JP2881279B2 - 原子燃料用ボアスコープ - Google Patents

原子燃料用ボアスコープ

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JP2881279B2
JP2881279B2 JP6021982A JP2198294A JP2881279B2 JP 2881279 B2 JP2881279 B2 JP 2881279B2 JP 6021982 A JP6021982 A JP 6021982A JP 2198294 A JP2198294 A JP 2198294A JP 2881279 B2 JP2881279 B2 JP 2881279B2
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borescope
mirror
tube
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nuclear fuel
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和俊 渡海
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Nuclear Fuel Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強度の放射能(103
〜105 R/Hr)を有する物体、特に使用済原子燃料
より取外されたノズルや支持格子、被覆管、シンブル管
等の内側表面を非破壊にて近接観察するリジッド型の原
子燃料用ボアスコープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】照射済原子燃料のホットラボ照射後検査
等での外観観察は、テレビカメラや光学系拡大システム
が用いられているが、管の内側表面の観察については構
造上、次のような問題点がある。
【0003】 内側表面の観察は非破壊では不可であ
る。 近接観察を行う場合、テレビカメラでは耐放射線の
ために望遠方式となり、画像の分解能が低下し、また光
学系システムでは対象物の大きさが制限される。
【0004】そこで、上記内側表面等の狭い領域での一
般的観察方式としては、次の2つの方式があるが、夫々
に問題がある。
【0005】(a)ファイバー式スコープ 画像伝達用のガラスファイバーと照明光伝達用のガラス
ファイバーとが組となっているが、下記のボアスコープ
等のレンズを用いた光学システムと比べると分解能が悪
く、前記内表面の近接観察には不適当である。 (b)ボアスコープ(リジッド型) 画像伝達部がロッドレンズ又はリレーレンズ、照明光伝
達部がガラスファイバーで構成されている。画像は鮮明
であるが耐放射線性能は良くない。
【0006】なお、上記(a),(b)はいずれも接眼
部に小型のCCDテレビカメラを取りつけテレビ画面で
観察できるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】即ち、上記リジッド型
ボアスコープは上述の如く画像は鮮明ではあるが、上記
ボアスコープを照射後試験に使用した場合は、照明光伝
達部のガラスファイバーに、いわゆる多成分系ガラス
(N a 2 O ,B 2 O 3 ,S i O 2 他)を用いているた
め、放射線によって着色してしまい、光を有効に伝達し
ないことが判明した。
【0008】また、画像伝達部のリレーレンズは光学ガ
ラスでやはり多成分ガラスではあるが、ガラス部分の積
算厚みが上記ガラスファイバーより短いことや、ガラス
ファイバーよりA l 2 O 3 やアルカリ金属類が少ないた
めに、ある程度の耐放射線性があることも判明した。
【0009】本発明は叙上の如き実状に対処し、ボアス
コープの照明光伝達部を改良することにより、上記ボア
スコープに耐放射性を得ることを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明ボアスコープの特徴は、対物レンズと、該対物
レンズから連続的に直線上に並んだ多数のリレーレンズ
からなる画像伝達部と、該画像伝達部を取り囲み、内筒
と外套管との間に多数の石英製ガラスファイバーを配設
した照明光伝達部よりなるボアスコープ本体の、上記ガ
ラスファイバー基部にライトガイドコネクターを介して
ライトガイド本体を着脱自在に設けてなり、前記ボアス
コープ本体は更に外套管外側にミラー支持チューブが外
套管に対し回動自在に外嵌されていると共に、ミラー支
持チューブの先端にボアスコープの視野を前記画像伝達
部の方向に向け半径方向に90°屈折させるミラーが固
設されている構成にある。
【0011】
【0012】また、ボアスコープの基端に視野を半径方
向に屈折させるミラーまたはプリズムを配設すると共
に、この屈折した視野の範囲にCCDテレビカメラを配
設し、CCDカメラに対象物からの放射能が直接入射し
ないようにすることも可能である。
【0013】
【0014】
【作用】上記本発明では、従来のボアスコープのガラス
ファイバーを交換するだけで、ホットラボでの通常の放
射線環境下(〜105 R/Hr)で実用可能な耐放射線
性(〜106 R/Hr)を有するボアスコープを安価に
提供することが可能である。
【0015】
【実施例】以下、さらに添付図面を参照して、本発明の
実施例を説明する。
【0016】図1は本発明実施例のリジッド型ボアスコ
ープを用いた内面観察装置を示す一部断面側面図、図2
は図1のA−A線拡大断面図、図3は同実施例ボアスコ
ープの拡大断面図であり、ボアスコープ本体は、図1左
半と図2,図3に夫々示すように、対物レンズ1と、こ
の対物レンズ1から連続的に直線上に並んだ多数のリレ
ーレンズ2とからなる画像伝達部3、及びこの画像伝達
部3の周囲を取り囲むよう配設された多数の石英ガラス
ファイバー4または石英紫外線ガラスファイバーからな
る照明光伝達部5によって構成されている。
【0017】上記各レンズ1,2は従来と同じ通常の多
成分ガラスからなる光学レンズによって構成され、図
2,図3に示す内筒6によって支持されている。また、
上記ガラスファイバー4はこの内筒6と外套管7との間
に配設されている。さらに、この外套管7の外側には、
ミラー支持チューブ9が外套管7に対し回動自在に外嵌
されており、上記ミラー支持チューブ9の先端にはボア
スコープの視野を前記画像伝達部の方向に向け半径方向
に90°屈折させるステンレス製のミラー8が固設され
ている。
【0018】照明伝達部5は、上記外套管7がスコープ
本体固定部10に一体的に固定されると共に、前記内筒
6が、プリズム11を内蔵するミラーブロック12に貫
通した状態で、このミラーブロック12に固定されてい
る。
【0019】一方、前記ミラー支持チューブ9は、前記
スコープ本体固定部10に固定ボール13を介して回動
自在に外嵌されたローター14に固定されており、モー
タM1 によりこのローター14を介して、その先端のミ
ラー8を遠隔操作によって360°回動させることがで
きる。
【0020】他方、前記ミラーブロック12は、CCD
テレビカメラ15の内部にあるCCD素子その他の半導
体部品(図示しない)が放射線に極めて弱く(数Gy)
遮蔽を行う必要があるため、図1に示す様にプリズム1
1またはミラーによって光路18を曲げるように設けら
れたものである。従って、かかる構造と共に、上記CC
Dテレビカメラ15の周囲を遮蔽ブロック16で取り囲
むことにより、このCCDテレビカメラが対象物Nから
の直接の放射能を受けないようになっている。なお、上
記CCDテレビカメラも、フォーカスリング17によ
り、やはりモータM2 を用いて外部からの遠隔操作によ
って焦点調整を行うことができる。
【0021】また、19はライトガイドコネクタ、20
はライトガイド端面であり、この実施例ではこのライト
ガイドコネクタ19を用いることにより、ボアスコープ
本体を消耗品と考えることができ、より高価なライトガ
イド本体(図示せず)を繰り返し使用できるようになっ
ている。なお、ライトガイド本体とは、光ファイバーか
らなり、光源からライトガイドコネクタ19へ光を導く
ものである。このライトガイド本体には、一般に長尺な
光ファイバーが使用されており、劣化した部分だけ切り
捨てて残りを使うという使い方ができないため、先端の
みが放射能で劣化しても全長すべてを廃棄しなければな
らない。
【0022】しかして、上記本発明実施例の内面観察装
置では、前記着脱自在にするために設けられたライトガ
イドコネクタ19を用いて、外部(図示しない)よりの
光はライトガイド開口部(ライトガイド端面20)を通
じて石英ガラスファイバー4に流入し、更に先端に設け
られたSUSミラー8に反射して対象物Nを照らす。S
USミラー8に写った対象物Nの画像は、対物レンズ1
及びリレーレンズ2、プリズム11を通過し、結像レン
ズ21上に写し出される。この像をCCDテレビカメラ
15により撮し、外部(図示しない)のTV画面へ伝送
する。
【0023】本装置を、表面での線量が約104 R/H
rある照射後のニッケル合金製のスペーサーの内部観察
に用い、約50時間使用したが、特に画質の劣化は認め
られなかった。
【0024】以上、本発明の実施例を説明したが、ボア
スコープの対物レンズ及びリレーレンズ等の光学系は、
積層厚みがガラスファイバーに比べて薄いことから、石
英や耐放射線材料と言われるNon−Browning
ガラス等の高価な材質を使用しなくとも、通常の光学ガ
ラスを使用して充分な画質の分解能を得ることができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の原子燃料
用ボアスコープは、画像伝送用のレンズと照明光伝達用
のガラスファイバーとを備えたリジット型ボアスコープ
において、上記ガラスファイバーを石英ガラスにて形成
したものであり、従来のボアスコープのファイバーを上
記の如く交換するだけで、ホットラボでの通常の放射線
環境下(〜105 R/Hr)で実用可能な耐放射線性
(〜106 R/Hr)を有するボアスコープを安価に提
供するとの顕著な効果を奏するものである。
【0026】そして、上記ボアスコープにおいて、この
スコープの先端に視野を半径方向に屈折させるミラーを
配設すると共に、このミラーを上記ボアスコープの軸を
中心として回動自在となして、360度の視界を得るこ
とも可能であり、また、ボアスコープの基端に視野を半
径方向に屈折させるミラーまたはプリズムを配設すると
共に、この屈折した視野の範囲にCCDテレビカメラを
配設し、CCDカメラに対象物からの放射能が直接入射
しないようにすることも可能である。
【0027】さらに、上記ガラスファイバーの基部にラ
イトガイドコネクタを設け、ボアスコープ本体に対しラ
イトガイド本体を着脱自在となし、高価なライトガイド
本体を消耗品とせずに繰り返し使用することも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のリジッド型ボアスコープを用い
た内面観察装置を示す一部断面側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】同実施例ボアスコープの拡大断面図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 リレーレンズ 3 画像伝達部 4 石英ガラスファイバー 5 照明光伝達部 6 内筒 7 外套管 8 ミラー 9 ミラー支持チューブ 10 スコープ本体固定部 11 プリズム 12 ミラーブロック 13 固定ボール 14 ローター 15 CCDテレビカメラ 16 遮蔽ブロック 17 フォーカスリング 18 光路 19 ライトガイドコネクタ 20 ライトガイド端面 21 結像レンズ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズと、該対物レンズから連続的
    に直線上に並んだ多数のリレーレンズからなる画像伝達
    部と、該画像伝達部を取り囲み、内筒と外套管との間に
    多数の石英製ガラスファイバーを配設した照明光伝達部
    よりなるボアスコープ本体の、上記ガラスファイバー基
    部にライトガイドコネクターを介してライトガイド本体
    を着脱自在に設けてなり、前記ボアスコープ本体は更に
    外套管外側にミラー支持チューブが外套管に対し回動自
    在に外嵌されていると共に、ミラー支持チューブの先端
    にボアスコープの視野を前記画像伝達部の方向に屈折さ
    せるミラーが固設されていることを特徴とする原子燃料
    用ボアスコープ。
  2. 【請求項2】 ボアスコープの基端に視野を半径方向に
    屈折させるミラーまたはプリズムを配設すると共に、こ
    の屈折した視野の範囲にCCDテレビカメラを配設した
    請求項1に記載の原子燃料用ボアスコープ。
JP6021982A 1994-01-20 1994-01-20 原子燃料用ボアスコープ Expired - Lifetime JP2881279B2 (ja)

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JP5851701B2 (ja) * 2011-02-17 2016-02-03 株式会社関東技研 放射線環境下監視用カメラ装置
CN103137229A (zh) * 2011-11-25 2013-06-05 中国原子能科学研究院 一种耐辐照摄像观察装置

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