JPH0681399B2 - プロテクタの構造及びプロテクタへの電線収納方法 - Google Patents

プロテクタの構造及びプロテクタへの電線収納方法

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JPH0681399B2
JPH0681399B2 JP1115033A JP11503389A JPH0681399B2 JP H0681399 B2 JPH0681399 B2 JP H0681399B2 JP 1115033 A JP1115033 A JP 1115033A JP 11503389 A JP11503389 A JP 11503389A JP H0681399 B2 JPH0681399 B2 JP H0681399B2
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protector body
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隆悦 及川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は電線を収納して保護するプロテクタの構造、
及びこのプロテクタへの電線の収納方法に係り、特に屈
曲部を有するプロテクタへ電線を容易に収納することが
できるプロテクタの構造及びプロテクタへの電線の収納
方法に関する。
(従来の技術) プロテクタ本体内に電線を収納し、上面をカバーで被覆
するプロテクタにおいて、第6図に示すようにプロテク
タが屈曲しているときに、プロテクタ本体1内に収納さ
れた電線2はその剛性による反力のため、屈曲部におい
て浮き上がる。このため従来は作業者が電線2を押え込
んでカバー3をプロテクタ本体1に嵌合していた。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように屈曲部を有するプロテクタに電線を収納
したときに、電線が浮き上がってカバーをプロテクタ本
体に容易に嵌合できず、作業者が強い力で電線を押え込
みながらカバーを装着しなければならなかった。このた
め作業者に大きな負担がかかり、作業時間も長くかかっ
て作業性が悪いという問題があった。
この発明は屈曲部を有するプロテクタにおいても、容易
に電線をプロテクタ本体内に収納しカバーを装着するこ
とのできるプロテクタの構造及びプロテクタへの電線収
納方法を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) この発明は上記目的を達成するために、断面がほぼU字
溝状に形成され、内部に電線を収納保護するプロテクタ
本体と、このプロテクタ本体に、その上面を被覆するよ
うに装着され、電線をプロテクタ本体内に保持するカバ
ーとからなるプロテクタの構造において、前記プロテク
タ本体の底面には、前記電線を同底面に押圧するU字状
の治具ピンの両端部が貫通する孔部を有しており、この
孔部を貫通して外側に突出する治具ピンの両端部は前記
プロテクタ本体をその底面の外側から保持する治具台側
に係止するようになっており、前記カバーには、そのカ
バー内から前記治具ピンを抜き取り、プロテクタ本体と
治具台と連結状態を解除するための開口部を有している
ことを特徴としている。
また、断面がほぼU字溝状に形成されたプロテクタ本体
を治具台上に設け、このプロテクタ本体内に電線を収納
した後、前記プロテクタ本体の底面にあけた孔部を貫通
するようにして前記治具台の係止孔にU字状の治具ピン
の両端部を挿入し、前記電線を前記治具ピンでプロテク
タ本体の底面に押圧して、その治具ピンの両端部を前記
治具台側に係止した後、前記プロテクタ本体に、その上
面を被覆するようにしてカバーを装着して、このカバー
とプロテクタ本体とで電線を保持し、しかる後前記治具
ピンを前記治具台側との係止を解除して、前記カバーに
形成された開口部から引抜き、プロテクタ本体と治具台
との連結状態を解除することを特徴としている。
(作用) この発明によれば、電線が収納されたプロテクタ本体を
治具台上に設け、治具ピンで電線を上側から挟むように
してプロテクタ本体の底面に押し付け、この治具ピンの
両端部をプロテクタ本体の孔部を介して治具台側に係止
し、電線が治具ピンによってプロテクタ本体の底面に押
し付けられた状態になる。そこで、カバーをプロテクタ
本体の上面を被覆するように装着する。そして、治具ピ
ンと治具台側との係止を解除してから、開口部から治具
ピンを抜き取る。そうすると、プロテクタ本体と治具台
との連結状態が解除され、電線がプロテクタ本体とカバ
ーのみで保持された状態になる。
したがって、カバーをプロテクタ本体に装着する際に、
電線が治具ピンによってプロテクタ本体の底面に押し付
けられており、この電線が上面側に浮き上がることがな
いから、カバーをプロテクタ本体に容易に装着すること
ができる。しかも、カバーには治具ピンを引き抜く開口
部を有しているから、プロテクタ本体と治具台との連結
状態を容易に解除することができ、しかも不要となった
治具ピンを容易に抜き取ることができる。
(実施例) 以下、この発明に係るプロテクタの構造の一実施例を図
面を参照して説明する。
第1図にこの発明の一実施例を示す。図において、第6
図に示す従来例と同一または同等部分には同一符号を付
して示す。図において、合成樹脂などで断面がほぼU字
溝状に形成されL字状に屈曲したプロテクタ本体1の底
面の屈曲部1aには、対向する両側の側壁1bの内面に近接
して1対の孔部4が貫通して形成されている。また、プ
ロテクタ本体1の両側の側壁1bの外側の端部近傍には、
それぞれロック部5が設けられており、これらのロック
部5には上下方向に貫通する係止孔5aが形成されてい
る。
一方、カバー3は合成樹脂などで断面がほぼ逆U字状に
形成され、プロテクタ本体1と同様にL字状に屈曲して
いる。そしてカバー3の上面の屈曲部3aには、対向する
両側の側壁3bに対して直角の方向に矩形状の開口部6が
形成されている。またカバー3の両側の側壁3bの端部に
は外側に向って突出するロック突起7が一体に設けられ
ており、カバー3をプロテクタ本体1の上面に嵌合装着
して被覆したときに、ロック突起7がロック部5に形成
された係止孔5aに嵌合係止されるようになっている。そ
してプロテクタ本体1に電線を収納したときに、ほぼ逆
U字状に形成された治具ピン8を電線の両側を挾持する
ように装着し、両側の下端をプロテクタ本体1の底部に
形成された孔部4に挿入することにより、電線の上面及
び両側面を押圧して、カバー3を容易に装着できるよう
になっている。また治具ピン8はカバー3を装着した後
に、カバー3に形成された開口部6から引き抜くことが
できる。
次に、この発明に係るプロテクタへの電線収納方法の一
実施例を第2図乃至第5図を参照して説明する。
第4図及び第5図にこの実施例に用いる治具台の構造を
示す。治具台10は第5図に示すようにほぼL字状に形成
されており、上面の直交する2面にはプロテクタ本体1
の幅に等しい幅の溝部10aが形成されている。また、治
具台10の溝部10aにプロテクタ本体1を嵌合装着したと
きに、プロテクタ本体1の折曲部1aに形成された孔部4
と整合する位置に、1対の係止孔11が溝部10aの面に対
して約45度の角度に形成されており、孔部4に挿入され
た治具ピン8の先端がこれらの係止孔11内に挿入される
ようになっている。また、治具台10に形成された1対の
係止孔11の内側には、第4図に示すように係止部材12を
収納する収納部13が設けられており、係止部材12はこの
収納部13内において矢印A−A方向に摺可能となってい
る。また、係止部材12と収納部13の内側内壁との間には
引張スプリング14が装着されており、係止部材12は内側
の方向に移動するように付勢されている。さらに係止部
材12の外側の面にはレバー15が設けられており、治具台
10の両側に形成された孔部16を介して外側に摺動可能に
突出している。また係止部材12の上端には内側に向って
突出する爪部17が設けられており、治具ピン8の下端に
形成された鋸歯部8aと係合するようになっている。
次に上記のように構成された治具台10及び治具ピン8を
用いて電線2をプロテクタへ収納する方法について、第
2図乃至第4図を参照して説明する。まずプロテクタ本
体1を治具台10の溝部10aに嵌合装着する。次に電線2
をプロテクタ本体1内に収納配線し、上部から治具ピン
8を電線2の両側を挾持するように挿入し、治具ピン8
の1対の先端をプロテクタ本体1に形成された孔部4を
貫通して治具台10の係止孔11に挿入する。次に挿入した
治具ピン8を押圧しながら電線2をプロテクタ本体1内
に整列させ、治具ピン8の先端の鋸歯部8aを係止部材12
の爪部17に係止させる。このとき鋸歯部8aの形状を第4
図に示すように傾斜せしめることにより、治具ピン8を
スプリング14の付勢力で任意の位置に係止させることが
できる。この状態では屈曲部1aにおける電線2は治具ピ
ン8によって押圧されているので浮き上ることはなく、
カバー3をプロテクタ本体1の上部に容易に嵌合装着す
ることができる。このとき治具ピン8の上辺はカバー3
に形成された開口部6に臨んでいる。そしてカバー3の
ロック突起7をプロテクタ本体1のロック部5に係合さ
せてロックする。次に係止部材12のレバー15を矢印Aで
示す方向に引き、係止部材12の爪部17と治具ピン8の鋸
歯部8aとの係合を解除し、電線の復元力で浮きあがった
治具ピン8をカバー3に形成された開口部6を介して抜
き取る。
この実施例によれば、プロテクタ本体1に収納された電
線2を屈曲部1aにおいて治具ピン8によって押圧するの
で、電線2の剛性により浮き上ることを防止でき、容易
にカバー3をプロテクタ本体1に嵌合装着することがで
きる。特に電線2が太径である場合に有効である。
上記実施例ではプロテクタ本体1がL字状に屈曲してい
る場合について説明したが、プロテクタ本体1が直線状
である場合特に、分岐部や端部に応用しても同様の効果
を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、カバーをプロ
テクタ本体に装着する際に、電線が治具ピンによってプ
ロテクタ本体の底面に押し付けられており、この電線が
上面側に浮き上がることがないから、カバーをプロテク
タ本体に容易に装着することができる。しかもカバーに
は治具ピンを引き抜く開口部を有しているから、プロテ
クタ本体と治具台との連結状態を容易に解除することが
でき、しかも不要となった治具ピンを容易に抜き取るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るプロテクタの構造の一実施例を
示す斜視図、第2図はこの発明に係るプロテクタへの電
線収納方法の一実施例を説明する斜視図、第3図は同じ
く側面図、第4図は第3図のB−B線断面図、第5図は
第2図の治具台を示す斜視図、第6図は従来のプロテク
タを示す斜視図である。 1……プロテクタ本体、 2……電線、 3……カバー、 4……孔部、 6……開口部、 8……治具ピン、 10……治具台。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面がほぼU字溝状に形成され、内部に電
    線を収納保護するプロテクタ本体と、このプロテクタ本
    体に、その上面を被覆するように装着され、電線をプロ
    テクタ本体内に保持するカバーとからなるプロテクタの
    構造において、 前記プロテクタ本体の底面には、前記電線を同底面に押
    圧するU字状の治具ピンの両端部が貫通する孔部を有し
    ており、この孔部を貫通して外側に突出する治具ピンの
    両端部は前記プロテクタ本体をその底面の外側から保持
    する治具台側に係止するようになっており、前記カバー
    には、そのカバー内から前記治具ピンを抜き取り、プロ
    テクタ本体と治具台との連結状態を解除するための開口
    部を有していることを特徴とするプロテクタの構造。
  2. 【請求項2】断面がほぼU字溝状に形成されたプロテク
    タ本体を治具台上に保持し、このプロテクタ本体内に電
    線を収納した後、前記プロテクタ本体の底面にあけた孔
    部を貫通するようにして前記治具台の係止孔にU字状の
    治具ピンの両端部を挿入し、前記電線を前記治具ピンで
    プロテクタ本体の底面に押圧して、その治具ピンの両端
    部を前記治具台側に係止した後、前記プロテクタ本体
    に、その上面を被覆するようにしてカバーを装着して、
    このカバーとプロテクタ本体とで電線を保持し、しかる
    後前記治具ピンを前記治具台側との係止を解除して、前
    記カバーに形成された開口部から引き抜き、プロテクタ
    本体と治具台との連結状態を解除することを特徴とする
    プロテクタへの電線収納方法。
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