JPH0681006A - 磁石材料の成形方法 - Google Patents

磁石材料の成形方法

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JPH0681006A
JPH0681006A JP23452192A JP23452192A JPH0681006A JP H0681006 A JPH0681006 A JP H0681006A JP 23452192 A JP23452192 A JP 23452192A JP 23452192 A JP23452192 A JP 23452192A JP H0681006 A JPH0681006 A JP H0681006A
Authority
JP
Japan
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cavity
die
lid
powder
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP23452192A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Kawabata
光雄 川端
Hisanori Niwamoto
久則 庭本
Fumiaki Kaneko
史明 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
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  • Powder Metallurgy (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高品質な磁石材料を確実に成形できる磁石材
料の成形方法を提供する。 【構成】 ダイス1に対して接離動可能で且つ対向状に
配置した上下部材の内、下部材を、ダイス1に貫通状に
開設したキャビティー1a内周面に摺接動するパンチ2
で構成すると共に、上部材を、キャビティー1a内に進
入せずにダイス1の上面に当接する面3aを備え且つそ
の面3aをキャビティ−1a横断面積よりも広い平面積
とする蓋体3で構成してなり、上記パンチ2によって下
側開放部が閉口されたキャビティ−1a内に充填される
磁石材料成形用粉末A’を、磁場をかけつつ、蓋体3と
ダイス1とを下降させて加圧成形し、所定形状に加圧成
形後、加圧成形品Aをダイス1の上側方向に強制脱型す
ることを要旨とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、永久磁石を製造する磁
石材料の成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】永久磁石は、フェライト、アルニコ、希
土類等の磁石材料の成形用粉末を加圧成形して得られる
磁石材料を所定の工程を経て製造される。これまでの磁
石材料の成形方法は、上下対向状に配置され上下動可能
に支持された上パンチ及び下パンチと、キャビティーを
貫通状に開設したダイスとから構成され、ダイスを水平
状態に維持した状態で、下パンチでそのキャビティーの
下側開放部を閉口した後、そのキャビティー内に磁石材
料成形用の粉末を充填し、更に上パンチをその下面がダ
イス上面に当接するまで下降させ、そして磁場をかけな
がら上パンチを下降させて加圧成形する。その後、ダイ
スを下降させて加圧成形品を強制脱型する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記する
先行技術では下記の問題点がある。 (a)成形の初期段階で上パンチがダイスのキャビティ
ー内を摺動する際、上パンチの摺動面(外周面)とキャ
ビティ−の被摺動面(内周面)との間に磁石材料成形用
粉末が進入し、同上パンチの摺動面やキャビティ−の被
摺動面をキズ付けたり、キャビティ−の被摺動面に噛み
込みによって付着したりする。このように発生したキズ
や圧着粉末は、ダイスを下げて加圧成形品を強制脱型す
る際に加圧成形品をキズ付けたり、部分的な欠落を招
き、不良品の発生度合いが高くなる。 (b)磁場の磁力線密度は、磁石材料の成形用粉末に最
も接近する部分の横断面積で決定される、即ち上パンチ
の横断面積だけで加圧成形品の磁気特性が決定されてし
まう。
【0004】本発明は、従来事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、高品質な磁石材料を確実に成
形できる磁石材料の成形方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、ダイスに対して接離動可能で且
つ対向状に配置した上下部材の内、下部材をダイスに貫
通状に開設したキャビティー内周面に摺接動するパンチ
で構成すると共に、上部材をキャビティー内に進入せず
にダイスの上面に当接する面を備え且つその面をキャビ
ティ−横断面積よりも広い平面積とする蓋体で構成して
なり、上記パンチによって下側開放部が閉口されたキャ
ビティ−内に充填される磁石材料成形用粉末を、磁場を
かけつつ、蓋体とダイスとを下降させて加圧成形し、所
定形状に加圧成形後、加圧成形品をダイスの上側方向に
強制脱型することを要旨とする。
【0006】
【作用】上記技術的手段によれば、下記の作用がある。 ・加圧成形品の強制脱型方向が、キャビティ−の上面の
みに接触して磁石材料成形用粉末が進入するクリアラン
スを形成しない蓋体方向になる結果、加圧成形品にキズ
や圧着粉末による摩擦抵抗を一切関与させない。 ・ダイスの上面に接触する蓋体がキャビティー内に進入
せずに同ダイスの上面に当接する面を備え且つその面を
キャビティ−横断面積よりも広い平面積としているた
め、磁場中の磁力線の平行度を高くできる。
【0007】
【発明の効果】本発明は以上のように構成した磁石材料
の成形方法であるから、キズや圧着粉末による部分的な
欠落等の歩留の低下を招いたり、磁石材料成形用粉末が
低い異方性を持つことなく、高品質で磁気特性が優れた
磁石材料を成形することができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図面は本実施例磁石材料の成形方法を示し、ま
ず、本実施例の成形方法の実施に必要な構成要素につい
て説明すると、符号1はダイス、2はパンチ、3は蓋
体、4は磁場を生成するコイル、A’は磁石材料成形用
の粉体、Aは加圧成形品である。
【0009】ダイス1は、等間隔をおいてキャビティー
1aを開設した多連押しを対象としたものであり、その
キャビティー1aが磁石材料の成形用粉末A’の充填空
間となっている。このダイス1には、各キャビティー1
aを挟んでパンチ2と蓋体3とが正対して配置させ、パ
ンチ2は固定式とし、また蓋体3とダイス1とは上下方
向に移動可能に構成されている。
【0010】蓋体3とダイス1とは、所望な上下動手段
を駆動手段としてパンチ2に対して接近・離間できるよ
うになっている。
【0011】また、上記蓋体3は、ダイス1の上面に当
接するその下面をフラット面3aとすると共に、そのフ
ラット面3aを前記キャビティー1aの横断面積よりも
広い平面積にしている。
【0012】コイル4は、蓋体3及びダイス1の回りに
正対して配置され、電流を流すことでキャビティー1a
内の磁石材料成形用粉末A’に接触する蓋体3及びダイ
ス1から磁石材料成形用粉末A’の極性に異方性を出す
磁力線を生成するようになっている。
【0013】次に、磁石材料(加圧成形品)の成形を各
工程ごとに説明する。 ・第1工程は、キャビティー1a内に磁石材料成形用粉
末A’を充填することである。この工程では、パンチ2
でキャビティー1aの下側開放部を閉口することによっ
て行う(図1の(イ))。
【0014】・第2工程は、キャビティー1aの上側開
放部を蓋体3で閉口することである。これによってキャ
ビティー1aは、その上下両開放部が塞がれる(図1の
(ロ))。
【0015】・第3工程は、上下に正対するコイル4、
4各々に電流を流してキャビティー1a…に磁場を掛け
つつ蓋体3及びダイス1を同速で下降させてパンチ2と
蓋体3とでダイス1のキャビティー1a内の磁石材料成
形用粉末A’を加圧成形することである。この工程で、
磁石材料成形用粉末A’が極性に異方性を出すように加
圧成形される(図1の(ハ))。
【0016】・第4工程は、その加圧成形品Aを脱型す
ることである。この工程では、ダイス1のみを更に下降
させてキャビティー1aの上側開放部方向に強制脱型す
る(図1の(ニ))。
【0017】従って、加圧成形品A脱型方向のキャビテ
ィー1a内周面に噛み込みによる圧着粉末等が生成させ
ておらず、また蓋体3がキャビティー1aの横断面積よ
りも広い先端面を持っていることを理由として、脱型時
に加圧成形品Aに部分的な欠落やキズ付きを招かず高品
質であり、また磁場中の磁力線の平行度も高くなる結
果、粉末の配向度が良く、磁石としての信頼性も高い磁
石材料が成形できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁石材料の成形工程を示し、(イ)はキャビテ
ィーに磁石材料成形用粉末を充填した状態を示す縦断面
図。(ロ)は、蓋体でキャビティーの上側開放部を閉口
した状態を示す縦断面図。(ハ)は、加圧成形している
状態を示す縦断面図。(ニ)は、加圧成形された磁石材
料を脱型した状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 : ダイス 1a :キャビティ
ー 2 : パンチ 3 :蓋体 A’:磁石材料成形用粉末 A :加圧成形品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイスに対して接離動可能で且つ対向状
    に配置した上下部材の内、下部材をダイスに貫通状に開
    設したキャビティー内周面に摺接動するパンチで構成す
    ると共に、上部材をキャビティー内に進入せずにダイス
    の上面に当接する面を備え且つその面をキャビティ−横
    断面積よりも広い平面積とする蓋体で構成してなり、上
    記パンチによって下側開放部が閉口されたキャビティ−
    内に充填される磁石材料成形用粉末を、磁場をかけつ
    つ、蓋体とダイスとを下降させて加圧成形し、所定形状
    に加圧成形後、加圧成形品をダイスの上側方向に強制脱
    型することを特徴とする磁石材料の成形方法。
JP23452192A 1992-09-02 1992-09-02 磁石材料の成形方法 Pending JPH0681006A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6531090B2 (en) 2000-02-17 2003-03-11 Sumitomo Special Metals Co., Ltd. Method for producing powder compact and method for manufacturing magnet
WO2009119823A1 (ja) 2008-03-27 2009-10-01 Hoya株式会社 偏光素子及び偏光素子の製造方法
EP2180353A2 (en) 2008-10-27 2010-04-28 Hoya Corporation Process for producing polarizing element
KR101499493B1 (ko) * 2013-06-11 2015-03-06 (주)비츠로밀텍 열전지 전극 제작용 분말의 압축성형 장치

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