JPH0681134U - 表面実装型電子部品 - Google Patents

表面実装型電子部品

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JPH0681134U
JPH0681134U JP2647693U JP2647693U JPH0681134U JP H0681134 U JPH0681134 U JP H0681134U JP 2647693 U JP2647693 U JP 2647693U JP 2647693 U JP2647693 U JP 2647693U JP H0681134 U JPH0681134 U JP H0681134U
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JP
Japan
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resin case
electronic component
lead
lead terminal
heat
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JP2647693U
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宏嘉 松浦
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Daishinku Corp
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Daishinku Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リード端子付き電子部品をきわめて簡単に表
面実装化でき、かつ信頼性の高い表面実装型電子部品を
提供することを目的とする。 【構成】 リード端子21、22を有するベース23
に、金属キャップ24をかぶせて気密封止した電子部品
2が有り、前記リード端子と接続する引き出し端子1
2、13、14を有し、かつ前記電子部品が収容できる
キャビティスペースが形成された樹脂ケース1に、前記
電子部品を収容し、前記樹脂ケースの開口部を耐熱フィ
ルム3にて封止した。また、前記樹脂ケースに、少なく
とも前記引き出し端子と前記電子部品との接続部分まで
達する孔部12a,13a,14aを形成した。また、
前記耐熱フィルムを樹脂ケースの底面で封止した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、表面実装型の電子部品に関し、例えば水晶等を用いたシリンダータ イプの圧電振動子をモールド成形した樹脂ケースに挿入して表面実装化した表面 実装型の電子部品のパッケージ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の樹脂ケースを用いた電子部品の表面実装化技術をシリンダータイプの圧 電振動子を例にして説明する。従来の樹脂ケースを用いたパッケージとして、図 6に示すようにシリンダータイプの圧電振動子2を樹脂ケース4内に組み込みリ ード線21、22を導出した構成(構成)、また、図7に示すように引き出し 端子52、53、54、55が形成された樹脂ケース5内にシリンダータイプの 圧電振動子2を組み込み前記引き出し端子と導通を施し挿入口51を封止樹脂5 6により樹脂注入して封止した構成(構成)、また、図8に示すようにシリン ダータイプの圧電振動子(図示せず)をリード端子フレームに接合しモールド樹 脂成形した後、前記リード端子フレームを切り離して引き出し端子61、62、 63、64を得た樹脂ケース6の構成(構成)等があった。これらの構成の樹 脂ケースはいずれも各々の型を形成する金型を用いて、その金型内部空間に樹脂 を注入して硬化させることにより得られる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記構成は、リフロー半田付け(あらかじめ接合箇所に適量の半田 をしておき、外部からの熱源によって半田を溶融させて半田付けを行う方法)を 行えば問題ないが、ディップ半田付け(溶けた半田浴中又は半田液面に継手を浸 して行う半田付け方法)を行うと入出力端子間、及び、金属キャップと端子間の 短絡を招くことがあり、信頼性の面で、ディップ半田付けには不向きであった。 また、上記構成は、樹脂ケースを形成し圧電振動子を搭載した後さらに前記樹 脂ケースと圧電振動子との間に樹脂等で穴埋めするため工程が増え製造面で問題 があった。また、外観上に対し見栄えが悪くなるという欠点もあった。また、上 記構成は、圧電振動子のケースとモールド樹脂の厚みに制限があり。例えば通 常0.3mm以上で形成される事が多く、それ以下の厚みでモールド成形すると、 圧電振動子のケースとモールド樹脂との肉薄部分にクラックが発生する事がある ため信頼性の問題があり、かつクラックの発生は極めて美観を損なうものであっ た。
【0004】 本考案は、リード端子付き電子部品をきわめて簡単に表面実装化でき、かつ信 頼性の高い表面実装型電子部品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、電気的に絶縁された少なくとも2本のリード端子を有する ベースに、金属キャップをかぶせて気密封止した電子部品が有り、前記リード端 子と接続する引き出し端子を有し、少なくとも1つの開口部を有し、かつ前記電 子部品が収容できるキャビティスペースが形成された樹脂ケースに、前記電子部 品を収容し、前記樹脂ケースの開口部を耐熱フィルムにて封止した。また、前記 樹脂ケースに、少なくとも前記引き出し端子と前記電子部品との接続部分まで達 する孔部を上面及び底面に形成した。また、前記耐熱フィルムを樹脂ケースの底 面で封止した。
【0006】
【作用】
すなわち、キャビティイスペースが形成された樹脂ケースに電子部品を組み込 み、その開口部を耐熱フィルムにて封止するというきわめて簡単な手法により表 面実装化できるとともに、耐熱フィルムによりリフロー半田付け、及びディップ 半田付けのいずれの方法を用いても半田付けが行える耐熱性を有する。
【0007】 また、樹脂ケースの少なくとも引き出し端子と電子部品との接続部分まで達す る孔部を上面及び底面に形成したことにより、樹脂ケースの引き出し端子と電子 部品との接合を孔部を介して抵抗溶接等ができるようになった。
【0008】 また、耐熱フィルムを樹脂ケースの底面で封止することにより、電子部品とプ リント配線基板との間に耐熱フィルムが挟まれるかたちとなり、耐熱フィルムが 外部の衝撃や熱に直接さらされる事がなくなる。
【0009】
【実施例】
次に、本考案の樹脂ケースを用いた電子部品の表面実装化技術をシリンダータ イプの圧電振動子を例にして説明する。図1は本考案の実施例を示す分解斜視図 を示し、図2は本考案の樹脂ケースの底面図を示し、図3は本考案の樹脂ケース の平面図を示し、図4は本考案の樹脂ケースと電子部品との接合工程を示す斜視 図であり、図5は本考案の封止・端子折り曲げ工程を示す斜視図である。 圧電振動子2は、図1に示すように、電気的に絶縁された少なくとも2本のリ ード端子21、22(圧電振動子のリード端子部分)を有するベース23があり 、前記リード端子21、22と電気的機械的接合を施した圧電素子(図示せず) を収容し、金属キャップ24(圧電振動子の本体部分)をかぶせて気密封止した 構成となっている。また、樹脂ケース1は、図1、図2、図3に示すように、外 部端子との入出力をはかる引き出し端子12、13とアースとして導通をはかる 引き出し端子14を具備しており、前記圧電振動子の本体部分を収容できる凹部 15と、凸部18で分けられて圧電振動子のリード端子21、22をそれぞれ収 容する凹部16、17とを設けたキャビティスペースが形成されている。そして 、前記入出力用引き出し端子12、13とリード端子21、22との接続部分、 及び、アース用引き出し端子14と金属キャップ先端部241との接続部分まで 達する孔部12a、12bと13a、13b及び14a、14bを樹脂ケース1 の上面及び底面に形成されている。つまりこの樹脂ケース1は、前記形状に成さ れるように予め形成された樹脂金型を、前記引き出し端子12、13、14を残 して、リードフレームに上下から被覆し、例えばPPS(ポリフェニレンサルフ ァイド)やエンジニアリングプラスチック等の材質からなる樹脂を注入し硬化さ せることにより得られる。以上のように構成された圧電振動子2のリード端子2 1、22を樹脂ケース1の入出力用引き出し端子12、13に、圧電振動子2の 金属キャップ先端部241を樹脂ケース1のアース用引き出し端子14に、それ ぞれ係止させて収容し、図4に示すように、矢印の方向から孔部12a、12b と13a、13b及び14a、14bに、例えばスポット溶接用の端子を挿入し たり、あるいは導電性接合材を注入することにより圧電振動子2と樹脂ケース1 との電気的機械的な接合施される。そして図5に示すように、前記樹脂ケース1 の挿入口に、例えばイミド系の耐熱フィルム3にて封止し、前記樹脂ケース1の 挿入口側(底面側)の面に向かって、前記樹脂ケース1の入出力用引き出し端子 12、13とアース用引き出し端子14とをそれぞれ樹脂ケース1の形状に沿っ て折り曲げ表面実装化した。
【0010】 尚、本考案の実施例ではシリンダータイプの圧電振動子を例にして説明したが 、シリンダータイプに限定されるわけでなく、例えばキャン封止した圧電振動子 等のように金属キャップにて封止したあらゆる圧電振動子に適要できることは言 うまでもない。そして、本考案は圧電振動子のみならず、電解コンデンサ、半導 体素子等についても適要でき、電気的に絶縁されたリード端子を有するベースに 金属キャップをかぶせて気密封止した電子部品であれば適要できる。また、本考 案の実施例では樹脂ケース1の平面及び底面に孔部12a、12bと13a、1 3b及び14a、14bを形成したが、導電性接合材を用いる場合はケース底面 の孔部12a、13a、14aを形成するだけでもよい。
【0011】
【考案の効果】
本考案により、キャビティイスペースが形成された樹脂ケースに電子部品を組 み込み、その開口部を耐熱フィルムにて封止するというきわめて簡単な手法によ り表面実装化できるとともに、耐熱フィルムによりリフロー半田付け、及びディ ップ半田付けのいずれの方法を用いても半田付けが行える耐熱性を有するため、 信頼性の高い表面実装型電子部品を提供できる。
【0012】 また、樹脂ケースの少なくとも引き出し端子と電子部品との接続部分まで達す る孔部を平面及び底面に形成したことにより、樹脂ケースの引き出し端子と電子 部品との接合を孔部を介してスポット溶接等の抵抗溶接が行えるため、設備コス トが抑えることができ、より安価な表面実装型電子部品を提供できる。
【0013】 また、耐熱フィルムを樹脂ケースの底面で封止することにより、電子部品とプ リント配線基板との間に耐熱フィルムが挟まれるかたちとなり、耐熱フィルムが 外部の衝撃や熱に直接さらされる事がなく、さらにより一層信頼性の高い表面実 装型電子部品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本考案の樹脂ケースの底面図である。
【図3】本考案の樹脂ケースの平面図である。
【図4】本考案の樹脂ケースと電子部品との接合工程を
示す斜視図である。
【図5】本考案の封止・端子折り曲げ工程を示す斜視図
である。
【図6】従来の第一の実施例を示す斜視図である。
【図7】従来の第二の実施例を示す斜視図である。
【図8】従来の第三の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・樹脂ケース 12,13,14・・・引き出し端子 12a,12b,13a,13b,14a,14b・・
・孔部 15・・・本体収容凹部 16,17・・・リード端子収容凹部 18・・・凸部 2・・・圧電振動子 21,22・・・リード端子 23・・・ベース 24・・・金属キャップ 241・・・金属キャップ先端部 3・・・耐熱フィルム 4,5,6・・・樹脂ケース 51・・・挿入口 52,53,54,55・・・引き出し端子 56・・・封止樹脂 61,62,63,64・・・引き出し端子

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に絶縁された少なくとも2本のリ
    ード端子を有する電子部品と、 前記リード端子と接続する引き出し端子を有し、少なく
    とも1つの開口部を有し、かつ前記電子部品が収容でき
    るキャビティスペースが形成された樹脂ケースと、 前記電子部品を収容した後、前記開口部を封止する耐熱
    フィルムと、 を具備する事を特徴とする表面実装型電子部品。
  2. 【請求項2】 前記樹脂ケースは、少なくとも前記引き
    出し端子と前記電子部品との接続部分まで達する孔部が
    上面及び底面に形成されている事を特徴とする第1項記
    載の表面実装型電子部品。
  3. 【請求項3】 前記耐熱フィルムを樹脂ケースの底面で
    封止した事を特徴とする第1項記載及び第2項記載の表
    面実装型電子部品。
JP2647693U 1993-04-21 1993-04-21 表面実装型電子部品 Pending JPH0681134U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3803516A1 (de) * 1987-02-06 1988-08-18 Mazda Motor Vorrichtung zum tragen und einstellen eines sitzes in einem fahrzeug

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6226924B2 (ja) * 1978-05-19 1987-06-11 Nippon Denso Co
JPS6453616A (en) * 1987-08-25 1989-03-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacture of filter and oscillator
JPH02240998A (ja) * 1989-03-15 1990-09-25 Asahi Denpa Kk 電子部品の表面実装用チップ化ケース

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