JPH0680101U - ノギスの代用アタッチメント - Google Patents
ノギスの代用アタッチメントInfo
- Publication number
- JPH0680101U JPH0680101U JP1996693U JP1996693U JPH0680101U JP H0680101 U JPH0680101 U JP H0680101U JP 1996693 U JP1996693 U JP 1996693U JP 1996693 U JP1996693 U JP 1996693U JP H0680101 U JPH0680101 U JP H0680101U
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- JP
- Japan
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- holder
- fixed
- metal
- moving
- caliper
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- Pending
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- Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】1mの長さを計測するのにノギスを使わず、公
知の金尺を利用しノギスと同じように物の長さを計測す
る。 【構成】ノギス代用アタッチメントは金尺3を挾持する
一対の固定部材1と移動部材2により構成される。固定
部材1、移動部材2はL字状に構成されている。固定部
材1の一端に固定ホルダー4が金尺3を挾持可能に設け
られている。固定ホルダー4の一端にはカバー9が他端
には突条壁8が設けられている。これらカバー9と突条
壁8の間に金尺3は挾持され、止めネジ5により固定さ
れる。また、移動部材2には移動ホルダー20が設けら
れている。この移動ホルダー20の一端にはカバー27
が他端には突条壁26が設けられている。これら突条壁
26と移動ホルダー20の間に金尺3は移動可能に挾持
される。
知の金尺を利用しノギスと同じように物の長さを計測す
る。 【構成】ノギス代用アタッチメントは金尺3を挾持する
一対の固定部材1と移動部材2により構成される。固定
部材1、移動部材2はL字状に構成されている。固定部
材1の一端に固定ホルダー4が金尺3を挾持可能に設け
られている。固定ホルダー4の一端にはカバー9が他端
には突条壁8が設けられている。これらカバー9と突条
壁8の間に金尺3は挾持され、止めネジ5により固定さ
れる。また、移動部材2には移動ホルダー20が設けら
れている。この移動ホルダー20の一端にはカバー27
が他端には突条壁26が設けられている。これら突条壁
26と移動ホルダー20の間に金尺3は移動可能に挾持
される。
Description
【0001】
本考案は、金尺に取り付けてノギスのように使用するノギスの代用アタッチメ ントに関するものである。
【0002】
従来、機械工作等において寸法測定に広く使用される測定工具としてノギスが ある。このノギスはJIS B7507において種類、等級等が決められている 。種類にはM型ノギス、CB型ノギス、CM型ノギスがある。それぞれ15cm 〜30cm,15cm〜1mの寸法まで計測できるように設けられている。
【0003】
ところが、これらノギスの中で特に1mのような大きな寸法を計測できるノギ スは価格が非常に高いという問題がある。
【0004】 そこで、本考案は長さを計測するのに高価なノギスを使わず、公知の金尺を利 用しノギスと同じように物の長さを計測することのできるノギスの代用アタッチ メントを提供することを目的とする。
【0005】
上記問題点を解決するために本考案は、金尺の長手方向に対して垂直な部分を 有し、同金尺に対して着脱可能な固定部材と、金尺の長手方向に対して垂直な部 分を有し同金尺に対して着脱及び移動可能な移動部材からなることを要旨とする 。
【0006】
このように構成された本考案は、固定部材が金尺を挾持する。同じく移動部材が 金尺を移動可能な状態で挾持する。両部材に設けた垂直な部分で被測定物を挟み その長さを測る。
【0007】
以下、本考案を具体化した一実施例を図1〜図8に従って説明する。 図1に示すように、ノギスの代用アタッチメントJは市販の直状の金尺3を挾 持するステンレス鋼製の固定部材1と同じくステンレス鋼製の移動部材2とから 構成される。
【0008】 前記固定部材1は略L字状に形成されている。このL字状の固定部材1の一側 部には、市販の金尺3をその幅方向の両側面から着脱可能に挾持する固定ホルダ ー4が設けられている。一方、固定部材1の他側部には被測定物を挟むための金 尺3の長手方向に対して垂直な部分としての固定ジョー15が設けられている。 この固定ホルダー4の長さは図2に示すB部分となりこの実施例では5cmとな るように設けられている。
【0009】 図3に示すように、前記固定ホルダー4の上面にはあり溝7が形成されている 。あり溝7の幅方向において、その一側側4bに、突条壁8が設けられている。 あり溝7の上面10より低い位置に段差面11が設けられている。一方、この固 定ホルダー4の他端側4aには、前記突条壁8と平行に沿うように突条のカバー 9が設けられている。このカバー9と固定ホルダー4の段差面11により遊嵌溝 12が設けられている。また、このカバー9には傾斜部9aが設けられている。
【0010】 前記固定ホルダー4の段差面11上には図3の左右方向に移動可能な断面略L 字状の挟持片6が配置されている。この挾持片6の他端側にはあり溝13を有し 上へ伸びる突条壁14が設けられている。この突条壁14の高さH部分は前記遊 嵌溝12の高さより若干小さくなるように設けられている。従って、突条壁14 は遊嵌溝12内に摺動可能に収納される。
【0011】 また、固定ホルダー4の底面4cから上面10までの高さと固定ホルダー4の 底面4cから挾持片6の上面6aまでの高さは同じとなるように設けられている 。すなわち、固定ホルダー4の上面10と挾持片6の上面6aは面一に設けてあ るので金尺3を固定ホルダー4の上面10と挾持片6の上面6aに密着するよう に載置することができる。
【0012】 図2に示すように、固定ホルダー4の他側側4aからは二つの止めネジ5が固 定ホルダー4をその長さ方向に略均等分する位置に進退可能に螺合されている。 この止めネジ5の先端は挾持片6に当接し、この止めネジ5を進退することによ り挾持片6を図3に示す矢印方向に移動するようになっている。そして、前記止 めネジ5を螺入することにより固定ホルダー4の一側側4bに設けた突条壁8の あり溝7と挾持片6の他側に設けたあり溝13で金尺3を移動不能に挾持、固定 する。
【0013】 図4に示すように、固定ホルダー4に取り付けられた挾持片6の略中央に左右 方向に伸びるばか孔17が設けられている。このばか孔17を挿通してかしめピ ン16が固定ホルダー4の段差面11から螺入、固定されている。図5に示すよ うにこのばか孔17の底からばか孔17の高さの略中央までばか孔17の両側か ら中心へ伸びるように段差部18が設けられている。これら両段差部18の間隔 はかしめピン16の頂部の直径よりも細くなるように設けられている。従って、 挾持片6は段差部18がかしめピン16の頂部に当たることにより固定ホルダー 4から外れてしまうことはない。また、図4の矢印方向には挾持片6は移動可能 である。
【0014】 一方、図1に示すように、移動部材2は略L字状に形成されている。このL字 状の移動部材2の一側部には、市販の金尺3をその幅方向の両側面から挾持した 状態で移動可能な移動ホルダー20が設けられている。一方、移動部材2の他側 部には被測定物を挟むための金尺3の長手方向に対して垂直な部分としての移動 ジョー21が設けられている。また、前記移動ホルダー20の長さは図6に示す C部分となり、この実施例では5cmとなるように設けられている。
【0015】 図7に示すように、前記移動ホルダー20の上面にはあり溝25が形成されて いる。あり溝25の幅方向においてその一側側20bに突条壁26が設けられて いる。あり溝25の上面23より低い位置に段差面24が設けられている。一方 、この移動ホルダー20の他側側20aに、前記突条壁26と平行に沿うように 突条のカバー27が設けられている。このカバー27と移動ホルダー20の段差 面24により遊嵌溝28が設けられている。このカバー27には傾斜部27aが 設けられている。この傾斜部27aは固定ホルダー4のカバー9に設けた傾斜部 9aよりも広くなるように設けられている。そして、図6に示すように、この傾 斜部27aの上には目印しAが設けられている。この目印しAは移動ジョー21 の内面の垂線の延長上に位置している。
【0016】 また、前記移動ホルダー20の段差面24上には図7の左右方向に移動可能な 断面略L字状の挟持片6が配置されている。この挾持片22の他側側にはあり溝 29を有し上へ伸びる突条壁30が設けられている。この突条壁30の高さは前 記遊嵌溝28の高さより若干小さくなるように設けられている。従って、突条壁 30は遊嵌溝28内に摺動可能に収納される。また、この突条壁30の高さは固 定ホルダー4の突条壁14と同じ高さに設けられている。また、前記遊嵌溝28 は固定ホルダー4に設けた遊嵌溝12と同じ大きさに設けられている。
【0017】 また、移動ホルダー20の底面20cから上面23までの高さと移動ホルダー 20の底面20cから挾持片22の上面22aまでの高さは同じとなるように設 けられている。すなわち、移動ホルダー20の上面23と挾持片22の上面22 aは面一に設けてあるので金尺3を移動ホルダー20の上面23と挾持片22の 上面22a上に密着するように載置することができる。
【0018】 また、移動ホルダー20の他側側20aからは止めネジ19が進退可能に螺合 されている。この止めネジ19の先端は挾持片22に当接し、この止めネジ19 を進退することにより挾持片22を図7に示す矢印方向に移動させるようになっ ている。そして、前記止めネジ19を螺入することにより、移動ホルダー20の 一端側20bに設けた突条壁26のあり溝25と挾持片22の他端に設けたあり 溝29で金尺3を移動不能に挾持、固定する。
【0019】 また、移動ホルダー20に取り付けられる挾持片22の略中央に左右方向に伸 びるばか孔31が設けられている。このばか孔31を挿通してかしめピン32が 移動ホルダー20の段差面24から螺入、固定されている。図8に示すようにこ のばか孔31の底からばか孔31の高さの略中央までばか孔31の両側から中心 へ伸びるように段差部33が設けられている。これら段差部33の間隔はかしめ ピン32の頂部の直径よりも細くなるように設けられている。従って、挾持片2 2は段差部33がかしめピン32の頂部に当たることにより移動ホルダー20か ら外れてしまうことはない。また、図7の矢印方向に挾持片22は移動可能であ る。
【0020】 上記のように構成されたノギスの代用アタッチメントJの作用について説明す る。 まず、金尺3を移動部材2の移動ホルダー20に挿入する。すなわち、移動ホ ルダー20の一端側20bに設けたあり溝25と挾持片22に設けたあり溝29 に金尺3の幅方向の両端が挟まれるように、面一に設けた挾持片22の上面22 aと移動ホルダー20の上面23に金尺3を配置する。そして、移動部材2の目 印しAが金尺3の10cmの位置にくるように移動部材2を合わせる。そして、 図7に示すように、止めネジ19を螺入することにより、挾持片22が矢印方向 へ移動し金尺3を移動ホルダー20のあり溝25と挾持片22のあり溝29の間 で挾持固定する。
【0021】 次に、金尺3の目盛り0側から固定ホルダー4を挿入する。すなわち、固定ホ ルダー4のあり溝7と挾持片6のあり溝13に金尺3の幅方向の両側が挟まれる ように、面一に設けた挾持片6の上面6aと固定ホルダー4の上面10に金尺3 を配置する。そして、固定部材1を移動部材に当接するまで、すなわち、固定ホ ルダー4の先端と移動ホルダー20の先端が当接するまで固定部材を移動させる 。そして、両部材20、4が互いに当接したら止めネジ5を図3に示す矢印方向 に螺入し、金尺3を固定ホルダー4のあり溝7と挾持片6のあり溝13で挾持、 固定する。この結果、固定ホルダー4は図1に示すように、金尺3を正確に目盛 り0から5cmだけ挾持した状態となる。すなわち、固定ジョー15の内面の上 へ伸ばした垂線と金尺3の0目盛りとは同一直線上となる。
【0022】 次に、金尺3を移動部材2が挾持したままの状態で、かつ、移動可能となる程 度に止めネジ19を緩める。そして、被測定物を両ジョー15、21間に挟み、 目印しAが金尺3上を指している目盛りを読めばその被測定物を測定することが できる。
【0023】 従って、この実施例によれば高価な1mを計測することができるノギスを使わ なくても公知の金尺と本考案のノギスの代用アタッチメントを利用すれば、1m を計測することができるノギスと同じように計測でき、また、コストも安くすむ という優れた効果がある。
【0024】 なお、この考案は前記実施例に限定されるものではなく、たとえば、移動部材 に従来のノギスに付いているバーニアを付けてもよい。また、この考案の趣旨か ら逸脱しない範囲で任意に変更してもよい。
【0025】
以上詳述したように、この考案によれば長尺の長さを計測するのに市販の高価 なノギスを使わず、公知の金尺を利用しノギスと同じように物の長さを計測する ことのできるという優れた効果がある。
【図1】本考案の実施例の全体図である。
【図2】本考案の実施例の固定部材の正面図である。
【図3】金尺を挾持した状態での図2のX−X線断面図
である。
である。
【図4】金尺を挾持した状態での図2のY−Y線断面図
である。
である。
【図5】金尺を挾持した状態での図2のZ−Z線での部
分断面図である。
分断面図である。
【図6】本考案の実施例の移動部材の正面図である。
【図7】金尺を挾持した状態での図6のW−W線断面図
である。
である。
【図8】金尺を挾持した状態での図6のV−V線での部
分断面図である。
分断面図である。
1…固定部材、2…移動部材、3…金尺、15…金尺の
長手方向に対して垂直な部分としての固定ジョー、21
…金尺の長手方向に対して垂直な部分としての移動ジョ
ー。
長手方向に対して垂直な部分としての固定ジョー、21
…金尺の長手方向に対して垂直な部分としての移動ジョ
ー。
Claims (1)
- 【請求項1】金尺(3)の長手方向に対して垂直な部分
(15)を有し、同金尺(3)に対して着脱可能な固定
部材(1)と、同金尺(3)の長手方向に対して垂直な
部分(21)を有し同金尺(3)に対して着脱及び挾持
状態で移動可能な移動部材(2)とからなることを特徴
とするノギスの代用アタッチメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996693U JPH0680101U (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | ノギスの代用アタッチメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996693U JPH0680101U (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | ノギスの代用アタッチメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680101U true JPH0680101U (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=12013939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996693U Pending JPH0680101U (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | ノギスの代用アタッチメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0680101U (ja) |
-
1993
- 1993-04-19 JP JP1996693U patent/JPH0680101U/ja active Pending
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