JPH068131B2

JPH068131B2 - 繊維材料を包装する方法および装置

Info

Publication number: JPH068131B2
Application number: JP59235360A
Authority: JP
Inventors: ジエイ・エフ・アンポリーニ; テイー・エス・ピイオートロスキー
Original assignee: SAATEN TEIIDO CORP
Current assignee: SAATEN TEIIDO CORP
Priority date: 1983-11-09
Filing date: 1984-11-09
Publication date: 1994-02-02
Anticipated expiration: 2009-02-02
Also published as: DK157989C; FI844399A0; DK157989B; CA1302226C; JPS60158024A; DE3471459D1; EP0142438A3; DK531184D0; DK531184A; EP0142438B1; EP0142438A2; US4602472A; ATE34542T1; FI844399L

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は圧縮可能な繊維材料の包装、特にロールに形
成された鉱物質繊維、例えばガラス繊維絶縁物の包装に
関するものである。以下に、“ガラス繊維絶縁ロールま
たは同等物”に就いて説明が行われ、この様な説明はこ
の発明の方法と装置に従つて同様に処理できるガラス繊
維絶縁ロールと同様な包装関連特性を有した他の材料に
おいて限定されることなく説明されることが理解されよ
う。例えば、絶縁物の袋、好適には圧縮中に空気通過す
る粗い目の袋、が使用でき、ピロー形または同様に形成
できる形状はこの発明によって処理すべき円形およびロ
ール形が十分と考えられる。また、この発明は包装され
るロール形状を圧縮するよう好適に使用されるが、包装
される形状の寸法にもとづいて、圧縮されることなくこ
の発明の装置によって考えられるよう包装できることに
おいて圧縮は実質的に活動的でない。

〔従来の技術〕

種々の技術が従来においてガラス繊維および同様な材料
を包装するよう用いられている。例えば、ガラス繊維ロ
ール材料への包装物の適用が米国特許第３７１７９７３
号明細書に記載されている。別のガラス繊維包装装置が
米国特許第３９６４２３２号明細書に記載されている。
また、別の方法と装置が米国特許第３４５８９６６号明
細書に記載されている。

ロール形ガラス繊維絶縁物の包装において、回復が乏し
ければ、包装されない後に名目上の厚さを有する製品に
おいて包装する前に相当過度な厚さが必要とされるため
に、もし圧縮されゝば絶縁物が大きな厚さ回復を有する
ことの重要性が大きくなる。また、ガラス繊維ロールが
一般的にガスを通さないスリーブ内に置かれて、包装物
をしつかり取囲むスリーブを引張るよう真空引きされる
ような或る種の包装においては、ガラス繊維ロールの寸
法を小さくできるが、これはしばしば不都合な実質的な
繊維破断や大いに不均等な圧縮の原因となり、もし有効
でなければ少なくとも大いに不格好な製品をもたらすこ
とが知られている。

交互の層包装やジグザグ包装の様な別の形式のガラス繊
維絶縁マツトの包装が知られているが、この様な包装は
折目のところに不都合な繊維破断を生じることがある。

それにも拘らず、或る手段でガラス繊維包装物の寸法を
小さくし、取扱い費用を安くし、大きなかさばる包装物
を輸送する航空運賃を安くし、大きな貯蔵効率を得るこ
とが大いに所要される。

〔問題点を解決するための手段〕

第１の発明のロールを包装する装置は、第１の直径寸法
のほゞ円形状の圧縮可能な材料のロールを圧縮室に送出
する送出し装置、第２の縮径寸法のほゞ円形状にロール
を圧縮する圧縮室、縮径されたロールを圧縮室から放出
するよう長手方向に横切る放出ラムを有する放出装置、
ほゞ円形状の縮径寸法に圧縮されたロールの直径を維持
するようロールを受けるべく圧縮室と受容連通するほゞ
管状の放出筒と該放出筒から放出されるロールと係合さ
れるスリーブ部材とを有するロール直径維持装置、から
成り、該圧縮室は、開閉可能な前扉にて該送出し装置か
らのロールを受けて傾斜した状態で後壁部分に向かつて
ロールを移送して前扉の閉鎖によってロールを横方向に
圧縮すると共に、圧縮室の上部に設けられた圧縮ラムに
よって横方向に平らなロールを上方から圧縮して平らな
ロール形状から縮径寸法のほゞ円形のロール形状に圧縮
押圧するようできることを特徴としている。

また、第２の発明ロールを包装する方法は、第１の直径
寸法のほゞ円形状のロールを、開閉自在な前扉を有する
圧縮室に送出す工程、開いた前扉を介して圧縮室内に送
り込まれたロールを、第２の縮径寸法に相当する円形の
両縁を有した厚さのほゞ円形状の平らな楕円形状のロー
ルに該前扉の閉鎖によって先ず圧縮する工程、次いで該
楕円形状のロールを圧縮室内で円形の両縁が対向する方
向に圧縮して該第２の縮径寸法のロールを形成する工
程、縮径したロールを圧縮室出口から押出して放出する
工程、圧縮室から押出し放出されたロールに直径を維持
する放出筒を適用する工程、から成ることを特徴として
いる。

この発明に従つた特別な点は、繊維破断が最小で、均一
な厚さ回復が大きく、最終製品の輸送および貯蔵費用が
大いに低下され、包装のときの取扱い費用が安く、大き
な実質的に圧縮されないロールの代りに小さな圧縮され
たロールを包装する包装材料費が安くなった実質的に縮
減された寸法の圧縮された絶縁ロールを、形成される包
装が行われることにある。

従つて、この発明の目的はガラス繊維絶縁ロールまたは
同等物を包装する装置と方法を提供することにある。

この発明の別の目的は先の目的を達成するために、包装
工程に或る選択を設けるための技術と装置が実施領域に
設けられることにある。

この発明の他の目的は、ガラス繊維ロール包装全作用の
一部として第１の直径寸法のガラス繊維絶縁ロールまた
は同等物を縮経寸法のロールに別々に圧縮するための新
規な圧縮を提供することにある。

上述の目的を達成する更に別の目的は、直径維持スリー
ブや他の部材の十分に或は直動的に適用すべく許す様な
具合に圧縮室から１つ以上のガラス繊維絶縁ロールを放
出するための装置が設けられることにある。

この発明の他の目的と利点は添付図面に沿つての推奨実
施例の詳細な説明と請求の範囲とから以下に容易に明ら
かになろう。

実施例いま図面を詳細に参照し、先ず第１図に就いて説明する
に、この発明の包装装置10は送出し領域11と、２つの圧
縮領域12,13と、圧縮されたロールを圧縮状態に維持す
るようスリーブや被いや適宜な保持手段を作用する２つ
の領域14,15とを有しており、その後にロールは放出コ
ンベア領域16,17に送出される。

送出し領域11はエレベータすなわち昇降装置18と横コン
ベア装置20と縦コンベア装置21とを有している。

第２，３図を特に参照するに、下端にあるよう示される
エレベータすなわち昇降装置18はガラス繊維絶縁物また
は同様なものゝロール23を受けて、例えば前リツプ24の
上を転動して傾斜面25,26間に支持すべくできる昇降棚2
2を有している。

昇降棚22は可動の案内フレーム27に支持されており、こ
の案内フレーム27は水平フレーム部材28と、動きに対し
て堅強にすべく適宣なアングル支柱32，33により連結さ
れた２つの垂直フレーム部材30，31から形成されてい
る。垂直フレーム部材30，31の下端には、案内フレーム
27に対して昇降棚22が枢動でるよう昇降棚22と枢動係合
するピボツト34，35が設けられている。案内フレーム27
また固定フレーム36に対して垂直作動すべく支持されて
いる。固定フレーム36は垂直に移動できる案内フレーム
27を作動すべく案内するよう作用する垂直支持体37,38
を有し、ローラ40が内案内壁38^′，38^″上を転動すると
きに案内フレ-ム27の垂直作動にて転動案内するよう作用す
るローラ40をもつている。

ピボツト34,35によりなされる上昇を介した案内フレー
ム27と昇降棚22の上方移動は、第２図に示される実線位
置と第２図の上端に示される鎖線位置との間に案内フレ
ーム27を作動して、昇降棚22の第３図に示される実線位
置から第３図の上端に示される鎖線位置への上昇作用を
行うべく適宜な型、好適には空圧シリンダ、とすること
ができる適当な駆動シリンダ41によって行われる。

昇降棚22の上方移動において、昇降棚22の両端から突出
する傾動ピン42は固定の垂直支持体37、38に設けられた
止め43と係合し、第３図に示される様に昇降棚22の左端
の一層の上方移動を阻止する。従つて、案内フレーム27
の一層の上昇はピボツト35まわりの昇降棚28の僅から反
時計方向の枢動を生じ、第３に示される矢印方向44への
圧縮されないロール23の放出を容易にしている。駆動シ
リンダ41の作動は必要ならば自動操作または同様な具合
にプログラム組では、また状況と作用にもとづいて作業
者によって行うのができることが理解されよう。

説明のこの段階で説明がロール23に就いて行われている
ことが理解されると共に、ロールはまだ圧縮されてな
く、例えば９６．５ｃｍ（３８インチ）またはそれ以上
の直径にできることが理解されよう。また、この点での
説明がロールに就いて行われているが、ロールを１つま
たは長手方向に端と端を互に当接した複数のロールから
成る^“ロール^”として、この様な場合にはスリツトのあ
る同一マツトからつくられて平らなマツト形状からロー
ル形状に１つ以上のロールが同時にロール巻回されるこ
とが理解されよう。先に述べた様に、包装される物品は
先ず種々の形、袋や同様なものにすることができ、１つ
以上が端を接して置くことができる。一般に、こ様なこ
とはこゝでは、^“形成手段^”として説明されるが、この
発明はロールの取扱いに特に有効であることが理解され
よう。

従つて、ロールが昇降棚22から送出し領域11の横コンベ
ア装置20上に送出されるときに、第３図の矢印46の方向
または第１図の矢印47の方向に送出すべく適宜な動力源
により駆動できるコンベヤベルト45によってコンベヤベ
ルト45の上搬送部上にロールが置かれる。

もし実際に送出されるロールが端と端を接した２つのロ
ールから成るが、１つのロールの端のガラス繊維と次の
隣接のロールの繊維とのぶつかりを除いて連結されてい
ないと、１つのロール、例えばロールＲ_１を他方のロー
ルＲ_２よりも前に進めるようにロールＲ_１，Ｒ_２を別個
することができる。昇降棚22からの送出しに続いて、こ
の様なロールを長手方向に取扱うベく一緒にもつてくる
ために、適宜に垂直方向に調節可能な直立支持体51,52
によって支持される整列棒48が設けられる。整列棒48の
作用は例えば第１図に示される様にロールＲ_１，Ｒ_２が
整列されていない場合に、前方を移動するロールＲ
_１は、他方のロールＲ_２が整列棒48に同様に到達するま
で、第３図に示される如く整列棒48の下端53に対してロ
ール上端が当たる。この点で、操作がもし作業者により
制御されゝば、横コンベヤ装置_２０はロールを縦コンベ
ヤ装置21の方に左方向に駆動するよう作動できる。もし
操作が自動であれば、適宜に配設した光電池を用いて、
横コンベヤ装置20の上走行面に沿つてロールを更に移送
すべくロールＲ_１，_２の整列を検知するようになす。

次いで、ロールは縦コンベヤ装置21に送出され、そこで
第３図に示される様にロールは適宜なガラス54の上に落
され、適宜に調節自在な停止棒56よってコンベヤベルト
55の上走行面の上に置かれる。停止棒56は、種々な直径
のロール寸法の止めとして作用するよう図示しない適宜
な手段によって垂直方向に調節でき、移送される与えら
れたロール直径寸法に普通に予め設定するようできる。

この点で、作業者は、単一の最終包装に含まれるべき所
要の寸法と数のロールにもとづいて任意に選択すること
ができる。

第１図を特に参照するに、縦コンベヤ装置が大きな前方
に駆動される区分57と、第１図に２重矢印で示される如
く前後方向いずれにも適宜に駆動できる後方の区分58と
を有している。これら２つのコンベヤ区分57，58は間に
分離区分61を有している。従つて、第１図に示されるロ
ールＲ_１，Ｒ_２のための長手方向の寸法の２つのロール
が縦コンベヤ装置21に到達して、ロールＲ_１だけを包装
するよう所要されゝば、作業者はコンベヤ区分58を作動
してロールＲ_２反対方向すなわち第１図の紙面で見て垂
直に上方に送ることができ、そこでロールＲ_２は保留区
分としてコンベヤ区分58上に保持され、またロールＲ_１
は第１図に示される矢印_６２の方向に長手方向に動かさ
れる。他方、１つまたは２つ以上のロールＲ_１，Ｒ_２を
単一の包装に一緒に包装するよう所要されゝば、これら
ロールＲ_１，Ｒ_２が縦コンベヤ装置21に達したときに、
両コンベヤ区分57,58が矢印62の方向に駆動されるの
で、これら全ロールＲ_１，Ｒ_２を圧縮領域12,13のいず
れかに送出すことができる。

以上から、ロール寸法包装が関連する限りでは、種々の
構成と組合せができることが明らかであろう。例えば、
或る場合には、幾つかのロールを単一包装に組合せでき
る。別の場合には、単一ロールを与えられた包装物内に
設置できるだけであるが、この発明は種々の自由と融通
が許される。

第１図に示される様に、ロール切断部Ｒ_Ｂの位置にもと
づいて、コンベヤ区分57,58間の縦コンベヤ装置21の分
離区分61はクランクハンドル63の作動によって第１図で
みて上下いずれかの方向に長手方向に動かすことができ
るので、クランクハンドル63を握持して時計または反時
計方向に動かすことによって縦コンベヤ装置21全体を前
後方向いずれかに動かして、分離区分61を長手方向の種
々の場所に位置するようできる。縦コンベヤ装置21の駆
動において、クランクハンド63は固定フレーム65により
支持されたピニオン歯車64を回転し、このピニオン歯車
64は縦コンベヤ装置21の可動フレーム67により支持され
たラツク66の歯と噛合い、上述した様な具合に長手方向
に縦コンベヤ装置21を動かす。この様にするために、適
宜なロール案内68または同様なものを円滑な作動のため
に設けることができる。

第４図をいま参照するに、ロールは、第４図の鎖線のロ
ールにより示される様に、２つの圧縮領域12,13の間の
キツクオフ位置にコンベヤ区分57によって送出しでき
る。このときに、コンベヤ区分57の長手方向の作動は、
もし操作が手動で行われゝば作業者によって或は、成可
くはリミツトスイツチや光電池ＰＣの様な適宜な停止検
出器を作動することによって中断される。選択がそこで
許されるので、ロールＲは圧縮領域12,13のいずれかに
送出しできる。第４図に示される実施例にて、圧縮領域
12はロールＲを受けるようになったものである。

圧縮領域12を使用する選択を行うとき、シリンダ70が作
動されてロツド71を内方に引込め、ピボツト73まわりに
押圧器すなわちキッカーアーム72を枢動することによっ
てロールＲの横送りが行われ、キッカーアーム72の実線
位置から鎖線位置76に第４図の矢印75の方向にキッカー
アーム72が動かされるときにキッカーロツド74がロール
Ｒの円筒面に係合するようになり、これによってロール
Ｒはコンベヤ区分57から送出されて、ロールＲのための
送出し傾斜部として作用する開いた前扉78よって圧縮室
80の開いた前扉78の内壁77の上を通り、ロールＲの両端
は一対の面取り形の室送入案内81の間を通る。このとき
に、前扉78は、空圧駆動されるシリンダ82や同等物の様
な動力扉閉鎖器の適宜な光電池や手動によって作動で
き、このシリンダ82は圧縮室80の外壁にピボツト83によ
って枢支され、駆動ロツド84の引込によって前扉78を引
張つて閉じるようなし、ロールＲは第６図に示される様
に圧縮室80の空所85内にて圧縮される。もし圧縮領域13
が用いられゝば、キッカーアーム72を作動するこれら部
材と対称な関係にて作用するキッカーアーム72^１に対す
る同様な部材を有したキッカーアーム72^１によってロー
ルＲは反対方向に押出されることが明らかであろう。

従つて、ロールＲが第４図に示される様に最初の直径寸
法の円形状態から空所85を実質的に満たす第６図に示さ
れる様な平らな楕円形状に、扉78と圧縮室80の後壁86と
の間で行われる圧縮によって圧縮されることが理解され
よう。

第４図に示される様に、前扉78の下端がくぼんで湾曲し
ており、この湾曲は完全な円のほゞ1/4で、前扉78が上
述した様な具合にピボツトピン88まわりに枢動すること
によって閉じられるときに、前扉78の湾曲面87が圧縮室
80の後壁86の下端にて対応する湾曲面90と合致し、２つ
の湾曲面87,90間におけるようにこれら湾曲面87,90はほ
ゞ完全な半円形面を形成することが理解されよう。

このときに、圧縮ラム91は一対の駆動シリンダ92の作業
者作動によって作動して、第４，５図に示される矢印の
方向にほゞ垂直下方向に圧縮ラム91を駆動するようでき
る。また、好適には作業者作動されるシリンダ92は、ロ
ールＲが空所８５内の所要場所にあるならば、適宜な光
電池によって自動的に作動できることが理解されよう。
従つて、圧縮ラム91は第５図の上端に実線で示される位
置から鎖線で示される位置に動かされ、これによって空
所85内のロールＲが第７図に示される小形の円形形状に
圧縮される。

ラム91の下面94は、圧縮状態での所要の最終寸法のロー
ルＲのほゞ円形形状を表わすよう形成されているのが明
らかであろう。これに関連して、下面94は圧縮ラム91に
より支持されるワイパ部材96の面95により助けられてい
る。第８図を特に参照するに、面95が圧縮ラム91全体に
よって設けられる半円形形状を完成するよう円弧状に湾
曲していることが理解されよう。しかし、実際には、ワ
イパ部材96の構成材料は、圧縮ラム91の垂直下方作動の
際に内壁77や後壁86を滑動払拭すべく熱可塑性材料の様
な低摩擦構成材料であることが注意されよう。従つて、
製造を容易にするために、ワイパ部材96の面95が極く僅
かに円弧形の円形面を占めるので面95を平らに切断し
て、実際に摩耗によって真に円弧状の円形部分に達する
ようにできる。いずれの場合も、第６図に示される様に
空所85内のロールＲの圧縮にてガラス繊維材料がワイパ
部材９６の面95に対して圧縮されて空所85の内壁77や後
壁86に対して外方に圧縮され、従つてワイパ部材96が内
壁77や後壁86と密着滑動接触を維持することが明らかで
あろう。

上端のワイパ部材96は、ワイパ部材96の垂直な溝孔98を
通って圧縮ラム91にねじ着される複数個のねじ97や同様
なものによって取付けられている。溝孔98は第８図に示
される２重矢印100の方向に上下方向に或る程度の垂直
な調節を許している。この様な調節は適宜な取付ブロツ
ク102にねじ着された複数個の手動調節ねじ101によって
行うことができ、取付ブロツク102は圧縮ラム91によっ
て支持され、第８図に示される様に調節ねじ101の下端
はワイパ部材96の上端部103と係合している。従つて、
ワイパ部材96は面95に対する摩耗を補正するよう下方に
調節できる。最終的に、ワイパ部材96は摩耗が大きくな
ると取換えられ、また摩耗に適合するようワイパ部材96
に溝99が付けられる。

この点で、ロールＲは縮径された寸法の大体円形形状に
圧縮される。

次いで第５図を参照するに、圧縮室80から圧縮されたロ
ールＲを放出ラム106が放出するように空圧シリンダ105
や同様なものが作動される。この様な作動は所要される
様に手動制御または自動的にできる。しかし、縮径寸法
に圧縮されたロールを保持するよう所要場所に装置を既
に有すべく通常先ず所要されよう。このために、圧縮さ
れたロールを受けるよう適宜な寸法をした放出筒107が
第５図にみられる圧縮室80の左端に設けられる。放出筒
107はほゞ円筒状の管部材で、圧縮室80の壁108により支
持され、熱可塑性材料や紙または同様なもので構成され
たスリーブ110を受けるようでき、スリーブ110の一部分
111が放出筒107の端部112を越えて突出するのが好適で
ある。スリーブ110が所要位置にあるときに、空圧シリ
ンダ１０５を作動すべきときに作業者に知らせるように
手動または図示しない適宜な光電池や同様なものによっ
て信号が発信できる。そこで、空圧シリンダ105は矢印1
13の方向に第５図に示されるように左方向に放出ラム10
6を駆動し、放出ラム106により支持されていま圧縮され
る圧縮室の空所85の内面を転動する適宜なローラ114に
よって左方向の動きが案内され、圧縮されたロールＲを
放出筒107内に放出する。空所85内のロールから成るロ
ールの長手方向の長さや圧縮室80から丁度放出されたば
かりのロールの長さにもとづいて、もし必要ならば放出
ラムロツド115の行程長さは空圧シリンダ105の作動の前
に作業者やプログラム組みされた信号によって適宜に設
定できることが明らかであろう。

好適には、放出ラム106が作動中であるときに、圧縮室8
5の内側の円筒壁に沿つて密着滑動関係に嵌合する寸法
をなした板116を放出ラム106は有しており、またこの板
116は圧縮室80の構成材料に対して容易に滑動できる材
料である熱可塑性材料や他の材料で好適に構成される。

更に好適には、放出ラム106のために選ばれたり或は予
めプログラム組みされる行程長さは放出筒107を通って
最初のロールＲを押出すようなり、最初のロールの前部
が放出筒107の端部112の直ぐ前に進んで放出筒107から
早く引出される前にスリーブ110を維持するようなし、
放出ラム106が放出筒107を通って第２のロールＲを押出
す前に、前進した第２のロールＲは最初の左方向に動く
圧縮されたロールＲがスリーブ110を一緒に引張つて、
放出筒107の外部を左方向に滑動し、全体が包まれた包
装物が放出コンベヤ装置16,17の１つのコンベヤローラ1
20の上に送出されるようになる。

以上から、装置の種々の他の特長と変形が説明した様に
この発明の精神と範囲内にて全て明らかなことが理解さ
れよう。例えば、最終寸法に放出ロールを維持するため
にスリーブ110以外に他の保持装置を使用でき、また圧
縮されたロールを含むよう他の装置が必要とされること
が明らかであろう。例えば、この発明の範囲内におい
て、或る種のバンドが使用でき、スリーブ110を用いる
のが好適なことが考えられる。また、スリーブ110が必
要ならば第５図に示される様に開口した左端を横切る底
部を有する袋を有することができるのが明らかである。
同様に、最終包装の寸法が、圧縮室と放出筒によって設
けられる出力制限にもとづいて変化できることが明らか
であろう。この発明が１つ以上のロールの包装を設ける
よう特に説明されたが、特定の直径に限定されるもので
はなく、この様な直径は放出筒の直径や、圧縮室の断面
寸法等の選択によって決められる。また、この装置は、
ロールやロールでないものや或は圧縮ラム91が第７図の
状態にあるときに形成される円形空所の直径より大きく
ない横寸法のものや、放出筒107の開口より大きくない
横寸法のものや、圧縮ラム91だけでなく扉78の閉鎖によ
って行われる圧縮作用でない場合等の形状のものを包装
するようできることが理解されよう。また、この発明は
ガラス繊維ロールの包装に就いて主に説明しているが、
請求範囲に規定されるようこの発明の精神と範囲内にお
いて同一または同様な型の装置に他の同様な製品を使用
できることが考えられる。

【図面の簡単な説明】

第１図はキツクオフ領域にガラス繊維絶縁ロールを送出
すために幾つかのコンベヤの形に送出し装置が設けら
れ、ロールを圧縮して圧縮室から続いてロールを放出す
べく２つの平行な圧縮室の１つに左右いずれかの方向に
ロールを押出しできるこの発明に従つた装置の平面図、
第２図はこの発明での搬送装置のエレベータすなわち昇
降装置部分を示す第１図のＩＩ−Ｖ線に沿つた拡大立面
図、第３図はこの発明の装置により扱われるロールの進
行を最初に持上げられるときを鎖線で順に示すと共に図
で右方向から左方向に動かされるときの第１図のＩＩＩ
−ＩＩＩ線に沿つたこの発明での幾つかの搬送装置にお
ける拡大垂直断面図、第４図はロールの進行が図で右方
向から左方向に動かされるときに鎖線で示される第１図
のＩＶ−ＩＶ線に沿つたこの発明に従つた搬送装置の一
部と第１図でみて最も左の圧縮室における拡大概略垂直
断面図、第５図は垂直可動な圧縮ラムと縦可動な放出ラ
ムが実線と鎖線で示され、実線では各ラムが引込位置に
あるのを示す第１図のＶ−Ｖ線に沿つたこの発明の圧縮
室における拡大垂直断面図、第６図は配置されたガラス
繊維ロールと圧縮関係にある閉鎖位置にて圧縮室の扉が
示される第４図と同様の第１図の左端の圧縮室における
拡大垂直断面図、第７図は圧縮室からのロールの放出の
前の縮径寸法の円形形状の圧縮されたガラス繊維ロール
と共に圧縮ラムが伸長された圧縮位置に示される第６図
の圧縮室の部分概要図、第８図は壁または扉ワイパを特
に詳細に示す第６，７図の圧縮室と圧縮ラムの一部にお
ける拡大垂直断面図である。図中、１１：送出し領域、
１２，１３：圧縮領域、１６，１７：放出コンベヤ装
置、１８：昇降装置、２０：横コンベヤ装置、２１：縦
コンベヤ装置、２２：昇降棚、２３：ロール、２５，２
６：傾斜面、２７：案内フレーム、３０，３１：垂直
棒、３６：固定フレーム、４１：駆動シリンダ、４５：
コンベヤベルト、４８：整列棒、５６：停止棒、６１：
分離区分、６３：クランクハンドル、６４：ピニオン歯
車、７０：シリンダ、７１：ロツド、７２：キッカーア
ーム、７４：キッカーロツド、７７：内壁、７８：前
扉、８０：圧縮室、８２：シリンダ、８５：空所、８
６：後壁、８７，９０：湾曲面、９１：圧縮ラム、９
２：シリンダ、９６：ワイパ部材、１０１：調節ねじ、
１０５：空圧シリンダ、１０６：放出ラム、１０７：放
出筒、１１０：スリーブ、１１５：放出ロツド、Ｒ_１，
Ｒ_２：ロール。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献特公昭48−44115（ＪＰ，Ｂ１)

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】第１の直径寸法のほゞ円形状の圧縮可能な
材料のロールを圧縮室に送出す送出し装置、第２の縮径
寸法のほゞ円形状にロールを圧縮する圧縮室、縮径されたロールを圧縮室から放出するよう長手方向に
横切る放出ラムを有する放出装置、ほゞ円形状の縮径寸法に圧縮されたロールの直径を維持
するようロールを受けるべく圧縮室と受容連通するほゞ
管状の放出筒と該放出筒から放出されるロールと係合さ
れるスリーブ部材とを有するロール直径維持装置、から成り、該圧縮室は、開閉可能な前扉にて該送出し装
置からのロールを受けて傾斜した状態で後壁部分に向か
つてロールを移送して前扉の閉鎖によってロールを横方
向に圧縮すると共に、圧縮室の上部に設けられた圧縮ラ
ムによって横方向に平らなロールを上方から圧縮して平
らなロール形状から縮径寸法のほゞ円形のロール形状に
圧縮押圧するようできる、ほゞ円形の圧縮可能な材料の
ロールや同等物を包装する装置。
【請求項２】送出し装置は、ロールを受けて上方に上昇
する垂直な昇降装置と、ロールが予定高さに達した時に
昇降装置からロールを傾けて放出すべく設けられた装置
とを有する特許請求の範囲第１項記載の装置。
【請求項３】送出し装置は、昇降装置からロールを受け
てロールを横方向に移送する横コンベヤ装置を有してい
る特許請求の範囲第１項記載の装置。
【請求項４】複数個の不整列のロールと係合すべく横コ
ンベヤ装置の上に設けられた整列棒装置を有し、不整列
になるロールを長手方向に再整列するために横コンベヤ
装置がロールを整列棒装置の下に動かす特許請求の範囲
第３項記載の装置。
【請求項５】送出し装置は、ロールを受けてロールを圧
縮室に向けて長手方向に移送する縦コンベヤ装置を有し
ている特許請求の範囲第１項記載の装置。
【請求項６】縦コンベヤ装置は、ロールを前方に移送す
べく第１の前方に動くコンベヤ区分と、ロールの任意の
長手方向分離のために所要される様にロールを前後に選
択的に移送すべく第１コンベヤ区分とほゞ整列した第２
のコンベヤ区分とを有している特許請求の範囲第５項記
載の装置。
【請求項７】ロールの長手方向分離位置を適合して調節
するために第１、第２コンベヤ区分間の分離領域を調節
すべく長手方向前後に縦コンベヤ装置を調節可能に動か
す装置を有している特許請求の範囲第６項記載の装置。
【請求項８】調節可能に動かす装置が手動クランク装置
から成っている特許請求の範囲第７項記載の装置。
【請求項９】送出し装置は、縦コンベヤ装置の横方向に
ロール圧縮室にロールを放出する横放出装置を有してい
る特許請求の範囲第５項記載の装置。
【請求項１０】圧縮室は縦コンベヤ装置の両側に１つづ
ゝ設けられた一対の圧縮室から成り、送出し装置は縦コ
ンベヤ装置から圧縮室の選ばれた１つにロールを任意放
出すべく選択的に作動可能な一対の横放出装置を有して
いる特許請求の範囲第５項記載の装置。
【請求項１１】横放出装置は、縦コンベヤ装置の上昇さ
れた位置から縦コンベヤ装置の圧縮室にロールを係合転
動する横キッカー装置から成る特許請求の範囲第１０項
記載の装置。
【請求項１２】圧縮室は、圧縮ムラが伸長位置にある時
にはほゞ円形の内部空所を形成する特許請求の範囲第１
項記載の装置。
【請求項１３】前扉と後壁部分はほゞ半円形の形状に空
所を形成している特許請求の範囲第１項記載の装置。
【請求項１４】圧縮室は、圧縮室内のロールの平らでな
い周辺部と係合する圧縮ラムを有し、ロールを平らなロ
ール形状から縮径寸法のほゞ円形のロール形状に圧縮す
べく引込位置から伸長位置に圧縮ラムを駆動する装置を
備えている特許請求の範囲第１３項記載の装置。
【請求項１５】前後壁部分は平らな壁部分を有し、圧縮
ラムは空所内のロールにほゞ半円形の凹面形状を示し、
該凹面形状は、圧縮ラムが引込位置から伸長位置に動い
てロールを圧縮するときに該前後壁部分を滑動払拭すべ
く払拭装置内の該前後壁部分にて終わっている特許請求
の範囲第１項記載の装置。
【請求項１６】ロール放出装置は、圧縮室からロールを
放出すべく圧縮室の内部の一部を横切る放出装置を有し
ている特許請求の範囲第１項記載の装置。
【請求項１７】放出筒の適用を容易にするロール直径維
持装置は、圧縮ラムにより放出されるロールを受けるべ
く圧縮室と受容連通するほゞ管状の放出筒を有している
特許請求の範囲第１２項記載のの装置。
【請求項１８】放出筒は、ロールの縮径された寸法にほ
ゞ対応する寸法の被覆用のスリーブ部材の支持を容易に
するよう構成配置された特許請求の範囲第１７項記載の
装置。
【請求項１９】ロール放出装置は、ロールを圧縮室から
放出すべく圧縮ラムが伸長位置にある時に圧縮室の少な
くとも一部を長手方向に横切る放出ラムを有し、ラムの
行程を達成する装置を備え、これにより圧縮室内の１つ
のロールが次に先に放出されるロールを管状の放出筒を
通って押圧する特許請求の範囲第１７項記載の装置。
【請求項２０】ロールを間に受けて間の空所内の平らな
ロール形状にロールを横方向に圧縮する前後壁部分を有
する圧縮室から成り、該前壁部分は、送出し装置からロ
ールを受けて傾斜状態に後壁部分に向かつてロールを移
送して閉鎖によりロールを横方向に圧縮する開閉自在な
前扉を有し、該圧縮室は、圧縮室内のロールの平らでな
い周辺部と係合する圧縮ラムを有し、ロールを平らなロ
ール形状から縮径寸法のほゞ円形のロール形状に圧縮す
べく引込位置から伸長位置に圧縮ラムを駆動する装置を
備えた特許請求の範囲第１項記載の装置。
【請求項２１】圧縮室内のロールの圧縮抵抗に対して前
扉を押圧遮蔽する倍力装置を備えた特許請求の範囲第２
０項記載の装置。
【請求項２２】前扉は開閉位置間を動くべく圧縮室によ
り枢支されている特許請求の範囲第２１項記載の装置。
【請求項２３】圧縮室は圧縮ラムが伸長位置にある時に
ほゞ円形の内部空所を形成する特許請求の範囲第２０項
記載の装置。
【請求項２４】ロールを放出すべく圧縮室の少なくとも
一部を横切る放出ラムと、放出されたロールを受けるほ
ゞ管状の放出筒とを有する圧縮室からロールを放出する
装置を備えた特許請求の範囲第２２項記載の装置。
【請求項２５】第１の直径寸法のほゞ円形状のロール
を、開閉自在な前扉を有する圧縮室に送出す工程、開い
た前扉を介して圧縮室内に送り込まれたロールを、第２
の縮径寸法に相当する円形の両縁を有した厚さのほゞ円
形状の平らな楕円形状のロールに該前扉の閉鎖によって
先ず圧縮する工程、次いで該楕円形状のロールを圧縮室
内で円形の両縁が対向する方向に圧縮して該第２の縮径
寸法のロールを形成する工程、縮径したロールを圧縮室出口から押出して放出する工
程、圧縮室から押出し放出されたロールに直径を維持す
る放出筒を適用する工程、から成ることを特徴とする、
ほゞ円形の圧縮可能な材料のロールまたは同等物を包装
する方法。
【請求項２６】送出し工程は、１つ以上のロールを選択
し、圧縮室への即座の送出しに対して選ばれない方のロ
ールを維持することから成る特許請求の範囲第２５項記
載の方法。
【請求項２７】ロール放出および放出筒を適用する工程
は、スリーブ部材を支持する管状の放出筒を通ってロー
ルを放出することから成り、これによってロールがスリ
ーブ部材と係合して管状の放出筒からロール上にスリー
ブ部材を引出すように成っている特許請求の範囲第２５
項記載の方法。
【請求項２８】放出工程は、管状の放出筒を通って次
に、先に放出されるロールを押出すように圧縮室から放
出されるロールを用いることから成っている特許請求の
範囲第２７項記載の方法。
【請求項２９】送出し工程は、１つ以上のロールを選
び、圧縮室への即座の送出しに対して選ばれないロール
を維持することから成り、圧縮工程は、ロールを圧縮室
内に装入し、ほゞ円形のロールをほゞ平らな楕円形状に
最初に圧縮するよう圧縮室の前扉を閉じ、次に楕円形状
を横切って測った短径にほゞ等しい直径を持ったほゞ円
形の形状に該平らな楕円形状のロールを圧縮することか
ら成り、放出筒適用工程はスリーブ部材を支持する管状
の放出筒を通ってロールを放出する工程を有し、これに
よって該１つ以上のロールが放出筒と係合し、スリーブ
部材を管状の放出筒から該１つ以上のロール上に引出す
ようになった特許請求の範囲第２５項記載の方法。