JPH0680666U - ケーキの包装形態 - Google Patents
ケーキの包装形態Info
- Publication number
- JPH0680666U JPH0680666U JP004447U JP444794U JPH0680666U JP H0680666 U JPH0680666 U JP H0680666U JP 004447 U JP004447 U JP 004447U JP 444794 U JP444794 U JP 444794U JP H0680666 U JPH0680666 U JP H0680666U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- cake
- seal
- linear
- packaging form
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フィルムの継ぎ目を視認し易すくして、剥離
容易な包装形態を提供する。 【構成】 平面において略三角形を呈するケーキ10の
垂直側面に、熱融着性樹脂を材質とする可撓性に富むフ
ィルム14が包囲的に巻付けられる。ケーキ10の二等
辺の頂点および短辺となる円弧辺の中央に、夫々線状シ
ール12,12が形成される。そして各線状シール12
個所から外方に、各フィルム14の切断端部をなす非シ
ール状態の2条の開封用舌片14aが所要寸法だけ延出
ており、当該部位は視覚的に確認容易となる。従って、
フィルム14を開封剥離する際には、前記舌片14a,
14aを目安とし、この部分に軽く引き裂き力を付与す
れば、容易に開封することが可能である。
容易な包装形態を提供する。 【構成】 平面において略三角形を呈するケーキ10の
垂直側面に、熱融着性樹脂を材質とする可撓性に富むフ
ィルム14が包囲的に巻付けられる。ケーキ10の二等
辺の頂点および短辺となる円弧辺の中央に、夫々線状シ
ール12,12が形成される。そして各線状シール12
個所から外方に、各フィルム14の切断端部をなす非シ
ール状態の2条の開封用舌片14aが所要寸法だけ延出
ており、当該部位は視覚的に確認容易となる。従って、
フィルム14を開封剥離する際には、前記舌片14a,
14aを目安とし、この部分に軽く引き裂き力を付与す
れば、容易に開封することが可能である。
Description
【0001】
この考案は、ケーキの側面に包囲的に巻付けられたフィルムを、容易に剥がし 得るよう構成したケーキの包装形態に関するものである。
【0002】
ブロック状に裁断され平面的に三角形状や四角形状等を呈する所謂ショートケ ーキは、当該ケーキの側面におけるスポンジ部が直接空気に晒されて乾燥し、呈 味変化等の品質劣化を来すのを防止するために、その垂直側面を合成樹脂製フィ ルムにより包囲巻付けすることが一般に行なわれている(なおケーキ上面にはク リーム等が塗布され、また底面には裏紙が敷かれているので、側面にのみ必要と される)。更に製造元から消費者までの流通過程で型崩れするのを防止し、併せ て取扱い上の衛生を確保する等の見地からもフィルムの巻付けは必要である。 このようにフィルムをケーキ側面に巻付ける場合に、該フィルムはケーキ材料 中に含まれている糖分により粘着保持される。またフィルムの重畳的に重なる始 端部および終端部は、特に糊等で接着しなくとも、一般にぴったりと密着するが 、メーカーによっては澱粉糊等の可食性糊料を使用して接着することもある。
【0003】
前述した従来のケーキ包装形態では、ケーキに巻付けられて重畳的に重なる前 記フィルムの両端部の継ぎ目が視認し難く、このため当該ケーキを食する際にフ ィルムを剥離しようとしても、困難を覚える欠点があった。
【0004】 そこで、実開昭58−143374号公報に係る考案「主としてショートケー キ用の包装フィルム」が提案されている。この包装フィルムは、包装フィルムの 一端部に所要図柄の印刷を施したつまみ部を突設することにより、開封部を目立 つようにしている。しかるに該構成では、フィルムの端部につまみ部を設けるた めの加工が別途必要になると共に、該つまみ部に印刷を施すためにコストが嵩む 欠点があった。
【0005】
この考案は、従来のケーキ包装形態に内在している前記欠点に鑑み、これを好 適に解決するべく提案されたものであって、フィルムの継ぎ目を視認し易すくし て、剥離容易な低コストの包装形態を提供することを目的とする。
【0006】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため本考案に係るケーキの包装形態 は、略三角形状または長方形状を呈するケーキの外部垂直面にフィルムを包囲的 に巻付けるに際し、ケーキにおける短辺の略中央部に垂直に線状シールが施され 、この線状シールから外方に延出する非シール状態の開封用舌片が2条設けられ ていることを特徴とする。
【0007】
次に、本考案に係るケーキの包装形態につき、好適な実施例を挙げて、添付図 面を参照しながら以下説明する。図1は、本考案の実施例に係る包装形態を概略 的に示す斜視図であって、図示例に係るケーキ10は、焼上がった円盤状のケー キ本体(図示せず)からブロック状に切出され、平面において略三角形を呈するよ うになっている。このケーキ10の垂直側面には、熱融着性樹脂を材質とする可 撓性に富むフィルム14が包囲的に巻付けられている。またフィルム14の幅寸 法は、ケーキ10の高さ寸法より所要量だけ大きいものが好適に使用される。
【0008】 このようにケーキ10の垂直側面に巻付けられたフィルム14には、その所要 個所に垂直に線状の溶着シール(以下線状シールと称す)12が形成されている。 すなわち図示例の如く平面で略三角形をなすケーキ10では、該ケーキ10に巻 付けられるフィルム14におけるケーキ10の短辺となる円弧辺の略中央部に、 線状シール12が形成される。この線状シール12は、例えば自動包装機に配設 したシーラ等によりフィルム14に熱融着が施されて得られるものである。そし て線状シール12個所から外方に、各フィルム14の切断端部をなす非シール状 態の2条の開封用舌片14aが所要寸法だけ延出しており、当該部位は視覚的に 確認容易となっている。従って、フィルム14を開封剥離する際には、前記舌片 14a,14aを目安とし、この部分に軽く引き裂き力を付与すれば、容易に開 封することが可能である。また線状シール12は極めて弱い力で剥離し得ると共 に、該シール12はケーキ10の安定している短辺に位置しているので、開封時 にケーキ10を型崩れさせるおそれはない。
【0009】 更に、ケーキ10の二等辺の頂点に、垂直に溶断融着シール線13が施されて いる。この溶断融着シール線13は、自動包装機の配設したシーラ等によりフィ ルム14に熱融着切断が施されて得られるものであって、このように形成した融 着シール線13は、フィルム14が切断されると共にその切断端部が融着されて いるものである。
【0010】 次に、図2および図3は、本考案の別実施例を示すものであって、図2に示す 包装形態は、三角ケーキ10に巻付けたフィルム14における該ケーキ10の円 弧状部にのみ、前述した線状シール12が形成されると共に、該シール12から 外方に2条の舌片14a,14aが延出している。また図3に示す包装形態は、 平面において略長方形状を呈するようブロック状に切出したケーキ10にフィル ム14を巻付けたものであって、当該フィルム14には、ケーキ10の一方の短 手方向(短辺)の略中央部に、前述した線状シール12が形成されると共に、該シ ール12から外方に2条の舌片14a,14aが延出している。また、フィルム 14におけるケーキ10の他方の短手方向(短辺)の中央部に、溶断融着シール線 13が形成されている。なお、溶断融着シール線13は省略することができる。
【0011】 このように構成した図2および図3に示す実施例は、線状シール12から外方 に2条の舌片14a,14aが延出しているので、フィルム14の開封個所の視 認性は向上する。またフィルム14を開封剥離する際には、前記舌片14a,1 4aを目安とし、この部分に軽く引き裂き力を付与すれば、容易に開封すること が可能である。
【0012】
以上説明した如く、本考案に係るケーキの包装形態によれば、ケーキの垂直側 面に巻付けたフィルムの短辺の略中央部に垂直に線状シールが施されると共に、 この線状シールから外方に2条の開封用舌片が延出している。このためケーキを 食するに際し、フィルムの接合部である線状シールの視認性が向上する。なお、 線状シールや舌片はケーキをフィルムで包装する際に施し得るので、従来のよう にフィルムに別工程でつまみ部を加工したり該つまみ部に印刷を施す必要はなく 、開封部の視認性を向上させた低コストの包装形態を提供し得る。また線状シー ルは極めて弱い力で剥離し得るので、該線状シールを挟んで左右の舌片を指等で 摘んで引き裂くことにより、フィルムをケーキから容易に開封剥離させることが できる。しかも、線状シールはケーキの安定している短辺に位置しているので、 その開封時にケーキを型崩れさせるおそれはない、等の有益な利点を有する。
【図1】本考案の実施例に係る包装形態を概略的に示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本考案の別の実施例に係る包装形態を概略的に
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】本考案の更に別の実施例に係る包装形態を概略
的に示す斜視図である。
的に示す斜視図である。
10 ショートケーキ 12 線状シール(溶着シール) 14 フィルム 14a 開封用舌片
Claims (1)
- 【請求項1】 略三角形状または長方形状を呈するケー
キ(10)の外部垂直面にフィルム(14)を包囲的に巻付ける
に際し、ケーキ(10)における短辺の略中央部に垂直に線
状シール(12)が施され、この線状シール(12)から外方に
延出する非シール状態の開封用舌片(14a)が2条設けら
れていることを特徴とするケーキの包装形態。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP004447U JPH0680666U (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | ケーキの包装形態 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP004447U JPH0680666U (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | ケーキの包装形態 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680666U true JPH0680666U (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=18526965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP004447U Pending JPH0680666U (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | ケーキの包装形態 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0680666U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS498740U (ja) * | 1972-04-26 | 1974-01-25 | ||
JPS5741592A (en) * | 1980-08-25 | 1982-03-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Composite heat exchanger |
-
1994
- 1994-04-01 JP JP004447U patent/JPH0680666U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS498740U (ja) * | 1972-04-26 | 1974-01-25 | ||
JPS5741592A (en) * | 1980-08-25 | 1982-03-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Composite heat exchanger |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0944539A1 (en) | Packaging for smoking articles | |
IE850539L (en) | Opening arrangement on packing containers | |
US4784864A (en) | Food wrapper for a dried seaweed covered mass of rice | |
JP2730957B2 (ja) | 特に直方体の物体の包装体 | |
JP3076338B2 (ja) | 米飯加工食品の包装体 | |
JPH0711564U (ja) | 包装体 | |
JPH05305956A (ja) | テープ貼りジッパー袋 | |
JPH0680666U (ja) | ケーキの包装形態 | |
JPH0126633Y2 (ja) | ||
JPS6367269A (ja) | つまみ開封容器 | |
JPH086768Y2 (ja) | ケーキの包装形態 | |
US20020127308A1 (en) | Conical sushi packages and wrappers therefor | |
JP3001713U (ja) | 米飯加工食品の包装具 | |
JP3045904U (ja) | 包装シート | |
JPS6025419Y2 (ja) | 密封包装袋 | |
JPS5911072Y2 (ja) | 開封機構具備の紙箱 | |
JPH0242629Y2 (ja) | ||
JP3450199B2 (ja) | 包装体 | |
JP3004033U (ja) | 海苔巻食品の包装用フイルム | |
JPH0752028Y2 (ja) | 簡易再封機能付き包装袋 | |
JPH10338268A (ja) | 包装材およびその製造方法 | |
JPS6197130U (ja) | ||
JPH0725338Y2 (ja) | ケーキの包装体 | |
JPH09103255A (ja) | 略三角形状の米飯加工食品の包装体の開封方法及びその開封構造 | |
JPH0322111Y2 (ja) |