JPH0680703A - キノコに由来する水不溶性多糖類、その製造方法及び該水不溶性多糖類を主剤とする抗腫瘍剤 - Google Patents

キノコに由来する水不溶性多糖類、その製造方法及び該水不溶性多糖類を主剤とする抗腫瘍剤

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JPH0680703A
JPH0680703A JP3162221A JP16222191A JPH0680703A JP H0680703 A JPH0680703 A JP H0680703A JP 3162221 A JP3162221 A JP 3162221A JP 16222191 A JP16222191 A JP 16222191A JP H0680703 A JPH0680703 A JP H0680703A
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polysaccharide
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Taku Mizuno
卓 水野
Iwao Uma
岩 馬
Hitoshi Ito
均 伊藤
Chiharu Suzuki
千春 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 中国の吉林省等の東北地方に自生する食用キ
ノコの一つであり、古くから関節炎等に効く民間薬とし
て伝承され、酒に浸漬して飲用されていたワサビタケ科
のキノコである黄磨(Hohenbuehelia serotina)の薬効成
分を効率良く得ることのできる方法を提供する。 【構成】 薬効成分である、ガラクトマンノグルカン蛋
白複合体、マンノキシログルカン蛋白複合体あるいはガ
ラクトグルカン蛋白複合体を主体とする水不溶性多糖
類、それらの製造方法および当該水不溶性多糖類を主剤
とする抗腫瘍剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワサビタケ科のキノコ
である黄▲磨▼(Hohenbuehelia serotina)に由来する水
不溶性多糖類、その製造方法及びその水不溶性多糖類を
主剤とする抗腫瘍剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする問題点】黄▲
磨▼は、中国の吉林省等の東北地方に自生する食用キノ
コ(但し、栽培はされていない)の一つであり、古くか
ら関節炎等に効く民間薬として伝承され、酒に浸漬して
飲用されていた。
【0003】しかしながら、現在に至るまで、その薬効
成分の化学的解析はなされておらず、不明のままであっ
た。
【0004】本発明は、上述した従来技術を背景として
なされたもので、その目的は、黄▲磨▼の薬効成分を化
学的に解析し、その有効な用途を発見することにある。
【0005】又、本発明の他の目的は、黄▲磨▼の薬効
成分を効率良く得ることのできる方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の水不溶性
多糖類は、黄▲磨▼の有機溶媒及び水系溶媒不溶画分か
ら、蓚酸アンモニウム溶液にて抽出されるガラクトマン
ノグルカン蛋白複合体であるか、或いは、黄▲磨▼の有
機溶媒及び水系溶媒不溶画分の蓚酸アンモニウム溶液抽
出残渣から、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム溶液
にて抽出されるマンノキシログルカン蛋白複合体、ガラ
クトグルカン蛋白複合体あるいはグルカン蛋白複合体で
あることを特徴とするものであり、又、本発明の水不溶
性多糖類の製造方法は、黄▲磨▼あるいはその乾燥物を
有機溶媒及び水系溶媒により抽出し、その抽出残渣を更
に蓚酸アンモニウム溶液で抽出するか、或いは、黄▲磨
▼あるいはその乾燥物を有機溶媒及び水系溶媒により抽
出し、その抽出残渣を蓚酸アンモニウム溶液で抽出した
後、その抽出残渣を更に水酸化ナトリウム又は水酸化カ
リウム溶液で抽出することを特徴とするものであり、更
に、本発明の抗腫瘍剤は、上記本発明の水溶性多糖類を
主剤とすることを特徴とするものである。
【0007】尚、有機溶媒及び水系溶媒による抽出残渣
を更に蓚酸アンモニウム溶液で抽出するか、その抽出残
渣を更に水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム溶液で抽
出した後、アルコール沈殿法、イオン交換クロマト法あ
るいはアフィニティクロマト法等により、含有組成分量
の異なる水溶性多糖類を得ることもできる。
【0008】即ち、本発明の発明者らは、中国の山野に
自生する前記黄▲磨▼あるいはその乾燥物に含まれる成
分につき研究を続けた結果、新規な水不溶性多糖類を見
いだし、これを、サルコ−マ180固型癌を移植したJ
CR/Slc系マウスに投与したところ、顕著な抗腫瘍
活性を示すことを知得し、更に研究を重ねた結果、上記
抗腫瘍活性を示す成分がキシロ−ス、マンノ−ス、ガラ
クト−ス等を随伴するβ−(1→6);β−(1→3)
−D−グルカン蛋白複合体であることを見いだし、本発
明の完成に至ったものである。
【0009】以下に本発明を詳細に説明する。
【0010】まず、本発明製造方法について説明すれ
ば、黄▲磨▼乾燥子実体あるいはその乾燥物について、
予め有機溶媒による低分子成分の除去と、水系溶媒、例
えば熱水による水溶性高分子成分の除去を繰り返し、こ
の抽出液を除去する。尚、本発明でいう「黄▲磨▼の子
実体あるいはその乾燥物」という語には、それらのみな
らず、黄▲磨▼を人工培養(菌床栽培あるいは液体培
養)したときに得られる菌糸体あるいはその培地での生
産物をも含まれるものである。
【0011】上記有機溶媒としては、エチルエ−テル、
ヘキサン、エチルアルコ−ル、メチルアルコ−ル、アセ
トン等を例示することができ、これらのうちエチルアル
コ−ル、メチルアルコ−ル、アセトン等については約1
0〜20%に含水しているものを使用し得る。これら有
機溶媒の使用量は、例えば約10〜100倍量である。
【0012】次いで、上記抽出残渣をそのまま、あるい
は必要に応じ適宜に乾燥し、これを先ず蓚酸アンモニウ
ム溶液で抽出する。この場合の蓚酸アンモニウム溶液の
濃度としては、0.5〜3%という範囲を、又、抽出回
数としては、3〜10回という範囲を、それぞれ例示す
ることができる。
【0013】上記抽出液を冷却した後、その上澄液を分
離し、必要に応じ当該分離上澄液をある程度濃縮してか
ら、これに濃縮液の例えば約5倍量の高純度溶媒液を加
えて沈殿物を得、上澄液とを分離して沈殿物のみを取り
出し、当該沈殿物を洗滌し、乾燥して本発明多糖類
(1)を得るのである。
【0014】上記高純度溶媒としては、例えばエタノ−
ル、メタノ−ルあるいはアセトン等を挙げることがで
き、好ましくはその純度は約99%以上である。
【0015】更に、上記多糖類(1)の粉末を、ゲル濾
過法による溶出操作によってヘテログルカン蛋白複合体
を分別操作に付し、当該複合体としての本発明多糖類
(2)を得る。
【0016】一方、前記蓚酸アンモニウム溶液の抽出残
渣をそのまま、あるいは必要に応じ適宜に乾燥し、これ
を水酸化ナトリウム溶液で適宜時間抽出し、その上澄液
を分離する。この場合の水酸化ナトリウム溶液の濃度と
しては、1〜5%という範囲を、又、抽出回数として
は、3〜5回という範囲を、抽出温度としては、室温〜
40℃という範囲をそれぞれ例示することができる。
又、この水酸化ナトリウム溶液に代えて、水酸化カリウ
ム溶液を使用することもできる。
【0017】上記水酸化ナトリウム溶液等による抽出の
際、ナトリウムボロハイドライド(NaBH4)を添加
することによって還元状態を維持し、酸化防止及び着色
防止をするようにしてもよい。
【0018】次いで、上記分離した上澄液に高純度の酢
酸を加えて中和し、pH5〜6に調整すると、沈殿が得
られるので、当該沈殿物と上澄液とを分離して、沈殿物
のみを取り出し、当該沈殿物を洗滌透析し、乾燥するこ
とにより、本発明多糖類(3)の粉末を得る。
【0019】そして、上記本発明多糖類(3)の粉末を
ゲル濾過法による溶出操作に付すことよってヘテログル
カン蛋白複合体を分別して、当該複合体としての本発明
多糖類(4)及び(5)を得る。
【0020】一方、上記上澄液(酢酸を加えてpH5〜
6に調整し、沈殿が得られた際の上澄液)に5倍量の高
純度溶媒液(エタノール)を加えると、沈殿を生成する
ので、当該沈殿物を分離して取り出し、沈殿物を洗滌透
析し、乾燥することにより、本発明多糖類(6)の粉末
を得る。
【0021】そして、上記本発明多糖類(6)の粉末を
ゲル濾過法による溶出操作に付すことよってヘテログル
カン蛋白複合体を分別して、当該複合体としての本発明
多糖類(7)及び(8)を得る。
【0022】上記分別操作により、例えば、以下の表1
に示すような本発明多糖類を得ることができる。
【表1】
【0023】又、本発明多糖類は、次のような理化学的
性質を有する。 (イ)色:凍結乾燥して得られる本発明水不溶性多糖類
の粉末は白色ないし灰白色を呈する。 (ロ)溶解性:10%以上のアルカリに可溶、水、DM
SO(ジメチルスルホキシド)に難溶、有機溶媒(メタ
ノール、エタノール、エチルエーテル、アセトン)に不
溶である。 (ハ)呈色反応:フェノ−ル硫酸およびアンスロン硫酸
反応による糖の反応は陽性を示し、Lowry法による
蛋白質(牛血清アルブミン換算)を5.5%〜28.5
%を含有する蛋白多糖類である。 (ニ)糖含量:フェノール硫酸法による糖含量(グルコ
ース換算)は69.0%〜85.7%である。 (ホ)糖組成:N−硫酸で3〜6時間、100℃で加水
分解するとき完成する構成糖をアルジトールアセテート
に誘導してからガスクロマトグラフ法で検索定量する
と、グルコース(100)に対してガラクトース(10
〜12)、マンノース(14〜19)、キシロース(2
4)からなり、この他にアラビノース、リボースの痕跡
が検出される。 (ヘ)平均分子量:トヨパ−ルHW−65Fカラムを用
いるゲル濾過法(標準デキストラをマ−カ−とする)に
よって5万〜200万であることがわかる。 (ト)赤外線吸収スペクトル(KBr法):上記本発明
多糖類(2)、(3)、(5)、(7)、及び(8)の
赤外線スペクトルは図1に示すとおりで、いずれも89
0cm-1近辺にβ−グルコシド結合を示す吸収が認めら
れ、β−D−グルカンであることがわかる。 (チ)比旋光度 〔α〕24 D+11.4°〜+75.6°×(c=0.
5、90%NaOH)であり、β−結合性のD−グルカ
ンであることを示している。 (リ)核磁気共鳴スペクトル 本発明多糖類(2)の20mgを0.3MNaOD−D
2Oに溶解して、JEOL製GSX−400スペクトロ
メーターによって測定した結果は図2(1H−NMR)
と図3(13C−NMR)に示す通りであり、又、本発明
多糖類(3)、(5)及び(8)について測定した結果
1H−NMR)は、図4に示すとおりである。又、本
発明多糖類(3)、(5)及び(8)について固体13
−NMRスペクトルを大塚電子固体NMR CMX−3
00型スペクトロメーターによって測定した結果は図5
に示す通りである。
【0024】一方、本発明の抗腫瘍剤は、上記説明した
本発明の多糖類を主剤とし、錠剤、散剤あるいはカプセ
ル剤等の経口投与剤、又は、注射剤等の非経口剤に製剤
されたものである。本発明の抗腫瘍剤における多糖類の
含有量は、当該多糖類の有効使用量が、経口投与(p.
o.)で10〜1000mg/Kg、非経口投与(腹腔
内投与、i.p.)で1〜10mg/Kg(いずれもマ
ウスを使用した実験による数値)であるので、これらの
値を考慮して決定すればよい。
【0025】次に本発明を実施例により更に詳細に説明
する。
【0026】
【実施例】黄▲磨▼乾燥子実体の粉末をエタノール処理
(85℃、6時間)し、次いで熱水処理(100℃、3
時間)して得られる抽出残渣の乾燥粉末200gに、1
%蓚酸アンモニウム溶液2リットルを加え、100℃で
5時間、攪拌しつつ抽出を行う。抽出液を濾過して得ら
れる濾液に、10リットルの99%濃度のエタノールを
加え、生成する沈殿を透析してから真空凍結乾燥して、
本発明多糖類(1)を粉末として得る。収量2g。
【0027】更に、この多糖類(1)の粉末から、トヨ
パールHE−65Fカラム(4×40cm)を用いるゲ
ル濾過法(0.3M水酸化ナトリウム液にて溶出)によ
って5種類の分画を得、それらの中から本発明多糖類
(2)を粉末として得る。
【0028】前記1%蓚酸アンモニウム溶液による抽出
残渣185gに、0.05%濃度のナトリウムボロハイ
トライドを含む5%濃度の水酸化ナトリウム溶液2リッ
トルを加えて、30℃で20時間、時々攪拌しつつ抽出
を行う。抽出濾液に氷酢酸を加えてpH5〜6に調整す
ると、沈殿が生成するので、これを遠心分離してから、
透析し、凍結乾燥して本発明多糖類(3)を粉末として
得た。収量は42.3gであった。
【0029】更に、上記本発明多糖類(3)の粉末か
ら、トヨパールHE−65Fカラム(4×40cm)を
用いるゲル濾過法(0.3M水酸化ナトリウム液にて溶
出)によって2種類の分画を得、それらの中から本発明
多糖類(4)及び(5)を粉末として得た。
【0030】一方、前述した5%水酸化ナトリウム溶液
による抽出の濾液に、氷酢酸を加え、生成した沈殿を遠
心分離して除去した上澄液に、更に5倍量の99%濃度
のエタノールを加えると、沈殿が生成するので、この沈
殿を透析し、凍結乾燥して本発明多糖類(6)を粉末と
して得た。収量は19.8gであった。
【0031】更に、上記本発明多糖類(6)の粉末か
ら、トヨパールHE−65Fカラム(4×40cm)を
用いるゲル濾過法(0.3M水酸化ナトリウム液にて溶
出)によって2種類の分画を得、それらの中から本発明
多糖類(7)及び(8)を粉末として得た。上記分別操
作を、以下に示す。
【化1】
【0032】薬理作用 サルコーマ180固形癌に対する効果について JCR/Slc系の雄性マウス(5週令)の腋窩部皮下
に、JCR/Slcマウス腹腔内で継代されているサル
コ−マ180腹水ガンの癌細胞を5×106個移植し、
24時間後より、本発明の多糖類(2)、(3)、
(5)、(7)及び(8)を含む抗腫瘍剤を、一日当た
り多糖類として10mg/kgとなるように、10日間
連日して投与し、移植3週間後に固形腫瘍の短径、長径
をデジマチックキャリパーで測定し、その腫瘍体積(c
3)を対照群と比較して腫瘍抑制率を算出した。ま
た、6週間後に腫瘍完全消失率と死亡率を調べた。その
結果は第2表に示す通りである。
【表2】
【0033】上記表2に示すように、本発明の抗腫瘍剤
は、良好な腫瘍抑制率、生存率、腫瘍完全消失率を示
し、死亡率(61日目)も低く、良好な効果を発揮する
ものである。
【0034】急性毒性について JCR/Slc系の雄性マウス(5週)の腹腔内又は経
口投与による急性毒性試験(1週間観察)において、本
発明の多糖類はいずれも1000mg/kgで死亡率は
0/6であり、飼料摂取量、体重増加量、尿検査、血液
検査結果および相対的臓器重量比等、対照群との間に統
計学的有意差は認められなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明多糖類(2)、(3)、(5)、
(7)及び(8)の赤外線スペクトルである。
【図2】図2は本発明多糖類(2)の1H−NMRスペ
クトルである。
【図3】図3は本発明多糖類(2)の13C−NMRスペ
クトルである。
【図4】図4は本発明多糖類(3)、(5)及び(8)
1H−NMRスペクトルである。
【図5】図5は本発明多糖類(3)、(5)及び(8)
13C−固体NMRスペクトルである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月16日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 キノコに由来する水不溶性多糖類、
その製造方法及び該水不溶性多糖類を主剤とする抗腫瘍
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 卓 静岡県藤枝市青南町5丁目5−9 (72)発明者 馬 岩 静岡県静岡市大谷836 (72)発明者 伊藤 均 三重県津市城山2丁目3−10 (72)発明者 鈴木 千春 静岡県静岡市大谷3800−211

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 黄▲磨▼の有機溶媒及び水系溶媒不溶画
    分から、蓚酸アンモニウム溶液にて抽出されるガラクト
    マンノグルカン蛋白複合体であることを特徴とする水不
    溶性多糖類。
  2. 【請求項2】 蛋白質8.1〜8.5%と、糖81〜9
    0%(但し、糖組成は、グルコース:ガラクトース:マ
    ンノース=100:11〜13:13〜15である)と
    を含む請求項1に記載の水不溶性多糖類。
  3. 【請求項3】 黄▲磨▼の有機溶媒及び水系溶媒不溶画
    分の蓚酸アンモニウム溶液抽出残渣から、水酸化ナトリ
    ウム又は水酸化カリウム溶液にて抽出されるマンノキシ
    ログルカン蛋白複合体であることを特徴とする水不溶性
    多糖類。
  4. 【請求項4】 蛋白質22.5〜24.5%と、糖6
    5.5〜72.5%(但し、糖組成は、グルコース:マ
    ンノース:キシロース=100:18〜20:21〜2
    7である)とを含む請求項3に記載の水不溶性多糖類。
  5. 【請求項5】 黄▲磨▼の有機溶媒及び水系溶媒不溶画
    分の蓚酸アンモニウム溶液抽出残渣から、水酸化ナトリ
    ウム又は水酸化カリウム溶液にて抽出されるガラクトグ
    ルカン蛋白複合体であることを特徴とする水不溶性多糖
    類。
  6. 【請求項6】 蛋白質27〜30%と、糖67〜75%
    (但し、糖組成は、グルコース:ガラクトース=10
    0:9〜11である)とを含む請求項5に記載の水不溶
    性多糖類。
  7. 【請求項7】 黄▲磨▼の有機溶媒及び水系溶媒不溶画
    分の蓚酸アンモニウム溶液抽出残渣から、水酸化ナトリ
    ウム又は水酸化カリウム溶液にて抽出されるグルカン蛋
    白複合体であることを特徴とする水不溶性多糖類。
  8. 【請求項8】 蛋白質5.2〜5.8%と、糖81〜8
    9%(但し、糖組成は、主にグルコースである)とを含
    む請求項7に記載の水不溶性多糖類。
  9. 【請求項9】 蛋白質6.3〜7.1%と、糖59〜6
    5%(但し、糖組成は、主にグルコースである)とを含
    む請求項7に記載の水不溶性多糖類。
  10. 【請求項10】 黄▲磨▼あるいはその乾燥物を有機溶
    媒及び水系溶媒により抽出し、その抽出残渣を更に蓚酸
    アンモニウム溶液で抽出することを特徴とする水不溶性
    多糖類の製造方法。
  11. 【請求項11】 黄▲磨▼あるいはその乾燥物を有機溶
    媒及び水系溶媒により抽出し、その抽出残渣を更に蓚酸
    アンモニウム溶液で抽出した後、アルコール沈殿法、イ
    オン交換クロマト法あるいはアフィニティクロマト法等
    により、含有組成分量の異なる水不溶性多糖類を得るこ
    とを特徴とする水不溶性多糖類の製造方法。
  12. 【請求項12】 黄▲磨▼あるいはその乾燥物を有機溶
    媒及び水系溶媒により抽出し、その抽出残渣を蓚酸アン
    モニウム溶液で抽出した後、その抽出残渣を更に水酸化
    ナトリウム又は水酸化カリウム溶液で抽出することを特
    徴とする水不溶性多糖類の製造方法。
  13. 【請求項13】 黄▲磨▼あるいはその乾燥物を有機溶
    媒及び水系溶媒により抽出し、その抽出残渣を蓚酸アン
    モニウム溶液で抽出し、その抽出残渣を更に水酸化ナト
    リウム又は水酸化カリウム溶液で抽出した後、アルコー
    ル沈殿法、イオン交換クロマト法あるいはアフィニティ
    クロマト法等により、含有組成分量の異なる水不溶性多
    糖類を得ることを特徴とする水不溶性多糖類の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至9に記載された水不溶性
    多糖類を主剤とすることを特徴とする抗腫瘍剤。
  15. 【請求項15】 請求項10乃至13に記載された製造
    方法により得られる水不溶性多糖類を主剤とすることを
    特徴とする抗腫瘍剤。
JP3162221A 1991-06-05 1991-06-05 キノコに由来する水不溶性多糖類、その製造方法及び該水不溶性多糖類を主剤とする抗腫瘍剤 Pending JPH0680703A (ja)

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