定して
得られる。このような出射端面外の結像は、光路の蛇行
周期のピッチ長Pに対し、ロッドレンズ15の長さを
(n+X)×P(m/m)(n=0、1、2、3、…
…;Xは約0.8 程度)という長さに設定することにより
得られる。そして、出射端面外の結像面は、図4に示す
ように、このような長さによる出射端面19で中断され
た光路曲線に対する接線Lの交点上に現れる。図6に示
すのは他の実施例で、前記実施例が照明光を得るのに多
数の光ファイバ5f、5f,……による円環状の光源5
と漏斗状の集光ガイド3を組み合わせて用いていたのに
対し、外部の発光源から照明光を細い光ファイバ束30
により直接的に被観察物Mへ照射するようにしている。
具体的には、外部の発光源から伸びてきている光ファイ
バ束30をロッドレンズ15の周囲に沿わせる状態で設
け、その照射端面31が対物レンズ14の先端に臨むよ
うにしてある。このような構造は、その照明構造をより
簡単なものにでき、小型化とコストダウンに結びつく。
尚、この例では光ファイバ束30を1本しか用いていな
いが、より強力な照明が要求される場合には必要に応じ
て複数の光ファイバ束30をロッドレンズ15の周囲に
沿わせその照射端面31を環状に配列することになる。
【0019】
【発明の効果】この発明による対物具は、以上説明して
きた如く、より鮮明な像が得られ、また、より小型化で
きるものなので、機械部品中の狭い部分の観察あるいは
内視鏡的利用等の狭隘部観察について大きな前進をもた
らすことができる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】対物具の要部を示す断面図である。
【図2】光源と集光ガイドの関係を示す斜視図である。
【図3】図2中の矢示Y方向から見た光源の底面図であ
る。
【図4】ロッドレンズにおける光の伝送状態を示す側面
図である。
【図5】対物具の側面図である。
【図6】他の実施例における図1相当の断面図である。
【図7】図6中の矢示Z方向から見た底面図である。
【符号の説明】
1 対物具 7 CCD素子(撮像素子) 7f 受光面 15 ロッドレンズ 18 入射端面 19 出射端面 30 光ファイバ束
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−274907(JP,A) 特開 昭63−274912(JP,A) 特開 昭61−210759(JP,A) 特開 昭62−188464(JP,A) 特開 昭64−86664(JP,A) 実開 昭60−186419(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被観察物の像を伝送するための一のロッ
    ドレンズを含んだ光学系、及びこのロッドレンズで伝送
    された像を捉えるための撮像素子を備えた拡大観察装置
    の対物具であって、 前記ロッドレンズが、その出射端面より外部側に結像位
    置を持つような長さであって、Pを光路の蛇行周期のピ
    ッチ長、nを0以上の整数、Xを0.8として、(n+
    X)×Pで表される長さとされ、 前記撮像素子がその受光面を前記結像位置に臨ませる位
    置に配されていると共に、その受光面が前記結像位置に
    おける像の大きさに合致し、且つ前記ロッドレンズの出
    射端面よりも大きな大きさとされており、ロッドレンズ
    の出射端面からの像を前記撮像素子の受光面に直接結像
    させるように構成されていることを特徴とする拡大観察
    装置の対物具。
  2. 【請求項2】 照明光を導くための光ファイバがロッド
    レンズの周囲に沿う状態で設けられている、請求項1記
    載の拡大観察装置の対物具。
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