JPH0680652U - 粉粒体収容袋の開口部封止構造 - Google Patents

粉粒体収容袋の開口部封止構造

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JPH0680652U
JPH0680652U JP2777793U JP2777793U JPH0680652U JP H0680652 U JPH0680652 U JP H0680652U JP 2777793 U JP2777793 U JP 2777793U JP 2777793 U JP2777793 U JP 2777793U JP H0680652 U JPH0680652 U JP H0680652U
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JP
Japan
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bag
reinforcing paper
sealing structure
opening
sealed
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Pending
Application number
JP2777793U
Other languages
English (en)
Inventor
正美 大和
Original Assignee
三和紙工株式会社
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Publication date
Application filed by 三和紙工株式会社 filed Critical 三和紙工株式会社
Priority to JP2777793U priority Critical patent/JPH0680652U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉粒体を収容している袋の開口部を密封した
ときに、輸送保管中に粉粒体が外部に洩れないようにし
た封止構造を提供する。 【構成】 袋の開口部を偏平にして、引き裂き糸条を配
置した第1の補強紙によりU字状に接着密封し、2回折
り返し、カットテープを配置した第2の補強紙によりU
字状に接着密封した袋の開口部包被接着封止構造

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、塩、セメント、樹脂、米穀などの粉体、粒体などを収容する開封容 易な紙製袋に関するもので、特に如何なる輸送手段によっても輸送中に密封部分 から内容物が外部に漏れるおそれのない開口部封止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種紙製袋の多くは、防水性のある強靱な紙質の厚手の紙を用い、図 4に示すように袋体1の一端が開口端部2で側面部に内側に折り曲げられるヒダ 3を有した紙袋が多く用いられている。 従来、このような紙袋の中に粉粒体を入れて、開口端部を封止した構造は図5 に示すようにA−A線、及びB−B線に沿って2回折り曲げられ、図6に示す封 止構造の平面図および図6のXX線縦断面図である図7に示すように袋体1の開 口端部を2回折り曲げた上からカットテープ6を備え、その両側端に切り込み7 を付した補強紙8を以てU字状に包被し、接着剤層9により接着密封して構成し ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに上記従来の技術によるときは、前記封止構造では必ずしも強固ではな く、輸送中などの振動により内容物である粉末や微粒子が開口端部側に移動し、 折れ線A−A線,B−B線の折り曲げ部分を突破して袋の口の僅かな隙間より外 部に漏れ、内容物を損失したり、外部を汚染したりする問題があった。本考案は このような従来技術の有する問題点を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記封止構造が単に一重の補強紙によっていた点を改良し、二重の封 止構造とすることにより飛躍的に封止効果を高めるようにしたものである。 すなわち本考案の概要は、袋の密着された開口端部を、その開口先端の位置に 糸条を介在させて、袋本体の幅より両側に突出するようにした第1の補強紙でU 字状に包被接着封止し、次に、これを従来同様に2回折曲げて、その外周を第2 の補強紙でU字状に包被接着封止したものであり、第2の補強紙には2度目の折 り曲げ部で形成される段差部に、カットテープを配置貼着し、その両端に剥離用 切り込みを設けたものを補強紙として用い包被接着封止する点は従来の技術同様 である。但し第2の補強紙の長さは袋の巾より若干長く外に突出するものが密封 と共に剥離作業上有利である。なお、本考案の実施に当たっては封止する開口端 部は勿論袋のヒダを折り畳んで実施する。
【0005】
【実施例】
図1、図2および図3は本考案の封止構造を示し、図1は第1の補強紙5aに より袋体1の密着された開口端部に糸条4を介在させてこれをU字状に包被し、 接着し封止したものである。この第1の補強紙5aと介在糸条4は袋の幅よりや ゝ長く、外側に突出させており、後に開封するときに糸条4を以て第1の補強紙 5aを引き裂くのに有利である。かくしたものを前述のように袋の折れ線A−A 線、B−B線に沿って2回折り曲げて、図2の正面図のように第2の補強紙5b でU字状に包被接着封止する。なお図3は図2のXX線縦断面図である。 第2の補強紙5bには2度目の折り曲げで生じた袋体1との段差部に相当する 部分(接する部分)に開封用のカットテープ6を貼着しておき、その両端に於て はカットテープ6の両側に僅かな切り込み7,7を設け、必要に応じて開封する 際にカットテープ6を引き起して開封できるようにしてある。なお上記に於て接 着層は全て9で示している。
【0006】 以上のように本考案では第1の補強紙5aと第2の補強紙5bによる2重封止 構成としているので、粉体や流体を入れた袋体を輸送する場合に、かなりの振動 がああっても、外部に粉末や粒子が漏れるおそれがない。また、第1の補強紙5 aは糸条により、第2の補強紙5bはカットテープ6により、極めて容易にそれ ぞれの補強紙を引き裂き、袋を開口することができる。
【0007】 ちなみに同じサイズの袋で本考案による封止構造のものと、従来の封止構造の ものを作成し、中に入れる微粉末として活性炭を用いてハンドリングをしたとこ ろ、従来の技術によるものは、5〜6回のハンドリングで微粉末が開口より外部 に洩れ、結局巻込開口端部の両端より粉塵となって発生することが認められた。 これに対し本考案の封止構造によるものは同様に活性炭を用いてハンドリングし たが、100回位でも封口端の折り曲げ封止部より粉塵が発生しなかった。
【0007】
【考案の効果】
本考案によれば、上記の比較試験から明らかなとおり、その封止構造は第1の 補強紙と第2の補強紙の二重構造となっているので、内容物の漏れを発生し難く 、かつ開封に当っては内部側を封止している補強紙は糸条により、外部側を封止 している補強紙はカットテープにより容易に開封できる利便性を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の第1の補強紙による封止後の
正面図
【図2】本考案の実施例の第2の補強紙による封止後の
正面図
【図3】図2のXX線縦断面図
【図4】本考案で用いられる袋の一例の折り畳み状態の
斜視図
【図5】本考案で用いられる袋体の2回折り曲げるとき
の折れ線を示す正面図
【図6】従来の袋体の封止構造の平面図
【図7】図6のXX線縦断面図
【符号の説明】
1 袋体 2 開口端部 3 ヒダ 4 糸条 5a 第1の補強紙 5b 第2の補強紙 6 カットテープ 7 切り込み 8 補強紙 9 接着層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋の偏平に密着された開口端部が、該開
    口端部の先端に隣接して引き裂き用糸条を配置介在さ
    せ、かつ該袋の幅より若干突出する長さの第1の補強紙
    によりU字状に包被接着封止され、更にこの封止された
    開口端部が2回折り曲げられ、折り曲げ部と袋本体とで
    構成する折り曲げ段差部に相当する位置にカットテープ
    が貼り付けられかつその両側端にカットテープ剥離用切
    り込みを付した第2の補強紙によりU字状に包被接着封
    止されていることを特徴とする粉粒体収容袋の開口部封
    止構造。
JP2777793U 1993-04-30 1993-04-30 粉粒体収容袋の開口部封止構造 Pending JPH0680652U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7476030B1 (en) 2000-09-18 2009-01-13 Kabushiki Kaisha Hosokawa Yoko Fastener bag and fastener device

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US2923457A (en) * 1954-10-28 1960-02-02 Jiffy Mfg Company Rip string heavy duty paper bag
JPS5660699A (en) * 1979-10-22 1981-05-25 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd Dehydration of sludge
JPS612596A (ja) * 1984-06-15 1986-01-08 Sekisui Chem Co Ltd 光学式情報記録体

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