JPH0680984A - 酵素によるジグリセリドの除去方法 - Google Patents

酵素によるジグリセリドの除去方法

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JPH0680984A
JPH0680984A JP5051229A JP5122993A JPH0680984A JP H0680984 A JPH0680984 A JP H0680984A JP 5051229 A JP5051229 A JP 5051229A JP 5122993 A JP5122993 A JP 5122993A JP H0680984 A JPH0680984 A JP H0680984A
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conversion zone
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glyceride
mixture
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JP5051229A
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Harry Moore
ハリー・ムーア
Stephen Raymond Moore
スティーブン・レイモンド・ムーア
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Loders Croklaan BV
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RODAASU KUROTSUKURAAN BV
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    • C12P7/64Fats; Fatty oils; Ester-type waxes; Higher fatty acids, i.e. having at least seven carbon atoms in an unbroken chain bound to a carboxyl group; Oxidised oils or fats
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジグリセリドとトリグリセリドの混合物をジ
グリセリド特異性酵素水溶液と接触させてジグリセリド
を除去するにあたり、この接触を水中油型エマルジョン
中で行なうことによって、反応速度を増加させること。 【構成】 酵素変換ゾーン(1)に、ジグリセリドとト
リグリセリドを含むグリセリド混合物(2)及びジグリ
セリド特異性酵素水溶液(3)を供給する。酵素変換ゾ
ーン(1)において、上記酵素水溶液中に上記グリセリ
ド混合物が粒径100ミクロン未満の油滴として分散し
た水分含量15〜50重量%のエマルジョンを生じさせ
て、このエマルジョン中での酵素を作用させてジグリセ
リドを変換し、トリグリセリドと遊離脂肪酸からなる生
成物(4)とグリセロールを含む酵素水溶液(5)とを
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくともジグリセリ
ドとトリグリセリドを含むグリセリド混合物からジグリ
セリドを酵素法で除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】数多くのトリグリセリドの調製方法が公
知である。かかる多数の方法の中では、酵素による特異
的エステル交換法が、トリグリセリド全体にわたって脂
肪酸残基が所望の特定分布を有するようなトリグリセリ
ドの調製方法としては最も洗練された方法である。この
ような酵素による特異的エステル交換法においては最小
量の水(即ち、酵素を活性化するに必要なだけの水)し
か使用しないが、若干量(2〜10重量%)のジグリセ
リドが生成するのは避けられない。主生成物中にかかる
ジグリセリドが存在すると、ジグリセリドがトリグリセ
リドの品質に悪影響を与えるので極めて不都合である。
【0003】この問題に対処するための多数の方法が文
献に記載されている。これらの方法はトリグリセリドを
含む混合物からのジグリセリドの除去に焦点を当てたも
のであって、ジグリセリドを特異的にグリセロールと遊
離脂肪酸に加水分解する酵素を用いてジグリセリドを酵
素変換するものである。
【0004】特開昭62−51997号公報には油脂の
改質方法が開示されており、この方法では、70重量%
以上のトリグリセリドと2重量%以上のジグリセリドを
含む混合物を少量の水の存在下で部分グリセリド特異性
酵素と接触させる。
【0005】同様の方法が特開昭62−61590号公
報に開示されており、この方法では、部分グリセリドの
加水分解に続いて1,3−特異性酵素によるエステル交
換を行なう。
【0006】特開昭62−287号公報にも同様の方法
が開示されており、この方法では、ペニシリウム・サイ
クロピウム(Penicillium cyclopi
um)ATCC34613株の産生するリパーゼを用い
てモノグリセリド及び/又はジグリセリドの加水分解を
行なう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらの先行技術の方
法は最終生成物中に存在するジグリセリド濃度に関して
は比較的十分な成果が得られるが、反応速度がかなり遅
いために長時間の反応を要するという欠点を有する。大
規模な反応器を使用することによってこの問題を少なく
とも部分的に解決することができるが、これにはかなり
高額の投資を要する。
【0008】
【課題を解決するための手段】今回、我々は、高額の投
資を行なわずに反応速度を増大させることのできる方法
を発見した。
【0009】本発明は、少なくともジグリセリドとトリ
グリセリドを含むグリセリド混合物からジグリセリドを
酵素法で除去する方法にして、酵素変換ゾーン中で上記
グリセリド混合物をジグリセリド変換に特異的な酵素の
水溶液と接触させるにあたり、上記グリセリド混合物と
酵素水溶液との接触を酵素水溶液中のグリセリド混合物
のエマルジョンで行なうこと、上記エマルジョンの水分
含量が15〜50重量%であること、並びに上記エマル
ジョン中のグリセリド混合物の油滴の粒径が100ミク
ロン未満であることを特徴とする方法に関する。
【0010】本発明の上記方法は新規であり、欧州特許
公開第237092号に記載されているような、リパー
ゼ存在下で脂肪酸でトリグリセリドをエステル交換(ア
シドリシス)する方法に対して、進歩性を有している。
この従来法におけるエステル交換はマイクロエマルジョ
ンのような熱力学的に安定な溶液中で行なわれ、疎水性
成分と界面活性成分と水を使用する必要がある。この従
来法では、エステル交換することが目的であり、それに
はほんの少量の水が存在すればよい。また、この刊行物
には、ジグリセリドの特異的除去に酵素を使用すること
に関しては記載されていない。さらに、この公知方法に
おいては、最終生成物から除去することが困難であると
予想される界面活性剤の使用が不可欠である。
【0011】グリセリド混合物を変換ゾーンの一方から
供給し、酵素溶液を変換ゾーンの反対方向から供給する
という向流方式で本発明の方法を実施すると、非常に満
足すべき結果が(特に反応時間に関して)得られる。
【0012】上記変換ゾーンには接触器(contac
tor)を用いることができるが、かかる接触器は公知
の如何なる形式のものでもよく、例えば、回転ディスク
接触器、多段式多孔板カラム、充填カラム又はミキサー
セトラー装置のようなものであってもよい。
【0013】エマルジョン中のグリセリド混合物の油滴
の粒径を制御することが重要である。油滴粒径が100
ミクロン未満であれば良好な結果を得ることができる。
しかし、好ましくはもっと小さな油滴を使用するのが好
ましい。好ましくは、油滴粒径は50ミクロン未満であ
り、平均粒径が5〜20ミクロンである。
【0014】かかる平均粒径のものを得るには、油相と
水性相をシルバーソン(Silverson)型の高剪
断ミキサーに供給するのが好ましい。
【0015】かかる混合装置が酵素変換ゾーンの一部を
なしていれば、操作を非常に簡便に行なうことができ
る。
【0016】本発明の上記のプロセスにおいて、変換ゾ
ーン中での反応成分の接触時間は1〜60分であればよ
く、特に5〜30分間が好ましい。
【0017】変換ゾーンからの粗反応生成物は、通常
は、グリセリド相と調節可能な濃度のグリセロールに富
んでいて酵素の一部を含む水相とに分離する。如何なる
形式の分離器を用いてもよいが、遠心機を用いるのが好
ましい。
【0018】この水相に含まれるグリセロール濃度は、
試料を採取して水溶液流のグリセロール濃度に応じた反
応パラメーター(各成分の比率、反応時間、エマルジョ
ン中の油滴の粒径などの)を求めることによって、制御
することができる。
【0019】非常に好適なプロセスにおいては、酵素の
一部を含む水相を酵素変換ゾーンに再循環する。このよ
うにすれば、酵素溶液を非常に効率的に使用することが
できる。ただし、酵素溶液の活性を所望の値に維持する
ために、酵素水溶液の再循環流に酵素を新たに補充する
必要があるであろう。好適な補充用酵素は、再循環させ
る酵素溶液の酵素濃度が油重量を基準にして0.05重
量%以上となるような量で添加する。
【0020】グリセロール濃度が余り高くなり過ぎない
ように、グリセロールに富む水相の少なくとも一部をパ
ージとして系から除去する。
【0021】このプロセスで得られたグリセリド相は水
洗してもよく、そうすることによって、ジグリセリドの
殆どが除去されたトリグリセリド富有生成物を、少なく
とも酵素の一部を含む水相から分離することができ、こ
の水相の少なくとも一部を再循環することができる。
【0022】再循環用酵素溶液はプロセス流と並流方式
で添加してもよいが、かかる再循環流をプロセス流に対
して向流方式で添加してもよい。
【0023】幾つかのミキサー・変換装置と幾つかの分
離器を使用する場合には、後者の方式を採用するのが好
ましい。即ち、分離器から回収した酵素含有水溶液流
は、プロセス流に対して向流方式で添加する。
【0024】具体的に実施することのできるプロセス
を、それぞれフローチャートにして示す。
【0025】図1は向流式プロセスを図示したものであ
り、図2は並流式プロセスを図示したものであり、図3
は図2のプロセスに洗浄段階を加えたプロセスを図示し
たものであり、図4は再循環式向流プロセスを図示した
ものであり、図5は別の再循環式向流プロセスを図示し
たものである。
【0026】図1に示すプロセスでは、酵素変換ゾーン
(1)に、グリセリド混合物(2)を酵素水溶液(3)
に対して向流式で供給する。酵素変換ゾーン(1)は、
回転ディスク接触器、多段式多孔板カラム、充填カラム
又はミキサーセトラー装置のいずれでもよく、唯一の条
件は水相中で100ミクロン未満の粒径のグリセリド混
合物の油滴を生じさせるものでなければならないという
ことである。変換ゾーン(1)からは、トリグリセリド
と遊離脂肪酸からなる生成物でジグリセリド濃度の減少
したものが(4)から流出し、他方、グリセロールを含
む酵素水溶液が(5)から流出する。
【0027】図2及び図3に示すプロセスでは、1〜1
5重量%のジグリセリドを含有するトリグリセリド油脂
と酵素水溶液(ジグリセリドの加水分解に特異的な酵素
0.02〜1重量%)とをミキサー(1)の中で混合す
る。油滴の平均粒径が約15ミクロンの水中油型エマル
ジョンが得られる。このエマルジョンを、混合装置のの
一部をなす変換ゾーンに導入する。変換ゾーンにおける
処理量は、滞留時間が約15分となるように選択する。
【0028】(1)からの粗反応生成物(6)は分離器
(7)に送られ、この中で生成物がグリセロールに富む
水溶液流(8)とトリグリセリド流(4)又は(9)と
に分離される。ただし、(9)については洗浄・分離器
(12)に送られ、その中で水(11)で洗浄される。
【0029】洗浄・分離器(12)から、所望のトリグ
リセリドからなる生成物流(4)が得られる。酵素を含
有する水溶液流(5)はミキサーに送られ、そこで補充
用酵素(3)と混合されて、得られた混合物がミキサー
・変換ゾーン(1)に再循環される。
【0030】グリセロールに富む水溶液流(8)はパー
ジ流として除去してもよいが、この水溶液流に存在する
酵素を再使用するためにこのパージ流(8)の一部を補
充ゾーンに供給してもよいことはいうまでもない。
【0031】ただし、如何なる場合もかかる流(8)の
一部はパージとして取除く必要があり、さもないとグリ
セロール濃度が高くなり過ぎて満足できる結果が得られ
なくなる。
【0032】上記のプロセスにおいて、通常は、酵素溶
液1部当りグリセリド混合物2〜8部を使用する。この
比率は、反応混合中に相当の量の水が存在することを意
味している。
【0033】図4及び図5に、再循環用酵素水溶液をプ
ロセス流に対して向流式に用いる多段式プロセスの代表
例を示す。
【0034】図4では、3つのミキサー・変換ゾーン
(1,1a,及び1b)を使用する。それぞれの変換ゾ
ーンは分離器(7,7a,及び7b)に接続している。
【0035】出発トリグリセリド混合物(2)は、ゾー
ン(1)の中で、分離器(7a)から回収された酵素溶
液(5b)と混合されて変換される。この粗反応生成物
は(6)を経て分離器(7)に送られる。分離器(7)
からは、トリグリセリド流(9)とパージ流としての酵
素溶液(8)が得られる。このグリセリド流(9)は、
ミキサー・変換ゾーン(1a)中で、分離器(7b)か
ら回収された酵素溶液(5a)と混合される。ここでの
粗反応生成物は(6a)を経て分離器(7a)に送られ
て、グリセリド流(9a)と再循環用酵素溶液(5b)
とに分離される。グリセリド流(9a)は、ミキサー・
変換ゾーン(1b)の中で、新しい補充用酵素(3)と
混合される。ここでの粗反応生成物(6b)は生成物流
(4)と再循環用酵素流(5a)とに分離される。この
プロセスにおいては、パージ(8)の一部を補充用酵素
溶液(3)と混合して、その混合物をゾーン(1b)に
送ることもできる。
【0036】図5でも、同様のプロセスが行なわれる。
ただし、個々の分離器(7,7a,及び7b)で得られ
た酵素溶液(5a,5b,及び5c)はすべて一つの主
循環経路(5)に送られる点が異なる。この場合も、主
循環経路(5)には補充酵素溶液(3)が供給される。
再循環酵素流(5)の一部はパージ(8)として廃棄さ
れる。これは、再循環流(5a)が主再循環流(5)と
合流した後に行なわれる。
【0037】
【実施例】図2のフローチャートに示す方式で本発明の
方法を実施した。シルバーソン型混合装置中で、1時間
当り、1840kgのトリグリセリドと160kgのジ
グリセリドを含む混合物を、836kgの水と160k
gのグリセロールと4kgの酵素(Amono−G)と
混合して、油滴粒径約25ミクロンのエマルジョンを得
た。
【0038】このエマルジョンを変換ゾーンでの滞留時
間15分の間に変換した。
【0039】2重量%の粗反応混合物を遠心機(7)の
中で分離した。経路(4)から、2重量%のジグリセリ
ドと5重量%の遊離脂肪酸を含有するグリセリド生成物
(4)が得られた。
【0040】上記遠心機からは、829kgの水と17
8kgのグリセロールと4.0kgの酵素を含む水相が
分離された。
【0041】この水相からは、パージとして毎時101
kgを経路(8)から廃棄した。
【0042】残りの水相を90kgの酵素溶液(0.4
kgの酵素を含有する)と混合して、この酵素溶液をミ
キサー(1)に再循環した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による向流式プロセスの説明図である。
【図2】本発明による並流式プロセスの説明図である。
【図3】本発明による洗浄段階を含む並流式プロセスの
説明図である。
【図4】本発明による再循環式向流プロセスの説明図で
ある。
【図5】本発明による再循環式向流プロセスの説明図で
ある。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともジグリセリドとトリグリセリ
    ドを含むグリセリド混合物からジグリセリドを酵素法で
    除去する方法にして、酵素変換ゾーン中で上記グリセリ
    ド混合物をジグリセリド変換に特異的な酵素の水溶液と
    接触させるにあたり、上記グリセリド混合物と酵素水溶
    液との接触を酵素水溶液中のグリセリド混合物のエマル
    ジョンで行なうこと、上記エマルジョンの水分含量が1
    5〜50重量%であること、並びに上記エマルジョン中
    のグリセリド混合物の油滴の粒径が100ミクロン未満
    であることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、前記接触
    を、グリセリド混合物を変換ゾーンの一方から供給し、
    酵素溶液を変換ゾーンの反対方向から供給する向流方式
    により行なうことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の方法において、前記変換
    ゾーンが、回転ディスク接触器、多段式多孔板カラム、
    充填カラム又はミキサーセトラー装置のような接触器で
    あることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法において、前記エマ
    ルジョン中のグリセリド混合物の油滴の粒径が50ミク
    ロン未満であることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の方法において、前記エマ
    ルジョン中のグリセリド混合物の油滴の平均粒径が5〜
    20ミクロンであることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の方法において、前記エマ
    ルジョンを、シルバーソン型の高剪断ミキサー中でのグ
    リセリド相と水相との混合によって得ることを特徴とす
    る方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の方法において、前記混合
    装置が酵素変換ゾーンの一部をなすことを特徴とする方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の方法において、前記変換
    ゾーン中での反応成分の接触時間が1〜60分であるこ
    とを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の方法において、前記変換
    ゾーンからの粗反応生成物をグリセリド相と調節可能な
    濃度のグリセロールに富んでいて酵素の一部を含む水相
    とに分離することを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の方法において、前記酵
    素の一部を含む水相を酵素変換ゾーンに再循環すること
    を特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の方法において、前記
    酵素の一部を含む水相に酵素を補充して、油の重量を基
    準にして0.05重量%以上の所望の濃度となるように
    酵素濃度を増大させた後、かかる酵素溶液を変換ゾーン
    に再循環することを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の方法において、前記グ
    リセロールに富む水相の少なくとも一部をパージとして
    系から除去することを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の方法において、前記グ
    リセリド相を水洗して、トリグリセリドに富む生成物を
    酵素の一部を含む水相から分離し、かかる水相の少なく
    とも一部を再循環することを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の方法において、再循環
    流をプロセス流に対して向流方式で添加することを特徴
    とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項1記載の方法において、幾つか
    のミキサー・変換装置と幾つかの分離器を使用し、分離
    器から回収した酵素含有水溶液流をプロセス流に対して
    向流方式で添加することを特徴とする方法。
JP5051229A 1992-02-25 1993-02-18 酵素によるジグリセリドの除去方法 Pending JPH0680984A (ja)

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GB92301542.4 1992-02-25

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