JPH086768Y2 - ケーキの包装形態 - Google Patents

ケーキの包装形態

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JPH086768Y2
JPH086768Y2 JP1988161591U JP16159188U JPH086768Y2 JP H086768 Y2 JPH086768 Y2 JP H086768Y2 JP 1988161591 U JP1988161591 U JP 1988161591U JP 16159188 U JP16159188 U JP 16159188U JP H086768 Y2 JPH086768 Y2 JP H086768Y2
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JP
Japan
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film
cake
fusion
arc
fused
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JP1988161591U
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JPH01141257U (ja
Inventor
清 世古
恵運 三和
好孝 飯田
Original Assignee
株式会社フジキカイ
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ケーキの側面に包囲的に巻付けられたフ
イルムを、容易に剥がし得るよう構成したケーキの包装
形態に関するものである。
従来技術 ブロック状に裁断され平面的に三角形状を呈する所謂
ショートケーキは、当該ケーキの側面におけるスポンジ
部が直接空気に晒されて乾燥し、呈味変化等の品質劣化
を来すのを防止するために、その垂直側面を合成樹脂製
フイルムにより包囲巻付けすることが一般に行なわれて
いる(なおケーキ上面にはクリーム等が塗布され、また
底面には裏紙が敷かれているので、側面にのみ必要とさ
れる)。更に製造元から消費者までの流通過程で型崩れ
するのを防止し、併せて取扱い上の衛生を確保する等の
見地からもフイルムの巻付けは必要である。
このようにフイルムをケーキ側面に巻付ける場合に、
該フイルムはケーキ材料中に含まれている糖分により粘
着保持される。またフイルムの重畳的に重なる始端部お
よび終端部は、特に糊等で接着しなくとも、一般にぴっ
たりと密着するが、メーカーによっては澱粉糊等の可食
性糊料を使用して接着することもある。
考案が解決しようとする課題 前述した従来のケーキ包装形態では、ケーキに巻付け
られて重畳的に重なる前記フイルムの両端部の継ぎ目が
視認し難く、このため当該ケーキを食する際にフイルム
を剥離しようとしても、困難を覚える欠点があった。
また、ケーキに巻付けられたフイルムの開封始端部を
一方の手の指で摘んでケーキの外周を周回させながらフ
イルムを引き剥がすのに手間が掛かる欠点がある。また
三角形状のケーキでは、ケーキに付着したフイルムを周
回させて引き剥がすに際し、最も軟弱な頂部が型崩れし
てしまうおそれがある。そのため、必要に応じて一方の
手でケーキを保持しながらフイルムの引き剥がしを行な
うこととなり、手にクリーム等が付着してしまうことも
往々にして発生する。
考案の目的 この考案は、従来のケーキ包装形態に内在している前
記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたも
のであって、フイルムの継ぎ目を視認し易すくすると共
に、該フイルムの剥離に際してケーキを型崩れさせない
剥離容易な包装形態を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前記課題を克服し、所期の目的を達成するため本考案
に係るケーキの包装形態は、平面において短辺が円弧状
に形成された略三角形状を呈するブロック状のケーキの
外部垂直面にフイルムを包囲的に巻付けるに際し、前記
外部垂直面の上方に突出する寸法のフイルムを巻付け、
該フイルムが要所間隔をおいて2個所で垂直に溶断融着
シールが施されると共に、その内の少なくとも一方の溶
断融着シールは、該フイルムにおけるケーキの前記円弧
状短辺の略中央部と対応する個所に位置し、このケーキ
の円弧状短辺に位置する溶断融着シール線と一致するフ
イルムの上端部に、略V字形状の切込みをその最深部が
前記シール線と一致するよう形成したことを特徴とす
る。
実施例 次に、本考案に係るケーキの包装形態につき、好適な
実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明す
る。第1図は本考案の実施例に係る包装形態を概略的に
示す斜視図であって、図示例に係るケーキ10は、焼上が
った円盤状のケーキ本体(図示せず)からブロック状に
切出され、平面において略三角形を呈するようになって
いる。このケーキ10の外部垂直側面には、熱融着性樹脂
を材質とする可撓性に富むフイルム14が包囲的に巻付け
られている。このフイルム14の幅寸法は、ケーキ10の高
さ寸法より所要量だけ大きいものが好適に使用され、前
記外部垂直側面の上方に所要高さでフイルム14が突出す
るよう構成される。
このようにケーキ10の外部垂直側面に巻付けられたフ
イルム14には、その所要個所に垂直に溶断融着シール線
12が形成されている。すなわち、図示例の如く平面で略
三角形をなすケーキ10では、その二等辺の頂点および短
辺となる円弧辺の中央に夫々溶断融着シール線12,12が
形成される。この溶断融着シール線12,12は、例えば自
動包装機に配設したシーラ等によりフイルム14に熱融着
切断が施されて得られるものであって、このように形成
した融着シール線12は、フイルム14が切断されると共に
その切断端部が融着されているものであるから、当該部
位は視覚的に確認容易である。
前記フイルム14におけるケーキ10の円弧辺に位置する
溶断融着シール線12と一致する上端部に、略V字形状の
切込み14bが形成されている。すなわち、この切込み14b
によって、フイルム14の開封個所の視認性を一層向上さ
せることができる。また、切込み14bの最深部が溶断融
着シール線12と一致するよう設定されているので、該部
分に指で剥離力を付与することにより、溶断融着シール
線12が容易に剥離されて開封が極めて容易となる。しか
も溶断融着シール線12はケーキ10における安定した円弧
状短辺に位置しているので、その開封開始時にケーキ10
を型崩れさせるおそれはない。
また、フイルム14における切込み14bの両側を両手の
指で摘み、溶断融着シール線12を引き裂きながら互いに
反対方向にフイルム14を開封すると、フイルム14の剥離
力は円弧状部から頂部および上方から下方に向けて作用
する結果、フイルム14をケーキ10の両側から均等かつ良
好に剥離することができる。しかもこの場合は、ケーキ
10の最も軟弱な頂部が開封時の最終縁となるので、ケー
キ10を手で保持しなくても該頂部を型崩れさせることな
く良好なフイルム14の剥離が可能である。
なお、切込み14bとしては、図面に示す如きV字形状
の他に略U字形状を採用可能である。
考案の効果 以上説明した如く、本考案に係るケーキの包装形態に
よれば、ケーキの外部垂直側面に巻付けたフイルムに溶
断融着シール線が形成されると共に、該シール線と一致
するフイルム上端部に切込みが形成されている。このた
めケーキを食するに際し、フイルムの接合部である溶断
融着シール線の視認性が向上する。また切込みの最深部
が溶断融着シール線と一致するよう設定されているの
で、該部分を指等で摘んで引き裂くことにより、フイル
ムをケーキから容易に開封剥離させることができる。し
かも溶断融着シール線はケーキにおける安定した円弧状
短辺に位置しているので、その開封開始時にケーキを型
崩れさせるおそれはない。また、フイルムにおける開封
用切込みの両側を両手の指で摘み、溶断融着シール線を
引き裂きながら互いに反対方向にフイルムを開封する
と、フイルムの剥離力は円弧状部から頂部および上方か
ら下方に向けて作用する結果、フイルムをケーキの両側
から均等かつ良好に剥離することができる。しかも、ケ
ーキの頂部が開封時の最終縁となるので、該頂部が型崩
れすることなく良好なフイルムの剥離を達成し得る。更
に、従来のようにフイルムの始端部と終端部とが重畳的
に重ならないので、フイルムの使用量を低減し得る利点
もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る包装形態を概略的に示
す斜視図である。 10……ショートケーキ 12……溶断融着シール線(溶断融着シール) 14……フイルム 14b……切込み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 飯田 好孝 愛知県名古屋市西区中小田井4丁目380番 地 株式会社フジキカイ名古屋工場内 (56)参考文献 特開 昭59−199458(JP,A) 実開 昭58−143374(JP,U) 実公 昭59−16292(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面において短辺が円弧状に形成された略
    三角形状を呈するブロック状のケーキ(10)の外部垂直
    面にフイルム(14)を包囲的に巻付けるに際し、前記外
    部垂直面の上方に突出する寸法のフイルム(14)を巻付
    け、該フイルム(14)が要所間隔をおいて2個所で垂直
    に溶断融着シール(12)が施されると共に、その内の少
    なくとも一方の溶断融着シール(12)は、該フイルム
    (14)におけるケーキ(10)の前記円弧状短辺の略中央
    部と対応する個所に位置し、このケーキ(10)の円弧状
    短辺に位置する溶断融着シール線(12)と一致するフイ
    ルム(14)の上端部に、略V字形状の切込み(14b)を
    その最深部が前記シール線(12)と一致するよう形成し
    たことを特徴とするケーキの包装形態。
JP1988161591U 1988-12-13 1988-12-13 ケーキの包装形態 Expired - Lifetime JPH086768Y2 (ja)

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JP1988161591U JPH086768Y2 (ja) 1988-12-13 1988-12-13 ケーキの包装形態

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01141257U JPH01141257U (ja) 1989-09-27
JPH086768Y2 true JPH086768Y2 (ja) 1996-02-28

Family

ID=31444666

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58143374U (ja) * 1982-03-23 1983-09-27 敷島製パン株式会社 主としてシヨ−トケ−キ用の包装フイルム
JPS5916292U (ja) * 1982-07-23 1984-01-31 本田技研工業株式会社 二輪車用前輪懸架装置
JPH0236467B2 (ja) * 1983-04-22 1990-08-17 Sun A Chemical Ind Tainetsumitsupuyoki

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