JPH0680786U - ホイスト用非常ブレーキ装置 - Google Patents
ホイスト用非常ブレーキ装置Info
- Publication number
- JPH0680786U JPH0680786U JP2613093U JP2613093U JPH0680786U JP H0680786 U JPH0680786 U JP H0680786U JP 2613093 U JP2613093 U JP 2613093U JP 2613093 U JP2613093 U JP 2613093U JP H0680786 U JPH0680786 U JP H0680786U
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- Japan
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- tachogenerator
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- Pending
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- Control And Safety Of Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 非常ブレーキの誤作動を防止する。
【構成】 モータ直結軸9の端部に、モータ直結軸9の
回転により電圧を発生するタコゼネレータ23を装備さ
せる。タコゼネレータ23で発生した電圧を測定するボ
ルテージセンサー24を設ける。ボルテージセンサー2
4で測定した電圧値を送る制御器19を有する。測定電
圧値のレベルが設定値よりも高いときに、制御器19か
ら非常ブレーキ10へ作動指令を送り、モータ直結軸9
の回転を止めて吊荷の落下を防止する。
回転により電圧を発生するタコゼネレータ23を装備さ
せる。タコゼネレータ23で発生した電圧を測定するボ
ルテージセンサー24を設ける。ボルテージセンサー2
4で測定した電圧値を送る制御器19を有する。測定電
圧値のレベルが設定値よりも高いときに、制御器19か
ら非常ブレーキ10へ作動指令を送り、モータ直結軸9
の回転を止めて吊荷の落下を防止する。
Description
【0001】
本考案はホイストの主ブレーキ装置の作動不良時に吊荷の落下を防止するため に用いるホイスト用非常ブレーキ装置に関するものである。
【0002】
小型巻上機として知られるホイストは、図2にその一例の概略を示す如く、横 行装置1によりガーダ2に沿って横行できるようにしたホイスト本体フレーム3 に、モータ4によって駆動されるドラム5を支持させると共に、該ドラム5に巻 いたワイヤロープ6の繰り出し側に吊り金具7を下げ、上記ドラム5をモータ4 で起動させ減速機で減速回転させることにより吊荷を巻き上げ下げすることがで きるようにしてある。
【0003】 上記ホイストにおいては、吊荷の落下防止対策が安全上極めて重要な課題であ り、そのため、主ブレーキ装置が作動不良になった際に作動する補助ブレーキ装 置としての非常ブレーキ装置8が装備されている。
【0004】 上記従来のホイスト用非常ブレーキ装置8としては、図3に示す如き構成のも のがある。すなわち、ホイスト本体フレーム3から突出するモータ直結軸9の端 部近傍にマグネットブレーキの如き非常ブレーキ10を設けると共に、上記モー タ直結軸9に連設した延長軸11の端部側に、延長軸11に取り付けたフランジ 12と、該フランジ12の外周部間に取り付けた遠心子型の変形ばね13と、該 変形ばね13の外周部に取り付けたウエイト14と、上記変形ばね13の中心部 に取り付けたコンタクトピン15と、該コンタクトピン15に対峙させて固定フ レーム17に取り付けたリミットスイッチ16とからなるガバナスイッチ機構1 8を設け、主ブレーキ装置が作動不良になってモータ直結軸9が異常回転した際 に、ウエイト14の遠心力で変形ばね13が軸方向へ押し出され、中心部のコン タクトコピン15が飛び出してリミットスイッチ16を作動させることにより、 上記非常ブレーキ10が制御器19からの指令で作動させられてモータ直結軸9 の回転が停止させられるようにしてある。20は延長軸11を支持する軸受、2 1は該軸受20を保持する軸箱、22はカバーケーシングを示す。
【0005】
ところが、上記従来のホイスト用非常ブレーキ装置8の場合、モータ直結軸9 の異常回転を検知するために、遠心子型の変形ばね13の変位に基づいてリミッ トスイッチ16が作動するガバナスイッチ機構18を採用しているため、上記変 形ばね13にへたりや亀裂等が発生したり、あるいは、モータ直結軸9に芯ずれ 等が発生すると、コンタクトピン15の飛び出しが不安定になることからモータ 直結軸9の異常回転を正確に検知できなくなり、非常ブレーキ10を誤作動させ てしまう虞があり、故障の原因となる問題がある。
【0006】 そこで、本考案は、モータ直結軸の異常回転を正確に検知できるようにして非 常ブレーキの誤作動をなくすことができるようにしようとするものである。
【0007】
本考案は、上記課題を解決するために、制御器からの指令でモータ直結軸の回 転を停止させる非常ブレーキを備え、且つ上記モータ直結軸の端部に、該モータ 直結軸の回転により電圧を発生させるタコゼネレータを装備させ、更に、該タコ ゼネレータで発生した電圧を測定して上記制御器へ送るようにしたボルテージセ ンサーを設けた構成とする。
【0008】
モータ直結軸の回転によりタコゼネレータによって電圧が発生させられ、その 値がボルテージセンサーにて測定されて、制御器へ送られる。したがって、上記 の電圧値のレベルに基づいてモータ直結軸の異常回転が検出されるため、非常ブ レーキを誤作動させることがなくなる。
【0009】
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
【0010】 図1は本考案の一実施例を示すもので、図3に示したホイスト用非常ブレーキ 装置8と同様に、制御器19からの指令でマグネットブレーキの如き非常ブレー キ10を作動させモータ直結軸9の回転を停止させられるようにしてある構成に おいて、上記モータ直結軸9の端に連設した延長軸11の延長端部位置に、モー タ直結軸9の回転により電圧を発生するタコゼネレータ23を装備させ、且つ該 タコゼネレータ23で発生させられた電圧を測定して制御器19へ送るボルテー ジセンサー24を設け、該ボルテージセンサー24で検知した電圧値のレベルが 設定値よりも高い場合に、制御器19から非常ブレーキ10へ作動指令を送るよ う構成する。なお、23aはタコゼネレータ23の回転子、23bは固定子を示 す。
【0011】 ホイストの運転時、モータ直結軸9の回転は延長軸11に伝えられ、該延長軸 11の回転がタコゼネレータ23を介してボルテージセンサー24により電圧と して求められる。すなわち、延長軸11の端部にタコゼネレータ23を装備させ てあるため、モータ直結軸9の回転が延長軸11に伝えられると、上記タコゼネ レータ23で電圧が発生させられることになる。この電圧はモータ直結軸9の回 転数に比例するため、発生した電圧がボルテージセンサー24で測定されること によって、モータ直結軸9の回転数を検出することができる。したがって、ボル テージセンサー24から制御器19へ送られた電圧値のレベルが設定値よりも高 い場合に、主ブレーキ装置の作動不良によりモータ直結軸9に異常回転が発生し ていると判断され、制御器19から非常ブレーキ10に作動指令が送られること によって吊荷の落下が防止される。
【0012】 上記において、タコゼネレータ23はモータ直結軸9の回転を電気的に測定す るものであるため、たとえば、モータ直結軸9に芯ずれがあったとしても誤作動 を起すことなく回転数を正確に検出することができる。又、従来のガバナスイッ チ機構18の如く、変形ばね13にへたりを起す等心配もないことから、故障も 少なく、しかも取り付け作業も簡単である。
【0013】 なお、本考案は上記実施例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸 脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0014】
以上述べた如く、本考案のホイスト用非常ブレーキ装置によれば、モータ直結 軸の端部にタコゼネレータを装備させ、モータ直結軸の回転をタコゼネレータで 電圧に変換してボルテージセンサーで測定し、その値に基づいて制御器から非常 ブレーキへ作動指令を送るように構成したので、誤作動を起すことなくモータ直 結軸の異常回転時に正確に非常ブレーキを作動させることができ、信頼性を向上 することができる、という優れた効果を発揮する。
【図1】本考案のホイスト用非常ブレーキ装置の一実施
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図2】ホイストの一例を示す概略図である。
【図3】従来のホイスト用非常ブレーキ装置の一例を示
す断面図である。
す断面図である。
9 モータ直結軸 10 非常ブレーキ 19 制御器 23 タコゼネレータ 24 ボルテージセンサー
Claims (1)
- 【請求項1】 制御器からの指令でモータ直結軸の回転
を停止させる非常ブレーキを備え、且つ上記モータ直結
軸の端部に、該モータ直結軸の回転により電圧を発生さ
せるタコゼネレータを装備させ、更に、該タコゼネレー
タで発生した電圧を測定して上記制御器へ送るようにし
たボルテージセンサーを設けた構成を有することを特徴
とするホイスト用非常ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2613093U JPH0680786U (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | ホイスト用非常ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2613093U JPH0680786U (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | ホイスト用非常ブレーキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680786U true JPH0680786U (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=12184987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2613093U Pending JPH0680786U (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | ホイスト用非常ブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0680786U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100411672B1 (ko) * | 1999-09-09 | 2003-12-18 | 주식회사 포스코 | 크레인 추락 및 과부하방지 회로 |
-
1993
- 1993-04-22 JP JP2613093U patent/JPH0680786U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100411672B1 (ko) * | 1999-09-09 | 2003-12-18 | 주식회사 포스코 | 크레인 추락 및 과부하방지 회로 |
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