JPH068062U - 自動車用シートのシートバック構造 - Google Patents

自動車用シートのシートバック構造

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JPH068062U
JPH068062U JP4657292U JP4657292U JPH068062U JP H068062 U JPH068062 U JP H068062U JP 4657292 U JP4657292 U JP 4657292U JP 4657292 U JP4657292 U JP 4657292U JP H068062 U JPH068062 U JP H068062U
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JP
Japan
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seat
table board
seat back
board
back surface
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Pending
Application number
JP4657292U
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English (en)
Inventor
智哉 串山
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Delta Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Delta Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テーブルボードの載置面を広くする。 【構成】 シートバックS1がシートボトムS2上に折
り畳み可能に結合された自動車用シートSにおいて、シ
ートバックS1の背面には周囲に縁部が形成された状態
で中央部が陥没した収納空間としての凹部S8が形成さ
れ、この凹部S8に出没自在にテーブルボード2が設け
られ、このテーブルボードの裏面には収納部2’が形成
され、この収納部2’に出没自在に補助テーブル4が嵌
め込まれている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、テーブルを出没させることができる自動車用シートのシートバック 構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車で遠距離を旅行するような場合、車中で書きものをしたり、トランプゲ ームなどの遊戯を楽しんだり、あるいは食事を摂ったりすることがある。そこで 、観光バスなど大型の自動車の場合には、当初から筆記や遊戯さらには飲食に便 利なように車内に造り付けのテーブルが備えられているものがあるが、通常の小 型の乗用車などでは、車内は狭くテーブルを造り付けておくための空間を確保す ることはできない。
【0003】 従って、従来室内にテーブルが備えられた小型の自動車については、個人的な 趣味で改装されたもの以外、商業ベースで生産されたものは存在しなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし自動車搭乗中に筆記や遊戯あるいは飲食などを行う要望が搭乗者から出 されることも多く、このようなときは止むなくテーブルがない状態で用が済まさ れるのが通常であったが、ものを置く支えがない状態での筆記、遊戯あるいは飲 食は非常に不便であり、特に飲食の場合には食物をこぼしてしまうことも多く、 衣類や室内を汚染してしまうという不都合があった。
【0005】 そこで、例えば自動車用シートのシートバックの背面に所定容量の収納空間を 形成させ、ここに折り畳み式のテーブルを収納しておき、必要の都度この折り畳 まれたテーブルを引き出して使用することも考えられるが、シートバックから引 き出されたテーブルボードの載置面の面積はは畢竟シートバックの背面よりは小 さく狭いため、多くのものを載置することができず、あまり使い勝手のいいもの であるとは言い難い。
【0006】 本考案は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、シート バックから引き出され、セットされた状態で充分の載置面積を得ることができる 自動車用シートのシートバック構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1記載の自動車用シートのシートバック構造は、シートバック がシートボトム上に折り畳み可能に結合された自動車用シートにおいて、シート バックの背面には周囲に縁部が形成された状態で中央部が陥没した収納空間とし ての凹部が形成され、この凹部に出没自在にテーブルボードが設けられ、このテ ーブルボードの裏面には収納部が形成され、この収納部に出没自在に補助テーブ ルが嵌め込まれていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
上記請求項1記載の自動車用シートのシートバック構造によれば、シートバッ クの背面に形成された凹部には、裏面に収納部が形成されたテーブルボードが出 没自在に設けられ、この収納部に出没自在に補助テーブルが嵌め込まれているた め、シートバックをシートボトムの上に折り重ねた状態でまずシートバックの背 面からテーブルボードを引き出し、その後、このテーブルボードの裏面の収納部 に嵌め込まれている補助テーブルを引き出すことによって、テーブルボードの載 置面を広くすることができる。
【0009】
【実施例】
図1は、本考案に係る自動車用シートのシートバック構造が適用されたシート の一例を示す斜視図である。この図に示すように、シートSは着座席としてのシ ートボトムS2と、背凭れとしてのシートバックS1とから構成されている。な お同図は、シートバックS1がシートバックS2の上に折り重ねられた状態を示 している。シートボトムS2の底部にはそれに固設されたアッパーレールS4と フロアFに固設されたロアーレールS5とからなるスライドレールS3が設けら れており、このスライドレールS3を操作することによってシートSは前後方向 に移動可能になっている。
【0010】 また、シートボトムS2の後方両側部には、車幅方向に一対のブラケットS6 が設けられており、このブラケットS6には支持軸S7が設けられている。この 支持軸S7にはシートバックS1の基端部が軸支され、シートバックS1がシー トボトムS2に折り重ねられた位置から、背凭れとしてシートボトムS2の後部 に起立された位置までの間で支持軸S7周りに回動自在とされている。
【0011】 シートバックS1の背面には、周囲に若干の縁部を残す状態で中央部が陥没さ れた凹部S8が設けられており、この凹部S8にはその陥没形状に対応した収納 空間1’が形成された枠体1が嵌め込まれている。そして、この枠体1は凹部S 8の底部形状に合致した底板11と、側壁12と、この側壁12の上部に位置し 上記凹部S8の縁部に対応するように外方に向かって張り出された張出し部13 とから構成されており、上記側壁12と張出し部13との間には段部14が形成 されている。
【0012】 そして、上記のようなシートバックS1に付設された枠体1の収納空間1’に テーブルボード2が出没自在に取り付けられている。このテーブルボード2の寸 法は、枠体1の収納空間1’の開口部の大きさとされ、これが上記収納空間1’ に嵌め込まれた状態では、テーブルボード2の周縁部が収納空間1’の内壁面に 形成された段部14に係止され、枠体1の底板11にまで没落するのが阻止され ている。
【0013】 このテーブルボード2はテーブルボード2の四隅に設けられた支柱3によって シートバックS1の収納空間1’に支持されている。すなわち、テーブルボード 2の前方の車幅方向両側部には、中央部で軸周りに回動して中折れ可能に構成さ れた一対の第一支柱31が設けられており、テーブルボード2の後方の車幅方向 両側部には上記同様中央部で軸周りに回動して中折れ可能な一対の第二支柱32 が設けられている。これらの支柱3の上端部はテーブルボード2の側部の軸に回 動自在に支承され、同下端部は収納空間1’の側壁12の軸に回動自在に支承さ れている。
【0014】 従って、支柱3を中折れさせることによって、テーブルボード2はシートバッ クS1の収納空間1’内に収納された状態になり、逆に収納空間1’内に収納さ れたテーブルボード2を引き出して、中折れ状態の支柱3を起立させることによ りテーブルボード2はシートバックS1上にセットされた状態になる。
【0015】 なお、本実施例においては、テーブルボード2のシートバックS1の背面に対 する出没機構は、上記のように中折れ可能の四本の支柱3によって構成され、テ ーブルボード2はこの支柱3の中折れによる伸縮によってシートバックS1の背 面に設けられた収納空間1’に対し出没自在とされているが、本考案はこのよう な出没機構に限定されるものではなく、各種のリンク機構を採用してもよく、ま た引き出されたテーブルボード2を係止する各種の係止手段を採用してもよい。
【0016】 図2はテーブルボード2の分解斜視図であり、図3はそのA−A線断面図であ る。これらの図に示すように、テーブルボード2の裏面の車幅方向両側部には、 一対の断面視がL字形状の支持部材21が互いに対向するように取り付けられて おり、この支持部材21とテーブルボード2の裏面とで形成される空間によって 収納部2’が形成されている。
【0017】 そして、上記テーブルボード2の収納部2’には、補助テーブル4が出没自在 に嵌め込まれている。この補助テーブル4の後方底部には、外方に突出した係止 片41が設けられており、一方テーブルボード2の支持部材21にはその長手方 向に亘って上記補助テーブル4の係止片41に対応する位置に係止溝22が掘り 込まれている。従って補助テーブル4は、その係止片41が上記係止溝22に嵌 め込まれ、図3の(イ)に示すテーブルボード2から引き出されて係止片41が 係止溝22の左端の堰に当止した状態から、同図の(ロ)に示すテーブルボード 2の中に収納され係止片41が係止溝22の右端の堰に当止した状態の範囲で、 テーブルボード2に対して出没自在になっている。
【0018】 補助テーブル4の前方縁部の上部には縁に沿って上方に突出した突出縁42が 設けられており、他方テーブルボード2の上記突出縁42に対応する縁部には切 込み部23が設けられている。従って、補助テーブル4がテーブルボード2の収 納部2’内に収納された状態で、上記突出縁42は切込み部23に嵌まり込んで いる。そして、この突出縁42はテーブルボード2から補助テーブル4を引き出 すときの引き手の役割を果たす。
【0019】 上記補助テーブル4に形成された突出縁42の中央部には陥没部43が設けら れている。この陥没部43は、テーブルボード2がシートバックS1の背面の収 納空間1’に収納された状態で、シートバックS1の枠体1の張出し部13に設 けられた図外の係止金具を嵌合させるためのものである。
【0020】 本考案の自動車用シートのシートバック構造は、以上詳述したように、シート バックS1の背面に設けられた収納空間1’に、出没自在に取り付けられたテー ブルボード2に、さらに出没自在に補助テーブル4が嵌め込まれたものであるた め、シートバックS1をシートバックS2の上に折り重ね、その背面よりテーブ ルボード2を引き出して車内にテーブルをセッティングした際、さらに上記テー ブルボード2から補助テーブル4を引き出すことによってテーブルの載置面を押 し広げることができるため、従来よりも広くテーブルを使用することが可能とな り、より便利にテーブルが使用でき、モーターライフをより充実したものにする 上で好都合である。
【0021】 図4は、本考案の他の実施例を示す断面図である。この図に示すように、この 実施例の場合は、補助テーブル4の底部に下方に向かって円弧を形成した板バネ 44が設けられている。そしてこの板バネ44の円弧部分は、外力を受けると円 弧の径が大きくなる方向に撓むように設定されている。
【0022】 一方、テーブルボード2の支持部材21の上記板バネ44に対応した部分には 適宜の個数の凹部24が設けられている。この凹部24は上記板バネ44の円弧 に対応した形状に設定されており、テーブルボード2の収納部2’内に装着され た補助テーブル4の板バネ44が嵌合して、その嵌合位置を維持するようになっ ている。
【0023】 従って、この実施例の場合は、任意に支持部材21の凹部24を選択し、その 位置で板バネ44を凹部24に嵌合させることによって、補助テーブル4のテー ブルボード2からの突出量を調節することができる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の自動車用シートのシートバック構造は、シートバ ックがシートボトム上に折り畳み可能に結合された自動車用シートにおいて、シ ートバックの背面には周囲に縁部が形成された状態で中央部が陥没した収納空間 としての凹部が形成され、この凹部に出没自在にテーブルボードが設けられ、こ のテーブルボードの裏面には収納部が形成され、この収納部に出没自在に補助テ ーブルが嵌め込まれているため、シートバックをシートボトムの上に折り重ねた 状態でシートバックの背面からテーブルボードを引き出し、このテーブルボード の裏面の収納部に嵌め込まれている補助テーブルを引き出し、この補助テーブル をもテーブル面として利用することによって、従来シートバックの背面の大きさ に規制されてそれ以上大きくすることができなかったテーブルボードの載置面を 、シートバックの大きさに制約されることなく広くすることができ、その分テー ブルとしてより多くのものを乗せることができるようになる。
【0025】 また、補助テーブルの裏面に板バネのような係止用の突起を取り付け、テーブ ルボードの支持部材に上記啓しよう突起に対応した凹部を複数個設け、上記突起 を上記凹部に嵌合させることによって補助テーブルの移動を係止するように構成 すれば、補助テーブルのテーブルボードからの突出量を所望のものに設定するこ とが可能となり、テーブルの用途に応じて載置面積を任意に設定することができ 便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動車用シートのシートバック構
造が採用されたシートの一例を示す斜視図である。
【図2】テーブルボードの一例を示す分解斜視図であ
る。
【図3】図2のA−A線断面図であり、(イ)はテーブ
ルボードから補助テーブルが引き出された状態、(ロ)
はテーブルボードに補助テーブルが収納された状態を示
している。
【図4】テーブルボードの他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 枠体 1’ 収納空間 2 テーブルボード 21 支持部材 22 係止溝 23 切込み部 24 凹部 3 支柱 31 第一支柱 32 第二支柱 4 補助テーブル 41 係止片 42 突出縁 43 陥没部 44 板バネ S シート S1 シートバック S2 シートバック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックがシートボトム上に折り畳
    み可能に結合された自動車用シートにおいて、シートバ
    ックの背面には周囲に縁部が形成された状態で中央部が
    陥没した収納空間としての凹部が形成され、この凹部に
    出没自在にテーブルボードが設けられ、このテーブルボ
    ードの裏面には収納部が形成され、この収納部に出没自
    在に補助テーブルが嵌め込まれていることを特徴とする
    自動車用シートのシートバック構造。
JP4657292U 1992-07-03 1992-07-03 自動車用シートのシートバック構造 Pending JPH068062U (ja)

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JP4657292U JPH068062U (ja) 1992-07-03 1992-07-03 自動車用シートのシートバック構造

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JP4657292U JPH068062U (ja) 1992-07-03 1992-07-03 自動車用シートのシートバック構造

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Publication Number Publication Date
JPH068062U true JPH068062U (ja) 1994-02-01

Family

ID=12751033

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JP4657292U Pending JPH068062U (ja) 1992-07-03 1992-07-03 自動車用シートのシートバック構造

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JP (1) JPH068062U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006176039A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Nissan Motor Light Truck Co Ltd センターシート
KR100978739B1 (ko) * 2008-02-28 2010-08-31 쌍용자동차 주식회사 차량용 시트백 테이블

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