JPH0680994A - 低泡性中性洗浄剤 - Google Patents
低泡性中性洗浄剤Info
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- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/16—Organic compounds
- C11D3/37—Polymers
- C11D3/3703—Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- C11D3/3707—Polyethers, e.g. polyalkyleneoxides
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Abstract
ち、泡立ちが少なく、安定な液状の中性洗浄剤を提供す
る。 【構成】 少なくとも (1)アルカノールアミンおよび/または水酸化カリウ
ム 1〜25重量% (2)ポリオキシプロピレン部分の平均分子量が800
〜1100で、総分子量中に占めるポリオキシエチレン
部分が5〜15重量%であるポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンブロックポリマー 1〜10重量% (3)ポリオキシプロピレン部分の平均分子量が160
0〜2000で、総分子量中に占めるポリオキシエチレ
ン部分が5〜25重量%であるポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンブロックポリマー 1〜10重量% (4)炭素数6〜12の脂肪族カルボン酸 1〜20重
量% (5)水 からなり、pHが7〜9.5であることを特徴とする洗
浄剤。
Description
ガラス、プラスチック等の脱脂洗浄に用いる水系の洗浄
剤に関するものである。
ラスチック等の工業用の脱脂洗浄剤としては、アルカリ
洗浄剤を代表とする水系洗浄剤、および1、1、1−ト
リクロロエタンを代表とする溶剤系洗浄剤が用いられて
いる。アルカリ洗浄剤は、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテルを代表とする非イオン界面活性剤、ア
ルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムを代表とするアニ
オン界面活性剤等の界面活性剤、炭酸ナトリウム、ケイ
酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ塩、ト
リポリリン酸ナトリウム、EDTA、NTA、グルコン
酸塩等のキレート剤、ベンゾトリアゾール、アミン類、
アルカノールアミン類、亜硝酸ナトリウム等の防錆剤等
を適宜配合したものである。その配合組成は、たとえ
ば、辻薦著「精密洗浄技術」工学図書p117−12
0、辻薦編著「精密洗浄技術マニュアル」新技術開発セ
ンターp50−56に記載されているように、洗浄する
物品、金属、汚れに応じて種々のものが提案されてい
る。しかし、脱脂力、浸透力は、1、1、1−トリクロ
ロエタン等の塩素系溶剤に比べて劣るため、実際の適用
分野としては、簡単な構造を有する物品の洗浄や洗浄後
の残存油分量をあまり気にしない分野が主体である。
塩素系溶剤は、脱脂力、浸透力に優れ、切削油、引き抜
き油、プレス油等あらゆる脱脂に適用でき、主として、
複雑な構造を有する物品や、高い清浄度を要求する精密
部品の洗浄分野で用いられている。ところが、近年、塩
素系溶剤による地下水汚染、大気汚染、オゾン層破壊等
の環境問題が顕著に現れるようになり、産業界では、こ
れを代替するための洗浄剤として、従来のアルカリ洗浄
剤を適用しつつある。
アルカリ洗浄剤は、塩素系溶剤に比べ、脱脂力、浸透力
が劣り、特に、切削油、引き抜き油や粘度の高いプレス
油等が狭い隙間や細部に付着しているような場合や、部
品表面のごく微量の残留油分量を問題にする場合には適
用できない。
イオン界面活性剤を使用することが考えられるが、製品
としての安定な濃縮液体とすることが難しくなる、泡立
ちが多くなる等の問題があった。泡立ちについては、加
温することにより抑制できる場合もあるが、20℃程度
の常温での抑制は困難である。また、脱脂力を高めるた
めにアルカリ塩を増量してpHを高めることが考えられ
るが、これも、製品として安定な液体状とすることを困
難とし、さらに、非鉄金属への影響、作業者への安全性
の配慮からも好ましくない。
ば、特公昭63−13480に示されるような、芳香族
カルボン酸ナトリウム等を併用する方法があるが、芳香
族カルボン酸ナトリウムの代表として用いられるパラタ
ーシャリーブチル安息香酸ナトリウムは、腎臓、肝臓に
対する毒性が強いという問題がある。
的を解決するため鋭意研究を重ねた結果、アルカノール
アミン、水酸化カリウム、2種類の特定のブロックポリ
マー、および脂肪族カルボン酸を組み合わせることによ
り、上記問題点を解決することを見いだし、本発明を完
成するに至った。
ム 1〜25重量% (2)ポリオキシプロピレン部分の平均分子量が800
〜1100で、総分子量中に占めるポリオキシエチレン
部分が5〜15重量%であるポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンブロックポリマー 1〜10重量% (3)ポリオキシプロピレン部分の平均分子量が160
0〜2000で、総分子量中に占めるポリオキシエチレ
ン部分が5〜25重量%であるポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンブロックポリマー 1〜10重量% (4)炭素数6〜12の脂肪族カルボン酸 1〜20重
量% (5)水 からなり、pHが7〜9.5であることを特徴とする洗
浄剤である。
ールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、およびそれらのアルキル化物等が挙げられる。水酸
化カリウムは、アルカノールアミンで中和しきれない脂
肪族カルボン酸を中和するのに用いる。アルカノールア
ミンと水酸化カリウムの合計が1重量%より少ないと脱
脂性が劣り、25重量%より多いとアルミ安定性が劣る
ようになり好ましくない。
いることが必須である。ポリオキシプロピレン部分の平
均分子量が800〜1100で、総分子量中に占めるポ
リオキシエチレン部分が5〜15重量%であるポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー(以
下、ブロックポリマーAと呼ぶ)と、ポリオキシプロピ
レン部分の平均分子量が1600〜2000で、総分子
量中に占めるポリオキシエチレン部分が5〜25重量%
であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロッ
クポリマー(以下、ブロックポリマーBと呼ぶ)であ
る。これらブロックポリマーAとBを組み合わせること
により低泡性を維持したまま、それぞれ単独の場合より
高脱脂力、高浸透力を得ることができる。
り少ないと脱脂性が劣り、10重量%より多いと、安定
な液体になりにくくなり好ましくない。ブロックポリマ
ーBの配合量が1重量%より少ないと脱脂性が劣り、1
0重量%より多いと、安定な液体になりにくくなり好ま
しくない。
肪族カルボン酸 1〜20重量%を用いる。これは、本
発明の洗浄剤を0℃以下の低温から50℃以上の高温ま
での幅広い温度範囲で安定な液体状に保つために必須な
成分であり、具体的には、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オ
クタン酸、2−エチルヘキサン酸、ノナン酸、3、5、
5−トリメチルヘキサン酸、デカン酸、ウンデカン酸、
ドデカン酸等が挙げられる。炭素数が6より少ないと、
不快な臭気が強くなり、12より大きいと、泡立ちが大
きくなり好ましくない。この配合量が1重量%より少な
いと、安定な液体状に保つことが困難になり、20重量
%より多いと、脱脂力が低下するようになり好ましくな
い。
ム、界面活性剤、脂肪族カルボン酸等、洗浄剤有効成分
を均一な液体製品とするための溶媒として用いる。その
量は、前記洗浄剤有効成分および後述の公知の添加剤等
の量と水の総量が100重量%になるように決められ
る。洗浄剤のpHは7〜9.5、好ましくは7〜9、よ
り好ましくは7〜8.5に調整される。7より低いと鉄
に対する安定性が劣るようになり、9.5より高いとア
ルミに対する安定性が劣るようになり、また、皮膚に対
する刺激性が強くなり好ましくない。
場合は、水によりさらに希釈して用いる。その時の洗浄
剤有効成分濃度は、通常0.05〜5重量%である。こ
の洗浄剤有効成分濃度は、洗浄方法、洗浄物品、汚れ等
の条件により、適宜調整される。なお、本発明では、そ
の他の界面活性剤、公知の添加剤、たとえば、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル等の非イオン界面活性剤、アニオ
ン界面活性剤、グルコン酸ナトリウム、EDTA、NT
A等のキレート剤、ベンゾトリアゾール、アミン類、亜
硝酸塩等の腐食防止剤、消泡剤、アルコール、グリコー
ル、グリコールエーテル等の溶剤を適宜配合して用いる
ことも可能である。
結果を表2に示す。 (1)脱脂力、浸透力試験 30メッシュのステンレス金網(60×30mm)に下
記金属加工油を含浸させ、100℃で30分加熱した。
これを、洗浄剤の5重量%水溶液で洗浄し、洗浄前後の
付着油分量から下記数1で脱脂率を計算し、1、1、1
−トリクロロエタンによる脱脂と比較評価した。 試験に用いた金属加工油 切削油 :ユニカットGH35(商品名、日本石油株式
会社製) プレス油:ユニプレスDP120(商品名、日本石油株
式会社製) (2)安定性試験 洗浄剤を−5℃、30℃、60℃に保ち、洗浄剤有効成
分の分離、沈澱がないか観察した。 (3)泡立ち試験 洗浄剤を水で3重量%に希釈した水溶液を100mlメ
スシリンダーに50ml入れ、激しく振り、1分間静置
し、泡立ちの高さを測定した。
と同等である場合;〇 劣る場合;× 2)変化がない場合;〇 沈澱、分離が見られる場
合;× 3)泡の高さが20mm以下;〇 20mm以上;×
力、浸透力を持ち、泡立ちが少なく、安定な液状の優れ
た中性洗浄剤である。
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも (1)アルカノールアミンおよび/または水酸化カリウ
ム 1〜25重量% (2)ポリオキシプロピレン部分の平均分子量が800
〜1100で、総分子量中に占めるポリオキシエチレン
部分が5〜15重量%であるポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンブロックポリマー 1〜10重量% (3)ポリオキシプロピレン部分の平均分子量が160
0〜2000で、総分子量中に占めるポリオキシエチレ
ン部分が5〜25重量%であるポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンブロックポリマー 1〜10重量% (4)炭素数6〜12の脂肪族カルボン酸 1〜20重
量% (5)水 からなり、pHが7〜9.5であることを特徴とする洗
浄剤
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25202492A JP3106016B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 低泡性中性洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25202492A JP3106016B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 低泡性中性洗浄剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680994A true JPH0680994A (ja) | 1994-03-22 |
JP3106016B2 JP3106016B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=17231531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25202492A Expired - Lifetime JP3106016B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 低泡性中性洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3106016B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0834991A (ja) * | 1994-07-25 | 1996-02-06 | Asahi Chem Ind Co Ltd | リンス不要洗浄剤 |
JPH0834993A (ja) * | 1994-07-25 | 1996-02-06 | Asahi Chem Ind Co Ltd | リンス不要低残渣洗浄剤 |
JP2007016263A (ja) * | 2005-07-06 | 2007-01-25 | Kao Corp | 銅又は銅合金用洗浄剤組成物 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP25202492A patent/JP3106016B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0834991A (ja) * | 1994-07-25 | 1996-02-06 | Asahi Chem Ind Co Ltd | リンス不要洗浄剤 |
JPH0834993A (ja) * | 1994-07-25 | 1996-02-06 | Asahi Chem Ind Co Ltd | リンス不要低残渣洗浄剤 |
JP2007016263A (ja) * | 2005-07-06 | 2007-01-25 | Kao Corp | 銅又は銅合金用洗浄剤組成物 |
JP4652157B2 (ja) * | 2005-07-06 | 2011-03-16 | 花王株式会社 | 銅又は銅合金用洗浄剤組成物 |
Also Published As
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---|---|
JP3106016B2 (ja) | 2000-11-06 |
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