JPH0681353B2 - スピ−カ用振動板 - Google Patents
スピ−カ用振動板Info
- Publication number
- JPH0681353B2 JPH0681353B2 JP62096521A JP9652187A JPH0681353B2 JP H0681353 B2 JPH0681353 B2 JP H0681353B2 JP 62096521 A JP62096521 A JP 62096521A JP 9652187 A JP9652187 A JP 9652187A JP H0681353 B2 JPH0681353 B2 JP H0681353B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- speaker
- density
- vibration plate
- speakers
- Prior art date
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- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は音響機器に使用されるスピーカ用振動板に関す
るものである。
るものである。
従来の技術 スピーカ用振動板は、スピーカの能率を上げるためでき
るだけ軽量にすることが必要条件であるが、紙素材で軽
量化を図ると、面厚を薄くしなければならず、振動板の
面強度が低下し、分割共振が増して歪の多い音となる。
特に惰円形の振動板においては、長径部分で特に径方向
の強度が弱くなる。
るだけ軽量にすることが必要条件であるが、紙素材で軽
量化を図ると、面厚を薄くしなければならず、振動板の
面強度が低下し、分割共振が増して歪の多い音となる。
特に惰円形の振動板においては、長径部分で特に径方向
の強度が弱くなる。
このため、従来この軽量化した面を補強するため、第6
図のように、振動板1の径方向にリブ5を付加したり、
第7図の様に円周方向に補強用ドーム6を付加する方法
がとられている。
図のように、振動板1の径方向にリブ5を付加したり、
第7図の様に円周方向に補強用ドーム6を付加する方法
がとられている。
発明が解決しようとする問題点 ところが、前記のような構造を付加しようとすると抄紙
網や成形用の金型をその形状に合わせたものにする必要
があり、それら抄紙網や金型の形状が複雑になり、加工
コストが高くなる。また金型は雄雌の設置も微妙で面倒
であったり、メインテナンスの面からも不利な点が多い
ことは明らかである。
網や成形用の金型をその形状に合わせたものにする必要
があり、それら抄紙網や金型の形状が複雑になり、加工
コストが高くなる。また金型は雄雌の設置も微妙で面倒
であったり、メインテナンスの面からも不利な点が多い
ことは明らかである。
そこで本発明は、この様な問題点を解決することの出来
るスピーカ用振動板を提供するものである。
るスピーカ用振動板を提供するものである。
問題点を解決するための手段 この問題を解決するために、本発明のスピーカ用振動板
は、振動板の円周方向に段階的に堆積秤量を異なり、全
面ほぼ均一な厚に成形したものである。
は、振動板の円周方向に段階的に堆積秤量を異なり、全
面ほぼ均一な厚に成形したものである。
作 用 この様に、抄造の段階で効果的に面強度の補強が可能
で、振動板としては分割共振が抑えられ歪の少ないクリ
アーな音が再現できる。
で、振動板としては分割共振が抑えられ歪の少ないクリ
アーな音が再現できる。
実施例 以下本発明の一実施例におけるスピーカの振動板につい
て説明する。
て説明する。
第1図に示すように、振動板面上に円周方向に段階的に
密度差を付加してある。すなわち、高密度部2,中密度部
3,低密度部4が設けられている。
密度差を付加してある。すなわち、高密度部2,中密度部
3,低密度部4が設けられている。
表1にそれぞれの段階の密度を示す。
第2図は表1による従来の面密度一定の振動板と、本実
施例による振動を用いたスピーカの周波数特性を示す。
同図から明らかな様に本実施例Aの特性が、従来品Bに
比べ平担性に優れる。
施例による振動を用いたスピーカの周波数特性を示す。
同図から明らかな様に本実施例Aの特性が、従来品Bに
比べ平担性に優れる。
尚、従来品の周波数特性に中域で山や谷が多く発生して
いるのは、振動板の分割共振によるものである。
いるのは、振動板の分割共振によるものである。
第3図には参照例として円形振動板の分割振動モードの
一部を示している。同図の斜線部分と白い部分は、ほぼ
180度位相がずれていることを示している。惰円振動板
でもこれに近い形の振動モードが起こるが、長径方向が
短径方向に比べて強度が弱くなるため、分割振動は比較
的起こりやすい。このため、長径方向の部分を最も高密
度とし、短径方向部分へ段階的に密度を低下させ、全体
重量を増やすことなく面強度を補強することにより大き
な効果が得られる。
一部を示している。同図の斜線部分と白い部分は、ほぼ
180度位相がずれていることを示している。惰円振動板
でもこれに近い形の振動モードが起こるが、長径方向が
短径方向に比べて強度が弱くなるため、分割振動は比較
的起こりやすい。このため、長径方向の部分を最も高密
度とし、短径方向部分へ段階的に密度を低下させ、全体
重量を増やすことなく面強度を補強することにより大き
な効果が得られる。
第4図,第5図は本発明に係る他の実施例を示す振動板
の説明図である。
の説明図である。
発明の効果 以上のように本発明は、振動板本体を円周方向に段階的
に堆積秤量が変化するように抄き上げておき、全面ほぼ
均一な厚に成形することにより、高密度部分で面強度を
補強することができる。
に堆積秤量が変化するように抄き上げておき、全面ほぼ
均一な厚に成形することにより、高密度部分で面強度を
補強することができる。
このことにより、複雑な形状の金型を用いなくとも、振
動板面を補強することができ、周波数特性を大きく改善
することができる。
動板面を補強することができ、周波数特性を大きく改善
することができる。
第1図aは本発明の一実施例におけるスピーカ用振動板
の平面図、第1図bは同斜視図、第2図は本実施例と従
来例の振動板を用いたスピーカの周波数特性図、第3図
a〜fは円形振動板に発生する振動モード分布図、第4
図a,第5図aは他の実施例の平面図、第4図b,第5図b
は同斜視図、第6図a,bは従来例の振動板本体の平面
図,斜視図、第7図a,bは他の従来例の平面図,斜視図
である。 1……振動板本体、2……高密度部分(H部)、3……
中密度部分(M部)、4……低密度部分(L部)。
の平面図、第1図bは同斜視図、第2図は本実施例と従
来例の振動板を用いたスピーカの周波数特性図、第3図
a〜fは円形振動板に発生する振動モード分布図、第4
図a,第5図aは他の実施例の平面図、第4図b,第5図b
は同斜視図、第6図a,bは従来例の振動板本体の平面
図,斜視図、第7図a,bは他の従来例の平面図,斜視図
である。 1……振動板本体、2……高密度部分(H部)、3……
中密度部分(M部)、4……低密度部分(L部)。
Claims (1)
- 【請求項1】パルプを主体とした紙を素材とし、部分的
に堆積秤量が異なり、全面ほぼ均一な厚に成形されてな
るスピーカ用振動板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62096521A JPH0681353B2 (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 | スピ−カ用振動板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62096521A JPH0681353B2 (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 | スピ−カ用振動板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63261986A JPS63261986A (ja) | 1988-10-28 |
JPH0681353B2 true JPH0681353B2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=14167443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62096521A Expired - Fee Related JPH0681353B2 (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 | スピ−カ用振動板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0681353B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4710462B2 (ja) * | 2005-07-21 | 2011-06-29 | ソニー株式会社 | スピーカ振動板及びスピーカ振動板製造方法 |
WO2007105449A1 (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | スピーカ用振動板とこれを用いたスピーカおよびその製造金型 |
JP2008182310A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Yokin Kogyo Kofun Yugenkoshi | 物理的音声発信特性に符合する全音域単体振動板 |
WO2009080055A1 (en) * | 2007-12-20 | 2009-07-02 | Scan-Speak A/S | Asymmetric reinforcement of a membrane |
WO2009090746A1 (ja) * | 2008-01-17 | 2009-07-23 | Pioneer Corporation | スピーカ用振動板、およびスピーカ装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51145312A (en) * | 1975-06-09 | 1976-12-14 | Mitsubishi Electric Corp | Vibration plate for a speaker and its manufacturing method |
JPS5332250A (en) * | 1976-09-02 | 1978-03-27 | Pioneer Motor Bearing Co | Pad bearing |
JPS5731838A (en) * | 1980-08-04 | 1982-02-20 | Tokyo Optical | Detector of operating distance in ophthalmology machine |
JPS5760312U (ja) * | 1980-09-25 | 1982-04-09 |
-
1987
- 1987-04-20 JP JP62096521A patent/JPH0681353B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51145312A (en) * | 1975-06-09 | 1976-12-14 | Mitsubishi Electric Corp | Vibration plate for a speaker and its manufacturing method |
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JPS5731838A (en) * | 1980-08-04 | 1982-02-20 | Tokyo Optical | Detector of operating distance in ophthalmology machine |
JPS5760312U (ja) * | 1980-09-25 | 1982-04-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63261986A (ja) | 1988-10-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |